JP2001073339A - 石詰めカゴ、石詰めカゴを用いた施工方法及びカゴ製作方法 - Google Patents

石詰めカゴ、石詰めカゴを用いた施工方法及びカゴ製作方法

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JP2001073339A
JP2001073339A JP25409399A JP25409399A JP2001073339A JP 2001073339 A JP2001073339 A JP 2001073339A JP 25409399 A JP25409399 A JP 25409399A JP 25409399 A JP25409399 A JP 25409399A JP 2001073339 A JP2001073339 A JP 2001073339A
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一也 久保
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FUJISHIGE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石詰めカゴを用いた施工工事の作業効率を大
幅に向上させる。 【解決手段】 法面形成工程では、施工現場におい
て、施工箇所1を掘削して法面2を形成する。石詰め工
程では、予め作業所にて、金属製の網からできた空の
カゴ3に複数の石を詰め込み、最後にフタ用の上面網3
aを取り付けて石詰めカゴ4を製作する。なお、工程
ととは、いずれを先に実施してもよい。次に、運搬工
程では、完成した石詰めカゴをトラック5などに積載
して施工現場まで運搬する。最後に、設置工程では、
建設機械6などを用いて、運搬された石詰めカゴ4を吊
り用具7などを介して吊り上げ、施工現場の法面2に順
次設置し、法面全体の土砂の流れを防止するように石詰
めカゴ4を敷き詰める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、河川、ダ
ム、遊水池、海岸等の護岸若しくは護床、山肌の土砂崩
れ防止、及び、宅地造成など、一般に土砂の流れを抑制
するために利用され得る石詰めカゴ、該石詰めカゴを用
いた施工方法並びにカゴの製作方法に関する。
【0002】
【従来技術】以前には、護岸や護床のための法面保護工
事ではコンクリートが主流となっていた。しかし、近年
において、自然保護が様々な方面から提唱されるように
なり、環境修復材料として石が注目されている。このよ
うな石を用いた護岸工事などでは、石が詰め込まれたカ
ゴを施工箇所に設置する工法が一般的である。この工法
は、例えば図20に示す手順に従って次のように行われ
る。
【0003】図20に示すように、まず、護岸の対象と
なる施工現場の斜面を発削して平坦な法面を形成する
(工程(I))。次に、輸送トラック等で、カゴの組立
部品及び詰め込み用の割石を施工現場まで運搬する(工
程(II))。次に、施工現場でカゴを組み立て、組み立
てた空のカゴを法面に設置する(工程(III))。この
とき、組み立てたカゴの上面は開口されている。次に、
運搬してきた割石を設置されたカゴに入れ、石を満杯に
詰め込んだ後、カゴの開口に網面の蓋を取り付ける(工
程(IV))。この割石の詰め込みは、人手や重機械等で
行われる。このようにして法面最下段に配列された石詰
めカゴの上段に更に、他のカゴを法面に接するように配
置し、工程(III)及び(IV)を繰り返して法面全体に
石詰めカゴを設置する(工程(V))。必要に応じて、
設置された石詰めカゴに植生シートを張り付けることも
行われる。
【0004】以上のように石詰めカゴで法面を保護する
ため、法面から流れ出てきた水が自然石の隙間を通って
自然に流れる。これによってコンクリート等で法面を保
護する場合と比べて、過剰な水圧がかかることが無いた
め、ブロックが水圧で決壊されなくなるという利点があ
る。更に、自然石の隙間に植物や昆虫類が生育したり、
鳥や動物が巣を作ったりするので、自然環境保護の見地
からも極めて優れた工法といえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の施工方法では、施工現場でカゴを組み立て、それを
配置した後で、カゴの中に石を逐一詰めていくため、多
大な労力及び時間を要し、作業効率が悪いという問題が
ある。また、カゴの石詰め状態が設置箇所毎に不均一に
なり易く、これによって法面の保護強度や景観等に問題
が生じるおそれがある。更に、より上段のカゴでは、よ
り上部に石を運ばなければならない上に足場が悪くなる
ので、石詰め作業が更に困難となり、上記欠点は更に増
長される。
【0006】本発明は、上記事実に鑑みなされたもの
で、石詰めカゴを用いた施工工事の作業効率を大幅に向
上させると共に、カゴの石詰め状態の品質を高めてより
均一化することを可能にする施工方法、その施工方法で
用いられる石詰めカゴ並びにその製作方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、土砂の流れを抑制するため施工箇所に石
を設置する施工方法であって、予め作業所にて、金属製
の網からできたカゴに複数の石を詰め込む石詰め工程
と、前記石詰め工程で用意された石詰めカゴを施工現場
まで運搬する運搬工程と、前記施工現場に運搬された前
記石詰めカゴを前記施工箇所に適宜設置する設置工程
と、を有する。
【0008】本発明は、自然に形成された土砂の流れ場
所か、掘削により形成された人工的な法面かを問わず適
用される。ここで、本発明が適用される施工箇所とは、
例えば、崖、山肌、道路端、河川(川岸、川底を含
む)、海(海岸、海底含む)など、土砂の流れるところ
全てを含む。
【0009】本発明の施工方法では、作業所にて、金属
製の網からできたカゴに複数の石を詰め込み、予め石詰
めカゴを製作しておく。次に、この石詰めカゴを施工現
