JP2001053216A - 半導体モジュール及びその製造方法 - Google Patents

半導体モジュール及びその製造方法

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JP2001053216A
JP2001053216A JP11229359A JP22935999A JP2001053216A JP 2001053216 A JP2001053216 A JP 2001053216A JP 11229359 A JP11229359 A JP 11229359A JP 22935999 A JP22935999 A JP 22935999A JP 2001053216 A JP2001053216 A JP 2001053216A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定な通信特性を有する半導体モジュールと
その製造方法とを提供する。 【解決手段】 絶縁基板2の表裏面に、アンテナコイル
4と、ICチップ3を接続するためのパッド部5と、互
いに面積が異なる1対の容量パッド7,13と、各容量
パッドをアンテナコイル4に接続するためのリード6,
16を形成する。アンテナコイル4にICチップ3を接
続した後、当該半導体モジュール1のインピーダンスを
測定して、当該測定値が予め定められた許容範囲内にあ
るか否か判定する。前記測定値が前記許容範囲内にない
と判定された場合には、前記測定値より当該半導体モジ
ュールにおける適正な静電容量の値と容量パッドの過剰
な面積分とを算出し、当該過剰な面積分に相当する容量
パッド7,13の一部をトリミングにより除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップと無線
通信用のアンテナコイルとからなる半導体モジュールと
その製造方法とに係り、特に、半導体モジュールの通信
特性の安定化を図るための手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ICチップの入出力端子に無
線通信用のアンテナコイルを接続してなる半導体モジュ
ールを搭載した非接触式の半導体装置が知られている。
この種の半導体装置は、前記半導体モジュールを樹脂材
料などでケーシングすることによってカード形、タグ形
又はコイン形などの所望の形状に形成され、薄形にして
豊富な情報量と高いセキュリティ性能を有することか
ら、交通、流通及び情報通信等の広い分野で普及が進ん
でいる。
【0003】従来より、前記半導体モジュールの製造方
法としては、その製造効率を高めるため、製造された個
々のICチップの周波数特性を測定することなく、使用
するICチップ群の平均的な周波数特性(定格値)に基
づいて、ケーシング後に所定の通信特性を発揮可能なア
ンテナコイルを設計し、この設計に基づいて製造された
同一仕様のアンテナコイルを同一定格のICチップの入
出力端子に接続するという方法がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、定格値が同
じであっても、ICチップの周波数特性にはある程度の
バラツキがあるので、従来のように同一仕様のアンテナ
コイルを接続する構成であると、できあがった半導体モ
ジュールの通信特性、ひいては半導体装置の通信特性に
も必然的にバラツキが生じ、それによって通信エラーが
発生し易くなるため、信頼性の高い通信システムを構築
することが困難である。
【0005】また、半導体装置の通信特性は、ICチッ
プの周波数特性のほか、アンテナコイルの仕様やケーシ
ング材料又はケーシングのサイズなどによって変化する
が、従来のようにICチップの定格に合わせて所定仕様
のアンテナコイルを設計し、当該設計に基づいてアンテ
ナコイルを形成するという構成であると、ICチップの
定格、アンテナコイルの仕様、ケーシング材料又はケー
シングのサイズが変更される毎に新たなアンテナコイル
を設計・製造せざるを得ず、仕様が異なる多種類の半導
体装置を安価に製造することが困難になる。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであって、その課題とするところは、安定な通信特性
を有する半導体モジュールを提供すること、及びかかる
半導体モジュールを容易に製造する方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明は、半導体モジュールに関しては、アンテナ
コイルを含む所要の回路パターンが形成された絶縁基板
と、前記アンテナコイルの両端部に接続されたICチッ
プとからなる半導体モジュールにおいて、前記絶縁基板
として、その表裏面の相対向する部位に、1個のコンデ
ンサを構成するための1対の容量パッドが形成されたも
のを用いるという構成にした。
