JP2001078525A - 根菜収穫機 - Google Patents

根菜収穫機

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JP2001078525A
JP2001078525A JP25972999A JP25972999A JP2001078525A JP 2001078525 A JP2001078525 A JP 2001078525A JP 25972999 A JP25972999 A JP 25972999A JP 25972999 A JP25972999 A JP 25972999A JP 2001078525 A JP2001078525 A JP 2001078525A
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Japan
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endless belt
root
carrot
leaves
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JP25972999A
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English (en)
Inventor
Hajime Kitte
切手  肇
Norihiro Yano
典弘 矢野
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 残葉をはじめとする異物が収納コンテナに混
入しないようにして、それらの後処理作業を能率的に行
う装置を備えた根菜類収穫機を提供すること。 【解決手段】 残葉処理装置60は、通常は搬送コンベ
ア13から無端ベルト61上に送られて来たニンジン
(イ)は無端ベルト61の搬送方向に対する角度θで配
置されている処理ローラ62により、無端ベルト61の
搬送方向側面側にあるコンテナ49に収納される。しか
し、搬送コンベア13からの残葉や泥などが無端ベルト
61上に搬送されてくると、残葉や泥などがコンテナ4
9に入らないように処理ローラ62の回転軸の方向が無
端ベルト61の搬送方向に向くように、その配置角度θ
を図4の矢印Aのように代えて、残葉や泥などが無端ベ
ルト61の搬送方向外方の圃場上に排出することができ
る。処理ローラ62の角度を自由に変更できることによ
り作業者の作業能率にあった状態を確保できより効率の
よい収穫作業ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニンジンなどの根
菜収穫機に関する。
【0002】
【従来の技術】根菜としてニンジンを例にして従来の根
菜収穫機の一例を以下説明する。従来のニンジン収穫機
は、圃場においてニンジン収穫機の前進走行にともな
い、引起手段によりニンジンの茎葉を引起した後、掘起
手段によりニンジンの両側面の土壌を掘り起こし、互い
に逆回転する一対の無端ベルトからなる挟持搬送ベルト
でニンジンの茎葉を挟持した状態で引き抜いて掘り取
り、その後、前記挟持搬送ベルトで収穫機後方に搬送す
る過程で茎葉を切断し、さらに搬送コンベアで後方に搬
送してニンジンを収納コンテナに収納する機械である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の根菜類収穫
機において、収穫作業を行う際に茎葉を切断し、搬送コ
ンベアで搬送し、収納コンテナに収納するニンジンに
は、泥、脱落した葉、切断した茎葉の一部などの異物が
付着している。残葉をはじめとするこれらの異物が収納
コンテナに混入すると、その後処理のための作業に労力
を要していた。
【0004】そこで本発明の課題は残葉をはじめとする
異物が収納コンテナに混入しないようにして、それらの
後処理作業を能率的に行う装置を備えた根菜類収穫機を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は根菜
近傍の土壌を掘起し、掘起こした根菜の茎葉を挟持して
引抜き、後方へ搬送した後、根菜の茎葉部分を切断した
