JP2001079195A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001079195A
JP2001079195A JP2000006757A JP2000006757A JP2001079195A JP 2001079195 A JP2001079195 A JP 2001079195A JP 2000006757 A JP2000006757 A JP 2000006757A JP 2000006757 A JP2000006757 A JP 2000006757A JP 2001079195 A JP2001079195 A JP 2001079195A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 「羽根モノ」といわれる遊技機において、賞
球数が増大する可能性を高める。 【解決手段】 羽根62a,62bの開閉に伴い始動入
賞信号がONすると、通常確率状態では、有効信号Eが
有効期間(2.5s)ON状態となり、高確率状態で
は、有効信号Fが有効期間(5.0s)ON状態とな
る。この有効期間内、羽根62a,62b部分から入賞
した入賞球を有効と認定する。複数の有効期間を設けて
その異なる長さに設定し、高確率時に遊技者により有利
とする。また、大当り中、第2特別電動役物60の第N
回目(N=1〜15)のラウンドが停止毎に、これに応
答して、通常確率状態では、有効信号Eが有効期間
(2.5s)ON状態となり、高確率状態では、有効信
号Fが有効期間(5.0s)ON状態となり、該有効期
間中は、Vスイッチ65の検知が有効と認定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、詳
しくは、遊技盤面上に遊技球を発射するパチンコ遊技機
に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機、例えばパチンコ遊技機、とりわ
け俗称「羽根モノ」は、特別電動役物に飛行機の羽根形
状の開閉部品がついていることから、飛行機台ともいう
が、通常時、1つの羽根作動口に入賞すると、一対の羽
根が0.9秒間、1回開放し、他の羽根作動口に入賞す
ると0.9秒間、2回開放する。羽根の開放中に運良く
入賞し、その入賞した遊技球が特定領域(V通過口)を
通過すると大当りが発生する。大当り時には1回のラウ
ンド動作は、羽根が18回以下の開放動作(開放時間の
合計は30秒以下)、又は遊技球10個の入賞により終
了する。但し、上記大当り動作中に入賞球がV通過口を
通過すると、羽根の開放動作は終了する。この点がフィ
ーバー機と異なり、出玉が少なくなる。入賞球がV通過
口を通過しないと、羽根の18回開閉又は遊技球が10
個入賞するものの、そのラウンドで大当りは終了してし
まう。その1つの対策として、遊技球が10個入賞する
まで、入賞した遊技球を停留させておき、一挙に流下さ
せる手段も考えられる。しかし、羽根の18回以下の開
閉動作が終了した時点以降にV通過口を通過することも
あり、V通過口の通過は無効である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、大当り中の
ラウンドの継続性を確保するための対策が難しいという
課題があった。
【0004】そこで、本発明の遊技機は、前述した課題
を好適に解決することを目的として為されたものであ
り、「羽根モノ」といわれる遊技機において、大当り中
のラウンドの継続性を確保するための対策を容易とする
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に記載の遊技機は、開閉可能な羽根部材を備え
た電動役物と、遊技球が特定作動口を通過することに起
因して、前記電動役物を遊技者に有利な遊技状態に作動
させ、かつ、遊技球が電動役物内に設けた特定領域を通
過することに起因して、前記電動役物を遊技者に有利な
状態に連続作動させる制御手段と、を備え、前記電動役
物が作動を停止したときの前記電動役物内の残存球が前
記電動役物内の特定領域を通過し得るに十分な、前記残
存球の通過を有効とする有効期間を設定し、かつ、前記
特定作動口への入球から前記電動役物が作動を行うまで
の間に、前記有効期間と同一の長さ以上の期間を設定し
たことを特徴とする遊技機である。これにより、前記課
題が好適に解決できる。
【0006】ここでいう連続作動は電動役物の作動と停
止を繰り返すものが例示され、連続作動の停止には一時
停止を含む。また、特定領域は、特別領域を兼ねるもの
でも良いし、別途設けられるものでも良い。請求項1に
より、前記有効期間中は、連続作動の状態が継続される
ことになり、すべての残存球が特定領域を通過可能と
し、これを検知することで、連続作動の継続可能性が高
まり、賞球数が増大する可能性がある。また、特定の始
動口に入賞又は特定の通過口を通過から前記電動役物が
前記連続作動を行うまでの間にも有効期間を設定したこ
とで、有効期間が連続となることを防止できる。
【0007】請求項2に記載の遊技機は、開閉可能な羽
根部材を備えた電動役物と、遊技球が特定作動口への入
球に起因して、前記電動役物を遊技者に有利な遊技状態
に作動させ、かつ、遊技球が電動役物内に設けた特定領
域を通過することに起因して、前記電動役物を遊技者に
有利な状態に連続作動させる制御手段と、を備え、前記
電動役物が作動を停止したときの前記電動役物内の残存
球が前記電動役物内の特定領域を通過し得るに十分な、
前記残存球の通過を有効とする有効期間を設定し、か
つ、前記電動役物の作動終了後、前記特定作動口の機能
が停止される無効期間を、前記有効期間と同一の長さ以
上に設定したことを特徴とする遊技機である。これによ
り請求項1と同様の課題が達成できる上、前記特定作動
口への入球を無効化することで、有効期間が連続となる
ことを防止できる。
【0008】請求項3に記載の遊技機は、前記有効期間
を複数種類設けたことを特徴とする請求項1又は2記載
の遊技機である。これにより請求項1又は2と同様の課
題が達成できる上、様々な状況に応じて、V入賞率を変
化させることで、趣向性を高めることができる。
【0009】請求項4に記載の遊技機は、前記特定作動
口は開放回数が異なる複数の特定作動口を備え、該複数
の特定作動口毎に異なる長さの有効期間を設定したこと
を特徴とする請求項3記載の遊技機である。これにより
請求項3と同様の課題を達成できる上、一層趣向性が高
まる。
【0010】請求項5記載の遊技機は、遊技球が特定の
図柄作動口に入賞又は図柄作動通過領域を通過すること
に起因して所定の図柄を可変表示する可変表示手段と、
前記図柄が所定の図柄で確定したとき、前記電動役物を
連続作動させ、かつ、前記所定の図柄が特定図柄である
ときに、前記連続作動が出現する確率を向上させること
が可能な確率変動手段と、を備え、前記複数の有効期間
は、前記確率が向上されたときと、前記確率が向上され
ないときとで、異なる長さに設定したことを特徴とする
請求項3記載の遊技機である。これにより請求項3と同
様な課題を達成できる上、大当り終了後、高確率状態に
移行したときは、大当り図柄を表示する確率を高めると
共に、羽根の開放時間を延長でき、V入賞率を高めるこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態
は、下記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本
発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得る。
図1に示すように、第1実施形態のパチンコ機10は、
大きくは長方形の外枠11と前面枠12とからなり、外
枠11の左隣に公知のプリペイドカードユニット13が
設けられている。前面枠12は、左端上下のヒンジ14
により外枠11に対し回動可能に取り付けられている。
前面枠12の下方には上皿15が設けられ、この上皿1
5の上面に貸出釦16、精算釦17及び残高表示部18
が設けられている。プリペイドカードユニット13のカ
ード口19にプリペイドカードを挿入すると、記憶され
た残高が残高表示部18に表示され、貸出釦16を押下
すると遊技球の貸出しが実行され上皿15の払い出し口
より遊技球が排出される。前面枠12には、窓状の金枠
20が前面枠12に対して解放可能に取り付けられてい
る。この金枠20には板ガラス21が二重に嵌め込まれ
ている。板ガラス21の奥には遊技盤22が収納されて
いる。上皿15の前面枠12下部には、下皿23が設け
られ、下皿23の右側には発射ハンドル24が取り付け
られている。この発射ハンドル24の外周には、図示し
ない回動リングが擁され、これを時計方向に回動すれば
遊技球を遊技盤22上に発射することができる。上皿1
5と下皿23とは連結されていて、上皿15が遊技球で
満杯状態になれば下皿23に遊技球を誘導するよう構成
されている。
【0012】図2はパチンコ機10の裏面図であり、前
述した遊技盤22を脱着可能に取り付ける機構盤26が
前述した外枠11に収納されている。この機構盤26に
は、上方から、球タンク27、誘導樋28及び払出し装
置29が設けられている。この構成により、遊技盤22