【0008】かように、アンテナコイルが形成される絶
縁基板に1個のコンデンサを構成するための1対の容量
パッドを形成しておくと、ICチップの周波数特性のバ
ラツキに応じてアンテナコイルに接続される容量パッド
の面積を適宜減少することにより、半導体モジュールの
インピーダンスを適宜調整することができるので、半導
体モジュールの通信特性、ひいてはこれを用いた半導体
装置の通信特性を安定化することができ、信頼性の高い
通信システムを構築することができる。
【0009】また、半導体モジュール又は半導体装置の
設計変更に伴い、ICチップやアンテナコイルの仕様そ
れにケーシングの材料やサイズなどが変更された場合に
も、絶縁基板の設計を変更する必要がなく、アンテナコ
イルに接続される容量パッドを変更するだけでそのまま
適用できるので、仕様が異なる多種類の半導体装置を安
価に製造することができる。
【0010】さらに、絶縁基板の表裏面に容量パッドを
形成すると、部品点数が増加しないことから安価に実施
できると共に、半導体モジュール及び半導体装置の厚型
化を防止できる。
【0011】一方、半導体モジュールの製造方法につい
ては、ICチップの入出力端子を絶縁基板上に形成され
たアンテナコイルの両端部に接続して半導体モジュール
を作製する方法において、前記絶縁基板として、表裏面
の相対向する部位に1個のコンデンサを構成するための
1対の容量パッドが形成され、かつ当該容量パッドと前
記アンテナコイルとが予めリードパターンを介して接続
されたものを用い、前記アンテナコイルに接続される前
記ICチップの周波数特性に応じて、前記アンテナコイ
ルに接続される容量パッドの面積を減少し、半導体モジ
ュールのインピーダンスを許容範囲内に調整するという
構成にした。
【0012】具体的には、前記アンテナコイルに前記I
Cチップを接続した後、当該半導体モジュールのインピ
ーダンスを測定して当該測定値が予め定められた許容範
囲内にあるか否か判定し、前記測定値が前記許容範囲内
にないと判定された場合には、前記測定値より当該半導
体モジュールにおける適正な静電容量の値と前記容量パ
ッドの過剰な面積分とを算出し、当該算出値から前記ア
ンテナコイルに接続される容量パッドの面積を適正化し
て、当該半導体モジュールのインピーダンスを前記許容
範囲内に調整するという方法をとることができる。
【0013】また、他の方法として、前記アンテナコイ
ルに前記ICチップを接続するに先立ち、前記ICチッ
プの周波数特性を測定して、当該ICチップが接続され
た半導体モジュールについて所要のインピーダンスを得
るに必要なアンテナコイルの静電容量を算出し、前記ア
ンテナコイルに前記ICチップを接続した後、前記算出
値より所要の静電容量を有する容量パッドの面積を求め
て、当該容量パッドの過剰分を除去をするという方法を
とることもできる。
【0014】さらに、他の方法として、前記アンテナコ
イルに前記ICチップを接続するに先立ち、前記ICチ
ップの周波数特性を測定して、当該ICチップが接続さ
れた半導体モジュールについて所要のインピーダンスを
得るに必要なアンテナコイルの静電容量を算出し、当該
算出値より所要の静電容量を有する容量パッドの面積を
求めて、当該容量パッドの過剰分を除去し、しかる後
に、前記アンテナコイルに前記ICチップを接続すると
いう方法をとることもできる。
【0015】これらの方法によると、ICチップの周波
数特性にバラツキがあっても、絶縁基板に形成された容
量パッドの面積を適宜調整することによって、半導体モ
ジュールのインピーダンスを所要の許容値内に調整する
ことができるので、ICチップの周波数特性のバラツキ
の有無及びその大小に関わりなく製品である半導体モジ
ュールひいてはこれを搭載した半導体装置の通信特性を
安定化することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係る半導体モジュ
ールの一例を、図1乃至図5に基づいて説明する。図1
は第1実施形態例に係る半導体モジュールの表面図、図
2は第1実施形態例に係る半導体モジュールに適用され
る絶縁基板の表面図及び裏面図、図3はICチップが搭
載された絶縁基板の表面図、図4は絶縁基板の表面パタ
ーンと裏面パターンとの接続状態を示す要部断面図、図
5は図3に示す半導体モジュールの等価回路を示す回路
図である。
【0017】図1から明らかなように、本例の半導体モ
ジュール1は、表面及び裏面に図2に示す所要の回路パ
ターンが形成された絶縁基板2と、当該絶縁基板2上に
搭載されたICチップ3とから構成されている。
【0018】絶縁基板2の表面には、図2(a)に示す
ように、アンテナコイル4の渦巻き部4aと、後に説明
する裏面パターンを介して当該渦巻き部4aの外周端と
接続されるアンテナコイル4の延出部4bと、前記渦巻
き部4aの内周端及び前記延出部4bの一端より延出さ
れたICチップ接続用のパッド部5と、前記渦巻き部4
