JP2001065990A - 空気清浄機付温風暖房装置 - Google Patents

空気清浄機付温風暖房装置

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JP2001065990A
JP2001065990A JP24373199A JP24373199A JP2001065990A JP 2001065990 A JP2001065990 A JP 2001065990A JP 24373199 A JP24373199 A JP 24373199A JP 24373199 A JP24373199 A JP 24373199A JP 2001065990 A JP2001065990 A JP 2001065990A
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JP
Japan
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combustion
gas
air
odor
gas sensor
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JP24373199A
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English (en)
Inventor
Shinichi Hagiwara
伸一 萩原
Yasunori Ono
靖典 小野
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Osaka Gas Co Ltd
FIS Inc
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
FIS Inc
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Publication date
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コストアップを招くことなしに安全性の向上が
図れる空気清浄機付温風暖房装置を提供する。 【解決手段】一酸化炭素及び臭いの原因となるガス(例
えば、煙草の煙とともに生成される水素ガス等の可燃性
ガス)を検出するガスセンサ12を具備したガスセンサ
ブロック11と、温風暖房部A並びに空気清浄部Bの運
転を制御する制御回路部10とを備える。制御回路部1
0はガスセンサブロック11の出力によって一酸化炭素
と臭いの原因となるガスの濃度を各々監視しており、一
酸化炭素ガス濃度が第1のレベルを超えれば警報を発
し、第2のレベルを超えれば温風暖房部Aの運転を停止
する。故に、安全性の向上が図れるとともに、一酸化炭
素を検出するガスセンサ12を臭いの原因となるガスを
検出するガスセンサと兼用しているためにコストアップ
を招くことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄機を備え
た温風暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気清浄機付温風暖房装置として
は、燃料(例えば、都市ガス等の燃料ガスや石油)を燃
焼させるバーナ、燃焼により発生する温風を送出する送
風ファン、バーナの立ち消えを検出する立ち消えセン
サ、立ち消えが検出された場合にバーナへの燃料の供給
を停止させる燃焼制御回路部を具備する温風暖房部と、
臭いの原因となるガスを検出するガスセンサ、室内の空
気を取り入れて送出する空気清浄用ファン、空気清浄用
ファンによって取り入れた室内の空気から塵埃や臭いを
除去する空気清浄用フィルタ、空気中の塵埃を検出する
塵埃センサ、塵埃センサの検出レベル又はガスセンサで
検出される臭いの原因となるガスの検出レベルの少なく
とも何れか一方が所定のレベルを超える場合に空気清浄
用ファンを動作させる空気清浄制御回路部を具備する空
気清浄部とを備えたものがあった。ガスセンサは、例え
