JP2001068371A - チップ形コンデンサ - Google Patents

チップ形コンデンサ

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JP2001068371A
JP2001068371A JP23980299A JP23980299A JP2001068371A JP 2001068371 A JP2001068371 A JP 2001068371A JP 23980299 A JP23980299 A JP 23980299A JP 23980299 A JP23980299 A JP 23980299A JP 2001068371 A JP2001068371 A JP 2001068371A
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capacitor
insulating plate
support piece
type capacitor
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JP23980299A
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Kentaro Nakaaki
健太郎 仲秋
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Nippon Chemi Con Corp
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Nippon Chemi Con Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動により生じるリード端子の破断を防止す
る。 【解決手段】 コンデンサ素子を有底筒状の外装ケース
3内に収納して該外装ケ−ス3の開放端を封口部材4に
より封口するとともに、外装ケース3の外周側面に設け
た溝部3aで封口部材を係止し、前記コンデンサ素子8
より導出されたリード端子5が前記封口部材4を貫通し
て成るコンデンサ本体2と、前記リード端子5が挿通す
る挿通孔6cを備え、前記コンデンサ本体2の封口端に
当接配置され、且つその実装面に露出して基板上に半田
接合可能な補助端子7aを有する絶縁板6と、から構成
されるチップ形コンデンサ1であって、前記絶縁板6
に、前記コンデンサ本体2外周側面と当接する支持片7
bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、プリント基板等
に面実装されるチップ形コンデンサ、特には縦型のチッ
プ形コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、これら縦型のチップ形コ
ンデンサとしては、特開昭59−211011号等に提
案されているように、コンデンサ本体に絶縁板を装着す
ることで自立可能とし、面実装に対応可能としたものが
ある。これら従来のチップ形コンデンサは、加熱、加圧
を伴うモ−ルド加工をする必要がないため、コンデンサ
素子の特性劣化を生じることなく縦型のチップ形コンデ
ンサを形成でき、高い実用性を有する。
【0003】近年においては、これらチップ形コンデン
サにおいても高容量のものが求められてきており、この
ように高容量になるとコンデンサ本体も大型となるた
め、耐振動の観点から基板上への実装強度を高める必要
がある。
【0004】このため、特公平62−13016号にお
いて提案されているように、接続端子としてのリード端
子以外に、絶縁板の実装面に半田接合可能な補助端子を
設け、該補助端子が基板上に半田付けされることによ
り、チップ形コンデンサ全体の実装強度を高めようとし
たものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記に
て提案されているチップ形コンデンサにあっては、実装
強度を高めることは可能であるが、コンデンサ本体の支
持は、専ら該コンデンサ本体から導出されたリード端子
のみによって支持されているため、このチップ形コンデ
ンサを搭載したプリント基板に振動が加わる環境に置か
れた際には、これらリード端子に繰り返し大きな負荷が
加わり、該リード端子が破断してしまう場合があるとい
う問題があった。
