JP2001062754A - 連結釘用釘打機における釘供給機構 - Google Patents
連結釘用釘打機における釘供給機構Info
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Abstract
り、さらに釘の先端部も確実にノーズ部1内へ送り込め
るようにする。 【解決手段】固定ガイド壁5と所定間隔を隔てて対峙さ
れる開閉可能なドア部材4とを有し、固定ガイド壁5に
は、釘供給路3へ進出可能な爪を釘軸方向に沿って複数
形成した第1送り手段6を釘供給路3のノーズ部1に近
接した位置とこれから遠ざかる方向に摺動可能に設け、
ドア部材4には、マガジン2内に進入する位置とマガジ
ン2内から完全に退避する位置との間で摺動可能なセパ
レータ10を設け、該セパレータ10には、釘供給路3
へ進出可能であってマガジン2内及び釘供給路3内の釘
軸と係合可能な爪を有する第2送り手段14を担持させ
るとともに、第1送り手段6とセパレータ10とを駆動
手段によって釘供給方向に沿って往復動させる。
Description
た複数の連結釘を並列状に収容可能なマガジンからノー
ズ部へ向けて順次連続して供給する連結釘用釘打機にお
ける釘供給機構に関する。
機には、連結釘をコイル状に巻回した連結釘を使用する
タイプと、直線状に連結した連結釘(スティック釘とも
呼ばれる)を使用するタイプがある。特に大きな釘は連
結した状態での重量が大きくなるため直線状に連結され
たものが多い。そして、釘の取り扱いを容易にするため
一連の連結本数も20数本ないし30本程度に連結され
ている。したがって直線状連結釘を使用する釘打機では
釘打機に一度に装填できる釘の数に限界があり、連続し
た釘打ち作業では度々釘を装填する作業が必要となる。
一部の釘打機ではマガジンにより大量の釘を収納するた
め、長尺のマガジンを設置して複数の連結釘をタンデム
に装填収容できるようにしているものがある。しかしな
がら長尺のマガジンの後部が釘打機の後方に長く突出し
て釘打ち作業の傷害となっていた。
に連結された複数の連結釘をマガジン内に並列状態で収
容して、これらの連結釘を順次釘打機のノーズ部へ供給
する釘打機が示されている。この機構ではマガジンの長
さ寸法を小さくでき、狭い場所への釘打ち施工に傷害と
なることがない。上記従来技術の釘の供給機構は、マガ
ジンと釘打ち出し用のノーズ部間に形成した釘供給路に
沿って往復動するセパレータに釘係合部材を1つ設置し
て、これがマガジン内まで進入して釘と係合し釘をノー
ズ部方向へ送り出すようにしている。従って、セパレー
タより前方に移送された釘は係合部材から外れて直接送
られることがない。このため最後の連結釘の残り数本が
釘送り通路上に残ってしまう問題があった。
解消し、直線上に連結された連結釘を複数並列状に収容
可能なマガジンからノーズ部へ向けて順次連続して供給
するとともに、最後の1本まで確実に打ち込むことが可
能な釘の供給機構を提供することを課題とする。
め、本発明に係る連結釘用釘打機における釘供給機構
は、直線状に連結した連結釘を並列状態で複数収容可能
なマガジンから、前記連結釘を連続してノーズ部へ供給
するようになした連結釘用釘打機において、前記マガジ
ンとノーズ部間で連結釘を案内する釘供給路の一方の壁
を構成する固定ガイド壁と、該固定ガイド壁と所定間隔
を隔てて対峙して釘供給路の他方の壁を構成する開閉可
能なドア部材とを有し、前記固定ガイド壁の外側には釘
供給方向に沿って往復移動するフィードピストンを配置
し、該フィードピストンのピストンロッドには、固定ガ
イド壁を貫通して釘供給路のノーズ部に近接した位置と
これから遠ざかる位置に往復移動可能な第1送り手段を
設け、前記ドア部材には、マガジン内に進入する位置と
マガジン内から完全に退避する位置との間で摺動可能な
セパレータを設け、該セパレータには、釘供給路へ進出
可能であってマガジン内及び釘供給路内の釘軸と係合可
能な送り爪を有する第2送り手段を担持させ、前記第1
送り手段とセパレータとを前記フィードピストンによっ
て釘供給方向に沿って一定の距離を往復動させるととも
に、前記第1送り手段を常時ノーズ部側に移動するよう
にバネ付勢するとともに、第1送り手段を前記ピストン
ロッドに対して遊嵌連繋させて第2送り手段のストロー
クよりも小さいストロークで作動するようになし、第1
送り手段に設けた送り爪が釘供給路上の先頭の釘の後部
と係合してノーズ部内に送り込むようにしたことを特徴
とする。
した釘打機の一部を示すもので、ノーズ部1とマガジン
2間に形成された釘供給路3の一方のガイド壁を構成し
ているドア部材4を開いた状態を示している。釘供給路