上の入賞口に遊技球の入賞があれば球タンク27から誘
導樋28を介して所定個数の遊技球を払出し装置29に
より前述した上皿15に排出することができる。
【0013】また、機構盤26には主制御基板30及び
賞球制御基板31が脱着可能に、遊技盤22には特別図
柄表示装置32が、前面枠12左下部には発射制御基板
33が、特別図柄表示装置32の左側に外部接続端子基
板40が、各々取り付けられている。尚、機構盤26を
中心とした遊技球の払い出し等に関する構造は従来の構
成と同様なのでその詳細な説明は割愛する。
【0014】次に図3を用いて遊技盤22について説明
する。図3に示すように、中央部に特別図柄表示装置3
2、遊技盤22の下部に設けられた特別図柄作動口とし
ての普通電動役物36、上部にある普通図柄表示装置3
7、普通図柄表示装置37に表示される図柄の変動開始
に用いられる左右の普通図柄作動ゲート38及び39、
盤面最下部のアウト口41、普通電動役物36下部の大
入賞口52を備えた第1特別電動役物50、遊技盤22
の中央にある第2特別電動役物60、普通電動役物36
の左右に一対設けられた普通入賞口である羽根作動口6
1a,61b、その他の各種入賞口、風車及び図示しな
い遊技釘等が備えられている。第2特別電動役物60
は、上部に大入賞口として機能する一対の羽根62a,
62b、中央部に特別図柄表示装置32、底部の両側に
左右一対の球流下路67a(図4参照)と手前側に左右
一対の球出口67b(図4参照)とが形成され、奥側に
左右一対の外れ通過口68、その中央にV通過口69を
備えている。また大当り時に遊技球が10個入賞するま
で入賞した遊技球を停留させておき、10個入賞時に停
留を解除して一挙に流下させる停留装置70(図4参
照)をV通過口69の手前側に備えている。この停留装
置70は、シャッタ71(図4参照)とシャッタ71を
昇降させる駆動部(図示略)とを備えたものである。シ
ャッタ71の前方にスロープ72(図4参照)が設けら
れ、シャッタ71が降下されると、球が自然に流下でき
るようにされている。羽根62a及び62bは羽根作動
口61aへの入賞に応答して1回開き、羽根作動口61
bへの入賞に応答して羽根62a及び62bは2回開く
構造とされている。これにより、羽根作動口61a又は
61bへ遊技球の入賞があれば、羽根62a及び62b
が1回又は2回0.9秒間開放し、開放したとき遊技球
が第2特別電動役物60内に入賞すれば、入賞した遊技
球は球流下路67aを通過して上部から下部に流下し、
球出口67bを介してシャッタ71の手前に停留させら
れる。停留させられた遊技球は、シャッタ71を降下さ
せることによりスロープ72を流下し、運が良ければV
通過口69に流れ込み、運が悪ければ左右の外れ通過口
68に流れ込む。尚、図5に示す様に、第2特別電動役
物60内に誘導装置80を設ける構成としても良い。こ
の誘導装置80は、羽根62a,62bからの入賞球を
受け入れる球通路81と、球通路81と連通する連絡通
路82と、球を受け止めV通過口84a又は外れ通過口
84bに誘導する誘導部材83と、表示装置85とから
構成されている。この構成により、入賞した遊技球は誘
導部材83で受け止められ、このとき図示しないセンサ
により受け止められたことが検出され、検出されたタイ
ミングで抽出される乱数の値によりV通過口84a又は
外れ通過口84bに誘導される。本具体例では、乱数は
0〜9までの10個の整数を繰り返し作成するタイマー
として構成され、抽出された乱数値に対応した数字図柄
を表示装置85に表示するよう構成されている。前述し
た発射ハンドル24を回動すれば、発射制御基板33に
より駆動される発射モータ33a(図6参照)が駆動さ
れて上皿15上の遊技球がガイドレールに沿って遊技盤
22上に発射される。発射された遊技球が各入賞口に入
賞すれば遊技球は盤面裏面にセーフ球として取り込ま
れ、入賞しなければアウト口41を介してアウト球とし
て同様に盤面裏面に取り込まれる。
【0015】続いて前述したパチンコ機10の電気的構
成を図6のブロック図を用いて説明する。パチンコ機1
0の電気回路は、図示するように、主として、前述した
主制御基板30、賞球制御基板31、特別図柄表示装置
32、発射制御基板33、ランプ制御基板34及び音制
御基板35等から構成されている。尚、この回路図に
は、信号の受け渡しを行うための所謂中継基板及び電源
回路等は記載していない。
【0016】主制御基板30は、遊技制御プログラムを
記憶したROM、演算等を行うCPU、演算等の作業領
域として働くRAM等を内蔵した8ビットワンチップマ
イコンを中心とした論理演算回路として構成され、この
他各基板又は各種スイッチ類及び各種アクチュエータ類
との入出力を行うための外部入出力回路も設けられてい
る。主制御基板30の入力側には、タッチスイッチ24
a、賞球払出しスイッチ29a、特別図柄作動スイッチ
36a、普通図柄作動スイッチ38a及び39a、満タ
ンスイッチ43、補給スイッチ44、カウントスイッチ
54、役物連続作動スイッチ(以下、単に「Vスイッ
チ」と呼ぶ)55、羽根作動スイッチ63a,63b、
カウントスイッチ64、Vスイッチ65等が接続されて
いる。また、主制御基板30の出力側には、普通役物ソ
レノイド36b、外部接続端子基板40、大入賞口ソレ
ノイド56、Vソレノイド57、及び羽根ソレノイド6
6a,66b等が接続されている。
【0017】タッチスイッチ24aは発射ハンドル2
4、賞球払出しスイッチ29aは払出し装置29内の球
切りモータ29b(図6参照)の下方、特別図柄作動ス
イッチ36aは前述した遊技盤22上の普通電動役物3
6内、普通図柄作動スイッチ38a及び39aは各々普
通図柄作動ゲート38及び39内、満タンスイッチ43
は下皿23内、補給スイッチ44は球タンク27内、V
スイッチ55は大入賞口52内の特定領域内、同じくカ
ウントスイッチ54は大入賞口52内、羽根作動スイッ
チ63a,63bは羽根作動口61a,61b内、カウ
ントスイッチ64は羽根62a,62bの取付部近傍、
Vスイッチ65はV通過口69内に、各々取り付けられ
ている。
【0018】ここでタッチスイッチ24aは発射ハンド
ル24に内蔵され遊技者が発射ハンドル24に触れてい
ることを、賞球払出しスイッチ29aは球切りモータ2
9bにより上皿15に排出される遊技球を、特別図柄作
動スイッチ36aは普通電動役物36に入賞したこと
を、普通図柄作動スイッチ38a,39aは普通図柄作
動ゲート38,39を遊技球が通過したことを、満タン
スイッチ43は下皿23内に遊技球が満タン状態になっ
たことを、補給スイッチ44は球タンク27内に遊技球
が存在することを、カウントスイッチ54は大入賞口5
2内に入賞する全ての遊技球を、Vスイッチ55は大入
賞口52内に入賞した遊技球が特定領域(以下、「V領
域」ともいう。)を通過したことを、羽根作動スイッチ
63a,63bは羽根作動口61a,61bに入賞した
ことを、カウントスイッチ64は羽根62a,62b部
分から入賞する全ての遊技球を、Vスイッチ65は羽根
62a,62b部分から入賞した遊技球がV通過口69
(V領域)を通過したことを、各々検出するためのもの
である。
【0019】また、主制御基板30の出力側に接続され
た普通役物ソレノイド36bは普通電動役物36、大入
賞口ソレノイド56は大入賞口52、Vソレノイド57
は大入賞口52内の特別領域、羽根ソレノイド66a,
66bは羽根62a,62bの各々の開閉に使用される
ものである。
【0020】特別図柄表示装置32は、LCDパネルユ
ニット32aと、これを駆動制御する図柄表示装置制御
基板(以下、単に「図柄制御基板」という。)32b及
びバックライト及びインバータ基板等の付属ユニット3
2cから構成されている。図柄制御基板32bは、前述
した主制御基板30と同様8ビットワンチップマイコン
を中心とした論理演算回路として構成されている。
【0021】賞球制御基板31は、主制御基板30から
の指令コマンドに従って球切りモータ29bを駆動制御
して入賞があった場合に遊技者に賞球としての遊技球を
払い出すと共に、前述したプリペイドカードユニット1
3及びCR精算表示基板47等も制御するものであり、
マイクロコンピュータを用いた論理演算回路として構成
しても良いし、ディスクリートな回路として構成しても
良い。CR精算表示基板47は、前述した上皿15の貸
出釦16、精算釦17及び残高表示部18等と接続され
たものである。
【0022】賞球制御基板31は主制御基板30からの
指令に従って遊技球を払い出すが、入賞に対応した遊技
球が払い出されているか否かの検知は主制御基板30で
行われる。この遊技球が払い出されているか否かの検知
は、主制御基板30及び賞球制御基板31の双方で行っ
ても良い。
【0023】発射制御基板33は、遊技者が操作する発
射ハンドル24の回動量に応じて発射モータ33aを駆
動制御するものであり、その他遊技者が発射停止スイッ
チ24bを押下したとき発射を停止させたり、発射ハン
ドル24に内蔵された前記タッチスイッチ24aがオン
状態のときタッチランプ45を点灯させるためのもので
ある。ランプ制御基板34は主としてトランジスタ等の
駆動素子から構成されており、主制御基板30からの指
令を受けて普通図柄表示装置37、大当りランプやエラ
