JP3103580B2 - 暖房装置 - Google Patents
暖房装置Info
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- JP3103580B2 JP3103580B2 JP02151742A JP15174290A JP3103580B2 JP 3103580 B2 JP3103580 B2 JP 3103580B2 JP 02151742 A JP02151742 A JP 02151742A JP 15174290 A JP15174290 A JP 15174290A JP 3103580 B2 JP3103580 B2 JP 3103580B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、液体燃料を用いかつ空気清浄部を搭載した
暖房装置に関する。
暖房装置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の暖房装置としては灯油式のファンヒー
タが知られている。上記灯油知ファンヒータは、一般
に、灯油を燃焼させる燃焼部、外部から取り込んだ大気
を上記燃焼部を通して外部へ送り出す送風機構、この送
風機構により外部から取り込んだ大気中のチリ等を高圧
により吸着する空気清浄部、灯油の量を検知する油量検
知部、この油量検知部で検知された灯油の量が所定値以
下のとき運転を停止したり燃料切れを表示する等のエラ
ー処理を行う制御回路部、暖房運転モード,空気清浄単
独運転モード,暖房及び空気清浄運転の混合モードの各
動作モードを切替える切替スイッチ等を備えている。そ
して、暖房運転モード選択時には上記燃焼部及び送風機
構を動作させ、空気清浄単独運転モード選択時には上記
空気清浄部及び送風機構を動作させ、混合モード選択時
には上記燃焼部,空気清浄部及び送風機構を動作させて
いる。また、どの運転モードの運転中であっても油量部
検部及び制御回路部は機能しており、灯油の量が所定値
以下になった場合には現在の運転を停止させ油切れの表
示を行って利用者に注意を促すように構成されていた。
従って、灯油を必要としない空気清浄単独運転時にも灯
油が無くなると運転が停止されたり油切れの表示が行わ
れていた。
タが知られている。上記灯油知ファンヒータは、一般
に、灯油を燃焼させる燃焼部、外部から取り込んだ大気
を上記燃焼部を通して外部へ送り出す送風機構、この送
風機構により外部から取り込んだ大気中のチリ等を高圧
により吸着する空気清浄部、灯油の量を検知する油量検
知部、この油量検知部で検知された灯油の量が所定値以
下のとき運転を停止したり燃料切れを表示する等のエラ
ー処理を行う制御回路部、暖房運転モード,空気清浄単
独運転モード,暖房及び空気清浄運転の混合モードの各
動作モードを切替える切替スイッチ等を備えている。そ
して、暖房運転モード選択時には上記燃焼部及び送風機
構を動作させ、空気清浄単独運転モード選択時には上記
空気清浄部及び送風機構を動作させ、混合モード選択時
には上記燃焼部,空気清浄部及び送風機構を動作させて
いる。また、どの運転モードの運転中であっても油量部
検部及び制御回路部は機能しており、灯油の量が所定値
以下になった場合には現在の運転を停止させ油切れの表
示を行って利用者に注意を促すように構成されていた。
従って、灯油を必要としない空気清浄単独運転時にも灯
油が無くなると運転が停止されたり油切れの表示が行わ
れていた。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来は灯油が切れている状態では灯
油を必要としない空気清浄単独運転まで行えなくなり、
使い勝手が悪かった。しかも、空気清浄単独運転時に油
切れの表示がなされて使用者を惑わすこともあり、改良
が望まれていた。
油を必要としない空気清浄単独運転まで行えなくなり、
使い勝手が悪かった。しかも、空気清浄単独運転時に油
切れの表示がなされて使用者を惑わすこともあり、改良
が望まれていた。
そこで本発明は、液体燃料が所定量以下であっても液
体燃料切れに関する報知無しに空気清浄単独運転を行う
