JP2001051239A - 眼鏡枠 - Google Patents
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- JP2001051239A JP2001051239A JP11229315A JP22931599A JP2001051239A JP 2001051239 A JP2001051239 A JP 2001051239A JP 11229315 A JP11229315 A JP 11229315A JP 22931599 A JP22931599 A JP 22931599A JP 2001051239 A JP2001051239 A JP 2001051239A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マグネシウム系鋳造部品、アルミニウム系鋳
造部品、金、銀、白金などの貴金属鋳造部品、チタン系
鋳造部品又はベリリウム銅系鋳造部品と、非鋳造部品と
を備えた眼鏡枠に関し、豊かな装飾性を備えたより軽量
な金属製眼鏡枠を提供可能とする。 【解決手段】 強靭材部品の接合端を埋め込んでマグネ
シウム部品又はマグネシウム合金部品を鋳造することに
より、鋳造部品と非鋳造部品とが一体化されている。鋳
造部品として、アルミニウム系、貴金属系、チタン系、
ベリリウム銅系の金属鋳物を使用できる。これらの金属
材からなる鋳造部品は、ブリッジ、眉、よろい、テンプ
ルのフロント側の部分などに設けるのが実用的である。
造部品、金、銀、白金などの貴金属鋳造部品、チタン系
鋳造部品又はベリリウム銅系鋳造部品と、非鋳造部品と
を備えた眼鏡枠に関し、豊かな装飾性を備えたより軽量
な金属製眼鏡枠を提供可能とする。 【解決手段】 強靭材部品の接合端を埋め込んでマグネ
シウム部品又はマグネシウム合金部品を鋳造することに
より、鋳造部品と非鋳造部品とが一体化されている。鋳
造部品として、アルミニウム系、貴金属系、チタン系、
ベリリウム銅系の金属鋳物を使用できる。これらの金属
材からなる鋳造部品は、ブリッジ、眉、よろい、テンプ
ルのフロント側の部分などに設けるのが実用的である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、眼鏡枠に関する
もので、マグネシウム系鋳造部品、アルミニウム系鋳造
部品、金、銀、白金などの貴金属鋳造部品、チタン系鋳
造部品、モネル系鋳造部品又はベリリウム銅系鋳造部品
と、チタン系、ニッケル系、洋白系などの非鋳造部品と
を備えている眼鏡枠に関するものである。
もので、マグネシウム系鋳造部品、アルミニウム系鋳造
部品、金、銀、白金などの貴金属鋳造部品、チタン系鋳
造部品、モネル系鋳造部品又はベリリウム銅系鋳造部品
と、チタン系、ニッケル系、洋白系などの非鋳造部品と
を備えている眼鏡枠に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】眼鏡枠は顔面に常時装着されるものであ
るため、機能的には軽くて強度が高く、顔の形に合せて
ある程度変形させることができ、皮膚を刺激しないこと
が要求される。また装飾的には繊細で目立たないことが
要求される反面、適度なアクセントとなる装飾性を部分
的に備えていることも要求される。そのため、従来から
レンズを保持するリムや細長いテンプルなどをチタン合
金の引き抜き材などの細い線材で形成した上で、ブリッ
ジや眉、鎧、テンプルのフロント側の部分などをある程
度幅のあるものにして、種々の装飾を施すことが行われ
ている。
るため、機能的には軽くて強度が高く、顔の形に合せて
ある程度変形させることができ、皮膚を刺激しないこと
が要求される。また装飾的には繊細で目立たないことが
要求される反面、適度なアクセントとなる装飾性を部分
的に備えていることも要求される。そのため、従来から
レンズを保持するリムや細長いテンプルなどをチタン合
金の引き抜き材などの細い線材で形成した上で、ブリッ
ジや眉、鎧、テンプルのフロント側の部分などをある程
度幅のあるものにして、種々の装飾を施すことが行われ
ている。
【０００３】従来これらの装飾性を持たせるための部品
