JP4082540B2 - フラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造 - Google Patents

フラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車等の車両に配索されるフラット回路体の端末にコネクタを配設するための配設構造に関し、特に、フラット回路体が導体露出部を有する場合を対象とした、フラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5において、引用符号1は本願出願人が特願平11−5315号(出願日:平成11年1月12日)にて出願したフラット回路体を示している。
【0003】
上記フラット回路体1は、例えば自動車等の車両のボディ等に取り付け易く、また、配線パターンの自由度も高くなる回路体として提供されたもので、導体としての複数の電線2と、その複数の電線2を絶縁性の樹脂材でインサート成形することにより形成される帯板状の絶縁被覆3とを有している。
【0004】
複数の電線2は、屈曲させることが可能であって各々平行に布線されている。また、絶縁被覆3には、少なくとも表面側に複数の電線2を露出させる導体露出部4が複数形成されている。導体露出部4は、複数の電線2の布線方向に等間隔で形成されている。
【0005】
従って、フラット回路体1は、複数の電線2の屈曲によってそのフラット回路体1を上記ボディ等に沿わせて変形させることが可能な構成であるとともに、複数の導体露出部4を介して例えば電源等を各所へ分岐させることも可能な構成となっている。
【0006】
尚、引用符号5は、フラット回路体1を何度も屈曲させたりする場合に、電線2が損傷してしまわないようにするための補強部材であり、絶縁被覆3の両サイドに各々設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記フラット回路体1は、図6に示される如く、インスツルメントパネル6の裏面に沿って配索されることもあることから、端末にコネクタ7、7を配設する必要性がある(例えばセンターコンソール8に装備される各種の図示しない補機や、図示しないジャンクションブロック等に接続する際に必要となる)。
【0008】
しかし、フラット回路体1の端末にコネクタ7、7を配設するためには、図7に示す如く、バスバー状の端子9をそれぞれ電線2に加締めたり、その端子9を挿し通すようにしてコネクタハウジング10を装着したりすると言った面倒な組み付け作業をしなければならなかった。
【0009】
尚、端子9を電線2に加締めるに当たっては、絶縁被覆3の裏面側を切り欠いて電線2を露出させた後、少なくとも二箇所加締めるような作業を行わなければならない(安定性確保のため)。
端末に一番近い導体露出部4を介して端子9を加締め、その端子9を端末に向けて導出させることも考えられるが、上述同様、組み付け作業が面倒になり、端子9の電線2に対する加締め状態の安定性確保や、電線2の損傷等の懸念もあるため、採用することは困難である。
【0010】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、コネクタをフラット回路体の端末に容易且つ安定した状態で組み付けるためのフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明のフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造は、各々平行に布線される屈曲可能な複数の導体と、該複数の導体を絶縁材料でインサート成形することにより前記複数の導体の布線方向に延在するよう形成される帯板状の絶縁被覆とを有し、前記複数の導体の屈曲によって変形させることが可能に形成され、少なくとも前記絶縁被覆の表裏いずれか一方の面に、前記布線方向に対し所望の間隔で前記複数の導体を露出する複数の導体露出部を形成したフラット回路体の端末に、前記布線方向に沿って相手側コネクタとの電気的接続をなすコネクタを配設するための、フラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造であって、前記複数の導体露出部のうちの一の導体露出部から前記布線方向に一定の間隔となる位置で、前記フラット回路体を前記布線方向に直交する前記フラット回路体の幅方向に切断して平らな切断基準面を有する前記端末を形成し、前記コネクタは、前記布線方向に延在する複数の端子収容室を有するコネクタハウジングと、前記複数の端子収容室に各々収容される複数の端子とを備え、前記コネクタハウジングには、前記一方の面に載置される載置面と、該載置面に連続し前記コネクタの配設時において前記切断基準面に当接する平らな位置合わせ面とを形成し、前記複数の端子には、前記位置合わせ面に前記切断基準面が当接された状態で、前記一の導体露出部より臨む前記複数の導体のうちの対応する導体に向けてそれぞれ屈曲する脚状の接続部を形成したことを特徴としている。
