JP2001058589A - 自動車製造システム - Google Patents

自動車製造システム

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JP2001058589A JP2000215180A JP2000215180A JP2001058589A JP 2001058589 A JP2001058589 A JP 2001058589A JP 2000215180 A JP2000215180 A JP 2000215180A JP 2000215180 A JP2000215180 A JP 2000215180A JP 2001058589 A JP2001058589 A JP 2001058589A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用サブアセンブリなどのアセンブリの
総許容誤差を減らすことによってその製造方法の改善を
図ること。 【解決手段】 複数のコンポーネント中から、初期剛性
構造体を形成できるコンポーネントを選択する。次い
で、選択したコンポーネントを、その中の少なくとも1
つに設定された少なくとも1つの基準点に対して相互に
配置する。引き続き、選択したコンポーネントを、例え
ばスポット溶接で互いに結合して初期構造体を形成す
る。その後、非選択コンポーネントを、同一の基準点に
対して配置し、初期構造体又は前の工程で付加固定され
たコンポーネントに取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車製造システ
ムに関し、特に自動車の組立ライン及びサブ組立ライン
の質の向上を図る方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車組立ラインは、完成車両を
形成するため一体的に結合された各種のサブアセンブリ
を備える。例えばセダンなどの典型的な最近の車両は、
フロント若しくはエンジン・ルーム・サブアセンブリ
と、乗員室サブアセンブリと、トランク若しくはリヤ・
サブアセンブリとから成るボディ・イン・ホワイト(bo
dy-in-white=溶接後塗装前の裸の車体骨格)を有す
る。フロント・サブアセンブリは、典型的に、メイン組
立ラインの第1組立ステーションで乗員室サブアセンブ
リに取り付けられる。フロント及び乗員室サブアセンブ
リは、通常、スポット溶接又はボルトによって互いに結
合される。次いでリヤ・サブアセンブリが、メイン組立
ラインの第2組立ステーションでフロント/乗員室アセ
ンブリに取り付けられる。
【0003】サブアセンブリ自体は、通常、メイン組立
ラインと同じ場所にあってもなくてもよいサブ組立ライ
ン上で形成される。サブアセンブリは、通常、スポット
溶接などで多数のコンポーネント、部品若しくは要素片
(本書ではこれらの用語を区別せず使用する)を付加固
定することによって形成される。例えばフロント若しく
はエンジン・ルーム・アセンブリは、典型的に、(左右
のホイール・ウェルとショック・タワーを備える)左右
のフロント・ハウジングと、左右のフレーム・レール
と、ファイア・ウォール或いはダッシュボード・コンポ
ーネントと、ラジエータ・クレードル(radiator cradl
e)とから成る。典型的なサブ組立ラインにおいて、別
個の左右フロント・フェンダ・サブアセンブリは、典型
的にフロント・フレーム・レールとフロント・ハウジン
グとから成り、第1の溶接ステーションで個々のコンポ
ーネントをジグに配置するとともに、これらのコンポー
ネントをスポット溶接することによって形成される。次
いで左右のフロント・フェンダ・サブアセンブリは、ダ
ッシュボード部品によって一体に結合されて(上から見
て)U字状の構造体となる。このU字状構造体は、次い
で、ラジエータ・クレードル設置のため、サブ組立ライ
ンの別のステーションに送られる。エンジン・ルーム或
いはフロント・サブアセンブリの一部を形成する更なる
コンポーネントを付加してもよい。
【0004】従来、サブアセンブリを形成するコンポー
ネント自体は、典型的に、折曲、鍛造、圧延、押出し、
又は流体成形された多数の片から成り、これらの片を互
いに組み付けたものである。これらの構成要素或いはコ
ンポーネントは、車両製造者或いは供給者が別の場所で
製造してもよい。
【0005】(サブ組立ラインを含む)従来の組立ライ
ンにおいて、多くの組立工程がコンポーネントを物理的
に上下に積み重ね、次いで例えば溶接又はボルトによっ
て相互に固定することを要求する。これらのコンポーネ
ントの各々は一定の精度若しくは許容誤差をもって形成
されている。つまり、特定のコンポーネント及びそのコ
ンポーネント上の点は、特定の許容誤差(例えば1mm)
の以内の一定寸法を有することが求められる。取り付け
られる一定のコンポーネントと別のコンポーネントが、
寸法上の許容誤差を有する基準点を有している場合、こ
れらのコンポーネントによって形成されるアセンブリ
(組立体)の許容誤差も積み重なることになる。つま
り、第1のコンポーネントの寸法許容誤差が第2のコン
ポーネントの寸法許容誤差に、ある程度、付加される。
追加の基準点を有する他のコンポーネントを該アセンブ
リに組み付けると、個々の基準点の許容誤差が積み重な
り、積み重ねたコンポーネントの分だけ総許容誤差が大
きくなる。
【0006】これらのコンポーネントの固定前の空間的
及び相互的位置決めは、典型的にジグを用いて達成され
る。因みに、ジグは、典型的に、部品を収容するピン及
びテンプレート(或いはキャビティなどの配置具)、並
びに、溶接に先立って部品を所定位置に維持するクラン
プを有する。しかしながら、ジグは、典型的に、挟持に
先立つ部品の位置決めにおいて一定の遊び(例えば±0.
3mm)を許容する。この結果、追加のジグの使用は質的
不利を招く。つまり、追加のジグを使用する度に追加の
位置的許容誤差が発生する。従って、従来の組立ライン
において、溶接前に部品を空間的に保持するため追加の
ジグを使用することにより、追加使用されるそのジグの
位置許容誤差が最終製品の総許容誤差に、ある程度、追
加されることになる。従って、コンポーネント数が増加
すると、これらのコンポーネントの位置及び寸法誤差が
積み重なり、総製造許容誤差が増大する。積み重ね工程
が増加すると、総製造許容誤差は相当に大きなものとな
る。
【0007】自動車工業において広く知られるように、
低コスト高品質の車両に対する需要が増大している。顧
客が、視覚品質基準で3mm以下の車体パネルギャップな
どの品質許容誤差を要求することは珍しくない。しか
し、20或いはそれ以上の位置決めジグを使用する20
或いは30もの溶接ステーションを有する組立工程も珍
しくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、サブアセンブ
リ及び車両アセンブリにおける全体若しくは総許容誤差
を減らすことによって製造方法の向上を図ることが望ま
れており、本発明はこれを達成することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の1の概念によれ
ば、複数のコンポーネントから成る車両用アセンブリを
製造する方法であって、前記複数のコンポーネントか
ら、構造的に剛性の初期サブアセンブリに組立可能な幾
つかのコンポーネントを選択する工程と、選択した前記
コンポーネントから前記初期サブアセンブリを形成する
工程と、前記複数のコンポーネントの各残りコンポーネ
ントのための所望位置を前記初期サブアセンブリの基準
点を使用して位置出しする工程と、次いで、前記各残り
コンポーネントを前記初期サブアセンブリの前記所望位
置に付加固定する工程と、から成り、もって製造される
前記アセンブリの許容誤差を減らすようにしたことを特
徴とする製造方法が提供された。
【0010】好ましくは、前記位置出し工程は、前記初
期サブアセンブリ上に前記各残りコンポーネントのため
の所望位置を位置出しすることから成り、前記付加工程
は、前記各残りコンポーネントを前記初期サブアセンブ
リに直接付加固定することから成る。前記付加工程は、
前記残りコンポーネントの少なくとも幾つかを、前記初
期サブアセンブリに付加された別の前記残りコンポーネ
ントに付加固定することから成っていてもよい。
【0011】前記各残りコンポーネント付加固定工程
は、前記初期サブアセンブリに突き当てて実行すればよ
い。
【0012】前記製造方法は、前記複数の残りコンポー
ネントの前記幾つかを選別してサブグループを形成する
工程と、前記サブグループから構造的に剛性な第2サブ
アセンブリを形成する工程と、前記第2サブアセンブリ
を前記初期サブアセンブリの前記基準点に対して位置決
めする工程と、前記第2サブアセンブリを前記初期サブ
アセンブリに付加固定する工程と、を更に含んでいても
よい。
【0013】前記第2サブアセンブリの前記形成工程
は、好ましくは、前記サブグループの構成部材を、第2
のサブグループの構成部材の少なくとも1つの第2基準
点に対して空間的に位置決めし、前記第2サブアセンブ
リを形成すべく前記第2サブグループの前記構成部材を
付加固定する、ことから成る。
【0014】本発明の別の概念によれば、複数のコンポ
ーネントから成る車両用アセンブリの品質を向上させる
方法であって、(a)第1のステーションにおいて前記
複数のコンポーネントの一部から、基準点を有する剛性
初期構造体を形成する工程と、(b)前記初期構造体を
下流ステーションに搬送する工程と、(c)前記下流ス