ば水素ガスを検知するものであって、水素ガスが煙草の
煙とともに生成されることから水素ガスを検知すること
で煙草の煙の臭いを検知することができる。また、塵埃
センサは従来周知の光電式のものであって、空気中の塵
埃の濃度を検知することができる。
【0003】一方、立ち消えセンサにはフレームロッド
方式や熱電対方式のものがあり、何れの方式でもバーナ
の燃焼炎の状態から立ち消えを検知するものである。ま
た、このような立ち消えセンサを使ってバーナにおける
不完全燃焼を検知し、不完全燃焼が生じた場合に警報を
発したり、バーナの燃焼を停止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、不完全燃焼
が問題になるのは、それによって有害な一酸化炭素が発
生することであるが、フレームロッド方式や熱電対方式
の立ち消えセンサではバーナの不完全燃焼を検知してい
るのであって、不完全燃焼によって発生する一酸化炭素
を検知することはできない。従って、室内の一酸化炭素
濃度を直接検知するセンサを空気清浄機付温風暖房装置
に備えることが安全性の面ではより望ましいが、部品点
数の増加や回路構成の複雑化によるコストアップを招く
という問題がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、コストアップを招くこ
となしに安全性の向上が図れる空気清浄機付温風暖房装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、燃料を燃焼させる燃焼手段、燃
焼により発生する温風を送出する送風手段、燃焼手段の
立ち消えを検出する立ち消え検出手段、立ち消えが検出
された場合に燃焼手段への燃料の供給を停止させる燃焼
制御手段を具備する温風暖房部と、燃焼手段における不
完全燃焼によって発生する一酸化炭素及び臭いの原因と
なるガスを検出するガスセンサと、室内の空気を取り入
れて送出する空気送出手段、空気送出手段によって取り
入れた室内の空気から少なくとも臭いを除去する除去手
段、ガスセンサで検出される臭いの原因となるガスの検
出レベルに応じて空気送出手段の動作を制御する空気清
浄制御手段を具備する空気清浄部とを備え、燃焼制御手
段は、ガスセンサによる一酸化炭素の検出レベルが所定
のレベルを超えた場合に警報を発することを特徴とし、
不完全燃焼による一酸化炭素の発生を使用者に知らせる
ことで安全性の向上が図れるとともに、一酸化炭素を検
出するガスセンサを臭いの原因となるガスを検出するガ
スセンサと兼用しているためにコストアップを招くこと
がない。
【0007】請求項2の発明は、上記目的を達成するた
めに、燃料を燃焼させる燃焼手段、燃焼により発生する
温風を送出する送風手段、燃焼手段の立ち消えを検出す
る立ち消え検出手段、立ち消えが検出された場合に燃焼
手段への燃料の供給を停止させる燃焼制御手段を具備す
る温風暖房部と、燃焼手段における不完全燃焼によって
発生する一酸化炭素及び臭いの原因となるガスを検出す
るガスセンサと、室内の空気を取り入れて送出する空気
送出手段、空気送出手段によって取り入れた室内の空気
から少なくとも臭いを除去する除去手段、ガスセンサで
検出される臭いの原因となるガスの検出レベルに応じて
空気送出手段の動作を制御する空気清浄制御手段を具備
する空気清浄部とを備え、燃焼制御手段は、ガスセンサ
による一酸化炭素の検出レベルが所定のレベルを超えた
場合に燃焼手段における燃焼を停止させることを特徴と
し、不完全燃焼によって発生する一酸化炭素が所定のレ
ベルを超えた場合に燃焼手段における燃焼を停止させる
ことで安全性の向上が図れるとともに、一酸化炭素を検
出するガスセンサを臭いの原因となるガスを検出するガ
スセンサと兼用しているためにコストアップを招くこと
がない。
【0008】請求項3の発明は、上記目的を達成するた
めに、燃料を燃焼させる燃焼手段、燃焼により発生する
温風を送出する送風手段、燃焼手段の立ち消えを検出す
る立ち消え検出手段、立ち消えが検出された場合に燃焼
手段への燃料の供給を停止させる燃焼制御手段を具備す
