JP2001068188A - フラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造 - Google Patents

フラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造

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JP2001068188A JP23661099A JP23661099A JP2001068188A JP 2001068188 A JP2001068188 A JP 2001068188A JP 23661099 A JP23661099 A JP 23661099A JP 23661099 A JP23661099 A JP 23661099A JP 2001068188 A JP2001068188 A JP 2001068188A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタをフラット回路体の端末に容易且つ
安定した状態で組み付けるためのフラット回路体の端末
におけるコネクタの配設構造を提供する。 【解決手段】 フラット回路体21に切断基準面31を
形成し、コネクタ22には、切断基準面31に当接する
位置合わせ面40と、フラット回路体21に載置される
載置面38と、導体に向けて屈曲する接続部48とを設
ける。コネクタハウジング32には、一対のフック4
1、41(一方のみ図示)と、導体露出部28を臨む上
部開放部36等とを形成する。また、上部開放部36に
は、シャッター34をスライド可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車等の
車両に配索されるフラット回路体の端末にコネクタを配
設するための配設構造に関し、特に、フラット回路体が
導体露出部を有する場合を対象とした、フラット回路体
の端末におけるコネクタの配設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5において、引用符号1は本願出願人
が特願平11−5315号(出願日:平成11年1月1
2日)にて出願したフラット回路体を示している。
【0003】上記フラット回路体1は、例えば自動車等
の車両のボディ等に取り付け易く、また、配線パターン
の自由度も高くなる回路体として提供されたもので、導
体としての複数の電線2と、その複数の電線2を絶縁性
の樹脂材でインサート成形することにより形成される帯
板状の絶縁被覆3とを有している。
【0004】複数の電線2は、屈曲させることが可能で
あって各々平行に布線されている。また、絶縁被覆3に
は、少なくとも表面側に複数の電線2を露出させる導体
露出部4が複数形成されている。導体露出部4は、複数
の電線2の布線方向に等間隔で形成されている。
【0005】従って、フラット回路体1は、複数の電線
2の屈曲によってそのフラット回路体1を上記ボディ等
に沿わせて変形させることが可能な構成であるととも
に、複数の導体露出部4を介して例えば電源等を各所へ
分岐させることも可能な構成となっている。
【0006】尚、引用符号5は、フラット回路体1を何
度も屈曲させたりする場合に、電線2が損傷してしまわ
ないようにするための補強部材であり、絶縁被覆3の両
サイドに各々設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記フラッ
ト回路体1は、図6に示される如く、インスツルメント
パネル6の裏面に沿って配索されることもあることか
ら、端末にコネクタ7、7を配設する必要性がある(例
えばセンターコンソール8に装備される各種の図示しな
い補機や、図示しないジャンクションブロック等に接続
する際に必要となる)。
【0008】しかし、フラット回路体1の端末にコネク
タ7、7を配設するためには、図7に示す如く、バスバ
ー状の端子9をそれぞれ電線2に加締めたり、その端子
9を挿し通すようにしてコネクタハウジング10を装着
したりすると言った面倒な組み付け作業をしなければな
らなかった。
【0009】尚、端子9を電線2に加締めるに当たって
は、絶縁被覆3の裏面側を切り欠いて電線2を露出させ
た後、少なくとも二箇所加締めるような作業を行わなけ
ればならない(安定性確保のため)。端末に一番近い導
体露出部4を介して端子9を加締め、その端子9を端末