テーションにおいて前記複数のコンポーネントの中の1
つ又はそれ以上の残りコンポーネントを前記初期構造体
の前記基準点に対して位置決めする工程と、(d)位置
決めした前記コンポーネントを前記初期構造体に付加固
定する工程と、(e)前記複数のコンポーネントの中の
他の残りコンポーネントに対して工程(b)、(c)及
び(d)を繰り返す工程と、から成る品質向上方法が提
供された。
【0015】本発明の更に別の概念によれば、車両用ア
センブリの組立ラインであって、複数のコンポーネント
から剛性の初期構造体を形成する手段を備える初期ステ
ーションと、前記初期ステーションの下流に位置する1
つ又はそれ以上の追加ステーションと、から成り、前記
追加ステーションは、連続的に配置されるとともに、追
加のコンポーネントを前記剛性初期構造体に対して位置
決めするフレーム・コンポーネント位置決め手段と、位
置出し手段によって位置出しされた位置における前記初
期構造体に前記追加コンポーネントを付加固定する手段
と、を有していることを特徴とする組立ラインが提供さ
れた。
【0016】
【発明の実施の形態】本書で使用する「アセンブリ」な
る用語は、複数の意味でのアセンブリ、サブアセンブ
リ、最終アセンブリ等を含み、これらに限定されない。
また、「位置出し」なる用語は、基準となるある部品若
しくはコンポーネントと照合することによって他の部品
若しくはコンポーネントの取付け位置を決定することを
いう。
【0017】従来のフロント或いはエンジン・ルーム・
サブ組立ライン10が図1に示されている。サブ組立ラ
イン10は、ホーム・ポジションに示された、フロント
・ホイール・ハウス配置ジグ14を収容する第1の部品
ローディング・ステーション12を含む。フロント・ホ
イール・ハウス・ジグ14は、移送路18により、第1
部品ローディング・ステーションと第1溶接ステーショ
ンとの間を移動可能となっている。第1溶接ステーショ
ン16の各側に配置されているのは溶接ロボット20で
ある。第1溶接ステーション16は、二次溶接ジグ22
を収容する。第1溶接ステーション16と第1アンロー
ディング・ステーションとの間を移動可能なのは上側移
送ロボット26である。アンローディング・ステーショ
ン24に配置されているのは第1アンローディング・ス
テーション24と第2の部品ローディング・ステーショ
ン30との間を移動可能なアンローディング・ジグ28
である。第2部品ローディング・ステーション30はフ
ロント・コンポーネント・セット・ジグ32を収容す
る。第2部品ローディングステーション30の下流に
は、第2溶接ステーション34が設けられている。第2
溶接ステーション34の下流には、第3溶接ステーショ
ン36が設けられている。第3溶接ステーション36の
各側には、溶接ロボット20が配設されている。第3溶
接ステーション36の更に下流には、フロント或いはエ
ンジン・ルーム・サブ組立ライン10の最終アンローデ
ィング・ステーション42が配設されている。半完成サ
ブアセンブリを第1アンローディング・ステーション2
4と第2部品ローディング・ステーション30との間を
移送するのは高架直線移送システム44である。サブア
センブリを第3溶接ステーション36と最終アンローデ
ィング・ステーション42との間を移送するのは持ち上
げ搬送機構38である。
【0018】サブ組立ライン10の作用時、部品(即
ち、左右のフロント・ハウジングとフレーム・レール)
が、典型的に補助者(例えば、組立ラインの係員若しく
は介添作業員)又は自動により、第1部品ローディング
・ステーション12でフロント・ホイール・セット・ジ
グ14に積み込まれ、所定位置にクランプされる。フロ
ント・ホイールハウス・ジグ14は、次いで、移送路1
8を介して第1溶接ステーション16に移送される。第
1溶接ステーション16において、フロント・ホイール
ハウス・セット・ジグ14にクランプされた部品は、溶
接ロボット20によって一体にスポット溶接されて別個
の左右フェンダ・サブアセンブリを形成する。溶接され
た部品は、次いで、上側移送ロボット26により、フロ
ント・ホイール・ハウス・セット・ジグ14から除去さ
れる。その後、フロント・ホイール・ハウス・セット・
ジグ14が移送路18を介して第1部品ローディング・
ステーション12のホーム・ポジションに戻される。
【0019】左右フェンダ・サブアセンブリは、次い
で、上側移送ロボットにより、第1溶接ステーション1
6に位置する二次溶接ジグ22に降される。二次溶接ジ
グ22は、溶接ステーション16の溶接ロボット20に
対し、部分完成サブアセンブリの新たなスポット溶接の
ための異なる局面を提供する。二次スポット溶接の完了
時、部分完成サブアセンブリ(即ち、エンジン・ルーム
・サブアセンブリ)は、二次溶接ジグ22から除去さ
れ、上側移送ロボット26によって第1アンローディン
グ・ステーション24のアンローディング・ジグ28に
移載される。次いで、溶接されたコンポーネント(左右
フェンダ・サブアセンブリ)は、高架直線移送システム
44により、第2部品ローディング・ステーション30
のフロント・コンポーネント・セット・ジグ32に移送
される。補助者は、ダッシュボード・コンポーネントや
ラジエータ・クレードルなどの追加コンポーネントをフ
ロント・コンポーネント・セット・ジグ32に載置し、
クランプする。左右フェンダ・サブアセンブリと、締着
(クランプ)されるも未溶接のダッシュボード及びラジ
エータ・クレードル・コンポーネントを収容するフロン
ト・コンポーネント・セット・ジグ32は、持ち上げ搬
送機構38を介して第2溶接ステーション34に移送さ
れる。第2溶接ステーション34の溶接ロボット20
は、クランプされるも、これまで未溶接となっていたダ
ッシュボード・コンポーネントを固定する追加のスポッ
ト溶接を行い、左右フェンダ・サブアセンブリを連結し
て(上方から見て)U字状の構造体を形成する。
【0020】このU字状構造体は、次いで、持ち上げ搬
送機構38を介して第3溶接ステーション36に搬送さ
れ、ここでロボット20がU字状構造体の開放端部にラ
ジエータ・クレードルを連結することによってフロント
・エンジン・ルーム・サブアセンブリの溶接作業を完了
する。この完成エンジン・ルーム・サブアセンブリは、
次いで、持ち上げ搬送機構38を介して最終アンローデ
ィング・ステーション42に搬送される。
【0021】明白なごとく、持ち上げ搬送機構38を使
って部分完成U字状構造体を、第2部品ローディング・
ステーション30と第2溶接ステーション34との間、
第2溶接ステーション34と第3溶接ステーション38
との間を搬送する際、部分完成サブアセンブリに歪みを
生じることがある。この歪みは、搬送機構から部分完成
サブアセンブリに加わる力によって引き起こされるもの
と思われる。この歪みは、コンポーネントが堅固が構造
体になっておらず、(第2溶接ステーション34では)
別々の要素片である、或いは、(第3溶接ステーション
36では)可撓性のあるU字状構造体であるため、新た
な製造上の許容誤差(以下、単に“誤差”ということも
ある)を完成サブアセンブリに付加する結果となる。
【0022】多くの場合、特にいくつかの部品ローディ
ング・ステーションを含むサブ組立ラインでは、追加部
品の配置は、半完成サブアセンブリの一部を形成するコ
ンポーネントに対して、つまりこれを基準として実行さ
れる。この基準コンポーネントは、前の溶接ステーショ
ンで半完成サブアセンブリに先に配置され、固定された
コンポーネントに対して配置、固定したものであっても
よい。先に配置、固定されたこのコンポーネント自体
は、半完成サブアセンブリに先に取り付けられた第3の
コンポーネントに対して配置されたものであってもよ
い。この場合、総製造誤差は、積み重ねれた各コンポー
ネントの許容誤差の総計に比例する。このように積み重
ねられた許容誤差は、ジグの位置精度或いは許容誤差、
並びに、コンポーネント上の理想位置に対する基準点の
精度に対応する寸法誤差を表す要素を含む。つまり、マ
ーク(目印)でも、穴でも、他の識別手段であってもよ
い基準点を部品上に設けると、理想位置から外れてしま
う。
【0023】この積重ね工程は、図1に図示された組立
ライン10に例示されている。具体的に、左右フェンダ
・サブアセンブリは、最初は別個に製造され、その後ス
テーション34でダッシュボード・コンポーネントと結
合されてU字状構造体になる。ダッシュボード・コンポ
ーネントは、フェンダ・サブアセンブリが連結されてい
ないので、ジグを介してフェンダ・サブアセンブリに配
置される。その上、ラジエータ・クレードルの位置がU
字状構造体に対して決定され、そこにはダッシュボード
・コンポーネントの配置によって変わる許容誤差が存在
する。部分完成サブアセンブリに新たなコンポーネント
を配置し、溶接することによる許容誤差が全体誤差を増
大させる。つまり、各コンポーネントの位置許容誤差が
一定割合でサブ組立ラインの総位置誤差に積み重ねられ
る或いは追加される。
【0024】完成サブアセンブリの総位置許容誤差(以
下、“総位置許容誤差”)の標準誤差は、次式(1)に
よって推定できる。
【0025】
【数1】
【0026】ここで、χiはi番目工程の位置許容誤
差、nは位置許容誤差誘引工程の数である。
【0027】式(1)は、位置許容誤差、つまり、個々
のコンポーネントを相互に配置することによって発生す
る製造工程に固有の許容誤差だけを推定する。式(1)
は、個々のコンポーネントの寸法誤差を考慮していな
い。全製造工程の推定総標準誤差(以下、“総製造許容