場まで運搬し、運搬された石詰めカゴを施工箇所に適宜
設置する。これによって、現場環境が様々に変動する施
工現場で石を詰め込む従来工法よりも、石詰めの作業効
率を格段に向上させることができる。
【0010】本発明のカゴ製作方法は、格子状に連結さ
れた金属製の線材からなる網を略直方体に形成するカゴ
製作工程と、前記直方体の内部に、その底面と底面以外
の面とを結ぶように張っている少なくとも1つの補強線
材を設ける補強工程と、を含んで構成したものである。
【0011】本発明のカゴ製作方法によって製作された
カゴに石を詰めた場合、強度の高い格子状の網を用いて
いると共に、補強線材がカゴの底面を他の面から支持す
るため、石の重さによる底面の変形が効果的に防止され
る。従って、このカゴを上記施工方法に使用した場合、
運搬工程及び設置工程で、石詰めカゴが歪まないため、
迅速且つ的確に施工箇所に石詰めカゴを効率良く設置す
ることができる。
【0012】本発明の第1の態様に係る石詰めカゴは、
金属製の網からできたカゴの内部に、石が詰め込まれて
なる石詰めカゴであって、前記カゴの内部で、少なくと
も1つの補強線材が、カゴの底面と底面以外の面とを結
ぶように張っていることを特徴とする。
【0013】この石詰めカゴを上記施工方法に使用した
場合、運搬工程及び設置工程で、石詰めカゴが歪まない
ため、迅速且つ的確に施工箇所に石詰めカゴを効率良く
設置することができる。
【0014】本発明の第2の態様の石詰めカゴは、菱形
金網からできたカゴの内部に、石が詰め込まれてなる石
詰めカゴであって、前記カゴを構成する複数の網面の境
界辺には、金属製のフレーム枠が設けられていることを
特徴とする。
【0015】第2の態様の石詰めカゴでは、菱形金網
に、金属フレーム枠を設けたので、石詰めカゴの強度を
大幅に向上させることができる。好ましくは、カゴの底
面には、少なくとも1つの補強フレームが更に設けられ
ており、前記底面近傍には、前記フレーム枠及び該補強
フレームの少なくともいずれかに石の両端部が架かるよ
うに石が敷き詰められているのがよい。これによって石
の重さによる底面の変形を効果的に防止することがで
き、第2の態様の石詰めカゴを上記施工方法に使用した
場合、第1の態様の石詰めカゴと同様の効果を奏するこ
とができる。
【0016】本発明の施工方法、カゴ製作方法並びに石
詰めカゴの他の好ましい態様は、以下の説明を参照しつ
つ請求の範囲を参酌することによって明らかとなろう。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の各実施形態を説明する。 <第1の実施形態> (施工方法)図1には、本発明の第1実施形態に係る石
詰めカゴを用いた施工方法が示されている。
【0018】先ず、法面形成工程では、施工現場にお
いて、施工箇所1を掘削して法面2を形成する。石詰め
工程では、予め作業所にて、金属製の網からできた空
のカゴ3に複数の石を詰め込み、最後にフタ用の上面網
3aを取り付けて石詰めカゴ4を製作する。なお、工程
ととは、いずれを先に実施してもよい。次に、運搬
工程では、完成した石詰めカゴをトラック5などに積
載して施工現場まで運搬する。最後に、設置工程で
は、建設機械6などを用いて、運搬された石詰めカゴ4
を吊り用具7などを介して吊り上げ、施工現場の法面2
に順次設置し、法面全体の土砂の流れを防止するように
石詰めカゴ4を敷き詰める。ここで、隣接する石詰めカ
ゴ同士を錆止めされた針金等で互いに連結するのが好ま
しい。
【0019】本工法によれば、一定の環境下にある作業
所にて石詰めカゴを製作するので、現場環境がまちまち
の施工現場で石を詰め込む従来工法よりも、石詰めの作
業効率を格段に向上させることができる。その結果、石
詰め状態をより均一にして石詰めカゴの品質を向上する
ことが可能になる。更に、施工現場では、建設機械など
で順次、運搬された石詰めカゴを配置するだけでよいた
め、足場の悪さに影響されず、きわめて効率的に且つ短
期間に護岸工事を行うことができる。このように本発明
では、個々の石詰めカゴのみならず、それらの配置状態
の均一性をも高めることができるので、法面の保護強度
や景観等を向上させることも可能となる。
【0020】また、予め作業所等に多数の石詰めカゴ4
を用意しておけば、緊急の土砂崩れ防止に、迅速に対応
することができる。なお、本発明では、このような場合
などを含めて、法面形成工程を省略する場合もあり得
る。 (カゴの製作方法1)次に、図1に示す施工方法を実現
させる上で好ましいカゴ3の構成部品及びその製作方法
を図2乃至図5を参照して説明する。なお、本実施形態
では、カゴ3が上面網、側面網及び底面網からなる略直
方体の例を示す。
【0021】図2には、カゴ3の上面網3aが示されて
いる。この上面網3aは、縦横に延びる鉄製の線材(例
えば、径約4mm)を図示のように格子状に連結してで
きた網を全体として直方形に形成したものである。格子
の交差部分は、例えばスポット溶接などで連結され、溶
接後に上面網全体を亜鉛プールに浸漬することにより線
材表面全体に錆止め用の亜鉛メッキを施している。この
ように線材を格子状に連結することで網の強度を向上さ
せることができる。
【0022】図3には、カゴ3の底面及び一組の側面を
形成するための矩形状で平坦な第1の網体3bと、カゴ
3の底面及び他組の側面を形成するための矩形状で平坦
な第2の網体3cと、が示されている。第1の網体3b
は、底面領域8と、第1の方向(図面の例では縦方向)
に沿って、その両端部から略対称的に延長形成された側
面領域8a及び8bと、を有する。底面領域8では、鉄
線(例えば、径約6mm)が第1の方向のみに沿って略
平行に延び、側面領域では、この第1の方向に延びる鉄
線に更に該方向に対して略直角方向(図面の例では、横
方向)に延びる鉄線が格子状に交わって連結されてい
る。
【0023】第2の網体3cは、底面領域9と、第2の
方向(図面では横方向)に沿って、その両端部から略対
称的に延長形成された側面領域9a及び9bと、を有す
