JP2001065091A - 縦枠に対する追加アタッチメントの取付け方法 - Google Patents

縦枠に対する追加アタッチメントの取付け方法

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JP2001065091A JP23299299A JP23299299A JP2001065091A JP 2001065091 A JP2001065091 A JP 2001065091A JP 23299299 A JP23299299 A JP 23299299A JP 23299299 A JP23299299 A JP 23299299A JP 2001065091 A JP2001065091 A JP 2001065091A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】追加アタッチメントの室内側部分と縦枠との間
に気密材が配設される条件の下で、気密材を捻ったり位
置ズレさせることなく気密状態を確保する。 【解決手段】縦枠部2A、2Bの室内側位置に気密
ゴム配設溝40を鉛直方向に沿って形成するとともに、
この気密ゴム配設溝40を形成している外側突出片42
部に取付け用受け係止部42aを設け、かつガラス支持
用追加タッチメント4Bの室内側面に対し前記取付け用
受け係止部42a対応位置に係止片4bを設けておき、
前記ガラス支持用追加アタッチメント4Bの係止片4b
を縦枠の取付け用受け係止部42aに係止させた後、こ
の係止部42aを回転中心としてガラス支持用追加アタ
ッチメント4Bを縦枠側に回転させ、前記ガラス支持用
追加アタッチメント4Bの室内側面Kにより気密ゴム4
1を圧縮しながら取付けを行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネル側縁を嵌合
支持させるなどのために縦枠の室内側に追加アタッチメ
ンを取付けるに際し、追加アタッチメント室内側面部と
縦枠との間に気密材を配設した条件の下で、前記気密材
を位置ズレ等させることなく確実に気密状態を確保しな
がら、精度良くかつ簡単に取付けする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりカーテンウォールにおいては、
パネルの取付けや型材の断面形状を補足する等のため、
追加アタッチメントを取り付けることが行われている。
具体的には、図19に示されるように、縦枠(方立兼
用)49A、49Bに対してパネル嵌合溝となる室内側
押え面を形成するためにパネル支持用追加アタッチメン
ト50,50が取り付けるとともに、パネルPの室外側
押え面を形成するために押縁51,51を取付け、これ
らパネル支持用追加アタッチメント50と押縁51とに
よって形成された溝によってパネル側縁を支持させるよ
うにしたり、或いは窓部では図20に示されるように、
開き障子52の室内側で障子縦框52Aの室内側面に当
接させる気密材53,53を支持するために窓枠用追加
アタッチメント54が取り付けられることがある。
【0003】取付けに当たっては、前記パネル支持用追
加アタッチメント50の場合には、図21に示されるよ
うに、前記パネル支持用追加アタッチメント50の室外
側寄り位置に形成された係止片50aを縦枠2A(2
B)に形成した受け係止片49a(49b)に係止させ
た後、室内側部分を縦枠49A側に回転させるように
し、パネル支持用追加アタッチメント50の室内側面部
を横方向から気密ゴム56配設部位に押し込むようにし
て取付けを行っていた。一方、前記窓枠用追加アタッチ
メント54の場合には、図22に示されるように、縦枠
49B側に気密ゴム56を押し潰しながら水平移動させ
所定の位置に位置決めした後、ビス55によって固定す
るようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような取付け方法の場合には、気密ゴム56の反発力
のために施工性が悪いとともに、気密性が不完全となる
場合がある等の問題があった。すなわち、前者のパネル
支持用追加アタッチメント50の場合は、気密ゴム56
の反発力のために室内側部分を縦枠49A、49Bに対
して嵌め込みづらいとともに、強引に押し込むと今度は
前記気密ゴム56の一部または全部が捻れたり位置ズレ
したりするため気密性が不完全となったりするなどの問
題があった。また、型材としての製作精度が悪いと、気
密ゴム56の弾発力によって縦枠49A、49Bとの接
合部位において隙間が形成されてしまうなどの問題も発
生していた。
【0005】一方、窓枠用追加アタッチメント54の場
合においても、同様に気密ゴム56を圧縮しながらビス
固定を行わなければならず取付けに際して手間と時間が
掛かるなどの問題が発生していた。
【0006】そこで本発明の主たる課題は、縦枠の室内
側に追加アタッチメンを取付けるに際し、追加アタッチ
メント室内側部分と縦枠との間に気密材が配設される条
件の下で、前記気密材を捻ったり位置ズレさせることな
くきっちりと正規の状態で設置し確実に気密状態を確保
するとともに、追加アタッチメントと縦枠との間に隙間
を形成させることなく精度良くかつ簡単に取付け出来る
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明は、カーテンウォールのパネル面よりも室内側
位置において、縦枠に対して追加アタッチメントを、追
加アタッチメントの室内側面部において縦枠との間で気
密を確保する条件の下で、取付けするための取付け方法
であって、前記縦枠に気密材配設溝を鉛直方向に沿って
形成するとともに、この気密材配設溝を形成している外
側突出片部に取付け用受け係止部を設け、一方追加アタ
ッチメントの室内側面部に対し前記取付け用受け係止部
対応位置に係止片を設けておき、前記追加アタッチメン
トの係止片を縦枠の取付け用受け係止部に係止させた
後、この係止部を回転中心として追加アタッチメントを
縦枠側に回転させ、前記追加アタッチメントの室内側面
により気密材を圧縮しながら取付けを行うようにしたこ
とを特徴とするものである。この場合において、前記縦
枠に対する追加アタッチメントの固定は、前記係止部よ
りも室外側位置において縦枠および追加アタッチメント
を共に貫くビスによって行うようにするのが望ましい。
【0008】本発明においては、気密材が配設される配
設溝の外側突出片部に形成した受け係止部に対して、追
加アタッチメントの係止片を係止させ、次いで追加アタ
ッチメントの室外側部分を前記係止部を回転中心として
縦枠側に回転させるようにして取付けを行う。したがっ
て、追加アタッチメントにより気密材を位置ズレさせる
ことが無くなるとともに、前記係止部を中心とする回転
方向の力により追加アタッチメントの室内側面が前記気
密材を正面側から圧縮しながら追加アタッチメントの取
付けが行われるため、取付け時に気密材を捻ったりする
ことがなく、取付け状態で確実に気密状態を確保出来る
ようになる。
【0009】また、追加アタッチメントは、前記係止部
を回転支点ガイドとして取付けが行われるため、位置を
確実に設定できるようになり、縦枠との接合部に隙間を
生じさせるようなことが無くなる。さらに、前記係止部
を回転中心とする回転モーメントにより気密材を圧縮す
るようにしているため、気密材の反発力に抗して小さな
力で押し潰すことができるようになり、ビス止めも容易
となる。
【0010】他方、本追加アタッチメントの好適な適用
例としては、前記追加アタッチメントは、パネルの室内
側においてパネル側縁を支持するためのパネル支持用追
加アタッチメントであり、このパネル支持用追加アタッ
チメントの室外側部分に突条を形成し、この突条と、縦
枠より少なくともパネル面を越えて室外側に延在される
延在片の先端部とでパネル側縁の室外側に配設される押
縁を係止させるようにしてある構造を挙げることができ
る。押縁の一方側をパネル支持用アタッチメントに形成
した突条によって係止することによって押縁の取付けを
簡単に行うことができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳述する。
【0012】本カーテンウォール1は、図1に示される
ように、水平方向に隣接するカーテンウォールユニット
CU間の縦ジョイント部分に縦目地用カバー材6を設け
ることにより相対的に縦ラインを強調したデザインのカ
ーテンウォール型式であり、図示の例では縦方向に2パ
ネル分が1ユニットCUとされ、順次ビル壁面に隣接し
て設置された後、前記縦ジョイント部分に縦目地用カバ
ー材6が取り付けられる。
【0013】(カーテンウォールユニットの基本構造)
カーテンウォールユニットCUは、図3に示されるよう
に、実質的に縦枠となる左右両側の分割方立2A、2B
と、上枠3Aと、下枠3Cとによって方形枠が構成され
るとともに、中間に配設された水平桟枠3Bによって開
口部が上下二段に分割して形成されている。これらの各
開口に対してガラスGが嵌め込まれるとともに、ガラス
Gの両側縁ではガラスGを境に室内側に設置されたガラ
ス支持用追加アタッチメント4A、4Bおよび室外側に
設置された押縁5A、5Bの間に夫々設置されたガラス
支持材23,23によって挟み付けられるようにして固
定され、ガラスGの上下縁では上下枠3A、3Cおよび
中間桟材3Bの支持溝壁部の間に夫々設置されたガラス
支持材23,23によって挟み付けられるようにして固
定されている。
【0014】また、上枠3Aおよび一方側の分割方立2
Aに亘る二辺に対してのみ、ウインドバリヤとなる成形
シール材20が連続して取り付けられ、各カーテンウォ
ールユニットCUを左右上下に隣接して格子状に設置し
た際に、隣り合うカーテンウォールCUの対向枠材に当
接して気水密性が図られるようになっている。
【0015】以下、具体的に各部構造について詳述する
と、図5に示されるように、前記分割方立2Aは、相対
的に室内側に位置する枠状の方立部2Aと、この方立
部2Aから室外側に一体的に延在して形成された縦枠
部2Aとからなる部材であり、前記方立部2Aの分
割方立2B対向面側に凹部2c、2dが形成され、かつ
前記縦枠部2Aの外面室内側および外面室外側に前記
成形シール材20を支持するためのリップ溝状突片2e
およびレインバリヤを支持するためのリップ溝状突片2
fが夫々形成されるとともに、このリップ溝状突片2f
より室外側部分がガラス支持部2gとなっている。な
お、前記成形シール材20は前記リップ溝状突片2eの
リップ溝に嵌合される弾性嵌合部21と接着剤などによ
り一体とされている。
【0016】他方、一方の分割方立2Bは、同じく相対
的に室内側に位置する枠状の方立部2Bと、この方立
部2Bから室外側に一体的に延在して形成された縦枠
部2Bとからなる部材であり、前記前記方立部2B
の分割方立2B対向面側に突片2h、2iが形成され、
かつ前記縦枠部2Bの外面室内側および外面室外側に
は突片2jと突片2kとが夫々形成されるとともに、こ
の突片2kより室外側部分がガラス支持部2Lとなって
いる。
【0017】前記分割方立2A、2Bは、図示の如く、
カーテンウォールユニットCUが隣接配置された際に
は、一方の分割方立2Bに形成された突片2h、2i
が、水平方向に隣接する他方の分割方立2Aに形成され
た凹部2c、2dに対して嵌合され、あたかも一体化さ
れるようになっている。また、前記分割方立2Aのリッ
プ状突片2e部に固定された成形シール20が組み付け
時に、一方の分割方立2Bの前記突片2jに当接するこ
とにより気水密性が図られるとともに、分割方立2Aに
形成したリップ状突片2fによって支持されたレインバ
リヤ22の先端が分割方立2Bの突片2kに接触するこ
とによって雨水等が侵入しないようになっている。
【0018】前記分割方立2A、2Bの縦枠部2A
2Bにおいては、前述のように、ガラスGを境に室内
側に設置されるガラス支持用追加アタッチメント4A、
4Bと、室外側に設置される押縁5A、5Bとによって
ガラス支持材23,23を間に介してガラスGが挟み付
けられるようにして固定されている。
【0019】以下、前記ガラス支持用追加アタッチメン
ト4A、4B(代表的に追加アタッチメント4B側で説
明)の取付け構造および取付け方法について詳述する
と、前記方立部2Bと縦枠部2Aとの境界段部には
室外側に開口を向けて気密ゴム配設溝40が縦方向に沿
って形成されているとともに、この気密ゴム配設溝40
に対しガラス支持用追加アタッチメント4Bの取付けに
先行して気密ゴム41が長手方向に沿って嵌着されてい
る。また、前記気密ゴム配設溝40を形成している外側
突出片部42の先端にはL字状の取付け用受け係止部4
2aが形成されている。
【0020】一方、ガラス支持用追加アタッチメント4
Bは、詳細には図7に示されるように、室外側面にガラ
ス支持材23の支持部4aおよび押縁支持用突条4cが
形成されているとともに、室内側面Kには前記取付け用
受け係止部42aの対応位置に係止片4bが形成されて
いる。
【0021】取付けに当たっては、図8に示されるよう
に、ガラス支持用追加アタッチメント4Bの室内側面K
に形成された前記係止片4bを縦枠部2Aの取付け用
受け係止部42aに係止させた後、この係止部を回転中
心としてガラス支持用追加アタッチメント4Bを縦枠2
側に回転させ、前記ガラス支持用追加アタッチメン
ト4Bの室内側面Kにより気密ゴム41を圧縮しながら
正規の位置に位置決めし、縦枠部2Aおよびガラス支
持用追加アタッチメント4Bを共に貫いて螺入されたビ
ス43によって固定するようにしている。また、前記ガ
ラス支持用追加アタッチメント4Bの取付けと同時に、
押縁5Bの取付けを行うようにする。具体的には、前記
ガラス支持用追加アタッチメント4Bに形成された押縁
支持用突条4cと、パネル面を越えて室外側に延在され
るガラス支持部2L、2gの先端に形成された屈曲部と
に夫々押縁5Bの室内側部分と室外側部分とを係止させ
前記押縁5Bを固定する。
【0022】一方、上枠3Aと上下方向に隣接するカー
テンウォールユニットCUの下枠3Cとのジョイント部
構造は、図4に示されるように、上枠3A上面の室内側
位置に室内側に突出して形成されるとともに、開口を室
外側に向けたリップ溝状突片3eが起立形成され、この
リップ溝に弾性嵌合部21が嵌合支持される態様で成形
シール材20、20が設けられている。上側に隣接する
カーテンウォールユニットCUが設置された状態では、
下枠2Cから室内側に突出して形成された突出片3gの
下面に前記成形シール材20,20が圧着することによ
り水平目地部での気水密性が図られるようになってい
る。
【0023】また、図10に模式的に示した成形シール
材20の配置態様図から判るように、隣接する4つのカ
ーテンウォールユニットCU,CU…の目地交点部にお
いては、成形シール材20によりシールを図るとしてし
ても、僅かの狂いにより止水が図れなくなることがある
とともに、目地交点部が止水の弱点部と成り易い構造と
なっているため、隣接する4つの交点部に防水板23を
設置するようにしている。
【0024】詳細には図11に示されるように、各カー
テンウォールユニットCUの上枠3Aでは、成形シール
材20より室外側において上枠3Aの凹部3fにキャッ
チパン22Bが配設されるとともに、さらに室外側に圧
着用シール24を一体的に備えるレインバリヤ22Aが
配設されている。これらキャッチパン22Bおよびレイ
ンバリヤ22Aは上方側に突出して形成された舌片が隣
接する上側カーテンウォールユニットCUの下枠3Cに
接触することにより、目地交点部から雨水等が侵入する
のを確実に防止するようにしている。これらキャッチパ
ン22B及びレインバリヤ22Aは、図11に明示され
ているように、縦目地空間をクロスして水平方向に隣接
するカーテンウォールユニットCU,CUの上枠3A、
3A間に跨って所定の区間長に亘って、詳細には前記キ
ャッチパン22Bは交差部を跨ぐ相対的に短い区間長に
亘って配設され、他方のレインバリヤ22Aは交差部を
跨ぐ相対的に長い区間長に亘って配置されている。
【0025】なお、前述の防水板23は、柔軟性素材を
使用し、当接面に柔軟性をもって接触させるようにした
方が気水密性効果が高まるのであるが逆に形態安定性が
低下する。そのため、保持枠25を下枠3Cとスリーブ
材との間に差し込み、この保持枠25により形態を保つ
ように設置されている。
【0026】次いで、縦ジョイント部の構造に戻り、本
縦強調型カーテンウォール1では、縦目地部分に沿って
縦ラインを強調するための縦目地用カバー材6が取り付
けられている。
【0027】この縦目地用カバー材6を取り付けるため
の構造は、拡大図として示された図6に示されるよう
に、水平方向に隣接する一方側のカーテンウォールユニ
ットCU側において押縁5Bの室外面側にL字状の屈曲
片5bを形成しておくとともに、隣接する他方側のカー
テンウォールユニットCU側において押縁5Aの室外面
側に前記屈曲片5bと同方向に開口を向けたL字状屈曲
片5aを形成しておき、また図9に示されるように、一
方の分割方立2Bのガラス支持部2Lの外面に、ピース
状のカバー材取付け用支持部材26,具体的には部材本
体板26bの室外縁に屈曲片26aを有するカバー材取
付け用支持材26をビス27,27…によって部材長手
方向に適宜の間隔で固定しておく。
【0028】一方、前記縦目地用カバー材6は、カバー
本体28の一方がわ側縁部に前記押縁5Bの屈曲片5b
に対して係合する屈曲片28bを備えるとともに、カバ
ー本体28の他方がわ側縁部に内面側にリップ溝を有す
るリップ溝片28cを備え、かつ中間裏面に前記押縁5
AのL字状屈曲片5aに対して係合する屈曲片28dを
備え、さらに裏面略中央位置に取付け支持用脚片28e
を備えている。この取付け支持用脚片28eは、図9に
示されるように、前記カバー材取付け用支持材26の固
定位置に対応して、凹状の切欠き28gが形成されると
ともに、この凹状切欠き28gの上部奥側位置に前記カ
バー材取付け用支持材26の屈曲片26aに係合するス
リット状切欠き28fが形成されている。なお、前記リ
ップ溝片28dには、予め雨水等が侵入するのを防止す
るためにガスケット29が長手方向に亘って取着されて
いる。
【0029】取付けに当たっては、縦目地用カバー材6
を水平方向にスライドさせることにより、屈曲片28b
を押縁5Bの屈曲片5bに係合させるとともに、屈曲片
28dを押縁5Aの屈曲片5aに係合させ、さらに下方
向にスライドさせ前記取付け支持用脚片28eをカバー
材取付け用支持材26の屈曲片26aに嵌合させた後、
最後に前記前記屈曲片28bと屈曲片5bとを共に貫く
ビス30を螺入させることにより固定を行う。
【0030】(カーテンウォールの窓部構造)一方、カ
ーテンウォール窓部では、開窓のために隣接するカーテ
ンウォールユニットCUの押縁5A、5B間に跨る縦目
地カバー材6…を取り付けることはできない。そこで、
後述するような構造が好適に採用される。図12および
図13はそれぞれ辷り開き窓9Aの縦断面図と横断面図
を示したものである。
【0031】辷り開き窓9Aが設置されるカーテンウォ
ールユニットCUでは、前記中間桟材3Bに代えて窓用
中間桟材3Dが用いられ、かつ前記下枠3Cに代えて窓
用下枠3Eが用いられる。また、窓側に位置している分
割方立については、分割方立2Aに代えて室外側のガラ
ス支持部2gを切断した分割方立2A’とし、窓縦框3
2Cから延在する延在片によってガラス支持部32aが
形成されている。
【0032】前記辷り開き窓9Aは、上下框32A、3
2Bと縦框32C(32D)とによって枠組みされ、開
口に対してガラスGが嵌め込まれるとともに、上下・縦
框32A〜32Dによって支持されたガラス支持材23
と、押縁5Cによって支持されたガラス支持材23とに
よって挟み付けられるようにして固定されている。そし
て、上框32Aと中間桟材3Dとを連結支持する上側辷
り開き装置33Aと、下框32Bと下枠3Eとを連結支
持する下側辷り開き装置33Bとによって支持され、横
方向に辷りながら開窓されるようになっている。
【0033】前記辷り開き窓9Aの縦框32C(32
D)と、縦窓枠となる分割方立2B’との縦目地部分で
は、前述した縦目地用カバー材6…を取り付けることな
く、前記ガラス支持部4d、32aに嵌着される押縁5
Cによって縦ラインが強調されるようになっている。す
なわち、図13に図示されるように、前記押縁5Cは室
外側面に一体的に、図示例では中空形状とした縦ライン
強調形状部5cが形成され、この一体成形された縦ライ
ン強調形状部5cによって窓部縦ラインが強調されるよ
うになっている。なお、図12に示されるように、前記
押縁5Cは、上下框32A,32B部位をも含めて縦ラ
インを強調するため、上下端部は前記縦ライン強調形状
部5cの内の室外側半部分5d、5eを上下方向に延在
させている。
【0034】かかる窓部構造においても、辷り開き窓9
Aの側縁において縦框32Cの室内側面に当接する気密
ゴム36,36を支持するための窓枠用追加アタッチメ
ント34が前記ガラス支持用追加アタッチメント4A,
4Bと同様の方法により取り付けられている。すなわ
ち、方立部2Aと縦枠部2Aとの境界部において
は、その段部に室外側に開口を向けて気密ゴム配設溝4
0が縦方向に沿って形成されているとともに、この気密
ゴム配設溝40に前記窓枠用追加アタッチメント34の
取付けに先行して気密ゴム41が長手方向に沿って嵌着
され、かつ前記気密ゴム配設溝40を形成している外側
突出片部42の先端にL字状の取付け用受け係止部42
aが形成されている。
【0035】一方、窓枠用追加アタッチメント34は、
詳細には図14に示されるように、断面L字状に成形さ
れた型材の一方端部に気密ゴム支持部34bが形成され
るとともに、他方端部に同じく気密ゴム支持部34cが
形成され、かつ室内側面の前記取付け用受け係止部42
a対応位置には係止片34aが形成されている。
【0036】取付けに当たっては、図15に示されるよ
うに、窓枠用追加アタッチメント34の係止片34aを
前記取付け用受け係止部42aに係止させた後、この係
止部を回転中心として窓枠用追加アタッチメント34を
縦枠2A側に回転させ、前記窓枠用追加アタッチメン
ト34の室内側面部Kにより気密ゴム41を圧縮しなが
ら正規の位置に位置決めし、縦枠部2Aおよび窓枠用
追加アタッチメント34を共に貫いて螺入されたビス4
3によって固定するようにしている。
【0037】(方立支持構造)本例におけるカーテンウ
ォール支持構造、すなわち方立支持構造は、図16およ
び図17に示されるように、躯体Hの端部にアンカー金
具10が埋設固定されるとともに、このアンカー金具1
0に頭部が嵌合支持され、かつネジ部を外部に突出させ
て設けられた固定用ボルト11およびナット11Bによ
ってファスナー12を固定し、一方前記分割方立2A
(2B)の上部側にアングル状の取付け金具13をボル
ト14,14によって固定し、これらアングル状取付け
金具13とファスナー12との間にライナー金具16を
介在させた状態で固定用ボルト15およびナット15B
によって固定している。なお、前記アングル状取付け金
具13の上部には雌ネジ筒13aが一体的に支持され、
かつこの雌ネジ筒13aに螺入された上下方向調整ボル
ト17の先端が前記ライナー金具16より延在する上部
フランジ片16aの水平面に当接することにより据え付
け時にカーテンウォールユニットCUの鉛直方向の建て
付け位置が調整されるようになっている。
【0038】前記カーテンウォール支持部は、各フロア
毎に設けられ、相対的に下段側の方立2頭部に下半部が
嵌合されボルト19によって固定された接合用部材の上
部が上段側方立2の下部に嵌合されることによって方立
2の連続性が確保されるようになっている。
【0039】以上、縦強調型カーテンウォール1を例に
採り本発明について詳述したが、ガラス支持アタッチメ
ントの形態については種々の変更が可能である。たとえ
ば、本例では分割方立2A、2Bからの延在片によって
ガラス支持部2L,2gを形成するようにしたが、前記
ガラス支持用追加アタッチメント4A、4Bに対してガ
ラス支持部を一体的に形成するようにしてもよい。すな
わち、図18に示されるように、ガラス支持部38aを
一体的に備えるガラス支持用追加アタッチメント38を
用いるようにしてもよい。同図に同符号を付し説明は省
略するが、この場合であっても、ガラス支持用追加アタ
ッチメント38の取付けに際し、前述した本追加アタッ
チメントの取付け方法が好適に採用される。
【0040】
【発明の効果】以上詳説のとおり本発明によれば、縦枠
の室内側に追加アタッチメンを取付けるに際し、追加ア
タッチメントの室内側部分と縦枠との間に気密材が配設
される条件の下で、前記気密材を捻ったり位置ズレさせ
ることなくきっちりと正規の状態で位置決めし確実に気
密状態を確保することが出来るようになるとともに、前
記追加アタッチメントと縦枠との間に隙間を形成させる
ことなく精度良くかつ簡単に取付けが行えるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦強調型カーテンウォール1の正面図である。
【図2】その(A)は一般部の正面図、(B)は辷り開き窓9
A部の正面図である。
【図3】そのカーテンウォールユニットCUの分解図で
ある。
【図4】その縦断面図(図2(A)のIV−IV線矢視)であ
る。
【図5】その横断面図(図2(A)のV−V線矢視)であ
る。
【図6】縦ジョイント部の要部拡大横断面図である。
【図7】ガラス支持用追加アタッチメント4Bの断面図
である。
【図8】ガラス支持用追加アタッチメント4Bの取付け
要領図である。
【図9】縦目地用カバー材6の取付け方法の説明用分解
図である。
【図10】カーテンウォールの隣接形態の説明図であ
る。
【図11】カーテンウォール目地交点部の雨仕舞いを説
明するための一部破断分解図である。
【図12】辷り開き窓9A部の縦断面図(図2(B)のXII
-XII線矢視)である。
【図13】辷り開き窓9Aの横断面図(図2(B)のXIII-
XIII線矢視)である。
【図14】窓枠用追加アタッチメント34の断面図であ
る。
【図15】窓枠用追加アタッチメント34の取付け要領
図である。
【図16】カーテンウォール支持部の側面図である。
【図17】カーテンウォール支持部の平面図である。
【図18】ガラス支持用追加アタッチメントの変形例図
を示す図である。
【図19】従来のパネル支持用追加アタッチメント50
の配設例を示す横断面図である。
【図20】従来の窓枠用追加アタッチメント54の配設
例を示す横断面図である。
【図21】パネル支持用追加アタッチメント50の取付
け要領図である。
【図22】窓枠用追加アタッチメント54の取付け要領
図である。
【符号の説明】
1…カーテンウォール、2A・2A’・2B…分割方
立、3A…上枠、3B…中間桟材、3C…下枠、4A・
4B…ガラス支持用追加アタッチメント、4b…係止
片、5A・5B…押縁、6…縦目地用カバー材、34…
窓枠用追加アタッチメント、41…気密ゴム、42a…
取付け用受け係止部、G…ガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 公也 東京都品川区大崎1丁目11番1号 新日軽 株式会社内 Fターム(参考) 2E002 NA01 NB02 NC01 NC09 PA01 QA08 QB01 QC03 QC05 SA02 UA02 UB04 UB16 UB17 XA08 XA09 2E016 AA05 BA02 BA03 CA01 CB01 CC04 DA01 DA04 DA06 DA07 DB02 DC01 DC03 DD01 DD09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーテンウォールのパネル面よりも室内側
    位置において、縦枠に対して追加アタッチメントを、追
    加アタッチメントの室内側面部において縦枠との間で気
    密を確保する条件の下で、取付けするための取付け方法
    であって、 前記縦枠に気密材配設溝を鉛直方向に沿って形成すると
    ともに、この気密材配設溝を形成している外側突出片部
    に取付け用受け係止部を設け、一方追加アタッチメント
    の室内側面部に対し前記取付け用受け係止部対応位置に
    係止片を設けておき、 前記追加アタッチメントの係止片を縦枠の取付け用受け
    係止部に係止させた後、この係止部を回転中心として追
    加アタッチメントを縦枠側に回転させ、前記追加アタッ
    チメントの室内側面により気密材を圧縮しながら取付け
    を行うようにしたことを特徴とする縦枠に対する追加ア
    タッチメントの取付け方法。
  2. 【請求項2】前記縦枠に対する追加アタッチメントの固
    定は、前記係止部よりも室外側位置において縦枠および
    追加アタッチメントを共に貫くビスによって行うように
    してある請求項1記載の縦枠に対する追加アタッチメン
    トの取付け方法。
  3. 【請求項3】前記追加アタッチメントは、パネルの室内
    側においてパネル側縁を支持するためのパネル支持用追
    加アタッチメントであり、このパネル支持用追加アタッ
    チメントの室外側部分に突条を形成し、この突条と、縦
    枠より少なくともパネル面を越えて室外側に延在される
    延在片の先端部とでパネル側縁の室外側に配設される押
    縁を係止させるようにしてある請求項1,2記載の縦枠
    に対する追加アタッチメントの取付け方法。
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