誤差”)は、次式(2)により求められる。
【0028】
【数2】
【0029】ここで、χiはi番目工程の位置許容誤差、
nは位置許容誤差誘引工程の数、yjはj番目工程の寸法
許容誤差、mは寸法許容誤差誘引工程の数である。
【0030】従来、別個の部品がジグ内において相互に
配置される度に、ジグは製造許容誤差を追加する。組立
ライン10は、位置許容誤差を加算する少なくとも2つ
の製造工程、即ち第1ローディング・ステーション12
と第2ローディング・ステーション30で部品を追加し
て2つの別個のジグを形成する工程を有する。従って、
位置誤差を追加する製造工程の総数は2(n=2)であ
る。これらの2つの工程の各々の位置誤差が約0.3mmと
すると、式(1)によれば、概算総位置誤差は約0.42mm
となる。しかし、2つのセット・ジグ(ジグ14とジグ
22)によって導入される位置許容誤差は、この従来工
程で積み重ねられる許容誤差だけではない。左右のホイ
ール・ハウジングとフレーム・レールから別個に形成さ
れた左右フェンダ・サブアセンブリは、これらのサブア
センブリの各々に設定された基準点を用いて製造される
(つまりm=2)。従って、これらの基準点は、典型的
に、約0.42mmと算出された位置許容誤差に追加される寸
法許容誤差を有している。この結果、(多重許容誤差誘
引ジグの使用による位置誤差と多重基準点の使用による
寸法誤差の関数となる)総誤差は、式(1)で得られた
ものよりずっと大きい値となる。n=2、m=2であ
り、各工程の寸法及び位置許容誤差が±0.3mmであると
き、式(2)による総製造誤差は、±0.6mmである。こ
の総製造誤差は、製造工程の間のコンポーネントの相対
位置のズレに起因する損傷、ミスアラインメント等によ
って発生する追加の許容誤差を考慮していない。例え
ば、U字状コンポーネントを第2溶接ステーション34
から第3溶接ステーション36に移送することにより、
その可撓性構造体が損傷する或いはU字の先端の相対位
置が変わってしまうかもしれない。この損傷は、該構造
体に固有の可撓性が原因して起きる。
【0031】図2及び3を参照するに、本発明の実施例
の例示として、エンジン・ルーム・サブアセンブリ製造
のための自動車フロント・コンポーネント或いはエンジ
ン・ルーム・サブ組立ライン100が示されている。第
1部品ローディング・ステーション112は、フロント
・コンポーネント・セット・ジグ114を収容する。こ
のフロント・コンポーネント・セット・ジグ114は、
搬送路118を介して第1部品ローディング・ステーシ
ョン112と溶接ステーション116との間を移動可能
とされている。溶接ステーション116の各側にはロボ
ット・ウェルダ20’が配置されている。溶接ステーシ
ョン118の下流側の近傍にはハンドリング・ロボット
150が配置されている。ハンドリング・ロボット15
0の下流にはフロント完成アンローディング・ステーシ
ョン142が設けられている。ロボット・ウェルダ、溶
接ステーションなどの部品は公知である。
【0032】図3に示されるように、ハンドリング・ロ
ボット150は二次溶接ジグ126を取り扱う。
【0033】図2、3及び4を参照するに、自動車サブ
組立ライン100では、補助者により或いは自動で、単
一の部品(つまり、左右フロント・ハウジング、左右フ
レーム・レール、ファイア・ウォール或いはダッシュボ
ード及びラジエータ・クレードル・コンポーネント)が
部品ローディング・ステーション112(S402)の
フロント・コンポーネント・セット・ジグ114に載置
される。ジグ114は、部品の位置に若干の“遊び”を
もたせるように設計すればよい。これは、部品の位置
を、クランプする(S404)前に基準部品上の(±0.
3mmの仮定寸法許容誤差を有する)単一の基準点に対し
て(或いは基準部品に対して)調節できるようにするた
めである。基準点は、部品或いはコンポーネント上の位
置若しくは場所を識別するものである。前述したよう
に、基準点は、コンポーネントにおける穴、目印、目
標、溝、スロット、その他の如何なる種類の識別手段で
あってもよい。代替的に、基準部品は、ジグ114を用
いて追加部品を基準部品に当接させたときにその追加部
品を所定位置に案内するように設計してもよい。クラン
プ完了後、フロント・コンポーネント・セット・ジグ1
14は、搬送路118を介して(或いは代替的にコンベ
ヤ装置を介して)溶接ステーション116(S406)
に搬送される。溶接ステーション116では、溶接ロボ
ット20’が個々の部品或いはコンポーネントをスポッ
ト溶接して初期の剛性構造の部分完成サブアセンブリを
形成する(S408)。かくして剛性構造のサブアセン
ブリの品質が固定若しくは設定される。この剛性サブア
センブリを従来の方法で搬送しても、従来の組立ライン
10上で形成されるU字状構造体と違って、コンポーネ
ントの相対位置が変わることはない。ハンドリング・ロ
ボット150は、半完成であっても実質的に剛性のサブ
アセンブリをフロント・コンポーネント・セット・ジグ
114から除去する(S410)。ジグ114は、次い
で、搬送路118を介して、部品ローディング・ステー
ション112のホーム・ポジションに戻される(S41
2)。部分完成サブアセンブリは、次いで、ハンドリン
グ・ロボット150を介して(最初は組立ラインの近く
に位置する)第2溶接ジグ126に載置される。ジグ1
26及び部分完成サブアセンブリは、次いで、ロボット
150を介して溶接ステーション116に移動され、そ
こに配置される(S414)。二次溶接ジグ126は、
溶接ロボット20’に以前には溶接のためのアクセスが
出来なかった領域を提供する。ハンドリング・ロボット
150も、溶接ロボット20’が追加の溶接を付与でき
るように、部分完成サブアセンブリの所定位置への配置
を支援する。代替実施例において、ハンドリング・ロボ
ット150は、ジグ114及び126の所定位置への溶
接に先立ってエンジン・ルーム・サブアセンブリのコン
ポーネントを配置することができる。二次溶接ジグは、
S402で載置若しくは搭載された個々のコンポーネン
トのどれをも再整列、再配置することはなく、従って、
追加の製造許容誤差を当該装置及び方法に追加或いは導
入することはない(即ち、S416ではn=0)。その
後、溶接ロボット20’は、サブアセンブリに追加のス
ポット溶接を実施する(S414)。完成したサブアセ
ンブリは、次いで、ハンドリング・ロボット150を介
してフロント完成アンローディング・ステーション14
2に搬送され、そこで車両への組み付け可能となる(S
418)。
【0034】すでに明らかなように、最終サブアセンブ
リの質或いは総位置誤差は、後に初期の剛性構造の部分
完成サブアセンブリに溶接形成される(S404〜S4
08)部品が最初にフロント・コンポーネント・セット
・ジグ114に載置された時に決定する。S414で実
行される溶接は、サブアセンブリの質或いは位置誤差を
変更するものではなく、例えばジグ114の物理的制限
或いは時間制限によって従前にはアクセス不能であった
追加の領域を溶接することによって当該構造体を補強し
ようとするだけのものである。
【0035】ここで、図4の全工程の総位置誤差を式
(1)を用いて算出することができる。単一の基準点或
いは基準部品の初期位置誤差(S404)はジグ114
に対して±0.3mmであると仮定する。コンポーネントを
相互に配置するのにジグを1つ(ジグ114)だけしか
使用しないので、誤差付加工程の数は1である(つま
り、n=1)。式(1)を用いると、概算総位置誤差は
±0.3mmであり、これは図1に示される組立工程につい
て算出される位置誤差より約30%少ない。同様に、エ
ンジン・ルーム・サブアセンブリの製造で使われる基準
点は1個であるから、m=1となる。単一基準点の寸法
誤差が±0.3mmであると仮定すると、式(2)で推定さ
れる総製造許容誤差は±0.424mmで、従来の組立ライン
10より約30%少ない。以下で詳しく説明するが、製
造工程の数が増大すると、従来の組立ライン(或いは工
程若しくはシステム)における総製造誤差も比例して増
大する。これに対し、本発明を採用する組立ライン、工
程又はシステムにおける総製造誤差は、コンポーネント
数が増大しても実質的に一定であるか、従来の組立ライ
ンより実質的に少なくなる。
【0036】本発明の実施例から結実する改善された質
は図5乃至9を参照すれば十分に理解できる。
【0037】図5は、フレーム・アセンブリを製造する
ための従来型組立ライン500の概略図である。組立ラ
イン500は、メイン組立ライン502と、ミッド・フ
ロア・サブ組立ライン504と、リヤ・フロア・サブ組
立ライン506とから成る。
【0038】ミッド・フロア・サブ組立ライン504
は、完成車両の主乗員室を支持するミッド・フロア・サ
ブアセンブリを製造する。ミッド・フロア・サブ組立ラ
イン504は、ミッド・フロア・コンポーネント・セッ
ト・ジグ510を収容する第1の部品ローディング・ス
テーション508から成る。第1部品ローディング・ス
テーション508の下流には、各側に溶接ロボット51
4が配置された複数の溶接ステーション512A〜51
4Dが設けられている。ミッド・フロア・サブ組立ライ
ン504は、メイン組立ライン502で終結している。
【0039】ミッド・フロア・コンポーネント・セット
・ジグ510は、例えばコンベヤ装置などの搬送機構を
介して第1部品ローディング・ステーション508から
溶接ステーション512A〜514Dを移動可能となっ
ている。
【0040】ミッド・フロア・サブ組立ライン504の