は、成形性に優れたベリリウム銅、金や銀などの貴金
属、軽い合成樹脂などを用いて製作され、リムやテンプ
ルを形成している線材に溶接、ろう付、かしめ、ねじ止
などの手段によって固定されている。
は、成形性に優れたベリリウム銅、金や銀などの貴金
属、軽い合成樹脂などを用いて製作され、リムやテンプ
ルを形成している線材に溶接、ろう付、かしめ、ねじ止
などの手段によって固定されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】金属製眼鏡枠に装飾性
を付与しようとすると、装飾を付与する部分は、ある程
度の太さや幅を備えたものとなり、眼鏡枠の重量を増大
させる。眼鏡枠は顔面に常時装着されるものであり、鼻
当てと耳掛けによって重量が支えられているので、でき
るだけ軽量であることが望ましい。従って従来構造で
は、眼鏡枠のブリッジや眉の部分を幅広くして装飾性を
付与したり、テンプルのフロント側の部分や鎧の部分に
装飾ポイントとなる模様等を付与したり、宝石を嵌め込
んだりすると、眼鏡枠の特にフロント側の部分が重くな
って、鼻当てに掛かる重量が増加し、装着時の快適性を
低下させるという問題があった。
を付与しようとすると、装飾を付与する部分は、ある程
度の太さや幅を備えたものとなり、眼鏡枠の重量を増大
させる。眼鏡枠は顔面に常時装着されるものであり、鼻
当てと耳掛けによって重量が支えられているので、でき
るだけ軽量であることが望ましい。従って従来構造で
は、眼鏡枠のブリッジや眉の部分を幅広くして装飾性を
付与したり、テンプルのフロント側の部分や鎧の部分に
装飾ポイントとなる模様等を付与したり、宝石を嵌め込
んだりすると、眼鏡枠の特にフロント側の部分が重くな
って、鼻当てに掛かる重量が増加し、装着時の快適性を
低下させるという問題があった。
【０００５】そこでこの発明は、眼鏡枠の重量の増加を
最小限に抑えてより豊かな装飾性を付与できるようにす
ること、更には、より軽量な金属製眼鏡枠を提供可能と
するための技術手段を得ることを課題としている。
最小限に抑えてより豊かな装飾性を付与できるようにす
ること、更には、より軽量な金属製眼鏡枠を提供可能と
するための技術手段を得ることを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係る眼
鏡枠は、マグネシウム部品又はマグネシウム合金部品
と、これより質量が大きくかつ強度及び靭性の高い金属
で製作された強靭材部品とを含んで形成され、強靭材部
品の接合端を埋め込んでマグネシウム部品又はマグネシ
ウム合金部品を鋳造することにより、前記マグネシウム
部品又はマグネシウム合金部品と強靭材部品とが一体化
されていることを特徴とするものである。
鏡枠は、マグネシウム部品又はマグネシウム合金部品
と、これより質量が大きくかつ強度及び靭性の高い金属
で製作された強靭材部品とを含んで形成され、強靭材部
品の接合端を埋め込んでマグネシウム部品又はマグネシ
ウム合金部品を鋳造することにより、前記マグネシウム
部品又はマグネシウム合金部品と強靭材部品とが一体化
されていることを特徴とするものである。
【０００７】請求項２の眼鏡枠は、請求項１の眼鏡枠の
マグネシウム又はマグネシウム合金に代えてアルミニウ
ム又はアルミニウム合金を用いるもので、アルミニウム
部品又はアルミニウム合金部品と、これより質量が大き
くかつ強度及び靭性の高い金属で製作された強靭材部品
とを含んで形成され、強靭材部品の接合端を埋め込んで
アルミニウム部品又はアルミニウム合金部品を鋳造する
ことにより、当該アルミニウム部品又はアルミニウム合
金部品と強靭材部品とが一体化されていることを特徴と
するものである。
マグネシウム又はマグネシウム合金に代えてアルミニウ
ム又はアルミニウム合金を用いるもので、アルミニウム
部品又はアルミニウム合金部品と、これより質量が大き
くかつ強度及び靭性の高い金属で製作された強靭材部品
とを含んで形成され、強靭材部品の接合端を埋め込んで
アルミニウム部品又はアルミニウム合金部品を鋳造する
ことにより、当該アルミニウム部品又はアルミニウム合
