JP3876527B2 - 根菜類収穫機 - Google Patents
根菜類収穫機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3876527B2 JP3876527B2 JP13216898A JP13216898A JP3876527B2 JP 3876527 B2 JP3876527 B2 JP 3876527B2 JP 13216898 A JP13216898 A JP 13216898A JP 13216898 A JP13216898 A JP 13216898A JP 3876527 B2 JP3876527 B2 JP 3876527B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer device
- leaf
- transfer
- tapping
- root vegetable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、掘起した根菜野菜を上方後部へ移送する移送装置から引継移送しながら首揃する首揃移送装置、首揃え済み該根菜野菜を引継移送するタッピング移送装置、及び葉切断装置で切断済み葉を移送する葉移送装置等を圃場面に対して略平行状態に設け、該移送装置の上下回動中心位置を該葉切断装置に近接させて設けた根菜搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
根菜野菜が、例えば、人参であったとすると、この人参を収穫作業するときは、走行車両を圃場内を走行させて、上下回動自在で所定の高さ位置に支持された引起装置、及び掘起装置のこれら左右両側の引起装置で人参の葉部を引起すると共に、掘起装置で人参の走行方向の左右両側が掘起され、この掘起した人参の葉部は、前後方向に傾斜させて、左右両側に設けた移送装置で挾持されて後方上部へ移送され、移送途中で前後方向に傾斜させて、左右両側に設けた首揃移送装置で人参の葉部が挾持され、引継されて後部へ移送しながら、この移送中に人参の首揃えが行われ、首揃え済み人参は、前後方向に傾斜させて、左右両側に設けたタッピング移送装置、及び葉移送装置で引継移送され、移送途中で人参の葉は、前後方向に傾斜させて設けた葉切断装置で所定位置が切断され、切断済み葉は、これらタッピング移送装置と葉移送装置とで移送されて圃場面へ排出する。又、葉を切断済みの人参は、該タッピング移送装置から落下して、例えば、下部の収納箱内へ一時収納されて貯留する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
タッピング移送装置、葉移送装置の左右の移送ベルトの間に、ちぎれた葉などが詰まる不具合があった。また、タッピング移送装置、葉移送装置の左右の移送ベルトの交換が面倒であった。
この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このために、この発明は、走行車両(2)の前方側部の根菜野菜(イ)を引起す引起装置(4)の下側の掘起装置(5)と、掘起した該根菜野菜(イ)を後方上部へ移送する上下回動自在に設けた移送装置(28)と、該移送装置(28)から引継移送しながら首揃えする首揃移送装置(33)と、該首揃移送装置(33)の後方上部に首揃え済み該根菜野菜(イ)を引継移送するタッピング移送装置(34)と、該タッピング移送装置(34)の下側の葉切断装置(12)で切断済み葉を移送する葉移送装置(35)を該タッピング移送装置(34)の上側に設けた根菜類収穫機において、前記タッピング移送装置(34)は、左右の移送ベルト(42c、42c)で根菜野菜(イ)の葉部の下部を挟持する構成とし、前記葉移送装置(35)は、左右の移送ベルト(43c、43c)で根菜野菜(イ)の葉部の上部を挟持する構成とし、前記タッピング移送装置(34)の左右の移送ベルト(42c、42c)と葉移送装置(35)の左右の移送ベルト(43c、43c)において、タッピング移送装置(34)のいずれか一方側の移送ベルト(42c)と葉移送装置(35)のいずれか一方側の移送ベルト(43c)を、外方向へ開閉可能に構成し、前記タッピング移送装置(34)の後側の左右の後プーリ(42b、42b)と葉移送装置(35)の後側の左右の後プーリ(43b、43b)を所定距離外側へ移動させて、前記タッピング移送装置(34)の左右の移送ベルト(42c、42c)間、及び葉移送装置(35)の左右の移送ベルト(43c、43c)間には、後方へ向けての所定の開き角度(D)を構成し、さらに、車体(7)の後部には補助車台(49)を構成し、該補助車台(49)の上方には、前記タッピング移送装置(34)、及び葉移送装置(35)で移送される切断済みの切断葉の供給を受けて操縦席(10)側の横方向へ向けて移送する葉収集移送コンベア(50)を設け、該葉収集移送コンベア(50)の移送終端部の下側であって前記補助車台(49)の上側には、葉収集移送コンベア(50)からの切断葉の供給を受けて一時貯留する葉収納箱(51)を構成したことを特徴とする根菜類収穫機の構成とする。