【0012】
請求項2記載の本発明のフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造は、請求項1に記載のフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造において、前記コネクタハウジングは、前記一方の面に対する他方の面に係合するとともに、前記幅方向に直交する前記フラット回路体の肉厚方向に延在するよう一体形成された一対のフックを有することを特徴としている。
【0013】
請求項3記載の本発明のフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造は、請求項1又は請求項2に記載のフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造において、前記接続部に、前記対応する導体に対して溶着される片を形成したことを特徴としている。
【0014】
請求項4記載の本発明のフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造は、請求項1ないし請求項3いずれか記載のフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造において、前記コネクタハウジングは、前記一の導体露出部を臨む開放部と、該開放部を開閉自在に閉塞する閉塞部材とを有することを特徴としている。
【0015】
請求項1に記載された本発明によれば、フラット回路体に切断基準面を形成し、コネクタには、切断基準面に当接する位置合わせ面と、フラット回路体に載置される載置面と、導体に向けて屈曲する接続部とを設けることで、コネクタをフラット回路体の端末に容易に配設することができる。
即ち、切断基準面は常に一の導体露出部から布線方向に一定の間隔となる位置に形成されることで、位置合わせ面に切断基準面を当接させ切断基準面を基準としてコネクタを端末に配置すれば、接続部が導体と接続できる位置になり、その接続部を例えば導体に対し溶接や圧接、或いは弾性接触等の適宜手段によって接続することで、コネクタをフラット回路体の端末に容易に配設できるようになる。
また、コネクタは、切断基準面に当接した状態でフラット回路体に載置され、上述のように複数の端子と複数の導体とが接続し合うことから、組み付け状態が安定することになる。
【0016】
請求項2に記載された本発明によれば、一対のフックがフラット回路体に係合することで組み付け状態が更に安定することになる。
【0017】
請求項3に記載された本発明によれば、片を導体に溶着することで導体との接続が強固になり、以て組み付け状態が更に安定することになる。
【0018】
請求項4に記載された本発明によれば、閉塞部材を開けることで、端子の接続部とこれに対応する導体との接続状態が安定しているかどうかを確認することができることになる。一方、閉塞部材を閉めれば、接続部分を保護することができるようになる。
尚、片を介して接続部を溶着する場合には、開放部が溶着治具の挿入を許容するようになる。そして、溶着後は閉塞部材で閉塞すればよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
図1は本発明のフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造の一実施の形態を示すコネクタ及びフラット回路体の外観斜視図である。また、図2はコネクタをフラット回路体の端末に配設した際の図1のA−A線断面方向の縦断面図、図3は図2の状態から閉塞部材としてのシャッターを閉めた状態を示す縦断面図である。
【0020】
図1における引用符号21はフラット回路体、22はコネクタを示しており、以下において、フラット回路体21の端末23にコネクタ22を容易且つ安定した状態で組み付けることが可能な配設構造を説明する。
【0021】
先ず、フラット回路体21の具体的な構成について説明する。
上記フラット回路体21は、複数の導体24と、その複数の導体24を絶縁材料でインサート成形することにより帯板状に形成される絶縁被覆25と、絶縁被覆25の両サイドに埋設される補強部材26とを備えて変形可能に構成されている。
【0022】
複数の導体24は、屈曲可能な五本(この数に限るものではない)の電線から成り、絶縁被覆25内で各々平行に布線されている。また、導体24を屈曲させることでフラット回路体21の変形が維持されるようになっている。尚、導体24は、図中に示す電線の他にバスバー状のものを用いることもできる。
【0023】
絶縁被覆25は、導体24の布線方向に延在するよう形成されており、表面27(特許請求の範囲に記載した一方の面に相当)には、複数の導体露出部28、29、30…が形成されている。導体露出部28、29、30…は、各々所望の間隔(本形態においては布線方向に対し等間隔)で配設されており、長方形状に開口して絶縁被覆25内に埋設した複数の導体24を部分的に露出するようになっている。