aの内周端近傍より分岐された容量パッド接続用のリー
ド6と、1つの容量パッド7とが形成されている。ま
た、ICチップ接続用のパッド部5が延出される前記渦
巻き部4aの内周端及び前記延出部4bの一端には、そ
れぞれ前記渦巻き部4a及び延出部4bの線幅よりも幅
の広い測定用端子9,10が形成されると共に、前記延
出部4bの他端及び前記渦巻き部4aの外周端には、そ
れぞれ前記渦巻き部4a及び延出部4bの線幅よりも幅
の広い接合用端子11,12が形成されている。
【0019】一方、絶縁基板2の裏面には、図2(b)
に示すように、前記容量パッド7と対向する部位にこれ
と同形同大の容量パッド13が形成されている。また、
前記接合用端子11,12と対向する部位には、これと
ほぼ同形同大の接合用端子14,15が形成され、接合
用端子14と容量パッド13との間には、前記リード6
に対応するリード16が形成され、さらに接合用端子1
5とリード16との間には、これらを接続する接続リー
ド18が形成されている。
【0020】したがって、絶縁基板2を介してその表裏
両面の相対向する部位に形成された容量パッド7と容量
パッド13とによってコンデンサCが形成される。この
コンデンサCの静電容量は、必要に応じて適宜の値に設
定することができるが、広範な仕様の変化に対応できる
ようにするため、なるべく大きい方が好ましい。
【0021】また、接合用端子11と14、並びに接合
用端子12と15とは、図4に示すようにスルーホール
19を介して互いに接続されており、これによって、渦
巻き部3aの外周端がメインリード16を介して延出部
3bに接続され、絶縁基板2の表面側の隣接した位置に
両端部が配置されたアンテナコイル4が形成されると共
に、当該アンテナコイル4の両端部に、容量パッド7と
容量パッド13とによって構成されるコンデンサCが接
続される。当該コンデンサCの静電容量は、使用される
ICチップ3の周波数特性のバラツキの大きさを考慮
し、定格値が同一の全てのICチップ3を利用できる値
に設定される。
【0022】なお、前記スルーホール19は、常法に従
って形成できるほか、透孔を有しない絶縁基板2の表裏
両面に接合用端子11,12,14,15を形成した
後、これら各接合用端子11,12,14,15のいず
れかに針状の工具を突き刺し、絶縁基板2を突き破るこ
とによっても形成できる。例えば、図4に示すように、
接合用端子11に針状の工具Tを突き刺すと、絶縁基板
2が突き破られて絶縁基板2にスルーホール19が形成
されると共に、接合用端子11の一部が当該スルーホー
ル19に沿って変形し、これと対向に配置された接合用
端子14と電気的に接続される。これと同様に、接合用
端子12に針状の工具Tを突き刺すと、絶縁基板2が突
き破られて絶縁基板2にスルーホール19が形成される
と共に、接合用端子12の一部が当該スルーホール19
に沿って変形し、これと対向に配置された接合用端子1
5と電気的に接続される。接合用端子14,15側から
工具Tを突き刺した場合も同様である。
【0023】ICチップ3は、図3に示すように、絶縁
基板2の表面に形成されたパッド部5に接続される。I
Cチップ3としては、公知に属する任意のICチップを
用いることができるが、半導体モジュール及びこれを用
いた半導体装置の薄形化を図るためには、パッケージ化
されていないベアICチップを用いることが特に好まし
い。また、半導体モジュール及びこれを用いた半導体装
置のより一層の薄形化を図るためには、パターンの非形
成面が化学的手段又は機械的手段若しくはそれらの両手
段によって研磨され薄形化されたベアICチップを用い
ることが特に好ましい。このICチップ3は、はんだや
導電ペーストそれに導電接着剤(ACF)などを用いた
フェースダウン方式によって、絶縁基板2の表面に形成
されたパッド部5に接続することができる。
【0024】前記のように構成された絶縁基板2にIC
チップ3を搭載した段階において、本実施形態例に係る
半導体モジュール1は、図3に示すように、アンテナコ
イル4の一端に、容量パッド7がリード6を介して接続
されると共に、アンテナコイル4の他端に、容量パッド
13がリード16を介して接続されており、その等価回
路は、図5に示すような構成になる。
【0025】半導体モジュール1が有すべき静電容量
は、搭載されるICチップ3の周波数特性によって異な
るのであって、アンテナコイル4の両端に接続される容
量パッド7,13の面積は、搭載されるICチップ3の
周波数特性に応じて適宜調整される。図1の例では、ア
ンテナコイル4の両端に接続される容量パッド7,13
の面積が図2及び図3に示す容量パッド7,13の面積
の約1/2程度に減少されている。容量パッド7,13
の面積の調整は、トリミング等を施すことによって行う
ことができる。
【0026】前記実施形態例に係る半導体モジュール1
の静電容量の調整は、図6乃至図8のフローチャートに
