JP2001071968A - 自動2輪車の吸気通路構造 - Google Patents
自動2輪車の吸気通路構造Info
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Abstract
の吸気通路を形成して吸気効率を向上させる。 【手段】 車体フレームをヘッドボックス1とこれから
左右に分かれて後方へ延びる一対のメインフレーム2で
構成し、ヘッドボックス1は車体中央を前方へ突出する
角筒状の本体部12とその後端から左右へ分かれて左右
のメインフレーム2の各前端を接続する腕部13で構成
し、後端部に設けた開口部からヘッドボックス1の後方
に配置されているエアクリーナ21と連通させる。本体
部12の内部には上下を連結する翼状断面の中空柱状部
16を設け、その肉厚内を上下へ貫通する貫通穴17に
ハンドル操向軸を通す。本体部12の前端は吸気ダクト
3へ接続し、この吸気ダクト3は、車体中央に沿って前
方に延び、アッパーカウル4の前面中央のノーズ部4a
に形成された外気導入口5と接続するとともに、ヘッド
ライト7,アッパーカウル4及び計器盤11をそれぞれ
支持する。
Description
通路構造に係り、特にカウリングから吸気ダクトを介し
てエアクリーナへ外気を吸入するための有利な構造に関
する。
左右一対の車体フレーム各前端が接続する部分に設けた
ヘッドパイプの両端面に車体フレームを連通して前後方
向方向延びるパイプ部材を設け、その後端をヘッドパイ
プ後方のエアクリーナへ接続し、前端を吸気ダクトの後
端部へ接続するとともに、吸気ダクトの前端を車体前方
を覆うカウリングの左右に開口する外気導入口へ接続
し、ラム圧で吸気をする吸気通路が示されている。
体前方を覆うカウリングの中央部に外気導入口、その左
右に一対のヘッドライトを設け、外気導入口から吸気ダ
クトを介して左右一対のフレーム本体部の各前端連結部
に、ヘッドパイプ左右を前後へ通るように設けた導入路
に接続し、この導入路からヘッドパイプ後方のエアクリ
ーナへ外気を吸気する吸気通路が示されている。さらに
特開平10−226380号には、吸気ダクトを利用し
てカウリング、ヘッドライト及び計器盤を支持すること
が示されている。
ヘッドパイプの側方へパイプ部材を設ける必要があり、
ヘッドパイプや車体フレームの加工並びに溶接が必要と
なるので、部品点数の増大並びに組立工数の増大を招
く。一方、特開平10−35559号の場合は、このよ
うな問題を解消できるが、吸気通路の中央部を円柱状に
ヘッドパイプが通っているため、吸気のスムーズな流れ
を損なう。しかもこれら各従来例とも吸気ダクトを特開
平10−226380号のように多機能化できていな
い。そのうえ、この従来例もヘッドライト支持部材で計
器盤とカウリングを支持するので、カウリング支持用の
ステーを吸気ダクトと別に設けなければならない。本願
発明はこのような問題の解決を目的とする。
本願発明に係る自動2輪車の吸気通路構造は、左右一対
をなして前後方向へ延びるメインフレームの各前端部を
結合した車体フレームの前端部へ吸気ダクトを接続して
前方へ延し、その前端開口部を車体前方を覆うカウリン
グの中央開口部へ接続させた自動2輪車において、前記
車体フレームの前端部を車体の前後方向へ開口する中空
箱形形状のヘッドボックスとし、この内部を前記吸気ダ
クトに連通する吸気通路とし、その後部をヘッドボック
スの後方へ配置されたエアークリーナへ接続するととも
に、ヘッドボックスの上下を貫通する貫通穴を有する翼
状断面の中空柱状部を吸気通路内に設けてヘッドボック
スの上下を連結し、この中空柱状部の前記貫通穴へハン
ドルポストを通したことを特徴とする。
に車体フレーム側へ走行風を導く吸気通路を一体に設け
たので、ヘッドパイプと別体の吸気通路及を設ける必要
がなく部品点数及び組立工数を削減できる。また、ヘッ
ドボックス内に設けた中空柱状部を翼状断面にしたの
で、この中空柱状部によりヘッドボックスの補強と、操
向軸の支持を同時にできるとともに、吸気通路内の空気
の流れをスムーズにできる。さらに、ヘッドボックスに
接続する吸気ダクトにより、カウリング、計器盤及びヘ
ッドライトを支持したので、他に特別なカウリングステ
ー等を設ける必要がなく、吸気ダクトの多機能化を図
り、部品点数を削減できる。
説明する。図1は車体前部における要部側面図、図2は
その平面図、図3はカウリングの正面図、図4は図1の
4−4線断面図である。
ヘッドボックス1とこれから左右へ分かれて略平行に後
方へ延びる一対のメインフレーム2を備え、いずれもア
ルミ合金等の適宜材料を用いて、ヘッドボックス1は鋳
造、メインフレーム2は押し出し等の適宜製法により中
空に形成されている。
方向へ延びる例えばガラス繊維強化された樹脂製の中空
吸気ダクト3の後端部と接続し、吸気ダクト3の前端は
車体前方を覆うカウリングの一部であるアッパーカウル
4の前面中央に設けられたノーズ部4aに開口する外気
導入口5へ接続する。ノーズ部4aはヘッドボックス前
方を覆うアッパーカウル4のうち、最も前方へ張り出す
部分であり、ここにには外気導入口5の外、その左右に
ヘッドライト用開口6が一対で設けられ、それぞれに前
面のレンズ部を臨ませたヘッドライト7が吸気ダクト3
の左右側面に設けられたヘッドライト用ステー8により
各1点で支持されている。なお、各ヘッドライト7はそ
れぞれヘッドライト用ステー8とは別にアッパーカウル
4に対して各3点で支持されている。
性であり、従来では別体に設けられていた各種のステー
を集約して一体化している。すなわち、前端上部にはカ
ウリングステー9が一体に設けられ、ノーズ部4aの中
央部で外気導入口5の上方部を連結することにより1点
でアッパーカウル4を支持するとともに、このカウリン
グステー9より後方に設けられた計器用ステー10によ
り計器盤11を3点で支持する。
方向へ直線状に長く配設される本体部12と、その後端
で左右へ分かれる腕部13とを一体化した平面視略Y字
状をなし、本体部12の前端部12aは前方へ矢形をな
