JP2001025136A - ジョイント接続構造を備えた電気接続箱 - Google Patents

ジョイント接続構造を備えた電気接続箱

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JP2001025136A
JP2001025136A JP11195851A JP19585199A JP2001025136A JP 2001025136 A JP2001025136 A JP 2001025136A JP 11195851 A JP11195851 A JP 11195851A JP 19585199 A JP19585199 A JP 19585199A JP 2001025136 A JP2001025136 A JP 2001025136A
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connector
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Takahiro Asao
高広 浅生
Takeji Ito
武治 伊藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構造であるにもかかわらず回路
を後で容易に追加できる、ジョイント接続構造を備えた
電気接続箱を提供すること。 【解決手段】 接続箱本体2にはコネクタ装着部5が設
けられる。複数本の電線12からなるワイヤハーネス6
の先端には、コネクタ7が設けられる。コネクタ装着部
5にはコネクタ7が装着される。接続箱本体2には、ワ
イヤハーネス6に追加された電線12Aを接続するため
のジョイント接続用の導体部21が設けられる。導体部
21と接続箱本体2内に収容されているバスバー8Aと
は接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れる電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、電気接続箱の接続箱本体の内
部には、主としてバスバーを用いて各種の回路が構成さ
れている。接続箱本体の上面における複数箇所には、通
常、めすコネクタハウジング等のようなコネクタ装着部
が設けられている。各めすコネクタハウジング内には、
バスバーの端部に形成されたタブが端子として突出され
ている。そして、これらのめすコネクタハウジングに対
しては、ワイヤハーネスの先端に設けられたおすコネク
タが着脱可能となっている。その結果、ワイヤハーネス
を構成する各電線と電気接続箱の内部回路とが、それぞ
れ電気的に接続されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車のマ
イナーチェンジやグレードアップの際には、回路を新た
に追加したり変更したりする必要性が生じることが少な
くない。このような場合、従来では、ワイヤハーネスを
構成している既存の電線の途中にジョイントコネクタを
介在させて、そこに追加の電線を接続する等の対策が採
られていた。
【0004】しかしながら、この従来方法では、ジョイ
ントコネクタの設置という面倒な作業を要するため、生
産性やコスト性の観点において問題があった。この他の
対策としては、例えば、予想されるマイナーチェンジ等
に対応すべく、電気接続箱内にオプション回路をあらか
じめ組み込んでおくことが考えられる。しかし、この方
法では、バスバー配策の複雑化が避けられない。従っ
て、バスバー積層体の積層数が増し、それに伴って高コ
スト化することが予想される。
【0005】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、比較的簡単な構造であるにもかか
わらず回路を後で容易に追加することができる、ジョイ
ント接続構造を備えた電気接続箱を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、接続箱本体に設けら
れたコネクタ装着部に対し、複数本の電線からなるワイ
ヤハーネスの先端に設けられたコネクタが装着される電
気接続箱において、前記ワイヤハーネスに追加された電
線を接続するためのジョイント接続用の導体部を前記接
続箱本体に設けるとともに、その導体部と前記接続箱本
体内に収容されているバスバーとを接続したことを特徴
とするジョイント接続構造を備えた電気接続箱をその要
旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明では、接続箱本体に
設けられたコネクタ装着部に対し、複数本の電線からな
るワイヤハーネスの先端に設けられたコネクタが装着さ
れる電気接続箱において、前記ワイヤハーネスに追加さ
れた電線を接続するためのジョイント接続用の導体部を
前記接続箱本体に設けるとともに、その導体部と前記接
続箱本体に突設されている本体取付用ボルトとをバスバ
ーを介して接続したことを特徴とするジョイント接続構
造を備えた電気接続箱をその要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2において、前記ジョイント接続用の導体部は、前記接
続箱本体に突設されたボルトであり、そのボルトには、
前記追加された電線に取り付けられた丸型板端子を挿通
した状態でナットが締結されるとした。
【0009】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1,2に記載の発明によると、追加された電
線をジョイント接続用の導体部に接続することにより、
その電線を所望箇所に比較的簡単にジョイント接続する
ことができる。よって、ジョイントコネクタを用いなく
てもよくなり、それを設置するための面倒な作業が不要
となる。また、電気接続箱内にオプション回路をあらか
じめ組み込んでおく必要もなくなるので、バスバー配策
の複雑化も回避される。
【0010】請求項3に記載の発明によると、ボルト及
びナットのもたらす締結力により、丸型板端子をボルト
に対して確実に固定することができる。よって、両者の
接触抵抗が小さくなり、その接続部分を介して例えば大
電流を通じること等が可能となる。また、接続箱本体に
突設されたボルトをジョイント接続用の導体部としたこ
とにより、丸型板端子やナットの取付作業を比較的容易
に行うことができ、生産性の低下も回避される。
【0011】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]以下、本発明
を具体化した一実施形態の自動車搭載用の電気接続箱
(ジャンクションボックス)1を図1,図2に基づき詳
細に説明する。
【0012】図1に示されるように、この電気接続箱1
を構成する接続箱本体としてのケース2は、箱状をなす
合成樹脂製の部材である。ケース2の内部には、バスバ
ー積層体3を収容するための空間4が存在している。ケ
ース2の上面(めすコネクタ設置面)2aには、コネク
タ装着部としてのめすコネクタハウジング5が設けられ
ている。本実施形態では、めすコネクタハウジング5の
設置数は3である。これらのめすコネクタハウジング5
は、ケース2に対して一体成形されたものであって、い
ずれもその上部に長方形状の開口5aを有している。な
お、この開口5aの形状・寸法は、ワイヤハーネス6の
先端に接続された箱状のおすコネクタ7が着脱可能な形
状・寸法となるように設定されている。
【0013】図2に示されるように、ケース2内の空間
4に収容されたバスバー積層体3は、同ケース2内に設
けられた図示しない支持部によって水平に支持されてい
る。バスバー積層体3は、導電性金属板材を打ち抜くこ
とによって形成されたバスバー8と、絶縁基材9とを交
互に積層した構造を備えている。本実施形態では、バス
バー8及び絶縁基材9は、ともに3層である。バスバー
積層体3を構成しているいくつかのバスバー8の一端に
は、端子としてのタブ10が折り曲げ形成されている。
これらのタブ10は、めすコネクタハウジング5の底面
に相当する箇所に形成された貫通孔11を貫通して、同
ハウジング5内に突出している。本実施形態の場合、1
つのめすコネクタハウジング5内に、それぞれ10本の
タブ10が2列縦隊で配置されている。
【0014】また、おすコネクタ7内にある各端子(図
示略)には、ワイヤハーネス6を構成する10本の電線
12がそれぞれ電気的に接続されている。そして、これ
らの電線12は、おすコネクタ7の上端面側から引き出
されている。各図においては、10本ある既存の電線1
2に加え、オプション回路増設のため新たに1本追加さ
れた電線12Aも併せて示されている。追加された電線
12Aの先端には、丸型板端子(いわゆるLA端子)1
3が、その一部をかしめることによって取り付けられて
いる。
【0015】ケース2の側面2bにおける2箇所には、
ボルト挿通孔14が互いに離間した状態で形成されてい
る。各ボルト挿通孔14には、それぞれ本体取付用ボル
ト15がケース2の内面側から挿通されている。つま
り、本体取付用ボルト15は、ケース2においてめすコ
ネクタハウジング5が突設されている面と異なる面にて
突設されている。
【0016】次に、この電気接続箱1の備えるジョイン
ト接続構造について述べる。図1,図2に示されるよう
に、この電気接続箱1は、ジョイント接続用の導体部と
してのジョイント接続用ボルト22を備えている。ボル
ト22の頭部は、めすコネクタハウジング5内にて突出
するタブ11を有するバスバー8のうち特定のもの(便
宜上8Aとする。)に対して接合されている。ボルト2
2をバスバー8Aに接合する手法としては、例えば溶接
やはんだ付け等がある。なお、前記ボルト22は、バス
バー8Aと同様に、導電性を有する金属材料により形成
されている必要がある。
【0017】ケース2の上面2aにおいてボルト22に
対応する箇所には、ボルト挿通孔21が透設されてい
る。そして、そのボルト挿通孔21を介して、前記ボル
ト22の先端がケース2の外部に垂直に突出している。
つまり、本実施形態のジョイント接続用ボルト22は、
めすコネクタ設置面である上面2aにおいて、めすコネ
クタハウジング5の近傍の位置に設けられている。
【0018】さて、このように構成された電気接続箱1
において、回路を増設する場合には、次のようなジョイ
ント作業が行われる。まず、ワイヤハーネス6に新たに
電線12Aを追加するとともに、その電線12Aの先端
に丸型板端子13を取り付けておく。次いで、おすコネ
クタ7をめすコネクタハウジング5に嵌着させるととも
に、丸型板端子13の孔にボルト22を挿通させる。そ
の状態で、丸型板端子13をナット23を用いてボルト
22に締結固定する。このとき、ボルト22及びナット
23のもたらす締結力により、丸型板端子13がボルト
22に対して確実に固定される。以上のように電線12
A側とボルト22側とが接続される結果、バスバー8A
が関与している内部回路側と当該電線12A側との電気
的な接続が図られる。勿論、ハウジング5へのおすコネ
クタ7の嵌着によって、既存の電線12側とそれらに対
応する個々の内部回路側との電気的な接続も同様に図ら
れる。
【0019】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)ジョイント接続構造を持つこの電気接続箱1で
は、ワイヤハーネス6に追加された電線12Aを接続す
るためのジョイント接続用ボルト22を、ケース2の上
面2aに設けている。また、そのボルト22と特定のバ
スバー8Aとを電気的に接続している。それゆえ、その
電線12A側とバスバー8A側とのジョイント接続を比
較的簡単に行うことができる。よって、従来のようなジ
ョイントコネクタを用いなくてもよくなり、それを設置
するための面倒な作業が不要となる。即ち、面倒な作業
に伴う生産性低下や高コスト化という問題が解消され
る。
【0020】また、このような構造であれば、電気接続
箱1内にオプション回路をあらかじめ組み込んでおく必
要もなくなるので、バスバー配策の複雑化も回避され
る。即ち、使用するバスバー8の本数も比較的少なくて
すむようになり、バスバー積層体3の積層数増加や、そ
れに伴う高コスト化・大型化などの問題が解消される。
【0021】以上のように、本実施形態の電気接続箱1
によると、比較的簡単な構造であるにもかかわらず、回
路を後で容易に追加することが可能となる。 (2)本実施形態では、ジョイント接続用の導体部とし
てボルト22を用い、かつそのボルト22に丸型板端子
13を挿通した状態でナット23を締結するようにして
いる。従って、ボルト22及びナット23のもたらす締
結力により、丸型板端子13をボルト22に対して確実
に固定することができる。よって、両者の接触抵抗が小
さくなり、その接続部分を介して大電流を通じること等
が可能となる。また、ボルト22をケース2の上面2a
に突設させた構造にしたことにより、丸型板端子13や
ナット23の取付作業を比較的容易に行うことができ、
生産性の低下も回避することができる。
【0022】(3)ケース2の上面2aにあるジョイン
ト接続用ボルト22は、めすコネクタハウジング5の近
傍の位置に設けられているため、丸型板端子13やナッ
ト23の取付作業を比較的容易に行うことができる。即
ち、この構成は、ジョイント接続作業の容易化に貢献し
ている。 [第2の実施形態]次に、本発明を具体化した実施形態
2の電気接続箱1を図3〜図5に基づいて説明する。こ
こでは実施形態1と相違する点を主に述べ、共通する点
については同一部材番号を付すのみとしてその説明を省
略する。
【0023】図3,図4に示されるように、この電気接
続箱1のジョイント接続用ボルト31は、バスバー積層
体3を構成しているいずれのバスバー8とも接続されて
いない。その代わりにこのボルト31は、別の導体部に
対して接続されている。即ち、前記ボルト31は、ケー
ス2の外部に設けられたバスバー32に対して接続され
ている。この電気接続箱1は前記バスバー32を2箇所
に備えている。図5に示されるように、導電性金属材料
からなる各バスバー32は、ともに略L字状に屈曲され
ている。各バスバー32の一端には、ジョイント接続用
ボルト31を挿通するためのボルト挿通孔33が形成さ
れている。このボルト31には、追加された電線12A
(ここではアースライン)に取り付けられた丸型板端子
13がナット23を用いて締結固定される。一方、各バ
スバー32の他端には、本体取付用ボルト15の外周面
が係止される略U字状の切欠溝34が形成されている。
従って、両ボルト15,31同士は、略L字状のバスバ
ー32を介して電気的に接続されうる状態となってい
る。
【0024】図4に示されるように、この電気接続箱1
は、2つの本体取付用ボルト15を用いて、例えば自動
車のエンジンルームの壁面に取り付けられる。このと
き、バスバー32やボルト15は、自動車のボディと接
触した状態となる。一般的な自動車のボディは鉄等のよ
うな導電性金属材料からなるので、このような本体取付
時には電気接続箱1側からボディ側へ電気を逃がすこと
ができる。
【0025】従って、本実施形態によれば、以下のよう
な効果を得ることができる。 (4)ジョイント接続構造を持つこの電気接続箱1で
は、ワイヤハーネス6に追加された電線12Aを接続す
るためのジョイント接続用ボルト31を、ケース2の上
面2aに設けている。また、両ボルト31同士を、ケー
ス2の外表面に設置したバスバー32を介して接続して
いる。それゆえ、アースラインである電線12Aを比較
的簡単にジョイント接続することができる。よって、従
来のようなジョイントコネクタを用いなくてもよくな
り、それを設置するための面倒な作業が不要となる。即
ち、面倒な作業に伴う生産性低下や高コスト化という問
題が解消される。
【0026】また、このような構造であれば、電気接続
箱1内にオプション回路をあらかじめ組み込んでおく必
要もなくなるので、バスバー配策の複雑化も回避され
る。即ち、使用するバスバー8の本数も比較的少なくて
すむようになり、バスバー積層体3の積層数増加や、そ
れに伴う高コスト化・大型化などの問題が解消される。
【0027】以上のように、本実施形態の電気接続箱1
によると、比較的簡単な構造であるにもかかわらず、回
路を後で容易に追加することが可能となる。 (5)本実施形態の構成によると、電気接続箱1の本体
取付作業の完了と同時にボディアースが図られることと
なる。よって、アースラインをわざわざボディに接続す
る作業が要らず、組み付け性も確実に向上する。
【0028】(6)また、この電気接続箱1の構成であ
れば、実施形態1の効果(2)(3)と同等の効果を奏
することができる。なお、本発明の実施形態は以下のよ
うに変更してもよい。
【0029】・ 図6に示される別例の電気接続箱1の
ようにしてもよい。この電気接続箱1では、バスバー8
Aの所定箇所に折曲部Bが設けられるとともに、その先
端部位にボルト挿通孔41が透設されている。そして、
そのボルト挿通孔41にジョイント接続用ボルト42が
下方から螺着されることにより、同ボルト42の先端が
ケース2外に突出されている。
【0030】・ ジョイント接続用ボルト33は、めす
コネクタハウジング5からある程度離間した位置に設け
られてもよく、また、同ハウジング5のある面とは異な
る面に設けられてもよい。例えば、図7に示される別例
の電気接続箱1では、ケース2の上面2aではなく、側
面2bに2つのジョイント接続用ボルト33を設けてい
る。これらのボルト33は、むしろ、同じ面にある各々
の本体取付用ボルト15に近接したものとなっている。
そして、両ボルト同士15,33同士は短くて平坦なバ
スバー32Aを介して接続されている。このような構造
であると、単純な形状のバスバー32Aを選択すること
ができる。
【0031】・ 図8の別例の電気接続箱1のように、
バスバー32側にジョイント接続用ナット61を接合す
るとともに、ボルト62を用いて丸型板端子13を固定
するように変更してもよい。また、ナット61やボルト
62等のような締結手段以外のものを、ジョイント接続
用の導体部として用いることも許容される。
【0032】・ ジョイント接続用の導体部は、必ずし
もケース2の外表面から突出した構造物でなくてもよ
い。 ・ 本体取付用ボルト15以外の本体取付用の構造物を
採用してもよいほか、不要であればそのような構造物を
省略しても構わない。
【0033】・ めすコネクタハウジング5とおすコネ
クタ7との配置関係を逆にしてもよい。即ち、おすコネ
クタ7に相当する構造をケース2側に設け、めすコネク
タハウジング5に相当する構造をワイヤハーネス6の先
端に接続することもできる。
【0034】・ 追加された電線12Aの先端には、丸
型板端子13以外のタイプの端子が取り付けられてもよ
い。また、このような端子を介さずに、直接、電線12
Aをジョイント接続用の導体部に接続するようにしても
よい。
【0035】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、前記
ジョイント接続用の導体部は、前記接続箱本体において
前記コネクタ装着部の近傍の位置に設けられているこ
と。従って、この技術的思想1に記載の発明によれば、
ジョイント接続作業をより容易に行うことができる。
【0036】(2) 請求項1乃至3、技術的思想1の
いずれか1つにおいて、前記ジョイント接続用の導体部
は、前記接続箱本体において前記コネクタ装着部が突設
されている面と同じ面であって、かつ前記コネクタ装着
部の近傍の位置に設けられていること。従って、この技
術的思想2に記載の発明によれば、ジョイント接続作業
をより容易に行うことができる。
【0037】(3) 技術的思想2において、前記本体
取付用ボルトは、前記接続箱本体において前記コネクタ
装着部が突設されている面と異なる面にて突設されてい
ること。従って、この技術的思想3に記載の発明によれ
ば、電気接続箱の本体取付時に、コネクタ装着部、コネ
クタ、ワイヤハーネス等が邪魔になりにくい。
【0038】(4) 請求項1乃至3、技術的思想1乃
至3のいずれか1つにおいて、前記ジョイント接続用の