3の他方のガイド壁を構成している固定ガイド壁5に
は、壁の背面側から通路内に向けて貫通する第1送り手
段6が設けられている。
給路3とマガジン2の背面側に沿って配置されている送
りピストン・シリンダ機構7(駆動手段)に設けられて
いる。送りピストン・シリンダ機構7にはフィードピス
トン8aが釘供給方向に沿って往復移動するように配置
され、フィードピストン8aにはピストンロッド8が結
合され、このピストンロッド8に第1送り手段6が担持
されている。そして、第1送り手段6は、ピストンロッ
ド8に連動して釘供給路3のノーズ部1に近接した位置
とこれから遠ざかる位置に所定範囲で往復移動可能とさ
れている。なお、第1送り手段6には釘供給路3に突出
される送り爪9が、釘軸の長さ方向に沿って複数形成さ
れている。
釘打ちの打ち込み駆動の終わり近くで送りシリンダ18
の前端部に圧縮空気が導入されるとフィードピストン8
aが後退動させられ、復帰行程時にシリンダ18内に内
蔵された圧縮バネ(図示せず)の作用で前進動作する。
路3に沿って摺動可能に設けられている。このセパレー
タ10には上方に突出している連結片11(図4参照)
が一体に形成されており、前記ピストンロッド8から固
定ガイド壁5を跨ぐように延びている連結杆12とドア
部材4を閉じたときに係合して、ピストンロッド8の作
動によって前記第1送り手段6と同時に駆動される。セ
パレータ10はマガジン2内に進入する位置とマガジン
2内から完全に退避する位置(釘供給路3の中央部)と
の間で摺動可能に設定されている。
持されている。第2送り手段14は、釘供給路3へ進出
可能であってマガジン2内及び釘供給路3内の釘軸と係
合可能な送り爪13を備えている。
の作動時に、第1送り手段6とセパレータ10とはフィ
ードピストン8aによって釘供給方向に沿って一定の距
離を往復動するので、セパレータ10は連結杆12を介
してピストンロッド8と係合しているのでマガジン2内
に進入するまでピストンロッド8の作動ストロークと一
体的に移動する。しかし、図2に示すように、第1送り
手段6は、ピストンロッド8に形成した長穴15内に遊
嵌されているピン16に回転可能に支持されており、か
つピストンロッド8に嵌挿されているバネ17により常
時ノーズ部1側に移動するように付勢されている。この
ため、図5(a) 、(b) に示すように、第1送り手段6は
長穴15によりストロークが限定され、第2送り手段1
4のストロークよりも小さいストローク、つまり連結釘
の連結ピッチより少し多めの範囲で作動する。そして、
第1送り手段6の送り爪9が釘供給路3上の先頭の釘の
後部と係合してノーズ部内に押込むように作動する。
に、第1送り手段に送り方向に沿う長穴(透孔)を形成
し、この長穴にピストンロッド(に設けたピン)が遊嵌
され、かつ第1送り手段を常時前方にバネ付勢するとと
もに、ピストンロッドの往復動に連動して第1送り手段
が作動されるようにしてもよい。したがって、第1送り
手段はピストンロッドに対して遊嵌連繋するように構成
すればよい。
の連結釘20が並列状態で収容されている。また、釘供
給路3には連結釘20の逆止爪21が配置されている。
を説明する。
20B、20Cを装填した状態であり、ピストンロッド
8は前端位置に配置されており、第1送り手段6とセパ
レータ10(第2送り手段14)とも前端位置に移動さ
れている。
させることによりフィードピストン8aが後退駆動さ
れ、これによってセパレータ10がマガジン2内に進入
し、一連の連結釘20Aと連結釘20Bとを分ける。こ
のとき第2送り手段14の爪13が分けられた連結釘2
0Aの先頭の釘20aと係合する関係ができる。第1送
り手段6は長穴15内でバネ17(図2参照)により前
方へ付勢されているので、ピストンロッド8のストロー
クの最後に長穴15の前端部と係合して第2送り手段1
4のストロークよりも小さいストロークで後退作動す
る。
が図8のように前進し、セパレータ10と第1送り手段
6はノーズ部1に近接する前端位置まで移動される。セ
パレータ10に担持されている第2送り手段14により
連結釘20Aが前方へ移動される。連結釘20Aは固定
ガイド壁5に配置されている逆止爪21と係合する。
レータ10と第1送り手段6は図9のように再度後退す
る。連結釘20Aは逆止爪21と係合して同じ位置にと
どまっており、第2送り手段14の送り爪13が連結釘
20Aの任意の釘と係合する。
パレータ10と第1送り手段6が図10のように前進
し、連結釘20Aをさらに前進させる。この時点までは
連結釘20Aの先頭の釘はノーズ部1にまで達していな
い。
