JP2001078321A - 電線保持工具 - Google Patents
電線保持工具Info
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Abstract
安全確保及び負担軽減を図るとともに、統一的で安定し
た作業を実現し、作業効率を向上させることができる電
線保持工具を提供する。 【解決手段】 クランプ機構をなす固定側クランプa
と、クランプ機構をなす伸縮側クランプbで電線を把持
しておき、これら把持された部分の間の電線を切断し、
伸縮機構cによって切断された電線の端部同士を当接離
隔とできるようにした。また、伸縮側クランプbは、軸
線Oの回りを伸縮アーム9に対して回転できるように構
成し、電線の配索方向をずらすことができるようにして
いる。こうした構成にすることで、切断された電線の端
部同士を確実に離隔させることができる。
Description
よび接続作業、例えば6.6kV架空配電線路における
電線引留箇所および中間切分箇所を間接活線工法により
切断作業および接続作業を行う際に使用する電線保持工
具に関するものである。
て、6.6kV架空配電線路における電線引留箇所およ
び中間切分箇所の工事について説明する。これまで、こ
うした高圧電線の架空配電線工事は直接活線工法により
行われていた。この工法においては、作業者は感電事故
防止のためゴム手袋、電気用絶縁衣等の保護具を着用
し、また、工事を行う電気回路の充電部、支持物等に
は、電気絶縁管、電気絶縁シート等の防具を装着してい
た。こうした保護具または防具は、例えばJIS T
8010に制定されるものが挙げられる。現在は、作業
環境の改善、安全性の向上、作業効率の向上等を図るた
めに、作業者の手の代用として使用する操作棒(絶縁性
のヤットコ、回転スティック等)を用いた間接活線工法
が導入され、全面的移行が行われている。
及び図9(b)に示す。図9(a)は電線引留箇所を、
図9(b)は中間切分箇所分箇所を示す。図9(a)に
おける電線(縁回し線)30が、図9(b)においては
電線(縁回し線)30aと30bに切り分けられてい
る。こうした箇所における通常の架空配電線工事は、高
所作業車両を用いて行われ、バケットには作業者2名が
乗り込んで行われる。間接活線工法による従来の電線引
留箇所における基本的な電線の切断作業及び接続作業は
下記の通りである。また、主に作業を行う電線サイズ
は、OC60、150mm2である。
る箇所の両側を電線接続後の跳ね上がりを防止するため
に、作業者それぞれがヤットコで電線を把持する。次
に、作業者どちらか一方が、ヤットコで電線を片手で把
持した状態のまま、もう片方の手で油圧式カッター等の
切断工具を切断箇所にアプローチし、切断する。その次
に、切断した電線端部が干渉しないように、電線をヤッ
トコで把持して、電線長手方向に対して左右それぞれの
電線端部を振分け、くせ付けする。
か一方の作業者が片方の電線端部をヤットコで把持して
固定する。次に、もう一方の作業者が圧縮スリーブをヤ
ットコで把持して、固定している電線端部に差し込み、
その状態で固定する。どちらか一方の作業者が、もう片
方の手で圧縮工具をスリーブ圧縮部にアプローチし、電
線に差し込んだ方から規定回数圧縮する。圧縮工具を一
旦降ろし、もう片方の電線端部をヤットコで把持して引
き寄せ、両作業者が協力し合い位置を合わせて未圧着側
のスリーブに差し込む。どちらか一方の作業者が、もう
片方の手で圧縮工具をスリーブ圧縮部にアプローチし、
電線に差し込んだ方から規定回数圧縮し、接続を完了す
る。
は、切断した電線両端部を支持、固定するものがないた
め、非常に不安定な状態となり、他の支持物等への接触
の危険性がある。他の支持物等への接触を防止するため
には、間接割線工法用の防具が必要となるため作業時間
が増大し、作業コストも増大する。また、作業者がヤッ
トコで電線を把持、固定しながら切断、接続の作業を行
わなければならない。そのため、二人の作業者のうちど
ちらかは、ヤットコの他に油圧式カッター工具や油圧式
圧縮工具等を操作する複合作業となる。こうした工具は
重量が重く、片手での操作は非常に重労働であるととも
に、作業者の自由度が制限される不安定な作業であるた
め、作業効率が非常に悪い。更に、接続作業の場合、電
線端部に圧着スリーブを差し込む等の細かい作業が要求
