JP3512591B2 - フラットケーブルのコネクタ分岐構造 - Google Patents

フラットケーブルのコネクタ分岐構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルなフ
ラットケーブルから複数のコネクタを分岐するフラット
ケーブルのコネクタ分岐構造に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、複数の電線の中途部を分岐させ
る分岐接続箱として、特開平3−27712号公報に開
示されたものがある。この分岐接続箱を、図4によって
具体的に説明する。図4において、分岐接続箱1は、複
数の絶縁被覆電線2と、この各絶縁被覆電線2を収容す
る合成樹脂製のケース3と、電線押え4及び分岐コネク
タ5から構成されている。ケース3の複数の電線挿通孔
3aに挿通した各絶縁被覆電線2は該ケース3の複数の
電線押え溝3b内及び複数のコネクタ挿着部3c内にそ
れぞれ露出している。 【0003】そして、ケース3の各電線押え溝3b内に
露出した各絶縁被覆電線2は電線押え4により押え付け
られるようになっている。また、ケース3の各コネクタ
挿着部3c内に露出した各絶縁被覆電線2は、該各コネ
クタ挿着部3c内への分岐コネクタ5の嵌合により圧接
端子6のU字状スロット6aに圧接接続されて複数に分
岐されるようになっている。尚、この類似技術が、特開
平7−142142号公報(複数の電線を互いに接続し
て分岐させる電線相互の接続技術)に開示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記従来の分岐接続箱
1では、ケース3を絶縁被覆電線2の所望する任意の位
置に移動させて各分岐コネクタ5により絶縁被覆電線2
に多数の分岐回路が形成されるようになっているが、ケ
ース3に形成された複数のコネクタ挿着部3cの位置は
それぞれ固定されているため、各分岐コネクタ5同士を
それぞれ離したり狭めたりして任意の位置に移動させる
ことができなかった。従って、従来の分岐接続箱1を用
いて例えば図示しない複数の電気機器間を連結接続しよ
うとする場合には、分岐コネクタ5の圧接端子6を一端
側に接続した複数の電線7から成るケーブル8の他端側
に他方の分岐コネクタ9の接続が必要不可欠となり、接
続しようとする電気機器分の上記ケーブル8をそれぞれ
用意する必要があり、作業効率が悪かった。 【0005】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、分岐用のコネクタハウジング
をフラットケーブルの任意の位置に取り付けることがで
き、該フラットケーブルを用いて複数の電気機器間を連
結接続させる場合に一本のフラットケーブルにより効率
良く接続することができるフラットケーブルのコネクタ
分岐構造を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、フラ
ットケーブルの端部の絶縁シートで覆われた複数の導線
に端子をそれぞれ接合し、これら各端子をコネクタハウ
ジングにそれぞれ取り付ける一方、前記フラットケーブ
ルの中途部の表側複数の導線に端子を該各導線に対し
て垂直になるようにそれぞれ接合し、これら各端子を前
分岐用のコネクタハウジング取り付け、かつ該分岐
用のコネクタハウジングを前記フラットケーブルの中途
部の裏側に配置されたステーに締結手段を介して締結固
定したフラットケーブルのコネクタ分岐構造において、
前記フラットケーブルの複数の導線間の前記絶縁シート
の幅方向及び長手方向にスリットを左右及び上下所定間
隔毎にそれぞれ形成したことを特徴とする。 【0007】このフラットケーブルのコネクタ分岐構造
では、複数の分岐用のコネクタハウジングがフラットケ
ーブルの任意の位置に取り付けられ、該フラットケーブ
ルを用いて複数の電気機器間を連結接続させる場合に各
電気機器に対応する位置に分岐用のコネクタハウジング
が配置されて効率良く接続される。これにより、一本の
フラットケーブルで複数の電気機器が接続され、作業効
率の向上及び低コスト化が図られる。特に、フラットケ
ーブルに取り付けられた分岐用のコネクタハウジングが
スリットを介してフラットケーブルの幅方向に動くと共
に該フラットケーブルの弾性により長手方向に動き、分
岐用のコネクタハウジングが相手側コネクタハウジング
