JP2001084179A - 自動バックアップシステム及び自動バックアッププログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

自動バックアップシステム及び自動バックアッププログラムを記録した記録媒体

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JP2001084179A
JP2001084179A JP26206999A JP26206999A JP2001084179A JP 2001084179 A JP2001084179 A JP 2001084179A JP 26206999 A JP26206999 A JP 26206999A JP 26206999 A JP26206999 A JP 26206999A JP 2001084179 A JP2001084179 A JP 2001084179A
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克法 佐藤
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晃一 三上
Tetsuya Hirota
哲也 広田
Hideki Masago
秀規 真後
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別なハードウエア構成を必要とせず、且つ
内的要因による障害が起きた場合にも信頼性の高いバッ
クアップを行なうと共にデータ復旧に手間取ることのな
い自動バックアップシステムの提供。 【解決手段】 ファイル制御システムAはファイルマネ
ジャー12から書込み指示を受け取るとデスク装置2を
制御してI/O命令を発したアプリケーションプログラ
ム11のデータのデータエリア領域21への書込みを行
わせる。また、ファイル制御システムBはファイルマネ
ジャー12から書込み指示を受け取るとデスク装置2を
制御してI/O命令を発したアプリケーションプログラ
ム11のデータのバックアップエリア22への書込みを
行わせる。なお、ファイル制御システムAとファイル制
御システムBは機能的には同様であるが構成は異なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ装置
におけるデータの自動バックアップ技術に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ装置において、アプリケー
ションプログラムによりデイスク装置等の保存メモリに
データを記憶する場合のデータの自動保全技術、すなわ
ち自動バックアップ技術が開発され、コンピュータ装置
の「データの自動バックアップシステム」として用いら
れている。従来のデータの自動バックアップシステムと
して、ファイルを正副二重化したもの、すなわち、保存
データ記憶領域(正ファイル領域)とバックアップデー
タ記憶領域(副ファイル領域)を確保しアプリケーショ
ンプログラムにより保存メモリへのデータ書き込み命令
(I/O命令、I/Oインストラクション)があると、
書込みのために転送されたデータをファイル制御システ
ムにより保存メモリの保存データ記憶領域に確保された
ファイルに記憶し、さらに所定のタイミングでバックア
ップデータ記憶領域に確保されるバックアップファイル
に記憶することにより、保存データへの書込み時等に障
害が生じてもバックアップデータ記憶領域に記憶されて
いる前回までのバックアップファイルの内容(データ)
を保存データ記憶領域の対応のファイルにコピーするこ
とによりデータの回復を行なうことができるようにして
いるものがある。なお、ここでいうファイル制御システ
ムはファイルへのデータ転送、書込み、読み出し及びデ
ータ転送を制御する一連のプログラム(単一プログラム
または複数のプログラムモジュールから構成されてい
る)からなり、OS(オペレーションシステム)に一部
として組み込まれているものや、独立のプログラムモジ
ュールとして構成されOSの制御下で動作するものがあ
る。また、コントローラ、ドライバ等と呼ばれる場合が
ある。
【0003】また、正副二重化されたファイル領域をさ
らに二重化することにより、上記従来の保存データ記憶
領域(正ファイル領域)とバックアップデータ記憶領域
(副ファイル領域)を二重に備えるようにし、正副二重
化ファイルシステムのソフトウエア面からの信頼性の向
上を図ろうとした技術(特開平3−6752号に開示の
技術)がある。
【0004】ここで、上記特開平3−6752号に開示
の技術は、「ファイルにおける通常の運用に使用される
A,B2つの運用領域(=データ記憶領域)と、ファイ
ル二重化制御部と、上記運用領域と同じ内容のA,B2
つのバックアップ領域(=バックアップデータ記憶領
域)と、バックアップ領域A,Bに対する書込み、読み