金部品と強靭材部品とが一体化されていることを特徴と
するものである。
【０００８】また請求項３の眼鏡枠は、請求項１の眼鏡
枠のマグネシウム又はマグネシウム合金に代えて金、
銀、白金などの貴金属を用いるもので、貴金属部品と、
これより質量が大きくかつ強度及び靭性の高い金属で製
作された強靭材部品とを含んで形成され、強靭材部品の
接合端を埋め込んで貴金属部品を鋳造することにより、
当該貴金属部品と強靭材部品とが一体化されていること
を特徴とするものである。
枠のマグネシウム又はマグネシウム合金に代えて金、
銀、白金などの貴金属を用いるもので、貴金属部品と、
これより質量が大きくかつ強度及び靭性の高い金属で製
作された強靭材部品とを含んで形成され、強靭材部品の
接合端を埋め込んで貴金属部品を鋳造することにより、
当該貴金属部品と強靭材部品とが一体化されていること
を特徴とするものである。
【０００９】更に請求項４の眼鏡枠は、鋳造チタン部品
又は鋳造チタン合金部品と、非鋳造部品とを含んで形成
され、非鋳造部品の接合端を埋め込んで鋳造チタン部品
又は鋳造チタン合金部品を鋳造することにより、当該鋳
造チタン部品又は鋳造チタン合金部品と非鋳造部品とが
一体化されていることを特徴とするものである。
又は鋳造チタン合金部品と、非鋳造部品とを含んで形成
され、非鋳造部品の接合端を埋め込んで鋳造チタン部品
又は鋳造チタン合金部品を鋳造することにより、当該鋳
造チタン部品又は鋳造チタン合金部品と非鋳造部品とが
一体化されていることを特徴とするものである。
【００１０】請求項５の眼鏡枠は、ベリリウム銅部品
と、非鋳造部品とを含んで形成され、非鋳造部品の接合
端を埋め込んでベリリウム銅部品を鋳造することによ
り、当該ベリリウム銅部品と非鋳造部品とが一体化され
ていることを特徴とするものである。
と、非鋳造部品とを含んで形成され、非鋳造部品の接合
端を埋め込んでベリリウム銅部品を鋳造することによ
り、当該ベリリウム銅部品と非鋳造部品とが一体化され
ていることを特徴とするものである。
【００１１】請求項６の眼鏡枠は、鋳造部品と非鋳造部
品とを含んで形成され、非鋳造部品の接合端を埋め込ん
で鋳造部品を鋳造することにより、当該鋳造部品と非鋳
造部品とが一体化されていることを特徴とするものであ
る。
品とを含んで形成され、非鋳造部品の接合端を埋め込ん
で鋳造部品を鋳造することにより、当該鋳造部品と非鋳
造部品とが一体化されていることを特徴とするものであ
る。
【００１２】この出願の発明では、眼鏡枠を構成する部
品の一部に鋳造部品を用い、リム、テンプル、パッド脚
などの部品を埋め込み鋳造で一体化している。鋳造材と
してのマグネシウム合金は、比重が１．７程度でアルミ
ニウムより軽く、鋳造性及び切削加工性に優れている。
しかし、チタン等との接合性には問題があり、従来一般
に用いられている溶接やろう付によって眼鏡枠を組立て
ていくことができない。また、マグネシウム合金製の装
飾部品をかしめやねじ止で固定すると、その接合部の形
状に制約を受け、更に材質が柔らかいために、接合部が
破損しやすくなる。
品の一部に鋳造部品を用い、リム、テンプル、パッド脚
などの部品を埋め込み鋳造で一体化している。鋳造材と
してのマグネシウム合金は、比重が１．７程度でアルミ
ニウムより軽く、鋳造性及び切削加工性に優れている。
しかし、チタン等との接合性には問題があり、従来一般
に用いられている溶接やろう付によって眼鏡枠を組立て
ていくことができない。また、マグネシウム合金製の装
飾部品をかしめやねじ止で固定すると、その接合部の形
状に制約を受け、更に材質が柔らかいために、接合部が
破損しやすくなる。
【００１３】この発明では、マグネシウム製の部品又は
マグネシウム合金製の部品は、鋳造によって製造される
ため、その鋳造時に当該部品に接合されるテンプルやリ
ム線、蝶番、パッド脚などを埋め込み成形してやれば、
部品の鋳造と接合とが一工程で行われ、かつマグネシウ
ム製又はマグネシウム合金製の部品に自由な形状の装飾
を付与できる。
マグネシウム合金製の部品は、鋳造によって製造される
ため、その鋳造時に当該部品に接合されるテンプルやリ
ム線、蝶番、パッド脚などを埋め込み成形してやれば、