【0006】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、これら振動が加わることにより生じるリ
ード端子の破断を防止することのできるチップ形コンデ
ンサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、コンデンサ素子を有底筒状の外装ケース内に収
納して該外装ケ−スの開放端を封口部材により封口する
とともに、外装ケースの外周側面に設けた溝部で封口部
材を係止し、前記コンデンサ素子より導出されたリード
端子が前記封口部材を貫通して成るコンデンサ本体と、
前記リード端子が挿通する挿通孔を備え、前記コンデン
サ本体の封口端に当接配置され、且つその実装面に露出
して基板上に半田接合可能な補助端子を有する絶縁板
と、から構成されるチップ形コンデンサであって、前記
絶縁板に、前記コンデンサ本体外周側面と当接する支持
片を設けたことを特徴としている。この特徴によれば、
前記絶縁板に設けた支持片が、コンデンサ本体の外周側
面と当接することにより、前記コンデンサ本体が安定的
に支持されるようになってコンデンサ本体の横方向の揺
動が抑止されるので、リード端子に加わる負荷が軽減さ
れることから、該リード端子の破断を防止できる。
【0008】本発明のチップ形コンデンサは、前記支持
片と前記補助端子とを同一の金属板にて形成して成るこ
とが好ましい。このようにすれば、前記支持片自体が基
板に直接半田付けにより直接的に接合されるようになる
ため、より強固にコンデンサ本体を支持できるようにな
るため、リード端子に加わる負荷をより一層軽減するこ
とができるばかりか、構成部品を低減することもでき
る。
【0009】本発明のチップ形コンデンサは、前記絶縁
板に、前記支持片を係止する係止部を設けることが好ま
しい。このようにすれば、支持片が係止部により絶縁板
に係止されているため、前記支持片の横ずれ等を防止で
きる。
【0010】本発明のチップ形コンデンサは、前記支持
片を、コンデンサ本体を挟んで対向する位置に設けるこ
とが好ましい。このようにすれば、対向する支持片間に
コンデンサ本体が挟持されるようになり、コンデンサ本
体を絶縁板に容易に装着できるばかりか、支持片を対向
させることで、コンデンサ本体の揺動をより一層効果的
に抑止できるようになる。
【0011】本発明のチップ形コンデンサは、少なくと
も前記対向する支持片を同一の金属板にて形成して成る
ことが好ましい。このようにすれば、対向する支持片が
単一部材である同一の金属板にて形成されているので、
構成部品をより一層低減することで生産性を向上するこ
とができる。
【0012】本発明のチップ形コンデンサは、前記支持
片の前記絶縁板略中央位置部を幅狭に形成して成ること
が好ましい。このようにすれば、対向する支持片のコン
デンサ本体の外周側面と当接する側の端部が弾性変形し
やすくなるため、これら支持片間にコンデンサ本体を容
易に装着できる。
【0013】本発明のチップ形コンデンサは、前記支持
片は、外方に弾性変形可能とされているとともに、該支
持片の上端が下端よりも内方に位置するように傾斜して
いることが好ましい。このようにすれば、各々の支持片
の弾性反発力により、コンデンサ本体がより強固に支持
片間に挟持されるので、コンデンサ本体の揺動をより一
層効果的に抑止できるとともに、コンデンサ本体の装着
性を向上することもできる。
【0014】本発明のチップ形コンデンサは、前記支持
片が、前記コンデンサ本体の溝部に嵌合可能な嵌合部を
有することが好ましい。このようにすれば、支持片の嵌
合部がコンデンサ本体の溝部に嵌合することで、コンデ
ンサ本体の縦方向の振動による生じるリード端子への負
荷を軽減することができる。
【0015】本発明のチップ形コンデンサは、少なくと
も前記補助端子の基板との当接部に低融点金属層を設け
ることが好ましい。このようにすれば、基板上の補助端
子を接合する箇所に半田等の低融点金属層を設けずと
も、基板に補助端子を接合できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。
【0017】(実施例1)図1は実施例1におけるチッ
プ形コンデンサ1を示す外観斜視図、図2は図1におけ
る分解斜視図、図3における(a)は、図1のチップ形
コンデンサ1のA−A断面図、(b)は、図1のチップ
形コンデンサ1の下面図である。
【0018】本実施例のチップ形コンデンサ1は、図1
に示すような外観形状を有しており、内部にコンデンサ