出しを制御するバックアップ制御部を備える」ことによ
り、(例えば、運用領域Aとバックアップ領域Aを確保
したデスク装置と運用領域Bとバックアップ領域Bを確
保したデスク装置を備えるようにして)正副二重化ファ
イルをさらに二重化し、「ソフトウエア(=アプリケー
ションプログラム)内部のデータ領域の内容を順次ファ
イル二重化制御部を介して運用領域A,Bのファイル
(データファイル)に書込み、次いで運用領域A,Bに
書き込まれた内容をバックアップ制御部に読み出し、バ
ックアップ制御部に読み出された内容をバックアップ領
域A,Bへファイル二重化制御部を介して書込み、運用
領域A,Bへの書込みが完了しないうちにシステムに障
害が発生した時は、バックアップ領域A,Bからバック
アップ制御部及びファイル二重化制御部を介して運用領
域A,Bへ内容を書き込み、バックアップ領域A,Bへ
の書込みが完了しないうちに保存メモリ(例えば、デス
ク装置)に障害が発生した時は、運用領域A,Bからバ
ックアップ制御部及びファイル二重化制御部を介してバ
ックアップ領域A,Bへ内容を書き込むよう制御を行な
う」ことにより、外的要因による障害があってもバック
アップファイルまたはデータファイルのどちらかからデ
ータを復旧できるように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータの自動バックアップシステムのうち、ファイ
ルを正副二重化したものでは、保存データ記憶領域(正
ファイル領域)とバックアップデータ記憶領域(副ファ
イル領域)へのデータの書込み、読み出しを同一のファ
イル制御システムによって制御しているため、ファイル
制御システムに何らかの異常が発生して動作が不安定に
なったり停止した場合にはバックアップデータ記憶領域
に保存されるデータの信頼性が低下するといった問題点
があった。また、このようにデータ記憶領域とバックア
ップデータ記憶領域へのデータの書込み、読み出しを同
一のファイル制御システムによって制御している自動バ
ックアップシステムでファイル制御システムに障害が起
きてロックされたような場合(動作が停止した状態が発
生した場合)にはコンピュータ装置全体の動作が停止す
る(システムダウンの発生)といった問題点があった。
また、コンピュータ装置が再起動できないような場合に
はバックアップデータ記憶領域に保存されているバック
アップデータを用いてのデータの回復ができなくなる場
合が生じうるといった問題点があった。
【0006】また、上述した特開平3−6752号に開
示の技術のように、保存メモリ(例えば、デスク装置)
を二重化して正副ファイル領域をさらに二重化する方式
では、電源異常等の外部要因によるシステムダウン障害
等からの保護(データの復旧)は可能であるが、内部要
因(例えば、ファイル制御システムのバグ等による不具
合の発生)によるシステム障害については、保存記憶装
置を二重化してもそのなかの運用領域A及びバックアッ
プ領域運用領域Aと運用領域B及びバックアップ領域B
に対するデータの書込み,読み出しを制御するファイル
制御システムが同じである以上、二重化した各領域に同
じ障害が生じる可能性が高いといった問題点があった。
また、コンピュータ装置の継続動作についてもファイル
制御システムを原因とした障害によるシステムダウンの
場合は継続動作不能となり、バックアップしたデータを
基にしたデータの復旧等にかなり手間取ることとなると
いった問題点があった。また、コンピュータ装置が動作
している場合は、バックアップ領域へのデータ保存処理
に時間がかかる(二重化されているので)のでその分そ
の他の処理が遅くなる場合が生ずるといった問題点もあ
った。
【0007】本発明は、コンピュータ装置の自動バック
アップ技術における上述したような問題点を解決するた
めになされたものであり、特別なハードウエア構成を必
要とせず、且つ内的要因による障害が起きた場合にも信
頼性の高いバックアップを行なうと共にデータ復旧に手
間取ることのない自動バックアップシステムの提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明の自動バックアップシステムは、コンピ
ュータ装置の自動バックアップシステムであって、デー
タを保存する第1の領域及びバックアップデータを保存
する第2の領域を有する保存メモリと、第1の領域に対
するデータの書込み/読み出し動作を制御する第1のフ
ァイル制御手段と、第2の領域に対するデータの書込み
/読み出し動作を制御する、第1のファイル制御手段と
は異なる第2のファイル制御手段と、コンピュータ装置
による処理の過程で第1の領域へのデータの書込みを行
なう場合は、この第1の領域への書込みが終了するまで
第2のファイル制御手段による第2の領域へのバックア
ップデータの書込み制御を禁止する書込み禁止制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0009】また、第2の発明は上記第1の発明の自動
