JP2001064963A - 建物水平修復工法及びそれに用いるブラケット - Google Patents

建物水平修復工法及びそれに用いるブラケット

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JP2001064963A
JP2001064963A JP24589699A JP24589699A JP2001064963A JP 2001064963 A JP2001064963 A JP 2001064963A JP 24589699 A JP24589699 A JP 24589699A JP 24589699 A JP24589699 A JP 24589699A JP 2001064963 A JP2001064963 A JP 2001064963A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基礎下方の地盤の掘削深さを浅くでき、基礎
をジャッキで構造安定性良く上昇させることができ、基
礎と杭との偏心距離が大きくなったような場合でも、そ
れに容易に対応できる建物水平修復工法及びブラケット
の提供。 【解決手段】 上下のフランジ9,10とウェブ11と
を備え、下フランジ10の幅方向の両側10a,10a
が上フランジ9よりも外方に突出され、この突出する両
下フランジ部分10a,10aに、ジャッキ15,15
を配置できるようになっているブラケット8を用いる。
このブラケット8は、組み立て式で、ウェブ板11の端
部を差し込むスリット16を有する筒材12を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物水平修復工法
及びそれに用いるブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】不同沈下した建物を修復する方法とし
て、例えば、建物基礎の近傍部分から基礎下方にわたっ
て地盤を掘り、この掘削穴内で、基礎の側近に杭をバイ
ブロハンマーやエアハンマーなどで打設し、この杭に溶
接した三角トラス状のブラケットを基礎下方に突出させ
る。そして、ブラケットと基礎との間にジャッキを配置
して、基礎を上昇させるか、あるいは、掘削孔の底面に
別途に形成したコンクリートや鋼板などによる反力盤と
基礎との間にジャッキを設置して、基礎を上昇させる、
という方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような修復法では、基礎下方の地盤をかなり深く掘り下
げる必要があるとか、ジャッキで基礎を上昇させる際の
構造安定性が必ずしも良くないとか、転石などで杭の打
設位置が基礎から離れて基礎と杭との偏心距離が大きく
なったような場合に対応に苦慮するとか、三角トラス状
のブラケットとは別に強度的にしっかりとした反力盤を
形成しなければならないとか、いくつかの不具合があ
り、必ずしも万全なものではなかった。
【0004】本発明は、上記のような技術背景のもと
で、より万全な建物水平修復工法及びそれに用いるブラ
ケットを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、建物基礎
の近傍部分から基礎下方にわたって地盤を掘った後、こ
の掘削穴内で、杭を、基礎から偏心した位置で地盤に打
ち込むと共に、この掘削穴の底部にコンクリートを打設
し、そして、掘削穴内においてこのコンクリートの上面
から所定の高さ寸法だけ上方に突出する前記杭に接合し
たブラケットを基礎の下方に張り出し状態にし、このブ
ラケットは、上下のフランジとこれらフランジをその幅
方向中間部において連接するウェブとを備え、下フラン
ジの幅方向の両側が、上フランジよりも外方に突出され
ているもので、下フランジの下面をコンクリートに支承
させた状態で基礎の下方に張り出し状態にされ、しかる
後、上フランジの幅方向両側から外方に突出する両下フ
ランジ部分と、基礎下面との間にそれぞれジャッキを配
置して、両ジャッキにて基礎を上昇させ、 次いで、上
フランジと基礎下面との間にスペーサーを介設すると共
に、ジャッキを取り除き、そして、掘削穴にコンクリー
トを打設し、このコンクリートと杭とブラケットとを一
体化することを特徴とする建物水平修復工法によって解
決される。
【0006】即ち、この修復工法では、ブラケットが、
上下のフランジと、これらフランジをその幅方向中間部
において連接するウェブとを備え、下フランジの幅方向
の両側が上フランジよりも外方に突出され、これら突出
された両下フランジ部分と、基礎下面との間にそれぞれ
ジャッキを配置して、両ジャッキにて基礎を上昇させる
ものであるから、ブラケットを存在させる高さ範囲とジ
ャッキを存在させる高さ範囲とがほとんど重なり、その
ため、基礎下方の地盤の掘削深さは、浅くてよく、この
掘削作業に要する手間を軽減することができる。
【0007】しかも、ブラケットのウェブを挟む両側に
配置した対のジャッキで基礎を上昇させるものであり、
かつ、ブラケットの上フランジではなく下フランジにジ