に向けて導出させることも考えられるが、上述同様、組
み付け作業が面倒になり、端子9の電線2に対する加締
め状態の安定性確保や、電線2の損傷等の懸念もあるた
め、採用することは困難である。
【0010】本発明は、上述した事情に鑑みてなされる
もので、コネクタをフラット回路体の端末に容易且つ安
定した状態で組み付けるためのフラット回路体の端末に
おけるコネクタの配設構造を提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明のフラット回路体の端末
におけるコネクタの配設構造は、各々平行に布線される
屈曲可能な複数の導体と、該複数の導体を絶縁材料でイ
ンサート成形することにより前記複数の導体の布線方向
に延在するよう形成される帯板状の絶縁被覆とを有し、
前記複数の導体の屈曲によって変形させることが可能に
形成され、少なくとも前記絶縁被覆の表裏いずれか一方
の面に、前記布線方向に対し所望の間隔で前記複数の導
体を露出する複数の導体露出部を形成したフラット回路
体の端末に、前記布線方向に沿って相手側コネクタとの
電気的接続をなすコネクタを配設するための、フラット
回路体の端末におけるコネクタの配設構造であって、前
記複数の導体露出部のうちの一の導体露出部から前記布
線方向に一定の間隔となる位置で、前記フラット回路体
を前記布線方向に直交する前記フラット回路体の幅方向
に切断して平らな切断基準面を有する前記端末を形成
し、前記コネクタは、前記布線方向に延在する複数の端
子収容室を有するコネクタハウジングと、前記複数の端
子収容室に各々収容される複数の端子とを備え、前記コ
ネクタハウジングには、前記一方の面に載置される載置
面と、該載置面に連続し前記コネクタの配設時において
前記切断基準面に当接する平らな位置合わせ面とを形成
し、前記複数の端子には、前記一の導体露出部より臨む
前記複数の導体のうちの対応する導体に向けてそれぞれ
屈曲する脚状の接続部を形成したことを特徴としてい
る。
【0012】請求項2記載の本発明のフラット回路体の
端末におけるコネクタの配設構造は、請求項1に記載の
フラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造にお
いて、前記コネクタハウジングは、前記一方の面に対す
る他方の面に係合するとともに、前記幅方向に直交する
前記フラット回路体の肉厚方向に延在するよう一体形成
された一対のフックを有することを特徴としている。
【0013】請求項3記載の本発明のフラット回路体の
端末におけるコネクタの配設構造は、請求項1又は請求
項2に記載のフラット回路体の端末におけるコネクタの
配設構造において、前記接続部に、前記対応する導体に
対して溶着される片を形成したことを特徴としている。
【0014】請求項4記載の本発明のフラット回路体の
端末におけるコネクタの配設構造は、請求項1ないし請
求項3いずれか記載のフラット回路体の端末におけるコ
ネクタの配設構造において、前記コネクタハウジング
は、前記一の導体露出部を臨む開放部と、該開放部を開
閉自在に閉塞する閉塞部材とを有することを特徴として
いる。
【0015】請求項1に記載された本発明によれば、フ
ラット回路体に切断基準面を形成し、コネクタには、切
断基準面に当接する位置合わせ面と、フラット回路体に
載置される載置面と、導体に向けて屈曲する接続部とを
設けることで、コネクタをフラット回路体の端末に容易
に配設することができる。即ち、切断基準面は常に一の
導体露出部から布線方向に一定の間隔となる位置に形成
されるので、切断基準面を基準としてコネクタを端末に
配置すれば、接続部が導体と接続できる位置になり、そ
の接続部を例えば導体に対し溶接や圧接、或いは弾性接
触等の適宜手段によって接続することで、コネクタをフ
ラット回路体の端末に容易に配設できるようになる。ま
た、コネクタは、切断基準面に当接した状態でフラット
回路体に載置され、上述のように複数の端子と複数の導
体とが接続し合うことから、組み付け状態が安定するこ
とになる。
【0016】請求項2に記載された本発明によれば、一
対のフックがフラット回路体に係合することで組み付け
状態が更に安定することになる。
【0017】請求項3に記載された本発明によれば、片
を導体に溶着することで導体との接続が強固になり、以
て組み付け状態が更に安定することになる。
【0018】請求項4に記載された本発明によれば、閉
塞部材を開けることで、端子の接続部とこれに対応する
