JP2000270645A - 根菜類用収穫機 - Google Patents

根菜類用収穫機

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JP2000270645A
JP2000270645A JP11081261A JP8126199A JP2000270645A JP 2000270645 A JP2000270645 A JP 2000270645A JP 11081261 A JP11081261 A JP 11081261A JP 8126199 A JP8126199 A JP 8126199A JP 2000270645 A JP2000270645 A JP 2000270645A
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典弘 矢野
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高木  真吾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘り取ったニンジンに付着する泥を落として
正確に把持搬送し、かつ直根を安定かつ完全に切断する
ことを自動的に行いうる根菜類用収穫機を提供するこ
と。 【解決手段】 収穫用作業装置3の引抜搬送装置28の
中間部下方で、首揃移送装置33よりも前方に回転ブラ
シ46、直根カッター47および根部案内ガイド48を
設け、根菜類用収穫機1の前進走行にともない引起装置
4で引起こされ、掘起装置5で掘起こされた根菜が、根
菜搬送装置6の引抜挟持ベルト28a、28aに葉部を
挟持されて、上昇しつつ後方に搬送される間に、搬送方
向と反対方向に回転する回転ブラシ46のブラシ毛46
bによって根菜に付着する泥などを効果的に除去し、泥
が除去された根菜を根部案内ガイド48により正確に位
置決めして案内して搬送方向と同じ方向に回転する直根
カッター47により正確に位置決めして安定的に直根を
切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニンジンなどの根
菜類用収穫機に関する。
【0002】
【従来の技術】根菜としてニンジンを例にして従来の根
菜類用収穫機の一例を以下説明する。従来のニンジン収
穫機は、圃場においてニンジンの茎葉を引起した後、互
いに逆回転する一対の無端ベルトからなる挟持搬送ベル
トで挟持した状態で掘り取り、その後、前記挟持搬送ベ
ルトで収穫機後方に搬送する過程で茎葉を切断し、さら
に後方に搬送してニンジンを収納箱に収納する機械であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のニンジ
ン収穫機では掘り取ったニンジンは、葉部と直根を切断
した後、収納箱に収納していた。しかし、掘り取ったニ
ンジンには、泥が付着していて挟持搬送ベルトは泥の付
いたままのニンジンを把持し搬送する。ニンジンの先端
部にある直根の切断は、搬送中に行われるため、泥が付
着したままではニンジンの位置決めが不正確となり、直
根の切断が完全には行われなかった。また、ニンジンに
泥が付いたまま収納されるため、収納後の泥落としのた
めに人手による多大な作業を必要としていた。
【0004】本発明の課題は掘り取ったニンジンに付着
する泥を落として正確に把持搬送し、かつ直根を安定か
つ完全に切断することを自動的に行いうる根菜類用収穫
機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって達成される。すなわち、根菜の茎葉を挟持
して引き抜き、後方へ搬送する挟持搬送装置と、茎葉部
とを分離し、切断後の根部を収納するための装置とを有
する根菜類用収穫機において、茎葉の挟持搬送方向と逆
方向に回転する泥落とし回転ブラシ手段と、搬送方向と
同方向に回転する直根を切断するカッタ手段とを挟持搬
送装置に設けた根菜類用収穫機である。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、根菜類の搬送方向と逆
方向に回転する回転ブラシ手段の回転で根菜類から効果
的に泥落としを行うことができ、また根菜類の搬送方向
と同回転する直根カッター手段の回転で安定的に直根を
切断するとができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面ととも
に説明する。しかし、本発明は下記の実施の形態によっ
て制限されるものではない。図1に本発明の実施の形態
の根菜類用収穫機の作業状態の一部切り欠き側面図を示
し、図2に本発明の実施の形態の根菜類用収穫機の非作
業状態の側面図を示し、図3に本発明の実施の形態の根
菜類用収穫機の上面図を示す。
【0008】本発明の実施の形態の根菜類用収穫機によ
り、根菜野菜(イ)として、ニンジン(イ)を収穫する
場合について説明する。図1ないし図3に示す根菜類用
収穫機1は、ニンジン(イ)を圃場から掘起し、この掘