さる。そのため、ヤットコ操作の熟練を要するととも
に、作業者同士の十分な訓練も必要とされ、作業者の熟
練度によって、作業内容にバラツキが生じていた。
ので、電線の切断及び接続作業において、作業者の安全
確保及び負担軽減を図るとともに、統一的で安定した作
業を実現し、作業効率を向上させることができる電線保
持工具を提供することを目的とする。
電線の切断作業及び接続作業に用いるための電線保持工
具であって、第1の電線保持部材と第2の電線保持部材
とが伸縮機構を介して接近離隔自在に設けられているこ
とを特徴とする。
持部材及び第2の電線保持部材とで電線を保持してお
き、これら保持された部分の間の電線を切断して、切断
された電線の端部同士を接近離隔自在とできる。そのた
め、電線の切断から接続までの一連の作業中において、
この電線保持工具によって電線を保持しておける。
線保持工具であって、第1の電線保持部材と第2の電線
保持部材が、電線引留箇所あるいは中間切分箇所におい
て両電線の配索方向をずらすようにして互いに変位可能
に設けられていることを特徴とする。
線の端部同士を、電線の配索方向をずらして確実に離隔
させることができる。そのため、活線のまま切断された
電線であっても、電線の端部同士あるいは電線の端部と
他の構造物とが接触する危険を回避できる。
記載の電線保持工具であって、第1の電線保持部材と第
2の電線保持部材の少なくともいずれか一方が他方に対
し、両者が接近離隔する方向を軸として回動可能に設け
られていることを特徴とする。
のうち少なくともいずれか一方に回動するような機構を
設けておけば、電線の配索方向をずらすことができる。
そのため、装置構成を複雑化することなく、切断された
電線の端部同士を確実に離隔させることができる。
ずれか記載の電線保持工具であって、 第1の電線保持
部材と第2の電線保持部材は、開閉自在に構成されたク
ランプ機構により電線を把持することを特徴とする。
により電線を強固に且つ確実に把持することができる。
そのため、切断された電線がその長手方向に移動して、
電線の端部同士あるいは電線の端部と他の構造物とが接
触するような事故を回避できる。
ずれか記載の電線保持工具であって、前記伸縮機構は、
第1の電線保持部材あるいは第2の電線保持部材のいず
れか一方に設けられた第1のアームと、他方に設けられ
た第2のアームとを備え、第1のアームとこの第1のア
ームを内部に移動自在に挿入した第2のアームとで伸縮
自在に構成されていることを特徴とする。
置構成を複雑化させることなく、強固で信頼性の高いも
のとできる。そのため、電線保持部材同士を正確に且つ
安定して接近離隔させることができ、切断された電線の
端部同士をその長手方向に確実に離隔させることができ
る。
ずれか記載の電線保持工具であって、第1の電線保持部
材、第2の電線保持部材及び伸縮機構は、少なくともこ
れらの外表面が絶縁性材料により形成されていることを
特徴とする。
の端部同士が本電線保持工具を介して導通するような事
故を回避できる。
の実施形態を、図1乃至図8に基づいて説明する。図1
(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態に係る
電線保持工具は、固定側クランプ(第1の電線保持部
材)a、伸縮側クランプ(第2の電線保持部材)b、及
び伸縮機構cからなる。固定側クランプaは、固定側プ
ラグ2、固定側クランプ駒3、固定側クランプ本体4を
備えている。伸縮側クランプbは、伸縮側クランプ本体
10、伸縮側クランプ駒11、伸縮側プラグ12、回転
プラグ13、回転ギヤボックス14を備えている。伸縮
機構cは、本体ギヤボックス5、本体アーム7、伸縮ア
ーム9を備えている。
ている。固定側クランプ本体4に螺合された固定側プラ
グ2を回転することによって固定側クランプ駒3を上
昇、下降(図1(b)中A−B方向に移動)させるよう
になっている。固定側クランプ本体4と固定側クランプ
駒3で電線を挟み込んで、電線と本電線保持工具を締め
付け固定するものである。この固定側クランプaは、本
体アーム7にネジ止め固定されている。
同様なクランプ機構をなしている。図1(b)に示すよ
うに、伸縮側クランプ本体10に螺合された伸縮側プラ
グ12を回転することによって伸縮側クランプ駒11を
A−B方向に移動させるようになっている。つまり、伸
縮側クランプ駒11が上昇、下降することにより、伸縮