る温風暖房部と、燃焼手段における不完全燃焼によって
発生する一酸化炭素及び臭いの原因となるガスを検出す
るガスセンサと、室内の空気を取り入れて送出する空気
送出手段、空気送出手段によって取り入れた室内の空気
から少なくとも臭いを除去する除去手段、ガスセンサで
検出される臭いの原因となるガスの検出レベルに応じて
空気送出手段の動作を制御する空気清浄制御手段を具備
する空気清浄部とを備え、燃焼制御手段は、ガスセンサ
による一酸化炭素の検出レベルが第1のレベルを超えた
場合に警報を発するとともに第2のレベルを超えた場合
に燃焼手段における燃焼を停止させることを特徴とし、
一酸化炭素の検出レベルが第1のレベルを超えたことを
警報によって使用者に知らせるとともに、一酸化炭素の
検出レベルが第2のレベルを超えた場合に燃焼手段にお
ける燃焼を停止させることで安全性の向上が図れ、しか
も、一酸化炭素を検出するガスセンサを臭いの原因とな
るガスを検出するガスセンサと兼用しているためにコス
トアップを招くことがない。
【0009】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、ガスセンサが、ガスに感応して電気抵
抗が変化する感ガス体と、感ガス体中に埋設されたヒー
タ兼用電極と、感ガス体中に埋設された電極とを具備し
て成り、ヒータ兼用電極に高低2段階の電力を所定の周
期で供給して感ガス体を高低2段階の温度に加熱し、感
ガス体の高温時に臭いの原因となるガスを検出するとと
もに、感ガス体の低温時に一酸化炭素を検出することを
特徴とし、臭いの原因となるガスと一酸化炭素の2種類
のガスが検出可能なガスセンサが簡単な構成で実現で
き、しかも、ヒータ兼用電極に供給する電力を高低2段
階に切り換えているためにガスセンサの消費電力を低減
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を詳細に説明する。
【0011】図3に示すように、ハウジング30内の下
部に温風暖房部Aが設けられるとともに上部に空気清浄
部Bが設けられる。ハウジング30の後面に空気の取入
口30aが設けられ、この取入口30aに連通するハウ
ジング30の内部に燃焼室31が配設されている。燃焼
室31の内部には図示しないバーナが設けられており、
ジョイント部32に接続されたガス管を通して供給され
る燃料ガスをバーナで燃焼させる。燃焼室31の下方に
は温風用ファン33が配設される。而して、温風暖房部
Aでは、温風用ファン33を温風用ファンモータ(図示
せず)で駆動することにより、燃焼室31から出る高温
の排ガスと取入口30aから取り入れた空気とを混合し
た温風をハウジング30の前面下部に設けた吹出口30
bから送出する。
【0012】一方、ハウジング30の前面上部には室内
の空気を取り入れる吸込口30cが設けられ、吸込口3
0cの内側には室内の空気に含まれる塵や埃を除去する
ための集塵フィルタ34a及び臭いの原因となる物質を
除去するための脱臭フィルタ34bから成る空気清浄用
フィルタ34が配設されている。また、吸込口30cに
連通する空気清浄用フィルタ34後方の空間には、空気
清浄用ファンモータM2で駆動される空気清浄用ファン
35が配設されている。而して、空気清浄部Bでは、空
気清浄用ファン35を駆動することによって、吸込口3
0cから室内の空気を取り入れるとともに空気清浄用フ
ィルタ34で塵埃や臭いが除去された清浄な空気をハウ
ジング30の天面に設けた吹出口30dから送出する。
ここで、ハウジング30の吸込口30c内の上部には、
空気中の一酸化炭素及び臭いの原因となるガス(例え
ば、水素ガス等の可燃性ガス)を検出するガスセンサ1
2が配設されている。
【0013】一方、図1は本実施形態の回路ブロック図
を示し、温風用ファンモータM1を駆動する温風用ファ
ンモータ駆動部1と、空気清浄用ファンモータM2を駆
動する空気清浄用ファンモータ駆動部2と、電磁弁や比
例弁を有しジョイント部32からバーナ(図示せず)へ
燃料ガスを供給する燃料供給部3と、バーナに点火する