根部を搬送する搬送手段と該搬送手段で搬送された根部
を収納するコンテナの搭載手段とを有する根菜収穫機に
おいて、根部の搬送手段とコンテナの搭載手段との間に
根菜搬送用の補助搬送手段と、該補助搬送手段の搬送方
向に対する回転軸の角度を変えることができる根菜誘導
用処理ローラを前記補助搬送手段上に設けた根菜収穫機
によって達成される。
【0006】
【発明の効果】本発明の残葉処理装置は、通常は根部を
搬送する搬送手段(搬送コンベア13)から補助搬送手
段(無端ベルト61)上に送られて来たニンジンは補助
搬送手段の搬送方向に対する角度θで配置されている根
菜誘導用処理ローラ(処理ローラ62)により、補助搬
送手段の搬送方向側面側にあるコンテナ搭載手段(キャ
リア50上に位置するコンテナ49など)に収納され
る。
【0007】しかし、搬送手段(搬送コンベア13)か
らの残葉や泥などが補助搬送手段上に搬送されてくる
と、残葉や泥などが積載手段に入らないように根菜誘導
用処理ローラの回転軸の方向が補助搬送手段の搬送方向
に向くように、その配置角度θを図4の矢印Aのように
代えて、残葉や泥などが補助搬送手段の搬送方向外方の
圃場上に排出することができる。
【0008】こうして、作業者の労力を軽減できるとと
もにローラ角度を自由に変更できることにより作業者の
作業能率にあった状態を確保でき、より効率のよい収穫
作業ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面と共に
説明する。図1に本発明の実施の形態の根菜収穫機の側
面図を示し、図2に図1の根菜収穫機の上面図を示す。
図1、図2に示す根菜収穫機により、根菜として、ニン
ジン(イ)を収穫する場合について説明する。
【0010】図1および図2に示す根菜収穫機1は、ニ
ンジン(イ)を圃場から掘起し、この掘起したニンジン
(イ)を移送しながら葉部の反対側の下部の所定位置か
ら直根を切断し、ついで葉部を切断して、箱形の収納コ
ンテナ49に一次貯留する。
【0011】前記根菜収穫機1は、走行車両2の車体7
の左側に収穫用作業装置3を設け、この収穫用作業装置
3は前部の引起装置4、掘起装置5及び後部の根菜搬送
装置6等を備えている。
【0012】前記走行車両2は、車体7の下側の左右両
側にはクローラ8を張設し、該車体7上部の右前方側に
は走行操作及び収穫操作等を行う操作装置9及び作業者
が搭乗して各種操作を行う操縦席10等を設け、この操
縦席10の下部には、原動機(エンジン)11等を設け
ている。
【0013】この原動機11から走行ケース11a内の
伝動機構11bを介して上記クローラ8を駆動する構成
である。なお、操縦席10の後部には、燃料タンク11
fを設けている。
【0014】前記車体7の上側で操縦席10の後部に
は、後述する葉切断装置12でニンジン(イ)の葉部の
所定位置が切断され、葉部切断済み、及び葉部の反対側
の下部の所定位置を切断済みニンジン(イ)の供給を受
けて、車体7の横方向へ向けて移送する搬送コンベア1
3を設け、搬送コンベア13は移送終端部へ向けて上り
傾斜させて設けている。
【0015】この搬送コンベア13の移送終端部の下側
で、該車体7の上側には、この搬送コンベア13から葉
部切断済みニンジン(イ)の供給を受けて、収納して一
次貯留する収納コンテナ49を載置した構成である。
【0016】前記車体7の後部の左側には、上方へ突出
するコ字形状の支持板16を設け、この支持板16の上
部には、伝動機構17aを内装した伝動ケース17を回
動自在に設けている。
【0017】この伝動ケース17には、前方下部へ突出
する支持板18を設け、この支持板18の前端部には、
左右両側に前方下部へ突出する受板19aを固着した取
付板19bを装着して設けると共に、この受板19a、
19aの前端部には、前方下部へ突出する補助受板19
cを固着している。
【0018】前記左右両側の引起装置4は上部を伝動ケ
ース17から前方へ突出する伝動機構20cを内装する
上受杆20aで支持すると共に、回転駆動させる構成で
あり、下部を補助受板19cから前方へ突出する下受杆
20bで支持させている。