素子8を収容するアルミ製外装ケ−ス3の開口部を封口
する封口部材4を貫通して導出されたリード端子5を有
するコンデンサ本体2と、前記リード端子5が導出され
たコンデンサ本体2の封口端面に上面が当接するように
配設される絶縁板6と、この絶縁板6に取付けられる支
持部材7とから主に構成されている。
【0019】コンデンサ本体2は、図2、図3(a)
(b)に示すように、有底円筒状のアルミ製外装ケ−ス
3内部にコンデンサ素子8を収納し、その開放端部に封
口部材4を挿着した後、外装ケース3における外周側面
の下部近傍に溝部3aが形成されるように加締めること
で封口部材4が係止されるようになっている。この封口
部材4を貫通するようにリード端子5が設けられてお
り、コンデンサ素子8より導出されたタブに溶接にて接
続されている。
【0020】コンデンサ素子8には、アルミニウム等の
弁金属からなる陽極箔と陰極箔との間にセパレータを介
在させて、巻回して形成され、電解液が含浸されたもの
や、電解質として固体の二酸化マンガン層をアルミニウ
ム等の弁金属からなる陽極箔と陰極箔との間に形成し
た、固体電解コンデンサ素子等を用いることができる。
【0021】本実施例の絶縁板6は、図2に示すよう
に、所定厚みの電気絶縁性を有する樹脂製とされ、上面
視略方形に形成されており、このように上面視略方形と
することは、得られるチップ形コンデンサ1の基板への
実装面積を小さくできることから好ましいが、これに限
定されるものではなく、上面視多角形状のものや、上面
視円形状としても良く、更には、得られるチップ形コン
デンサ1の電極の極性を目視にて判別できるように、適
宜切り欠き等を形成するようにしても良い。
【0022】また、本実施例では絶縁板6の材質とし
て、実装時の半田付けにおける加熱に耐え得る耐熱性と
電気絶縁性を有する樹脂であるポリフェニレンサルファ
イド(PPS)を使用しているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、セラミックスやガラス等の無機材
質や、これら複数の材質の複合体としても良く、十分な
絶縁性を有するものであれば使用することができる。
【0023】また、前記絶縁板6には、コンデンサ本体
2との当接面から実装面6fに貫通し、リード端子5が
挿通可能な一対の挿通孔6cが穿設されているととも
に、実装面6fには、挿通孔6cから外側端部にかけて
リード端子5を収納可能な溝部6eが形成されている。
【0024】また、絶縁板6の実装面6fには、図3
(a)、(b)に示すように、一方の側端から対向する
側端にかけて、後述する支持部材7の接合部7aとほぼ
同形状でかつ、接合部7aの肉厚とほぼ同じ深さに形成
された嵌合溝6aが形成されており、さらに、絶縁板6
の側面には嵌合溝6aから連設し、後述する支持部材7
の支持片7bが嵌合可能な切欠き6bが形成されてい
る。これにより、支持部材7が絶縁板6に確実に係止さ
れるので、支持部材7の横ずれ等を防止できるようにな
っている。
【0025】支持部材7は、表面に半田メッキを施した
アルミ板を屈曲成形したもので、コンデンサ本体2の直
径とほぼ等しい長さを有する補助端子としての接合部7
aと、この接合部7aの両端部から上方に延びて、コン
デンサ本体2の配設時にその外周側面に当接可能な支持
片7bとからなる略上向きのコ字形に形成されている。
【0026】このように、本実施例の支持部材7の材質
は、アルミを用いているが、本実施例はこれに限定され
るものではなく、例えば、銅、42アロイ等の合金や高
いバネ弾性を有する燐青銅等の適宜なバネ弾性を有する
とともに半田等の低融点金属にて接合可能な金属であれ
ば使用することができる。
【0027】また、前記絶縁板6の実装面略中央位置に
露出する該接合部7aの中腹部は、両端部よりも幅狭に
形成されており、両支持片7bには、コンデンサ本体2
の配設時に溝部3aに嵌合可能な嵌合部7cが形成され
ている。
【0028】このように本実施例では、接合部7aの中
腹部が幅狭に形成されており、支持片7bが外方に向か
って弾性変形し易いようになっているため好ましいが、
本発明はこれに限定されるものではなく、その形状は適
宜選択すれば良い。
【0029】また、支持片7bには溝部3aに嵌合可能
な嵌合部7cが形成されており、コンデンサ本体2を絶
縁板6に容易に装着できるばかりか、加振時におけるコ
ンデンサ本体2の揺動をより一層効果的に抑止できるよ