点火部4と、サーミスタから成り雰囲気温度を検出する
室温センサ5と、熱電対から成りバーナの燃焼炎の状態
から立ち消えを検出する立ち消えセンサ6と、光電式の
ダストセンサ7と、運転スイッチや室温設定スイッチ等
の各種操作スイッチを有する操作部8と、商用の交流電
源ACを降圧し且つ整流平滑して直流電圧Vccを得る定
電圧回路9と、マイクロコンピュータを主構成要素とし
後述する種々の制御を行う制御回路部10と、一酸化炭
素及び臭いの原因となるガス(例えば、煙草の煙ととも
に生成される水素ガス等の可燃性ガス)を検出するガス
センサ12を具備したガスセンサブロック11とを備え
ている。
【0014】本実施形態のガスセンサ12は、図4及び
図5に示すように、有底筒状のセンサ筐体13の底部を
兼ねる樹脂製のベース14と、ベース14を貫通してセ
ンサ筐体13内外に突出する3本の端子151,152
153と、端子151,152,153にリード線161
162,163を接続固定して支持されたセンシング素子
17と、センサ筐体13の天井面に設けられたガス導入
用のステンレス製の金網18とを備えている。センシン
グ素子17は、楕円球状に形成された感ガス体17aに
貴金属線から成るヒータ兼用電極17bが埋設されると
ともに、ヒータ兼用電極17bの内部に貴金属線からな
る芯線17cが設けられている。ここに、ヒータ兼用電
極17bは上述のリード線161,163間に設けられ、
芯線17cは上述のリード線162により形成されてい
る。また、リード線162と、リード線161,163
いずれか一方とで電気抵抗測定用の端子を構成し、リー
ド線161とリード線163とがヒータ加熱用の端子を構
成している。なお、感ガス体17aの外形寸法は、長手
方向の径をほぼ0.5mmとし、短手方向の径をほぼ
0.3mmとしてある。
【0015】ここで、SnO2の調整について説明する
と、まずSnCl4(塩化スズ)の水溶液をNH3で加水
分解してスズ酸ゾルを得、この得たスズ酸ゾルを風乾燥
後に空気中において例えば500℃で1時間焼成し、S
nO2を得る。なお、このSnO2に対してPdの王水溶
液を含浸させ、例えば500℃で空気中において1時間
焼成してPdを担持させるようにしてもよい。ここで、
Pdの役割は各種ガスに対する応答速度を改善する(速
くする)ことであり、Pdの代わりに、Pt,Rh,A
uなどの他の貴金属を用いてもよい。次に、上述のよう
にPd或いはそれに代わる金属を担持させたSnO2
しくはこれら金属を担持させないSnO2に骨材として
例えば1000メッシュのα−アルミナを等量混合し、
さらにテルピオネールを加えてペースト状にした感ガス
材料を得て、該感ガス材料をヒータ兼用電極17bおよ
び芯線17cに塗布し、空気中において例えば580℃
で3分間焼成する。この後、アルミナゾルを感ガス材料
に添加し、空気中において例えば525℃で3分間焼成
することにより感ガス体17aが形成される。
【0016】ガスセンサブロック11は、図2に示すよ
うに上記ガスセンサ12と、定電圧回路9からガスセン
サ12のヒータ兼用電極17bに供給される電力を可変
するためのスイッチング素子Qと、ガスセンサ12の感
ガス体17aの抵抗値変化を検出するための負荷抵抗R
Lとを具備し、スイッチング素子Qのエミッタにガスセ
ンサ12の端子151が接続されるとともにスイッチン
グ素子Qのコレクタ及びガスセンサ12の端子153
定電圧回路9の出力端にそれぞれ接続され、さらにガス
センサ12の端子152と定電圧回路9の一方の出力端
の間に負荷抵抗RLが接続されて構成される。
【0017】そして、図6に示すようにガスセンサ12
のヒータ兼用電極17bに高低2段階の電圧を所定の周
期で供給してガスセンサ12の感ガス体17aを高低2
段階の温度に加熱する。例えば、感ガス体17aの高温
期間では、約0.9Vの電圧をヒータ兼用電極17bに
連続的に印加した場合と略同じ温度(約400℃)で感
ガス体17aを加熱できるように、制御回路部10がパ
ルス信号によってスイッチング素子Qをオンオフして、
ヒータ兼用電極17bに印加する電圧の平均値が略0.