ことができ、使い勝手を向上できる暖房装置を提供しよ
うとするものである。
体燃料切れに関する報知無しに空気清浄単独運転を行う
ことができ、使い勝手を向上できる暖房装置を提供しよ
うとするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、液体燃料を燃焼させる燃焼部、外部から取
り込んだ大気を燃焼部を通して外部へ送り出す送風機
構、この送風機構により外部から取り込んだ大気中のチ
リ等を高圧により吸着する空気清浄部、液体燃料の量を
検知する量検知手段、この量検知手段により検知された
液体燃料の量が所定値以下のとき運転を停止したり燃料
切れを表示する等のエラー処理を行う燃料切れエラー処
理手段、燃焼部及び送風機械を動作させる暖房運転モー
ドと空気清浄部及び送風機構を動作させる空気清浄単独
運転モードとを切替える切替手段を有する暖房装置にお
いて、切替手段により暖房運転モードが選択されたとき
には暖房運転の運転制御を行うとともに燃料切れエラー
処理手段によるエラー処理を行い、空気清浄単独運転モ
ードが選択されたときには空気清浄単独運転の運転制御
のみを行い燃料切れエラー処理手段によるエラー処理を
行わないようにしたものである。
り込んだ大気を燃焼部を通して外部へ送り出す送風機
構、この送風機構により外部から取り込んだ大気中のチ
リ等を高圧により吸着する空気清浄部、液体燃料の量を
検知する量検知手段、この量検知手段により検知された
液体燃料の量が所定値以下のとき運転を停止したり燃料
切れを表示する等のエラー処理を行う燃料切れエラー処
理手段、燃焼部及び送風機械を動作させる暖房運転モー
ドと空気清浄部及び送風機構を動作させる空気清浄単独
運転モードとを切替える切替手段を有する暖房装置にお
いて、切替手段により暖房運転モードが選択されたとき
には暖房運転の運転制御を行うとともに燃料切れエラー
処理手段によるエラー処理を行い、空気清浄単独運転モ
ードが選択されたときには空気清浄単独運転の運転制御
のみを行い燃料切れエラー処理手段によるエラー処理を
行わないようにしたものである。
(作 用) このような手段を講じたことにより、暖房運転モード
選択時には燃焼部及び送風機構が動作される。これによ
り、送風機構により燃焼部に送り込まれた大気が暖めら
れ、温風となって吹き出されて暖房が行われる。この場
合、液体燃料の量が所定値以下になると、燃料切れエラ
ー処理手段が作動して暖房運転が停止されたり燃料切れ
の表示等が行われる。
選択時には燃焼部及び送風機構が動作される。これによ
り、送風機構により燃焼部に送り込まれた大気が暖めら
れ、温風となって吹き出されて暖房が行われる。この場
合、液体燃料の量が所定値以下になると、燃料切れエラ
ー処理手段が作動して暖房運転が停止されたり燃料切れ
の表示等が行われる。
これに対し、空気清浄単独運転モード選択時には空気
清浄部及び送風機構が動作される。これにより、送風機
構により取り込まれた大気中のチリ等が空気清浄部によ
り除去され、清浄化されて排出される。この場合、液体
燃料の量が所定値以下であっても、燃料切れエラー処理
手段は作動せず、空気清浄単独運転が停止されたり燃料
切れの表示等が行われたりすることはない。
清浄部及び送風機構が動作される。これにより、送風機
構により取り込まれた大気中のチリ等が空気清浄部によ
り除去され、清浄化されて排出される。この場合、液体
燃料の量が所定値以下であっても、燃料切れエラー処理
手段は作動せず、空気清浄単独運転が停止されたり燃料
切れの表示等が行われたりすることはない。
(実施例) 以下、本発明を灯油式ファンヒータに適用した一実施
例について、図面を参照しながら説明する。
例について、図面を参照しながら説明する。
第1図は灯油式ファンヒータの構造を示す縦断面図で
ある。同図において1はバーナ、2はバーナ1の炎口を
臨む燃焼室であり、このバーナ1および燃焼室2により
液体燃料としての灯油を燃焼させる燃焼部を構成してい
る。3は外装で、外装3の前面には複数枚の吹出し羽根
4等で構成される温風吹出し口5が設けられ、背面には
空気取入れ口6が設けられている。7は通気自在な形状