示す手順にて行うことができる。
【0027】図6の方法では、絶縁基板2にICチップ
3を搭載した後、測定用端子9,10にテスターの電極
を当てて、当該半導体モジュール1のインピーダンスを
測定し(手順S1)、当該測定値が予め定められた許容
範囲内にあるか否か判定する(手順S2)。前記測定値
が前記許容範囲内にあると判定された場合には、適正な
通信特性を有することが確認されたので、半導体モジュ
ールの容量調整は行わず、そのまま半導体モジュールの
製造工程を終了する。手順S2において、インピーダン
スの測定値が許容範囲内にないと判定された場合には、
その測定値より当該半導体モジュールにおける適正な静
電容量の値と前記容量パッドの過剰な面積分とを算出し
(手順S3)、当該過剰な面積に相当する容量パッド
7,13の一部をトリミングにより除去して(手順S
4)、半導体モジュールの製造工程を終了する。
【0028】また、図7の方法では、ICチップの周波
数特性を測定して(手順S11)、当該ICチップが接
続された半導体モジュールについて所要のインピーダン
スを得るに必要なアンテナコイルの静電容量を算出した
後(手順S12)、アンテナコイルとICチップとの接
続を行う(手順S13)。そして、前記算出値から当該
半導体モジュールにおける適正な静電容量の値と前記容
量パッドの過剰な面積分とを算出して、当該過剰な面積
に相当する容量パッド7,13の一部をトリミングによ
り除去し(手順S14)、得られた半導体モジュールの
インピーダンスを測定して(手順S15)、その測定値
が許容範囲内にあるか否かを判定する(手順S16)。
手順S16で測定値が許容範囲内にあると判定された場
合には、半導体モジュールの製造を完了し、手順S16
で測定値が許容範囲内にないと判定された場合には、不
良品として廃棄される。
【0029】また、図8の方法では、ICチップの周波
数特性を測定して(手順S21)、当該ICチップが接
続された半導体モジュールについて所要のインピーダン
スを得るに必要なアンテナコイルの静電容量を算出した
後(手順S22)、当該算出値から当該半導体モジュー
ルにおける適正な静電容量の値と前記容量パッドの過剰
な面積分とを算出して、当該過剰な面積に相当する容量
パッド7,13の一部をトリミングにより除去する(手
順S23)。次いで、アンテナコイルとICチップとを
接続し(手順S24)、得られた半導体モジュールのイ
ンピーダンスを測定して(手順S25)、その測定値が
許容範囲内にあるか否かを判定する(手順S26)。手
順S26で測定値が許容範囲内にあると判定された場合
には、半導体モジュールの製造を完了し、手順S26で
測定値が許容範囲内にないと判定された場合には、不良
品として廃棄される。
【0030】
【発明の効果】本発明の半導体モジュールは、アンテナ
コイルを含む所要の回路パターンが形成されかつICチ
ップが搭載される絶縁基板として、その表裏面の相対向
する部位に、1個のコンデンサを構成するための1対の
容量パッドが形成されたものを用いるので、ICチップ
の周波数特性のバラツキに応じてアンテナコイルに接続
される容量パッドの面積を適宜調整することにより半導
体モジュールのインピーダンスを適宜調整することがで
き、半導体モジュール、ひいてはこれを用いた半導体装
置の通信特性を安定化することができる。また、本発明
の半導体モジュールは、ICチップやアンテナコイルの
仕様それにケーシングの材料やサイズなどが変更された
場合にも、絶縁基板の設計を変更する必要がなく、アン
テナコイルに接続される容量パッドの面積を変更するだ
けでそのまま適用できるので、仕様が異なる多種類の半
導体装置を安価に製造することができる。さらに、本発
明の半導体モジュールは、絶縁基板の表裏面に容量パッ
ドを形成するので、部品点数が増加せず、安価に実施で
きると共に、半導体モジュール及び半導体装置の厚型化
を防止できる。
【0031】一方、本発明の半導体モジュール製造方法
は、アンテナコイルを含む所要の回路パターンが形成さ
れかつICチップが搭載される絶縁基板に、1対の容量
パッドを予め形成しておき、ICチップの周波数特性の
バラツキに応じてアンテナコイルに接続される容量パッ
ドの面積を調整することによって、半導体モジュールの
インピーダンスを許容範囲内に調整するようにしたの
で、ICチップの周波数特性のバラツキの有無及びその
大小に関わりなく製品である半導体モジュールひいては
これを搭載した半導体装置の通信特性を安定化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例に係る半導体モジュールの表面図で
ある。
【図2】実施形態例に係る半導体モジュールに適用され
る絶縁基板の表面図及び裏面図である。
【図3】ICチップが搭載された絶縁基板の表面図であ
る。
【図4】絶縁基板の表面パターンと裏面パターンとの接
続状態を示す要部断面図である。