作用において、左右フロア・パネル・エクステンショ
ン、第3シート・パネル、第3シート・スチフナ、左右
フロア・パネル・スチフナ、第2、第3及び第4ミッド
・フロア・パネル・クロス部材、左右リヤ・フレーム・
コンポーネント、リヤ・フロア・パネル・クロス部材な
どの部品は、部品ローディング・ステーション508に
おいて補助者により又は自動でミッド・フロア・コンポ
ーネント・セット・ジグ510に載置され、クランプさ
れる。部品ローディング・ステーション508で積み込
まれた部品は、寸法誤差が±0.3mmの共通基準点を使用
して一定の位置許容誤差、例えば±0.3mmの範囲内でジ
グに配置される。コンポーネント・セット・ジグ510
は、次いで、搬送機構516を介して、溶接ロボット5
14によるスポット溶接のため各溶接ステーション51
2A〜512Dに搬送される。完成したミッド・フロア
・サブアセンブリは、続いて、メイン組立ライン502
のサブアセンブリ・ローディング・ステーション544
に位置するミッド・フロア・サブアセンブリ・セット・
ジグ548(後段で詳述)に移送される。従来型サブ組
立ライン504は、典型的にずっと後のステーション
(メイン組立ライン502に近接するステーション)ま
で実質的に剛性の構造体を生産しない。従って、コンポ
ーネントの相互位置はこの遅い段階まで固定されない。
この結果、部分的に完成したミッド・フロア・サブアセ
ンブリを各種の工程を通じて搬送することにより、ミッ
ド・フロア・サブアセンブリの総製造誤差が変動し、大
きく増大する。従って、ミッド・フロア・サブアセンブ
リの質が低下する。
【0041】ステーションからステーションへと半完成
ミッド・フロア・サブアセンブリを搬送するのは、例え
ば高架コンベヤであってもよい移送機構516である。
【0042】ミッド・フロア・サブ組立ライン504の
作用と平行して、リヤ・フロア・サブ組立ライン506
がリヤ・フロア・サブアセンブリを製造すべく作動す
る。リヤ・フロア・サブ組立ライン506は、リヤ・フ
ロア・パネル・コンポーネント・セット・ジグ522を
収容するリヤ・フロア・パネル部品ローディング・ステ
ーション520から成る。リヤ・フロア・パネル部品ロ
ーディング・ステーション520の下流には、第1のフ
ロア溶接ステーション524が設けられている。第1フ
ロア溶接ステーション524の各側には溶接ロボット5
14が配置されている。第1フロア溶接ステーション5
24の更に下流には、リヤ・フロア・フレーム・コンポ
ーネント・セット・ジグ530を収容するリヤ・フロア
・フレーム部品ローディング・ステーション528が設
けられている。リヤ・フロア・フレーム部品ローディン
グ・ステーション528の下流には、複数の二次溶接ス
テーション512E〜512Hが配設されている。各二
次溶接ステーション512E〜512Hの各側には溶接
ロボット514が配設されている。リヤ・フロア・サブ
組立ライン506は、メイン組立ライン502で終結し
ている。ミッド・フロア・サブ組立ライン504と同様
に、リヤ・フロア・サブ組立ライン506は、ずっと後
のステーション(つまり、メイン組立ライン502に隣
接するステーション)になるまで実質的に剛性の構造体
を生産しない。この結果、コンポーネントの相対位置
は、上述した終盤のステーションになるまで固定されな
い。従って、部分完成されたリヤ・フロア・サブアセン
ブリを各種の工程を通じて搬送すると、リヤ・フロア・
サブアセンブリの総製造誤差が変動し、大きく増大す
る。この結果、リヤ・フロア・サブアセンブリの品質が
低下する。
【0043】リヤ・フロア・サブ組立ライン506の作
用は既に公知のパタンと同じである。フロント・フロア
・パネル・クロス部材、左右フロント・フレーム・コン
ポーネント、第1ミッド・フロア・パネル・クロス部材
などの部品は、自動或いは補助者により、リヤ・フロア
・パネル部品ローディング・ステーション520に位置
するリヤ・フロア・パネル・コンポーネント・セット・
ジグ522に載置され、そこにクランプされる。このジ
グは、各部品に対する(キャビティ、スロット、開口等
の)レセプタを有しており、このレセプタは部品を空間
的に相互配置する。この作業時、コンポーネント・セッ
ト・ジグ522に固有の誤差によって当該装置に位置誤
差が導入されてしまう。この誤差は、±0.3mmの寸法誤
差を有するリヤ・フロア・サブアセンブリの製造に基準
点を使用して例えば±0.3mmである。コンポーネント・
セット・ジグ522及びこれに配置され、クランプされ
た部品は、移送機構516Bを介して、第1のフロア溶
接ステーション524に運ばれ、ここで溶接ロボット5
14により、個々の部品が相互にスポット溶接されて半
完成フロア・パネル・サブアセンブリとなる。この半完
成フロア・パネル・サブアセンブリは、次いで、リヤ・
フロア・フレーム部品ローディング・ステーション52
8のリヤ・フロア・フレーム・コンポーネント・セット
・ジグ530に移送される。
【0044】スペア・タイヤ・ウェル・コンポーネン
ト、スペア・タイヤ・クロス部材、リヤ・フロア・パネ
ル・パッチ・コンポーネント、リヤ・ブラケット部品な
どの追加のリヤ・フロア・フレーム部品が次いで自動又
は補助者によってフレーム・コンポーネント・セット・
ジグ530に載置され、クランプされる。フレーム・コ
ンポーネント・セット・ジグ530がもともと個々のコ
ンポーネントの配置において一定の許容誤差を有してい
るため、例えば±0.3mmの更なる位置誤差がリヤ・フロ
ア・フレーム部品ローディング・ステーション528の
ローディング工程によって発生する。更に、図1に関連
して前述したごとく、部品ローディング・ステーション
528などで追加された部品は、第1フロア溶接ステー
ション524で製造された半完成フロア・パネル・サブ
アセンブリ上の多数の基準点に対して配置されている。
これらの基準点の各々は、理想位置に対して一定漁の許
容誤差を有している。従って、従来ライン506は、セ
ット・ジグ530への部品配置に使用する第2の基準点
に係る±0.3mm第2の寸法誤差を導入してしまう。多数
の基準点を使用する結果、サブ組立ライン506上のフ
ロア・パネル・サブアセンブリの許容誤差は、2個の位
置誤差と2個の寸法誤差を含むこととなる(つまり、n
=2,m=2)。
【0045】次いで、未溶接フレーム・コンポーネント
及び半完成フロア・パネル・サブアセンブリが、再び移
送機構516Bを介して、複数の溶接ステーション51
2E〜512Hに移送され、ここでロボット514によ
ってスポット溶接されてリヤ・フロア・サブアセンブリ
となり、後者は、引き続き、後段で詳述するサブアセン
ブリ・ローディング・ステーション544のリヤ・フロ
ア・サブアセンブリ・セット・ジグ550に移送され
る。
【0046】メイン・アセンブリ502は、エンジン・
ルーム・コンポーネント・ジグ542を収容するエンジ
ン・ルーム部品ローディング・ステーション540から
成る。エンジン・ルーム部品ローディング・ステーショ
ン540の下流には、サブアセンブリ・ローディング・
ステーション544が設けられている。サブアセンブリ
・ローディング・ステーション544は、3つの異なる
ジグ、即ち、エンジン・ルーム・コンポーネント・セッ
ト・ジグ542、ミッド・フロア・サブアセンブリ・セ
ット・ジグ548、リヤ・フロア・サブアセンブリ・セ
ット・ジグ550を収容する。さらに下流には、溶接ロ
ボット514が各側に設けられた複数の溶接ステーショ
ン512I〜512Lが設けられている。
【0047】メイン組立ライン504は、自動又は補助
者により、左右フロント・ハウジング、左右フレーム・
レール、ファイア・ウォール(防火壁)或いはダッシュ
ボード・コンポーネント、ラジエータ・クレードル、フ
ロント・クロス部材などのエンジン・ルーム部品を、エ
ンジン・ルーム部品ローディング・ステーション540
のエンジン・ルーム・コンポーネント・セット・ジグ5
42に積み込み、クランプすることによって作用を開始
する。エンジン・ルーム・コンポーネント・セット・ジ
グ542は、移送機構516Cを介してエンジン・ルー
ム部品ローディング・ステーション540からサブアセ
ンブリ・ローディング・ステーション544まで移動で
きる。部品セット・ジグ542への部品のローディング
或いは載置は、±0.3mmの正確さといったジグ固有の
(不)正確さによる位置誤差の導入を招く。更に、セッ
ト・ジグ542へ部品を配置するのに用いる基準点は、
例えば±0.3mmの寸法誤差を当該装置に導入する。完成
したミッド・フロア及びリヤ・フロア・サブアセンブリ
は、典型的に自動化された機構を介し、サブアセンブリ
・ローディング・ステーション544に同じく位置する
ミッド・フロア・サブアセンブリ・セット・ジグ548
及びリヤ・フロア・サブアセンブリ・セット・ジグ55
0にそれぞれ載置される。もはや明白なごとく、サブア
センブリ・ジグ548及び550は、その固有誤差が
故、最終車両の総位置許容誤差を増大させる。更に、完
成したミッド・フロア及びリヤ・フロア・サブアセンブ
リ並びに部品のコンポーネント・セット・ジグ542へ
の配置は多数の異なる基準点に基づいて行われる。即
ち、上述のごとく、それぞれ一定の寸法誤差を有する多
数の基準点を使用することになる。この寸法誤差が完成
アセンブリの総許容誤差に一定比率で加算される。
【0048】従来の組立ライン500で製造された車両
に付与される総位置許容誤差は、n=6(組立ライン5
00では6つのジグが使用される)とし、各ジグが±0.