ャッキを配置して基礎を上昇させるものであるから、基
礎を構造安定性良く上昇させることができる。
【0008】加えて、ブラケットの下フランジをジャッ
キの反力盤とするものであるから、強度的にしっかりと
した反力盤をブラケットとは別に形成する必要がなく、
反力盤形成の厄介な工事を省略することができる。下フ
ランジの下のコンクリートは、ブラケットを安定良く水
平に支える下地としての機能を有するものであり、確か
に基礎を上昇させる際に幾分かの反力もあろうが、従来
のようなそれ単独で反力盤として機能しうるものではな
い。また、それ単独で反力盤として機能しうるものであ
る必要もない。
【0009】更に、ジャッキで基礎を上昇させたのち、
ブラケットの上フランジと基礎下面との間にスペーサー
を配置するだけで、基礎下面をブラケットに安定良くし
っかりと支えさせることができる。
【0010】上記のブラケットは、上下のフランジ板
と、ウェブ板と、ウェブ板を差し込み可能なスリットを
有して基礎の下方部において上下のフランジ間に立てた
状態に配置される筒材とを個別独立部材として備え、こ
れら部材を組み合わせて接合して構成される組立式ブラ
ケットからなり、筒材スリットへのウェブの差し込み量
を調整することで、ブラケットの寸法を杭と基礎との偏
心寸法に合わせることができるようになされているもの
であるのがよい。
【0011】このブラケットでは、筒材が基礎の下方部
に位置しているから、この筒材で、基礎を、強度的にし
っかりと支持することができる。
【0012】のみならず、組立式であり、かつ、筒材に
はウェブ板を差し込み可能なスリットが設けられて、ウ
ェブ板の差し込み量を調整することで、ブラケットの寸
法を杭と基礎との偏心寸法に合わせることができるよう
になされているから、転石などで、杭の打設位置が基礎
から離れて基礎と杭との偏心距離が大きくなったような
場合でも、筒材を動かして、筒材内へのウェブ板の差し
込み量を大小調整することで、それに容易に対応するこ
とができ、対応に苦慮することがない。もとより、この
調整を終えた後は、ウェブ板、フランジ板、筒材は、溶
接等で接合一体化されて、本来のブラケットとして機能
するようにされる。
【0013】しかも、このように、ブラケットは組立式
であるから、上記のように、基礎と杭との偏心距離が大
きくなったような場合でも、例えば、追加フランジ板と
追加筒材を用い、これら組み込んで、上下のフランジ板
間の間隔寸法を大きくし、杭の偏心寸法増大によるモー
メントの増加に、容易に対応することが可能である。
【0014】上記の工法において、杭の打込みを回転圧
入法により行う場合は、杭の支持力を高めることができ
る。また、杭が鋼管杭からなり、この鋼管杭内部にコン
クリートを充填する場合は、偏心荷重が作用する杭の曲
げ耐力を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0016】図1(イ)乃至図2(チ)には、実施形態
の修復工法を順次に示す。図1(イ)に示すように、ま
ず、不同沈下を起こした建物基礎1において、この基礎
1の側近から下方にわたって、地盤2を掘り、掘削穴3
を形成する。このとき、基礎1の広幅ベース部分1aに
は、基礎1とこれから打つ杭4との間の偏心寸法を短く
するために、はつり部5を形成しておくのがよい。
【0017】そして、図1(ロ)に示すように、杭打ち
機6で、杭4を、掘削穴3の底面の、基礎1から偏心し
た位置において、地盤2に打ち込んでいく。杭4は、例
えば鋼管杭からなり、杭4の打込みを回転圧入法により
行うことで、杭4の支持力を高いものにすることができ
る。杭4は、長さ1.5乃至2mのものを、順次溶接な
どの継ぎ手で、図1(ハ)に示すように、継ぎ足しなが
ら、支持地盤に達するまで打ち込んでいく。
【0018】しかる後、図1(ニ)に示すように、掘削
穴3の底部全体に、コンクリート7を打ち込み、図2
(ホ)に示すように、杭4にブラケット8を取り付け
る。
【0019】ブラケット8は、組立式ブラケットからな
り、図3(イ)に示すように、上下のフランジ板9,1
0と、ウェブ板11と、筒材12とを個別独立の部材と
して備え、これらを組み合わせて、溶接などで一体化し
て形成されるものである。
【0020】上下のフランジ板9,10は、杭4と基礎
1の下方とにわたる長さ寸法を有し、その一方の側に
は、杭4を接合するための杭通し孔13,14が設けら
れている。
【0021】ウェブ板11は、上下のフランジ板9,1
0をそれらの幅方向中央部において連結するもので、図
3(イ)(ハ)に示すように、下フランジ板10の幅寸
法は、上フランジ板9の幅寸法よりも大きく設計され、
上下のフランジ板9,10をウェブ板11にて接合した
際、下フランジ板10の幅方向両側10a,10aが、
上フランジ板9よりも外方に張り出すようになされてい
る。これら両張り出し部10a,10aに、後述のジャ
ッキ15,15が配置される。
【0022】筒材12は、上下のフランジ板9,10間
に、基礎1の下方部において、立てて配置されるもの