る。底面領域9では、鉄線(例えば、径約6mm)が第
2の方向のみに沿って略平行に延び、側面領域では、こ
の第2の方向に延びる鉄線に更に該方向に対して略直角
方向(図面の例では、縦の第1方向)に延びる鉄線が格
子状に交わって連結されている。
【0024】なお、第1及び第2の網体は、両方とも、
側面領域の鉄線格子の交差部分は、上面網と同様にスポ
ット溶接され、その後、網全体が錆止め用に亜鉛メッキ
される。また、第1及び第2の網体は、補強のため、側
面同士を連結するところの縁部の格子間隔(8c、8
d、9c、9d)及び第1の網体3bの中央格子間隔8
eを狭くしている。
【0025】次に、上記構成部品から本実施形態に係る
カゴを製作する手順を説明する。図4に示すように、第
1及び第2の網体3b、3cにおいて、側面領域(8
a、8b、9a、9b)は、底面領域(8,9)に対し
て、その境界付近(図3に示す破線部分)から夫々同じ
側に略直角となるように各々折り曲げられる。次に、第
1及び第2の網体3b、3cの底面領域(8,9)を夫
々重ね合わせることによって、底面に格子を形成し、隣
接する側面領域の縁部を一緒にして、各々ばん線で縛る
か、或いは、コイル状鉄線を辺に沿って巻き付けること
によって、第1及び第2の網体3b、3cを互いに連結
する。このようにして上面が開放された略直方体のカゴ
3dが形成される。
【0026】また、図10に示すように、カゴ3dに
は、補強鉄線10(例えば径6mm)がカゴ3dの底部
を側面から吊るようにカゴ内部に形成されている。図示
の例では、補強鉄線10は、その両端部10a、10c
がカゴ3dの対向する両側面の最上端部に縛り付けら
れ、その頂点10bが底面中央部を走る一つの線材11
の真下を通過するように略V字形状に張られている。な
お、強化のため、補強線材10を、底面の2つ以上の線
材の真下を通過するように張ったり、2つ以上の補強線
材を用いることもできる。
【0027】以上のように、本実施形態のカゴ3dは、
平坦な第1及び第2の網体から簡単に製作することがで
きるので、これらの網体を仕入れたり、亜鉛メッキを施
すときに、嵩張らないという利点がある。これによって
運賃を低く抑えることができる。また、カゴ3dは、底
面から側面にかけて線材の接合部の無い連続的な網から
形成されるため、側面の最上端部に吊り用具7を連結し
て、石を詰めた状態のカゴ3dを吊り上げる場合、底面
が抜け落ちるという危険性がほとんど無く、運搬工程及
び設置工程を円滑に実施することができる。勿論、矩形
状の底面領域と、その回りに形成された4つの側面領域
とを持つ1つの網を折り曲げてカゴ3dを形成してもよ
い(後述する図14(b)の網50bと類似)。
【0028】更に、本実施形態では、V字形状の補強鉄
線10をカゴ内部に設けるというきわめて簡単な構成に
よって、詰め込んだ石の重さで底面が大きく歪むことを
効果的に防止できる。勿論、V字形状の補強鉄線の例は
好ましい一つの例であって、本発明は、これに限定され
るものではなく、一般的に、少なくとも1つの補強線材
を、カゴの底面と底面以外の面とを結ぶようにカゴ内部
に形成することで底面の歪みを防止できる方法すべてを
含む。
【0029】カゴ3の金属材料として、亜鉛メッキを施
した鉄製の線材で説明したが、材料の全てにステンレス
鋼を使用するのが最も好ましい。ステンレス鋼ならば、
メッキが剥がれ落ちて線材内部が錆びるおそれがなくな
り、半永久的に石詰めカゴを設置しておくことができ
る。 (カゴの製作方法2)カゴ3の代替となる他の好ましい
カゴの構成部品及びその製作方法を図14乃至図16を
参照して説明する。
【0030】図14(a)には、代替カゴの骨格部分を
構成するカゴ外枠46が示されている。このカゴ外枠4
6は、略長方形に形成された上下のフレーム枠40a、
40bを、柱フレーム42a、42b、42c、42d
を介して略直方体を形成するように連結することによっ
て構成することができる。また、カゴ外枠46の底面に
は、2本の補強フレーム44a、44bが橋渡し連結さ
れている。これらのフレームとして、丸い金属棒(例え
ば径11、13、16、19mm)や山形金属フレーム
などを用いることができる。
【0031】図14(b)には、代替実施形態に係るカ
ゴの網の部分が示されている。網の部分は、上面網50
aと、底面領域51a及び4つの側面領域51bを有す
る網50bと、からなる。これらの網は、金属線材(例
えば、径5.5,6,7,8,9mm)から編まれた、
いわゆる菱形金網を用いてもよい。この菱形金網は、幅
広く使用されており、入手し易いという利点がある。網
50bは、4つの側面領域51bを底面領域51aに対
し直角に立つよう折り曲げ、隣接する側面領域の境界部
分を一緒にばん線で縛るか、或いは、コイル状の線材を
巻き付けることによってカゴ網52を構成する。
【0032】なお、上記フレーム及び網の線材の金属材
料としては、鉄に亜鉛メッキを施したものや、より好ま
しくはステンレス鋼などを用いることができる。図15
に示すように、カゴ網52をカゴ外枠46に収容し、辺
の部分をばん線又はコイル状線材を用いて一緒に連結す
ることによって、カゴ54を製作することができる。カ
ゴ54は、通常の菱形金網から構成したとしても、カゴ
外枠46によって補強されているので、石を詰めた状態
で運搬したり配置したりするとき、大きな変形や歪みを
効果的に防止することができる。
【0033】カゴ54に石を詰める場合、図16に示す
ように、その底面付近の石の両端部が、補強フレーム4
4a、44b及びフレーム枠40bのうちいずれか2つ
に架かるように石を敷き詰める。このように石を詰める
ことによって、詰められた石の重さが補強フレーム及び
カゴ外枠に課せられるので、底面の菱形金網の歪みや変
形を更に防止することができる。 (石詰め工程)次に、図1に示す施工方法を実現させる
上で好ましい本実施形態に係る石詰め工程を図6のフロ
ーチャートに沿って図7乃至図12を参照しつつ説明す
る。