バックアップシステムにおいて、第2の領域へのバック
アップデータの書込み中に第1の領域へのデータの書込
み要求があった場合には、第1のファイル制御手段に該
第2の領域へのバックアップデータの書込み中断制御を
行わせた後、第1のファイル制御手段に第1の領域への
データの書込み制御を行わせ、第1の領域へのデータの
書込みの終了後に第1のファイル制御手段に第2の領域
への書込み再開制御を行わせる、バックアップ制御手
段、を備えたことを特徴とする。
【0010】また、第3の発明は上記第2の発明の自動
バックアップシステムにおいて、バックアップ制御手段
は、コンピュータ装置がシャットダウンされた場合は第
2の領域へのバックアップデータの書込み中に第1の領
域へのデータの書込み要求があっても、第2の領域への
バックアップデータの書込みを優先する手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】[構成]図1は本発明の自動バック
アップ方法を適用し得るコンピュータ装置の要部説明図
であり、コンピュータ装置100はコンピュータ装置の
動作時にRAM(図示せず)に駐在するソフトウエアシ
ステム1とデスク装置(保存メモリ)2を備えている。
【0012】ソフトウエアシステム1はCPU(図示せ
ず)の制御下で個々のタスクを実行するアプリケーショ
ンプログラム11とCPUの制御下でコンピュータ装置
全体(ソフトウエアを含む)の管理及び運営動作を実行
するOS(オペレーションシステム)を備えている(図
1の例ではそのうちデータの書込み及びバックアップに
関連するファイルマネージャー12、ファイル制御シス
テム13(以下、ファイル制御システムA)及びファイ
ル制御システム14(以下、ファイル制御システムB)
のみが図示されている)。
【0013】デスク装置2はアプリケーションプログラ
ム11のI/O命令(READ/WRITE命令)によ
り書込みまたは読み出しされるデータを格納するファイ
ルが設定されたデータ保存エリア21と、バックアップ
用データを記憶するバックアップエリア22を有してい
る。
【0014】また、アプリケーションプログラム11は
その処理のある段階でI/O命令を発して、アプリケー
ションプログラム11のデータエリア内のデータをデス
ク装置3(デスク装置に確保され、アプリケーションプ
ログラムからのパラメータによって指定されるファイ
ル)に書き込むか、デスク装置3からのデータの読み出
しを行なう。
【0015】ファイルマネジャー12はファイル制御シ
ステムA、Bの動作を管理し、I/O命令を発したアプ
リケーションプログラム11のデータエリアにあるデー
タのデータ保存領域21への書込みまたはバックアップ
領域22への書込み/読み出しの制御を行わせる。ま
た、ファイル制御システムAはファイルマネジャー12
によって書込み指示が出されるとデスク装置2を制御し
てI/O命令を発したアプリケーションプログラム11
のデータエリアにあるデータのデータエリア領域21へ
の書込みを行わせる。また、ファイル制御システムBは
ファイルマネジャー12によって書込み指示が出される
とデスク装置2を制御してI/O命令を発したアプリケ
ーションプログラム11のデータエリアにあるデータ
(バックアップデータ)のバックアップエリア22への
書込みを行わせる。なお、ファイル制御システムAとフ
ァイル制御システムBは機能的には同様であるが構成が
異なっている。ここで、ファイル制御システムAとファ
イル制御システムBとが機能的には同一であるが異なっ
ているという意味は、書込み領域(ファイル)は異なっ
ているがファイルへのデータの書込み/読み出し制御方
法(制御機能)は同じであるという意味で機能的に同一
であるが、ファイル制御システム構成をする全部または
一部のプログラムの構成が異なること(例えば、基本的
なフローチャートは同じであるが詳細フローチャートが
異なるプログラム、または作成者(チーム)が異なるか
作成の時期が異なるプログラムであること、すなわち、
機能は同じであるが命令コードの数、組み合わせの順序
等が完全には一致していないこと)を意味する。
【0016】[自動バックアップ]図1で、ファイルマネ
ジャー12はデータ保存領域21にアプリケーションプ
ログラム11から指示されたデータの書込みを行なう場
合に、所定のタイミングでそのデータをバックアップ領
域21にも書き込ませる指示をファイル制御システムB
に出す。また、ファイルマネジャー12はファイル制御
システムAをファイル制御システムBより優先して動作
させる。ファイルマネージャー12にこのような機能を
持たせることでデータ保存エリア21に記憶されるデー
タをバックアップエリア22に記憶(自動バックアッ
プ)すると共に、バックアップ動作によってアプリケー
ションプログラム11の処理が遅れることがなくなる。