ーランプ等の各種ランプ58及び各種LED59等の各
種ランプ類を点灯表示させるためのものである。音制御
基板35は音源IC及びアンプ等から構成されており、
主制御基板30の指令を受けてスピーカ46を駆動制御
するためのものである。前述した特別図柄表示装置3
2、賞球制御基板31、発射制御基板33、ランプ制御
基板34及び音制御基板35への送信は、主制御基板3
0からのみ送信することができるよう一方向通信の回路
として構成されているが、双方向の通信も可能であるよ
うに構成できる。
【0024】以上説明した回路構成を有するパチンコ機
10の主制御基板30内の8ビットワンチップマイコン
(以下、単に「マイコン」と呼ぶ。)が実行する処理を
図7に示すフローチャートに従って説明することにす
る。
【0025】図7に示すフローチャートは、主制御基板
30のマイコンにより実行されるメイン処理を表したも
のであり、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定期
的に実行される処理である。ステップS100〜S20
0までの各処理は割り込み処理において1回だけ実行さ
れる処理であって「本処理」と称し、この本処理を実行
して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行される
ステップS210及びS220の処理を「残余処理」と
称する。
【0026】マイコンによるハードウェア割り込みが実
行されると、スタックポインタの設定が行われた後、正
常割り込みであるか否かが判断される(ステップS10
0)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領
域の値が所定値であるか否かを判断することにより行わ
れ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行した
とき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するた
めのものである。通常でない場合としては、電源投入時
又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、
マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無い
ものと考えて良いので、大抵が電源投入時である。電源
投入時には、RAMの所定領域の値が所定値と異なる値
となっている。
【0027】正常割り込みでないと判断されると(ステ
ップS100:NO)、前記メモリの所定領域に所定値
を書込み、特別図柄及び普通図柄を初期図柄とする等の
メモリの作業領域への各初期値の書込み、即ち初期設定
が為される(ステップS110)。
【0028】正常割り込みとの肯定判断が為されると
(ステップS100:YES)、まず初期乱数更新処理
が実行される(ステップS120)。この処理は、図8
に示すように、初期乱数の値をこの処理を実行する毎に
+1とするインクリメント処理であり、この処理実行前
の初期乱数の値に+1とするが、この処理を実行する前
の乱数値が最大値である「329」のときには次回の処
理で初期値である「0」に戻り、「0」〜「329」ま
での330個の整数を繰り返し昇順に作成する。
【0029】ステップS120に続く当否乱数更新処理
(ステップS130)は、初期乱数更新処理と同様に処
理を実行する毎に+1とするインクリメント処理である
が、図9に示すように、最大値である「329」に至る
と次回の処理では、そのときの前記初期乱数の値を初期
値(以下、「更新初期値」という。)とし、更に割り込
み毎に+1とする処理を続行して更新初期値より「1」
少ない値(以下、「更新最大値」という。)に至れば次
回の処理では、更にそのときの初期乱数の値を初期値と
し「0」〜「329」までの330個の整数値を繰り返
し作成する。即ち、割り込み処理毎に+1とし、乱数を
構成する要素を「0」〜「329」までの330個の整
数値とすることは前記初期乱数と何等変わることはない
が、今回の更新最大値(図では「157」「24」「2
57」)に至れば次回の割り込み処理ではそのときの更
新初期値(図では「158」「25」「258」「9
5」)を初期値とし更新最大値に至るまで割り込み毎に
+1とし、更に次回の更新初期値を初期値とする構成で
ある。これにより、当否乱数は、乱数を構成する要素を
「0」〜「329」までの330個の整数値とし、割り
込み処理毎に+1とするが、更新最大値に至れば、次回
の割り込み処理ではそのときの初期乱数により決定され
る値に変更されるので、当否乱数の値を予測不可能にす
ることができる。また、更新初期値と更新最大値とによ
り決定される乱数の構成要素は従来の当否乱数と同じ
「0」〜「329」の330個の整数値と何等変わるこ
とがないので乱数を構成する要素の出現率を均一にして
いる。
【0030】大当り図柄乱数更新処理(ステップS14
0)は、「0」〜「14」の15個の整数を繰り返し作
成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1とされ
最大値を超えると初期値である「0」に戻る。15個の
各乱数値「0」〜「14」は、画面上に表示される3桁
同一の「111」、「222」、「333」、「44
4」、「555」、「666」、「777」、「88
8」、「999」、[AAA」、「BBB」、「CC
C」、「DDD」、「EEE」、「FFF」に各々対応
する。
【0031】外れ図柄乱数更新処理(ステップS15
0)は、左図柄用乱数、中図柄用乱数及び右図柄用乱数
から構成され、大当りでないときの外れ図柄として使用
される。左図柄用乱数は、「0」〜「14」の15個の
整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処
理毎に+1とされ最大値を超えると初期値である「0」
に戻る。中図柄用乱数は、「0」〜「14」の15個の
整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、左図
柄用乱数が「0」に戻るときに本処理毎に+1とされ最
大値を超えると「0」に戻る。右図柄用乱数は、「0」
〜「14」の15個の整数を繰り返し作成するカウンタ
として構成され、中図柄用乱数が「0」に戻るときに本
処理毎に+1とされ最大値を超えると「0」に戻る。
【0032】普通図柄乱数更新処理(ステップS16
0)は、「0」〜「6」の7個の整数を繰り返し作成す
るカウンタとして構成され、本処理毎に+1とされ最大
値を超えると初期値である「0」に戻る。
【0033】前述した各乱数更新処理(ステップS12
0〜S160)により、初期乱数、当否乱数、大当り図
柄乱数、外れ図柄乱数及び普通図柄乱数が各々更新され
るが、続く各入力処理(ステップS170)ではパチン
コ機10に設けられ主制御基板30に接続された各スイ
ッチ類の入力処理が実行される。前述したタッチスイッ
チ24a、賞球払出しスイッチ29a、特別図柄作動ス
イッチ36a、普通図柄作動スイッチ38a及び39
a、満タンスイッチ43、補給スイッチ44、カウント
スイッチ54、Vスイッチ55、羽根作動スイッチ63
a,63b、カウントスイッチ64、Vスイッチ65、
その他の入賞口に設けられた図示しない各入賞検知スイ
ッチ等の各スイッチの作動状況をチェックする処理が実
行される。
【0034】この入力処理(ステップS170)により
特別図柄作動スイッチ36aに入力がある場合には、作
動口としての普通電動役物36に遊技球が入賞したとき
であり、この割り込み処理時の前記当否乱数の値が抽出
され当否判定値と比較される。第1実施形態のパチンコ
機10は、確率変動機として構成され、通常確率時では
当否判定値は「1」であり、高確率時には「1」、
「3」、「5」、「7」、「9」、「11」に増加す
る。当否乱数を構成する「0」〜「329」の330個
の各整数値の出現率は均一であり、遊技球が作動口とし
ての普通電動役物36に入賞するタイミングで抽出され
る当否乱数の値は、前記ハードウェア割り込みの微小時
間である約2msと比較すれば、入賞タイミングを微小時
間単位で調節できないことから無作為に抽出された値と
なり、当否乱数は完全なる乱数として機能する。従っ
て、抽出された当否乱数の値が当否判定値と一致して大
当りとなる確率は、通常確率時には1/330であり、
高確率時には1/55(=6/330)となる。この大
当りを発生させる確率が通常確率状態から高確率状態に
移行するのは、第1実施形態では、大当り発生時の割り
込み処理における前述した大当り図柄乱数の値が、
「1」、「3」、「5」、「7」、「9」、「11」及
び「13」、即ち、大当り図柄が「111」、「33
3」、「555」、「777」、「999」、「BB
B」及び「DDD」(以下、「高確率図柄」という。)
の場合であり、大当りが発生するときの7/15の確率
で高確率に移行する。そして、高確率中において、再び
大当りを発生させたときの大当り図柄が高確率図柄であ
れば更に高確率状態が継続する。
【0035】ここで、高確率状態の発生条件として、1
つは、普通電動役物36への入賞に伴い特別図柄表示装