起したニンジン(イ)を移送しながら泥を落とし、葉
部、及び葉部の反対側の下部の所定位置から直根を切断
して、コンテナ等の収納箱15に一次貯留等を行う。
【0009】前記根菜類用収穫機1は、その走行車両2
の左側の側部外側に収穫用作業装置3を設け、この収穫
用作業装置3は前部の引起装置4、掘起装置5及び後部
の根菜搬送装置6等よりなる構成である。
【0010】前記走行車両2は、車体7の下側の左右両
側にクローラ8を張設し、該車体7上部の右前方側に走
行操作及び収穫操作等を行う操作装置9及び作業者が搭
乗して各種操作を行う操縦席10等を設け、この操縦席
10の下部には原動機(エンジン)11等を設けてい
る。この原動機11から走行ケース11a内の伝動機構
11bを介して上記クローラ8を駆動する。
【0011】前記車体7の後部の上側には、後述する葉
切断装置12でニンジン(イ)の葉部の所定位置が切断
され、葉部切断済み、及び葉部の反対側の下部の所定位
置を切断済みニンジン(イ)の供給を受けて、操縦席1
0側の横方向へ向けて移送する第1移送コンベア13及
び第2移送コンベア14を設け、これら第1、第2移送
コンベア13、14は移送終端部へ向けて下り傾斜させ
て設けている。この第2移送コンベア14の移送終端部
の下側で、該車体7の上側には、この第2移送コンベア
14から葉部切断済みニンジン(イ)の供給を受けて、
収納して一次貯留する収納箱15が載置されている。
【0012】前記車体7の後部の左側には、上方へ突出
するコ字形状の支持板16を設け、この支持板16の上
部には、伝動機構17aを内装した伝動ケース17を回
動自在に設けている。この伝動ケース17には前方下部
へ突出する支持板18を設け、この支持板18の前端部
には左右両側に前方下部へ突出する受板19aを固着し
た取付板19bを装着して設けると共に、この受板19
a、19aの前端部には、前方下部へ突出する補助受板
19cを固着している。
【0013】前記左右両側の引起装置4は、上部を伝動
ケース17から前方へ突出する伝動機構20cを内装す
る上受杆20aで支持すると共に、回転駆動させる構成
であり、下部を補助受板19cから前方へ突出する下受
杆20bで支持させている。
【0014】前記引起装置4は、根菜搬送装置6の前部
の左右両側に設け、該引起装置4には左右両側の引起ケ
ース21、22に内装して回転自在な引起チェン22a
を設け、引起チェン22aの引起ラグ22bは引起チェ
ン22aが前方下端部から前方上端部にある間は、該引
起ケース21、22間から突出してニンジン(イ)の葉
部を引起す作用部とし、又、後方部は引起さない不作用
部となる。
【0015】前記引起ケース21の下部外側面には、ニ
ンジン(イ)の葉部を分離する分草具23を前方へ突出
させて設け、図1で示すように圃場の凸凹を検出する凸
凹センサ24をニンジン(イ)を掘起す条とこの条に隣
接する隣接条との間に設けている。この凸凹センサ24
は、該引起ケース21の外側面に回動自在に設けた支持
板25aに接地プレート25bを接着すると共に、該支
持板25aの上端部とポテンショメータ25cとを連結
する連結ロッド25dより構成されている。
【0016】前記接地プレート25bが圃場の凸凹を検
出して上下回動し、この回動が該ポテンショメータ25
cで検出され、この検出によって左右両側の引起装置
4、後述する掘起装置5及び根菜搬送装置6等が、伝動
ケース17の上下回動中心26位置を中心に上下シリン
ダ26aの作動により、上下回動制御する。接地プレー
ト25bの後端部は根菜搬送装置6の引抜搬送装置28
の下部前端位置より前方に位置させて検出性能の向上を
図っている。
【0017】前記掘起装置5は、左右両側の補助受板1
9cに設置され、手動または自動によって上下回動調節
可能に自在な構成としている。この掘起装置5は、前方
下部へ突出する支持杆27aの前端部にナイフ状の掘起
板27bでソイラー27を形成したもので、根菜類収穫
機1の前進走行により左右両側の掘起装置5のソイラー
27でニンジン(イ)の左右両側を掘起すことができ
る。
【0018】車体7の支持板16の前部には前支持板1
6aを設け、この前支持板16aには、その前方へ突出
させた支持杆16bを設け、この支持杆16bの前端部
には、L字形状の回動板16cを回動自在に装着して設
け、この回動板16cの一方側の下端部と、上下シリン
ダ26aの前端部とを連接させ、回動板16cの他方側
の前端部には支持杆16dの一方側の端部を装着して設
け、この支持杆16dの他方側の端部と受板19aの前
端の近傍部とを連接させている。
【0019】上下シリンダ26aの作動により、伝動ケ
ース17の上下回動中心26位置を回動中心として、回
動板16c、支持杆16d、受板19a、補助受板19
c及び後述する連結板29等を介して、引起装置4、掘
起装置5、及び根菜搬送装置6等を自動で一斉に上下回
動制御することができる。図2は根菜類用収穫機の非作
業状態で、引起装置4などを上昇した状態を示してい