【0005】
【発明の作用】
人参(イ)を収穫作業するときは、走行車両2を圃場内を走行させて、上下回動自在で所定の高さ位置に支持された引起装置4、及び掘起装置5のこれら左右両側の引起装置4で人参の葉部を引起すと共に、掘起装置5で人参(イ)の走行方向の左右両側が掘起され、掘起した人参(イ)の葉部は、圃場面に略平行で左右両側に設けた移送装置28で挾持されて後方上部へ移送され、移送途中で圃場面に略平行で左右両側に設けた首揃移送装置33へ引継され、人参(イ)の葉部は該移送装置28で挾持されて後方上部へ移送すると共に、首揃移送装置33で人参(イ)の葉部が挾持されたこの人参(イ)は、後部へ移送しながら、この移送中の人参(イ)の首揃えが行われ、首揃え済み人参(イ)は、圃場面に略平行で左右両側に設けたタッピング移送装置34、及び葉移送装置35で引継移送され、移送途中で人参(イ)の葉は、圃場に略平行に設けた葉切断装置12で所定位置が切断され、切断済み葉は、これらタッピング移送装置34と葉移送装置35とで移送されて圃場面へ排出する。又葉切断済みの人参(イ)は、該タッピング移送装置34から落下して、例えば、下部の収納箱内へ一時収納されて貯留する。
また、タッピング移送装置34と葉移送装置35で移送される葉は、後部に構成される所定の開き角度Dによって、スムーズに排出される。
また、切断済み葉は、葉収集移送コンベア50から葉収納箱51に一時貯留される。
【0006】
【発明の効果】
タッピング移送装置、葉移送装置のそれぞれの左右の移送ベルトの間に、ちぎれた葉などが詰まっても、容易に取り除くことが可能となる。また、タッピング移送装置、葉移送装置の左右の移送ベルトの交換が容易となる。
タッピング移送装置34と葉移送装置35で移送される葉は、後部に構成される所定の開き角度Dによって、スムーズに排出されるので、切断葉の詰まりを防止できるようになる。
また、人参(イ)を収穫後にすぐに作物を作付するときは、圃場へ排出した切断葉を集める必要があるが、葉収集移送コンベア50と葉収納箱51とを設けたことにより、手間と労力を省いて能率の良い作業が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図例は、根菜野菜(イ)が、例えば、人参(イ)であったとすると、この人参(イ)は圃場から掘起され、この掘起した人参(イ)を移送しながら葉部、及び葉部の反対側の下部の所定位置を切断して、一時貯留等を行う根菜類収穫機1を図示して説明する。
【0008】
前記根菜類収穫機1は、走行車両2の一方側の側部外側には、収穫用作業装置3を設け、この収穫用作業装置3は前部の引起装置4、掘起装置5、及び後部の根菜搬送装置6等よりなる構成である。
前記走行車両2は、車体7の下側の左右両側には、クローラ8を張設し、該車体7上部の一方側には、走行操作、及び収穫操作等を行う操作装置9、及び作業者が搭乗して各種操作を行う操縦席10等を設け、この操縦席10の下部には、原動機(エンジン)11等を設けている。この原動機11から走行ケース11a内の伝動機構11bを介して該クローラ8,8を駆動する構成である。
【0009】
前記車台7の後部の上側には、後述する葉切断装置12で人参(イ)の葉部の所定位置が切断され、葉部切断済み、及び葉部の反対側の下部の所定位置を切断済み人参(イ)の供給を受けて、操縦度10側の横方向へ向けて移送する回転駆動する移送ベルト等よりなる第1移送コンベア13、及び回転駆動する移送ベルト等よりなる第2移送コンベア14を設け、これら第1,第2移送コンベア13,14は移送終端部へ向けて下り傾斜させて設けている。この第2移送コンベア14の移送終端部の下側で、該車台7の上側には、この第2移送コンベア14から葉部切断済み人参(イ)の供給を受けて、収納して一時貯留する収納箱15を載置した構成である。
【0010】
前記車体7の後部の左側には、上方へ突出するコ字形状の支持板16を設け、この支持板16の上部には、伝動機構17aを内装した伝動ケース17を回動自在に設けている。この伝動ケース17には、前方下部へ突出する支持板18を設け、この支持板18の前端部には、左右両側に前方下部へ突出す受板19aを固着した取付板19bを装着して設けると共に、この受板19a,19aの前端部には、前方下部へ突出する補助受板19cを固着した構成である。
【0011】
前記左右両側の引起装置4は、上部を伝動ケース17から前方へ突出する伝動機構20cを内装する上受杆20aで支持すると共に、回転駆動させる構成であり、下部を補助受板19cから前方へ突出する下受杆20bで支持させた構成である。
前記引起装置4は、根菜搬送装置6の前部の左右両側に設け、該引起装置4は、左右両側の引起ケース21,21に内装して回転自在な引起チェン22aを設け、この引起チェン22aには、所定間隔で引起ラグ22bを前方下端部から前方上端部の間は、該引起ケース21,21間から突出して、人参(イ)の葉部を引起す作用部とし、又、後方部は引起しない不作用部とした構成である。