導体との接続状態が安定しているかどうかを確認するこ
とができることになる。一方、閉塞部材を閉めれば、接
続部分を保護することができるようになる。尚、片を介
して接続部を溶着する場合には、開放部が溶着治具の挿
入を許容するようになる。そして、溶着後は閉塞部材で
閉塞すればよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明のフラット回路体
の端末におけるコネクタの配設構造の一実施の形態を示
すコネクタ及びフラット回路体の外観斜視図である。ま
た、図2はコネクタをフラット回路体の端末に配設した
際の図1のA−A線断面方向の縦断面図、図3は図2の
状態から閉塞部材としてのシャッターを閉めた状態を示
す縦断面図である。
【0020】図1における引用符号21はフラット回路
体、22はコネクタを示しており、以下において、フラ
ット回路体21の端末23にコネクタ22を容易且つ安
定した状態で組み付けることが可能な配設構造を説明す
る。
【0021】先ず、フラット回路体21の具体的な構成
について説明する。上記フラット回路体21は、複数の
導体24と、その複数の導体24を絶縁材料でインサー
ト成形することにより帯板状に形成される絶縁被覆25
と、絶縁被覆25の両サイドに埋設される補強部材26
とを備えて変形可能に構成されている。
【0022】複数の導体24は、屈曲可能な五本(この
数に限るものではない)の電線から成り、絶縁被覆25
内で各々平行に布線されている。また、導体24を屈曲
させることでフラット回路体21の変形が維持されるよ
うになっている。尚、導体24は、図中に示す電線の他
にバスバー状のものを用いることもできる。
【0023】絶縁被覆25は、導体24の布線方向に延
在するよう形成されており、表面27(特許請求の範囲
に記載した一方の面に相当)には、複数の導体露出部2
8、29、30…が形成されている。導体露出部28、
29、30…は、各々所望の間隔(本形態においては布
線方向に対し等間隔)で配設されており、長方形状に開
口して絶縁被覆25内に埋設した複数の導体24を部分
的に露出するようになっている。
【0024】補強部材26は、導体24よりも若干剛性
を有しており、フラット回路体21を何度も屈曲させた
りするような場合に、導体24を保護する役割を果たし
ている。尚、補強部材26は、図中に示す棒板状の形状
に限られるものではない。また、補強部材26は任意に
設けられるものとする。
【0025】上記構成において、フラット回路体21
は、その端末23にコネクタ22を容易且つ安定した状
態で組み付けるために切断基準面31を有している。
【0026】切断基準面31は、導体露出部28(特許
請求の範囲に記載した一の導体露出部に相当)から布線
方向に一定の間隔Dとなる位置で、フラット回路体21
を布線方向に直交する幅方向に平らに切断して形成され
ている。
【0027】次に、コネクタ22の具体的な構成につい
て説明する。上記コネクタ22は、図1又は図2いずれ
かに示される如く、合成樹脂製のコネクタハウジング3
2と、複数の端子33(一つのみ図示)とを備えて構成
されており、コネクタハウジング32の上部後方には、
閉塞部材としてのシャッター34がスライド可能に設け
られている。また、コネクタ22は、上記布線方向に沿
って図示しない相手側コネクタとの電気的接続をなすよ
うになっている。
【0028】コネクタハウジング32には、複数の端子
収容室35と、その端子収容室35の後方に開放部とし
て形成される上部開放部36及び後部開放部37と、上
部開放部36の対向位置に形成される載置面38及び下
部開放部39と、載置面38に連続する位置合わせ面4
0とが形成されており、コネクタハウジング32の側壁
には一対のフック41、41(一方のみ図示)が一体に
形成されている。
【0029】複数の端子収容室35は、上記布線方向に
延在するようにコネクタハウジング32の内部に形成さ
れており、本形態においては導体露出部28に臨む導体
24の数分だけ端子収容室35が形成されている。各端
子収容室35には、端子33に係合するランス42が一
体に形成されており、挿入された端子33が抜け落ちな
いようになっている。
【0030】上部開放部36には、上記シャッター34
が設けられており、コネクタハウジング32の両側壁内
部に形成されたガイドレール43、44(一側壁側のみ
図示)によってシャッター34の両側部が案内されるよ