【0034】まず、図6のステップ200において、空
のカゴ3dを振動台12の上に載せる(図7(a))。
この振動台12は、この台の上に載せたものを前後左右
又は上下方向に振動させることができる。この段階で
は、振動台12のスイッチはオフにされている。カゴ3
dは、振動台12の上に、開いた状態の外箱14を介し
て載せられる。外箱14は、図11(a)に示すよう
に、その寸法がカゴ3dの底面より僅かに(例えば、約
1〜2cm)大きく形成された直方体の鉄製の底板14
aと、その各辺に蝶番15を介して枢動自在に連結され
た4つの鉄製の側板14bと、から構成される。
【0035】次のステップ202では、外箱14の側板
14bを底板14aに対して略直角となるよう枢動させ
ることによって、カゴ3dの側面外周を全て覆う(図7
(b)。側板14bは、その状態を維持するように、図
示しない任意の固定手段(例えばシャコ万力等)で固定
される。このようにカゴ3dの側面を外箱14で覆うこ
とにより、カゴ3dに石を詰めた場合でも、石の重さで
側面が膨らんでカゴが歪むことを防止できる。
【0036】次のステップ204では、カゴ3dの内部
の側面近傍に人手で石18を詰める(図8(a);カゴ
3e)。この側面近傍の石18は、設置後に、外部から
見ることができる位置にあるため、比較的大きいサイズ
の石や、見栄えの良い自然石或いは加工石を詰めるのが
好ましい。このような石の例として、ローリングストー
ン(機械の内部で石を転がし角を取って丸くした自然石
風の石)、三波石(群馬県多野郡鬼石町で産出)、青石
の中に白の模様入りの石などがある。勿論、外部から見
えない位置に設置される場合などのように石詰めカゴの
外観が問題とならないときは、カゴ3dの内部の側面近
傍に通常の石を配置してもよい。
【0037】次のステップ206では、カゴ3eの内部
に内箱16を入れる(図8(b);カゴ3f)。この内
箱16は、図11(b)に示すように、上面及び底面が
開放され、側面のみを有する鉄製の直方体として形成さ
れる。内箱16は、カゴ3eの側面内壁から約20cm
の余裕を持ってカゴ3eの内部に収容できるようにサイ
ズが定められている。また、相対する1組の側面には、
補強鉄線10を貫通させるためのスリット17が形成さ
れている。
【0038】この内箱16が設置された図8(b)の状
態では、内箱16とカゴの内壁との間に石18が、一杯
に詰め込まれているのが好ましい。このため、内箱16
を設置した後に更に石18を追加してもよく、或いは、
ステップ204とステップ206の順番を逆に、即ち内
箱16を設置してから石18を詰めるようにしてもよ
い。
【0039】次のステップ208では、設置された内箱
16の内部に重機械19などで通常の割石20を入れる
(図8(c);カゴ3g)。この割石20は、外部から
見えない位置に詰められるため、加工石や見栄えの良い
自然石を用いる必要はなく安価な割石で済むため、コス
トを削減することができる。更に、重機械19で一度に
大量の割石20を詰め込むことができるため、詰め込み
作業を迅速化することができる。勿論、人手で内箱16
の中に石を詰めてもよい。
【0040】ステップ210では、振動台12のスイッ
チをオンにする(図9(a))。これによって、石詰め
カゴ3gは前後左右又は上下に振動させられる。この振
動により、石18や割石20は、それらの隙間を満遍な
くゆき渡り、より均一に詰め込まれた状態になる。
【0041】次に、ステップ212では、石詰めカゴ3
gを振動させた状態で、内箱16を上方に吊り上げて取
り出す(図9(b))。内部の割石20がより外側の石
18の間に適宜配分され、全体としてより均一な詰め込
み状態となる。このとき、石の量が不足していると判断
した場合、振動させた状態で更に石を追加してもよい。
【0042】次に、ステップ214で振動台12のスイ
ッチ12をオフにし、ステップ216で、外箱14を開
く(図9((c)、カゴ3h)。この外箱14の開放
は、側板14bを再び底板14aに対して水平になるよ
う枢動させて行われる。なお、石詰めカゴの上面も外部
から見えように配置する場合などでは、見栄えのある自
然石を上面に敷き詰めてもよい。
【0043】最後に、ステップ218で、上面が開放さ
れたカゴ3hに上面網3a(図2)を装着して石詰めカ
ゴ4を完成させる(図9(d)、図10)。図10に示
すように、上面網と側面網との接続は、ばん線で縛る
か、或いは、コイル状の鉄線を巻き付けて行われる。
【0044】石詰め工程では、景観を向上させたり自然
により優しくするため、石以外のものをカゴ内部に設け
てもよい。例えば、図12(a)に示すように、石詰め
カゴ3gの上部にフラワーボックス21を配置し、その
中に土23を入れ草花22を植えることができる。例え
ば、図12(b)に示すように、道路端に石詰めカゴを
配置する場合、その最上部にフラワーボックス21付き
の石詰めカゴ4bを設置する。
【0045】また、ステップ204及び208で石を詰
めるとき、石と石との隙間に例えば泥土などの粘着性の
ある土を入れる工程を追加することもできる。そして、
石詰めカゴを施工箇所に設置した後に、自然に泥土の中
に種子が蒔かれるのを待つか、或いは、石詰め終了後
に、カゴ周囲から種子を人為的に吹き付けて、泥土の中
に種子を蒔いてもよい。また、詰め込む石の表面に予め
地衣類などを植え付けてもよい。 (設置工程)次に、図1の施工方法の設置工程を実現さ
せる上で好ましい吊り用具7について図13を用いて説
明する。
【0046】吊り用具7は、石詰めカゴ4(図10)の
上面に適合する形状及び寸法に作られた剛性のフレーム
枠30と、このフレーム枠の中央部に設けられた補強フ
レーム31と、フレーム枠30の頂点付近及び補強フレ
ーム31の端部付近から等しい高さに下ろされた6個の
フック付きワイヤ32と、フレーム枠30を吊り上げる
ためフックの取り付け箇所付近のフレーム枠上側から等
しい長さで延びる6本のワイヤ33と、これらのワイヤ
をフレーム枠の中心から垂直に延びる軸線上で一つにま