の支持金具8に螺着し、空気取入れ口6に設けられた対
流用送風ファンモータ、9はこのファンモータ7によっ
て回転される送風ファンであり、上記ファンモータ7及
び送風ファン9により外部から取り込んだ大気を前記燃
焼部を通して外部へ送り出す送風機構を構成している。
10は上記ファンモータ7の空気吸込み側に設けられた集
塵ユニット、11は交流電源を直流電源に変換するととも
に集塵ユニット10の各電極間に数kVの直流電圧を印加す
る高圧電源装置であり、この集塵ユニット10および高圧
電源装置11により前記送風機構によって外部から取り込
んだ大気中のチリ等を高圧により吸着する空気清浄部を
構成している。
ある。同図において1はバーナ、2はバーナ1の炎口を
臨む燃焼室であり、このバーナ1および燃焼室2により
液体燃料としての灯油を燃焼させる燃焼部を構成してい
る。3は外装で、外装3の前面には複数枚の吹出し羽根
4等で構成される温風吹出し口5が設けられ、背面には
空気取入れ口6が設けられている。7は通気自在な形状
の支持金具8に螺着し、空気取入れ口6に設けられた対
流用送風ファンモータ、9はこのファンモータ7によっ
て回転される送風ファンであり、上記ファンモータ7及
び送風ファン9により外部から取り込んだ大気を前記燃
焼部を通して外部へ送り出す送風機構を構成している。
10は上記ファンモータ7の空気吸込み側に設けられた集
塵ユニット、11は交流電源を直流電源に変換するととも
に集塵ユニット10の各電極間に数kVの直流電圧を印加す
る高圧電源装置であり、この集塵ユニット10および高圧
電源装置11により前記送風機構によって外部から取り込
んだ大気中のチリ等を高圧により吸着する空気清浄部を
構成している。
第2図は灯油式ファンヒータの制御回路を示すブロッ
ク図である。図示するように、商用交流電源21に双方向
性3端子サイリスタ22を介して気化器を加熱するための
気化器ヒータ23が接続されている。前記サイリスタ22の
ゲート、端子間にはフォトカプラ24のフォトサイリスタ
241が抵抗25を介して接続されている。
ク図である。図示するように、商用交流電源21に双方向
性3端子サイリスタ22を介して気化器を加熱するための
気化器ヒータ23が接続されている。前記サイリスタ22の
ゲート、端子間にはフォトカプラ24のフォトサイリスタ
241が抵抗25を介して接続されている。
また前記電源21に第1のリレー26の常開接点26m及び
第2のリレー27の常開接点27mを直列に介してダイオー
ドブリッジ回路28の交流入力端子が接続されている。そ
して前記ダイオードブリッジ回路28の整流出力端子にバ
ーナ1への気化ガス供給路を開閉制御するソレノイドバ
ルブ29が接続されている。前記第2のリレー27の常開接
点27mには抵抗30が並列に接続されている。
第2のリレー27の常開接点27mを直列に介してダイオー
ドブリッジ回路28の交流入力端子が接続されている。そ
して前記ダイオードブリッジ回路28の整流出力端子にバ
ーナ1への気化ガス供給路を開閉制御するソレノイドバ
ルブ29が接続されている。前記第2のリレー27の常開接
点27mには抵抗30が並列に接続されている。
また前記電源21に第1のリレー26の常開接点26mを介
してコンデンサ31が接続され、そのコンデンサ31に第3
のリレー32の切替式接点32tの常閉側を直列に介して点
火ヒータ33が並列に接続されている。
してコンデンサ31が接続され、そのコンデンサ31に第3
のリレー32の切替式接点32tの常閉側を直列に介して点
火ヒータ33が並列に接続されている。
また前記電源21に前記第3のリレー32の切替式接点32
tの常開側を介して対流用送風ファンモータ7が接続さ
れている。
tの常開側を介して対流用送風ファンモータ7が接続さ
れている。
さらに前記電源21にマイクロコンピュータ等を内蔵し
た制御回路部34が接続されている。
た制御回路部34が接続されている。
前記制御回路部34には運転スイッチ35、暖房運転モー
ド,暖房運転及び空気清浄運転の混合モード,空気清浄
単独運転モードの各運転モードを選択的に切替える切替
手段としての切替スイッチ36、及び前記第3のリレー32