【0024】
補強部材26は、導体24よりも若干剛性を有しており、フラット回路体21を何度も屈曲させたりするような場合に、導体24を保護する役割を果たしている。尚、補強部材26は、図中に示す棒板状の形状に限られるものではない。また、補強部材26は任意に設けられるものとする。
【0025】
上記構成において、フラット回路体21は、その端末23にコネクタ22を容易且つ安定した状態で組み付けるために切断基準面31を有している。
【0026】
切断基準面31は、導体露出部28(特許請求の範囲に記載した一の導体露出部に相当)から布線方向に一定の間隔Dとなる位置で、フラット回路体21を布線方向に直交する幅方向に平らに切断して形成されている。
【0027】
次に、コネクタ22の具体的な構成について説明する。
上記コネクタ22は、図1又は図2いずれかに示される如く、合成樹脂製のコネクタハウジング32と、複数の端子33(一つのみ図示)とを備えて構成されており、コネクタハウジング32の上部後方には、閉塞部材としてのシャッター34がスライド可能に設けられている。また、コネクタ22は、上記布線方向に沿って図示しない相手側コネクタとの電気的接続をなすようになっている。
【0028】
コネクタハウジング32には、複数の端子収容室35と、その端子収容室35の後方に開放部として形成される上部開放部36及び後部開放部37と、上部開放部36の対向位置に形成される載置面38及び下部開放部39と、載置面38に連続する位置合わせ面40とが形成されており、コネクタハウジング32の側壁には一対のフック41、41(一方のみ図示)が一体に形成されている。
【0029】
複数の端子収容室35は、上記布線方向に延在するようにコネクタハウジング32の内部に形成されており、本形態においては導体露出部28に臨む導体24の数分だけ端子収容室35が形成されている。各端子収容室35には、端子33に係合するランス42が一体に形成されており、挿入された端子33が抜け落ちないようになっている。
【0030】
上部開放部36には、上記シャッター34が設けられており、コネクタハウジング32の両側壁内部に形成されたガイドレール43、44(一側壁側のみ図示)によってシャッター34の両側部が案内されるようになっている。
【0031】
シャッター34は、略平板状に形成されており、上面には上方に突出する摘み部45が形成されている。摘み部45は、シャッター34を開ける際(コネクタハウジング32の前方に移動させる状態)に、コネクタハウジング32の上壁に当接するようになっている。
【0032】
尚、シャッター34を開けることで、端子33と導体24との接続状態が安定しているかどうかを確認することができるようになる。一方、シャッター34を閉めれば、端子33と導体24との接続部分が保護されるようになる。
【0033】
上部開放部36及び後部開放部37の境界部分には、シャッター34を閉塞する際(コネクタハウジング32の後方に移動させる状態。図3参照)に、摘み部45が当接することになるストッパ46が一体に設けられている。
【0034】
下部開放部39は、、図示のように、位置合わせ面40に切断基準面31が当接された状態で、導体露出部28上に位置し複数の端子24を臨むことができるように開口している。
【0035】
載置面38は、絶縁被覆25の表面27に載置可能となる平坦面であって、コネクタハウジング32の下部後方の下壁に形成されている。また、載置面38は、コネクタハウジング32の前後方向において、少なくとも上記間隔D(図1参照)分の長さを有している(但し、導体露出部28を閉塞しない)。
【0036】
位置合わせ面40は、載置面38に直交しており、コネクタ22の配設時において切断基準面31に当接する平らな面に形成されている。
【0037】
フック41は、絶縁被覆25の裏面47(特許請求の範囲に記載した他方の面に相当)に係合する略爪状に形成されており、上記幅方向に直交する肉厚方向に延在するようコネクタハウジング32の側壁に一体に形成されている。尚、一対のフック41、41を形成することで、コネクタ22のフラット回路体21に対する組み付け状態を安定させることができるようになる。
【0038】
一方、端子33は、箱形の電気接触部を有する雌端子であって屈曲する脚状の接続部48を有しており、その先端には、導体24に溶接される溶接片49(特許請求の範囲に記載した片に相当)が屈曲形成されている。溶接片49は、上部開放部36を介して挿入される図示しない溶接治具(溶着治具)によって導体24に溶接されるようになっている。
【0039】
尚、端子33は本形態において雌端子となっているが、雄端子であっても応用することが可能である。また、接続部48の先端部に切り欠きを形成して導体24に圧接するような構造にしてもよい。さらには、接続部48の先端部に弾性接触片を形成し、その弾性接触片によって導体24との接続をなすようにしてもよい。