部品の鋳造と接合とが一工程で行われ、かつマグネシウ
ム製又はマグネシウム合金製の部品に自由な形状の装飾
を付与できる。
【００１４】同様な手法を用いて、マグネシウム又はマ
グネシウム合金の代りに、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金製の装飾部品を眼鏡枠に取付けることができる。
アルミニウム又はアルミニウム合金は、マグネシウム合
金に次いで軽量であり、材料が安価であると共に、加工
も容易である。更に同様な手法を用いて、金、銀、白
金、チタン、チタン合金、ベリリウム銅、モネル等の鋳
造部品を一体化した眼鏡枠を提供することもできる。
グネシウム合金の代りに、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金製の装飾部品を眼鏡枠に取付けることができる。
アルミニウム又はアルミニウム合金は、マグネシウム合
金に次いで軽量であり、材料が安価であると共に、加工
も容易である。更に同様な手法を用いて、金、銀、白
金、チタン、チタン合金、ベリリウム銅、モネル等の鋳
造部品を一体化した眼鏡枠を提供することもできる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、この出願の発明の実施例を
示す図面を参照して、この発明の実施の態様を説明す
る。以下の実施態様の記載においては、金属部品をマグ
ネシウム合金からなる鋳造部品とチタン線材からなる強
靭材部品としているが、マグネシウム合金鋳物に代えて
アルミニウム合金鋳物、チタン合金鋳物、ベリリウム銅
鋳物、モネル鋳物などを用いること、また装飾部品が小
型のものであるとき、例えば鎧やテンプルのフロント側
の部分に設けられる装飾部品においては、マグネシウム
合金に代えて金、銀、白金などの貴金属を用いることが
できる。また、チタン部品に代えてハイニッケル、モネ
ル、洋白など、従来から眼鏡枠の金属材料として用いら
れている材料からなる部品を用いることができる。
示す図面を参照して、この発明の実施の態様を説明す
る。以下の実施態様の記載においては、金属部品をマグ
ネシウム合金からなる鋳造部品とチタン線材からなる強
靭材部品としているが、マグネシウム合金鋳物に代えて
アルミニウム合金鋳物、チタン合金鋳物、ベリリウム銅
鋳物、モネル鋳物などを用いること、また装飾部品が小
型のものであるとき、例えば鎧やテンプルのフロント側
の部分に設けられる装飾部品においては、マグネシウム
合金に代えて金、銀、白金などの貴金属を用いることが
できる。また、チタン部品に代えてハイニッケル、モネ
ル、洋白など、従来から眼鏡枠の金属材料として用いら
れている材料からなる部品を用いることができる。
【００１６】図１及び図２はこの発明の第１実施例を示
す図で、チタン製のリム１の上縁を鎧２、眉３及びブリ
ッジ４を一体成形したマグネシウム合金部品Ｍに埋め込
み成形した例を示す。この例では、チタンの線材で予め
リム１を成形し、そのリムの上縁部分に溶接により突起
５を設け、この突起とリムの上縁の外周部分が埋め込ま
れるようにして、マグネシウム合金部品Ｍを鋳造してい
る。鼻当て６を取付けるためのパッド脚７は、リム１を
マグネシウム合金部品Ｍと一体化する前または後で、リ
ム１に溶接して取付けている。
す図で、チタン製のリム１の上縁を鎧２、眉３及びブリ
ッジ４を一体成形したマグネシウム合金部品Ｍに埋め込
み成形した例を示す。この例では、チタンの線材で予め
リム１を成形し、そのリムの上縁部分に溶接により突起
５を設け、この突起とリムの上縁の外周部分が埋め込ま
れるようにして、マグネシウム合金部品Ｍを鋳造してい
る。鼻当て６を取付けるためのパッド脚７は、リム１を
マグネシウム合金部品Ｍと一体化する前または後で、リ
ム１に溶接して取付けている。
【００１７】図３は縁なし眼鏡のブリッジの部分をマグ
ネシウム合金部品Ｍとした例で、レンズを固定するブラ
ケット１１及びレンズの側辺を位置決めするガイド１２
とを、ブリッジ４と一体にしてマグネシウム合金鋳物で
成形し、その鋳造の際に、ベリリウム銅などの線材で形
成されてたパッド脚７の基端を埋め込み成形している。