【0019】前記引起装置4は根菜搬送装置6の前部の
左右両側に設け、該引起装置4は、左右一対の引起ケー
ス21に内装して回転自在な引起チェン22aを設け、
この引起チェン22aには所定間隔で引起ラグ22bを
設け、この引起ラグ22bは引起ケース21の前方下端
部から前方上端部の間では一対の引起ケース21の間か
ら突出して、ニンジン(イ)の葉部を引起す作用部と
し、又、後方部は引起さない不作用部としている。
【0020】前記一対の引起ケース21の下部外側面に
は、ニンジン(イ)の葉部を分離する分草具23、23
を前方へ突出させて設けており、図1で示すように畝の
凸凹を検出する凸凹センサ24をニンジン(イ)を掘起
す条とこの条に隣接する隣接条との間に設けている。
【0021】この凸凹センサ24は、該引起ケース21
の外側面に回動自在に設けた支持板25aに接地プレー
ト25bを接着すると共に、該支持板25aの上端部と
ポテンショメータ25cとを連結する連結ロッド25d
から構成されている。
【0022】前記接地プレート25bが圃場の凸凹を検
出して上下回動し、この回動が該ポテンショメータ25
cで検出され、この検出によって左右両側の引起装置
4、後述する掘起装置5及び根菜搬送装置6等を上下シ
リンダ26aの作動により、伝動ケース17の上下回動
中心26位置を中心として、上下回動制御する構成であ
る。接地プレート25bの後端部は根菜搬送装置6の後
述する引抜搬送装置28の下部前端位置より、前部に位
置させて検出性能の向上を図る構成としている。
【0023】前記掘起装置5は左右両側の一対の補助受
板19cに取り付けて、手動または自動によって掘起装
置5全体を一斉に上下回動調節可能に自在に設けてい
る。この掘起装置5は補助受け板19cに一対の支持杆
27aの後端部を取り付けて、該支持杆27aを前方下
部へ突出させている。支持杆27aの前端部にそれぞれ
土切り刃27bを装着し、この左右一対の土切り刃27
bでニンジン(イ)の左右両側の土壌を掘起すことがで
きる。
【0024】前記車体7の支持板16の前部には前支持
板16aを設け、この前支持板16aには前方へ突出さ
せた支持杆16bを設け、この支持杆16bの前端部に
は、L字形状の回動板16cを回動自在に装着し、回動
板16cの一方側の下端部と、上下シリンダ26aの前
端部とを連接させ、他方側の前端部には、支持杆16d
の一方側の端部を装着し、この支持杆16dの他方側の
端部と受板19aの前端の近傍部とを連接させている。
【0025】前記上下シリンダ26aの作動により、伝
動ケース17の上下回動中心26を回動中心として回動
板16c、支持杆16d、受板19a、補助受板19c
及び後述する連結板29等を介して、引起装置4、掘起
装置5及び根菜搬送装置6等を自動で一斉に上下回動制
御する。
【0026】前記引起装置4の後部の左右両側には、根
菜搬送装置6の引抜搬送装置28を設け、この引抜搬送
装置28の上端部の移送終端部は、伝動ケース17の後
側に、連結板29を介して設けた伝動機構30aを内装
した伝動ケース30に前方上部へ突出する伝動機構31
aを内装した支持杆31の上側に設けた伝動ケース32
に内装した伝動機構32aで支持すると共に、回転駆動
する構成である。この伝動ケース30は伝動ケース17
の上下回動によって、該連結板29を介して同時に上下
回動する。
【0027】前記引抜搬送装置28は、前方から後方に
向けて上昇傾斜していて、その上・下端部に回転自在に
軸支して設けた上・下プーリ28b、28cに挟持搬送
ベルト28a、28aを掛け渡している。掘起装置5で
掘起したニンジン(イ)の葉部は、この引抜搬送装置2
8の挟持搬送ベルト28a、28a間に挟持され、後方
上部へ向けて移送される。
【0028】ニンジン下部切断装置47は掘起装置5後
方上部で、引抜搬送装置28中間部の下側に設けてい
る。このニンジン下部切断装置47は左右方向に所定間
隔で、上下方向2箇所に山形状を形成した案内杆48a
を複数個設けると共に、この2箇所の山形状内には、回
転外周部に複数個の切断刃48bを装着した回転具48
cを回転自在に軸支している。
【0029】前記ニンジン下部切断装置47の案内杆4