9Vとなるようにし、且つその期間を約3秒とする。ま
た、感ガス体17aの低温期間では、約0.2Vの電圧
をヒータ兼用電極17bに連続的に印加した場合と略同
じ温度(約60℃)で感ガス体17aを加熱できるよう
に、制御回路部10がパルス信号によってスイッチング
素子Qをオンオフして、ヒータ兼用電極17bに印加す
る電圧の平均値が略0.2Vとなるようにし、且つその
期間を約7秒とする。
【0018】而して、感ガス体17aの低温期間におい
ては、図7に示すように雰囲気中に含まれる一酸化炭素
の濃度に応じて感ガス体17aの抵抗値が低下するた
め、図9(a)に示すようにセンサブロック11の出力
(負荷抵抗RLの両端電圧)が一酸化炭素の濃度に応じ
て上昇することになる。
【0019】また、図8は煙草の喫煙本数と高温期間に
おける感ガス体17aの抵抗変化率との関係を調べた実
験結果を示しており、同図から明らかなように、感ガス
体17aの高温期間においては、一酸化炭素による感ガ
ス体17aの抵抗値変化は無く、その代わりに煙草の喫
煙本数(雰囲気中に存在する水素ガス等の可燃性ガスの
濃度)に応じて感ガス体17aの抵抗値が低下する。よ
って、図9(b)に示すように高温期間においては、セ
ンサブロック11の出力が臭いの原因となるガス(例え
ば、煙草の煙に含まれる可燃性ガス)の濃度に応じて上
昇することになる。
【0020】故に、制御回路部10によってガスセンサ
12のヒータ兼用電極17bに高低2段階の電圧を所定
の周期で供給してガスセンサ12の感ガス体17aを高
低2段階の温度に加熱すれば、ガスセンサブロック11
の出力電圧から感ガス体17aの低温期間に一酸化炭素
を検出することができ、感ガス体17aの高温期間に臭
いの原因となるガス(例えば、煙草の煙に含まれる水素
ガス等の可燃性ガス)を検出することが可能となる。
【0021】次に本実施形態の全体的な動作について簡
単に説明する。
【0022】まず、操作部8を操作して温風暖房部Aの
運転開始が指示されると、制御回路部10が温風用ファ
ンモータ駆動部1を制御して温風用ファンモータM1を
駆動するとともに、燃料供給部3を制御して燃焼室4の
バーナに燃料ガスを供給し、さらに点火部4を制御して
バーナに点火してハウジング30の吹出口30aから温
風を吹き出させる。また、制御回路部10では室温セン
サ5で検出される室温が操作部8により設定された温度
に一致するように、燃料供給部3及び点火部4を制御し
てバーナの燃焼を調整している。また、制御回路部10
では熱電対からなる立ち消えセンサ6の検出出力を常時
監視しており、立ち消えが検出された場合には燃料供給
部3を制御してバーナへの燃料ガスの供給を停止するよ
うになっている。
【0023】さらに、制御回路部10は上述した低温期
間におけるガスセンサブロック11の出力によって室内
の一酸化炭素濃度を監視しており、バーナの不完全燃焼
によって発生する一酸化炭素の濃度が所定の第1のレベ
ルを超えれば、図示しないブザーを鳴動する等して警報
を発し、使用者に対して室内の換気を促すようにしてあ
る。また、一酸化炭素の濃度が上記第1のレベルよりも
高く設定された第2のレベルを超えた場合には、制御回
路部10では警報を発するとともに、燃料供給部3を制
御してバーナへの燃料ガスの供給を停止して温風暖房部
Aの運転を止めるようにしてある。但し、一酸化炭素濃
度が所定のレベルを超えたときに警報を発するだけであ
ってもよいし、あるいは一酸化炭素濃度が所定のレベル
を超えたら直ちに温風暖房部Aの運転を停止するように
しても良い。また、従来例と同様に、立ち消えセンサ6
によってバーナの不完全燃焼を検出し、不完全燃焼が検
出されれば警報を発したり温風暖房部Aの運転を停止す
るようにしてもよい。
【0024】一方、操作部8を操作して空気清浄部Bの
運転開始が指示されると、制御回路部10では空気清浄
用ファンモータ駆動部2を制御して空気清浄用ファンモ
ータM2を駆動する。ここで、空気清浄部Bには自動運
転モード及び手動運転モードの2種類の運転モードがあ