がそれぞれ接続されている。また前記制御回路部34には
前記運転スイッチ35に連動するスイッチ37を介して前記
第1,第2のリレー26,27及び前記フォトカプラ14の発光
ダイオード142が接続されている。さらに前記制御回路
部34には気化器温度を検出する気化器サーミスタ38、室
温を検出する室温サーミスタ39、灯油タンク側から気化
器へ灯油を供給する電磁ポンプ40、前記バーナ1の炎を
検知するフレームロッド41、前記灯油タンク内の灯油量
を検知する量検知手段としての油検知器42、油切り表示
等を行う表示器43、及び前記高圧電源装置11がそれぞれ
接続されている。
ド,暖房運転及び空気清浄運転の混合モード,空気清浄
単独運転モードの各運転モードを選択的に切替える切替
手段としての切替スイッチ36、及び前記第3のリレー32
がそれぞれ接続されている。また前記制御回路部34には
前記運転スイッチ35に連動するスイッチ37を介して前記
第1,第2のリレー26,27及び前記フォトカプラ14の発光
ダイオード142が接続されている。さらに前記制御回路
部34には気化器温度を検出する気化器サーミスタ38、室
温を検出する室温サーミスタ39、灯油タンク側から気化
器へ灯油を供給する電磁ポンプ40、前記バーナ1の炎を
検知するフレームロッド41、前記灯油タンク内の灯油量
を検知する量検知手段としての油検知器42、油切り表示
等を行う表示器43、及び前記高圧電源装置11がそれぞれ
接続されている。
しかして、前記回路制御部34は第3図に示す動作制御
を行うように設定されている。すなわち、運転スイッチ
35がオンされて電源が投入されると、各リレー26,27,32
の初期化、表示器43の自己診断等の初期化処理を行った
後、切替スイッチ36の信号を読込む。これにより、暖房
運転モード又は混合運転モードが選択されている場合に
は、油検知器42の出力信号を取込み、灯油タンク内の灯
油の量を調べる。ここで、灯油の量がほぼ“0"の所定値
以下であり油切れが検知された場合には、直ちに現在の
運転を停止させるとともに表示器43に油切れの表示を行
う(エラー処理手段)。
を行うように設定されている。すなわち、運転スイッチ
35がオンされて電源が投入されると、各リレー26,27,32
の初期化、表示器43の自己診断等の初期化処理を行った
後、切替スイッチ36の信号を読込む。これにより、暖房
運転モード又は混合運転モードが選択されている場合に
は、油検知器42の出力信号を取込み、灯油タンク内の灯
油の量を調べる。ここで、灯油の量がほぼ“0"の所定値
以下であり油切れが検知された場合には、直ちに現在の
運転を停止させるとともに表示器43に油切れの表示を行
う(エラー処理手段)。
これに対し、灯油の量が所定値より多い場合には暖房
運転が可能なので、切替スイッチ36により選択された運
転モード、つまりは暖房運転モードまたは混合運転モー
ドの通常運転を制御する。すなわち、先ずフォトカプラ
24の発光ダイオード242を発光動作させる。この状態で
気化器サーミスタ38の検出温度をチェックする。そして
この検出温度が所定温度に達すると第1,第2のリレー2
6,27をオンさせる。また電磁ポンプ40を動作させる。第
2のリレー27は一定時間後にオフさせる。さらに所定時
間を経過しフレームロッド41によりバーナの炎を検知す
ると第3のリレー32をオンさせる。このとき、混合運転
モードの場合には高圧電源装置11をオンさせる。
運転が可能なので、切替スイッチ36により選択された運
転モード、つまりは暖房運転モードまたは混合運転モー
ドの通常運転を制御する。すなわち、先ずフォトカプラ
24の発光ダイオード242を発光動作させる。この状態で
気化器サーミスタ38の検出温度をチェックする。そして
この検出温度が所定温度に達すると第1,第2のリレー2
6,27をオンさせる。また電磁ポンプ40を動作させる。第
2のリレー27は一定時間後にオフさせる。さらに所定時
間を経過しフレームロッド41によりバーナの炎を検知す
ると第3のリレー32をオンさせる。このとき、混合運転
モードの場合には高圧電源装置11をオンさせる。