で、ウェブ板11の高さ寸法と略同じ高さ寸法に設計さ
れており、その周壁には、図3(イ)(ロ)に示すよう
に、ウェブ板11の端部を通すスリット16が形成され
ている。上記のように、筒材12は、基礎1の下方部に
配置されるが、杭4と基礎1との偏心寸法が思い通りの
寸法にならなかった場合、例えば、杭4と基礎1との偏
心寸法が、予定に反して大きくなったり、小さくなった
りしたような場合に、スリット16へのウェブ板11の
端部の差し込み深さを大小調整することにより、筒材1
2を確実に基礎1の下方部に位置させることができるよ
うになされている。
【0023】上記の組立式ブラケット8の組み立てを、
掘削穴3のコンクリート面7上で行う。即ち、下フラン
ジ板10を、その孔14に杭4の上端部を通し、基礎1
の下方部に向けるようにして、コンクリート7の上面に
載置する。コンクリート7の上面は平坦であるので、こ
のコンクリート面7に下フランジ板10を支えさせれば
よい。次いで、下フランジ板10上の幅方向中央部にウ
ェブ板11を立てると共に、筒材12を、そのスリット
16にウェブ板11の端部を差し込むようにして、基礎
1の下方部において、下フランジ板10上に立てる。ス
リット16へのウェブ板11の差し込み深さを大小調整
することにより、ウェブ板11と筒材12との間に隙間
や開口を生じさせることなく、筒材12を基礎1の下方
部に配置することができる。次いで、上フランジ板9
を、その孔13に杭4を通してウェブ板11と筒材12
の上部に重ねる。そして、杭4、上下のフランジ板9,
10、ウェブ板11、筒材12を、溶接により、互いに
接合一体化する。
【0024】しかる後、図2(へ)、図3(ハ)に示す
ように、ブラケット8の下フランジ板10の各張り出し
部分10a,10aと、基礎1の下面との間に、ジャッ
キ15,15を配置し、両ジャッキ15,15を連動さ
せるようにして、基礎1を上昇させる。両ジャッキ1
5,15は、ブラケット8の下フランジ板10を反力盤
として基礎1を構造安定性良く上昇させることができ
る。また、これらジャッキ15,15をブラケット8の
下フランジ板10に配置して基礎1を上昇させるから、
ブラケット8を存在させる高さ範囲とジャッキ15,1
5を存在させる高さ範囲とがほとんど重なり、そのた
め、基礎1の下方の地盤の掘削穴3の深さは、浅くてよ
い。
【0025】基礎1を所定の適正な高さ位置まで上昇さ
せた後、図2(ト)に示すように、ブラケット8の上フ
ランジ板9と基礎1との間に、鋼板片などによるスペー
サー17を詰め込み、ジャッキ15,15を取り除き、
図2(チ)に示すように、掘削穴3にコンクリート18
を打設し、このコンクリート18と杭4とブラケット8
とを一体化する。このとき、鋼管杭4の内部に、コンク
リートを充填することで、杭4の曲げ耐力を高めること
ができる。なお、基礎1のベース部分1aの下面側に
は、モルタル19を充填しておく。そして、最後に土砂
20の埋め戻しを行う。以上のようにして、建物は水平
に修復される。
【0026】図4は、転石などにより、杭4と基礎1と
の偏心寸法が大きくなった場合の対応策についてのもの
である。図4(イ)に示すように、ブラケット8の構成
部材として、追加のウェブ板31と追加の筒材32とを
使用する。杭4と基礎1との偏心寸法が大きくなってし
まった場合、ブラケット8において、筒材スリット16
へのウェブ板11の差し込み深さを浅くすることによっ
て、筒材12を基礎1の下方部の適正位置に存在させる
ことができる。しかし、それだけでは、ブラケット8
が、杭4の偏心寸法増大によるモーメントの増加に耐え
られない場合がある。その場合に、上記のような追加の
ウェブ板31と筒材32とをブラケット8に組み込み、
モーメントの増加に耐えるようにしたものである。
【0027】
【発明の効果】上述の次第で、本発明の建物水平修復工
法及びそれに用いるブラケットは、上記のような構成を
有するものであるから、基礎下方の地盤の掘削深さを浅
くすることができ、しかも、基礎をジャッキで構造安定
性良く上昇させることができ、更に、強度的にしっかり
とした反力盤をブラケットとは別に形成する必要を排除
することができ、加えて、転石などで杭の打設位置が基
礎から離れて基礎と杭との偏心距離が大きくなったよう
な場合でも、それに容易に対応することができると共
に、杭の偏心寸法増大によるモーメントの増加にも容易
に対応することができ、また、杭の支持力を高めること
ができ、更に、偏心荷重が作用する杭の曲げ耐力を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図(イ)乃至図(ニ)は、図2(ホ)乃至図2
(チ)と共に、実施形態の修復工法を順次に示す断面側
面図である。
【図2】図(ホ)乃至図(チ)は、図1(イ)乃至図1
(ニ)と共に、実施形態の修復工法を順次に示す断面側
面図である。
【図3】図(イ)はブラケットの分解斜視図、図(ロ)
はブラケットの取付け状態の断面平面図、図(ハ)はジ
ャッキで基礎を上昇させている状態を示す斜視図であ
る。
【図4】変更例を示すもので、図(イ)はブラケットの