8aの下側の山形状部で全長の短い形状のニンジン
(イ)は、挟持搬送ベルト28a、28aで挟持されて
上部へ向けて移送中に葉部の反対側の下部所定位置が切
断刃48bによって切断される。ニンジン(イ)の全長
によって所定位置を切断するように構成されている。
【0030】前記根菜搬送装置6の首揃移送装置33、
タッピング移送装置34、葉部移送装置35及び葉切断
装置12はニンジン(イ)の収穫作業状態時には圃場面
に略平行状態に設けている(図1)。
【0031】前記首揃移送装置33は、引抜搬送装置2
8の後側で移送終端部から所定距離下方に位置させて、
平面視左右両側に一対設けている。この首揃移送装置3
3の移送終端部は伝動ケース30に上方へ向けて突出さ
せて設けた伝動機構37aを内装した下支持ケース37
上側に設けた上伝動ケース38に内装した伝動機構38
aで支持すると共に回転駆動する。
【0032】前記首揃移送装置33は、支持プレート3
9の前・後端部に回転自在に軸支した前・後プーリ39
a、39bを設けると共に、これら前・後プーリ39
a、39b間には、複数個のV字形状の支持板とテンシ
ョンローラを設け、これら前・後プーリ39a、39b
及び各テンションローラに首揃移送ベルト39cを掛け
渡している。
【0033】平面視左右両側に設けたこれら首揃移送ベ
ルト39c、39c間には所定の隙間を設け、これら首
揃移送ベルト39c、39c間にニンジン(イ)の葉部
を挟持するが、この挟持力は引抜搬送装置28の挟持搬
送ベルト28a、28aの挟持力より弱くしている。
【0034】前記首揃移送装置33は、引抜搬送装置2
8の挟持搬送ベルト28a、28aにニンジン(イ)の
葉部を挟持して上部へ移送する途中で、この首揃移送装
置33の首揃移送ベルト39c、39cにもニンジン
(イ)の葉部下部を挟持させる構成であり、ニンジン
(イ)の葉部を両者で挟持しながら、挟持搬送ベルト2
8a、28aにより更に上部へ移送されることにより、
ニンジン(イ)の胴部側の上端部(肩部)が首揃移送ベ
ルト39c、39cの下端部位置まで引き上げられて、
ニンジン(イ)の首揃えが行われる。
【0035】前記タッピング移送装置34の移送終端部
は、上伝動ケース38に上下に突出させて設けた上支持
ケース41に内装した伝動機構41aの下部側で支持す
ると共に回転駆動する構成である。
【0036】このタッピング移送装置34は、首揃移送
装置33の上側に側面視所定間隔を設けて平行状態に設
けると共に、移送始端部は該首揃移送装置33の前後方
向略中央部に位置させ、前・後端部に回転自在に軸支し
て設けた前・後プーリ42a、42bにタッピング移送
ベルト42cを掛け渡した構成であり、平面視左右両側
の該タッピング移送ベルト42c、42cの間に、ニン
ジン(イ)の葉部を挟持することができる。
【0037】ニンジン(イ)の葉部は引継のはじめに
は、挟持搬送ベルト28a、28a、首揃移送ベルト3
9c、39cおよびタッピング移送ベルト42c、42
cの三者で挟持し、所定位置から後方では首揃移送ベル
ト39c、39cとタッピング移送ベルト42c、42
cとの両者で挟持して移送する。
【0038】前記葉部移送装置35の移送終端部は、上
支持ケース41に内装した伝動機構41aの上部側で支
持すると共に回転駆動する構成である。この葉部移送装
置35はタッピング移送装置34の上側に側面視所定間
隔を設けて平行状態に設けると共に移送始端部は該タッ
ピング移送装置34の移送始端部より、所定距離後方に
位置させ、前・後端部に回転自在に軸支して設けた前・
後プーリ43a、43bに葉部移送ベルト43cを掛け
渡し、平面視左右両側の該葉部移送ベルト43c、43
cの間にニンジン(イ)の葉部を挟持する。
【0039】引継のはじめは、ニンジン(イ)の葉部を
首揃移送ベルト39c、39c、タッピング移送ベルト
42c、42cおよび葉部移送ベルト43c、43cの
三者で挟持し、首揃移送ベルト39c、39cの後端部
から後方では、タッピング移送ベルト42c、42cと
葉部移送ベルト43c、43cとの両者で挟持し、かつ
後述する葉切断装置12の後部からは、この葉切断装置
12で切断された切断葉のみを移送し、これらタッピン