側クランプ本体10と伸縮側クランプ駒11で電線を挟
み込んで、電線(縁回し線30)と本電線保持工具を締
め付け固定するものである。伸縮側クランプbは、軸線
O回りに回転可能なように伸縮アーム9に設けられてい
る。伸縮側クランプ本体10は、回転ギヤボックス14
も兼ねた構造となっている。この回転ギヤボックス14
には、回転プラグ13が回転可能に設けられている。こ
の回転プラグ13を回転させることによって、伸縮側ク
ランプbは軸線Oの回りを伸縮アーム9に対して360
度回転できるようになっている。
アーム9を内部に移動自在に挿入した本体アーム7とに
よって伸縮自在に構成されている。すなわち、伸縮アー
ム9は本体アーム7内に収納できるように構成されてい
る。本体ギヤボックス5は、本体アーム7と一体となっ
ており、伸縮アーム9を軸線Oに沿って移動させるため
のアーム伸縮プラグ1を回転可能に支持している。本体
アーム7の長手方向の中央部付近には、ヤットコ把持部
6が形成されており、本電線保持工具を絶縁ヤットコ等
で把持できるようになっている。伸縮アーム9には、伸
縮アーム9が本体アーム7に対し最大限移動した場合、
すなわち本電線保持工具が最大限に伸長した場合に、そ
のことを示すためのストロークエンド表示8が設けられ
ている。
する機構について、また、図3を用いて伸縮側クランプ
bが回転する機構について、各々説明する。なお、図2
においては、固定側クランプaの図示は省略している。
図2に示すように、アーム伸縮プラグ1にはかさ歯車1
5aが設けられており、これらは一体に回転するように
なっている。本体アーム7の内部には、かさ歯車15b
と一体となったねじ棒16が、軸線O回りに本体アーム
7に対して回転可能に設けられている。このねじ棒16
には、伸縮アーム9に設けられた雌ねじ17が螺合して
いる。かさ歯車15bは、かさ歯車15aと噛み合わさ
っており、これによりアーム伸縮プラグ1の回転がねじ
棒16に伝えられるようになっている。
回転すると、かさ歯車15aとかさ歯車15bによって
回転方向は約90度変換されて、ねじ棒16に回転が伝
えられる。ねじ棒16が回転することにより、ねじ棒1
6に螺合した雌ねじ17を介して、伸縮アーム9は軸線
Oに沿った方向に、すなわちC−D方向に移動する。こ
うして、本電線保持工具は軸線Oに沿った方向に伸縮す
ることができる。
ォーム19が設けられており、これらは一体となって回
転するようになっている。ウォーム19は、伸縮アーム
9に形成されたウォームホイール18と噛み合わさって
いる。
すると、ウォーム19とウォームホイール18は噛み合
わさっているため、回転プラグ13及びウォーム19は
軸線O回りを伸縮アーム9に対してE−F方向に回転す
る。こうして、伸縮側クランプbは軸線Oの回りを回転
することができる。
は、樹脂材料を採用し、優れた耐候性、電気絶縁性能、
機械的強度を確保できるとともに、軽量化を図ってい
る。この樹脂材料としては、例えばフェノール樹脂など
の熱硬化性樹脂が挙げられる。
いた6.6kV架空配電線の電線引留箇所および中間切
分箇所における基本的な作業手順について、図4乃至図
8を参照しながら説明する。なお、特記した場合のみ各
図面を参照するものとする。この作業手順は、縁回し線
の皮剥ぎ、本電線保持工具の取り付け、縁回し線の切断
及び切分け、縁回し線の接続及び本電線保持工具の取り
外し、絶縁カバーの取り付けの5つの手順からなる。
部分を、接続するスリーブの長さに合わせて既存の皮剥
ぎ工具を用いて皮剥ぎする。
ように、電線保持工具の中央部のヤットコ把持部6を絶
縁ヤットコTで把持した状態で、縁回し線30の皮剥ぎ
部31が電線保持工具の中央にくる位置にアプローチす
る。縁回し線30にアプローチした状態で、固定側クラ
ンプa、伸縮側クランプbの順にそれぞれ縁回し線30
に締め付け固定する。固定側クランプaの固定側プラグ
2、伸縮側クランプbの伸縮側プラグ12に各々回転ス
ティックSを差し込んで回転させることにより行う。こ
の様子を図6に示す。この図においては伸縮側クランプ
bの締め付け固定のみ示しているが、固定側クランプa
の締め付け固定も伸縮側クランプbと同様に行われる。
工具を取り付けた状態で、皮剥ぎ部31の中間を既存の
切断具(油圧カッター等)で切断する。これにより、縁
回し線30は、固定側クランプaに把持された縁回し線
30aと伸縮側クランプbに把持された縁回し線30b