置32へ表示された大当り図柄が高確率図柄で確定表示
されること、2つは、羽根62a,62bが開放される
間に第2特別電動役物60内に飛び込んだ打球がVスイ
ッチ65で検知されたときに特別図柄表示装置32へ可
変表示される確率変動判定図柄が高確率図柄であること
である。後者の場合には、大当りが確定した後に表示さ
れるものであり、単に確率変動判定を行うためのみを表
示するものである。
【0036】前記高確率判定処理に係る処理を示したの
が図10に示す「高確率判定ルーチン」である。このル
ーチンは大当りと判定されると続いて実行される処理で
あり、このルーチンに処理が移行すると、まず、前記大
当り図柄が高確率図柄であるか否かが判断され(ステッ
プS300)、高確率図柄との肯定判断が為されると
(ステップS300:YES)、高確率フラグFgが値
「1」にセットされ当否判定値を「1」、「3」、
「5」、「7」、「9」、「11」の6個に増加する処
理が実行され(ステップS310〜S320)、リター
ンに抜ける。一方、前記大当り図柄が高確率図柄でない
との否定判断が為されると(ステップS300:N
O)、高確率フラグFgを値「0」にリセットし当否判
定値を「1」に戻す処理が実行され(ステップS330
〜S340)、リターンに抜ける。
【0037】一方、第2特別電動役物60内のV通過口
69を遊技球が通過することにより大当りが発生したと
きは、前述の図10に示した処理に準じて、確率変動判
定図柄が高確率図柄であるか否かにより高確率フラグF
lgがセット又はリセットされる。ただし、この確率変動
判定図柄が高確率図柄を表示するか否かは、遊技球がV
通過口69を通過するタイミングで抽出される確率変動
判定乱数の値により判定される。確率変動判定乱数は、
0と1との整数を繰り返し作成する乱数であり、抽出さ
れた判定乱数の値が「1」のとき特別図柄表示装置32
に高確率図柄を表示する。
【0038】この判定乱数抽出処理の一例によれば、図
11に示す通り、第2特別電動役物60が大当り動作を
実行しているか否かを判定し(ステップS400)、大
当り動作を実行していないとき(S400:NO)、羽
根62a,62bが開放し、かつ、入賞球がV通過口6
9を通過したかどうかを判定する(ステップS41
0)。ここで肯定判断されると(ステップS410:Y
ES)、上述の確率変動判定乱数の抽出を行い(ステッ
プS420)、処理はリターンに抜ける。このステップ
S420は、大当り動作中にV通過口69を遊技球が通
過しても(ステップS400:YES)、或は、大当り
動作中でないときでもV通過口69を通過しなければ
(ステップS410:NO)、実行されることはなく、
処理はリターンに抜ける。
【0039】尚、上述の判定乱数抽出処理は、大当り動
作の最後、即ち16ラウンド目に遊技球がV通過口69
を通過したとき実行するよう構成しても良いし、大当り
動作が16ラウンドまで実行されず途中のラウンドで終
るような場合を考慮して各ラウンド毎に実行し大当り動
作中の最後に実行された処理を有効として処理するよう
構成しても良い。
【0040】また、図11の処理による確率変動判定乱
数の抽出に起因して、図12の羽根開放時間制御ルーチ
ンが実行される。即ち、高確率図柄が特別図柄表示装置
32に確定表示されたか否かを判定する(ステップS5
00)。高確率図柄が表示されたとき(ステップS50
0:YES)、羽根62a,62bの開放時間(羽根ソ
レノイド66a,66bの通電時間)が1.8秒に設定
され、処理はリターンに抜ける。一方、通常確率図柄が
表示されたとき(ステップS500:NO)、羽根62
a,62bの開放時間(羽根ソレノイド66a,66b
の通電時間)が0.9秒に設定され、処理はリターンに
抜ける。こうした処理により、高確率状態が発生する
と、羽根作動口61a又は61bに入賞することにより
開放する羽根62a及び62bの開放時間が0.9秒か
ら1.8秒に延長される。これにより、高確率時におい
て、通常確率時よりも、羽根62a及び62bの開放に
より遊技球が第2特別電動役物60内に入賞する確率が
高くなり、趣向性が高まる。
【0041】尚、この高確率状態の動作に替えて、第2
特別電動役物60に入賞した遊技球を所定の通常確率
(1/10)でV通過口69に誘導する誘導装置80
(図5参照)を設け、高確率時には、該誘導装置80を
前記所定の通常確率(1/10)よりも大きな値である
所定の高確率(1/2)に設定する設定手段を設け、前
記入賞した遊技球をV通過口84aに高確率で誘導する
構成としても良い。即ち、図13に示す通り、高確率中
であるか否かを判定し(ステップS550)、高確率中
であれば(ステップS550:YES)、誘導装置80
の誘導確率を高く(1/2)設定し(ステップS55
5)、リターンに抜ける。一方、通常確率であれば(ス
テップS550:NO)、誘導装置80の誘導確率を低
く(1/10)設定し(ステップS560)、リターン
に抜ける。これにより高確率時において、通常確率時よ
りも、入賞した遊技球がV通過口84aを通過する確率
が高くなり、趣向性が高まる。
【0042】また、図12では羽根62a,62bの開
放時間を変更したが、これに代えて、高確率中には羽根
62a,62bの開放回数を増加させる構成としても良
い。即ち、図14に示す通り、高確率中であるか否かを
判定し(ステップS570)、高確率中であれば(ステ
ップS570:YES)、羽根62a,62bの開放回
数を+1とするか、又は2倍に設定し(ステップS57
5)、リターンに抜ける。一方、通常確率であれば(ス
テップS570:NO)、羽根62a,62bの開放回
数を通常回数に設定し(ステップS580)、リターン
に抜ける。これにより高確率時において、通常確率時よ
りも、羽根の開放回数が増加する。尚、高確率中である
ことを示すフラグFlgは、前述した図10に示す処理に
準じた処理により零クリアされる他、電源投入時にも零
クリアされる。
【0043】そして、前述した図7に示す当否判定処理
(ステップS180)、図10に示す「高確率判定ルー
チン」、図11の「確率変動判定乱数抽出ルーチン」、
図12の「羽根開放時間制御ルーチン」等が終了する
と、続いて図7に示す画像出力処理(ステップS19
0)が実行される。
【0044】画像出力処理(ステップS190)を、次
の表1を用いて詳細に説明する。表1に示すコマンドコ
ードは、主制御基板30から特別図柄表示装置32の図
柄制御基板32bに送信されるコードである。表1に示
すように、主制御基板30と図柄制御基板32bとの送
信コマンドコードは、1.電源投入時、2.客待ちデ
モ、3.図柄変動中、4.大当り開始時、5.大当り
中、6.大当り終了時、7.動作異常時、の7種類に大
別できる。
【0045】
【表1】
【0046】1.電源投入時 電源投入時のコマンドコードは、パチンコ機10に電源
が投入されたとき主制御基板30から図柄制御基板32
bに送信されるコマンドコードであり、10Hの動作番号
及び01Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。
図柄制御基板32bがこのコマンドを受信するとROM
に書込まれた制御プログラムに従って特別図柄表示装置
32の画面上に電源投入時のデモ画面を表示する。例え
ば、図15に示すLCDパネルユニット32a上の3つ
の特別図柄表示領域42a,42b及び42cに各々
「7」、「7」、「7」と3桁同一の大当り図柄を表示
し、4つの特別図柄保留記憶表示領域48a〜48dを
所定時間(約5秒)点灯させた後に消灯し、背景画面4
9上にキャラクタとしてヒーロ(hero)及び悪人
(bad)を表示し、ヒーロが悪人と所定時間(約1
分)格闘したのち悪人を倒し「ファイヤ」という文字を
表示するデモ画面を表示すると共に音制御基板35によ
り「ファイヤ」という効果音を出力する処理を実行す
る。
【0047】2.客待ちデモ 客待ちデモのコマンドコードは、前記電源投入時のデモ
画面が終了した後、又は遊技者が所定時間(通常約3分
間)発射ハンドル24に触れていないと判断されたとき
に送信されるコマンドコードであり、20Hの動作番号及
び01Hの識別番号の2バイト命令で構成されている。図
柄制御基板32bがこのコマンドを受信するとROMに
書込まれた制御プログラムに従って特別図柄表示装置3
2の画面上に客待ちのデモ画面を表示する。例えば、特
別図柄表示領域42a〜42c上に変動表示される特別
図柄の変動パターンを全て順番に表示する。このとき、
背景画面49上には各々の変動パターンに対応した背景
画像及びキャラクタが表示される。この客待ちデモ画面
は遊技者が発射ハンドル24を操作するまで全ての変動
パターンを順番に表示して一巡した後、繰り返し表示す
る。尚、遊技者が発射ハンドル24に触れているか否か
はタッチスイッチ24aの入力により検知することがで
きる。第1実施形態では、タッチスイッチ24aの入力
を主制御基板30に入力する構成としたので、主制御基
板30と発射制御基板33との通信を主制御基板30か
らの一方向通信としながらも前記検知が可能なのであ
る。もちろん、主制御基板30からタッチスイッチ24
aのオンオフ情報は発射制御基板33に送信される。こ
のタッチスイッチ24aの入力を発射制御基板33に入