とめ上げて建設機械に連結させるためのワイヤ36と、
を有する。
【0047】図1の設置工程では、先ず、吊り用具7の
フック32を石詰めカゴの上面の頂点付近及び対向する
1組の辺の中央付近に取り付ける。このとき、図4の石
詰めカゴ4の場合、側面網の最上部の線材に、図15の
カゴ54の場合、フレーム40aにフック32を引っ掛
ける。そして、ワイヤ36を建設機械6のアームに取り
付け、吊り上げる。このとき、剛性のフレーム枠30が
石詰めカゴとワイヤとの間にあるため、ワイヤ33の張
力によって石詰めカゴが歪むことはない。更に、ワイヤ
36が石詰めカゴの重心を通って鉛直方向に延びる軸線
上に位置するため、建設機械6が吊り上げたときに、石
詰めカゴが傾いたりせず水平に保たれるため、吊り上げ
中の歪みを防止できると共に、効率的に石詰めカゴを法
面に設置することができる。 <第2実施形態>次に、第2実施形態を図17及び図1
8を用いて説明する。
【0048】第2実施形態では、図17に示すように、
カゴ60の内部に魚道62を設ける。この魚道付きカゴ
60として、図4のカゴ4及び図15のカゴ54のいず
れも用いることができる。魚道62は、カゴ62と同じ
網か、或いは、ビニールパイプ等から形成することがで
きる。ビニールパイプで魚道62を形成した場合、詰め
た石の重さで潰れないように、魚道62の上部に網を張
ってもよい。
【0049】魚道付きカゴ60の内部に詰められる石
は、通常の石であってもよいが、水を浄化する目的があ
る場合、木炭又はばくはん石などを詰めてもよい。図1
8には、図17の魚道付きカゴを河川工事に用いた例が
示されている(数字の単位はミリ)。この河川工事は、
平らにされた川底にグリ石を配置し、その上に石詰めカ
ゴを敷き詰め、その上に、順次、川岸の法面に沿って、
図17のカゴ、及び、必要に応じて第1実施形態の石詰
めカゴを積み上げることによってなされる。予め作業所
で用意された石詰めカゴを積み上げる本発明の方法を用
いているので、きわめて円滑に河川工事を進めることが
できる。更に、川底にコンクリートを形成する場合と比
較して、より自然で生態系に有利な環境を提供すること
ができる。更に、図17のカゴを適宜用いているので、
魚の住処を好適に提供できる。
【0050】以上が本発明の各実施形態であるが、本発
明は上記例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱することなく任意好適に変更可能である。例え
ば、上記実施形態では、石詰めカゴの形状として直方体
を例にしたが、本発明は、この形状に限定されるもので
はなく、護岸工事などに好適に用いられる限り、円筒
体、立方体、円錐台、台形など他の任意形状の石詰めカ
ゴを臨機応変に採用することができる。これらの形状を
採用した場合でも、上記したカゴの補強方法を使用する
ことができる。例えば円筒体の石詰めカゴを縦(若しく
は横)に設置する場合、その円状の底面(若しくはその
側面)を吊るV字形状の補強鉄線を設けるのが好まし
い。或いは、その頂面及び底面の円周囲に設けられた円
状のフレーム枠とこれらのフレーム枠を連結して側面を
仕切る複数の軸方向フレーム枠とを用いることができ
る。
【0051】カゴの寸法に関しても、図示の例にのみ限
定されるものではなく、護岸等を目的とした施工方法で
使用可能である限り任意に変更できる。網の種類に関し
ても、格子状の網と、菱形金網の例を示したが、強度を
確保できれば、これ以外の種類の網であってもよい。例
えば図14(a)のカゴ外枠46に取り付ける網とし
て、格子状の網を用いることもできる。なお、内箱及び
外箱の寸法及び形状も、カゴに合わせて任意好適に変更
可能である。
【0052】また、図6に示す石詰め工程では、その全
てのステップを実施せず、そのうちのいくつかのステッ
プのみを部分的に実施するあらゆる場合を本発明は含ん
でいる。例えば、内箱をカゴに入れることなくカゴ内に
ほぼ均一な石を詰め込む場合もあり得る。また、内箱を
入れてもカゴの外面外周を外箱で覆わないで石を詰め込
んでもよい。
【0053】また、上記実施形態では、石詰めカゴの施
工箇所として、崖や、川底若しくは川岸などの法面に沿
って設置する例を示したが、本発明は、土砂の流れの防
止を目的とする任意の状況に適用可能である。例えば小
川において、図19(a)に示す従来の砂防ダムの代わ
りとして、本発明の施工方法に従って石詰めカゴを設置
することで図19(b)に示す砂防ダムを簡単に作るこ
とができる(数字の単位はミリ)。この施工方法によれ
ば、従来のコンクリート製の砂防ダムと比較して、石の
隙間から水を流すことができるため、砂の流れを防止し
つつ小川の流れを自然に保つことができる。また、貯ま
った水をダム下流に緩やかに流すため傾斜したコンクリ
ート製U字溝を設ければ、このU字溝を通って魚が砂防
ダムの川下と川上との間を自由に行き来できるようにな
る。
【0054】
【実施例】本発明の第1の実施形態に係る石詰めカゴを
次の寸法で製作し、石詰めカゴを吊り上げる実験を行っ
た。
【0055】図2に記載のように、上面網3aの全体寸
法を、横の長さ1960mm、縦の長さ1160mmと
し、その格子網の横辺の長さ150.7mm、縦辺の長
さ150mm(両端部の格子は130mm)に製作し
た。
【0056】また、図3に記載のように、第1の網体3
bの全体寸法を、横の長さ2000mm、縦の長さ22
00mmとし、底面領域8及び側面領域8a、8bの縦
の長さを夫々1200mm、500mmに製作した。そ
して、その格子網の横辺の長さ152.5mm、縦の長
さ158.3mmとし、格子間隔8c、8e、8dを、
各々、60mm、50mm、60mmに製作した。
【0057】同じく図3に記載のように、第2の網体3
cの全体寸法を、横の長さ3000mm、縦の長さ12
00mmとし、底面領域9及び側面領域9a、9bの横
の長さを夫々2000mm、500mmに製作した。そ
して、その格子網の横辺の長さ158.3mm、縦の長