グ移送装置34、及び葉部移送装置35の両者の移送終
端部から切断葉を圃場へ排出する。
【0040】前記葉切断装置12は、上伝動ケース38
から垂直下方へ突出させて設けた回転軸46の軸端部に
水平面内で回転する切断刃46aを装着した構成であ
り、この葉切断装置12は、上下回動中心26位置であ
る伝動ケース17に近接させると共に、首揃移送装置3
3の移送終端部にも近接させている。この切断刃46a
はタッピング移送装置34の下側で、該首揃移送装置3
3の所定位置下位に配置している。
【0041】この切断刃46aにより、前記タッピング
移送装置34と葉部移送装置35との両者により、ニン
ジン(イ)の葉部を挟持して移送する首揃したニンジン
(イ)の葉部の所定位置を切断する。ニンジン(イ)の
根部は葉切断装置12で葉部が切断されると、前記搬送
コンベア13の始端部に落下する。
【0042】前記車体7の後部に後方キャリア50を設
け、後方キャリア50の上側には収穫したニンジンを一
時貯留する複数の収納コンテナ49を載置できるように
している。
【0043】搬送コンベア13の終端部の下方かつ側方
キャリア50の上部に、シュータ15を設け、搬送コン
ベア13で搬送されたニンジン(イ)は、シュート15
を介して本発明の特徴点である無端ベルト61(図4)
を経てキャリア5上の収納コンテナ49に収納する構成
である。
【0044】根菜収穫機1の背面一部切り欠き立面図で
ある図3に示すように、搬送コンベア13のサイドフレ
ーム13a、13aに掛け渡して空コンテナ置き用ステ
ー55aおよび55bを立設する。サイドフレーム13
a、13aと空コンテナ置き用ステー55aおよび55
bとはボルトナットにより剛に結合する。
【0045】空コンテナ置き用ステー55aおよび55
bの上部にキャリア部材55c、55cを掛け渡して搬
送コンベア13と平行に設け、図示しない締結部材によ
りステー55a、55bに結合する。
【0046】キャリア部材55cは、軽量型鋼材あるい
はパイプ材で構成し、キャリア部材55cの端部および
側部にはストッパー55d、55d、・・・を形成し、
キャリア部材55cの上に空の収納コンテナ49を積載
する。ストッパー55d、55d、・・・は空の収納コ
ンテナ49の側面に当接して、収納コンテナ49が落下
するのを防止する。
【0047】図4(a)(斜視図)、図4(b)(平面
図)には搬送コンベア13の終端部下方に配置したニン
ジンの残葉、ニンジンに付着した泥などの異物の除去を
容易にする残葉処理装置60の構成について説明する。
【0048】搬送コンベア13からシュータ15を経由
してコンテナ49にニンジンを収納する際に搬送コンベ
ア13上の残った残葉や泥などの異物がコンテナ49に
入る可能性がある。
【0049】本発明のニンジン収穫機には残葉処理装置
60を設けており、該残葉処理装置60は搬送コンベア
13の終端部に無端ベルト61と処理ローラー62によ
って構成され、無端ベルト61上面に接する用に配置さ
れ、無端ベルト61上で矢印Bの方向に回転する処理ロ
ーラ62の回転軸が無端ベルトの搬送方向に対して成す
角度θが自由に変更できるようにしている。
【0050】残葉処理装置60は、通常は搬送コンベア
13から無端ベルト61上に送られて来たニンジン
(イ)は図4に示す無端ベルト61の搬送方向に対する
角度θで配置されている処理ローラ62により、無端ベ
ルト61の搬送方向側面側にあるコンテナ49に収納さ
れる。
【0051】しかし、搬送コンベア13からの残葉や泥
などが無端ベルト61上に搬送されてくると、残葉や泥
などがコンテナ49に入らないように処理ローラ62の
回転軸の方向が無端ベルト61の搬送方向に向くよう
に、その配置角度θを図4の矢印Aのように代えて、残
葉や泥などが無端ベルト61の搬送方向外方の圃場上に
排出することができる。
【0052】ここで、処理ローラ62は図4(b)に示
すように搬送コンベア13の駆動用ローラ(図示せず)
から動力伝達を受けて駆動する。また、処理ローラ62
の回転軸は図示しないアームにユニバーサルジョイント
63を介して回転軸の一方の端部を固定しているので、