うになることから好ましいが、本発明はこれに限定され
るものではなく、図4に示す支持部材7’のように、嵌
合部7cを特に設けていない支持片7b’が形成され、
その内側面がコンデンサ本体2の外周側面に当接するよ
うになっていても良い。
【0030】次に、前述のように構成されたコンデンサ
本体2と、絶縁板6及び支持部材7との組立状況につい
て説明する。
【0031】まず、絶縁板6の下方から、嵌合溝6aに
接合部7aを嵌合させるとともに、切欠き6bに支持片
7bを嵌合させるようにして、絶縁板6に支持部材7を
取付ける。これにより、絶縁板6に対し支持部材7がが
たつくことなく係止され、絶縁板6の両側部に、コンデ
ンサ本体2を挟んで対向する支持片7bが形成されるこ
ととなる。この際、支持部材7の接合部7aが絶縁板の
実装面6fに露呈するように取付けられる。
【0032】このように、本実施例では、絶縁板6のコ
ンデンサ本体2を挟んで対向する位置に支持片7bが設
けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
少なくとも支持片の一部がコンデンサ本体2の外周側面
に当接するようになっていれば良く、これら支持片の形
状、本数、取付け位置等は適宜選択すれば良い。
【0033】次に、挿通孔6cに、リード端子5を挿通
させ、溝部6eに沿って外方に折曲げ加工することで、
絶縁板6がコンデンサ本体2と折曲げられたリード端子
5との間に挟持され、絶縁板6にコンデンサ本体2が装
着、一体化される。
【0034】この際、両支持片7bの嵌合部7cが溝部
3aに嵌合するとともに、両支持片7cの内側面がコン
デンサ本体2の外周側面にそれぞれ当接するので、コン
デンサ本体2が両支持片7bに挟持された状態となる。
【0035】さらに、リード端子5の実装面6fに露出
している部分が、溝部6e内に収容され、リード端子5
と実装面6fとがほぼ面一状となって、チップ形コンデ
ンサ1が自立可能となる。
【0036】この際、接合部7aの基板と当接する部分
に半田ペーストを予め塗布しておくと、基板上のこれに
接合する箇所に半田ペーストを塗布せずとも、接合部7
aを接着できることから好ましいが、本発明はこれに限
定されるものではない。
【0037】以上のように組み立てたチップ形コンデン
サ1が、半田ペーストが塗布された基板表面の配線パタ
ーン上に載置された後、低融点金属である該半田ペース
トが溶融する温度に加熱されることで、チップ形コンデ
ンサ1が基板に実装されるとともに、接合部7aと基板
とが前記実装時の加熱により、半田ペーストが溶融して
基板と支持部材7の接合部7aとが強固に固着、一体化
される。
【0038】したがって、この時点で基板表面と一体化
した支持部材7の支持片7bがコンデンサ本体2の外周
側面に当接することとなり、コンデンサ本体2が安定的
に保持されるため、コンデンサ本体2の横方向の揺動を
効果的に抑止できるので、リード端子5に加わる負荷が
軽減され、リード端子5の破断を防止できる。
【0039】(実施例2)次に本発明の実施例2を図4
に基づいて説明する。
【0040】図4は、本実施例のチップ形コンデンサ
1’の断面図である。なお、このチップ形コンデンサ
1’の支持部材以外については、上記実施例1と同様に
構成されているので、同様の符号を付すことでここでの
詳細な説明は省略することとする。
【0041】支持部材7’は、表面に易付着層として半
田メッキを施したアルミ板を屈曲成形したもので、コン
デンサ本体2の直径とほぼ等しい長さを有する接合部7
aと、この接合部7aの両端部から内方に傾斜するよう
に上方に延びて、コンデンサ本体2の配設時にその外周
側面に当接可能な支持片7b’とからなる略上向きのコ
字形に形成されている。
【0042】このように形成された支持部材7’を絶縁
板6に取付け、両支持片7b’間にコンデンサ本体2を
配設すると、両支持片7b’の内方への弾性反発力によ
り、コンデンサ本体2が強固に挟持されるようになって
いる。
【0043】以上のように構成されたコンデンサ1’に
あっては、各々の支持片7b’の弾性反発力により、コ
ンデンサ本体2がより強固に支持片7b’間に挟持され
るので、加振時におけるコンデンサ本体2の揺動をより
一層効果的に抑止できる。
【0044】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
や追加があっても本発明に含まれる。
【0045】例えば、上記実施例1、2では、支持部材