なおフレームロッド41により所定時間内に炎を検出で
きない場合には、強制的に第3のリレー32をオンさせる
か、運転を停止させる。
きない場合には、強制的に第3のリレー32をオンさせる
か、運転を停止させる。
その後、運転スイッチ35がオフされると、発光ダイオ
ード242を消光させるとともに第1のリレー26をオフさ
せる。また一定時間後に第3のリレー32をオフさせる。
このとき、混合運転モードの場合には高圧電源装置11も
オフさせる。
ード242を消光させるとともに第1のリレー26をオフさ
せる。また一定時間後に第3のリレー32をオフさせる。
このとき、混合運転モードの場合には高圧電源装置11も
オフさせる。
一方、切替スイッチ36により空気清浄単独運転モード
が選択されている場合には、前記油検知器42の出力信号
を取込んで灯油タンク内の灯油の量を調べる処理は行わ
ず、直ちに空気清浄単独運転モードの通常運転を制御す
る。すなわち、第3のリレー32をオンさせるとともに高
圧電源装置11をオンさせる。その後、運転スイッチ35が
オフされると、第3のリレー32をオフさせるとともに高
圧電源装置11もオフさせる。
が選択されている場合には、前記油検知器42の出力信号
を取込んで灯油タンク内の灯油の量を調べる処理は行わ
ず、直ちに空気清浄単独運転モードの通常運転を制御す
る。すなわち、第3のリレー32をオンさせるとともに高
圧電源装置11をオンさせる。その後、運転スイッチ35が
オフされると、第3のリレー32をオフさせるとともに高
圧電源装置11もオフさせる。
このような構成の本実施例においては、切替スイッチ
36により暖房運転モードまたは混合運転モードを選択し
た状態で運転スイッチ35をオン操作すると、先ず油検知
器42によって検知されている灯油タンク内の灯油量がチ
ェックされる。ここで、灯油量がほぼ“0"の所定量以下
の場合には、当該運転が停止されるとともに表示器43に
油切れ表示がなされ、使用者に灯油がないことが報知さ
れる。
36により暖房運転モードまたは混合運転モードを選択し
た状態で運転スイッチ35をオン操作すると、先ず油検知
器42によって検知されている灯油タンク内の灯油量がチ
ェックされる。ここで、灯油量がほぼ“0"の所定量以下
の場合には、当該運転が停止されるとともに表示器43に
油切れ表示がなされ、使用者に灯油がないことが報知さ
れる。
これに対し、灯油タンク内の灯油が所定量より多い場
合には切替スイッチ36に応じて暖房運転または暖房運転
と空気清浄運転の混合運転が行われる。すなわち、先ず
フォトカプラ24の発光ダイオード242が発光される。こ
れにより、フォトカプラ24のフォトサイリスタ242が動
作し、サイリスタ22がトリガされる。こうしてサイリス
タ22が導通し気化器ヒータ23への通電が開始されて、気
化器が加熱されるようになる。ここで、気化器の温度は
気化器サーミスタ38によって検出される。そして、気化
器温度が所定温度になると第1のリレー26及び第2のリ
レー27がオン動作される。これにより、各リレーの常開
接点26m,27mが閉成され、電磁弁29及び点火トランス33
に高電圧が印加される。そして、一定時間後には第2の
リレー27がオフ動作され、その常開接点27mが開放され
る。これにより、電磁弁29に印加される電圧は電磁弁29
と抵抗30との分圧によって低められる。こうして、電磁
弁29は燃焼運転開始初期において高電圧が印加されて吸
引された後は、抵抗30により抑えられた低電圧で吸引状
態が保持されるようになる。
合には切替スイッチ36に応じて暖房運転または暖房運転
と空気清浄運転の混合運転が行われる。すなわち、先ず
フォトカプラ24の発光ダイオード242が発光される。こ
れにより、フォトカプラ24のフォトサイリスタ242が動
作し、サイリスタ22がトリガされる。こうしてサイリス
タ22が導通し気化器ヒータ23への通電が開始されて、気
化器が加熱されるようになる。ここで、気化器の温度は
気化器サーミスタ38によって検出される。そして、気化
器温度が所定温度になると第1のリレー26及び第2のリ
レー27がオン動作される。これにより、各リレーの常開