力する構成とし、いずれかの又は全ての入賞口に所定時
間入賞がないこと、又は遊技盤22上のアウト口41に
スイッチを設けてこのスイッチが所定時間オンしないこ
とにより遊技者が遊技を実行していないことを判断する
構成としても良い。
【0048】3.図柄変動中 図柄変動中コマンドコードは、特別図柄変動時に送信さ
れるコマンドであり、表1に示すように(1)変動タイ
ムコード、(2)左静止図柄指定コード、(3)中静止
図柄指定コード、(4)右静止図柄指定コード、の4種
類のコマンドコード(以下、この4つのコマンドコード
を総称して「画像表示コマンド」ということもある。)
に分類される。
【0049】(1)変動タイムコード 変動タイムコードは、、動作番号として30Hの1バイト
命令と識別番号として01H〜1EHの30種類の1バイト命
令とから30種類の2バイト命令として構成されてい
る。30種類の1バイト命令は、1秒単位の5秒〜35
秒の30種類の時間を表している。
【0050】(2)左静止図柄指定コード 左静止図柄指定コードは、31Hの動作番号と01H〜0FHの
15種類の識別番号とからなる命令コードであり、識別
番号が01Hのときは左静止図柄として「0」、02Hのとき
は「1」、03Hのときは「2」、04Hのときは「3」、05
Hのときは「4」、06Hのときは「5」、07Hのときは
「6」、08Hのときは「7」、09Hのときは「8」、0AH
のときは「9」、0BHのときは「A」、0CHのときは
「B」、0DHのときは「C」、0EHのときは「D」、0FH
のときは「E」の文字を特別図柄として特別図柄表示領
域42aに表示させるためのものである。
【0051】(3)中静止図柄指定コード 中静止図柄指定コードは、32Hの動作番号と01H〜0FHの
15種類の識別番号とからなる命令コードであり、識別
番号は前記左静止図柄指定コードの識別番号と同じ意味
をもち、各々で指定される文字を特別図柄として特別図
柄表示領域42bに表示させるためのものである。
【0052】(4)右静止図柄指定コード 右静止図柄指定コードは、33Hの動作番号と01H〜0FHの
15種類の識別番号とからなる命令コードであり、識別
番号は前記左静止図柄指定コードの識別番号と同じ意味
をもち、各々で指定される文字を特別図柄として特別図
柄表示領域42cに表示させるためのものである。
【0053】この変動タイムコード、左、中及び右静止
図柄指定コードは、遊技盤22上に発射された遊技球が
特別図柄作動口としての普通電動役物36に入賞したと
き2バイトずつほぼ同時に送信されるコマンドコードで
あり、その内容は次のようにして決定される。
【0054】即ち、遊技球が普通電動役物36に入賞す
ると、そのときの当否乱数の値、大当り図柄乱数の値、
外れ図柄乱数の値、普通図柄乱数の値が各々抽出され
る。抽出された当否乱数値は、通常確率時には当否判定
値「1」と比較し、高確率時には当否判定値「1」、
「3」、「5」、「7」、「9」及び「11」と比較し
一致すれば大当りが発生、一致しなければ外れとなる。
一致して大当り発生時には、抽出された大当り図柄乱数
値に+1として、この値を左、中及び右静止図柄指定コ
ードの識別番号とする。即ち、左、中及び右静止図柄指
定コードの識別番号は同一となる。それらが一致せず外
れとなったときには、抽出された外れ図柄乱数の左図柄
用乱数値、中図柄用乱数値及び右図柄用乱数値の各々の
値に+1とした値を各々左、中及び右静止図柄指定コー
ドの識別番号とする。このとき、偶然に3つの識別番号
が一致する場合には、右静止図柄指定コードの識別番号
の値を「1」だけ異なる値とする処理が為される。前述
した変動タイムコードは、左、中及び右静止図柄指定コ
ードの識別番号が全て一致するときには大きな値とし、
全て一致しなくとも左及び中静止図柄指定コードの識別
番号が一致するときには中間の値とし、全く一致しない
ときには小さな値に振り分けられる。
【0055】この4つのコマンドコードからなる画像表
示コマンドを受信したときの図柄制御基板32bが行う
処理を図16に示すフローチャートに従って説明する。
図16に示す「通常表示ルーチン」は、送信される左、
中及び右静止図柄指定コードの識別番号が全て一致しな
い場合、即ち大当りを発生させないときの画像処理に用
いられる処理である。図柄制御基板32bのマイコンが
前記画像表示コマンドを受信すると、受信した変動タイ
ムコードと左、中及び右静止図柄指定コードの識別番号
とから特別図柄の変動パターンを作成する処理を実行す
る(ステップS600)。図柄制御基板32bのROM
には、次表2に示されるように、受信した画像表示コマ
ンドの各値の組み合わせに対応したテーブルが書込まれ
ている。図柄制御基板32bのマイコンは、受信した画
像表示コマンドからROMに書込まれたテーブルを読み
出し特別図柄の変動パターンを作成する。この変動パタ
ーンは次のようにして作成される。
【0056】マイコンは、受信した左、中及び右静止図
柄指定コードの識別番号から左と中との識別番号が一致
するか否か(即ち、リーチであるか否か)を判断して通
常変動なのか、リーチ変動なのかを判断し、更にリーチ
変動でも変動タイムコードの値が所定値より大きいのか
小さいのかによりトリック変動をするのか否かを判断
し、これらの判断と変動タイムコードとにより特別図柄
の左、中及び右図柄の変動開始から静止するまでの各々
の時間を決定する。作成された特別図柄の変動パターン
に従って、背景画面49上に表示される背景及びキャラ
クタの表示データも作成される。こうして変動パターン
が作成されると、表2に示す通り、この変動パターンに
従って左、中及び右の各特別図柄の変動を開始し指定さ
れた静止図柄で静止表示する変動表示処理(ステップS
610)を実行すると共に、背景及びキャラクタの表示
制御も実行され、リターンに抜ける。
【0057】
【表2】
【0058】4.大当り開始時 大当り開始コマンドコードは、特別図柄表示領域42a
〜42cに表示される左、中及び右特別図柄が同一図柄
を表示した後から大当り動作が開始されるまでの間に大
当りが発生したということを遊技者にアピールする画像
を表示するときに使用されるコマンドコードであり、40
Hの動作番号と01Hの識別番号により構成されている。こ
の命令コードを図柄制御基板32bが受信すると特別図
柄表示装置32の画面上に「大当り等の文字を表示しキ
ャラクタが喜ぶ画像を表示すると共に、音制御基板35
により効果音を出力する処理がなされる。このとき、図
17に示す通り、図柄制御基板32bは、前記画像表示
コマンドから、即ち、受信した左、中及び右静止図柄指
定コードの識別番号が一致しているか否かにより大当り
が発生したことを判断し(ステップS700)、大当り
との肯定判断をすると(ステップS700:YES)、
前回記憶した大当り回数の値を+1として(ステップS
710)、その回数を背景画面49上に表示する処理を
実行し(ステップS720)、リターンに抜ける。これ
により、パチンコホールを開店してからの営業中におけ
るパチンコ機10で発生した大当り回数の累計回数を遊
技者に報知することができる。一方、大当りでないとの
否定判断をすると(ステップS700:NO)、リター
ンに抜ける。
【0059】5.大当り中 大当り中コマンドコードは、開放前コード、開放中コー
ド、10カウント入賞コード、V通過コード及びラウン
ド表示コードの5個のコマンドコードに分類される。 (1)開放前コードは、50Hの動作番号及び01Hの識別番
号より構成され、図柄制御基板32bがこの命令コード
を入力すると、大入賞口52又は羽根62a,62bを
開放することを遊技者に知らせる画像を背景画面49に
表示する処理を実行する。 (2)開放中コードは、50Hの動作番号及び02Hの識別番
号より構成され、図柄制御基板32bがこの命令コード
を入力すると、大入賞口52又は羽根62a,62bが
開放中であることを遊技者に知らせる画像を背景画面4
9に表示する処理を実行する。 (3)10カウント入賞コードは、50Hの動作番号及び0
3Hの識別番号より構成され、主制御基板30は大入賞口
52又は羽根62a,62b部分から遊技球が入賞した
ことをカウントスイッチ54又はVスイッチ55により
検知する毎にこの命令コードを送信する。図柄制御基板
32bがこの命令コードを入力すると、入力する毎にそ
の値をインクリメントしその値を背景画面49上に表示
する処理を行う。これにより、画面上には、大入賞口5
2又は羽根62a,62b部分から遊技球が入賞する毎
に0から10個までの個数表示がなされる。 (4)V通過コードは、50Hの動作番号及び04Hの識別番
号より構成され、主制御基板30は大入賞口52内の特
別領域を遊技球が通過したことをVスイッチ55により
検知するか、或はV通過口69を遊技球が通過したこと
をVスイッチ65が検知するかにより、この命令コード
を送信する。図柄制御基板32bがこの命令コードを入
力すると画面に「V」の文字を大きく表示し大入賞口5
2又は羽根62a,62bが閉鎖した後再び開放するこ
とを遊技者に知らせる。 (5)ラウンド表示コードは、50Hの動作番号及び05Hの
識別番号より構成され、主制御基板30は大入賞口52
又は羽根62a,62bが開放動作終了後に再び開放す
る毎にこの命令コードを送信する。図柄制御基板32b