【0040】
上記構成において、フラット回路体21には、切断基準面31が形成されている。また、コネクタ22には、切断基準面31に当接する位置合わせ面40と、フラット回路体21に載置される載置面38と、導体24に向けて屈曲する接続部48とが設けられている。
【0041】
切断基準面31は、常に導体露出部28から布線方向に一定の間隔Dとなる位置に形成されるので、切断基準面31を基準としてコネクタ22を端末23に配置すれば、接続部48が導体24と接続できる位置になり、その接続部48を導体24に対し溶接によって接続することで、コネクタ22をフラット回路体21の端末23に容易に配設できるようになる。
【0042】
また、コネクタ22は、切断基準面31に当接した状態でフラット回路体21に載置され、上述のように複数の端子33と複数の導体24とが接続し合うことから、組み付け状態が安定することになる。
【0043】
従って、上述のように構成した配設構造を採用することにより、コネクタ22をフラット回路体21の端末23に容易且つ安定した状態で組み付けることができるようになる。
【0044】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0045】
尚、上記絶縁被覆25は、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリエチレン、ポリエステル、合成ゴム等の絶縁性を有する絶縁材料により成形されて成るものとする(シート状に形成して導体24をラミネートするような構成でもよい)。
【0046】
また、上記シャッター34の代わりに、図4のに示すようなカバー50(特許請求の範囲に記載した閉塞部材に相当)を設けることも可能である。
コネクタ22′のカバー50は、本形態において、ヒンジ51を介してコネクタハウジング23′の上壁52に連成され、爪状の突起(不図示)等の適宜係止手段が形成されているものとする(上記コネクタ22に対し基本的に同一となる部分には同一符号を付してある)。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、フラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造は、各々平行に布線される屈曲可能な複数の導体と、その複数の導体を絶縁材料でインサート成形することにより複数の導体の布線方向に延在するよう形成される帯板状の絶縁被覆とを有し、複数の導体の屈曲によって変形させることが可能に形成され、少なくとも絶縁被覆の表裏いずれか一方の面に、布線方向に対し所望の間隔で複数の導体を露出する複数の導体露出部を形成したフラット回路体の端末に、布線方向に沿って相手側コネクタとの電気的接続をなすコネクタを配設するための、フラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造であって、複数の導体露出部のうちの一の導体露出部から布線方向に一定の間隔となる位置で、フラット回路体を布線方向に直交するフラット回路体の幅方向に切断して平らな切断基準面を有する端末を形成し、コネクタは、布線方向に延在する複数の端子収容室を有するコネクタハウジングと、複数の端子収容室に各々収容される複数の端子とを備え、コネクタハウジングには、一方の面に載置される載置面と、その載置面に連続しコネクタの配設時において切断基準面に当接する平らな位置合わせ面とを形成し、複数の端子には、一の導体露出部より臨む複数の導体のうちの対応する導体に向けてそれぞれ屈曲する脚状の接続部を形成したことを特徴とする配設構造を採用している。
即ち、フラット回路体に切断基準面を形成し、コネクタには、切断基準面に当接する位置合わせ面と、フラット回路体に載置される載置面と、導体に向けて屈曲する接続部とを設けることで、コネクタをフラット回路体の端末に容易に配設することができる。つまり、切断基準面は常に一の導体露出部から布線方向に一定の間隔となる位置に形成されるので、切断基準面を基準としてコネクタを端末に配置すれば、接続部が導体と接続できる位置になり、その接続部を例えば導体に対し溶接や圧接、或いは弾性接触等の適宜手段によって接続することで、コネクタをフラット回路体の端末に容易に配設できるようになる。また、コネクタは、切断基準面に当接した状態でフラット回路体に載置され、上述のように複数の端子と複数の導体とが接続し合うことから、組み付け状態が安定することになる。
従って、上記の配設構造を採用することにより、フラット回路体の端末にコネクタを容易且つ安定した状態で組み付けることができるという効果を奏する。
【0048】
請求項2に記載された本発明によれば、コネクタハウジングは、絶縁被覆の表裏いずれか一方の面に対する他方の面に係合するとともに、フラット回路体の幅方向に直交する肉厚方向に延在するよう一体形成された一対のフックを有していることから、その一対のフックがフラット回路体に係合することで組み付け状態が更に安定することになる。