接点26m,27mが閉成され、電磁弁29及び点火トランス33
に高電圧が印加される。そして、一定時間後には第2の
リレー27がオフ動作され、その常開接点27mが開放され
る。これにより、電磁弁29に印加される電圧は電磁弁29
と抵抗30との分圧によって低められる。こうして、電磁
弁29は燃焼運転開始初期において高電圧が印加されて吸
引された後は、抵抗30により抑えられた低電圧で吸引状
態が保持されるようになる。
また、気化器温度が所定温度になると電磁ポンプ40が
動作される。これにより、タンクから灯油が気化器へ供
給されて気化される。そして、電磁弁29が吸引されて気
化ガス供給路が開放されると、その気化ガスが当該供給
路を通ってバーナ1へ供給される。こうして、高電圧が
印加されていた点火トランス33によりバーナ1への点火
が行われて、燃焼動作が開始される。
動作される。これにより、タンクから灯油が気化器へ供
給されて気化される。そして、電磁弁29が吸引されて気
化ガス供給路が開放されると、その気化ガスが当該供給
路を通ってバーナ1へ供給される。こうして、高電圧が
印加されていた点火トランス33によりバーナ1への点火
が行われて、燃焼動作が開始される。
そして、燃焼運転が開始されてから一定時間後、フレ
ームロッド41によりバーナ1の炎が検知されると第3の
リレー32がオン動作されて、切替式接点32tの常閉側が
開放され、常開側が閉成される。これにより、点火トラ
ンス33への通電が停止され、その代りに送風ファンモー
タ7への通電が開始される。
ームロッド41によりバーナ1の炎が検知されると第3の
リレー32がオン動作されて、切替式接点32tの常閉側が
開放され、常開側が閉成される。これにより、点火トラ
ンス33への通電が停止され、その代りに送風ファンモー
タ7への通電が開始される。
こうして、送風ファン9が回転しそれに伴って空気取
入れ口6から内部へ送り込まれた空気が燃焼室2で温風
となり温風吹出し口5から外部へ排出される。
入れ口6から内部へ送り込まれた空気が燃焼室2で温風
となり温風吹出し口5から外部へ排出される。
また、混合運転モードの場合にはフレームロッド41に
よりバーナ1の炎が検知され第3のリレー32がオン動作
されるときに高圧電源装置11もオンされる。これによ
り、集塵ユニット10の各電極間に数kVの直流電圧が印加
される。こうして、送風ファン9によって空気取入れ口
6から内部へ送り込まれる空気中のチリ等が集塵ユニッ
ト10に吸着されて除去され、空気清浄動作が行われる。
よりバーナ1の炎が検知され第3のリレー32がオン動作
されるときに高圧電源装置11もオンされる。これによ
り、集塵ユニット10の各電極間に数kVの直流電圧が印加
される。こうして、送風ファン9によって空気取入れ口
6から内部へ送り込まれる空気中のチリ等が集塵ユニッ
ト10に吸着されて除去され、空気清浄動作が行われる。
その後、運転スイッチ35をオフ操作すると、同時にス
イッチ37もオフされる。これにより発光ダイオード242
が消光されるとともに第1のリレー26がオフ動作されて
第1のリレー26の常開接点26mが開放され、気化器リレ
ー23への通電が行われなくなるとともに、電磁弁29への
通電も行われなくなる。そして、一定時間後には第3の
リレー32がオフ動作されて、切替式接点32tの常閉側が
閉成され、常開側が開放される。これにより送風ファン
モータ7への通電が停止されて送風ファン9が停止し、
燃焼動作が終了する。また混合運転モードの場合には高
圧電源装置11もオフされて、空気清浄動作も終了する。
イッチ37もオフされる。これにより発光ダイオード242
が消光されるとともに第1のリレー26がオフ動作されて
第1のリレー26の常開接点26mが開放され、気化器リレ
ー23への通電が行われなくなるとともに、電磁弁29への
通電も行われなくなる。そして、一定時間後には第3の
リレー32がオフ動作されて、切替式接点32tの常閉側が
閉成され、常開側が開放される。これにより送風ファン
モータ7への通電が停止されて送風ファン9が停止し、
燃焼動作が終了する。また混合運転モードの場合には高