【0012】
前記引起ケース21の下部外側面には、人参(イ)の葉部を分離する分草体23を前方へ突出させて設けた構成であると共に、図1で示す如く畝の凹凸を検出する凹凸センサ24を人参(イ)を掘起す条とこの条に隣接する隣接条との間に設けている。この凹凸センサ24は、該引起ケース21の外側面に回動自在に設けた支持板25aに接地プレート25bを装着すると共に、該支持板25aの上端部とポテンショメータ25cとを連結する連結ロット25dよりなる構成である。
【0013】
前記接地プレート25bが圃場の凹凸を検出して上下回動し、この回動が該ポテンショメータ25cで検出され、この検出によって、左右両側の引起装置4、後述する掘起装置5、及び根菜搬送装置6等を、伝動ケース17の中心位置を、上下回動中心26位置として、上下シリンダ26aの作動により、上下回動制御する構成である。該接地プレート25bの後端部は、該根菜搬送装置6の後述する移送装置28の下部前端位置より、前部に位置させて検出性能の向上を図る構成としている。
【0014】
これにより、人参(イ)の挾持性能が向上する。又、これによって葉の切断性能も向上する。更に根菜類収穫機1の運転労力も軽減することができる。
前記掘起装置5は、左右両側の補助受板19cに、手動によって上下調節可能に設けると共に、自動によって上下回動自在に設けている。この掘起装置5は、前方下部へ突出する支持杆27aの前端部に、上下方向に所定長さの掘起板27bを装着した構成であり、この左右両側の掘起装置5の掘起板27bで人参(イ)の左右両側を掘起す構成である。
【0015】
前記車体7の支持板16の前部には、前支持板16aを設け、この前支持板16aには、前方へ突出させて支持杆16bを設け、この支持杆16bの前端部には、L字形状の回動板16cを回動自在に装着して設け、この回動板16cの一方側の下端部と、上下シリンダ26aの前端部とを連接させ、他方側の前端部には、支持杆16dの一方側の端部を装着して設け、この支持杆16dの他方側の端部と、受板19aの前端の近傍部とを連接させた構成である。
【0016】
前記上下シリンダ26aの作動により、伝動ケース17の上下回動中心26位置を回動中心として、回動板16c、支持杆16d、受杆19a、補助受板19c、及び後述する連結板29等を介して、引起装置4、掘起装置5、及び根菜搬送装置6等を自動で上下回動自在に制御する構成としている。
前記根菜搬送装置6の移送装置28は、引起装置4の後部の左右両側には、この移送装置28を設け、この移送装置28の上端部の移送終端部は、伝動ケース17の後側に、連結板29を介して設けた伝動機構30aを内装した伝動ケース30に前方上部へ突出する伝動機構31aを内装した支持杆31の上側に設けた伝動ケース32に内装した伝動機構32aで支持すると共に、回転駆動する構成である。この伝動ケース30は伝動ケース17の上下回動によって、該連結板29を介して同時に上下回動する構成である。
【0017】
前記移送装置28は、上・下端部に回転自在に軸支して設けた上・下プーリ28b,28cに移送ベルト28aを掛け渡した構成である。掘起装置5で掘起した人参(イ)の葉部は、この移送装置28,28のこの移送ベルト28a,28a間に挾持され、上部へ向いて移送される構成であり、この移送途中で後述する首揃移送装置33へ引継する構成としている。
【0018】
前記根菜搬送装置6の首揃移送装置33、タッピング移送装置34、葉移送装置35、及び葉切断装置12は、人参(イ)を収穫作業状態のときには、圃場面に略平行状態に設けた構成である。
前記首揃移送装置33は、移送装置28の後側で移送終端部から所定距離下方に位置させて、左右両側に設けている。この首揃移送装置33の移送終端部は、伝動ケース30に上方へ向けて突出させて設けた伝動機構37aを内装した下支持ケース37上側に設けた上伝動ケース38に内装した伝動機構38aで支持すると共に、回転駆動する構成である。
【0019】
前記首揃移送装置33は、図5、及び図6で示す如く支持プレート39の前・後端部に回転自在に軸支した前・後プーリ39a,39bを設けると共に、これら上・下プーリ39a,39b間には、複数個のV字形状の支持板40の基部を回動自在に設け、この支持板40の両先端部には、テンションローラ40a,40aを回転自在に軸支した構成であり、これら上・下プーリ39a,39b、及び各テンションローラ40aには、移送ベルト39cを掛け渡した構成である。左右両側に設けたこれら移送ベルト39c,39c間には、所定の隙間を設け、これら移送ベルト39c,39c間に人参(イ)の葉部を挾持する構成であるが、この挾持力は移送装置28の移送ベルト28a,28aの挾持力より弱く構成している。
【0020】
前記支持板40には、支持ピン40b,40bを設け、又、支持プレート39には、弾性部材等よりなる略V字形状のスプリング板39dを設け、このスプリング板39dの一端部は、該支持ピン40b,40bで支持した構成であり、各テンションローラ40aは互いに弾発して中立位置へ復元する構成としている。