り、自動運転モードにおいては、制御回路部10がダス
トセンサ7の出力並びに上述した高温期間におけるガス
センサブロック11の出力によって室内の空気の汚れ具
合を監視し、空気の汚れ具合に応じて空気清浄用ファン
モータ駆動部2を介して空気清浄用ファンモータM2の
回転数を段階的に切り換える。また、手動運転モードに
おいては、制御回路部10がダストセンサ7及びガスセ
ンサブロック11の出力に関係なく、空気清浄用ファン
モータ駆動部2を制御して空気清浄用ファンモータM2
を駆動する。なお、制御回路部10では温風暖房部Aと
空気清浄部Bとを全く独立して制御しているから、温風
暖房部Aと空気清浄部Bを単独で運転することも可能で
あるし、また同時に運転することも可能である。
【0025】上述のように本実施形態では、不完全燃焼
による一酸化炭素の発生を使用者に知らせることで安全
性の向上が図れるとともに、一酸化炭素を検出するガス
センサ12を臭いの原因となるガスを検出するガスセン
サと兼用しているためにコストアップを招くことがない
という利点がある。また、ヒータ兼用電極17bに高低
2段階の電力を所定の周期で供給して感ガス体17aを
高低2段階の温度に加熱し、感ガス体17aの高温時に
臭いの原因となるガスを検出するとともに、感ガス体1
7aの低温時に一酸化炭素を検出するようにしているか
ら、臭いの原因となるガスと一酸化炭素の2種類のガス
が検出可能なガスセンサ12が簡単な構成で実現でき、
しかも、ヒータ兼用電極17bに供給する電力を高低2
段階に切り換えているためにガスセンサ12の消費電力
を低減することができるという利点がある。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は、燃料を燃焼させる燃
焼手段、燃焼により発生する温風を送出する送風手段、
燃焼手段の立ち消えを検出する立ち消え検出手段、立ち
消えが検出された場合に燃焼手段への燃料の供給を停止
させる燃焼制御手段を具備する温風暖房部と、燃焼手段
における不完全燃焼によって発生する一酸化炭素及び臭
いの原因となるガスを検出するガスセンサと、室内の空
気を取り入れて送出する空気送出手段、空気送出手段に
よって取り入れた室内の空気から少なくとも臭いを除去
する除去手段、ガスセンサで検出される臭いの原因とな
るガスの検出レベルに応じて空気送出手段の動作を制御
する空気清浄制御手段を具備する空気清浄部とを備え、
燃焼制御手段は、ガスセンサによる一酸化炭素の検出レ
ベルが所定のレベルを超えた場合に警報を発するので、
不完全燃焼による一酸化炭素の発生を使用者に知らせる
ことで安全性の向上が図れるとともに、一酸化炭素を検
出するガスセンサを臭いの原因となるガスを検出するガ
スセンサと兼用しているためにコストアップを招くこと
がないという効果がある。
【0027】請求項2の発明は、燃料を燃焼させる燃焼
手段、燃焼により発生する温風を送出する送風手段、燃
焼手段の立ち消えを検出する立ち消え検出手段、立ち消
えが検出された場合に燃焼手段への燃料の供給を停止さ
せる燃焼制御手段を具備する温風暖房部と、燃焼手段に
おける不完全燃焼によって発生する一酸化炭素及び臭い
の原因となるガスを検出するガスセンサと、室内の空気
を取り入れて送出する空気送出手段、空気送出手段によ
って取り入れた室内の空気から少なくとも臭いを除去す
る除去手段、ガスセンサで検出される臭いの原因となる
ガスの検出レベルに応じて空気送出手段の動作を制御す
る空気清浄制御手段を具備する空気清浄部とを備え、燃
焼制御手段は、ガスセンサによる一酸化炭素の検出レベ
ルが所定のレベルを超えた場合に燃焼手段における燃焼
を停止させるので、不完全燃焼によって発生する一酸化
炭素が所定のレベルを超えた場合に燃焼手段における燃
焼を停止させることで安全性の向上が図れるとともに、
一酸化炭素を検出するガスセンサを臭いの原因となるガ
スを検出するガスセンサと兼用しているためにコストア
ップを招くことがないという効果がある。
【0028】請求項3の発明は、燃料を燃焼させる燃焼