ネシウム合金部品Ｍとした例で、レンズを固定するブラ
ケット１１及びレンズの側辺を位置決めするガイド１２
とを、ブリッジ４と一体にしてマグネシウム合金鋳物で
成形し、その鋳造の際に、ベリリウム銅などの線材で形
成されてたパッド脚７の基端を埋め込み成形している。
【００１８】図４はリム１とブリッジ４とをマグネシウ
ム合金鋳物で一体成形した例で、その鋳造の際に、チタ
ン製の鎧２の端部を埋め込み成形すると共に、ブリッジ
４にはチタンの補強線材１３を埋め込んでいる。このよ
うに、マグネシウム合金鋳物の中にチタン線材などを補
強材として埋め込むことにより、装飾性と強靭性とを兼
ね備えた部品を成形することが可能である。
ム合金鋳物で一体成形した例で、その鋳造の際に、チタ
ン製の鎧２の端部を埋め込み成形すると共に、ブリッジ
４にはチタンの補強線材１３を埋め込んでいる。このよ
うに、マグネシウム合金鋳物の中にチタン線材などを補
強材として埋め込むことにより、装飾性と強靭性とを兼
ね備えた部品を成形することが可能である。
【００１９】図５はテンプルのフロント側の部分にマグ
ネシウム合金製の装飾部品２１を設けた例で、装飾部品
２１を鋳造する際に、チタン製のテンプル２３のフロン
ト側の端部を埋め込み成形して一体化している。この図
５の例では、テンプル側の蝶番部品２２を装飾部品２１
と一体にマグネシウム合金で成形している。
ネシウム合金製の装飾部品２１を設けた例で、装飾部品
２１を鋳造する際に、チタン製のテンプル２３のフロン
ト側の端部を埋め込み成形して一体化している。この図
５の例では、テンプル側の蝶番部品２２を装飾部品２１
と一体にマグネシウム合金で成形している。
【００２０】図６は図５の構造のものにおいて、蝶番の
テンプル側の部品２２をチタン製として、マグネシウム
合金鋳物の装飾部品２１を鋳造する際に、テンプル２３
と共に埋め込み成形して一体化した例を示した図であ
る。
テンプル側の部品２２をチタン製として、マグネシウム
合金鋳物の装飾部品２１を鋳造する際に、テンプル２３
と共に埋め込み成形して一体化した例を示した図であ
る。
【００２１】図７は縁なし眼鏡の鎧２をマグネシウム合
金鋳物とした例で、この例ではレンズを固定するブラケ
ット１１及びレンズの側辺ガイド１２をチタンで一体成
形し、また鎧側の蝶番部品２４もチタン製として、マグ
ネシウム合金製の鎧２を鋳造する際に、両者１２、２４
を埋め込み成形して一体化している。
金鋳物とした例で、この例ではレンズを固定するブラケ
ット１１及びレンズの側辺ガイド１２をチタンで一体成
形し、また鎧側の蝶番部品２４もチタン製として、マグ
ネシウム合金製の鎧２を鋳造する際に、両者１２、２４
を埋め込み成形して一体化している。
【００２２】図８は図７の鎧において、蝶番の鎧側の部
品２４を鎧２と一体にマグネシウム合金で成形した例を
示したものである。
品２４を鎧２と一体にマグネシウム合金で成形した例を
示したものである。
【００２３】図９はテンプルのフロント側の端部に、マ
グネシウム合金製の装飾部品２１を設けた例を示したも
ので、蝶番のテンプル側の部品２２が装飾部品２１と一
体に成形されており、構造的には図５の実施例と同等な
ものである。
グネシウム合金製の装飾部品２１を設けた例を示したも
ので、蝶番のテンプル側の部品２２が装飾部品２１と一
体に成形されており、構造的には図５の実施例と同等な
ものである。
【００２４】図１０、図１１及び図１２は、テンプルの
フロント側の部分に、マグネシウム合金製の装飾部品２
１を設けたものの、いくつかの例を示した図で、図１０
に示すものでは、蝶番のテンプル側の部品２２をマグネ
シウム合金で一体鋳造した装飾部品２１に、テンプル２
３のフロント側の端部を埋め込んで鋳造した例である。
また、図１１のものは、マグネシウム合金製の装飾部品
２１の両端に、テンプル２３のフロント側端部と、チタ
ン製の蝶番部品２２とを埋め込み鋳造して一体化した例
である。また、図１２は構造的には図１１のものと同様
で、装飾部品２１、テンプル２３及び蝶番部品２２の形
状が、図１１とは異なるものの例を示したものである。
フロント側の部分に、マグネシウム合金製の装飾部品２