これにより、前記テンションローラ40aを誘導化として、弾発部材で支持させたことにより、人参(イ)の大径、及び小径に関係なく、首揃えができるので切断性能が向上し、作業能率が向上する。
【0021】
前記首揃移送装置33,33は、移送装置28,28の移送ベルト28a,28a間に、人参(イ)の葉部を挾持して上部へ移送中に、この移送途中で、この首揃移送装置33,33の移送ベルト39c,39c間には、人参(イ)の葉部を挾持して引継する構成であり、この人参(イ)の葉部は両者で挾持され、これら移送ベルト28a,28aにより、更に上部へ移送されることにより、これら移送ベルト39c,39cの下端部位置まで、この人参(イ)の葉部側の上端部が移動され、首揃えが行われる構成としている。
【0022】
前記タッピング移送装置34の移送終端部は、上伝動ケース38に上下に突出させて設けた上支持ケース41に内装した伝動機構41aの下部側で支持すると共に、回転駆動する構成である。このタッピング移送装置34は、首揃移送装置33の上側に所定間隔を設けて平行状態に設けると共に、移送始端部は該首揃移送装置33の前後方向略中央部に位置させ、前・後端部に回転自在に軸支して設けた前・後プーリ42a,42bに移送ベルト42cを掛け渡した構成であり、左右両側の該移送ベルト42c,42c間には、人参(イ)の葉部を挾持する構成であり、該首揃移送装置33,33の移送ベルト39c,39cと、所定位置からはこの移送ベルト42c,42cとの両者で挾持し、引継して移送する構成である。
【0023】
前記葉移送装置35の移送終端部は、上支持ケース41に内装した伝動機構41aの上部側で支持すると共に、回転駆動する構成である。この葉移送装置35は、タッピング移送装置34の上側に所定間隔を設けて平行状態に設けると共に、移送始端部は該タッピング移送装置34の移送始端部より、所定距離後方に位置させ、前後端部に回転自在に軸支して設けた前・後プーリ43a,43bに移送ベルト43cを掛け渡した構成である。左右両側の該移送ベルト43c,43c間には、人参(イ)の葉部を挾持する構成であり、該タッピング移送装置34,34の移送ベルト42c,42cと、所定位置からはこの移送ベルト43c,43cとの両者で挾持し、引継して移送する構成である。又、後述する葉切断装置12の後側部よりは、この葉切断装置12で切断された切断葉のみを移送し、これらタッピング移送装置34、及び葉移送装置35の両者の移送終端部からこの切断葉を圃場へ排出する構成である。
【0024】
前記葉移送装置35、及びタッピング移送装置34の両者は、図7及び図8で示す如く一方側を外方向へ開閉自在な構成とすると共に、該タッピング移送装置34の後側の後プーリ42b,42b、及び該葉移送装置35の後側の後プーリ43b,43bを所定距離外側へ移動させると共に、テンションローラ44を各々に設け、移送終端部の移送ベルト42c,42c間、及び移送ベルト43c,43c間には、後方へ向けて所定の開き角度Dに傾斜させて、人参(イ)の切断葉の詰りを防止した構成であり、又、連結プレート45を連結ボルト45aにより、上伝動ケース41へ装着して、これらタッピング移送装置34、及び葉移送装置35を所定位置へ固定させる構成である。又、切断葉の詰りが発生したときには、該連結ボルト45aを取り外して、該連結プレート45を取り外すことにより、これらタッピング移送装置34、及び葉移送装置35を外方向へ開状態に回動させて、切断葉の詰りを除去する構成としている。
【0025】
これにより、詰まった切断葉の除去が容易であり、又、移送ベルト42c,43cの交換が容易になった。
前記葉切断装置12は、上伝動ケース38から下部へ突出させて設けた回転軸46の軸端部に、切断刃46aを装着した構成であり、この葉切断装置12は、上下回動中心26位置である伝動ケース17に近接させると共に、首揃移送装置33の移送終端部にも近接させている。この切断刃46aは、タッピング移送装置34の下側で、該首揃移送装置33の所定位置下位に位置させた構成である。この切断刃46aにより、前記タッピング移送装置34と葉部移送装置35との両者により、人参(イ)の葉部を挾持して移送する首揃えしたこの人参(イ)の葉部の所定位置を切断する構成である。
【0026】
人参下部切断装置47は、掘起装置5後方上部に設けている。この人参下部切断装置47は、左右方向に所定間隔で、上下方向2箇所に山形状を形成した案内杆48aを複数個設けると共に、この2箇所の山形状内には、回転外周部に複数個の切断刃48bを装着した回転具48cを回転自在に軸支した構成である。
前記人参下部切断装置47の案内杆48aの下側の山形状部で全長の短い形状の人参(イ)は、移送装置28,28で挾持されて上部へ向けて移送中に、葉部の反対側の下部所定位置が、切断刃48bによって切断される構成である。人参(イ)の全長によって所定位置を切断する構成としている。
【0027】