うになっている。
【0031】シャッター34は、略平板状に形成されて
おり、上面には上方に突出する摘み部45が形成されて
いる。摘み部45は、シャッター34を開ける際(コネ
クタハウジング32の前方に移動させる状態)に、コネ
クタハウジング32の上壁に当接するようになってい
る。
【0032】尚、シャッター34を開けることで、端子
33と導体24との接続状態が安定しているかどうかを
確認することができるようになる。一方、シャッター3
4を閉めれば、端子33と導体24との接続部分が保護
されるようになる。
【0033】上部開放部36及び後部開放部37の境界
部分には、シャッター34を閉塞する際(コネクタハウ
ジング32の後方に移動させる状態。図3参照)に、摘
み部45が当接することになるストッパ46が一体に設
けられている。
【0034】下部開放部39は、導体露出部28上に位
置し複数の端子24を臨むことができるように開口して
いる。
【0035】載置面38は、絶縁被覆25の表面27に
載置可能となる平坦面であって、コネクタハウジング3
2の下部後方の下壁に形成されている。また、載置面3
8は、コネクタハウジング32の前後方向において、少
なくとも上記間隔D(図1参照)分の長さを有している
(但し、導体露出部28を閉塞しない)。
【0036】位置合わせ面40は、載置面38に直交し
ており、コネクタ22の配設時において切断基準面31
に当接する平らな面に形成されている。
【0037】フック41は、絶縁被覆25の裏面47
(特許請求の範囲に記載した他方の面に相当)に係合す
る略爪状に形成されており、上記幅方向に直交する肉厚
方向に延在するようコネクタハウジング32の側壁に一
体に形成されている。尚、一対のフック41、41を形
成することで、コネクタ22のフラット回路体21に対
する組み付け状態を安定させることができるようにな
る。
【0038】一方、端子33は、箱形の電気接触部を有
する雌端子であって屈曲する脚状の接続部48を有して
おり、その先端には、導体24に溶接される溶接片49
(特許請求の範囲に記載した片に相当)が屈曲形成され
ている。溶接片49は、上部開放部36を介して挿入さ
れる図示しない溶接治具(溶着治具)によって導体24
に溶接されるようになっている。
【0039】尚、端子33は本形態において雌端子とな
っているが、雄端子であっても応用することが可能であ
る。また、接続部48の先端部に切り欠きを形成して導
体24に圧接するような構造にしてもよい。さらには、
接続部48の先端部に弾性接触片を形成し、その弾性接
触片によって導体24との接続をなすようにしてもよ
い。
【0040】上記構成において、フラット回路体21に
は、切断基準面31が形成されている。また、コネクタ
22には、切断基準面31に当接する位置合わせ面40
と、フラット回路体21に載置される載置面38と、導
体24に向けて屈曲する接続部48とが設けられてい
る。
【0041】切断基準面31は、常に導体露出部28か
ら布線方向に一定の間隔Dとなる位置に形成されるの
で、切断基準面31を基準としてコネクタ22を端末2
3に配置すれば、接続部48が導体24と接続できる位
置になり、その接続部48を導体24に対し溶接によっ
て接続することで、コネクタ22をフラット回路体21
の端末23に容易に配設できるようになる。
【0042】また、コネクタ22は、切断基準面31に
当接した状態でフラット回路体21に載置され、上述の
ように複数の端子33と複数の導体24とが接続し合う
ことから、組み付け状態が安定することになる。
【0043】従って、上述のように構成した配設構造を
採用することにより、コネクタ22をフラット回路体2
1の端末23に容易且つ安定した状態で組み付けること
ができるようになる。
【0044】その他、本発明は本発明の主旨を変えない
範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0045】尚、上記絶縁被覆25は、ポリプロピレ
ン、ポリイソブチレン、ポリエチレン、ポリエステル、
合成ゴム等の絶縁性を有する絶縁材料により成形されて
成るものとする(シート状に形成して導体24をラミネ
ートするような構成でもよい)。
【0046】また、上記シャッター34の代わりに、図
4のに示すようなカバー50(特許請求の範囲に記載し
た閉塞部材に相当)を設けることも可能である。コネク
タ22′のカバー50は、本形態において、ヒンジ51