さ150.0mmとし、格子間隔9c、9dを、各々、
50mmに製作した。
【0058】第1及び第2の網体3b、3cを、側面領
域の最も近い線材より25mmのところ(破線で示す)
で折り曲げ、図4に示すように各々を連結してカゴ3d
を製作し、図5に示すように、カゴ3dの横幅中央部に
1本の補強鉄線10をV字形状に張った。そして、内部
に石を詰め、上面網3aを装着した。最終的に、横幅2
000mm、奥行き幅1200mm、高さ500mmの
図10に示す石詰めカゴ4を製作した。
【0059】次に、以上のようにして製作された石詰め
カゴ4を図13の吊り用具7を介して建設機械で吊り上
げる実験を行った。その結果、底面が膨らんで変形する
ことなく、石詰めカゴ4を移動できることが実証され
た。従って、これ以下のサイズの石詰めカゴを用いて
も、変形無く移動できることが分かる。
【0060】上記実験結果より推測すると、横幅が20
00mmを越える石詰めカゴ4についても、補強鉄線1
0の本数を更に増やすことによって、底面の歪みを防止
できると考えられる。例えば、横幅が3000mmの石
詰めカゴの場合、2本の補強鉄線10を横方向に1m間
隔で互いに略平行に並ぶように取り付けることによっ
て、底面の歪みを防止できると予想される。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、一定の効率的な作業環
境下にある作業所にて石詰めカゴを製作するので、現場
環境が種々に変動する施工現場で石を詰め込む従来工法
よりも、石詰めの作業効率を格段に向上できる、という
優れた効果を有する。その結果、石詰め状態をより均一
にして石詰めカゴの品質を向上することが可能になる。
更に、施工現場では、建設機械などで順次、運搬された
石詰めカゴを配置するだけでよいため、足場の悪さに影
響されず、きわめて効率的に且つ短期間に護岸工事を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る施工方法の流れ
を示す概念図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る石詰めカゴの上
面網の平面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る石詰めカゴの底
面及び側面を構成する第1及び第2の網体の展開図であ
る。
【図4】図3に示した第1及び第2の網体からカゴを製
作する方法を説明するための斜視図である。
【図5】図4のカゴに取り付けられた補強線材の設置例
を示す概念図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る施工方法の石詰
め工程の流れを示すフローチャートである。
【図7】外箱を介して振動台の上に載置したカゴの斜視
図であって、(a)は、外箱を開いた状態、(b)は外
箱の側面を立ててカゴの側面を覆った状態を示す。
【図8】図7(b)に示す状態でカゴに石を詰め込む過
程を示す図であって、(a)は内部の側面近傍に石が詰
められたカゴの斜視図及び上面図、(b)は、内箱を入
れられたカゴの斜視図及び上面図、(c)は、内箱に割
石を入れられたカゴの斜視図及び上面図を示す。
【図9】石が詰め込まれた図8のカゴから石詰めカゴを
完成させる手順を示す図であって、(a)は、図8
(c)のカゴを振動させる工程、(b)は内箱を取り出
す工程、(c)は外箱を開く工程、(d)は上面網を装
着する工程を示す。
【図10】図6の石詰め工程で製作された石詰めカゴの
斜視図である。
【図11】(a)は外箱の展開図、(b)は内箱の斜視
図である。
【図12】(a)は、フラワーボックスが設けられた石
詰めカゴの斜視図及び断側面図、(b)は、図12
(a)の石詰めカゴの道路端への設置例である。
【図13】本発明の施工方法の設置工程で用いる石詰め
カゴの吊り用具である。
【図14】図4のカゴの代替となる他のカゴの構成を示
す図であって、(a)はカゴ外枠の構成部品とその組み
立てた状態を示す斜視図、(b)はカゴの面をなす網の
展開図と、それを組み立てた状態を示す斜視図である。
【図15】カゴ外枠と網とを連結して代替カゴを製作す
る方法を示す図である。
【図16】図15の代替カゴの底面付近における石の設
置例を示す上面図である。
【図17】本発明の第2実施形態に係る、魚道付きカゴ
の斜視図である。
【図18】図17の魚道付きカゴ及び第1実施形態に係
る石詰めカゴを用いて河川工事を行った河川の断面図で
ある。
【図19】(a)は従来のコンクリート製の砂防ダムの
図、(b)は本発明の施工方法に従って石詰めカゴから
形成された砂防ダムの図である。
【図20】従来の石詰めカゴを用いた施工方法の流れを
示す概念図である。
【符号の説明】
1 施工箇所 2 法面 3 カゴ 3a 上面網 3b 第1の網体 3c 第2の網体 3d 空のカゴ 3e 内部側面近傍に石が詰め込まれたカゴ 3f 内箱を入れたカゴ 3g 内箱に割石が入れられたカゴ 3h 外箱が開かれた振動後のカゴ 4 石詰めカゴ 5 トラック 6 建設機械 7 吊り用具 10 補強鉄線(補強線材) 11 補強鉄線を張らせる頂点部分の線材 12 振動台 14 外箱 14b 外箱の枢動自在の側板 15 蝶番 16 内箱 17 内箱の補強鉄線用のスリット 18 側面近傍に詰まれた石 19 重機械 20 内箱に積み込まれた割石 21 フラワーボックスの木箱 22 フラワーボックスに植えられた草花 23 フラワーボックス内の土 30 吊り用具のフレーム枠 31 吊り用具の補強フレーム 32 フック付きワイヤ 33 吊り用具の吊り上げワイヤ 36 建設機械への連結ワイヤ 40a 上フレーム枠 40b 下フレーム枠 42a,b,c,d 柱フレーム 44a,b 補強フレーム 46 カゴ外枠 50a 上面網 51a 底面領域 51b 側面領域 52 カゴ網 54 代替カゴ 60 魚道付きカゴ 62 魚道

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土砂の流れを抑制するため施工箇所に石