す斜面状の開口部であり、この開口部内へ吸気ダクト3
の後端部が差し込まれ、前端部12aの縁部左右に形成
された取付部14において側方からボルト15により連
結されている。
状断面をなす中空柱状部16が設けられ、その中央部に
は貫通穴17が上下に貫通して形成され、ここをハンド
ル操向軸18が上下へ貫通し、中空柱状部16の上下端
でベアリング支持されて回動自在になっている。
部12の通路内中央に長手方向を前後へ向けて配置さ
れ、本体部12内における中空柱状部16近傍の空間を
左右2分している。本体部12の後端は腕部13内の左
右方向へ長い空間へ接続し、この空間はヘッドボックス
1の背面壁19によって後方を閉じられるとともに、こ
の背面壁19の左右に形成された開口20を通してエア
クリーナ21へ連通している。
ム2に挟まれたヘッドボックス1後方の空間内へ配設さ
れ、その下方に配置されたV型4サイクル式のエンジン
22の各気筒ダウンドラフトで新気を供給するようにな
っている。
示すように、前後へ開口する本体部12を有するヘッド
ボックス1を設けたので、車体フレームの前端部を直接
その前後へ貫通する直線的な吸気通路を設けたので圧力
損失を少なくできる。しかも中空柱状部16を翼状断面
にすることにより本体部12内部の吸気の流れをスムー
ズにするので、全体として吸気効率の高い吸気通路とな
る。
ックス1の前端部へ接続し、前端を車体中央に沿って前
方へ延ばし、アッパーカウル4のノーズ部4aに形成さ
れた外気導入口5へ接続したので、最もラム圧の高い部
分から吸気できることになり、ラム圧過給効果が顕著に
なり、この点でも吸気効率を向上できる。
別の吸気用パイプ部材を設ける必要がなくなり、部品点
数を削減し、かつ組立工数を削減できる。さらに、吸気
ダクト3を用いてそのヘッドライト用ステー8によりヘ
ッドライト7,カウリングステー9によりアッパーカウ
ル4、計器用ステー10により計器盤11をそれぞれ支
持するので、吸気ダクト3をこれら部材の支持部として
多機能化でき、従来のように専用のカウリングステーを
説明する必要がなくなったので、部品点数の削減が可能
になる。
ず、種々に変形可能であり、例えば、ヘッドボックス後
方にエアークリーナを配設する形式であれば、V型エン
ジンに限らず各種形式のエンジンに適用できる。
アッパーカウル4、外気導入口5、ヘッドライト7、ヘ
ッドライト用ステー8、カウリングステー9、計器用ス
テー10、計器盤11、本体部12、腕部13、中空柱
状部16、開口20、エアクリーナ21
0)
左右一対の車体フレーム各前端が接続する部分に設けた
ヘッドパイプの両端面に車体フレームを連通して前後方
向延びるパイプ部材を設け、その後端をヘッドパイプ後
方のエアクリーナへ接続し、前端を吸気ダクトの後端部
へ接続するとともに、吸気ダクトの前端を車体前方を覆
うカウリングの左右に開口する外気導入口へ接続し、ラ
ム圧で吸気をする吸気通路が示されている。
ム2に挟まれたヘッドボックス1後方の空間内へ配設さ
れ、その下方に配置されたV型4サイクル式のエンジン
22の各気筒へダウンドラフトで新気を供給するように
なっている。
示すように、前後へ開口する本体部12を有するヘッド
ボックス1を設けたので、車体フレームの前端部を直接
その前後へ貫通する直線的な吸気通路として圧力損失を
少なくできる。しかも中空柱状部16を翼状断面にする
ことにより本体部12内部の吸気の流れをスムーズにす
るので、全体として吸気効率の高い吸気通路となる。
Claims (1)
- 【請求項1】 左右一対をなして前後方向へ延びるメイ
ンフレームの各前端部を結合した車体フレームの前端部
へ吸気ダクトを接続して前方へ延し、その前端開口部を
車体前方を覆うカウリングの中央開口部へ接続させた自
動2輪車において、前記車体フレームの前端部を車体の
前後方向へ開口する中空箱形形状のヘッドボックスと
し、この内部を前記吸気ダクトに連通する吸気通路と
し、その後部をヘッドボックスの後方へ配置されたエア
ークリーナへ接続するとともに、ヘッドボックスの上下
を貫通する貫通穴を有する翼状断面の中空柱状部を吸気
通路内に設けてヘッドボックスの上下を連結し、この中
空柱状部の前記貫通穴へハンドルポストを通したことを
特徴とする自動2輪車の吸気通路構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29142499A JP2001071968A (ja) | 1999-09-05 | 1999-09-05 | 自動2輪車の吸気通路構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29142499A JP2001071968A (ja) | 1999-09-05 | 1999-09-05 | 自動2輪車の吸気通路構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001071968A true JP2001071968A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17768711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29142499A Pending JP2001071968A (ja) | 1999-09-05 | 1999-09-05 | 自動2輪車の吸気通路構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001071968A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
- 1999-09-05 JP JP29142499A patent/JP2001071968A/ja active Pending
Cited By (10)
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