前記車体7の後部には、図1で示す如く補助車台49を設け、この補助車台49の上側には、タッピング移送装置34、及び葉移送装置35で移送される切断済みの切断葉の供給を受けて、操縦席10側の横方向へ向けて移送する回転駆動する移送ベルト等よりなる葉収集移送コンベア50を設けている。この葉収集移送コンベア50の移送終端部の下側で、該補助車台49の上側には、この葉収集移送コンベア50から切断葉の供給を受けて、収納して一時貯留する葉収納箱51を載置した構成としている。
【0028】
これにより、人参(イ)を収穫後にすぐに作物を作付するときは、圃場へ排出した切断葉を集める必要があり、この作業のときに、手間と労力が必要であったが、葉収集移送コンベア50と葉収納箱51とを設けたことにより、これらを解消することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 根菜類収穫機の作業状態時の全体側面図。
【図2】 根菜類収穫機の非作業状態時の全体側面図。
【図3】 根菜類収穫機の全体平面図。
【図4】 根菜類収穫機の伝導構成図。
【図5】 首揃移送装置部の拡大平面図。
【図6】 図5のA−A断面図。
【図7】 他の実施例を示す図で、タッピング移送装置、及び葉移送装置部の拡大平面図。
【図8】 他の実施例を示す図で、タッピング移送装置、及び葉移送装置部の拡大側面図。
【符号の説明】
D 開き角度
2 走行車両
4 引起装置
5 掘起装置
7 車体
10 操縦席
12 葉切断装置
26 上下回動中心
28 移送装置
33 首揃移送装置
34 タッピング移送装置
35 葉移送装置
42b、42b タッピング移送装置の後側の左右の後プーリ
42c、42c タッピング移送装置の左右の移送ベルト
43b、43b 葉移送装置の後側の左右の後プーリ
43c、43c 葉移送装置の左右の移送ベルト
49 補助車台
50 葉収集移送コンベア
51 葉収納箱
(イ) 根菜野菜(人参)
Claims (1)
- 走行車両(2)の前方側部の根菜野菜(イ)を引起す引起装置(4)の下側の掘起装置(5)と、掘起した該根菜野菜(イ)を後方上部へ移送する上下回動自在に設けた移送装置(28)と、該移送装置(28)から引継移送しながら首揃えする首揃移送装置(33)と、該首揃移送装置(33)の後方上部に首揃え済み該根菜野菜(イ)を引継移送するタッピング移送装置(34)と、該タッピング移送装置(34)の下側の葉切断装置(12)で切断済み葉を移送する葉移送装置(35)を該タッピング移送装置(34)の上側に設けた根菜類収穫機において、前記タッピング移送装置(34)は、左右の移送ベルト(42c、42c)で根菜野菜(イ)の葉部の下部を挟持する構成とし、前記葉移送装置(35)は、左右の移送ベルト(43c、43c)で根菜野菜(イ)の葉部の上部を挟持する構成とし、前記タッピング移送装置(34)の左右の移送ベルト(42c、42c)と葉移送装置(35)の左右の移送ベルト(43c、43c)において、タッピング移送装置(34)のいずれか一方側の移送ベルト(42c)と葉移送装置(35)のいずれか一方側の移送ベルト(43c)を、外方向へ開閉可能に構成し、前記タッピング移送装置(34)の後側の左右の後プーリ(42b、42b)と葉移送装置(35)の後側の左右の後プーリ(43b、43b)を所定距離外側へ移動させて、前記タッピング移送装置(34)の左右の移送ベルト(42c、42c)間、及び葉移送装置(35)の左右の移送ベルト(43c、43c)間には、後方へ向けての所定の開き角度(D)を構成し、さらに、車体(7)の後部には補助車台(49)を構成し、該補助車台(49)の上方には、前記タッピング移送装置(34)、及び葉移送装置(35)で移送される切断済みの切断葉の供給を受けて操縦席(10)側の横方向へ向けて移送する葉収集移送コンベア(50)を設け、該葉収集移送コンベア(50)の移送終端部の下側であって前記補助車台(49)の上側には、葉収集移送コンベア(50)からの切断葉の供給を受けて一時貯留する葉収納箱(51)を構成したことを特徴とする根菜類収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13216898A JP3876527B2 (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 根菜類収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13216898A JP3876527B2 (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 根菜類収穫機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11318155A JPH11318155A (ja) | 1999-11-24 |
JP3876527B2 true JP3876527B2 (ja) | 2007-01-31 |