に嵌合され易く、また、導線に接合された端子がスリッ
トを介して動き、相手側端子に対する該端子の位置ずれ
が吸収される。 【0008】 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。 【0011】図1は本発明の一実施形態のフラットケー
ブルのコネクタ分岐構造の要部を示す斜視図、図2はフ
ラットケーブルの導線と分岐コネクタの端子との接合状
態を示す部分拡大斜視図、図3はフラットケーブルのコ
ネクタ分岐構造を複数の電気機器間の連結接続に用いた
場合の斜視図である。 【0012】図1,図2に示すように、フラットケーブ
ル10は、複数の長尺帯状の導線11と、これら各導線
11を絶縁被覆する絶縁シート12とで構成されていて
フレキシブルな帯状になっている。このフラットケーブ
ル10の両端部10a,10aの絶縁シート12で覆わ
れた各導線11には、雌型の端子21をスポット溶接等
によりそれぞれ接合してある。これら各端子21はコネ
クタハウジング22に形成された複数の端子収容室22
aに差し込まれて該各端子収容室22a内の図示しない
可撓性係止爪にそれぞれ係止されている。これら各端子
21とコネクタハウジング22により雄型のコネクタ2
0が構成されている。 【0013】図1〜図3に示すように、フラットケーブ
ル10の各導線11間の絶縁シート12の幅方向及び長
手方向には左右及び上下方向に所定間隔へだててスリッ
ト13をそれぞれ形成してある。また、フラットケーブ
ル10の中途部10の表側の所望する任意の位置の各
導線11には、雌型の端子31のL字状の脚部31aを
該導線11に対して端子31の相手側端子挿入用の接触
部31bが垂直になるようにスポット溶接等によりそれ
ぞれ接合してある。この接合に際しては、図2に示すよ
うに、絶縁シート12で覆われたままの各導線11に各
端子31の脚部31aを当ててスポット溶接(スポット
溶接をする際の抵抗溶接機の一対の電極間の位置を図2
中矢印A,Bで示す)等により各導線11と各端子31
の脚部31aとを接合している。さらに、各導線11に
接合される各端子31の取付位置は、例えば二台の電気
機器X,Yの連結接続位置(各電気機器X,Yの図示し
ない雌型のコネクタの位置)に対応する任意の位置であ
り、かつスリット13に対向する任意の位置である。即
ち、隣接する一対の端子31,31間に各スリット13
がそれぞれ位置するようになっている。 【0014】図1に示すように、各端子31は分岐用の
コネクタハウジング32に形成された複数の端子収容室
32aに差し込まれている。さらに、分岐用のコネクタ
ハウジング32の両側の鍔部32b,32bは、フラッ
トケーブル10の中途部10の裏側の所望する任意の
位置に配置されたステー33の両側のねじ孔33a,3
3aに段付きの各ビス(締結手段)34を介して締結固
定されている。これら各端子31と分岐用のコネクタハ
ウジング32とステー33及び各ビス34により雄型の
分岐コネクタ30が構成されている。 【0015】以上実施形態のフラットケーブル10のコ
ネクタ分岐構造によれば、例えば二台の電気機器X,Y
間をフラットケーブル10で連結させる場合に、例えば
2つの分岐コネクタ30,30をフラットケーブル10
の各電気機器X,Yの図示しない相手側コネクタに対応
する位置にそれぞれ取り付けておけば、図3に示すよう
に、一本のフラットケーブル10により二台の電気機器
X,Y間を効率良く接続することができ、従来よりもケ
ーブル及びコネクタの数を削減することができる。これ
により、接続作業効率の向上及び低コスト化をより一層
図ることができる。 【0016】この各分岐コネクタ30のコネクタハウジ
ング32と各電気機器X,Yの相手側コネクタのコネク
タハウジングとを嵌合する際に、分岐コネクタ30は絶
縁シート12に形成された複数のスリット13を介して
左右方向(フラットケーブル10の幅方向であり、図3
中矢印C,Dで示す方向)に動かすことができると共
に、フラットケーブル10の弾性により上下方向(フラ
ットケーブル10の長手方向であり、図3中矢印E,F
で示す方向)に動かすことができるので、各分岐コネク
タ30のコネクタハウジング32を各電気機器X,Yの
相手側コネクタのコネクタハウジングに嵌合し易い。 【0017】また、各導線11に接合された各端子31
は、フラットケーブル10にステー33を介して固定さ
れた分岐用のコネクタハウジング32の各端子収容室3