がこの命令コードを入力すると、入力する毎にその値を
インクリメントしその値を背景画面49上に表示する処
理を行う。これにより、遊技者には大入賞口52又は羽
根62a,62bの開放回数が報知される。
【0060】6.大当り終了時 大当り終了コマンドコードは、大当り終了デモコマンド
コードと高確率移行コマンドコードとからなる。大当り
終了デモコマンドコードは、大当り動作が終了したと
き、即ち大入賞口52又は羽根62a,62bが16回
の開放動作を終了したとき、または16回まで継続しな
くとも開放中に遊技球が特別領域を通過しなかったとき
に送信される命令コードであり、60Hの動作番号及び01H
の識別番号より構成される。図柄制御基板32bがこの
命令コードを入力すると大当りが終了したことを遊技者
に知らせるメッセージを表示する。高確率移行コマンド
コードは、61Hの動作番号及び01H〜02Hの識別番号より
構成される。識別番号が01Hのときは高確率状態が継続
する場合であり、識別番号が02Hのときは高確率が継続
しない場合である。この高確率移行コマンドコードは、
第1実施形態において、主制御基板30から送信する構
成としても良いし、前述した画像表示コマンドの値から
図柄制御基板32bが判断する構成としても良い。
【0061】図18の通り、第2特別電動役物60の第
N回目(N=1〜15)のラウンドが停止する毎に、こ
れに応答して、通常確率状態では、有効信号Eが有効期
間(2.5s)ON状態となり、高確率状態では、有効
信号Fが有効期間(5.0s)ON状態となり、該有効
期間中は、Vスイッチ65の検知が有効と認定される。
該有効期間経過後にOFFとなる。また、複数の有効期
間を設けてその異なる長さに設定しているので、高確率
時に遊技者により有利となる。そして、第16ラウンド
終了後の乱数の抽選によって、確率変動判定図柄が決定
され、確率変動判定図柄が5秒間変動表示され、普通確
率状態又は高確率状態が設定され、次回の大当りまでの
乱数抽選が普通確率で行われるか又は高確率で行われ
る。尚、第Nラウンド中又は有効時間中に特別領域を遊
技球が通過した場合、第N+1ラウンドが開始されるま
で、有効時間以上の期間を設け、大当り処理の有効性を
確保することにする。
【0062】図18の有効信号E,FをON・OFFと
させることで、第2特別電動役物60内の残存球がV通
過口69を通過し得るに十分な期間を設定する。尚、第
N回目のラウンドの終了は、羽根62a及び62bが1
8回開閉動作したとき、又は遊技球がカウントスイッチ
64により10個検出されたときに終了する。そして終
了したタイミングで前述のシャッタ71が降下される。
Vスイッチ65の有効化により途中でラウンドが途切れ
る確率を低減することができる。また、複数の有効期間
を設け、高確率時に遊技者に有利な内容とし、遊技の幅
を広げることができる。
【0063】また、図18に示す様に、通常時(大当り
でないとき)において、羽根作動口61a又は61bへ
の入賞から羽根62a及び62bの開放動作までは前記
有効信号E,Fと同じ時間の遅延時間S,Tが設けられ
ており、羽根作動スイッチ63a又は63bがオンして
も羽根62a及び62bは直ちに開放されない。また、
羽根62a及び62bの閉じた後に、有効信号E,Fが
それぞれ設定され、該有効信号E,Fに対応する期間は
Vスイッチ65は有効とされ、羽根62a及び62bの
開放時間0.9秒と有効信号2.5秒とにより合計で
3.4秒間、Vスイッチ65は有効とされる。これによ
り、通常時(大当りでないとき)において、羽根作動口
61a又は61bへの入賞があれば、羽根62a及び6
2bは0.9秒又は1.8秒開放しVスイッチ65は有
効とされるが、開放したときから0.9秒又は1.8秒
経過した後も前記有効期間中はVスイッチ65が有効と
され、この有効期間内に再び羽根作動口61a又は61
bへの入賞があっても、この有効期間中には羽根62a
及び62bは開放されない。この結果、Vスイッチ65
が有効とされる期間が重複するといったことや、連続し
て有効となるといった弊害は未然に防がれる。尚、上述
の遅延動作はプログラム制御でもハードウェアロジック
であっても、その構成は当業者であれば実施可能である
から、詳細構成は省略する。
【0064】上述の図18の例では、通常確率及び高確
率に応じて、有効期間を複数個設けたが、図19の変更
形態の通り、1回開きの始動口である羽根作動口61
a、又は、2回開きの始動口である羽根作動口61bの
いずれに遊技球が入賞したのか、ケースに応じて、2種
類の有効信号G,Hを発生させ、該信号に対応する有効
期間を設け、それぞれの期間の長さ(3.0s、6.0
s)を異ならせたものである。これにより、同様に遊技
の幅を広げることができる。上述の変更形態は、通常確
率であるか高確率であるかを問わず適用できるものであ
る尚、上述の処理においては、大当り中は有効信号E又
はFは、第N回目のラウンド終了後にONする構成とし
たが、これはシャッタ71が大当り中はラウンド終了時
に降下させられる構成だからである。シャッタ71を備
えない構成の場合には、羽根62a及び62bの開放時
から有効信号E又はFをON状態としラウンド終了後に
も該信号のON状態を2.5s又は5.0s延長する構
成としても良い。また、大当り中でないときには、シャ
ッタ71は降下させられたままであるが、大当り中と同
様に構成し、シャッタ71が降下したときから2.5s
又は5.0s間だけ有効信号E又はFをON状態として
も良い。
【0065】7.動作異常時 動作異常時コマンドコードは、パチンコ機10に異常が
発生したときに送信される命令コマンドコードであり、
本実施形態では、70H01HのE1エラーコード、70H02Hの
E2エラーコード、70H03HのE3エラーコードより構成
されている。E1エラーコードは、テンカウント異常エ
ラーであり、大入賞口52又は羽根62a,62bが開
放したときに遊技球が1個も検知されない場合に出力さ
れ、E2エラーコードは下皿23が満杯で満タンスイッ
チ43がオンしたとき出力され、E3エラーコードは補
給スイッチ44がオンしたとき出力される。これらの異
常時コマンドを送信することにより表示されるエラーメ
ッセージは、異常が解除されたとき送信される70H04Hの
エラー解除コードにより消去される。
【0066】図7に戻り、続く各出力処理(ステップS
200)において、主制御基板30は、遊技の進行に応
じて特別図柄表示装置32、賞球制御基板31、発射制
御基板33、ランプ制御基板34、音制御基板35、普
通役物ソレノイド36b、大入賞口ソレノイド56、V
ソレノイド57、羽根ソレノイド66a,66b等の各
種ソレノイドに対して各々出力処理を実行する。即ち、
前記各入力処理(ステップS170)により遊技盤22
上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されたと
きには賞球としての遊技球を払い出すべく賞球制御基板
31に賞球データを出力する処理を、遊技状態に対応し
たサウンドデータを音制御基板35に出力する処理を、
パチンコ機10に異常があるときにはエラー中であるこ
とを報知すべく図柄制御基板32bにエラー信号を出力
する処理を、更には、大当り発生時には大当り処理等
を、各々実行する。尚、特別図柄表示装置32に表示さ
れる図柄変動中は羽根作動口61a,61b(大入賞口
作動口)の機能は有効である。また大当り中は、図柄の
変動機能、或は、羽根作動口61a,61b(大入賞口
作動口)の機能は停止される。
【0067】前述した本処理に続く残余処理は、外れ図
柄乱数更新処理(ステップS210)及び初期乱数更新
処理(ステップS220)から構成されるが、各々前述
したステップS150及びステップS120と概ね同じ
処理である。この2つの処理は無限ループを形成し、次
の割り込みが実行されるまで時間の許される限り繰り返
し実行される。前述したステップS100〜S200ま
での本処理を実行するのに必要とされる時間は、大当り
処理を実行するか否か、特別図柄の表示態様の相違等に
より割り込み毎に異なる。この結果、残余処理を実行す
る回数も割り込み毎に異なり、図7に示された割り込み
処理が1回実行されることにより外れ図柄乱数及び初期
乱数の更新される(加算される)値も一律では無くな
る。これにより、初期乱数及び外れ図柄乱数が当否乱数
と同期する可能性は無くなる。尚、第1実施形態におい
ては、当否乱数の更新は初期乱数の値により変更される
構成なので同期の虞は全くない。また、前述した普通図
柄乱数更新処理(ステップS160)も残余処理内にお
いて実行するよう構成しても良い。
【0068】前述した各処理を実行することにより、パ
チンコ機10は、次のような動作を実行する。即ち、遊
技者により操作される発射ハンドル24の回動量に応じ
て発射モータ33aにより遊技球が遊技盤22上に発射
され、発射された遊技球が特別図柄作動口としての普通
電動役物36に入賞すれば、これが特別図柄作動スイッ
チ36aにより検出され、特別図柄表示装置32の画面
上に特別図柄を所定時間変動表示した後に確定表示する
ように働く。この確定表示した特別図柄が予め定められ
た特定図柄、例えば「777」等の3桁同一図柄を表示
すると大当り状態として遊技者に有利なゲーム内容を提