7、7’が略コ字形に形成されたものを用いており、こ
れらを構成する接合部7aと対向する支持片7b、7
b’とが単一部材にて形成されており、生産性向上の観
点から好ましいが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、コンデンサ本体2の外周側面と当接する支持片
と、絶縁板6の実装面6fに露呈し、実装時に基板に接
合する接合部が形成されていれば良く、図5(a)、
(b)に示すチップ形コンデンサ1”ように、絶縁板
6”の上面側に嵌合溝6a”から連通する係合溝6gを
設け、この係合溝6gに係合可能な係合部7eを有する
略L字形の支持部材7”を、絶縁板6”の両側に取付け
るようにしたものでも良い。
【0046】また、上記実施例1、2では、支持片7b
と接合部7aとが同一の金属板で形成されており、実装
時に基板上に接合した接合部7aと同一の金属板にて形
成された支持片7b、7b’にコンデンサ本体2の外周
側面が支持されることとなり、横方向の揺動を効果的に
抑止できるようになることから好ましいが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、図6に示すチップ形コン
デンサ11のように、補助端子17aと支持片17bと
を別体として絶縁板16に設けたものや、実装面に補助
端子が設けられた絶縁板に、この絶縁板と同一材からな
る樹脂製の支持片を一体形成したものでも良い。
【0047】また、上記実施例1、2では、絶縁板6に
形成された嵌合溝6a及び切欠き6bに支持部材7、
7’を嵌合させることでこれら絶縁板6と支持部材7、
7’とが係止されているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば、図6に示すチップ形コンデンサ
11のように、各々の支持片17bと補助端子17aと
を絶縁板6にインサート成形したものであっても良い。
【0048】また、本実施例では、低融点金属として半
田を用いているが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、これら低融点金属は、例えばSn、Bi、Pb、
Ag等の合金が例示され、前記実装時における加熱にお
いて溶融可能な金属であれば、任意のものを使用するこ
とができる。
【0049】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0050】(a)請求項1の発明によれば、前記絶縁
板に設けた支持片が、コンデンサ本体の外周側面と当接
することにより、前記コンデンサ本体が安定的に支持さ
れるようになってコンデンサ本体の横方向の揺動が抑止
されるので、リード端子に加わる負荷が軽減されること
から、該リード端子の破断を防止できる。
【0051】(b)請求項2の発明によれば、前記支持
片自体が基板に直接半田付けにより直接的に接合される
ようになるため、より強固にコンデンサ本体を支持でき
るようになるため、リード端子に加わる負荷をより一層
軽減することができるばかりか、構成部品を低減するこ
ともできる。
【0052】(c)請求項3の発明によれば、支持片が
係止部により絶縁板に係止されているため、前記支持片
の横ずれ等を防止できる。
【0053】(d)請求項4の発明によれば、対向する
支持片間にコンデンサ本体が挟持されるようになり、コ
ンデンサ本体を絶縁板に容易に装着できるばかりか、支
持片を対向させることで、コンデンサ本体の揺動をより
一層効果的に抑止できるようになる。
【0054】(e)請求項5の発明によれば、対向する
支持片が単一部材である同一の金属板にて形成されてい
るので、構成部品をより一層低減することで生産性を向
上することができる。
【0055】(f)請求項6の発明によれば、対向する
支持片のコンデンサ本体の外周側面と当接する側の端部
が弾性変形しやすくなるため、これら支持片間にコンデ
ンサ本体を容易に装着できる。
【0056】(g)請求項7の発明によれば、各々の支
持片の弾性反発力により、コンデンサ本体がより強固に
支持片間に挟持されるので、コンデンサ本体の揺動をよ
り一層効果的に抑止できるとともに、コンデンサ本体の
装着性を向上することもできる。
【0057】(h)請求項8の発明によれば、支持片の
嵌合部がコンデンサ本体の溝部に嵌合することで、コン
デンサ本体の縦方向の振動による生じるリード端子への
負荷を軽減することができる。