【0017】この場合、仮に、ファイル制御システム
A、Bが同一プログラムで構成されていると、ファイル
制御システムAが内在的要因(バグ等)により誤動作/
停止した場合、ファイル制御システムBも同様の要因に
より誤動作/停止する可能性が極めて高いがファイル制
御システムA、Bの構成が異なるので、ファイル制御シ
ステムA、Bのどちらか一方に内在的要因による問題が
生じても、正常に動作する他の一方のファイル制御シス
テムによってデータの保全が保証される。
【0018】また、上述したようにファイルマネジャー
12はファイル制御システム13をファイル制御システ
ムBより優先して動作させるので、アプリケーションプ
ログラム11からデータ保存エリア21へのデータの書
込みがデータバックアップエリア22への書込みより優
先し、バックアップエリア22側へのデータの流れbに
よってデータ保存エリア21側への流れaが影響を受け
ることがなくなり、従来技術の場合のようにバックアッ
プ動作によるアプリケーションプログラム11の処理の
遅れが生じない。
【0019】[バックアップ制御動作]図2はファイルマ
ネジャー12による2つのファイル制御システムA,B
間の優先順位と処理の流れを示す説明図であり、図3は
ファイルマネジャー12による自動バックアップ制御動
作の一実施例を示すフローチャートである。以下、図
1,図2を基に図3のフローチャートにより自動バック
アップ時の制御動作を説明する。
【0020】ステップS1:(データの書込み命令) 図3で、コンピュータシステム100上で動作するアプ
リケーションプログラム11の処理動作の中のある段階
でそのデータエリアのデータのファイルへの書込み命令
が出される(つまり、プログラムカウンタが、CPUが
行なうアプリケーションプログラムの実行制御のステッ
プとしてデータの書き込み命令の実行に相当するコード
を内容としたアドレスを指す)と、指定されたファイル
への書込み指令(命令)(書き込み命令コード、ファイ
ル指定パラメータ、データエリアのアドレス、転送デー
タサイズ等のデータを含む)がファイルマネジャー12
に渡される。
【0021】ステップS2:(データ保存エリア(ファイ
ル)へのデータの書込み) ファイルマネジャー12はアプリケーションプログラム
11からの書き込み命令をファイル制御システムAに渡
し、ファイル制御システムAはアプリケーションプログ
ラム11のデータエリアにあるデータをデスク装置2に
転送し、デスク装置2を制御してデータ保存エリア21
の指定のファイルに転送データを書き込む。
【0022】ステップS3:(データ保存エリアへの書
込み終了判定) ファイルマネジャー12はデータ保存エリア21へのデ
ータの書込みが終了するまでファイル制御システムによ
るバックアップデータのバックアップエリア22への書
込み制御を禁止する。すなわち、ファイルマネジャー1
2はデータ保存エリア21へのデータの書込みが終了し
たか否かを調べ、終了した場合にはS4に遷移し、終了
しない場合はS3に戻る。
【0023】ステップS4:(シャットダウン処理中か
否かの判定) コンピュータ装置100の処理のシャットダウン(ユー
ザ又はプログラムによる電源オフ等の正常な終了や電源
異常による異常終了)の場合には通常一連の終了処理が
OSの管理下で別途終了処理プログラム(正常終了処理
プログラムまたは異常終了処理プログラム)により実行
される。この場合、ファイルマネジャー12はファイル
制御システムAによるデータのデータ保存エリア21へ
の書き込み制御を禁止する。すなわち、ファイルマネー
ジャー12はコンピュータ装置の終了状態フラグを調
べ、終了状態の場合はバックアップ処理を行なうために
S6に遷移する。また、シャットダウン処理中でない場
合(正常にアプリケーションプログラムが動作し、終了
状態でない場合)にはS5に遷移する。
【0024】ステップS5:(データ保存エリアへのア
クセスの有無判定) ファイルマネジャー12はアプリケーションプログラム
11からのアクセス(データの書き込み又は読み出し命
令実行)の有無を調べ、アクセスがない場合にはS6に
遷移し、アクセスがあった場合には次のデータの書き込
み又は読み出しのためにS2に戻る。このステップS5
の動作は図2のデータ保存エリアへの書込みタスク51
が終了してからバックアップエリア22への書込みタス
ク52が実行される処理に相当する動作であり、データ
保存エリア21への書込みがバッファエリア22への書
込みより優先されることを意味する。
【0025】ステップS6:(バックアップエリアへの
書込み終了判定) ファイルマネジャー12はバックアップエリア22への
データの書込みが終了したか否かを調べ、終了した場合
には処理を終了し、そうでない場合にはS7に遷移す
る。
【0026】ステップS7:(バックアップ処理) ファイルマネジャー12はアプリケーションプログラム