供する。大当り状態となるか否かは、前述の通り、遊技
球が特別図柄作動スイッチ36aにより検出されたとき
抽出される当否決定乱数の値が所定値であるか否かによ
り決定される。この条件が成立し大当り状態となると、
大入賞口52が約30秒間又は遊技球が10個入賞した
ことがカウントスイッチ54により検出されるまでいず
れか早く経過する時まで開放され、このとき大入賞口5
2内に入賞した遊技球が特別領域を通過したことがVス
イッチ55により検出されると、一旦、大入賞口52が
閉鎖された後に再び開放され、この開放動作を予め定め
られたラウンド回数、最大16回繰り返す。通常、遊技
球1個の入賞に対して15個の遊技球を賞球として払い
出すので、1回の大当り状態が発生すると、約2400
(=15×10×16)個の遊技球を賞球として獲得す
ることができる。この賞球排出動作は、賞球制御基板3
1が実行する。尚、大入賞口52の特別領域を開閉する
Vソレノイド57は、特別領域に遊技球が1個通過する
と特別領域を閉鎖する。この1個の通過条件がラウンド
の継続条件となる。尚、遊技中において前述したランプ
制御基板34及び音制御基板35が実行する制御は従来
と同様であり、その説明は割愛する。
【0069】また一方、羽根作動口61aへ入賞する
と、これが羽根作動スイッチ63aにより検出される
と、該検出に応答して、羽根62a,62bが1回開
き、一方、羽根作動口61bへの入賞すると、これが羽
根作動スイッチ63bにより検出され、該検出に応答し
て、羽根62a,62bが2回開く。通常確率状態にお
いて、羽根作動口61a,61bに入賞すれば、羽根6
2a,62bを所定時間(0.9秒以内)開放し、高確
率状態において、羽根作動口61a,61bに入賞すれ
ば、羽根62a,62bを所定時間(1.8秒以内)開
放する。羽根62a,62bが開放したときに入賞した
遊技球がV通過口69を通過し得る。そして、この開放
期間内に羽根62a,62b部分から入賞があれば、第
2特別電動役物60の下部に流下し、V通過口69を通
過したり、しなかったりする。V通過口69への入賞
(以下、V入賞という)により、第2特別電動役物60
を遊技者に有利な内容、即ち、大当りになるとともに、
大当り表示を特別図柄表示装置32に表示する。従っ
て、大当り状態となるか否かは、V通過口69を遊技球
が通過するか否かにより決定される。大当り状態となる
と、羽根62a,62bが18回以下の開閉動作(該開
閉動作中の開放時間の合計は30秒以下)又は遊技球が
10個入賞したことがカウントスイッチ64により検出
されるまで、いずれか早く経過する時まで開放される。
但し、上記大当り動作中に入賞球がV通過口69を通過
すると、羽根62a,62bの開放動作は終了し、次の
ラウンドに移行する。一方、入賞球がV通過口69を通
過しないと、羽根62a,62bの18回以下の開閉又
は遊技球が10個入賞するものの、そのラウンドで大当
りは終了する。そこで、羽根62a,62bの18回以
下の開閉又は遊技球が10個入賞するまで、入賞した遊
技球を停留させておき、停留を解除し、該入賞球を一挙
に流下させ、V通過口69への入賞球の通過の確率を高
める。羽根62a,62bの18回以下の開閉動作が終
了した時点以降にV通過口69を通過することもある。
そのときは、前述の有効期間Fの設定により救済され、
V通過口69の通過は有効となる。そして、入賞球のV
通過口69への通過を条件として、一旦、羽根62a,
62bが閉鎖された後に再び開放され、上記の開放動作
を最大16回繰り返す。通常、遊技球1個の入賞に対し
て15個の遊技球が賞球として払い出すよう構成してい
るので、1回の大当り状態が発生すると、約2400
(=15×10×16)個の遊技球を賞球として獲得す
ることができる。この賞球排出動作は、賞球制御基板3
1が実行する。遊技中において前述したランプ制御基板
34及び音制御基板35が実行する制御は従来と同様な
構成であり、その説明は割愛することにする。
【0070】以上詳細に説明した第1実施形態による
と、大当り終了後、高確率に移行したとき、特別図柄が
大当り図柄を表示する確率を甘くできるとともに、有効
期間を設けたことにより、次のラウンドへの移行確率が
高くなり、賞球数の増大をもたらすとともに、停留され
た入賞球の流下のタイミングの設定も容易となる。
【0071】第2実施形態のパチンコ機を図20〜図2
2を参照して説明する。本実施形態は、基本的には第1
実施形態と同様に有効信号E,Fを備えるが、始動入賞
に伴う羽根の開閉を遅延させる代わりに、各ラウンド終
了後に羽根作動スイッチ263a,263bの信号検出
を無効とする無効信号J,Kを備えたものである。羽根
作動スイッチ263a,263bの検知を無効化するこ
とでV入賞率を制御するためである。また、2つの特別
電動役物50,60が1つの特別電動役物260に集約
され、1つの特別電動役物260で第1実施形態で果た
された機能を兼ね備えるものである。即ち、本実施形態
のパチンコ機は、第1実施形態の第1特別電動役物50
とそれに付随する大入賞口52、カウントスイッチ5
4、Vスイッチ55、大入賞口ソレノイド56、Vソレ
ノイド57等に対応する構成が全て削除され、それらの
機能が第1実施形態の第2特別電動役物60に対応する
1つの特別電動役物260に集約化されたものである。
したがって、共通する構成要素の説明と図示は第1実施
形態を援用し、主として、異なる構成について説明す
る。尚、図示の部品番号は第1実施形態の対応部品を2
00番台とし、適宜説明は略す。
【0072】第2実施形態のパチンコ機の主要な構成
は、図20に示す通り、遊技盤222の中央部に特別図
柄表示装置232、下部に設けられた特別図柄作動口と
しての普通電動役物236、上部にある普通図柄表示装
置237、普通図柄表示装置237に表示される図柄の
変動開始に用いられる左右の普通図柄作動ゲート238
及び239、盤面最下部のアウト口241、遊技盤22
2の中央にある特別電動役物260、普通電動役物23
6の左右に一対設けられた羽根作動口261a,261
b、その他の各種入賞口、風車及び図示しない遊技釘等
が備えられている。特別電動役物260は、上部に大入
賞口として機能する一対の羽根262a,262b、中
央部に前述の特別図柄表示装置232、下部に回転体2
68、V通過口269を備え、一対の羽根作動口261
a,261bへの入賞に起因して羽根262a,262
bが開閉作動するようになっている。
【0073】第2実施形態のパチンコ機の電気的構成を
図21のブロック図を用いて説明する。第2実施形態の
パチンコ機の電気回路は、第1実施形態と概ね同様であ
るが、スイッチ類が若干変更になっている。即ち、主制
御基板230の入力側には、タッチスイッチ224a、
賞球払出しスイッチ229a、特別図柄作動スイッチ2
36a、普通図柄作動スイッチ238a及び239a、
満タンスイッチ243、補給スイッチ244、羽根作動
スイッチ263a,263b、カウントスイッチ26
4、Vスイッチ265等が接続されている。また、主制
御基板230の出力側には、普通役物ソレノイド236
b、外部接続端子基板240、及び羽根ソレノイド26
6a,266b等が接続されている。カウントスイッチ
264は羽根262a,262b部分から入賞する全て
の遊技球を検出し、Vスイッチ265はV通過口269
を通過した遊技球を検出するものである。尚、本実施形
態では特別領域は設けなかったが、V通過口269が特
別領域を兼ねるように構成する場合もあり、この場合に
は、特別領域を開閉するVソレノイドを設置する。その
他の説明は第1実施形態と同様である。
【0074】図22の通り、特別電動役物260による
第N回目(N=1〜15)のラウンドが停止すると、こ
れに応答して、通常確率状態では、有効信号Eが有効期
間(2.5s)ON状態となり、高確率状態では、有効
信号Fが有効期間(5.0s)ON状態となり、該有効
期間中は、Vスイッチ265の検知が有効と認定され
る。また、有効信号E,Fとともに無効信号J,Kが設
定され、該期間中は、羽根作動スイッチ263a,26
3bの検知を無効と認定し、第1実施形態の遅延時間
S,Tと同様の機能を果たしている。また、複数の有効
期間を設けてその異なる長さに設定し、高確率時に遊技
者により有利となる。そして、第16ラウンド終了後の
乱数の抽選によって、確率変動判定図柄が決定されるこ
とで普通確率又は高確率が決定され、確率変動判定図柄
が5秒間変動表示され、普通確率状態又は高確率状態が
設定される。尚、無効信号は、第1ラウンド終了後はO
N・OFFさせないようにすることもできる。
【0075】第2実施形態のパチンコ機の動作を説明す
る。発射された遊技球が特別図柄作動口としての普通電
動役物236に入賞すれば特別図柄作動スイッチ236
aにより検出され、特別図柄表示装置232の画面上に
特別図柄を所定時間変動表示した後に静止表示する。こ
の静止表示した特別図柄が予め定められた特定図柄、例
えば「777」等の3桁同一図柄を表示すると大当り状
態として遊技者に有利なゲーム内容を提供する。大当り
状態となるか否かは、遊技球が特別図柄作動スイッチ2
36aにより検出されたとき抽出される当否決定乱数の
値が所定値であるか否かにより決定される。これが第1