を介してコネクタハウジング23′の上壁52に連成さ
れ、爪状の突起(不図示)等の適宜係止手段が形成され
ているものとする(上記コネクタ22に対し基本的に同
一となる部分には同一符号を付してある)。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、フラット回路体の端末におけるコ
ネクタの配設構造は、各々平行に布線される屈曲可能な
複数の導体と、その複数の導体を絶縁材料でインサート
成形することにより複数の導体の布線方向に延在するよ
う形成される帯板状の絶縁被覆とを有し、複数の導体の
屈曲によって変形させることが可能に形成され、少なく
とも絶縁被覆の表裏いずれか一方の面に、布線方向に対
し所望の間隔で複数の導体を露出する複数の導体露出部
を形成したフラット回路体の端末に、布線方向に沿って
相手側コネクタとの電気的接続をなすコネクタを配設す
るための、フラット回路体の端末におけるコネクタの配
設構造であって、複数の導体露出部のうちの一の導体露
出部から布線方向に一定の間隔となる位置で、フラット
回路体を布線方向に直交するフラット回路体の幅方向に
切断して平らな切断基準面を有する端末を形成し、コネ
クタは、布線方向に延在する複数の端子収容室を有する
コネクタハウジングと、複数の端子収容室に各々収容さ
れる複数の端子とを備え、コネクタハウジングには、一
方の面に載置される載置面と、その載置面に連続しコネ
クタの配設時において切断基準面に当接する平らな位置
合わせ面とを形成し、複数の端子には、一の導体露出部
より臨む複数の導体のうちの対応する導体に向けてそれ
ぞれ屈曲する脚状の接続部を形成したことを特徴とする
配設構造を採用している。即ち、フラット回路体に切断
基準面を形成し、コネクタには、切断基準面に当接する
位置合わせ面と、フラット回路体に載置される載置面
と、導体に向けて屈曲する接続部とを設けることで、コ
ネクタをフラット回路体の端末に容易に配設することが
できる。つまり、切断基準面は常に一の導体露出部から
布線方向に一定の間隔となる位置に形成されるので、切
断基準面を基準としてコネクタを端末に配置すれば、接
続部が導体と接続できる位置になり、その接続部を例え
ば導体に対し溶接や圧接、或いは弾性接触等の適宜手段
によって接続することで、コネクタをフラット回路体の
端末に容易に配設できるようになる。また、コネクタ
は、切断基準面に当接した状態でフラット回路体に載置
され、上述のように複数の端子と複数の導体とが接続し
合うことから、組み付け状態が安定することになる。従
って、上記の配設構造を採用することにより、フラット
回路体の端末にコネクタを容易且つ安定した状態で組み
付けることができるという効果を奏する。
【0048】請求項2に記載された本発明によれば、コ
ネクタハウジングは、絶縁被覆の表裏いずれか一方の面
に対する他方の面に係合するとともに、フラット回路体
の幅方向に直交する肉厚方向に延在するよう一体形成さ
れた一対のフックを有していることから、その一対のフ
ックがフラット回路体に係合することで組み付け状態が
更に安定することになる。
【0049】請求項3に記載された本発明によれば、端
子の接続部に、対応する導体に対して溶着される片を形
成していることから、その片を導体に溶着することで導
体との接続が強固になり、以て組み付け状態が更に安定
することになる。
【0050】請求項4に記載された本発明によれば、コ
ネクタハウジングは、一の導体露出部を臨む開放部と、
その開放部を開閉自在に閉塞する閉塞部材とを有するこ
とから、閉塞部材を開けることで、端子の接続部とこれ
に対応する導体との接続状態が安定しているかどうかを
確認することができることになる。一方、閉塞部材を閉
めれば、接続部分を保護することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフラット回路体の端末におけるコ
ネクタの配設構造の一実施の形態を示すコネクタ及びフ
ラット回路体の外観斜視図である。
【図2】コネクタをフラット回路体の端末に配設した際
の図1のA−A線断面方向の縦断面図である。
【図3】図2の状態から閉塞部材としてのシャッターを
閉めた状態を示す縦断面図である。
【図4】閉塞部材の他の例を説明するための縦断面図で
ある。
【図5】従来例のフラット回路体の外観斜視図である。
【図6】従来例のフラット回路体をインスツルメントパ
ネルに配策する際の状態を示す分解斜視図である。