１を設けたものの、いくつかの例を示した図で、図１０
に示すものでは、蝶番のテンプル側の部品２２をマグネ
シウム合金で一体鋳造した装飾部品２１に、テンプル２
３のフロント側の端部を埋め込んで鋳造した例である。
また、図１１のものは、マグネシウム合金製の装飾部品
２１の両端に、テンプル２３のフロント側端部と、チタ
ン製の蝶番部品２２とを埋め込み鋳造して一体化した例
である。また、図１２は構造的には図１１のものと同様
で、装飾部品２１、テンプル２３及び蝶番部品２２の形
状が、図１１とは異なるものの例を示したものである。
【００２５】以上の実施例は、この発明に係る眼鏡枠の
最も好ましい構造を例示したものであるが、この発明の
眼鏡枠は、上記実施例のものに限定されるものではな
い。マグネシウム合金製の部品の配置箇所としては、ブ
リッジ、眉、鎧、テンプルのフロント側などが代表的な
ものであるが、特にこれらの位置に限定して設けなけれ
ばならないものではなく、要は、マグネシウム合金鋳物
あるいはそれに代るアルミニウム合金鋳物、チタン合金
鋳物、ベリリウム銅または貴金属の鋳造部品と、チタ
ン、ベリリウム銅、洋白、ハイニッケル、モネルなどの
従来から眼鏡枠の材料として用いられている金属の非鋳
造材で作られた強度と靭性を備えた部品とを適所に配置
して、それらの部品相互をマグネシウム合金鋳物、アル
ミニウム合金鋳物、チタン合金鋳物、ベリリウム銅また
は貴金属鋳物を鋳造する際に、埋め込み鋳造により一体
化されていることを特徴とするものである。
最も好ましい構造を例示したものであるが、この発明の
眼鏡枠は、上記実施例のものに限定されるものではな
い。マグネシウム合金製の部品の配置箇所としては、ブ
リッジ、眉、鎧、テンプルのフロント側などが代表的な
ものであるが、特にこれらの位置に限定して設けなけれ
ばならないものではなく、要は、マグネシウム合金鋳物
あるいはそれに代るアルミニウム合金鋳物、チタン合金
鋳物、ベリリウム銅または貴金属の鋳造部品と、チタ
ン、ベリリウム銅、洋白、ハイニッケル、モネルなどの
従来から眼鏡枠の材料として用いられている金属の非鋳
造材で作られた強度と靭性を備えた部品とを適所に配置
して、それらの部品相互をマグネシウム合金鋳物、アル
ミニウム合金鋳物、チタン合金鋳物、ベリリウム銅また
は貴金属鋳物を鋳造する際に、埋め込み鋳造により一体
化されていることを特徴とするものである。
【図１】第１実施例の眼鏡枠のフロントの正面図
【図２】第１実施例の眼鏡枠の要部を示す斜視図
【図３】第２実施例の眼鏡枠のブリッジを示す斜視図
【図４】第３実施例の眼鏡枠のフロントの正面図
【図５】第４実施例の眼鏡枠のテンプルのフロント側部
分を示す斜視図
分を示す斜視図
【図６】第５実施例の眼鏡枠のテンプルのフロント側部
分を示す斜視図
分を示す斜視図
【図７】第６実施例の眼鏡枠の鎧の部分を示す斜視図
【図８】第７実施例の眼鏡枠の鎧の部分を示す斜視図
【図９】第８実施例の眼鏡枠のテンプルのフロント側の
部分を示す斜視図
部分を示す斜視図
【図１０】第９実施例の眼鏡枠のテンプルのフロント側
の部分を示す斜視図
の部分を示す斜視図
【図１１】第１０実施例の眼鏡枠のテンプルのフロント
側の部分を示す斜視図
側の部分を示す斜視図
【図１２】第１１実施例の眼鏡枠のテンプルのフロント
側の部分を示す斜視図
側の部分を示す斜視図
Ｍ マグネシウム合金部品 １ リム ２ 鎧 ３ 眉 ４ ブリッジ 21 装飾部品 23 テンプル
Claims (6)
- 【請求項１】 マグネシウム部品又はマグネシウム合金
部品と、これより質量が大きくかつ強度及び靭性の高い
金属で製作された強靭材部品とを含んで形成され、強靭
材部品の接合端を埋め込んでマグネシウム部品又はマグ
ネシウム合金部品を鋳造することにより、当該マグネシ
ウム部品又はマグネシウム合金部品と強靭材部品とが一
体化されていることを特徴とする、眼鏡枠。 - 【請求項２】 アルミニウム部品又はアルミニウム合金
部品と、これより質量が大きくかつ強度及び靭性の高い
金属で製作された強靭材部品とを含んで形成され、強靭
材部品の接合端を埋め込んでアルミニウム部品又はアル