3mmの位置許容誤差を有するものとして、式(1)によ
って推定できる。式(1)で推定総位置許容誤差を計算
すると、少なくとも±0.735mmという値が得られる。上
述のように、±0.735mmという許容誤差は、使用したジ
グの位置精度のみを考慮したものであり、組立ライン5
00で使用した多数の基準点の各々の寸法誤差を考慮し
ていない。従って、組立ライン500上で製造されるア
センブリの総許容誤差は±0.735mmよりずっと大きくな
る。m=6,各寸法誤差を±0.3mmと仮定して式(2)
を適用すると、総製造許容誤差はおよそ±01.039mmとな
る。
【0049】図6及び7は、図5の従来型組立ライン及
び方法とは対照的な、本発明の実施例としての組立ライ
ン600を示す。組立ライン600は、エンジン・ルー
ム/フロア・フレーム・メイン・センブリ・ライン60
2と、フロア・パネル・サブ組立ライン604とから成
る。
【0050】フロア・パネル・サブ組立ライン604
は、フロア・パネル・コンポーネント・セット・ジグ6
08を収容するフロア・パネル部品ローディング・ステ
ーション606から成る。このフロア・パネル・コンポ
ーネント・セット・ジグは、移送機構516’を介して
フロア・パネル部品ローディング・ステーション606
と下流のフロア・パネル溶接ステーション610との間
を移動可能となっている。フロア・パネル溶接ステーシ
ョン610の各側には溶接ロボット514’が設けられ
ている。フロア・パネル溶接ステーション610で製造
されたフロア・パネル・アセンブリは、高架コンベヤ6
14を介して、フロア・パネル溶接ステーション610
と後段で詳述するサブアセンブリ溶接ステーション63
0との間を移動可能である。
【0051】エンジン・ルーム/フロア・フレーム・メ
イン組立ライン602は、フロア・フレームと、エンジ
ン・ルーム・サブアセンブリ・セット・ジグ622を収
容するコンポーネント・ローディング・ステーション6
20から成る。セット・ジグ622は、移送機構516
B’を介して、ローディング・ステーション620から
下流の第1配置・溶接ステーション626まで移動可能
となっている。セット・ジグ622は、フロア・フレー
ム・コンポーネント及びエンジン・ルーム・サブアセン
ブリのためのクランプ位置を有している。第1配置・溶
接ステーション626は、溶接ロボット514’を両側
に従えている。第1配置・溶接ステーション626の下
流には、複数(2つのみ図示)の溶接ステーション51
2A’及び512B’が設けられており、これらの各側
には溶接ロボット514’が配置されている。これらの
溶接ステーション512A’及び512B’の下流に
は、フロア・フレーム/エンジン・ルーム及びフロア・
パネル・セット・ジグ632を収容するサブアセンブリ
溶接ステーション630が配設されている。前述したよ
うに、高架コンベヤ614は、サブアセンブリ・ステー
ション630で終結し、フロア・パネル・サブ組立ライ
ン604からメイン組立ライン602にフロア・パネル
・サブアセンブリを供給する。サブアセンブリ溶接ステ
ーション630は両側に溶接ロボット514’を備えて
いる。サブアセンブリ溶接ステーション630の後に
は、それぞれ溶接ロボット514’を各側に従える複数
の溶接ステーション512C’〜512E’が設けられ
ている。
【0052】フレーム・アセンブリを製造するためのメ
イン組立ライン602の工程は、フロア・パネル・サブ
組立ライン604上でフロア・パネル・サブアセンブリ
を製造する工程と平行して遂行される。
【0053】組立ライン600の作用は、図6、7、8
及び9を参照すれば最も理解し易い。フロア・パネル・
サブ組立ライン604の作用は、図9のフローチャート
に示されている。S902において、フロア・パネル・
サブアセンブリを構成するフロア・パネル、左右フロア
・パネル・エクステンション、第3シート・パネル、第
3シート・スチフナ、左右フロア・パネル・スチフナ、
スペア・タイヤ・ウェル、スペア・タイヤ・ウェル・ク
ロス部材、フロア・パネル・パッチ・コンポーネント、
ブラケット・コンポーネントなどの部品は、ステーショ
ン508及び528における従来型組立ライン500で
使用されたフロア・パネル・サブアセンブリ部品から選
択する。選択した部品は、S902で選択された部品の
1つに設定された基準点に対して配置される(S90
4)。ただし、必要に応じて、ある程度大きな寸法誤差
のリスクを覚悟で複数の基準点を1つ又はそれ以上の部
品に設定してもよい。S904で言及する基準点は、例
えば基準穴、目印(マーク)、的(ターゲット)、或い
はその他の識別点とすればよい。この例では、ロボット
又は補助者が、フロア・パネル・サブアセンブリの未溶
接コンポーネントを、フロア・パネル・コンポーネント
・セット・ジグ608の助けを借りて基準点に対して所
定空間部に配置する。S904で実行された配置によ
り、製造ラインに位置誤差が導入される(即ち、S90
4での位置誤差は±0.3mm、n=1と推定できる)。更
に、S904で使用した基準点は、例えば±0.3mmの寸
法許容誤差を導入する(つまり、S904ではm=
1)。いったんこのように配置すると、フロア・パネル
・コンポーネント・セット・ジグ608内にクランプさ
れた、フロア・パネル・サブアセンブリのコンポーネン
トは、移送機構516’を介して、フロア・パネル部品
ローディング・ステーション606からフロア・パネル
溶接ステーション610に移動される(S906)。フ
ロア・パネル・コンポーネント・セット・ジグ608に
クランプされたコンポーネントは、次いで、溶接ロボッ
ト514’によって互いに固定的に連結され、実質的に
剛性の第2の初期構造体になる(S908)。ステップ
S902〜S908で製造されたフロア・パネル・サブ
アセンブリは、次いで、高架コンベヤ614を介して、
パネル溶接ステーション610からメイン組立ライン6
02のサブアセンブリ・ステーション630に運ばれる
(S910)。図9の作用は必要に応じて繰り返され
る。
【0054】図8は、メイン組立ライン602の作用
と、エンジン・ルーム組立ライン100(図2及び3)
及びフロア・パネル・サブ組立ライン604との相互作
用を示す。エンジン・ルーム・サブアセンブリは、エン
ジン・ルーム・サブ組立ライン100からコンポーネン
ト・ローディング・ステーション620に移送され(S
802)、エンジン・ルーム・サブアセンブリ・セット
・ジグ622に配置される。上述したように、エンジン
・ルーム・サブアセンブリの製造は、2つの異なるジグ
の使用及び±0.424mmの総許容誤差(つまり、m=1,
n=1)にも拘わらず、許容誤差追加工程の数が1(n
=1)であったため、±0.3mmの位置許容誤差を導入し
ただけである。
【0055】コンポーネント・ローディング・ステーシ
ョン620へのエンジン・ルーム・サブアセンブリの搬
送は、コンベヤ機構(図示せず)の作用を介して実現す
ればよい。思い出されるごとく、エンジン・ルーム・サ
ブアセンブリを形成するコンポーネントは、エンジン・
ルーム・コンポーネントのうちの1つに設置された基準
点に対して配置した。次に、最終的にフロア・フレーム
の一部を形成するフロント・フロア・パネル・クロス部
材、左右フロント・フレーム・コンポーネント、第1、
第2、第3及び第4ミッド・フロア・クロス部材、左右
リヤ・フレーム・コンポーネント、リヤ・フロア・パネ
ル・クロス部材などの追加部品を選択して、最終フレー
ム・アセンブリのフロア・フレーム部を形成する(S8
04)。次いで、選択した部品を、再び補助者の手或い
は自動で、エンジン・ルーム・サブアセンブリの製造に
使用したのと同じエンジン・ルーム・サブアセンブリ上
の基準点に対して、エンジン・ルーム・サブアセンブリ
・セット・ジグ622に配置する(S806)。(S8
06でのエンジン・ルーム・サブアセンブリ上の基準点
に対するコンポーネントの配置は、代替的に、例えばロ
ボット式ビジョン装置、ハンドリング・ロボットなどの
他のフレーム部材配置手段を使用し、追加されるコンポ
ーネントを基準サブアセンブリに設けられた穴若しくは
スロットにはめ込むようにして達成してもよい。)従っ
て、S806は、該配置装置、ここではジグ622、の
許容誤差に等しい単一の追加の位置許容誤差を当該組立
工程に導入するだけである(即ち、S806ではn=
1、m=0)。つまり、全部品の配置がエンジン・ルー
ム・サブアセンブリ上の単一基準点に対して実行され、
その寸法誤差が初期エンジン・ルーム・サブアセンブリ
の製造において既に考慮に入れられているため、S80
6の追加の寸法許容誤差は当該システムに全く導入され
ない。これに対し、上述したように、組立ライン500