の条件である。また一方、遊技球が羽根作動口261
a,261bに入賞すれば、羽根作動スイッチ263
a,263bにより検出され、羽根262a,262b
を所定時間(0.9秒又は1.8秒以内)開放するよう
働き、そして、開放期間内に羽根262a,262b部
分から入賞があれば、特別電動役物260の下部に流下
し、回転体268の回転により、遊技球がランダムに回
転体268に当たり、V通過口269を通過したり、し
なかったりする。遊技球がV通過口269を通過すれば
特別電動役物260を遊技者に有利な内容とする。大当
り状態となるか否かは、V通過口269を通過するか否
かにより決定され、これが第2の条件である。第1の条
件又は第2の条件のいずれかの条件が成立すると、大当
り状態となり、いずれの場合にも、羽根262a,26
2bが約30秒間又は遊技球が10個入賞したことがカ
ウントスイッチ264により検出されるまでいずれか早
く経過する時まで開放され、一旦羽根262a,262
bが閉鎖された後に再び開放され、この開放動作を最大
16回繰り返す。その他は第1実施形態と重複するの
で、その説明は割愛することにする。
【0076】第2実施形態によれば、無効信号J,Kを
ON・OFFさせ、羽根作動スイッチ263a,263
bの検知を無効とすることで、無効期間中に発生した始
動入賞を無視することで、前記有効期間の実質的な延長
を防止できる。また、複数の有効期間を設け、高確率時
に遊技者に有利な内容とし、遊技の幅を広げることがで
きる。また、1つの特別電動役物260が2つの別の条
件のいずれかの成立によって遊技者に有利な遊技状態と
なるので、少ない電動役物でも豊富な遊技状態を作り出
すことができ、趣向性が高まる。
【0077】尚、本発明は、上述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範
囲に於て、改変等を加えることが出来るものであり、そ
れらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれる
こととなる。例えば、羽根作動口61a,61bは普通
電動役物であるが、単なる入賞口であっても良い。ま
た、特別電動役物については、第1特別電動役物50と
それに関連する構成を削除し、第2特別電動役物60の
みとしたものでも良い。有効期間は長さの制限はない
が、例えば、上限(例えば、最大10秒程度)を設けて
も良い。有効期間は有効信号により設定したが、タイマ
ー、フラグ等の他の有効期間設定手段により設定するこ
ともできる。
【0078】
【発明の効果】「羽根モノ」といわれる遊技機におい
て、大当り中のラウンドの継続性を確保するための対策
を容易にすることが可能となる。例えば、停留装置がつ
いたものでは、大当り時において、入賞した遊技球の停
留を解除するタイミングの設定を容易とすることが可能
となる。また、複数の有効期間を設けたことで、遊技の
幅を広げることができる。さらに、特別電動役物の連続
動作の停止後、有効期間の実質的な延長を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した第1実施形態のパチンコ機1
0を示す外観斜視図である。
【図2】第1実施形態のパチンコ機10を裏面からみた
裏面図である。
【図3】第1実施形態のパチンコ機10の遊技盤22の
構成を示す正面図である。
【図4】第1実施形態のパチンコ機10の停留装置70
付近の構成を示す平面図である。
【図5】第1実施形態のパチンコ機10の誘導装置80
の構成を示す正面図である。
【図6】第1実施形態のパチンコ機10の電気的構成を
示すブロック図である。
【図7】第1実施形態の主制御基板30で実行される
「メインルーチン」の処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】「メインルーチン」で作成される初期乱数の更
新処理を示す図である。
【図9】「メインルーチン」で作成される当否乱数の更
新処理の1例を示す図である。
【図10】主制御基板30で実行される「高確率判定ル
ーチン」の処理を示すフローチャートである。
【図11】主制御基板30で実行される「確率変動判定
乱数抽出ルーチン」の処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】主制御基板30で実行される「羽根開放時間
制御ルーチン」の処理を示すフローチャートである。
【図13】主制御基板30で実行される「誘導確率制御
ルーチン」の処理を示すフローチャートである。
【図14】主制御基板30で実行される「羽根開放回数
制御ルーチン」の処理を示すフローチャートである。
【図15】LCDパネルユニット32aの画面上の画像
を例示する正面図である。
【図16】図柄制御基板32bで実行される「通常表示
ルーチン」の処理を示すフローチャートである。
【図17】図柄制御基板32bで実行される「大当り回
数表示ルーチン」の処理を示すフローチャートである。
【図18】役物連続動作の停止に伴う有効信号のON・
OFF、始動入賞に伴う羽根の開閉動作を示すタイミン
グチャートである。
【図19】該動作の変更形態を示すタイミングチャート
である。
【図20】第2実施形態のパチンコ機の遊技盤222の
構成を示す正面図である。
【図21】第2実施形態のパチンコ機の電気的構成を示
すブロック図である。
【図22】役物連続動作の停止に伴う有効信号のON・
OFFを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10…パチンコ機 22…遊技盤 24…発射
ハンドル 24a…タッチスイッチ 30…主制御基板 31
…賞球制御基板 32a…LCDパネルユニット 32b…図柄制御基
板 33…発射制御基板 35…音制御基板 36…普通電動役物(特別図柄作動口) 36a…特別図柄作動スイッチ 37…普通図柄表示
装置 50…第1特別電動役物 52…大入賞口 54…カウントスイッチ(カウント
SW) 55…Vスイッチ(VSW) 56…大入賞口ソレノイド 57…Vソレノイド 60…第2特別電動役物 61a,61b…羽根作動口 62a,62b…羽根 64…カウントスイッチ(カウントSW) 65…Vスイッチ(VSW) 66a,66b…羽根ソレノイド 69…V通過口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉可能な羽根部材を備えた電動役物と、 遊技球が特定作動口を通過することに起因して、前記電
    動役物を遊技者に有利な遊技状態に作動させ、かつ、遊
    技球が電動役物内に設けた特定領域を通過することに起
    因して、前記電動役物を遊技者に有利な状態に連続作動
    させる制御手段と、を備え、 前記電動役物が作動を停止したときの前記電動役物内の
    残存球が前記電動役物内の特定領域を通過し得るに十分
    な、前記残存球の通過を有効とする有効期間を設定し、
    かつ、前記特定作動口への入球から前記電動役物が作動
    を行うまでの間に、前記有効期間と同一の長さ以上の期
    間を設定したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】開閉可能な羽根部材を備えた電動役物と、 遊技球が特定作動口への入球に起因して、前記電動役物
    を遊技者に有利な遊技状態に作動させ、かつ、遊技球が
    電動役物内に設けた特定領域を通過することに起因し
    て、前記電動役物を遊技者に有利な状態に連続作動させ
    る制御手段と、を備え、 前記電動役物が作動を停止したときの前記電動役物内の
    残存球が前記電動役物内の特定領域を通過し得るに十分
    な、前記残存球の通過を有効とする有効期間を設定し、
    かつ、前記電動役物の作動終了後、前記特定作動口の機
    能が停止される無効期間を、前記有効期間と同一の長さ
    以上に設定したことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】前記有効期間を複数種類設けたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記特定作動口は開放回数が異なる複数の
    特定作動口を備え、該複数の特定作動口毎に異なる長さ
    の有効期間を設定したことを特徴とする請求項3記載の
    遊技機。
  5. 【請求項5】遊技球が特定の図柄作動口に入賞又は図柄
    作動通過領域を通過することに起因して所定の図柄を可
    変表示する可変表示手段と、 前記図柄が所定の図柄で確定したとき、前記電動役物を
    連続作動させ、かつ、前記所定の図柄が特定図柄である
    ときに、前記連続作動が出現する確率を向上させること
    が可能な確率変動手段と、を備え、 前記複数の有効期間は、前記確率が向上されたときと、
    前記確率が向上されないときとで、異なる長さに設定し
    たことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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