手段、燃焼により発生する温風を送出する送風手段、燃
焼手段の立ち消えを検出する立ち消え検出手段、立ち消
えが検出された場合に燃焼手段への燃料の供給を停止さ
せる燃焼制御手段を具備する温風暖房部と、燃焼手段に
おける不完全燃焼によって発生する一酸化炭素及び臭い
の原因となるガスを検出するガスセンサと、室内の空気
を取り入れて送出する空気送出手段、空気送出手段によ
って取り入れた室内の空気から少なくとも臭いを除去す
る除去手段、ガスセンサで検出される臭いの原因となる
ガスの検出レベルに応じて空気送出手段の動作を制御す
る空気清浄制御手段を具備する空気清浄部とを備え、燃
焼制御手段は、ガスセンサによる一酸化炭素の検出レベ
ルが第1のレベルを超えた場合に警報を発するとともに
第2のレベルを超えた場合に燃焼手段における燃焼を停
止させるので、一酸化炭素の検出レベルが第1のレベル
を超えたことを警報によって使用者に知らせるととも
に、一酸化炭素の検出レベルが第2のレベルを超えた場
合に燃焼手段における燃焼を停止させることで安全性の
向上が図れ、しかも、一酸化炭素を検出するガスセンサ
を臭いの原因となるガスを検出するガスセンサと兼用し
ているためにコストアップを招くことがないという効果
がある。
【0029】請求項4の発明は、ガスセンサが、ガスに
感応して電気抵抗が変化する感ガス体と、感ガス体中に
埋設されたヒータ兼用電極と、感ガス体中に埋設された
電極とを具備して成り、ヒータ兼用電極に高低2段階の
電力を所定の周期で供給して感ガス体を高低2段階の温
度に加熱し、感ガス体の高温時に臭いの原因となるガス
を検出するとともに、感ガス体の低温時に一酸化炭素を
検出するので、臭いの原因となるガスと一酸化炭素の2
種類のガスが検出可能なガスセンサが簡単な構成で実現
でき、しかも、ヒータ兼用電極に供給する電力を高低2
段階に切り換えているためにガスセンサの消費電力を低
減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す回路ブロック図である。
【図2】同上におけるガスセンサブロックの具体回路図
である。
【図3】同上の概略断面図である。
【図4】同上におけるガスセンサの要部概略構成図であ
る。
【図5】同上におけるガスセンサの一部破断した正面図
である。
【図6】同上におけるガスセンサのヒータ兼用電極の印
加電圧を示すタイムチャートである。
【図7】同上におけるガスセンサの感ガス体の抵抗値と
一酸化炭素濃度との関係を示す図である。
【図8】同上におけるガスセンサの煙草の喫煙本数と抵
抗変化率との関係を示す図である。
【図9】同上におけるガスセンサブロックの出力を示
し、(a)は低温期間の出力、(b)は高温期間の出力
を示す波形図である。
【符号の説明】
A 温風暖房部 B 空気清浄部 1 温風用ファンモータ駆動部 2 空気清浄用ファンモータ駆動部 3 燃料供給部 4 点火部 6 立ち消えセンサ 7 ダストセンサ 10 制御回路部 11 ガスセンサブロック 12 ガスセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 靖典 大阪府池田市鉢塚2丁目5番26号 エフア イエス株式会社内 Fターム(参考) 3K003 TA02 TB01 TB06 TC01 TC08 3K068 NA01 PA04 3L028 EA01 EB02 EB04 EC04 ED03 FA04 FB05 FC04 FD03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を燃焼させる燃焼手段、燃焼により
    発生する温風を送出する送風手段、燃焼手段の立ち消え
    を検出する立ち消え検出手段、立ち消えが検出された場
    合に燃焼手段への燃料の供給を停止させる燃焼制御手段
    を具備する温風暖房部と、燃焼手段における不完全燃焼
    によって発生する一酸化炭素及び臭いの原因となるガス
    を検出するガスセンサと、室内の空気を取り入れて送出