【0049】
請求項3に記載された本発明によれば、端子の接続部に、対応する導体に対して溶着される片を形成していることから、その片を導体に溶着することで導体との接続が強固になり、以て組み付け状態が更に安定することになる。
【0050】
請求項4に記載された本発明によれば、コネクタハウジングは、一の導体露出部を臨む開放部と、その開放部を開閉自在に閉塞する閉塞部材とを有することから、閉塞部材を開けることで、端子の接続部とこれに対応する導体との接続状態が安定しているかどうかを確認することができることになる。一方、閉塞部材を閉めれば、接続部分を保護することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造の一実施の形態を示すコネクタ及びフラット回路体の外観斜視図である。
【図2】コネクタをフラット回路体の端末に配設した際の図1のA−A線断面方向の縦断面図である。
【図3】図2の状態から閉塞部材としてのシャッターを閉めた状態を示す縦断面図である。
【図4】閉塞部材の他の例を説明するための縦断面図である。
【図5】従来例のフラット回路体の外観斜視図である。
【図6】従来例のフラット回路体をインスツルメントパネルに配策する際の状態を示す分解斜視図である。
【図7】図6のフラット回路体の端末に配設されたコネクタの分解斜視図である。
【符号の説明】
21 フラット回路体
22 コネクタ
23 端末
24 導体
25 絶縁被覆
26 補強部材
27 表面(一方の面)
28 導体露出部(一の導体露出部)
31 切断基準面
32 コネクタハウジング
33 端子
34 シャッター(閉塞部材)
35 端子収容室
38 載置面
40 位置合わせ面
41 フック
45 摘み部
46 ストッパ
47 裏面(他方の面)
48 接続部
49 溶接片(片)
50 カバー(閉塞部材)
51 ヒンジ

Claims (4)

  1. 各々平行に布線される屈曲可能な複数の導体と、該複数の導体を絶縁材料でインサート成形することにより前記複数の導体の布線方向に延在するよう形成される帯板状の絶縁被覆とを有し、前記複数の導体の屈曲によって変形させることが可能に形成され、少なくとも前記絶縁被覆の表裏いずれか一方の面に、前記布線方向に対し所望の間隔で前記複数の導体を露出する複数の導体露出部を形成したフラット回路体の端末に、前記布線方向に沿って相手側コネクタとの電気的接続をなすコネクタを配設するための、フラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造であって、
    前記複数の導体露出部のうちの一の導体露出部から前記布線方向に一定の間隔となる位置で、前記フラット回路体を前記布線方向に直交する前記フラット回路体の幅方向に切断して平らな切断基準面を有する前記端末を形成し、
    前記コネクタは、前記布線方向に延在する複数の端子収容室を有するコネクタハウジングと、前記複数の端子収容室に各々収容される複数の端子とを備え、
    前記コネクタハウジングには、前記一方の面に載置される載置面と、該載置面に連続し前記コネクタの配設時において前記切断基準面に当接する平らな位置合わせ面とを形成し、
    前記複数の端子には、前記位置合わせ面に前記切断基準面が当接された状態で、前記一の導体露出部より臨む前記複数の導体のうちの対応する導体に向けてそれぞれ屈曲する脚状の接続部を形成した
    ことを特徴とするフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造。
  2. 請求項1に記載のフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造において、
    前記コネクタハウジングは、前記一方の面に対する他方の面に係合するとともに、前記幅方向に直交する前記フラット回路体の肉厚方向に延在するよう一体形成された一対のフックを有することを特徴とするフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造において、
    前記接続部に、前記対応する導体に対して溶着される片を形成したことを特徴とするフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造。
  4. 請求項1ないし請求項3いずれか記載のフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造において、
    前記コネクタハウジングは、前記一の導体露出部を臨む開放部と、該開放部を開閉自在に閉塞する閉塞部材とを有することを特徴とするフラット回路体の端末におけるコネクタの配設構造。
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