10は図11に示すように、マガジン2内に進入して第
2送り手段14は連結釘20Aのさらに後ろ側の釘と係
合し、さらに図12に示すように空打ち作動の復帰によ
りセパレータ10が前進し、第2送り手段14の送り爪
13と係合した連結釘20Aを前進させる。第1送り手
段6は、ノーズ部1と当接してその前進が阻止される
が、セパレータ10に担持された第2送り手段14はさ
らに前進し、先頭の釘20aは第1送り手段6の送り爪
9によりノーズ部1内へ送り込まれる。
は、次の打ち込み操作によって打撃機構により打ち込ま
れる。図13のように、釘の打ち込みに同期してセパレ
ータ10と第1送り手段6は後退して、第1送り手段6
の送り爪9は先頭の位置の釘軸の後ろ側に進入して係合
し、セパレータ10に担持されている第2送り手段14
の送り爪13は連結釘20Aの後位の釘と係合する。
パレータ10は図14のように前進し、第1送り手段6
は先頭の釘20bをノーズ部1内へ押し込み、第2送り
手段14は連結釘20A全体を前進移動させる。ノーズ
部1に接近した位置で釘軸に沿った複数の送り爪9で送
り込むようにしているため、ノーズ部2内に供給された
釘の姿勢が安定しており、打撃時に釘の先端が後方に向
けて飛び出すなどの危険が防止できる。
行われて最初の連結釘20Aの釘が釘供給路3からノー
ズ部1へ順次送り出される。この間、セパレータ10の
一部が常にマガジン2内に残留しているため2番目以降
の連結釘20Bは固定ガイド壁5方向へは移動されな
い。
0Aが消費されて1連目の最後の釘に係合している第2
送り手段14が徐々に前方の位置に移動してセパレータ
10がマガジン2内から退避した位置まで移動すると、
2連目の連結釘20Bが図示しないプッシャバネにより
固定ガイド壁5側に移動される。
パレータ10がマガジン2内に進入して2連目の連結釘
20Bと3連目の連結釘20Cを分離して第2送り手段
14が2連目の連結釘20Bの先頭の釘と係合する。第
1送り手段6は1連目の連結釘20Aの残りの先頭釘2
0nの後ろ側に進入する(連結釘20Aは第1送り手段
6と対向して設けられている逆止爪21により後退動が
阻止しされている)。
クで第1送り手段6は図17のように先頭の釘20nを
ノーズ部1内へ押し込み、第2送り手段14は2連目の
連結釘20Bをマガジン2内から釘供給路3へ引き出
し、1連目の連結釘20Aの最終釘20xの後ろ側に当
接させる。なお、このときピストンロッド8のストロー
クの設定によっては一度に2連目の連結釘20Bと1連
目の連結釘20Aとを当接させられず、隙間ができてし
まうこともあるが、1連目の連結釘20Aの残り数以内
の打撃回数で接触させられれば、釘の打ち込みを連続し
て行わせることが可能である。
後の連結釘20Cの最後の釘がノーズ部1内へ供給され
て打ち込まれる状態を説明する。
と、同図(a)に示されるように第2送り手段14は連
結釘20Cと全く接触しなくなるが、マガジン2内に進
入する後方位置とマガジン2から完全に退避する前方位
置間で作動している。釘の打撃行程で第1送り手段6の
送り爪9は、逆止爪21により後退動を阻止されている
残りの連結釘20の先頭の釘の後方へ進入し、打撃手段
の復帰行程時に同図(b)に示すようにこれをノーズ部
1内へ送り込む作動を繰り返す。さらに次の打撃行程時
に同図(c)に示すように逆止爪21に係止された最後
の釘20zの後ろ側に進入した第1送り手段6が、復帰
行程で前進動するときに同図(d)に示すように最後の
釘20zがノーズ部1内へ供給される。これをノーズ部
1内から打ち出してすべての釘の打ち込みが終了する。
装填してから最初の釘をノーズ部1内へ送り込むまでの
動作は、上述のように、釘打機の空打ち動作を行うこと
でフィードピストン・シリンダ機構7を作動させる例に
限定されない。打撃機構の空打ち作動による損傷を防止
するため、手動によるフィードピストン8aのみの作動
機構を構成してもよい。例えば、送りシリンダ18の前
端部へ圧縮空気を供給、排出させるための手動操作によ
るバルブを設置することによって実現することができ
る。
避する範囲で摺動するセパレータ10に、マガジン2内
の釘の釘軸と係合可能な第2送り手段14を設けたの
で、第2送り手段14によって複数の連結釘を連続して
マガジン2内から釘供給路3へ引き出すことができる。
また、釘供給路3のノーズ部1に近接した位置とこれか
ら遠ざかる位置に往復移動可能な第1送り手段6を設け
たので、第1送り手段6の作動により釘供給路3内の釘
の先頭の釘を連続的にノーズ部1に供給することができ
る。さらに、第1送り手段6を第2送り手段14のスト
ロークよりも小さいストロークで作動させることで第1