などの従来の組立工程は、ジグ510、522、53
0、542、548及び550などの配置システムの許
容誤差に加え、個々の基準点の精度に対応する追加許容
誤差を該システムに導入する。これらの基準点の精度に
対応する追加の寸法許容誤差は、追加コンポーネントが
単一の初期基準点を基準としていないため、組立ライン
500によって生成された総製造許容誤差に加算され
る。組立ライン500は、むしろ、製造時に多くの異な
る点を基準として参照或いは照合する。この結果、照合
される各基準点が、なにがしかの寸法誤差を追加するこ
ととなり、この誤差が、ジグなどのコンポーネント配置
システムの位置許容誤差に追加される。
【0056】コンポーネント、つまりエンジン・ルーム
・サブアセンブリ及びフレーム・コンポーネントは、次
いで、移送機構516B’を介して、第1配置・溶接ス
テーション626に搬送される(S808)。次いで、
エンジン・ルーム・サブアセンブリ・セット・ジグ62
2中の部品が、溶接ロボット514’によって互いに十
分に溶接されて剛性構造体となり、サブアセンブリの品
質が固定する。つまり、ジグ622に填め込まれたフレ
ーム・コンポーネントは、ロボット514’によって溶
接されて(S810)、部分的に溶接され、かつ、部分
的に完成されたサブアセンブリを搬送してもそのサブア
センブリを形成する部品の相対位置が変わらないような
十分に剛性の構造体となる。これに対し、従来型組立ラ
イン500では、最終的に完成サブアセンブリを形成す
るコンポーネントが、サブアセンブリに結合される前に
多数の溶接ステーションを通って搬送される。従って、
従来の組立ライン500の各搬送工程が、式(1)及び
(2)のいずれにおいても考慮されていない追加の製造
許容誤差を招来する。例えば、上述したように、従来型
組立ライン500は、組立工程の早い時期に左右フェン
ダ・サブアセンブリのためのサブアセンブリを形成す
る。これらの左右フェンダ・サブアセンブリは、組立工
程のずっと後の段階で剛性構造体を形成すべく相互にの
み結合される。これに対し、S808で形成された半完
成アセンブリは、製造工程の早い段階で構造的に連結さ
れ、実質的に剛性となり、かくして製造工程の早い段階
で(サブ)アセンブリの全体的品質が設定される。つま
り、該アセンブリのコンポーネントを、更なる工程にお
いて構造的一体性を維持できるような実質的に剛性の構
造体を形成するべく(S804及びS808において)
選択し、溶接しているため、コンポーネントの相対位置
が組立工程の間に変動しない。
【0057】次いで、溶接ロボット514’により、溶
接ステーション512A’及び512B’においてエン
ジン・ルーム/フレーム・サブアセンブリを完成すべく
追加の溶接が施される(S812)。S812の完了
時、エンジン・ルーム/フレーム・サブアセンブリは、
フロア・フレーム/エンジン・ルーム及びフロア・パネ
ル・セット・ジグ632を収容する溶接ステーション6
30に搬送される(S814)。上述したように、高架
コンベヤ614は、サブアセンブリ・ステーション63
0で終結し、そこまでステップS902〜S908で製
造されたフロア・パネル・サブアセンブリを搬送する。
次いで、フロア・パネル・サブアセンブリが、初期の剛
性エンジン・ルーム・サブアセンブリ構造体のコンポー
ネントの基準点(好ましくはエンジン・ルーム・サブア
センブリの製造に使用したのと同じ基準点)に合わせ
て、フロア・フレーム/エンジン・ルーム及びフロア・
パネル・セット・ジグ632に配置される(S81
6)。このような配置の結果、S816で追加の寸法誤
差は全く発生しない。つまり、エンジン・ルーム・サブ
アセンブリの基準点に対するコンポーネントの誤配置が
既に総製造許容誤差において考慮されている。その上、
フロア・パネル・サブアセンブリが今溶接したばかりの
フレーム・コンポーネント上に物理的に積み重ねられて
いるにも拘わらず、フロア・サブアセンブリは、位置許
容誤差を招くエンジン・ルーム・サブアセンブリの基準
点に対してジグ632に配置される。しかしながら、フ
ロア・パネル・サブアセンブリは、上述したように、寸
法誤差を既に考慮に入れた(即ち、S816でn=1、
m=0)エンジン・ルーム・サブアセンブリの基準点を
基準としている。従って、更なる寸法許容誤差は全く発
生しない。更に、ステップS816で遂行した作業によ
り、フレーム又はフロア・パネルのアセンブリにおける
寸法誤差が総寸法許容誤差に影響することがなくなる、
或いは、全組立工程(図4、8及び9の作業)に対する
総製造許容誤差を算出する際の寸法許容誤差の影響が減
少する。次に、フレーム/エンジン・ルーム及びフロア
・パネル・サブアセンブリが溶接ロボット514’を介
して互いに溶接されて、まだ完成ではないが剛性のフレ
ーム・コンポーネント・サブアセンブリとなる(S81
8)。溶接ロボット514’による溶接は、サブアセン
ブリが溶接ステーションから溶接ステーションへと移動
する際に高品質を維持できるように該サブアセンブリを
剛性にすべく個々のコンポーネントを相互に十分に結合
するため実行する。部分完成フレーム・アセンブリは、
その後、複数の溶接ステーション512E’〜512
E’を通って搬送され、溶接ロボット514’による残
りの必要な溶接を受ける(S820)。
【0058】すでに明らかなように、組立ライン600
で製造されたフレーム・アセンブリは、3つのメイン・
サブアセンブリで製造されたものである。これらのサブ
アセンブリは、初めから実質的に剛性の構造体に形成さ
れる。例えば、エンジン・ルーム・サブアセンブリは、
最初から実質的に剛性の構造体たるべく構成される。同
様に、第2サブアセンブリ、エンジン・ルーム/フロア
・フレーム・サブアセンブリも溶接ステーション626
(S810)で初めから実質的に剛性の構造体として製
造される。また、同じように、フロア・パネル・サブア
センブリも溶接ステーション610(S908)で最初
から実質的に剛性の構造体として形成される。
【0059】図4、8及び9に示される工程は、5個の
ジグの使用を含む。即ち、フロント・コンポーネント・
セット・ジグ114と、二次溶接ジグ126と、フロア
・フレーム及びエンジン・ルーム・サブアセンブリ・セ
ット・ジグ622と、フロア・パネル・コンポーネント
・セット・ジグ608と、フロア・フレーム/エンジン
・ルーム及びフロア・パネル・セット・ジグ632であ
る。上述のごとく、従来の組立ラインでこれらのジグを
使用すると、完成部品に追加の位置許容誤差が導入され
てしまう。図4、8及び9の工程において、フロント・
コンポーネント・セット・ジグ114の使用及びエンジ
ン・ルーム・サブアセンブリの基準点の1回目の使用に
より、S402で1回目の位置許容誤差が導入されてし
まう。しかし、二次溶接ジグ126は、エンジン・ルー
ムがこの時点で実質的に剛性となっており、個々のコン
ポーネントが相互に固定されている(S404〜S40
8)ので、S414で、追加の位置又は寸法許容誤差を
導入することはない。フロア・フレーム及びエンジン・
ルーム・サブアセンブリ・セット・ジグ622の使用
(S802)により、第2の位置許容誤差が発生する。
フロア・フレーム及びエンジン・ルーム・サブアセンブ
リ・セット・ジグ622(S806)とフレーム/エン
ジン・ルーム・サブアセンブリ・ジグ630(S81
6)を使用することにより、第3及び第4の位置許容誤
差が導入される。
【0060】エンジン・ルーム・サブアセンブリの第1
の基準点を参照する或いはこれに照合させることによ
り、第1の寸法許容誤差が導入される。フロア・パネル
・コンポーネントを新たな基準点を基準としてフロア・
パネル部品セット・ジグ608に配置することにより、
第2の寸法許容誤差がS904で導入される。しかし、
基準点が可能な場合に繰り返し使用されるため、製造シ
ステムに導入される寸法許容誤差の漁は相当に減少す
る。以前に使用した基準点を基準とすると、その基準点
の使用によって導入される寸法誤差は既に考慮に入れら
れている。従って、既に基準とされた基準点を新たに基
準としても、追加の寸法許容誤差が組立ラインに追加或
いは積み重なることはない。例えば、エンジン・ルーム
/フロア・フレーム・アセンブリを従来の組立ライン1
0及び500上で製造したときに8個の寸法許容誤差
(つまり、m=8)が導入された場合、本発明を採用す
る組立ライン100及び600はたった2つの許容誤差
(つまり、m=2)を導入するだけである。上述したよ
うに、個々のサブアセンブリは、可能な場合、同一の基
準点を参照して、即ち基準として製造される。
【0061】従って、フレーム・アセンブリの製造で5
つのジグを使うにも拘わらず、たった4つの寸法許容誤
差(つまり、n=4)が導入されるだけである。(各ジ