【0058】(i)請求項9の発明によれば、基板上の
補助端子を接合する箇所に半田等の低融点金属層を設け
ずとも、基板に補助端子を接合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるチップ形コンデンサ
を示す外観斜視図である。
【図2】図1のチップ形コンデンサの分解斜視図であ
る。
【図3】(a)は、図1のA−A断面図であり、(b)
は、図1のチップ形コンデンサの下面図である。
【図4】本発明の実施例2におけるチップ形コンデンサ
を示す断面図である。
【図5】(a)は、本発明の実施例におけるチップ形コ
ンデンサの変形例を示す断面図であり、(b)は、その
下面図である。
【図6】本発明の実施例におけるチップ形コンデンサの
変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1、1’、1”、11チップ形コンデンサ 2 コンデンサ本体 3 外装ケース 3a 溝部 4 封口部材 5 リード端子 6、6’、6”16、絶縁板 6a、6a’ 嵌合溝(係止部) 6b 切欠き(係止部) 6c 挿通孔 6e 溝部 6f 実装面 6g 係合溝(係止部) 7、7’、7” 支持部材 7a、17a 接合部(補助端子) 7b、7b’、17b支持片 7c 嵌合部 7e 係合部(係止部) 8 コンデンサ素子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサ素子を有底筒状の外装ケース
    内に収納して該外装ケ−スの開放端を封口部材により封
    口するとともに、外装ケースの外周側面に設けた溝部で
    封口部材を係止し、前記コンデンサ素子より導出された
    リード端子が前記封口部材を貫通して成るコンデンサ本
    体と、前記リード端子が挿通する挿通孔を備え、前記コ
    ンデンサ本体の封口端に当接配置され、且つその実装面
    に露出して基板上に半田接合可能な補助端子を有する絶
    縁板と、から構成されるチップ形コンデンサであって、
    前記絶縁板に、前記コンデンサ本体外周側面と当接する
    支持片を設けたことを特徴とするチップ形コンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記支持片と前記補助端子とを同一の金
    属板にて形成して成る請求項1に記載のチップ形コンデ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 前記絶縁板に、前記支持片を係止する係
    止部を設けた請求項1または2に記載のチップ形コンデ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 前記支持片を、コンデンサ本体を挟んで
    対向する位置に設けた請求項1〜3のいずれかに記載の
    チップ形コンデンサ。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記対向する支持片を同一の
    金属板にて形成して成る請求項4に記載のチップ形コン
    デンサ。
  6. 【請求項6】 前記支持片の前記絶縁板略中央位置部を
    幅狭に形成して成る請求項5に記載のチップ形コンデン
    サ。
  7. 【請求項7】 前記支持片は、外方に弾性変形可能とさ
    れているとともに、該支持片の上端が下端よりも内方に
    位置するように傾斜している請求項1〜6のいずれかに
    記載のチップ形コンデンサ。
  8. 【請求項8】 前記支持片が、前記コンデンサ本体の溝
    部に嵌合可能な嵌合部を有する請求項1ないし7のいず
    れかに記載のチップ形コンデンサ。
  9. 【請求項9】 少なくとも前記補助端子の基板との当接
    部に低融点金属層を設けた請求項1〜8のいずれかに記
    載のチップ形コンデンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102005059584A1 (de) * 2005-12-14 2007-06-21 Robert Bosch Gmbh Schaltungsanordnung mit einem mechanischen Dämpfungselement

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