Family
ID=15074964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13216898A Expired - Fee Related JP3876527B2 (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 根菜類収穫機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3876527B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5043383B2 (ja) * | 2006-08-09 | 2012-10-10 | 八鹿鉄工株式会社 | 作物収穫機 |
-
1998
- 1998-05-14 JP JP13216898A patent/JP3876527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11318155A (ja) | 1999-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9938104B2 (en) | Apparatus and methods for facilitating the removal of existing turf and installing new turf | |
JP3876527B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP4848578B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP4286370B2 (ja) | 根菜類用収穫機 | |
JP3705188B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JP2000316355A (ja) | ねぎ収穫機の畝崩し装置 | |
JP4085529B2 (ja) | 根菜類収穫機の掘起し深さ制御装置 | |
JP3796989B2 (ja) | 人参収穫機 | |
JP4189617B2 (ja) | 根菜収穫機 | |
JP3788078B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP3876677B2 (ja) | 作物収穫機 | |
JP4461531B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JPH11113337A (ja) | 自走式根菜収穫機 | |
JP3867460B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP3882367B2 (ja) | 根菜類収穫機の葉部切断装置 | |
JP3783456B2 (ja) | 根菜類用収穫機 | |
JPH05252812A (ja) | 根菜類用収穫機 | |
JP4670131B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP3724244B2 (ja) | 根菜収穫機 | |
JP3860938B2 (ja) | 根菜収穫機 | |
JP4016508B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP2001078525A (ja) | 根菜収穫機 | |
JPH08256552A (ja) | 自走式根菜収穫機 | |
JP2000316352A (ja) | ねぎ収穫機 | |
JP2000316354A (ja) | ねぎ収穫機の作業台 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040330 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051108 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060307 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060508 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061010 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061023 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091110 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151110 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |