JP2001067946A - 電線用水密性混和物 - Google Patents
電線用水密性混和物Info
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- JP2001067946A JP2001067946A JP23960999A JP23960999A JP2001067946A JP 2001067946 A JP2001067946 A JP 2001067946A JP 23960999 A JP23960999 A JP 23960999A JP 23960999 A JP23960999 A JP 23960999A JP 2001067946 A JP2001067946 A JP 2001067946A
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- electric cable
- base resin
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
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- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、水密電線に使用して有用な電線用
水密性混和物を提供せんとするものである。 【解決手段】 かゝる本発明は、水密材料のベース樹脂
１００重量部と防錆剤０．０５〜０．５重量部とからな
る電線用水密性混和物にあり、これを用いて、水密電線
を形成したとき、仮に水が浸入しても、内部導体側の腐
食を大幅に低減させることができる。
水密性混和物を提供せんとするものである。 【解決手段】 かゝる本発明は、水密材料のベース樹脂
１００重量部と防錆剤０．０５〜０．５重量部とからな
る電線用水密性混和物にあり、これを用いて、水密電線
を形成したとき、仮に水が浸入しても、内部導体側の腐
食を大幅に低減させることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外用の水密電線
に使用して有用な電線用水密性混和物に関するものであ
る。
に使用して有用な電線用水密性混和物に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】屋外用の水密電線（ケーブルを含む）で
は、接続部などからの電線内部への水の浸入を防止する
ため、撚線などの導体中や絶縁体との間に水密性混和物
を充填して、水の導体長手方向への移動を防止してい
る。
は、接続部などからの電線内部への水の浸入を防止する
ため、撚線などの導体中や絶縁体との間に水密性混和物
を充填して、水の導体長手方向への移動を防止してい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この水
密性混和物の充填による水密性といっても、電線内部に
全く水が入る可能性がないという訳ではなく、何らかの
原因、例えば電線の無理な曲げや、大きな外力の作用な
どによって、導体と絶縁体間や導体の撚線間に隙間が生
じると、内部に水が浸入するようになことは十分あり得
る。
密性混和物の充填による水密性といっても、電線内部に
全く水が入る可能性がないという訳ではなく、何らかの
原因、例えば電線の無理な曲げや、大きな外力の作用な
どによって、導体と絶縁体間や導体の撚線間に隙間が生
じると、内部に水が浸入するようになことは十分あり得
る。
【０００４】このようにして水が電線内部に浸入する
と、内部導体が腐食し、導電率の低下が起こったり、最
悪の場合には断線するなどの恐れがあった。
と、内部導体が腐食し、導電率の低下が起こったり、最
悪の場合には断線するなどの恐れがあった。
【０００５】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、水の浸入に遇っても、導体側の腐食
を極力抑えるようにした電線用水密性混和物を提供せん
とするものである。
てなされたもので、水の浸入に遇っても、導体側の腐食
を極力抑えるようにした電線用水密性混和物を提供せん
とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明
は、水密材料のベース樹脂１００重量部と防錆剤０．０
５〜０．５重量部とからなることを特徴とする電線用水
密性混和物にある。
は、水密材料のベース樹脂１００重量部と防錆剤０．０
５〜０．５重量部とからなることを特徴とする電線用水
密性混和物にある。
【０００７】請求項１記載の本発明は、水密材料のベー
ス樹脂１００重量部と防錆剤０．０５〜０．５重量部と
受酸剤０．５〜５重量部とからなることを特徴とする電
線用水密性混和物にある。
ス樹脂１００重量部と防錆剤０．０５〜０．５重量部と
受酸剤０．５〜５重量部とからなることを特徴とする電
線用水密性混和物にある。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明で用いる水密材料のベース
樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体（ＥＶ
Ａ）、エチレン−酢酸エチル共重合体（ＥＥＡ）、直鎖
状低密度などのポリエチレン（ＰＥ）などのなどが挙げ
られる。
樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体（ＥＶ
Ａ）、エチレン−酢酸エチル共重合体（ＥＥＡ）、直鎖
状低密度などのポリエチレン（ＰＥ）などのなどが挙げ
られる。
【０００９】本発明で用いる防錆剤としては、ベンゾト
リアゾール（以下ＢＴＡと略記する）が挙げられる。
リアゾール（以下ＢＴＡと略記する）が挙げられる。
【００１０】そして、その配合量を、水密材料のベース
樹脂１００重量部に対して、０．０５〜０．５重量部と
したのは、０．０５重量部未満では殆ど防錆効果が得ら
れず、逆に、０．５重量部を越えると、導体側や外側に
固体状態で析出し、防錆効果が向上しないなどの問題が
生じるようになるからである。好ましくは０．２〜０．
３重量部の範囲がよい。
樹脂１００重量部に対して、０．０５〜０．５重量部と
したのは、０．０５重量部未満では殆ど防錆効果が得ら
れず、逆に、０．５重量部を越えると、導体側や外側に
固体状態で析出し、防錆効果が向上しないなどの問題が
生じるようになるからである。好ましくは０．２〜０．
３重量部の範囲がよい。
【００１１】ただし、水密材料のベース樹脂として、Ｅ
ＶＡやＥＥＡなどに代表される酸を発生する樹脂を選ぶ
場合には、防錆剤の効果を維持するため、好ましくはこ
の防錆剤と受酸剤を併用添加するとよい。この受酸剤と
しては、炭酸カルシウム、ハイドロタルサイトなど挙げ
ることができる。そして、その配合量は、水密材料のベ
ース樹脂１００重量部に対して、０．５〜５重量部がよ
く、より好ましくは１．０〜２重量部の範囲がよい。
ＶＡやＥＥＡなどに代表される酸を発生する樹脂を選ぶ