グが±0.3mmの精度と仮定して)総位置許容誤差は、前
出の式(1)でn=4として算出できる。式(1)を組
立ライン600に適用すると、概算総位置許容誤差は±
0.600mmである。思い出されるように、同じ部品を使う
も従来型組立ライン500で製造された同じフレーム・
アセンブリの総位置許容誤差は±0.735mmであった。つ
まり、本発明を採用する組立ライン600は、フレーム
・アセンブリの総位置許容誤差を約20%も減少させ
る。同様に、式(2)によれば、組立ライン100及び
600の総製造許容誤差は、n=4、m=2とし、各寸
法及び位置許容誤差を±0.3mmと仮定した場合、±0.735
mmとなり、従来型組立ライン10及び500によって当
該システムに導入された±1.039mmより約30%も少な
い。更に、本発明を採用する組立ライン100及び60
0は、実質的に剛性の初期構造体を形成する。この構造
体には、可能な場合、他の全てのコンポーネントが直接
的に或いは間接的に固着される。これにより、部分完成
アセンブリがステーションからステーションへと、各種
のステーションを移動する際に当該システムに導入され
る歪みの量及び程度が実質的に減少する。これに対し、
従来型組立ライン10及び500では、製造システムに
相当レベルの歪みが導入される。これは、コンポーネン
トの多くが製造工程の早い段階で相互に連結されない
で、製造工程の遅い段階まで浮かせられている(即ち、
他のコンポーネント及び配置システムに対する位置が簡
単に変動する状態におかれている)からである。更に、
従来型組立ライン10及び500でU字状構造体などの
剛性構造体を形成しても、その構造体は、実質的な剛性
ではなく、かなり可撓性のあるもので、製造時の各種の
工程の間に部分完成サブアセンブリの歪みを許容してい
まう。
【0062】すでに明白なごとく、基準点を設けて実質
的に剛性の初期構造体を形成することにより、当該アセ
ンブリが処理ステーションから処理ステーションへと移
送される際、組立工程で導入される総許容誤差の量が顕
著に減少する。更に、製造されるアセンブリを最終的に
形成するコンポーネントの配置に使用するジグや他の配
置機構の数に関係なく、製造時の寸法許容誤差の量は、
使用される独立した基準点の数によってのみ変動する。
例えば、図4、8及び9の工程では、たった2つの独立
した基準点(つまり、同一の部品若しくはコンポーネン
ト上にはない基準点などの、空間的に相互連結されてい
ない基準点)しか使用していない。即ち、エンジン・ル
ーム・サブアセンブリの製造のための第1の基準点と、
フロア・パネル・サブアセンブリの組立のための第2の
基準点である。また、すでに明白なごとく、限られた数
の独立した基準点を使用することにより、ある部品に他
の部品の寸法若しくは位置ズレを補償させることができ
る。例えば、ステップS810でエンジン・ルーム・サ
ブアセンブリに取り付けられたフレーム・コンポーネン
トの寸法又は位置に誤差があった場合、ステップS81
6でのフロア・パネル・サブアセンブリの配置によって
その誤差が増大することはない。即ち、フロア・パネル
・サブアセンブリの配置がエンジン・ルーム・サブアセ
ンブリの基準点を基準として行われるため、そのような
寸法又は位置誤差はフロア・パネル・サブアセンブリを
エンジン・ルーム・サブアセンブリに対して正確に配置
することによって補償或いは吸収される。
【0063】上記組立工程は、既に説明したように、従
来の自動車組立ラインで使用される既存部品に使用可能
である。しかし、本発明は、製造工程全体にも適用でき
る。つまり、本発明は、製品の設計段階から完成品の製
造までの製品の製造に供することができる。組立ライン
600は、従来の組立ライン500におけるフレーム・
アセンブリの製造に使用されるのと同じ部品に関連して
説明してきた。しかし、ある種のアセンブリ或いは製品
に対しては、本発明は、スタッキング、即ち積み重ねを
最小とする組立工程の包括的な設計によってより効果的
となる。
【0064】本発明は、図10のフローチャートに示さ
れる手順1000によって実施される。(複数のコンポ
ーネントを組み立てた)製品の初期設計時、個々の部品
は初期剛性構造体を形成できるように設計されている
(S1002)。更に、初期剛性構造体を形成するそれ
らのコンポーネントの少なくとも1つは、少なくとも1
個の基準点を有する(S1004)。この基準点は、前
述したように、他のコンポーネントの配置の基準となる
基準穴、的、その他の如何なる識別手段であってもよ
い。S1004において、初期剛性構造体を形成するべ
く設計され、選択されたそれらのコンポーネントは、次
いで、上記基準点の少なくとも1つを基準として互いに
対して配置される(S1006)。選択、配置されたコ
ンポーネントは、次いで、互いに結合されて剛性構造体
を形成する(S1008)。この結合は、上述のよう
に、スポット溶接、接着剤、ボルト、リベット、ジョイ
ント、ファスナ等を介して行えばよい。次いで、剛性構
造体は、一定の固定方法若しくは手段(例えば、溶接、
接着剤、ボルト、リベット、ジョイント等)を介して、
追加部品の取着を含む多数の追加工程を移送される(S
1010)。前出の場合のように、追加部品は、初期構
造体の基準点を参照しながらアセンブリに配置され、接
合される(S1012)。これは、個々の追加部品が直
接初期構造体に取り付けられるように製品が設計されて
いれば、容易である。しかし、直接取り付けは必要でな
く、追加部品を初期構造体の基準点に合わせるだけでよ
い。従って、製品は、それらの基準点が製品立ち上げ時
に隠れてしまわないように設計しなければならない。す
でに明白なごとく、ステップS1012は、最終製品、
即ちアセンブリに最終的に組み込まれる寸法誤差、ひい
ては総製造誤差の量を減少させる。
【0065】部品の初期配置をジグを使って達成すると
本書で説明したが、これは必要ではない。製品は、ロボ
ットを使って部品から組立ててもよい。各部品は、ロボ
ットを介して初期構造体或いはベース部品の基準点に合
わせるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のフロント・エンジン・ルーム・サブアセ
ンブリの製造のための組立ラインの概略平面図。
【図2】フロント・エンジン・ルーム・サブアセンブリ
の製造に係る本発明の実施例の概略平面図。
【図3】図2の実施例の概略斜視図。
【図4】図2及び3のサブアセンブリの製造工程のフロ
ーチャート。
【図5】従来のフレーム・サブアセンブリの製造のため
の組立ラインの概略図。
【図6】フレーム・サブアセンブリの製造に係る本発明
の実施例の概略平面図。
【図7】図6の実施例の概略斜視図。
【図8】図6及び図7のサブアセンブリの製造工程のフ
ローチャート。
【図9】図6及び図7のサブアセンブリの製造工程のフ
ローチャート。
【図10】製品製造に係る本発明の更なる実施例を示す
フローチャート。
【符号の説明】
20’ ロボット・ウェルダ 100 エンジン・ルーム・サブ組立ライン 112 第1部品ローディング・ステーション 114 フロント・コンポーネント・セット・ジグ 116 溶接ステーション 118 搬送路 126 二次溶接ジグ 142 フロント完成アンローディング・ステーショ
ン 150 ハンドリング・ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500019812 715 Milner Avenue,Sc arborough,Ontario M 1B 2K8 Canada (72)発明者 マイク・オートリッジ カナダ国 エル4エム 4エス5 オンタ リオ、バリー、ライラック・レーン 7 (72)発明者 ダリン・ヴォジン カナダ国 エル9アール 1エル5 オン タリオ、アリストン、ドミニオン・ストリ ート 40、ユニット 2 (72)発明者 平瀬 成 三重県鈴鹿市桜島町7−16−2 (72)発明者 木村 光裕 カナダ国 エル3エックス 1エス3 オ ンタリオ、ニューマーケット、キャシー・ ロード 858 (72)発明者 丹羽 孝明 三重県安芸郡河芸町中別保1822−1

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンポーネントから成る車両用ア
    センブリを製造する方法であって、 前記複数のコンポーネントから、構造的に剛性の初期サ
    ブアセンブリに組立可能な幾つかのコンポーネントを選
    択する工程と、 選択した前記コンポーネントから前記初期サブアセンブ
    リを形成する工程と、 前記複数のコンポーネントの各残りコンポーネントのた
    めの所望位置を前記初期サブアセンブリの基準点を使用