    する空気送出手段、空気送出手段によって取り入れた室
    内の空気から少なくとも臭いを除去する除去手段、ガス
    センサで検出される臭いの原因となるガスの検出レベル
    に応じて空気送出手段の動作を制御する空気清浄制御手
    段を具備する空気清浄部とを備え、燃焼制御手段は、ガ
    スセンサによる一酸化炭素の検出レベルが所定のレベル
    を超えた場合に警報を発することを特徴とする空気清浄
    機付温風暖房装置。
  2. 【請求項2】 燃料を燃焼させる燃焼手段、燃焼により
    発生する温風を送出する送風手段、燃焼手段の立ち消え
    を検出する立ち消え検出手段、立ち消えが検出された場
    合に燃焼手段への燃料の供給を停止させる燃焼制御手段
    を具備する温風暖房部と、燃焼手段における不完全燃焼
    によって発生する一酸化炭素及び臭いの原因となるガス
    を検出するガスセンサと、室内の空気を取り入れて送出
    する空気送出手段、空気送出手段によって取り入れた室
    内の空気から少なくとも臭いを除去する除去手段、ガス
    センサで検出される臭いの原因となるガスの検出レベル
    に応じて空気送出手段の動作を制御する空気清浄制御手
    段を具備する空気清浄部とを備え、燃焼制御手段は、ガ
    スセンサによる一酸化炭素の検出レベルが所定のレベル
    を超えた場合に燃焼手段における燃焼を停止させること
    を特徴とする空気清浄機付温風暖房装置。
  3. 【請求項3】 燃料を燃焼させる燃焼手段、燃焼により
    発生する温風を送出する送風手段、燃焼手段の立ち消え
    を検出する立ち消え検出手段、立ち消えが検出された場
    合に燃焼手段への燃料の供給を停止させる燃焼制御手段
    を具備する温風暖房部と、燃焼手段における不完全燃焼
    によって発生する一酸化炭素及び臭いの原因となるガス
    を検出するガスセンサと、室内の空気を取り入れて送出
    する空気送出手段、空気送出手段によって取り入れた室
    内の空気から少なくとも臭いを除去する除去手段、ガス
    センサで検出される臭いの原因となるガスの検出レベル
    に応じて空気送出手段の動作を制御する空気清浄制御手
    段を具備する空気清浄部とを備え、燃焼制御手段は、ガ
    スセンサによる一酸化炭素の検出レベルが第1のレベル
    を超えた場合に警報を発するとともに第2のレベルを超
    えた場合に燃焼手段における燃焼を停止させることを特
    徴とする空気清浄機付温風暖房装置。
  4. 【請求項4】 ガスセンサは、ガスに感応して電気抵抗
    が変化する感ガス体と、感ガス体中に埋設されたヒータ
    兼用電極と、感ガス体中に埋設された電極とを具備して
    成り、ヒータ兼用電極に高低2段階の電力を所定の周期
    で供給して感ガス体を高低2段階の温度に加熱し、感ガ
    ス体の高温時に臭いの原因となるガスを検出するととも
    に、感ガス体の低温時に一酸化炭素を検出することを特
    徴とする請求項1又は2又は3記載の空気清浄機付温風
    暖房装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010164215A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Osaka Gas Co Ltd 開放型燃焼機器
JP2013253773A (ja) * 2013-08-12 2013-12-19 Osaka Gas Co Ltd 開放型燃焼機器
CN111387560A (zh) * 2014-10-24 2020-07-10 菲利普莫里斯生产公司 具有燃烧气体检测器的气溶胶生成装置、系统和方法
KR20200091093A (ko) * 2019-01-22 2020-07-30 김상구 휴대용 온수 보일러

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