    を設置する施工方法であって、 予め作業所にて、金属製の網からできたカゴに複数の石
    を詰め込む石詰め工程と、 前記石詰め工程で用意された石詰めカゴを施工現場まで
    運搬する運搬工程と、 前記施工現場に運搬された前記石詰めカゴを前記施工箇
    所に適宜設置する設置工程と、 を有する施工方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの補強線材が、前記カゴ
    の底面と底面以外の面とを結ぶようにカゴ内部に形成さ
    れている、請求項1に記載の施工方法。
  3. 【請求項3】 前記補強線材は、その両端部が対向する
    側面上部の線材に夫々連結され、該補強線材中央付近の
    頂点で前記底面の少なくとも1つの線材の下をくぐるよ
    うに略V字形状に張られている、請求項2に記載の施工
    方法。
  4. 【請求項4】 前記カゴは、金属製の線材を格子状に連
    結してできた網から構成されている、請求項1乃至請求
    項3のいずれか1項に記載の施工方法。
  5. 【請求項5】 前記カゴは、該カゴの面をなす菱形金網
    と、該カゴの面の境界辺をなす金属製のフレーム枠と、
    から構成される、請求項1に記載の施工方法。
  6. 【請求項6】 前記カゴの底面では、補強フレームが前
    記フレーム枠に連結されており、前記石詰め工程では、
    該補強フレーム及び前記フレーム枠の少なくともいずれ
    かに石の両端部が架かるように前記底面近傍に石を詰め
    る、請求項5に記載の施工方法。
  7. 【請求項7】 前記カゴは、略直方体に形成されてい
    る、請求項1乃至請求項6に記載の施工方法。
  8. 【請求項8】 前記石詰め工程は、上面が開放された前
    記カゴの側面の外周囲を外箱により覆い、次いでカゴ内
    部に石を詰め込み、石詰め終了後に該外箱を開放して前
    記上面に網を装着する、請求項1乃至請求項7のいずれ
    か1項に記載の施工方法。
  9. 【請求項9】 前記外箱は、底板と、該底板に枢動可能
    に取り付けられた複数の側板とを有し、該複数の側板
    は、前記底板に対し略直角に立った状態に固定可能であ
    る、請求項8に記載の施工方法。
  10. 【請求項10】 前記外箱で覆われたカゴの内部全体に
    機械で石を入れる、請求項8又は請求項9に記載の施工
    方法。
  11. 【請求項11】 前記石詰め工程は、上面が開放された
    前記カゴの内部に、上面乃至底面が開いた内箱を設置
    し、該内箱の外部及び内部に石を詰めた後で該内箱を取
    り外す工程を含む、請求項1乃至請求項10のいずれか
    1項に記載の施工方法。
  12. 【請求項12】 前記内箱の内部に機械で石を入れる、
    請求項11に記載の施工方法。
  13. 【請求項13】 前記石詰め工程は、前記内箱の外部即
    ち前記カゴの内壁近傍には、自然石若しくは角を取った
    自然石風の加工石を詰め、前記内箱の内部には通常の割
    石を詰める、請求項11又は請求項12に記載の施工方
    法。
  14. 【請求項14】 前記石詰め工程は、石が入った状態で
    前記カゴを振動させる振動工程を更に含む、請求項1乃
    至請求項13のいずれか1項に記載の施工方法。
  15. 【請求項15】 前記設置工程では、ほぼ等しい長さの
    複数のワイヤが取り付けられた剛性のフレーム枠を用意
    し、前記ワイヤの他端部を、夫々対応する前記石詰めカ
    ゴの上面の各位置に取り付け、前記フレーム枠を重心が
    ずれないように建設機械に連結し、該建設機械の駆動制
    御によって前記石詰めカゴを所望の位置まで移動させる
    ことを特徴とする、請求項1乃至請求項14に記載の施
    工方法。
  16. 【請求項16】 前記石詰めカゴの内部に魚道が形成さ
    れている、請求項1乃至請求項15のいずれか1項に記
    載の施工方法。
  17. 【請求項17】 前記施工現場が河川であり、前記設置
    工程では、前記石詰めカゴを川底に敷き詰め、その上に
    川岸の法面に沿って石詰めカゴを順次積み上げる、請求
    項1乃至請求項16のいずれか1項に記載の施工方法。
  18. 【請求項18】 前記施工現場が河川であり、前記設置
    工程では、前記石詰めカゴを河川の砂の流れを止めるよ
    うに積み上げて砂防ダムを形成すると共に、貯まった水
    をダム下流に緩やかに流すための傾斜した魚道用通路を
    設ける、請求項1乃至請求項17のいずれか1項に記載
    の施工方法。
  19. 【請求項19】 前記石詰め工程は、前記カゴに詰め込
    まれる石の表面に地衣類を植え付ける工程、石と石との
    間に自然に若しくは人為的に草木の種子が蒔かれるため
    の粘着土を入れる工程、及び前記カゴ内部の上面付近に
    フラワーボックスを設ける工程のうち少なくともいずれ
    か1つを更に有することを特徴とする、請求項1乃至請
    求項15のいずれか1項に記載の施工方法。
  20. 【請求項20】 前記カゴの金属材料は、鉄に亜鉛メッ
    キを施したものか、又は、より好ましくはステンレス製
    の材料である、請求項1乃至請求項19のいずれか1項
    に記載の施工方法。
  21. 【請求項21】 格子状に連結された金属製の線材から
    なる網を略直方体に形成するカゴ製作工程と、 前記直方体の内部に、その底面と底面以外の面とを結ぶ
    ように張っている少なくとも1つの補強線材を設ける補
    強工程と、 を含むカゴ製作方法。
  22. 【請求項22】 前記カゴ製作工程は、 矩形状の平坦な第1の網であって、その中央領域では複
    数の金属製の線材が第1の方向のみに沿って略平行に延