11からの書き込み命令をファイル制御システムBに渡
し、ファイル制御システムBはアプリケーションプログ
ラム11のデータエリアにあるデータをデスク装置2に
転送し、デスク装置2を制御してバックアップエリア2
2の指定のファイルに転送データを書き込む。
【0027】なお、図2でバックアップエリア22への
バックアップ処理を行なっている間に、マルチプロセス
処理でデータ保存エリア書込みタスク53が発生する
と、ファイルマネジャー12はファイル制御システムB
にバックアップエリア22へのデータの書込みを中断さ
せ、ファイル制御システムAに制御を渡してデータ保存
エリア21への書込み処理を優先実行させる(このと
き、ファイル制御システムBはバックアップエリア22
の最終書込みアドレスとデータ保存エリア書込みタスク
51のデータエリアのうちの書込み最終アドレスを保持
する)。この優先動作は図3のフローチャートのS5の
「データ保存エリア21へのアクセスが発生した場合」
に相当するので、再びデータ保存エリアへの書き込み処
理(S2)を実行する。また、図2に示すように、その
後、データ保存エリア書込みタスク52が終了すると
(図3のS3、S4、S6の経路で)ファイルマネジャ
ー12はファイル制御システムBに遷移してバックアッ
プエリア22への書込み処理を再開させる(ファイル制
御システムBは保持していたバックアップエリア22の
最終書込みアドレスとデータ保存エリア書込みタスク5
1のデータエリアのうちの最終書込みアドレスを基に書
込みを再開する)。但し、図2のデータ保存エリア書込
みタスク51やデータ保存エリア書込みタスク53のよ
うなデータ保存エリア21への優先処理が常に優先され
るとバックアップエリア22への書込み処理が中断した
ままになるため、図3のS4に示したようにコンピュー
タ装置100のシャットダウン処理中はバックアップエ
リア22への書込みを優先させてシステムのシャットダ
ウン(終了処理)を行なう。
【0028】上記構成により、データ保存エリア21へ
の書込み処理とバックアップエリア22への書込み処理
がそれぞれファイル制御システムAとファイル制御シス
テムB(A≠B)によって制御されるので、データ保存
エリア21へのデータ書込み処理が不具合により停止し
ても、バックアップエリア22にデータ(バックアップ
データ)が正常に保存されているので、これのデータを
元にしてデータ保存エリア21の指定ファイルを復旧す
ることができる。このように、上記構成によれば、非常
に堅牢で復旧可能な自動バックアップシステムが構築さ
れる。また、従来技術ではバックアップ処理を行なうに
はバックアップ処理を行なうための専用の処理時間を要
したが、本発明ではこのような専用時間をほとんど不要
なものとすることができる。また、同時に、アプリケー
ションプログラムの処理速度に影響を与えないようにバ
ックアップ動作を行なうことができる。
【0029】以上、本発明の一実施例について説明した
が本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々
の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】上記説明したように、本発明の自動バッ
クアップシステムによれば、データの書込み制御を行な
うファイル制御システムとバックアップデータの書込み
制御を行なうファイル制御システムが異なるのでデータ
の書込み制御を行なうファイル制御システムの不具合に
より障害が生じた場合でも、バックアップデータは正常
に書き込まれるのでデータを完全に損なう可能性がほと
んどなく、データの復旧が保証される。また、ファイル
制御システムに障害が生じてもコンピュータ装置の動作
継続が可能である。また、バックアップデータの損失を
保存メモリ上の分割された領域にアプリケーション処理
に影響を与えることなく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動バックアップ方法を適用し得るコ
ンピュータ装置の要部説明図である。
【図2】2つのファイル制御システム間の優先順位と処
理の流れを示す説明図である。
【図3】自動バックアップ制御動作の一実施例を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
2 保存メモリ 12 ファイルマネジャー(書込み禁止手段、バックア
ップ制御手段) 13 ファイル制御システムA(第1のファイル制御手
段) 14 ファイル制御システムB(第2のファイル制御手