る。
【0020】引起装置4の後部の左右両側には、根菜搬
送装置6の引抜搬送装置28を設け、この引抜搬送装置
28の上端部の移送終端部は、伝動ケース17の後側
に、連結板29を介して設けた伝動機構30aを内装し
た伝動ケース30に前方上部へ突出する伝動機構31a
を内装した支持杆31の上側に設けた伝動ケース32に
内装した伝動機構32aで支持すると共に、回転駆動す
る構成である。この伝動ケース30は伝動ケース17の
上下回動によって、該連結板29を介して同時に上下回
動することができる。
【0021】引抜搬送装置28は前方から後方に向けて
上昇傾斜していて、その上・下端部に回転自在に軸支し
て設けた 上・下プーリ28b、28cに引抜挟持ベル
ト28a、28aを掛け渡している。掘起装置5で掘起
したニンジン(イ)の葉部は、この引抜搬送装置28の
引抜挟持ベルト28a、28a間に挟持され、上部後方
へ向けて移送され、この移送途中で後述する回転ブラシ
46および直根カッター47を通過し、その後に後述す
る首揃移送装置33へ引継することができる。
【0022】根菜搬送装置6の首揃移送装置33、タッ
ピング移送装置34、葉部移送装置35、及び葉切断装
置12は、ニンジン(イ)の収穫作業状態時には、圃場
面に略平行状態に設けている(図1)。首揃移送装置3
3は引抜搬送装置28の後側で移送終端部から所定距離
下方に配置され、平面視で左右両側に設けている。この
首揃移送装置33の移送終端部は上伝動ケース38に内
装した伝動機構38aで支持さると共に、回転駆動され
る。また上伝動ケース38は伝動ケース30に上方へ向
けて突出させて設けた伝動機構37aを内装した下支持
ケース37上側に設けられている。
【0023】また、首揃移送装置33は支持プレート3
9の前・後端部に回転自在に軸支される前・後プーリ3
9a、39bを設けると共に、これら前・後プーリ39
a、39b間には、複数個のV字形状の支持板とテンシ
ョンローラを設け、これら前・後プーリ39a、39b
及び各テンションローラに首揃移送ベルト39cを掛け
渡している。平面視で左右両側に設けられた、これら首
揃移送ベルト39c、39c間には、所定の隙間を設
け、これら首揃移送ベルト39c、39c間にニンジン
(イ)の葉部を挟持するが、この挟持力は引抜搬送装置
28の引抜挟持ベルト28a、28aの挟持力より弱く
なるように構成している。
【0024】引抜搬送装置28の引抜挟持ベルト28
a、28aにニンジン(イ)の葉部を挟持して上部へ移
送する途中で、首揃移送装置33の首揃移送ベルト39
c,39cにもニンジン(イ)の葉部下部を挟持させて
いるので、ニンジン(イ)の葉部を両者で挟持しなが
ら、引抜挟持ベルト28a、28aにより更に上部へ移
送されることにより、ニンジン(イ)の胴部側の上端部
(肩部)が首揃移送ベルト39c,39cの下端部位置
まで引き上げられて、ニンジン(イ)の首揃えが行われ
る。
【0025】タッピング移送装置34の移送終端部は、
上伝動ケース38に上下に突出させて設けた上支持ケー
ス41に内装した伝動機構41aの下部側で支持すると
共に、回転駆動する構成である。このタッピング移送装
置34は、首揃移送装置33の上側に側面視所定間隔を
設けて平行状態に設けると共に、移送始端部は首揃移送
装置33の前後方向略中央部に位置させ、前・後端部に
回転自在に軸支して設けた前・後プーリ42a、42b
にタッピング移送ベルト42cを掛け渡した構成であ
り、平面視左右両側の該タッピング移送ベルト42c、
42cの間に、ニンジン(イ)の葉部を挟持する構成で
ある。ニンジン(イ)の葉部は、引継のはじめには、引
抜挟持ベルト28a、28a、首揃移送ベルト39c、
39cおよびタッピング移送ベルト42c、42cの三
者で挟持し、所定位置から後方では首揃移送ベルト39
c、39cと、タッピング移送ベルト42c、42cと
の両者で挟持し移送する。
【0026】葉部移送装置35の移送終端部は上支持ケ
ース41に内装した伝動機構41aの上部側で支持する
と共に回転駆動する構成である。この葉部移送装置35
は、タッピング移送装置34の上側に側面視で所定間隔
を設けて平行状態に設けると共に、移送始端部は該タッ
ピング移送装置34の移送始端部より、所定距離後方に
位置させ、前・後端部に回転自在に軸支して設けた前・
後プーリ43a、43bに葉部移送ベルト43cを掛け
渡し、平面視左右両側の該葉部移送ベルト43c、43
cの間にニンジン(イ)の葉部を挟持する構成である。
引継のはじめは、ニンジン(イ)の葉部を、首揃移送ベ
ルト39c、39c、タッピング移送ベルト42c、4
2cおよび葉部移送ベルト43c、43cの三者で挟持
し、首揃移送ベルト39c、39cの後端部から後方で
は、タッピング移送ベルト42c、42cと葉部移送ベ
ルト43c、43cとの両者で挟持し、かつ後述する葉
切断装置12の後部からは、この葉切断装置12で切断
された切断葉のみを移送し、これらタッピング移送装置