    び、該第1の方向に延長された該中央領域の両側には端
    領域が夫々対称的に形成され、該端領域では該第1の方
    向に延びる複数の線材に更に第2の方向に延びる複数の
    線材が格子状に連結されている、前記第1の網と、 矩形状の平坦な第2の網であって、前記第1の網の中央
    領域とほぼ同一形状及び同一サイズに形成されたその中
    央領域では複数の金属製の線材が第2の方向のみに沿っ
    て略平行に延び、該第2の方向に延長された該中央領域
    の両側には端領域が夫々対称的に形成され、該端領域で
    は該第2の方向に延びる複数の線材に更に第1の方向に
    延びる複数の線材が格子状に連結されている、前記第2
    の網と、 を用意し、 前記第1及び第2の網の各々の端領域を、各々の中央領
    域に対して同じ側に略直角に折り曲げ、前記第1及び第
    2の網の中央領域を重ね合わせて、前記第1及び第2の
    方向に交わる線材の格子を底面として形成し、第1及び
    第2の網の端領域の辺を夫々連結することによって、上
    面が開放された略直方体のカゴを形成する、請求項21
    に記載のカゴ製作方法。
  23. 【請求項23】 前記補強工程は、前記少なくとも1つ
    の補強線材を、その頂点付近が前記底面の少なくとも1
    つの線材の下をくぐるようにV字形状に張り、その両端
    部を対向する側面上部の線材に夫々連結する、請求項2
    2に記載のカゴ製作方法。
  24. 【請求項24】 前記カゴ製作工程により製作された上
    面が開放された前記カゴの側面の外周囲を外箱により覆
    い、 カゴ内部に、上面及び底面が開いた内箱を設置し、 前記内箱の外部に、該内箱を設置する前及び又は後で石
    を敷き詰め、 前記内箱の内部に機械及び又は人手で石を入れ、 前記内箱を取り外し、 矩形の上面網を、前記カゴの開放された上面に装着す
    る、石詰め工程を更に含む、請求項22又は請求項23
    に記載のカゴ製作方法。
  25. 【請求項25】 前記石詰め工程は、前記カゴを振動台
    の上に載置し、該カゴに石を詰める間、及び又は、石を
    詰め終わった後で、前記振動台を振動させる振動工程を
    更に含む、請求項24に記載のカゴ製作方法。
  26. 【請求項26】 金属製の網からできたカゴの内部に、
    石が詰め込まれてなる、石詰めカゴであって、 前記カゴの内部で、少なくとも1つの補強線材が、カゴ
    の底面と底面以外の面とを結ぶように張っている、石詰
    めカゴ。
  27. 【請求項27】 金属製の線材を格子状に連結してでき
    た網から構成されている、請求項26に記載の石詰めカ
    ゴ。
  28. 【請求項28】 前記石詰めカゴは、縦幅が約1.2m
    以内、横幅が約2.0m以内、高さが約50cm以内の
    略直方体であり、前記少なくとも1つの補強線材は、そ
    の両端部が対向する側面上部の線材に夫々連結され、該
    補強線材中央付近の頂点で前記底面の少なくとも1つの
    線材の下をくぐるように略V字形状に張られている、請
    求項26又は請求項27に記載の石詰めカゴ。
  29. 【請求項29】 前記石詰めカゴは、横幅が約2.0m
    を越える長さであり、2つ以上の前記補強線材が、互い
    に略平行に横幅方向に並んで形成されている、請求項2
    6又は請求項27に記載の石詰めカゴ。
  30. 【請求項30】 菱形金網からできたカゴの内部に、石
    が詰め込まれてなる、石詰めカゴであって、 前記カゴを構成する複数の網面の境界辺には、金属製の
    フレーム枠が設けられている、石詰めカゴ。
  31. 【請求項31】 前記カゴの底面には、少なくとも1つ
    の補強フレームが更に設けられており、前記底面近傍に
    は、前記フレーム枠及び該補強フレームの少なくともい
    ずれかに石の両端部が架かるように石が敷き詰められて
    いる、請求項30に記載の石詰めカゴ。
  32. 【請求項32】 前記石詰めカゴは、カゴ内部に魚道用
    通路が形成されている、請求項26乃至請求項31のい
    ずれか1項に記載の石詰めカゴ。
  33. 【請求項33】 前記石詰めカゴは、水を浄化するため
    に適した石若しくは材料が詰められている、請求項26
    乃至請求項32のいずれか1項に記載の石詰めカゴ。
  34. 【請求項34】 前記石詰めカゴは、地衣類を植え付け
    られた石、石と石との間に挿入された泥土、及びカゴ内
    部の上面付近に設けられたフラワーボックスの少なくと
    もいずれかを有する、請求項26乃至請求項31のいず
    れか1項に記載の石詰めカゴ。
  35. 【請求項35】 前記石詰めカゴは、ほぼ均等なサイズ
    の石が詰められている、請求項26乃至請求項34のい
    ずれか1項に記載の石詰めカゴ。
  36. 【請求項36】 前記石詰めカゴは、網面の近傍には自
    然石若しくは角を取った自然石風の加工石が詰められ、
    より内部には通常の割石が詰められている、請求項26
    乃至請求項35のいずれか1項に記載の石詰めカゴ。
  37. 【請求項37】 前記石詰めカゴは、底面から側面にか
    けて線材の接合部の無い連続的な網から形成される、請
    求項26乃至請求項36のいずれか1項に記載の石詰め
    カゴ。
  38. 【請求項38】 前記石詰めカゴは、略円筒体である、
    請求項26乃至請求項37のいずれか1項に記載の石詰
    めカゴ。
  39. 【請求項39】 前記石詰めカゴの金属材料は、鉄に亜
    鉛メッキを施したものか、又は、より好ましくはステン
    レス製の材料である、請求項26乃至請求項38のいず
    れか1項に記載の石詰めカゴ。
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