場合には、防錆剤の効果を維持するため、好ましくはこ
の防錆剤と受酸剤を併用添加するとよい。この受酸剤と
しては、炭酸カルシウム、ハイドロタルサイトなど挙げ
ることができる。そして、その配合量は、水密材料のベ
ース樹脂１００重量部に対して、０．５〜５重量部がよ
く、より好ましくは１．０〜２重量部の範囲がよい。
【００１２】さらに、上記本発明の水密性混和物には、
必要によりその他の添加物、例えばジクミルパーオキサ
イド（ＤＣＰ）などの架橋剤、４，４′−チオビス（６
−第三ブチル−３−メチルフェノール）などの酸化劣化
防止剤、カーボンブラックなどを添加することができ
る。
必要によりその他の添加物、例えばジクミルパーオキサ
イド（ＤＣＰ）などの架橋剤、４，４′−チオビス（６
−第三ブチル−３−メチルフェノール）などの酸化劣化
防止剤、カーボンブラックなどを添加することができ
る。
【００１３】〈実施例〉表１は、本発明に係る電線用水
密性混和物の実施例（１〜４）と、本発明の要件を欠く
電線用水密性混和物の比較例（１〜２）のそれぞれの配
合割合を示したもので、これらの各水密性混和物を用い
て、サンプルの水密電線を製造した。また、同表１に
は、これらの各サンプル水密電線の各特性（水密性、防
錆効果の基準となる導体変色の有無、耐電圧特性、口出
し性）を併記してある。
密性混和物の実施例（１〜４）と、本発明の要件を欠く
電線用水密性混和物の比較例（１〜２）のそれぞれの配
合割合を示したもので、これらの各水密性混和物を用い
て、サンプルの水密電線を製造した。また、同表１に
は、これらの各サンプル水密電線の各特性（水密性、防
錆効果の基準となる導体変色の有無、耐電圧特性、口出
し性）を併記してある。
【００１４】なお、ここで、水密性はサンプル水密電線
（ＯＣ−Ｗ型、長さ５０００ｍｍ）の一方の端面側に、
０．３５Ｋｇ／ｃｍ２の水圧を１２時間加圧した際の水
の浸水長さを求めた。導体変色の有無は上記水密性試験
終了後絶縁体を被覆した状態でさらに水中に７２時間放
置してからの導体の変色を目視で観察した。耐電圧特性
は１２ＫＶで１分間の課電試験により行った。口出し性
は専用の皮剥ぎ工具を用いた絶縁体の口出しで判定し
た。
（ＯＣ−Ｗ型、長さ５０００ｍｍ）の一方の端面側に、
０．３５Ｋｇ／ｃｍ２の水圧を１２時間加圧した際の水
の浸水長さを求めた。導体変色の有無は上記水密性試験
終了後絶縁体を被覆した状態でさらに水中に７２時間放
置してからの導体の変色を目視で観察した。耐電圧特性
は１２ＫＶで１分間の課電試験により行った。口出し性
は専用の皮剥ぎ工具を用いた絶縁体の口出しで判定し
た。
【００１５】
【表１】
【００１６】上記表１から、本発明の場合、実施例１〜
２では水の浸入自体が良好に防止され、また、水の浸入
がある実施例３〜４の場合でも導体変色がなく、良好な
防錆効果が得られ、さらに、耐電圧特性も良好で、口出
し性についても問題がないことが判る。これに対して、
本発明の要件を欠く比較例１では良好な防錆効果が得ら
れず、また、比較例２ではＢＴＡが多すぎてブルーム現
象が発生した。
２では水の浸入自体が良好に防止され、また、水の浸入
がある実施例３〜４の場合でも導体変色がなく、良好な
防錆効果が得られ、さらに、耐電圧特性も良好で、口出
し性についても問題がないことが判る。これに対して、
本発明の要件を欠く比較例１では良好な防錆効果が得ら
れず、また、比較例２ではＢＴＡが多すぎてブルーム現
象が発生した。
【００１７】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電線用水密性混和物によると、水密材料のベース樹脂
に適量の防錆剤を配合し、また必要により受酸剤を併用
してあるため、これを用いて、水密電線を形成したと
き、仮に水が浸入するような事態が生じても、ベース樹
脂中の防錆剤の働きによって、内部導体側の腐食を極力
抑えることができる。この結果、導電率の低下や断線し
難い優れた水密電線が得られる。
の電線用水密性混和物によると、水密材料のベース樹脂
に適量の防錆剤を配合し、また必要により受酸剤を併用
してあるため、これを用いて、水密電線を形成したと
き、仮に水が浸入するような事態が生じても、ベース樹
脂中の防錆剤の働きによって、内部導体側の腐食を極力
抑えることができる。この結果、導電率の低下や断線し
難い優れた水密電線が得られる。
Claims (2)
- 【請求項１】 水密材料のベース樹脂１００重量部と防
錆剤０．０５〜０．５重量部とからなることを特徴とす
る電線用水密性混和物。 - 【請求項２】 水密材料のベース樹脂１００重量部と防
錆剤０．０５〜０．５重量部と受酸剤０．５〜５重量部
とからなることを特徴とする電線用水密性混和物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23960999A JP2001067946A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 電線用水密性混和物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23960999A JP2001067946A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 電線用水密性混和物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001067946A true JP2001067946A (ja) | 2001-03-16 |
Family
ID=17047300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23960999A Pending JP2001067946A (ja) | 1999-08-26 | 1999-08-26 | 電線用水密性混和物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001067946A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015168868A (ja) * | 2014-03-10 | 2015-09-28 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子付き被覆電線 |
-
1999
- 1999-08-26 JP JP23960999A patent/JP2001067946A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015168868A (ja) * | 2014-03-10 | 2015-09-28 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子付き被覆電線 |
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