送り手段6と第2送り手段14とをフィードピストン8
aによって釘供給方向に沿って一定の距離を往復動させ
るようにしたので、複数の連結釘を連続してマガジン2
内から釘供給路3へ引き出すとともに、釘供給路3内の
釘の先頭の釘を連続的にノーズ部1に供給することがで
きる。したがって、最後の連結釘の最後尾の釘は第1の
送り手段6の送り爪9によってノーズ部1に送り込むこ
とができる。
ータ10はドア部材4に設けられているので、部品点数
を少なくすることができるとともに、ドア部材4を開く
ことにより簡単に修理等の作業をすることができる。
4が設けられているので、セパレータ10を駆動するこ
とにより第2送り手段14も同時に駆動することができ
る。
部の説明図
断面図
断面図
断面図
断面図
断面図
図
断面図
断面図
図
断面図
の釘送り態様説明図
Claims (1)
- 【請求項1】 直線状に連結した連結釘を並列状態で複
数収容可能なマガジンから、前記連結釘を連続してノー
ズ部へ供給するようになした連結釘用釘打機において、 前記マガジンとノーズ部間で連結釘を案内する釘供給路
の一方の壁を構成する固定ガイド壁と、該固定ガイド壁
と所定間隔を隔てて対峙して釘供給路の他方の壁を構成
する開閉可能なドア部材とを有し、 前記固定ガイド壁の外側には釘供給方向に沿って往復移
動するフィードピストンを配置し、該フィードピストン
のピストンロッドには、固定ガイド壁を貫通して釘供給
路のノーズ部に近接した位置とこれから遠ざかる位置に
往復移動可能な第1送り手段を設け、 前記ドア部材には、マガジン内に進入する位置とマガジ
ン内から完全に退避する位置との間で摺動可能なセパレ
ータを設け、該セパレータには、釘供給路へ進出可能で
あってマガジン内及び釘供給路内の釘軸と係合可能な送
り爪を有する第2送り手段を担持させ、 前記第1送り手段とセパレータとを前記フィードピスト
ンによって釘供給方向に沿って一定の距離を往復動させ
るとともに、 前記第1送り手段を常時ノーズ部側に移動するようにバ
ネ付勢するとともに、第1送り手段を前記ピストンロッ
ドに対して遊嵌連繋させて第2送り手段のストロークよ
りも小さいストロークで作動するようになし、第1送り
手段に設けた送り爪が釘供給路上の先頭の釘の後部と係
合してノーズ部内に送り込むようにしたことを特徴とす
る連結釘用釘打機における釘供給機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24561399A JP3622198B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 連結釘用釘打機における釘供給機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24561399A JP3622198B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 連結釘用釘打機における釘供給機構 |
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JP2001062754A true JP2001062754A (ja) | 2001-03-13 |
JP3622198B2 JP3622198B2 (ja) | 2005-02-23 |
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ID=17136317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24561399A Expired - Fee Related JP3622198B2 (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 連結釘用釘打機における釘供給機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3622198B2 (ja) |
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CN110524230A (zh) * | 2019-08-27 | 2019-12-03 | 陈国胜 | 高强高塑性铝合金挤压型材 |
-
1999
- 1999-08-31 JP JP24561399A patent/JP3622198B2/ja not_active Expired - Fee Related
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