【図5】図3に示す半導体モジュールの等価回路を示す
回路図である。
【図6】半導体モジュール製造方法の第1例を示すフロ
ーチャートである。
【図7】半導体モジュール製造方法の第2例を示すフロ
ーチャートである。
【図8】半導体モジュール製造方法の第3例を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 半導体モジュール 2 絶縁基板 3 ICチップ 4 アンテナコイル 4a 渦巻き部 4b 延出部 5 パッド部 6 リード 7 容量パッド 9,10 測定用端子 11,12 接合用端子 13 容量パッド 14,15 接合用端子 16 リード 18 接続リード 19 スルーホール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナコイルを含む所要の回路パター
    ンが形成された絶縁基板と、前記アンテナコイルの両端
    部に接続されたICチップとからなる半導体モジュール
    において、前記絶縁基板として、その表裏面の相対向す
    る部位に、1個のコンデンサを構成するための1対の容
    量パッドが形成されたものを用いることを特徴とする半
    導体モジュール。
  2. 【請求項2】 ICチップの入出力端子を絶縁基板上に
    形成されたアンテナコイルの両端部に接続して半導体モ
    ジュールを作製する方法において、 前記絶縁基板として、表裏面の相対向する部位に1個の
    コンデンサを構成するための1対の容量パッドが形成さ
    れ、かつ当該容量パッドと前記アンテナコイルとが予め
    リードパターンを介して接続されたものを用い、 前記アンテナコイルに接続される前記ICチップの周波
    数特性に応じて、前記アンテナコイルに接続される容量
    パッドの面積を減少し、半導体モジュールのインピーダ
    ンスを許容範囲内に調整することを特徴とする半導体モ
    ジュールの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体モジュールの製
    造方法において、 前記アンテナコイルに前記ICチップを接続した後、当
    該半導体モジュールのインピーダンスを測定して当該測
    定値が予め定められた許容範囲内にあるか否か判定し、
    前記測定値が前記許容範囲内にないと判定された場合に
    は、前記測定値より当該半導体モジュールにおける適正
    な静電容量の値と前記容量パッドの過剰な面積分とを算
    出し、当該算出値から前記アンテナコイルに接続される
    容量パッドの面積を適正化して、当該半導体モジュール
    のインピーダンスを前記許容範囲内に調整することを特
    徴とする半導体モジュールの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の半導体モジュールの製
    造方法において、 前記アンテナコイルに前記ICチップを接続するに先立
    ち、前記ICチップの周波数特性を測定して、当該IC
    チップが接続された半導体モジュールについて所要のイ
    ンピーダンスを得るに必要なアンテナコイルの静電容量
    を算出し、 前記アンテナコイルに前記ICチップを接続した後、 前記算出値より所要の静電容量を有する容量パッドの面
    積を求めて、当該容量パッドの過剰分を除去をする半導
    体モジュールの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の半導体モジュールの製
    造方法において、 前記アンテナコイルに前記ICチップを接続するに先立
    ち、前記ICチップの周波数特性を測定して、当該IC
    チップが接続された半導体モジュールについて所要のイ
    ンピーダンスを得るに必要なアンテナコイルの静電容量
    を算出し、 当該算出値より所要の静電容量を有する容量パッドの面
    積を求めて、当該容量パッドの過剰分を除去し、 しかる後に、前記アンテナコイルに前記ICチップを接
    続することを特徴とする半導体モジュールの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009116647A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Toppan Printing Co Ltd 複合型icカードおよびその製造方法
JP2011109553A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Omron Automotive Electronics Co Ltd 送信用アンテナ

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