圧電源装置11もオフされて、空気清浄動作も終了する。
一方、切替スイッチ36により空気清浄単独運転モード
を選択した状態で運転スイッチ35をオン操作すると、油
検知器42の検知出力に基づく灯油タンク内の灯油量チェ
ックは行われず、第3のリレー32がオン動作されて、切
替式接点32tの常閉側が開放され、常開側が閉成され
る。これにより、送風ファンモータ7への通電が開始さ
れ送風ファン9が回転する。また高圧電源装置11もオン
されて、集塵ユニット10の各電極間に数kVの直流電圧が
印加される。こうして、送風ファン9によって空気取入
れ口6から取り込まれた空気中のチリ等が集塵ユニット
10に吸着されて除去され、空気清浄動作が行われる。
を選択した状態で運転スイッチ35をオン操作すると、油
検知器42の検知出力に基づく灯油タンク内の灯油量チェ
ックは行われず、第3のリレー32がオン動作されて、切
替式接点32tの常閉側が開放され、常開側が閉成され
る。これにより、送風ファンモータ7への通電が開始さ
れ送風ファン9が回転する。また高圧電源装置11もオン
されて、集塵ユニット10の各電極間に数kVの直流電圧が
印加される。こうして、送風ファン9によって空気取入
れ口6から取り込まれた空気中のチリ等が集塵ユニット
10に吸着されて除去され、空気清浄動作が行われる。
その後、運転スイッチ35もオフ操作すると、第3のリ
レー32がオフ動作されて、切替式接点32tの常閉側が閉
成され、常開側が開放される。これにより送風ファンモ
ータ7への通電が停止されて送風ファン9が停止する。
また高圧電源装置11もオフされて、空気清浄動作が終了
する。
レー32がオフ動作されて、切替式接点32tの常閉側が閉
成され、常開側が開放される。これにより送風ファンモ
ータ7への通電が停止されて送風ファン9が停止する。
また高圧電源装置11もオフされて、空気清浄動作が終了
する。
このように本実施例によれば、空気清浄単独運転の場
合には油検知器42の検知出力に基づく灯油タンク内の灯
油量チェックを行われないようにしたので、灯油タンク
内に灯油がなくても空気清浄運転を行うことができる。
しかもこのとき使用者にとって全く無意味な油切れ表示
が行われないので戸惑うこともなく、使い勝手を向上で
きる。
合には油検知器42の検知出力に基づく灯油タンク内の灯
油量チェックを行われないようにしたので、灯油タンク
内に灯油がなくても空気清浄運転を行うことができる。
しかもこのとき使用者にとって全く無意味な油切れ表示
が行われないので戸惑うこともなく、使い勝手を向上で
きる。
なお、本発明は灯油式ファンモータに限定されるもの
ではなく、液体燃料を使用しかつ空気清浄部を搭載した
暖房装置全般に適用できるものである。
ではなく、液体燃料を使用しかつ空気清浄部を搭載した
暖房装置全般に適用できるものである。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明によれば、1つの切替ス
イッチにより空気清浄単独運転モードが選択されたとき
には、燃料切れエラー処理手段によるエラー処理を行え
るにも拘らず敢えて行われないようにしたので、液体燃
料が所定量以下であっても液体燃料切れに関する報知成
しに空気清浄単独運転を行うことができ、使い勝手を向
上できる暖房装置を提供できる。
イッチにより空気清浄単独運転モードが選択されたとき
には、燃料切れエラー処理手段によるエラー処理を行え
るにも拘らず敢えて行われないようにしたので、液体燃
料が所定量以下であっても液体燃料切れに関する報知成
しに空気清浄単独運転を行うことができ、使い勝手を向
上できる暖房装置を提供できる。
図は本発明を灯油式ファンヒータに適用した一実施例を
示す図であって、第1図は灯油式ファンヒータの構造を
示す縦断面図、第2図は灯油式ファンヒータの回路構成
図、第3図は制御回路部の主要な処理を示す流れ図であ
る。 1……バーナ、2……燃焼室、5……温風吹出し口、6
……空気取入れ口、7……対流用送風ファンモータ、9
……送風ファン、10……集塵ユニット、11……高圧電源
装置、25……制御回路部、35……運転スイッチ、36……