34、及び葉部移送装置35の両者の移送終端部から切
断葉を圃場へ排出することができる。
【0027】葉切断装置12は上伝動ケース38から垂
直下方へ突出させて設けた回転軸55の軸端部に水平面
内で回転する切断刃55aを装着しており、この葉切断
装置12は上下回動中心26位置にある伝動ケース17
の近傍に設けると共に、首揃移送装置33の移送終端部
にも近接させている。切断刃55aはタッピング移送装
置34の下側で、首揃移送装置33の所定位置下位に位
置させており、切断刃55aにより、前記タッピング移
送装置34と葉部移送装置35との両者により、ニンジ
ン(イ)の葉部を挟持して移送する首揃したニンジン
(イ)の葉部の所定位置を切断することができる。
【0028】車体7の後部には、図1に示すように補助
車台49を設け、この補助車台49の上側には、収穫し
たニンジンを一時貯留する収納箱15や、切断済みの切
断葉を一時貯留する葉収納箱を載置できる。
【0029】図4ないし図6により本発明のニンジン収
穫機の回転ブラシ手段および直根カッター手段に関する
特徴について説明する。図4は回転ブラシ46および直
根カッター47付近の側面図であり、図5は図4のA−
A線矢視展開断面図であり、図6は本実施例の変形例の
回転ブラシの断面図である。
【0030】図1、図4および図5に示すように、引抜
搬送装置28の中間部の下方で、首揃移送装置33より
も前方の受板19a、19aにサイドプレート46e、
46eを取り付け、該サイドプレート46e、46eに
回転ブラシ46、直根カッター47および根部案内ガイ
ド48を架設する。
【0031】回転ブラシ46は円筒形のボス46aの外
周にブラシ毛46bを植設してブラシ外周の包絡線形状
をほぼ円筒形に形成し、ボス46aの中心に軸46cを
軸着し、軸46cはサイドプレート46e、46eに固
設した軸受46d、46dにて回転自在に軸支する。軸
46cは水平方向かつ引抜搬送装置28の移送方向(図
4の矢印B方向)に対して直角方向をなす。
【0032】直根カッター47は、上述の回転ブラシ4
6の近傍であって、その後方に、回転ブラシ46の軸4
6cと同様な水平方向かつ引抜搬送装置28の移送方向
(図4の矢印B方向)に対して直角方向をなす軸47a
に複数本(図1、図4では3本)の腕を持つ回転アーム
47bを軸着し、該回転アーム47bのそれぞれの先端
部に刃先が軸47aに並行な方向に向けられたカッター
ブレード47cを固設し、軸47aはサイドプレート4
6e、46eに固設した軸受47d、47dにより回転
自在に軸支する。
【0033】根部案内ガイド48は受け板19a、19
aの内側に、直根カッター47を挟むように設けられて
いる。案内板48aは側面視で上向きに凸の半円環状で
あり、平面視では直根カッター47の軸47aを中心軸
とする円錐面をなし、2枚の案内板48a、48aの円
錐面を向かい合わせて谷間状案内面を形成し、移送され
てきた根菜の茎部の左右方向が、根部案内ガイド48の
上記谷間状案内面により規制されて位置決めされる構成
である。
【0034】案内板48a、48aの前後方向両端下方
にタイロッド48b、48bおよびスペーサ48c、4
8cを固着して根部案内ガイド48の固定と平面視方向
の位置決めをしている。上記タイロッド48b、48b
はサイドプレート46e、46eにより支持され、前方
のタイロッド48bはサイドプレート46e、46e上
の回動中心48f、48fで回動自在に支承されてい
る。後方のタイロッド48bの両端には雄ねじが設けら
れていて調整用のノブボルト48d、48dとし、タイ
ロッド48bの両端はサイドプレート46e、46eに
設けた上下方向の長穴46f、46fに遊嵌されて外側
に突出し、該突出部の雄ねじに調整ナット48e、48
eを螺合する。該調整ナット48e、48eをネジ締め
することにより後方のタイロッド48bをサイドプレー
ト46e、46eに掛けて、根部案内ガイド48の上下
方向の位置決めをしている。調整ナット48e、48e
を緩めて後方のタイロッド48bを上下に移動すれば、
根部案内ガイド48は長穴46fの範囲内で上下方向の
任意の位置に調節できる。
【0035】エンジン11の動力は伝動軸11cに軸着
した駆動プーリ11dから駆動ベルト11eを経て被動
プーリ17cに伝動され、被動プーリ17cを軸着する
回転軸17bを回転させる。回転軸17bは引起装置
4、掘起装置5及び根菜搬送装置6などを駆動する他、
上記回転ブラシ46および直根カッター47を駆動す
る。すなわち、回転軸17bに軸着した伝動プーリ17
dに掛けたベルト17eは軸受17hにより回転自在に
支承される軸17gに軸着したプーリ17fを駆動し、
該軸17gに軸着するスプロケット歯車17k、スプロ
ケットチェン17l及びスプロケット歯車17mを駆動
する。該スプロケット歯車17mは回転ブラシ46の軸
46cに軸着しているので回転ブラシ46は図4の矢印
C方向に回転する。
【0036】軸17gには歯車17iが軸着し、該歯車