導体部は複数であること。従って、この技術的思想4に
記載の発明によれば、ジョイント接続可能な箇所が増え
るため、より広範な仕様変更等に対応することができ
る。
【0039】(5) 内部にバスバー積層体を収容して
いる接続箱本体に設けられためすコネクタハウジングに
対し、複数本の電線からなるワイヤハーネスの先端に設
けられたおすコネクタが嵌着される電気接続箱におい
て、前記ワイヤハーネスに追加された電線の先端に丸型
板端子を取り付けるとともに、その丸型板端子をナット
を用いて締結固定するためのジョイント接続用ボルトを
前記接続箱本体のめすコネクタ設置面にて突設するとと
もに、そのボルトと、前記バスバー積層体を構成するバ
スバーのうち前記めすコネクタハウジング内にて突出す
るタブを有するものとを接続したことを特徴とするジョ
イント接続構造を備えた電気接続箱。
【0040】(6) 内部にバスバー積層体を収容して
いる接続箱本体に設けられためすコネクタハウジングに
対し、複数本の電線からなるワイヤハーネスの先端に設
けられたおすコネクタが嵌着される電気接続箱におい
て、前記ワイヤハーネスに追加された電線の先端に丸型
板端子を取り付けるとともに、その丸型板端子をナット
を用いて締結固定するためのジョイント接続用ボルトを
前記接続箱本体のめすコネクタ設置面にて突設するとと
もに、同面に対して垂直な関係にある前記接続箱本体の
別の面に本体取付用ボルトを突設し、両ボルト同士を略
L字状のバスバーを介して接続したことを特徴とするジ
ョイント接続構造を備えた電気接続箱。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1,2に記
載の発明によれば、比較的簡単な構造であるにもかかわ
らず回路を後で容易に追加することができる、ジョイン
ト接続構造を備えた電気接続箱を提供することができ
る。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、追加され
た電線の取付作業を確実にかつ比較的簡単に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態の電気接続箱
の斜視図。
【図2】第1実施形態の電気接続箱の要部拡大断面図。
【図3】第2実施形態の電気接続箱の斜視図。
【図4】第2実施形態の電気接続箱の要部拡大断面図。
【図5】第2実施形態において使用されるバスバーの斜
視図。
【図6】別例の電気接続箱の要部拡大断面図。
【図7】別例の電気接続箱の部分斜視図。
【図8】別例の電気接続箱の部分斜視図。
【符号の説明】
1…ジョイント接続構造を備えた電気接続箱、2…接続
箱本体としてのケース、5…コネクタ装着部としてのめ
すコネクタハウジング、6…ワイヤハーネス、7…コネ
クタとしてのおすコネクタ、8,8A…バスバー、12
…電線、12A…追加された電線、13…丸型板端子、
15…本体取付用ボルト、22,31,42…ジョイン
ト接続用の導体部としてのボルト、23…ナット、3
2,32A,51…バスバー、61…ジョイント接続用
の導体部としてのナット。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続箱本体に設けられたコネクタ装着部に
    対し、複数本の電線からなるワイヤハーネスの先端に設
    けられたコネクタが装着される電気接続箱において、 前記ワイヤハーネスに追加された電線を接続するための
    ジョイント接続用の導体部を前記接続箱本体に設けると
    ともに、その導体部と前記接続箱本体内に収容されてい
    るバスバーとを接続したことを特徴とするジョイント接
    続構造を備えた電気接続箱。
  2. 【請求項2】接続箱本体に設けられたコネクタ装着部に
    対し、複数本の電線からなるワイヤハーネスの先端に設
    けられたコネクタが装着される電気接続箱において、 前記ワイヤハーネスに追加された電線を接続するための
    ジョイント接続用の導体部を前記接続箱本体に設けると
    ともに、その導体部と前記接続箱本体に突設されている
    本体取付用ボルトとをバスバーを介して接続したことを
    特徴とするジョイント接続構造を備えた電気接続箱。
  3. 【請求項3】前記ジョイント接続用の導体部は、前記接
    続箱本体に突設されたボルトであり、そのボルトには、
    前記追加された電線に取り付けられた丸型板端子を挿通
    した状態でナットが締結されることを特徴とする請求項
    1または2に記載のジョイント接続構造を備えた電気接
    続箱。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014045461A1 (ja) * 2012-09-20 2014-03-27 株式会社小松製作所 建設機械に搭載されるコントローラの接地構造
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