ミニウム合金部品を鋳造することにより、当該アルミニ
ウム部品又はアルミニウム合金部品と強靭材部品とが一
体化されていることを特徴とする、眼鏡枠。 - 【請求項３】 貴金属部品と、これより質量が大きくか
つ強度及び靭性の高い金属で製作された強靭材部品とを
含んで形成され、強靭材部品の接合端を埋め込んで貴金
属部品を鋳造することにより、当該貴金属部品と強靭材
部品とが一体化されていることを特徴とする、眼鏡枠。 - 【請求項４】 鋳造チタン部品又は鋳造チタン合金部品
と、非鋳造部品とを含んで形成され、非鋳造部品の接合
端を埋め込んで鋳造チタン部品又は鋳造チタン合金部品
を鋳造することにより、当該鋳造チタン部品又は鋳造チ
タン合金部品と非鋳造部品とが一体化されていることを
特徴とする、眼鏡枠。 - 【請求項５】 ベリリウム銅部品と、非鋳造部品とを含
んで形成され、非鋳造部品の接合端を埋め込んでベリリ
ウム銅部品を鋳造することにより、当該ベリリウム銅部
品と非鋳造部品とが一体化されていることを特徴とす
る、眼鏡枠。 - 【請求項６】 鋳造部品と非鋳造部品とを含んで形成さ
れ、非鋳造部品の接合端を埋め込んで鋳造部品を鋳造す
ることにより、当該鋳造部品と非鋳造部品とが一体化さ
れていることを特徴とする、眼鏡枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11229315A JP2001051239A (ja) | 1999-08-13 | 1999-08-13 | 眼鏡枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11229315A JP2001051239A (ja) | 1999-08-13 | 1999-08-13 | 眼鏡枠 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001051239A true JP2001051239A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=16890221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11229315A Pending JP2001051239A (ja) | 1999-08-13 | 1999-08-13 | 眼鏡枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001051239A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020070211A (ko) * | 2002-07-30 | 2002-09-05 | 진성광학 주식회사 | 티탄이나 알루미늄 합금을 이용한 안경프레임 및 그것의제조방법 |
| CN105929561A (zh) * | 2016-05-06 | 2016-09-07 | 浙江工贸职业技术学院 | 一种超轻合金眼镜架及其制备工艺 |
| KR102189460B1 (ko) * | 2019-06-17 | 2020-12-11 | 김민정 | 안경테 제조방법 및 그 제품 |
-
1999
- 1999-08-13 JP JP11229315A patent/JP2001051239A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020070211A (ko) * | 2002-07-30 | 2002-09-05 | 진성광학 주식회사 | 티탄이나 알루미늄 합금을 이용한 안경프레임 및 그것의제조방법 |
| CN105929561A (zh) * | 2016-05-06 | 2016-09-07 | 浙江工贸职业技术学院 | 一种超轻合金眼镜架及其制备工艺 |
| KR102189460B1 (ko) * | 2019-06-17 | 2020-12-11 | 김민정 | 안경테 제조방법 및 그 제품 |
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