17iは直根カッター47の軸47aに軸着する歯車1
7jに噛み合って回転を伝動するので、直根カッター4
7は回転ブラシ46とは反対方向で根菜類の搬送方向と
同じ方向の図4の矢印D方向に回転する。
【0037】上記構成による作用を次に説明する。根菜
類用収穫機1の前進走行にともない引起装置4で引起こ
され、掘起装置5で掘起こされ、根菜搬送装置6の引抜
挟持ベルト28a、28aに葉部を挟持されたニンジン
(イ)は、図4の矢印B方向に上昇しつつ後方に搬送さ
れる。ニンジン(イ)の茎根部は、矢印C方向に回転す
る回転ブラシ46のブラシ毛46bに接触して付着する
泥などを除去される。ニンジン(イ)の進行するB方向
と、ブラシ毛46bが回転するC方向とは反対方向であ
るからより効果的な泥の除去、清掃が行われる。泥を除
去されたニンジン(イ)は、根部案内ガイド48によ
り、正確に案内されて直根カッター47により直根(ニ
ンジンの尻尾部)を切断されるが、直根カッター47は
図4の矢印D方向に回転するので、矢印B方向に進行す
るニンジン(イ)に強い衝撃を与えることなく、安定か
つ適正に直根を切断することができる。直根の長さおよ
び形状はニンジン(イ)の品種、収穫時期、成育状況に
より変化するが、調整ノブボルト48dの調整ナット4
8eを緩めて直根カッター47の高さを上下に調節する
ことにより、安定的に適正位置で切断することができ
る。
【0038】また、上記回転ブラシ46のボス46aに
植設するブラシ毛46bの外周形状を、上述したほぼ円
筒形にするのではなく、図6の回転ブラシ断面図に示す
ように、ブラシ毛46bの中央部分をV形あるいはU形
などの凹部を設ける形状に構成とすれば、根菜(イ)の
根部に対するブラシ毛46bの接触表面積が大きくな
り、根菜(イ)の下部だけでなく根部上部にも広く接触
して効果的に泥を落とすことができる。
【0039】図7の側面図に示す根菜類用収穫機の例
は、従来の根菜類用収穫機において、根菜搬送装置6の
引抜搬送装置28からタッピング移送装置34、葉部移
送装置35に引き継ぎする際に、移送する根菜の茎葉の
姿勢が乱れ、根部の姿勢が傾斜するために、茎葉の切断
面が傾いて収穫根菜の商品価値を低下させることがあっ
たので、その課題を解決しようとするものである。
【0040】圃場に植生するニンジン(イ)は、根菜類
用収穫機1の前進走行にともない引起装置4の引起ラグ
22bで引き起こされ、掘起装置5のソイラー27bで
掘り起こされ、根菜搬送装置6の引抜搬送装置28の引
抜挟持ベルト28a、28aに葉部を挟持され、図7に
示すように矢印B方向に上昇しつつ後方に移送される。
引抜挟持ベルト28aの移送速度はベクトル矢印で示す
V1である。ニンジン(イ)の葉部は、引抜搬送装置2
8の引抜挟持ベルト28a、28aに挟持されたまま、
まず首揃移送装置33の首揃移送ベルト39c、39c
に挟持されて矢印E方向に移送されながら首揃移送ベル
ト39c、39cの下端にニンジン(イ)の首部を当接
するように揃えて、ついでタッピング移送装置34のタ
ッピング移送ベルト42c、42cに挟持されて矢印F
方向に移送され、さらに、葉部移送装置35の葉部移送
ベルト43c、43cに挟持されて矢印G方向に移送さ
れる。
【0041】従来例においては、引抜搬送装置28の引
抜挟持ベルト28aの移送速度と、タッピング移送装置
34のタッピング移送ベルト42cの移送速度と、葉部
移送装置35の葉部移送ベルト43cの移送速度とはい
ずれも等しい速度V1としていた。このように従来はV
1=V2としていたためにV1x<V2となっていて、
引抜搬送装置28の引抜挟持ベルト28aからタッピン
グ移送ベルト42cへニンジン(イ)を引き継ぐ際に移
送速度が増速し、葉部の挟持状態の乱れと、胴部の姿勢
の傾きを生じ、その結果、葉切断装置12における茎葉
切断面に傾きが発生していた。
【0042】しかし、図7に示す構成では引抜搬送装置
28の引抜挟持ベルト28aの移送速度V1をタッピン
グ移送ベルト42cの移送速度V2よりも大に設定し、
引抜挟持ベルト28aの移送速度V1のx方向分速度V
1xと前記移送速度V2の関係を V1x≧V2 となるように各移送速度を設定する。こうして、引抜挟
持ベルト28aからタッピング移送ベルト42cへニン
ジン(イ)を引き継ぐ際に移送速度が等しいか、少なく
とも増速することがなく、引き継ぎタイミングの狂いが
なくなり、葉部の挟持状態の乱れと胴部姿勢の傾きを発
生することなく、その結果、葉切断装置12における茎
葉切断面安定して正常状態が維持できて、収穫したニン
ジン(イ)の商品価値が向上する。
【0043】図8ないし図11には、根菜類用収穫機の
変形例を示す。図8は引抜搬送装置28の終端部の側面
断面図であり、図9は図8のH−H線矢視の上面図であ
り、またこれを変形した例である図10は根菜類用収穫
機のタッピング移送装置34の側面断面図であり、図1
1は図10のI−I線矢視の上面図である。
【0044】本例により、根菜類用収穫機の引抜搬送装
置28の終端部において駆動プーリ28b付近に根菜類
の葉部が巻き込まれて詰まり、後続の根菜の搬送を阻害
して根菜の姿勢を乱れさせることを防止することがで
き、また根菜類用収穫機のタッピング移送装置34の駆
動プーリ42b付近に根菜類の葉部が巻き込まれて詰ま
り、後続の葉部の搬送が阻害されて葉部が排出されない
ような事態の発生を防止することができる。
【0045】図8および図9に示す根菜類用収穫機の引
抜搬送装置28は、駆動側の上プーリ28bと図示しな
い下プーリ28cとの間に無端帯状ベルトからなる引抜
挟持ベルト28aを掛け、引抜挟持ベルト28aは左右
一対に配置して、一対のベルト28a、28aの間に根
菜を挟持する構成であり、一対のベルトの間隔を保持
し、かつ挟持力を付与するために多数のテンションロー
ラ28d、28d・・・を配置している。
【0046】本例では、引抜搬送装置28の終端部で、
挟持して搬送したニンジン(イ)の葉部を後続するタッ
ピング移送装置34に引き継ぐと、引抜挟持ベルト28
aは上プーリ28bに接触するが、このときベルト28
aとプーリ28bとの間の空間に葉部などが巻き込まれ
やすいことに着目して、該空間付近のベルト28aとプ
ーリ28bの上端面を覆う巻込防止用カバー28eを設
ける構成とした。
【0047】また、図10および図11に示す変形例の
根菜類用収穫機のタッピング移送装置34は、前プーリ
42aと駆動側の後プーリ42bとの間に無端帯状ベル
トからなるタッピング移送ベルト42cを掛け、タッピ
ング移送ベルト42cは左右一対に配置して、一対のベ
ルト42c、42cの間にニンジン(イ)の葉部を挟持
する構成であり、一対のベルトの間隔を保持し、かつ挟
持力を付与するために多数のテンションローラ42d、
42d・・・を配置している。
【0048】図10および図11に示す例では、タッピ
ング移送装置34の終端部で、挟持して移送したニンジ
ン(イ)の葉部を放出すると、タッピング移送ベルト4
2cは後プーリ42bに接触するが、このときベルト4
2cとプーリ42bとの間の空間に葉部などが巻き込ま
れやすいことに着目して、該空間付近のベルト42cと
プーリ42bの上端面を覆う巻込防止用カバー42eを
設ける構成とした。
【0049】図8〜図11に示す例では引抜搬送装置2
8およびタッピング輸送装置34のそれぞれの終端部の
ベルトとプーリの上端面を覆う巻込防止用カバーを設け
る構成としたので茎葉の巻込が起こらないため、切断す
るニンジン(イ)の姿勢が安定して、切断性能、搬送性
能ならびに作業能率を向上する。
【0050】引抜搬送装置28およびタッピング移送装
置34近傍の別の変形例を図12および図13に示す。
これは、駆動機構、プーリ、ベルトなどからなる首揃移
送装置を設けることなく、簡単な構成で根菜類の葉部切
断前の首揃えを行うための構成であり、図12は根菜搬
送装置6の引抜搬送装置28、タッピング移送装置3
4、葉切断装置12付近の一部断面側面図であり、図1
3は首揃ガイドの上面図である。
【0051】図12および図13に示すように、首揃ガ
イド50は可撓性の金属板または合成樹脂板などで作ら
れた一対の細長い平板状のガイド板50a、50aを長
手方向を根菜類収穫機の前後方向にして、平面視で狭い
透き間を空けて平行に揃え、側面視前端部を引抜搬送装
置28の中間部下部に平行に、後端部を葉部切断装置1
2の前方でタッピング移送装置34の中間部下方に平行
に設置し、ガイド板50aは前端部から後端部にかけて
緩やかな曲線状に形成する。それぞれのガイド板50
a,50aの前端部は、ピン50bにより引抜搬送装置
28のフレームに支承させ、後端部近くに長穴付きブラ
ケット50cを設け、調節ボルト50dを挿入し、伝動
ケース38の一部に調節自在に締結する。
【0052】本例によれば、ニンジン(イ)は引抜搬送
装置28の引抜挟持ベルト28a、28aに挟持されて
図12の矢印B方向に搬送され、ガイド板50a、50
aの先端部に到達すると、ニンジン(イ)の葉部がガイ
ド板50a、50aの平行な隙間部に挿入され、さらに
引抜挟持ベルト28a、28aに挟持されたまま矢印B
方向に搬送されるのでニンジン(イ)が上昇して、ニン
ジン(イ)の肩部がガイド板50a、50aの下面に接
触して案内作用を受け、ニンジン(イ)の葉部は引抜挟
持ベルト28a、28aに挟持されたまま、ニンジン
(イ)の肩部がガイド板50aの下面に沿って移送され
る。
【0053】ガイド板50a、50aの終端部の下面の
位置は、ブラケット50cの長孔と調節ボルト50dに
より葉部切断装置12に対して適切な位置に調節でき、
かつ調節ボルト50dはガイド板50aの終端部に接近
して設けるので上記位置調節が極めて容易であり、葉切
断装置12によりニンジン(イ)の葉部を適切な個所で
切断することができ、簡単な構成でニンジン(イ)の首
揃えを行うことができる。
【0054】図14ないし図16に示す根菜類用収穫機
では夜間にも操縦席後部の収穫物収納コンテナの収納作