段) 21 データ保存エリア(第1の領域) 22 バックアップエリア(第2の領域) 100 コンピュータ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 晃一 北海道江別市西野幌120番5 株式会社日 本デジタル研究所札幌研究開発センター内 (72)発明者 広田 哲也 北海道江別市西野幌120番5 株式会社日 本デジタル研究所札幌研究開発センター内 (72)発明者 真後 秀規 北海道江別市西野幌120番5 株式会社日 本デジタル研究所札幌研究開発センター内 Fターム(参考) 5B018 GA04 HA03 KA03 5B065 CC08 EA05 EA14 EA35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ装置の自動バックアップシ
    ステムであって、 データを保存する第1の領域及びバックアップデータを
    保存する第2の領域を有する保存メモリと、 前記第1の領域に対するデータの書込み/読み出し動作
    を制御する第1のファイル制御手段と、 前記第2の領域に対するデータの書込み/読み出し動作
    を制御する、前記第1のファイル制御手段とは異なる第
    2のファイル制御手段と、 前記コンピュータ装置による処理の過程で前記第1の領
    域へのデータの書込みを行なう場合は、この第1の領域
    への書込みが終了するまで前記第2のファイル制御手段
    による第2の領域へのバックアップデータの書込み制御
    を禁止する書込み禁止制御手段と、を備えたことを特徴
    とする自動バックアップシステム。
  2. 【請求項2】 前記第2の領域へのバックアップデータ
    の書込み中に第1の領域へのデータの書込み要求があっ
    た場合には、前記第1のファイル制御手段に該第2の領
    域へのバックアップデータの書込み中断制御を行わせた
    後、前記第1のファイル制御手段に前記第1の領域への
    データの書込み制御を行わせ、 前記第1の領域へのデータの書込みの終了後に前記第1
    のファイル制御手段に前記第2の領域への書込み再開制
    御を行わせる、バックアップ制御手段、を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の自動バックアップシステム。
  3. 【請求項3】 前記バックアップ制御手段は、コンピュ
    ータ装置がシャットダウンされた場合は前記第2の領域
    へのバックアップデータの書込み中に前記第1の領域へ
    のデータの書込み要求があっても、前記第2の領域への
    バックアップデータの書込みを優先する手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項2記載のバックアップシステム。
  4. 【請求項4】 コンピュータ装置による処理の過程で保
    存メモリに書き込まれるデータの自動バックアップを行
    なう自動バックアッププログラムを記録した記録媒体で
    あって、 前記保存メモリの第1の領域に対するデータの書込み/
    読み出し動作を制御するよう構成した第1のファイル制
    御プログラムと、 前記第2の領域に対するデータの書込み/読み出し動作
    を制御するよう構成した、前記第1のファイル制御プロ
    グラムとは異なる構成の第2のファイル制御プログラム
    と、 前記コンピュータ装置による処理の過程で前記第1の領
    域へのデータの書込みを行なう場合は、この第1の領域
    への書込みが終了するまで前記第2のファイル制御プロ
    グラムによる第2の領域へのバックアップデータの書込
    み制御を禁止するように構成した禁止制御プログラム、
    とを含む自動バックアッププログラムを記録したことを
    特徴とする記録媒体。
  5. 【請求項5】 更に、前記第2の領域へのバックアップ
    データの書込み中に第1の領域へのデータの書込み要求
    があった場合には、前記第1のファイル制御プログラム
    に該第2の領域へのバックアップデータの書込み中断制
    御を行わせた後、前記第1のファイルプログラムに前記
    第1の領域へのデータの書込み制御を行わせ、 前記第1の領域へのデータの書込みの終了後に前記第1
    のファイル制御プログラムに前記第2の領域への書込み
    再開制御を行わせ、 コンピュータ装置がシャットダウンされた場合は前記第
    2の領域へのバックアップデータの書込み中に第1の領
    域へのデータの書込み要求があっても、前記第2の領域
    へのバックアップデータの書込みを優先するよう構成し
    た、バックアップ制御プログラム、を含む自動バックア
    ッププログラムを記録したことを特徴とする請求項4記
    載の記録媒体。
JP26206999A 1999-09-16 1999-09-16 自動バックアップシステム及び自動バックアッププログラムを記録した記録媒体 Expired - Lifetime JP4358943B2 (ja)

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