作業者が容易に手動でその配置角度θを変えることがで
きる。
【0053】このように残葉処理装置60により、残葉
などがコンテナ49に混入しすることを防止できるの
で、コンテナ49内の後処理のための労力を軽減できる
とともに処理ローラ62の配置角度θを作業者が自由に
変更できるので、作業者の作業能率にあった状態を確保
でき、より効率のよい収穫作業ができる。
【0054】また、搬送コンベア13によって搬送され
るニンジンには残葉、泥等が混入しているが、それを除
去でき、かつ根菜収穫機1の収穫速度によって後方に搬
送されるニンジンの数が増えていくのでそれに応じて図
4(a)の矢印Cのように無端ベルト61の一端を上下
方向に動かし、その搬送面の対地角度を変更すると作業
者の能率を高めることができる。
【0055】また、ニンジンは落下するとき割れ易いの
でコンテナ49内に収納したニンジンの量が少ない間は
無端ベルト61の一端を下げておき、ニンジンの収納量
が増える毎に徐々に上げるようにすると、ニンジンがコ
ンテナ49内に落下する時に割れるおそれはなくなる効
果もある。
【0056】また、図5(斜視図)、図6(収穫機後方
から見た側面図)に示す残葉処理装置60を設けても良
い。この残葉処理装置60は搬送コンベア13の終端部
に配置した一対の同径ローラ65a、65bからなる。
この一対のローラ65a、65bは搬送コンベア13の
幅方向に略平行になるようにその回転軸を配置し、かつ
互いに内回り方向に回転する構成とする。
【0057】また、この一対のローラ65a、65bは
コンテナ49が配置される方向が下向きになるように傾
斜させ、かつ一対のローラ65a、65bの間には残葉
や泥などは落下するがニンジン(イ)は落下しない程度
の間隔を設けておく。
【0058】また図6に示すように、切断されていない
茎葉(ロ)がニンジン(イ)に残っていても、一対のロ
ーラ65a、65b間に垂れ下がり、互いに内回り回転
するローラ65a、65bにより、引きちぎられる効果
もある。ここで、ローラ65a、65bは図4に示すよ
うに搬送コンベア13の駆動用ローラ(図示せず)から
動力伝達を受けて駆動する。
【0059】こうして、図5、図6に示す構成の残葉処
理装置60により、搬送コンベア13から送られてくる
残葉や泥などは一対のローラ65a、65b間から圃場
上に落下するのでコンテナ49内には根菜であるニンジ
ンのみが搬入される。
【0060】このため、作業者の労力が軽減するととも
にニンジンのみを収穫できるので後処理の洗浄等の作業
で不純物の処理をする必要がないので収穫作業能率が上
がる。
【0061】通常は、根菜収穫機1の機体平面は圃場面
とほぼ平行になるように構成されているため、ニンジン
の掘取作業が進むにつれて、機体の後方キャリヤ50上
にニンジンが満杯になった収納コンテナ49が積載され
ることになるが、このコンテナ49の数が増えるに従
い、機体後部に重心が移り、機体前部が収穫作業中に浮
き上がり気味となることがある。
【0062】このため、機体が上下方向にハンチングす
ることなどがあり、ニンジンの引抜搬送装置28のキャ
ッチング性能が不安定となる不具合が発生するおそれが
あった。
【0063】その対策として、図7(根菜収穫機1の機
体後方から見た図)に示すように車体7を含めた機体全
体を水平に対する角度α度(2度≦α≦5度)だけ、や
や前傾させた構成とすることができる。このように機体
をあらかじめ前傾にした構成にすることで、作業中の機
体が後傾することを防止し、機体バランスが安定した状
態で作業できる。
【0064】また、軟質圃場内の走行時にクローラ8の
駆動反力により、機体前方が浮き上がり易いが、前記機
体を前傾させた構成により安定走行が可能となる効果も
ある。
【0065】根菜類収穫機でのニンジンの収穫時に、ク
ローラ8の内側の後端部から葉を巻き込み、クローラ8
の内部と車体7の間に葉が詰まって、サイドクラッチが
切れなくなり、最終的には、クローラ8がはずれるとい
うことがあった。そこで、図8に示すようにクローラ8
の内側部であって、クローラ8の後端部付近に巻き込み
防止用のカバー68を設けることで、上記不具合を解決
できる。