業を容易にすることができる。図14は根菜類用収穫機
の斜視図であり、図15は根菜類用収穫機の上面図であ
り、図16は根菜類用収穫機の作業灯を示す斜視図であ
る。
【0055】本例は図14ないし図16に示すように根
菜類用収穫機1の操縦席10の後方で燃料タンク11f
の側方に、作業灯51を設置する構成である。作業灯5
1は適切な照度を持つ照明ランプ51aと伸縮可能なス
テム51bからなり、ステム51bの下部は下部回転ジ
ョイント51cにより根菜類用収穫機1に取り付けら
れ、ステム51bの上部は上部回転ジョイント51dに
より照明ランプ51aを支持する。
【0056】本例によれば、作業灯51を使用しない場
合には図14および図16の参考線に示す位置に収納し
て作業の支障を来さないようにすると共に夜間など作業
灯51を点灯して照明に使用する場合には、ステム51
bを矢印J方向に引き出して、かつ矢印M方向に伸縮
し、さらに照明ランプ51aを照明を必要とする方向
に、矢印Kのように水平回転し、また矢印Lのように上
下方向に回転して、図15の参考線で示す照明範囲を照
明する。
【0057】したがって、根菜類用収穫機1の走行運転
時など非収穫作業時および収穫作業時でも昼間など照明
を必要としないときには、作業灯51を収納して他の作
業に支障を来すことなく、また夜間作業など照明を必要
とするときには、従来照明されなかった操縦席後方およ
び側方を広範囲に照明できて、収穫物のコンテナ収納作
業など、根菜類用収穫機による収穫作業を極めて能率的
に行うことができる。なお、上述の作業灯51の点滅用
に操作装置9に専用スイッチを設けることもできるが、
従来から設置されている前照灯10aの点滅切換スイッ
チがハイビーム、ロービームおよび消灯の3位切換スイ
ッチであることを利用して、たとえばハイビームで作業
灯51が点灯、ロービームで前照灯10aが点灯、消灯
で全消灯とするように配線すれば、1個の既設スイッチ
だけで作業灯51と前照灯10aの点滅操作を行うこと
ができ、スイッチ、リレーなどの電装品の節減、作業灯
51と前照灯10aの同時点灯を防止することによる発
電器、蓄電器の容量の削減などの効果が得られる。
【0058】図17および図18には操縦席10に搭乗
したオペレータの操縦操作を容易にするための構成を示
す。図17は操作装置9の俯瞰図であり、図18は操作
装置9に設ける堀取ロックスイッチの上面図である。
【0059】図17に示すように、操縦装置9の主操作
パネル52を操縦装置9の左前方に配置し、主操作パネ
ル52には掘取自動制御スイッチ52a、掘取高さ調整
ダイアル52b、掘取上下スイッチ52cなど、収穫作
業中の掘取制御に必要な操作スイッチ、調整ダイアルを
設置する。
【0060】すなわち、図3の根菜類用収穫機1の上面
図に示すように、根菜類用収穫機1の左前方の先端部に
は、分草具23、引起装置4の引起ケース21、22、
引起ラグ22b、掘起装置5などが配置されているの
で、操縦席10に着座したオペレータは、収穫作業中、
左側前方を注視していることが多い。
【0061】図17および図18に示す操縦装置9の主
操作パネル52を操縦装置9の左前方に配置し、該主操
作パネル52には掘取自動制御スイッチ52a、掘取高
さ調整ダイアル52b及び掘取上下スイッチ52cな
ど、掘取制御に必要な操作スイッチ、調整ダイアルを設
置したので、オペレータが収穫作業の操縦中に根菜類用
収穫機1の左側前方先端部を注視していても、オペレー
タの視野の中に主操作パネル52が入り、掘取制御に必
要な操作を容易に行い得るので、根菜類用収穫機1の操
作性を良くすることができる。
【0062】なお、図17および図18に示すように、
操作装置9に掘取ロックスイッチ53を設けて、運搬走
行時など非掘取作業時に掘取ロックスイッチ53をロッ
ク側に設定できるようにし、ロック側設定状態では図示
しない電磁油圧制御弁の電気回路を切断して、上下シリ
ンダ26a(図1、図2)を上昇状態としたまま保持す
るようにすることにより、誤ってメイン電源スイッチを
入れ、掘取上下スイッチ52cを操作しても、掘起装置
5などが下降することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の根菜類用収穫機(作業
状態)の一部切り欠き側面図を示す。
【図2】 図1の根菜類用収穫機(非作業状態)の側面
図を示す。
【図3】 図1の根菜類用収穫機の上面図を示す。
【図4】 図1の根菜類用収穫機の回転ブラシおよび直
根カッター付近の側面図である。
【図5】 図4のA−A線矢視展開断面図である。
【図6】 図1の根菜類用収穫機の回転ブラシの断面図
である。
【図7】 本発明の実施の形態の根菜類用収穫機の側面
図である。
【図8】 図7の根菜類用収穫機の引抜搬送装置の終端
部付近の側面断面図である。
【図9】 図8のH−H線矢視の上面図である。
【図10】 図7の根菜類用収穫機の変形例のタッピン
グ移送装置の側面断面図である。
【図11】 図10のI−I線矢視の上面図である。
【図12】 図7の根菜類用収穫機の別の変形例の引抜
搬送装置、タッピング移送装置、葉切断装置付近の一部
断面側面図である。
【図13】 図7の根菜類用収穫機の別の変形例の首揃
ガイドの上面図である。
【図14】 本発明の実施の形態の根菜類用収穫機の斜
視図である。
【図15】 図14の根菜類用収穫機の上面図である。
【図16】 図14の根菜類用収穫機の作業灯の斜視図
である。
【図17】 本発明の実施の形態の根菜類用収穫機の操
作装置の俯瞰図である。
【図18】 図17の根菜類用収穫機の操作装置に設け
る掘取ロックスイッチの上面図である。
【符号の説明】
1 根菜類用収穫機 2 走行車両 3 収穫用作業装置 4 引起装置 5 掘起装置 6 根菜搬送装
置 7 車体 8 クローラ 9 操作装置 9a 走行レバ
ー 9b コンビネーションメータ 9c コンビネ
ーションスイッチ 10 操縦席 10a 前照灯 11 原動機(エンジン) 11a 走行ケ
ース 11b 伝動機構 11c 伝動軸 11d 駆動プーリ 11e 駆動ベ
ルト 11f 燃料タンク 12 葉切断装
置 13 第1移送コンベア 14 第2移送
コンベア 15 収納箱 16 支持板 16a 前支持板 16b 支持杆 16c L字形状の回動板 16d 支持杆 17 伝動ケース 17a 伝動機
構 17b 回転軸 17c 被動プ
ーリ 17d 伝動プーリ 17e ベルト 17f プーリ 17g 軸 17h 軸受 17i 歯車 17j 歯車 17k スプロ
ケット歯車 17l スプロケットチェン 17m スプロ
ケット歯車 18 支持板 19a 受板 19b 取付板 19c 補助受
板 20a 上受杆 20b 下受杆 20c 伝動機構 21、22 引
起ケース 22a 引起チェン 22b 引起ラ
グ 23 分草具 24 凸凹セン
サ 25a 支持板 25b 接地プ
レート 25c ポテンショメータ 25d 連結ロ
ッド 26 上下回動中心 26a 上下シ
リンダ 27 ソイラー 27a 支持杆 27b 掘起板 28 引抜搬送
装置 28a、28a 引抜挟持ベルト 28b、28c
上・下プーリ 28d テンションローラ 28e 巻込防
止用カバー 29 連結板 30 伝動ケー
ス 30a 伝動機構 31 支持杆 31a 伝動機構 32 伝動ケー
ス 32a 伝動機構 33 首揃移送
装置 34 タッピング移送装置 35 葉部移送
装置 37 下支持ケース 37a 伝動機
構 38 上伝動ケース 38a 伝動機
構 39 支持プレート 39a、39b
前・後プーリ 39c、39c 首揃移送ベルト 39d スプリ
ング板 40 支持板 40a、40a
テンションローラ 40b、40b 支持ピン 41 上支持ケ
ース 41a 伝動機構 42a、42b
前・後プーリ 42c、42c タッピング移送ベルト 42d テンションローラ 42e 巻込防
止用カバー 43a、43b 前・後プーリ 43c、43c
葉部移送ベルト 44 テンションローラ 45 連結プレ
ート 45a 連結ボルト 46 回転ブラ
シ 46a ボス 46b ブラシ
毛 46c 軸 46d 軸受 46e サイドプレート 46f 長孔 47 直根カッター 47a 軸 47b 回転アーム 47c カッタ
ーブレード 47d 軸受 48 根部案内
ガイド 48a 案内板 48b タイロ
ッド 48c スペーサ 48d 調整ノ
ブボルト 48e 調整ナット 48f 回動中
心 49 補助車台 50 首揃ガイ
ド 50a ガイド板 50b ピン 50c 長穴付きブラケット 50d 調整ボ
ルト 51 作業灯 51a 照明ラ
ンプ 51b ステム 51c 下部回
転ジョイント 51d 上部回転ジョイント 52 主操作パ
ネル 52a 掘取自動制御スイッチ 52b 掘取高
さ調整ダイアル 52c 掘取上下スイッチ 53 掘取ロッ
クスイッチ 55 回転軸 55a 切断刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水津 清明 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B072 AA10 BA04 BA30 CB06 DA02 DA05 DA12 DA19 EA06 FA08 GA14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 根菜の茎葉を挟持して引き抜き、後方へ
    搬送する挟持搬送装置と、茎葉部とを分離し、切断後の
    根部を収納する収納するための装置とを有する根菜類用
    収穫機において、 茎葉の挟持搬送方向と逆方向に回転する泥落とし回転ブ
    ラシ手段と、搬送方向と同方向に回転する直根を切断す
    るカッタ手段とを挟持搬送装置に設けたことを特徴とす
    る根菜類用収穫機。
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