【図7】図6のフラット回路体の端末に配設されたコネ
クタの分解斜視図である。
【符号の説明】 21 フラット回路体 22 コネクタ 23 端末 24 導体 25 絶縁被覆 26 補強部材 27 表面(一方の面) 28 導体露出部(一の導体露出部) 31 切断基準面 32 コネクタハウジング 33 端子 34 シャッター(閉塞部材) 35 端子収容室 38 載置面 40 位置合わせ面 41 フック 45 摘み部 46 ストッパ 47 裏面(他方の面) 48 接続部 49 溶接片(片) 50 カバー(閉塞部材) 51 ヒンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E023 AA04 BB02 BB03 BB09 BB11 FF03 FF07 FF15 GG02 GG07 GG09 GG11 HH01 HH16 HH18 HH22 5E077 BB01 BB11 BB23 DD01 DD03 DD11 DD14 EE03 GG12 GG16 GG21 JJ05 JJ11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々平行に布線される屈曲可能な複数の
    導体と、該複数の導体を絶縁材料でインサート成形する
    ことにより前記複数の導体の布線方向に延在するよう形
    成される帯板状の絶縁被覆とを有し、前記複数の導体の
    屈曲によって変形させることが可能に形成され、少なく
    とも前記絶縁被覆の表裏いずれか一方の面に、前記布線
    方向に対し所望の間隔で前記複数の導体を露出する複数
    の導体露出部を形成したフラット回路体の端末に、前記
    布線方向に沿って相手側コネクタとの電気的接続をなす
    コネクタを配設するための、フラット回路体の端末にお
    けるコネクタの配設構造であって、 前記複数の導体露出部のうちの一の導体露出部から前記
    布線方向に一定の間隔となる位置で、前記フラット回路
    体を前記布線方向に直交する前記フラット回路体の幅方
    向に切断して平らな切断基準面を有する前記端末を形成
    し、 前記コネクタは、前記布線方向に延在する複数の端子収
    容室を有するコネクタハウジングと、前記複数の端子収
    容室に各々収容される複数の端子とを備え、 前記コネクタハウジングには、前記一方の面に載置され
    る載置面と、該載置面に連続し前記コネクタの配設時に
    おいて前記切断基準面に当接する平らな位置合わせ面と
    を形成し、 前記複数の端子には、前記一の導体露出部より臨む前記
    複数の導体のうちの対応する導体に向けてそれぞれ屈曲
    する脚状の接続部を形成したことを特徴とするフラット
    回路体の端末におけるコネクタの配設構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフラット回路体の端末
    におけるコネクタの配設構造において、 前記コネクタハウジングは、前記一方の面に対する他方
    の面に係合するとともに、前記幅方向に直交する前記フ
    ラット回路体の肉厚方向に延在するよう一体形成された
    一対のフックを有することを特徴とするフラット回路体
    の端末におけるコネクタの配設構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のフラット
    回路体の端末におけるコネクタの配設構造において、 前記接続部に、前記対応する導体に対して溶着される片
    を形成したことを特徴とするフラット回路体の端末にお
    けるコネクタの配設構造。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    フラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造にお
    いて、 前記コネクタハウジングは、前記一の導体露出部を臨む
    開放部と、該開放部を開閉自在に閉塞する閉塞部材とを
    有することを特徴とするフラット回路体の端末における
    コネクタの配設構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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