【0066】機体に設けた後方キャリヤ50上に収穫し
たニンジンを満杯にした収納コンテナ49を最大個数積
載して、畦越え、枕地旋回をする時、機体前部がはね上
がり機体後部の収納コンテナ49が後方へ落下し、ニン
ジンが損傷するという不具合が発生するおそれがあっ
た。
【0067】そこで、図9に示すように、クローラ8の
後方に位置する車体7に、ニンジンの葉部移送装置35
の終端部から突出しない位置へ、補助タイヤ70を設け
ることで、一定傾斜角以上は機体が後傾しないよう作業
時の収穫機の安全性を高めることができる。
【0068】また、図10に示すように、操作席10お
よび搬送コンベア13の後方に後方キャリヤ50を設
け、操作席10の側方には側方キャリヤ52を設け、か
つ、操作席10の前方に前方キャリヤ71を設ける構成
を採用してもよい。
【0069】このように操作席10をコの字に囲むよう
に各キャリヤ50、52、71を設けることで、収納コ
ンテナ49満載時においても、機体の重心が前後に動く
ことなく安定するので、作業性能、走行性能が維持でき
る。
【0070】図2に示すように根菜収穫機1において、
機体の左サイドに掘取部(引起装置4と根菜搬送装置
6)を機体の前後方向に設け、この掘取部の後方に、掘
取部と直角方向に切断後のニンジンの搬送コンベア13
を設けている。
【0071】しかし、図11に示すように、搬送コンベ
ア13の終端部に、搬送コンベア13とは直角方向であ
って後方へ移動する選別用コンベア72を設け、選別用
コンベア72上に軽く接触させ、やや斜め後ろ向きに回
転軸を取り付けに回転ローラ73を配置する構成とする
こともできる。
【0072】前記選別用コンベア72を設けることで、
ニンジンとその葉、ニンジンに付着するゴミ、泥を自動
選別ができ、コンテナ49内に不要物が混入せず、仕上
がりがきれいになる。
【0073】また、この選別用コンベア72を、車体7
内に配置し、かつ操作席10のすぐ後方に配置すると、
機体全長を長くすることなく、コンパクトな構成とする
ことができ、コンテナ49と機体の右サイド及び後方部
にもコンテナ49を積載可能で、余裕のコンテナ数を積
載でき、作業能率が向上する。
【0074】また、手掘り面積(根菜収穫機の横幅方向
の片側寄りに引起装置4と掘起装置5が取り付けられて
いるため、圃場の中央部分から収穫を開始するから収穫
機ではニンジンを掘り取りできない圃場部分が生じる。
これを手堀部と称し、この面積を手堀面積と呼ぶ)を大
きくすることもなく、トラックへの乗り降ろしに、不便
さがない。
【0075】図11に示すように選別用コンベア72の
終端部と車体7の間にニンジンの自動選別後、搬送され
る葉、ゴミ、泥等を圃場の放出する空間Aを設けておく
と、選別用コンベア72の全長を短くできるので、機体
がコンパクトになり、かつ、選別用コンベア72の後部
にもコンテナ49を積載でき、作業性が向上するだけで
なく、葉、ゴミ、泥が機体上に堆積しないので 機体が
汚れることなく、長時間作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の根菜収穫機の側面図を
示す。
【図2】 図1の根菜収穫機1の上面図を示す。
【図3】 図1の根菜収穫機の搬送コンベア終端部と無
端ベルト配置部の斜視図である。
【図4】 図3に示す搬送コンベア終端部と無端ベルト
の平面図である。
【図5】 本発明の実施の形態の根菜収穫機の搬送コン
ベア終端部と無端ベルト配置部の斜視図である。
【図6】 図5の根菜収穫機のの搬送コンベア終端部と
無端ベルト配置部を後方から見た側面図である。
【図7】 本発明の実施の形態の根菜収穫機の側面図で
ある。
【図8】 本発明の実施の形態の根菜収穫機の背面図で
ある。
【図9】 本発明の実施の形態の根菜収穫機の側面図で
ある。
【図10】 本発明の実施の形態の根菜収穫機の平面図
である。
【図11】 本発明の実施の形態の根菜収穫機の平面図
である。
【符号の説明】
1 根菜収穫機 2 走行車両 3 収穫用作業装置 4 引起装置 5 掘起装置 6 根菜搬送装
置 7 車体 7a ブラケッ
ト 7b キャリア回動支点ピン 8 クローラ 9 操作装置 9a 操作パネ
ル 10 操縦席 11 原動機
(エンジン) 11a 走行ケース 11b 伝動機
構 11f 燃料タンク 11h バッテ
リー 12 葉切断装置 13 搬送コン
ベア 13a サイドフレーム 13b、13c
軸 13d スプロケットチェン 13e ブラケ
ット 13h サイドフレーム泥落とし開口部 14 ガイドプレート 14a 正面ガイドプレート 14b 側面ガ
イドプレート 15 シュータ 15a シュー
ト板 15b 縦泥落とし溝 15c 横泥落
とし溝 15d 格子状シュータ 15e 縦格子
棒 15f 横格子棒 15g サイド
ガイド 16 支持板 16a 前支持
板 16b 支持杆 16c L字形
状の回動板 16d 支持杆 17 伝動ケー
ス 17a 伝動機構 18 支持板 19a 受板 19b 取付板 19c 補助受板 20a 上受杆 20b 下受杆 20c 伝動機
構 21、22 引起ケース 22a 引起チ
ェン 22b 引起ラグ 23 分草具 24 凸凹センサ 25a 支持板 25b 接地プレート 25c ポテン
ショメータ 25d 連結ロット 26 上下回動
中心 26a 上下シリンダ 27a 支持杆 27b 土切り刃 28 引抜搬送
装置 28a 挟持搬送ベルト 28b、28c
上・下プーリ 29 連結板 30 伝動ケー
ス 30a 伝動機構 31 支持杆 31a 伝動機構 32 伝動ケー
ス 32a 伝動機構 33 首揃移送
装置 34 タッピング移送装置 35 葉部移送
装置 37 下支持ケース 37a 伝動機
構 38 上伝動ケース 38a 伝動機
構 39 支持プレート 39a、39b
前・後プーリ 39c 首揃移送ベルト 41 上支持ケ
ース 41a 伝動機構 42a、42b
前・後プーリ 42c タッピング移送ベルト 43a、43b
前・後プーリ 43c 葉部移送ベルト 46 回転軸 46a 切断刃 47 ニンジン
下部切断装置 48a 案内杆 48b 切断刃 48c 回転具 49 収納コン
テナ 50 後方キャリア 50a コンテ
ナ用ガイド 50b コンテナ用ガイド 50c キャリ
アブラケット 50d 回動長穴 52 側方キャ
リア 52b キャリアブラケット 52c 回動長
穴 54a ヒンジ 55a 空コンテナ置きステー(前) 55b 空コンテナ置きステー(後) 55c キャリア部材 55d ストッ
パー 55e ボルトナット 56 搬送コン
ベア変速レバー 60 残葉処理装置 61 無端ベル
ト 62 処理ローラ 63 ユニバー
サルジョイント 65a、65b ローラ 66 ローラチ
ェーン 68 巻き込み防止用のカバー 71 前方キャ
リヤ 72 選別用コンベア 73 回転ロー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 根菜近傍の土壌を掘起し、掘起こした根
    菜の茎葉を挟持して引抜き、後方へ搬送した後、根菜の
    茎葉部分を切断した根部を搬送する搬送手段と該搬送手
    段で搬送された根部を収納するコンテナの搭載手段とを
    有する根菜収穫機において、 根部の搬送手段とコンテナの搭載手段との間に根菜搬送
    用の補助搬送手段と、該補助搬送手段の搬送方向に対す
    る回転軸の角度を変えることができる根菜誘導用処理ロ
    ーラを前記補助搬送手段上に設けたことを特徴とする根
    菜収穫機。
JP25972999A 1999-09-14 1999-09-14 根菜収穫機 Withdrawn JP2001078525A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006333745A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Iseki & Co Ltd 収穫物搬送装置
JP2017063677A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 株式会社クボタ 根菜収穫機

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