分解斜視図、図(ロ)はブラケットの取付け状態の断面
平面図、図(ハ)はジャッキで基礎を上昇させている状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…基礎 2…地盤 3…掘削穴 4…杭 7…コンクリート 8…ブラケット 9…上フランジ板 10…下フランジ板 10a…張り出し部分 11…ウェブ板 12…筒材 15…ジャッキ 16…スリット 18…コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板垣 淳 東京都東村山市多摩湖町2丁目11番45号 富士商事株式会社内 Fターム(参考) 2D041 AA02 BA03 BA16 BA51 CA01 CB06 DB02 DB05 FA14 2D050 AA06 BB04 CB23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物基礎の近傍部分から基礎下方にわた
    って地盤を掘った後、この掘削穴内で、杭を、基礎から
    偏心した位置で地盤に打ち込むと共に、この掘削穴の底
    部にコンクリートを打設し、 そして、掘削穴内においてこのコンクリートの上面から
    所定の高さ寸法だけ上方に突出する前記杭に接合したブ
    ラケットを基礎の下方に張り出し状態にし、 このブラケットは、上下のフランジとこれらフランジを
    その幅方向中間部において連接するウェブとを備え、下
    フランジの幅方向の両側が、上フランジよりも外方に突
    出されているもので、下フランジの下面をコンクリート
    に支承させた状態で基礎の下方に張り出し状態にされ、 しかる後、上フランジの幅方向両側から外方に突出する
    両下フランジ部分と、基礎下面との間にそれぞれジャッ
    キを配置して、両ジャッキにて基礎を上昇させ、 次い
    で、上フランジと基礎下面との間にスペーサーを介設す
    ると共に、ジャッキを取り除き、 そして、掘削穴にコンクリートを打設し、このコンクリ
    ートと杭とブラケットとを一体化することを特徴とする
    建物水平修復工法。
  2. 【請求項2】 前記ブラケットは、上下のフランジ板
    と、ウェブ板と、ウェブ板を差し込み可能なスリットを
    有して基礎の下方部において上下のフランジ間に立てた
    状態に配置される筒材とを個別独立部材として備え、こ
    れら部材を組み合わせて接合して構成される組立式ブラ
    ケットからなり、筒材のスリットへのウェブの差し込み
    量を調整することで、ブラケットの寸法を杭と基礎との
    偏心寸法に合わせることができるようになされているも
    のである請求項1に記載の建物水平修復工法。
  3. 【請求項3】 杭の打込みを回転圧入法により行う請求
    項1又は2に記載の建物水平修復工法。
  4. 【請求項4】 前記杭が鋼管杭からなり、この鋼管杭内
    部にコンクリートを充填する請求項1乃至2のいずれか
    一に記載の建物水平修復工法。
  5. 【請求項5】 上下のフランジとこれらフランジをその
    幅方向中間部において連接するウェブとを備え、下フラ
    ンジの幅方向の両側が上フランジよりも外方に突出さ
    れ、この突出する両下フランジ部分にそれぞれ、基礎を
    上昇させるジャッキを配置できるようになされているこ
    とを特徴とする、建物水平修復用のブラケット。
  6. 【請求項6】 上下のフランジ板と、ウェブ板と、ウェ
    ブ板を差し込み可能なスリットを有して基礎の下方部に
    おいて上下のフランジ間に立てた状態に配置される筒材
    とを個別独立部材として備え、これら部材を組み合わせ
    て接合して構成され、筒材のスリットへのウェブの差し
    込み量を調整することで、ブラケットの寸法を杭と基礎
    との偏心寸法に合わせることができるようになされてい
    ることを特徴とする、建物水平修復用の組立式ブラケッ
    ト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327309A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Takahashi Kanri:Kk 鉄板フーチング方式による不同沈下修正工法
KR101575858B1 (ko) 2015-04-08 2015-12-08 (주)한림구조엔지니어링 부등침하 건축물의 복구장치 및 복구공법

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JP2007327309A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Takahashi Kanri:Kk 鉄板フーチング方式による不同沈下修正工法
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