2a内に収容されているが、隣接する一対の端子32,
32間の絶縁シート12にはスリット13を形成してあ
るので、各端子31が各端子収容室32a内を左右方向
に動くことができる。これにより、各分岐コネクタ30
のコネクタハウジング32と各電気機器X,Yの相手側
コネクタのコネクタハウジングとの嵌合時に、相手側コ
ネクタの雄型の各端子に対する上記各端子31の位置ず
れを確実に吸収することができる。 【0018】さらに、分岐コネクタ30を各端子31と
分岐用のコネクタハウジング32とステー33及び各ビ
ス34の必要最小限の部品点数により構成したので、そ
の分全体構造のコストダウンを図ることができる。 【0019】尚、前記実施形態によれば、フラットケー
ブルの任意の位置の各導線と端子のの脚部とをスポット
溶接等により接合するに際し、絶縁シートで覆われたま
まの各導線に端子の脚部を当てて接合したが、溶接性を
安定化させるためにフラットケーブルの所定の位置の絶
縁シートを予め除去して露出した各導線と端子の脚部と
をスポット溶接等により接合してもよい。また、分岐用
のコネクタハウジングとステーとを締結固定する締結手
段としてビスを用いたが、ボルト・ナット等の他の締結
手段を用いてもよい。さらに、分岐コネクタ及びフラッ
トケーブルにより連結される電気機器の数は2つに限ら
れず、3つ以上でもよい。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、複数の分岐用のコネクタハウジングをフラット
ケーブルの任意の位置に取り付けることができ、該フラ
ットケーブルを用いて複数の電気機器間を連結接続させ
る場合に各電気機器に対応する位置に分岐用のコネクタ
ハウジングを配置して効率良く接続することができる。
これにより、一本のフラットケーブルで複数の電気機器
を接続することができ、作業効率の向上及び低コスト化
を図ることができる。特に、フラットケーブルに取り付
けられた分岐用のコネクタハウジングをスリットを介し
てフラットケーブルの幅方向に動かすことができると共
に該フラットケーブルの弾性により長手方向に動かすこ
とができるので、分岐用のコネクタハウジングを相手側
コネクタハウジングに嵌合し易く、また、導線に接合さ
れた端子をスリットを介して動かすことができるので、
相手側端子に対する上記端子の位置ずれを確実に吸収す
ることができる。 【0021】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態のフラットケーブルのコネ
クタ分岐構造の要部を示す斜視図である。 【図2】上記フラットケーブルの導線と分岐コネクタの
端子との接合状態を示す部分拡大斜視図である。 【図3】上記フラットケーブルのコネクタ分岐構造を複
数の電気機器間の連結接続に用いた場合の斜視図であ
る。 【図4】従来の電線を分岐させる分岐接続箱の分解斜視
図である。 【符号の説明】 10 フラットケーブル 10a 端部 10b 中途部 11 導線 12 絶縁シート 13 スリット 21 端子 22 コネクタハウジング 31 端子 32 分岐用のコネクタハウジング 33 ステー 34 ビス(締結手段)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/07

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 フラットケーブルの端部の絶縁シートで
    覆われた複数の導線に端子をそれぞれ接合し、これら各
    端子をコネクタハウジングにそれぞれ取り付ける一方、
    前記フラットケーブルの中途部の表側複数の導線に端
    子を該各導線に対して垂直になるようにそれぞれ接合
    し、これら各端子を前記分岐用のコネクタハウジング
    取り付け、かつ該分岐用のコネクタハウジングを前記フ
    ラットケーブルの中途部の裏側に配置されたステーに締
    結手段を介して締結固定したフラットケーブルのコネク
    タ分岐構造において、 前記フラットケーブルの複数の導線間の前記絶縁シート
    の幅方向及び長手方向にスリットを左右及び上下所定間
    隔毎にそれぞれ形成したことを特徴とするフラットケー
    ブルのコネクタ分岐構造。
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