に切り分けられる。縁回し線30の切断後、図5に示す
ように、アーム伸縮プラグ1を回転スティックSで回転
し、伸縮アーム9のストロークエンド表示8が見えるま
で本電線保持工具を伸長する。こうすることで、縁回し
線30aの端部31aと縁回し線30bの端部31bの
離隔を確保する。こうしておいて、図7に示すように、
伸縮側クランプaの回転プラグ13を回転スティックS
で回転して図中E方向に約90度回転させる。こうし
て、縁回し線30bの端部31bを縁回し線30の配索
方向からずらして、縁回し線30aと縁回し線30bと
を更に離隔させる。縁回し線30aと縁回し線30bと
を振り分けた後、既存の端末キャップを絶縁ヤットコT
で両端部に取り付け、安全を確保する。以上の手順で、
それぞれの相に本電線保持工具を取り付ける。
り外し]端部31a及び端部31bに取り付けた端末キ
ャップを、絶縁ヤットコTでそれぞれ外す。次に、スリ
ーブ32を絶縁ヤットコTで把持して、縁回し線30a
の端部31aに差し込み、既存の圧縮工具で規定回数の
圧縮を行う。スリーブ32の端部31aへの圧縮完了
後、アーム伸縮プラグ1を回転スティックSで回転し、
また、回転プラグ13を回転スティックSで回転して、
縁回し線30bの端部31bをスリーブ32に挿入でき
る位置に合わせる。こうしておいて、図 に示すよう
に、アーム伸縮プラグ1、回転プラグ13を微調整しな
がら、スリーブ32に端部31bを挿入する。挿入完了
後、既存の圧縮工具で規定回数の圧縮を行い、接続を完
了する。接続が完了したら、本電線保持工具のヤットコ
把持部6を絶縁ヤットコTで把持した状態で、固定側プ
ラグ2、伸縮側プラグ12をそれぞれ回転スティックS
で回転して緩め、縁回し線30a、30bから本電線保
持工具を取り外す。
の取り外しが完了したら、絶縁カバーを絶縁ヤットコT
で接続部に取り付ける。以上の作業を各相ごとに行い、
作業を完了する。
プa及び伸縮側クランプbによって縁回し線30を把持
し、また、固定側クランプaと伸縮側クランプbとを伸
縮機構cによって接近離隔自在にしている。そのため、
縁回し線30の切断から接続までの一連の作業中におい
て、この電線保持工具によって縁回し線30を保持して
おける。
プbは開閉自在なクランプ機構を構成するようにしてい
る。これにより、固定側クランプa及び伸縮側クランプ
bによって縁回し線30を強固に且つ確実に把持するこ
とができる。そのため、切断された縁回し線30a及び
30bがその長手方向(縁回し線30の配索方向)に移
動して端部31aと端部31bが接触する、あるいは端
部31aまたは端部31bが他の構造物と接触するよう
な危険を回避することができる。
19によって伸縮側クランプcを軸線O回りに回動でき
るようにしている。これにより、複雑な装置構成とする
ことなく、切断された縁回し線30bを、縁回し線30
の配索方向からずらして縁回し線30aと確実に離隔さ
せることができる。そのため、縁回し線30a及び30
bが活線であっても、端部31aと端部31bとを確実
に離隔させることができ、端部31aと端部31bが接
触する、あるいは端部31aまたは端部31bが他の構
造物と接触するような危険を回避できる。
は、樹脂材料を採用している。これにより、優れた耐候
性、電気絶縁性能、機械的強度を確保できるとともに、
軽量化を図ることができる。そのため、縁回し線30
a、30bがが本電線保持工具を介して導通するような
事故を回避できる。
に係る電線保持工具を6.6kV架空配電線といった高
圧の配電線工事に用いた場合についてのみ説明したが、
こうした高圧配電線工事に限らず、低圧配電線工事にも
応用できるものである。また、屋外の架空配電線に限ら
ず、作業者が近寄り難い場所、例えば屋内や狭い場所の
配電線にも、遠隔操作により応用できるものである。更
に、間接活線工法に限らず直接活線工法でも使用するこ
とができ、直接活線工法で通常二人作業となるところを
一人でも作業可能とすることができる。
保持工具によれば、電線を保持しておいて電線を切断
し、切断された電線の端部同士を接近離隔自在とできる
ように構成している。このように構成したことにより、
電線の切断から接続までの一連の作業中において、この
電線保持工具によって電線を確実に保持しておける。そ
のため、電線の切断及び接続作業において、作業者の安
全確保及び負担軽減を図るとともに、他の支持物への防
具、取り付け作業が不要となり、作業時間短縮、作業コ
ストの低減を実現することができる。また、絶縁ヤット
コ操作の熟練を要さずに細かな作業の手助けができ、未
熟者の作業を補うことができる。そのため、統一的で安
定した作業が実現でき、作業者による作業方法のバラツ
キを無くし、作業効率を向上させることができる。
ようにして互いに変位可能とできるように構成してい
る。このように構成したことで、切断された電線の端部
同士を、電線の配索方向をずらして確実に離隔させるこ
とができ、活線のまま切断された電線であっても、電線
の端部同士あるいは電線の端部と他の構造物とが接触す
る危険を回避できる。そのため、電線の切断及び接続作
業において、より確実に作業者の安全確保及び負担軽減
を図ることができる。
の、少なくともこれらの外表面は絶縁性材料により形成
されるように構成している。このように構成したこと
で、切断した電線の端部同士が本電線保持工具を介して
導通するような事故を回避でき、作業者の安全確保が図
れるとともに、他の構造物に与える悪影響も回避でき
る。例えば、絶縁性材料の一例として樹脂材料を採用す
れば、優れた耐候性、電気絶縁性能、機械的強度を確保
できるとともに、軽量化も図ることができ、本電線保持
工具の耐久性、信頼性を大幅に向上させることができ
る。
図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
視図である。
分断面矢視図である。
図であって、電線に電線保持工具を取り付けようとする
状態である。
図であって、切断された電線の端部同士を離隔させてい
る状態である。
図であって、伸縮側クランプにより電線を把持しようと
する状態である。
図であって、伸縮側クランプにより電線の配索方向を変
位させている状態である。
図であって、切断された電線の端部同士を接近させてい
る状態である。
て、(a)は電線引留箇所を、(b)は中間切瓶箇所分
箇所を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 電線の切断作業及び接続作業に用いるた
めの電線保持工具であって、 第1の電線保持部材と第2の電線保持部材とが伸縮機構
を介して接近離隔自在に設けられていることを特徴とす
る電線保持工具。 - 【請求項2】 第1の電線保持部材と第2の電線保持部
材が、電線引留箇所あるいは中間切分箇所において両電
線の配索方向をずらすようにして互いに変位可能に設け
られていることを特徴とする請求項1記載の電線保持工
具。 - 【請求項3】 第1の電線保持部材と第2の電線保持部
材の少なくともいずれか一方が他方に対し、両者が接近
離隔する方向を軸として回動可能に設けられていること
を特徴とする請求項1または2記載の電線保持工具。 - 【請求項4】 第1の電線保持部材と第2の電線保持部
材は、開閉自在に構成されたクランプ機構により電線を
把持することを特徴とする請求項1から3いずれか記載
の電線保持工具。 - 【請求項5】 前記伸縮機構は、第1の電線保持部材あ
るいは第2の電線保持部材のいずれか一方に設けられた
第1のアームと、他方に設けられた第2のアームとを備
え、第1のアームとこの第1のアームを内部に移動自在
に挿入した第2のアームとで伸縮自在に構成されている
ことを特徴とする請求項1から4いずれか記載の電線保
持工具。 - 【請求項6】 第1の電線保持部材、第2の電線保持部
材及び伸縮機構は、少なくともこれらの外表面が絶縁性
材料により形成されていることを特徴とする請求項1か
ら5いずれか記載の電線保持工具。
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JP25495899A JP4270671B2 (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | 電線保持工具 |
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JP25495899A Expired - Fee Related JP4270671B2 (ja) | 1999-09-08 | 1999-09-08 | 電線保持工具 |
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