    して位置出しする工程と、 次いで、前記各残りコンポーネントを前記初期サブアセ
    ンブリの前記所望位置に付加固定する工程と、 から成り、もって製造される前記アセンブリの許容誤差
    を減らすようにしたことを特徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】 前記位置出し工程は、前記初期サブアセ
    ンブリ上に前記各残りコンポーネントのための所望位置
    を位置出しすることから成り、前記付加工程は、前記各
    残りコンポーネントを前記初期サブアセンブリに直接付
    加固定することから成る請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記位置出し工程は、前記初期サブアセ
    ンブリ上に前記各残りコンポーネントのための所望位置
    を位置出しすることから成り、前記付加工程は、前記残
    りコンポーネントの少なくとも幾つかを、前記初期サブ
    アセンブリに付加された別の前記残りコンポーネントに
    付加固定することから成る請求項1に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記各残りコンポーネントの前記付加固
    定工程は、前記初期サブアセンブリに突き当てて実行さ
    れる請求項1に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の残りコンポーネントの前記幾
    つかを選別してサブグループを形成する工程と、 前記サブグループから構造的に剛性な第2サブアセンブ
    リを形成する工程と、 前記第2サブアセンブリを前記初期サブアセンブリの前
    記基準点に対して位置決めする工程と、 前記第2サブアセンブリを前記初期サブアセンブリに付
    加固定する工程と、 を更に含む請求項3に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2サブアセンブリ形成工程は、 前記サブグループの構成部材を、第2のサブグループの
    構成部材の少なくとも1つの第2基準点に対して空間的
    に位置決めし、 前記第2サブアセンブリを形成すべく前記第2サブグル
    ープの前記構成部材を付加固定する、 ことから成る請求項5に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 複数のコンポーネントから成る車両用ア
    センブリの品質を向上させる方法であって、 (a)第1のステーションにおいて前記複数のコンポー
    ネントの一部から、基準点を有する剛性初期構造体を形
    成する工程と、 (b)前記初期構造体を下流ステーションに搬送する工
    程と、 (c)前記下流ステーションにおいて前記複数のコンポ
    ーネントの中の1つ又はそれ以上の残りコンポーネント
    を前記初期構造体の前記基準点に対して位置決めする工
    程と、 (d)位置決めした前記コンポーネントを前記初期構造
    体に付加固定する工程と、 (e)前記複数のコンポーネントの中の他の残りコンポ
    ーネントに対して工程(b)、(c)及び(d)を繰り
    返す工程と、 から成る品質向上方法。
  8. 【請求項8】 前記位置決め工程は、 前記複数のコンポーネントの一部から、基準点を有する
    実質的に剛性の構造体を形成する工程と、 前記複数のコンポーネントの中の前記残りコンポーネン
    トを前記剛性構造体の前記基準点に対して位置決めする
    工程と、 前記残りコンポーネントを前記剛性構造体の少なくとも
    1つ及び別の前記残りコンポーネントに付加固定する工
    程と、 から成る請求項7に記載の品質向上方法。
  9. 【請求項9】 前記残りコンポーネントから、複数のコ
    ンポーネントの一部を形成する少なくとも1個のコンポ
    ーネント上に追加の基準点を設定する工程と、 前記コンポーネント部分から実質的に剛性の追加の構造
    体を形成する工程と、 前記追加構造体を前記初期構造体の前記基準点に対して
    位置決めする工程と、 位置決めされた前記追加構造体を前記初期構造体に付加
    固定する工程と、 を更に含む請求項8に記載の品質向上方法。
  10. 【請求項10】 前記追加構造体形成工程は、 コンポーネントを前記コンポーネント部分から前記追加
    基準点に対して位置決めする工程と、 前記コンポーネントを前記コンポーネント部分から前記
    追加構造体に付加固定する工程と、 から成る請求項9に記載の品質向上方法。
  11. 【請求項11】 前記剛性初期構造体形成工程は、 前記複数のコンポーネントの少なくとも1つに基準点を
    選択する工程と、 選択されない他の前記複数コンポーネントを前記基準点
    に対して空間的に位置決めする工程と、 位置決めされた前記複数のコンポーネントを付加固定し
    て前記剛性初期構造体を形成する工程と、 から成る請求項7に記載の品質向上方法。
  12. 【請求項12】 前記剛性初期構造体形成工程は、前記
    複数のコンポーネントの幾つかを、前記基準点に対して
    空間的に位置決めすることから成る請求項11に記載の
    品質向上方法。
  13. 【請求項13】 前記各残りコンポーネントの付加の前
    に、前記各残りコンポーネントが前記基準点に対して空
    間的に位置決めされる請求項11に記載の品質向上方
    法。
  14. 【請求項14】 前記初期構造体形成工程の前に、 前記複数のコンポーネントの一部を組み立てたときに前
    記剛性初期構造体を形成するように、前記複数のコンポ
    ーネントから製造される前記アセンブリを設計する工程
    を含む請求項7に記載の品質向上方法。
  15. 【請求項15】 車両用アセンブリの組立ラインであっ
    て、 複数のコンポーネントから剛性の初期構造体を形成する
    手段を備える初期ステーションと、 前記初期ステーションの下流に位置する1つ又はそれ以
    上の追加ステーションと、から成り、前記追加ステーシ
    ョンは、連続的に配置されるとともに、 追加のコンポーネントを前記剛性初期構造体に対して位
    置決めするフレーム・コンポーネント位置決め手段と、 位置出し手段によって位置出しされた位置における前記
    初期構造体に前記追加コンポーネントを付加固定する手
    段と、 を有していることを特徴とする組立ライン。
  16. 【請求項16】 前記組立ラインは、複数のサブアセン
    ブリを組み立てるための複数のサブ組立ラインから成
    り、前記複数のサブ組立ラインの各々は、 複数のコンポーネントから追加の剛性初期構造体を形成
    する手段を備える初期ステーションと、 前記初期ステーションの下流に位置する1つ又はそれ以
    上の追加のステーションと、から成り、前記追加ステー
    ションは、 追加のコンポーネントを前記追加剛性初期構造体に位置
    決めするフレーム・コンポーネント位置決め手段と、 前記位置出し手段によって位置出しされた位置における
    前記追加剛性初期構造体に各追加コンポーネントを付加
    固定する手段と、 前記製造されたサブアセンブリを、前記複数のサブ組立
    ラインの1つで製造された前記追加剛性初期構造体の1
    つに位置出しして付加固定することと、 から成る請求項15に記載の組立ライン。
  17. 【請求項17】 前記追加コンポーネントの各々を付加
    固定する前記付加工程は、前記初期構造体に突き当てて
    実行される請求項16に記載の組立ライン。
  18. 【請求項18】 前記追加コンポーネントを位置決めす
    るフレーム・コンポーネント位置決め手段は、1つ又は
    それ以上のジグと、視覚装置と、ハンドリング・ロボッ
    トと、前記コンポーネントを、前記追加コンポーネント
    のための前記剛性初期構造体のレセプタに突き当てるこ
    とと、から成る請求項16に記載の組立ライン。
  19. 【請求項19】 前記追加コンポーネントを付加固定す
    る手段は、1つ又はそれ以上の溶接と、接着剤と、ボル
    トと、リベットと、継ぎ手と、ファスナから成る請求項
    16に記載の組立ライン。
  20. 【請求項20】 前記初期構造体を形成する前記複数の
    コンポーネントは、前記複数のコンポーネントの1つに
    設けられた基準点に対して位置決めされる請求項15に
    記載の組立ライン。
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