切替スイッチ、42……油検知器、43……表示器。
示す図であって、第1図は灯油式ファンヒータの構造を
示す縦断面図、第2図は灯油式ファンヒータの回路構成
図、第3図は制御回路部の主要な処理を示す流れ図であ
る。 1……バーナ、2……燃焼室、5……温風吹出し口、6
……空気取入れ口、7……対流用送風ファンモータ、9
……送風ファン、10……集塵ユニット、11……高圧電源
装置、25……制御回路部、35……運転スイッチ、36……
切替スイッチ、42……油検知器、43……表示器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 3/04 301 F24H 3/04 305 D F23N 5/24 101 E
Claims (1)
- 【請求項1】液体燃料を燃焼させる燃焼部、外部から取
り込んだ大気を前記燃焼部を通して外部へ送り出す送風
機構、この送風機構により外部から取り込んだ大気中の
チリ等を高圧により吸着する空気清浄部、前記液体燃料
の量を検知する量検知手段、この量検知手段により検知
された液体燃料の量が所定値以下のとき運転を停止した
り燃料切れを表示する等のエラー処理を行う燃料切れエ
ラー処理手段、前記燃焼部及び送風機構を動作させる暖
房運転モードと前記空気清浄部及び送風機構を動作させ
る空気清浄単独運転モードとを切替える切替手段を有す
る暖房装置において、 前記切替手段は1つの切替スイッチであり、この切替ス
イッチにより暖房運転モードが選択されたときには暖房
運転の運転制御を行うとともに前記燃料切れエラー処理
手段によるエラー処理を行い、空気清浄単独運転モード
が選択されたときには空気清浄単独運転の運転制御のみ
を行い前記燃料切れエラー処理手段によるエラー処理を
行わないことを特徴とする暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02151742A JP3103580B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02151742A JP3103580B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 暖房装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0445354A JPH0445354A (ja) | 1992-02-14 |
JP3103580B2 true JP3103580B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=15525294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02151742A Expired - Fee Related JP3103580B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3103580B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0448567A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-18 | Yamaichi Electron Co Ltd | 電気部品用ソケット |
-
1990
- 1990-06-12 JP JP02151742A patent/JP3103580B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0448567A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-18 | Yamaichi Electron Co Ltd | 電気部品用ソケット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0445354A (ja) | 1992-02-14 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |