JP6276155B2 - カーテンウォール - Google Patents
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Description
(カーテンウォールの構成)
図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係るカーテンウォールを説明する。本発明の実施形態のカーテンウォールは、図1に示されるように、方立1間に無目2を配設して構成される開口枠Wにガラス等のパネルpを装着して構成されている。
図2に示すように、方立1はその左右に凹部Aを備え、該凹部Aに無目2の端部が挿入されて取付けられると共に、その室外側には、カバー部材7及び押縁部材8が取り付けられることにより、無目2の上下にパネルpを装着するためのパネル間口Mが形成される。
さらに、方立1の凹部Aの無目2が取付けられていない適宜箇所の室内側には、凹部Aに沿って竪補助材3が取付けられ、竪補助材3の室外側面と室外壁13とにより、パネルpを装着するための竪パネル間口が形成される。
方立1の凹部Aに挿入して支持された無目2の端部と方立1の見込み面との間には、コーキング材等のシール材が充填されている。
カバー部材7は、カーテンウォールの横枠外面を構成する外壁部71と、無目の上方のパネル間口Mを構成する内壁部72と、外壁部71と内壁部72との上端を連結する連結部73と、内壁部72の室内側に設けられる係合部74とを備えており、無目突出片22の上面に形成された係合溝22aに係合部74を係合して無目2に対して取付けられている。
カバー部材7の内壁部72の適宜位置には、外気を導入する外気導入口72aが形成されており、パネル間口M空間及び凹部Aを外気導入口72aと連通させることにより室外空間と等圧構造とし、両空間の圧力差による水の浸入を防止している。
図6に示すように、押縁部材8の上壁部82の端部にはスリット82cが形成され、スリット82cには緩衝部材9が配置されており、地震等によって枠体が変形したときにガラスの隅部が接触して破損することを防止している。
従って、挿入部材32を方立1の凹部Aの見込み面と竪補助材本体部31の外周面との間に挿入する際には、くさび部323aによりスムーズな挿入が可能になり、また、突条壁323bにより挿入部材32の過度な挿入が防止され、竪補助材3の取付けが簡単にできる。
なお、挿入部323は、軽量化、又、材料の節約の観点から、肉抜き323cがされている。
方立1に対して、本実施形態の竪補助材3を取付け方法について、図5乃至7を参照しながら説明する。
方立1に対して竪補助材3を取り付けるには、図5に示すように、挿入部材32を竪補助材3の竪補助材本体部31から見込み方向(側方)に突出するように回動させた状態で、竪補助材3の係止片31aが凹部Aに形成された係止部15に係止されるように竪補助材3を傾けた状態で矢印aに示すように凹部A内に挿入する。
また、方立1の見込み面と竪補助材3との間には複数の挿入部材が挿入されて密着することがないので、方立1の見込み面と竪補助材3との間の空間は、パネル間口M及び外気導入口72aを介して室外空間と等圧状態にすることができる。
図8を参照しながら、本発明の第2の実施形態係るカーテンウォールについて説明する。
第2の実施形態においては、方立の見込み面と竪補助材との間に配置する挿入部材の構成が、第1の実施形態と異なっている。以下、第2の実施形態について具体的に説明する。
室内側壁35の見付け方向の幅寸法は室外側壁37の見付け方向の幅寸法よりも大きく形成され、室内側壁35の外周端には、方立1の凹部Aに形成された係止部15に係止される係止片35aが形成されている。
そして、竪補助材3の係止片35aを凹部Aの係止部15に係止させた状態で、係止部15を中心軸として、竪補助材3の他端側を方立1の方立本体部11の室外側面(方立1の見付け面)に近接させるように回動することにより、方立本体部11の室外側面(方立1の見付け面)の係止部15よりも内周側に設けられた気密材Sを竪補助材3の室内側面により押圧する。竪補助材3の回動に伴って、方立突出片12等への当接から解放された引張りバネ(挿入部材)8は、バネの復元力により通常の起立状態に復帰して、方立1の凹部Aと竪補助材3の室外側との間に配置され、竪補助材3の室内側面による気密材Sの押圧状態を維持することができる。
以上のように、竪補助材の係止片を方立の係止部に係止した状態で、方立の見込み面と竪補助材との間に挿入部材を挿入することにより竪補助材を気密材に押圧し、押圧された気密材の反発力を使用して竪補助材を方立内に取り付けているので、竪補助材の取付けにネジ等を使用する必要が無く、取付作業が簡単にできる。また、方立の見込み面にネジ穴等を設けることなく比較的平坦な面に形成することができるので、無目の端部と方立の見込み面との間のコーキング作業が行いやすく、確実にシールすることができる。
さらに、取付状態においては、パネル間口を構成する竪補助材と方立との間の気密材を確実に潰して気密することができ、室内空間との気密性の安定が図れるとともに、方立の見込み面と竪補助材との間の複数箇所に挿入部材が配置されることにより、方立の見込み面と竪補助材との間の空間を室外空間と等圧構造にすることができて、圧力差による水の浸入を防止することができる。
11 方立本体部
12 方立突出片
12a 突片
13 室外壁
15 係止部
2 無目
3 竪補助材
31 竪補助材本体部
31a 係止片
32 挿入部材
321 固着部
322 腕部
323 挿入部
323a くさび部
323b 突条壁
323c 肉抜き
35 室内側壁
35a 係止片
36 内周壁
37 室外側壁
5 止め部品
6 自重受け
7 カバー部材
71 外壁部
72 内壁部
72a 外気導入口
73 連結部
74 係合部
8 押縁部材
81 押縁部
82 上壁部
82a 係止爪
82b 係止爪
82c スリット
9 緩衝部材
A 凹部
S 気密材
M ガラス間口
Claims (1)
- 方立と、左右の方立間に取付けられる無目と、方立と無目とによって形成される開口枠に装着されるパネルと、方立に取付けられて方立とともにパネルパネル間口を形成する竪補助材とを備え、
方立の見付け面には、長手方向に沿って気密材が配置されると共に気密材よりも外周側には竪補助材を係止する係止部を有しており、
竪補助材は、方立の係止部に係止する係止片を有する竪補助材本体部と、竪補助材本体部と方立の見込み面との間に配置可能な挿入部材とからなり、竪補助材の係止片を方立の係止部に係止させて他端側を気密材に向けて回動させた状態で挿入部材を方立の見込み面と竪補助材との間に配置することにより、竪補助材の他端側で方立の気密材を押圧しながら取付ける
ことを特徴とするカーテンウォール。
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