JP2011186908A - バックアップ装置、バックアップ方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 この発明のバックアップ装置は、プロセッサがOSとバックアップ機能とに使い分けられたマルチプロセッサと、記憶装置及び外部記憶装置と接続されたデバイスコントローラと、OS及びバックアップ機能のアクセス要求をデバイスコントローラとの間で中継するアクセス管理を備え、アクセス管理がOSのアクセス要求を優先的に処理するものである。
【選択図】 図1
Description
このマルチプロセッサシステムには、複数のCPUで構成されるもの、チップ上に複数のプロセッサが実装される1つのマルチコアCPUで構成されるものがある。
図1は、実施の形態1によるバックアップ装置の構成図である。図2は、実施の形態1によるアクセス管理のフローチャートである。
図1において、100はマルチコアプロセッサ、103はOS、104はバックアップ機能、101はOS103が動作するコア1、102はバックアップ機能104が動作するコア2、107は記憶装置、108は外部記憶装置、106は記憶装置107及び外部記憶装置108と接続されたデバイスコントローラ、105はOS103及びバックアップ機能104のアクセス要求をデバイスコントローラ106との間で中継するアクセス管理である。
なお、実施の形態1では、マルチプロセッサとして、マルチコアプロセッサを使用したが、マルチCPUを使用しても良く、この発明の範囲内でマルチプロセッサの変更が可能であることは言うまでもない。
OS103及びバックアップ機能104は、記憶装置107又は外部記憶装置108に対するアクセス要求をアクセス管理105との間で送受信する。アクセス管理105は、OS103及びバックアップ機能104のアクセス要求を、デバイスコントローラ106との間で中継する。バックアップ機能104は、バックアップのアクセス要求をアクセス管理105に送信して、アクセス管理105から「中止」の通知を受信すると、バックアップをリトライする。
ステップS300では、アクセス要求の要求元から、「バックアップ機能」ならばステップS303を行い、「OS」ならばステップS301を行う。
また、前記のように実施の形態1によれば、バックアップ機能に「中止」が通知されると、バックアップをリトライするので、整合性のあるバックアップも漏れなく実施される。
図3は、実施の形態2によるバックアップ装置の構成図である。図4は、実施の形態2によるバックアップ機能のフローチャートである。
実施の形態1では、全てのファイルをバックアップ機能がバックアップする。
実施の形態2では、OSから通知された新規及び更新ファイルだけをバックアップ機能がバックアップする。
図3において、実施の形態1と同様の説明は省略して、109はファイル更新管理である。
OS103及びバックアップ機能104は、記憶装置107又は外部記憶装置108に対するアクセス要求をアクセス管理105との間で送受信する。ファイル更新管理109は、OSから通知された新規及び更新ファイルの情報を管理する。アクセス管理105は、OS103及びバックアップ機能104のアクセス要求を、デバイスコントローラ106との間で中継する。
バックアップ機能104は、ファイル更新管理109の情報から、新規及び更新ファイルだけをバックアップするためのアクセス要求をアクセス管理105に送信して、アクセス管理105から「中止」の通知を受信すると、バックアップをリトライする。
ステップS201では、ファイル更新管理の情報を読み出し、新規及び更新ファイルをリストアップする。
以降で、ここで作成したリストを新規及び更新ファイル群とする。
例えば、新規及び更新ファイル群[Aファイル、Bファイル]を得る。
以降で、取り出したファイルをAファイルとする。
アクセス管理に、Aファイルのバックアップのアクセス要求を送信する。
また、前記のように実施の形態2によれば、OSから通知された新規及び更新ファイルだけをバックアップするので、バックアップの処理時間を短縮できる。
図5は、実施の形態3によるバックアップ機能のフローチャートである。
実施の形態2では、OSから通知された新規及び更新ファイルだけをバックアップ機能がバックアップする。
実施の形態3では、ユーザが予めファイル更新管理に設定した依存関係のあるファイルをバックアップ機能が纏めてバックアップすると共に、OSから通知された新規及び更新ファイルをバックアップ機能がバックアップする。
まず、ユーザが、予め依存関係のあるファイルの情報をファイル更新管理109に設定しておく。
OS103及びバックアップ機能104は、記憶装置107又は外部記憶装置108に対するアクセス要求をアクセス管理105との間で送受信する。OS103は、新規及び更新ファイルの情報をファイル更新管理109に通知する。ファイル更新管理109は、OSから通知された新規及び更新ファイルの情報を管理する。アクセス管理105は、OS103及びバックアップ機能104のアクセス要求を、デバイスコントローラ106との間で中継する。
バックアップ機能104は、ファイル更新管理109の情報から、依存関係のあるファイルを組の単位で纏めてバックアップするアクセス要求をアクセス管理105に送信し、アクセス管理105から「中止」の通知を受信すると、バックアップをリトライする。
また、バックアップ機能104は、ファイル更新管理109の情報から、新規及び更新ファイルのバックアップのアクセス要求をアクセス管理105に送信し、アクセス管理105から「中止」の通知を受信すると、バックアップをリトライする。
まず、依存関係のあるファイルのバックアップを行う。
ステップS301では、ファイル更新管理の情報を読み出す。依存関係のあるファイルをリストアップする。
以降で、ここで作成したリストを依存関係ファイル群とする。
例えば、依存関係ファイル群[CファイルとDファイルの組1、EファイルとFファイルの組2]を得る。
以降で、取り出した依存関係のあるファイルの組を組1とする。
アクセス管理に、組1のバックアップのアクセス要求を送信する。
ここでは、組1のファイルである、CファイルとDファイルのバックアップのアクセス要求をアクセス管理に送信する。
ステップS201では、ファイル更新管理の情報を読み出し、新規及び更新ファイルをリストアップする。
以降で、ここで作成したリストを新規及び更新ファイル群とする。
例えば、新規及び更新ファイル群[Aファイル、Bファイル]を得る。
以降で、取り出したファイルをAファイルとする。
アクセス管理に、Aファイルのバックアップのアクセス要求を送信する。
また、前記のように実施の形態3によれば、ユーザが、予め依存関係のあるファイルの情報をファイル更新管理に設定しておき、依存関係のあるファイルを組の単位で纏めてバックアップすることで、組の単位で整合性が保たれたバックアップが実施できる。
図6は、実施の形態4によるバックアップ装置の構成図である。図7は、実施の形態4によるアクセス管理のフローチャートである。
実施の形態1では、記憶装置及び外部記憶装置に接続されたデバイスコントローラがある。
実施の形態4では、記憶装置と接続されたデバイスコントローラと、外部記憶装置に接続された第2デバイスコントローラと、それぞれの記憶装置に専用のデバイスコントローラがある。
OS103及びバックアップ機能104は、記憶装置107又は外部記憶装置108に対するアクセス要求をアクセス管理105との間で送受信する。アクセス管理105は、OS103及びバックアップ機能104のアクセス要求を、デバイスコントローラ106及び第2デバイスコントローラ110との間で中継する。バックアップ機能104は、バックアップのアクセス要求をアクセス管理105に送信して、アクセス管理105から「中止」の通知を受信すると、バックアップをリトライする。
ステップS400では、アクセス要求の要求元から、「バックアップ機能」ならばステップS404を行い、「OS」ならばステップS401を行う。
また、前記のように実施の形態4によれば、バックアップ機能の動作中に、OSのアクセス要求が割り込んでも、バックアップのファイルに対する書き込み以外は、バックアップを中止しないので、バックアップのリトライ回数を減らすことができる。
103...OS、 104...バックアップ機能、 105...アクセス管理、
106...デバイスコントローラ、 107...記憶装置、
108...外部記憶装置
Claims (7)
- プロセッサがOSとバックアップ機能とに使い分けられたマルチプロセッサと、
記憶装置及び外部記憶装置と接続されたデバイスコントローラと、
前記OS及び前記バックアップ機能のアクセス要求を前記デバイスコントローラとの間で中継するアクセス管理とを備え、
前記アクセス管理がOSのアクセス要求を優先的に処理することを特徴とするマルチプロセッサシステムのバックアップ装置。 - 前記OSから通知された作成及び更新ファイルを管理するファイル更新管理を備え、
前記ファイル更新管理の情報から作成及び更新ファイルだけをバックアップすることを特徴とする請求項1記載のマルチプロセッサシステムのバックアップ装置。 - 前記ファイル更新管理は、依存関係のあるファイル群を設定する手段を備え、
前記ファイル更新管理の情報から依存関係のあるファイルを纏めてバックアップすることを特徴とする請求項2記載のマルチプロセッサシステムのバックアップ装置。 - プロセッサがOSとバックアップ機能とに使い分けられたマルチプロセッサと、
記憶装置と接続された第1デバイスコントローラと、外部記憶装置と接続された第2デバイスコントローラと、
前記OS及び前記バックアップ機能のアクセス要求を、前記第1デバイスコントローラ及び前記第2デバイスコントローラとの間で、中継するアクセス管理とを備え、
前記アクセス管理がバックアップ中にOSのアクセス要求が割り込むとバックアップ中のファイルに対する書き込みの場合だけバックアップを中止することを特徴とするマルチプロセッサシステムのバックアップ装置。 - OSが動作するOS工程と、
前記OS工程と並行して、バックアップ機能が動作するバックアップ機能工程と、
前記OS工程及び前記バックアップ機能工程のアクセス要求を管理するアクセス管理工程とを備え、
前記アクセス管理工程は前記OS工程のアクセス要求を優先的に実行することを特徴とするバックアップ方法。 - 前記OS工程で通知される作成及び更新ファイルを管理するファイル更新管理工程を備え、
前記バックアップ機能工程は、前記ファイル更新管理工程の情報から作成及び更新ファイルだけをバックアップすることを特徴とする請求項5記載のバックアップ方法。 - 前記ファイル更新管理工程は、依存関係のあるファイル群を設定する工程を備え、
前記バックアップ機能工程は、前記ファイル更新管理工程の情報から依存関係のあるファイルを纏めてバックアップすることを特徴とする請求項6記載のバックアップ方法。
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JP2010053192A JP2011186908A (ja) | 2010-03-10 | 2010-03-10 | バックアップ装置、バックアップ方法 |
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JPN6013023804; 大牧 正知: 'フレキシブル&スケーラブルSOCの構築法 〜CPUコアを用いたFPGA設計・検証の基礎と設計事例〜' Design Wave MAGAZINE 第10巻 第11号, 20051101, pp.37-48, CQ出版株式会社 * |
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