JP3231776U - 身体装飾具 - Google Patents
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Abstract
【課題】個性的で、且つ、美観にも優れたブレスレットを身近な素材から容易に作ることができる身体装飾具を提供する。【解決手段】身体装飾具は、眼鏡のフレームの前枠3を環状に変形させて形成されている。具体的には、前枠のブリッジ3aを中心として左右対称となるように右側のリム3bと左側のリム3cとが背面側に向かって湾曲している。そして、前枠の両端部3d、3eが所定距離離間して対向する。【選択図】図2
Description
本考案は、身体装飾具に関するものである。
従来、ブレスレット(腕輪)等の身体装飾具には種々のものが考えられている。これら身体装飾具は、使用する人の個性を際立たせる、或いは、個性を演出するものであることから、個性的なデザインのものが求められている。
個性的なデザインとするためには、特許文献1に示すように、例えばブレスレットに種々の装飾部品を取り付けたり、ブレスレットの形状を独特な形状にしたりすることが考えられる。
しかしながら、上記のように個性的なデザインにするためには、種々の装飾部品が必要になったり、独特の形状にするための加工が必要となってしまう。
そこで本考案は、上記問題を解決すべくなされたものであり、個性的で、且つ、美観にも優れ、身近な素材から容易に作ることができる身体装飾具を提供することをその主たる課題とするものである。
すなわち本考案に係る身体装飾具は、眼鏡のフレームを環状に変形して形成されていることを特徴とする。
このようなものであれば、眼鏡のフレームを環状に変形させたものであり、個性的で、且つ、美観にも優れ、身近な素材から容易に作ることができる身体装飾具を提供することができる。また、眼鏡とセットで装着することにより、同じ色や模様等にコーディネートすることができる。さらに、身体装飾具の素材として眼鏡のフレームを用いているので、身体に身に付けたときにアレルギーが起こりにくく、身体に優しい身体装飾具を提供することができる。その上、眼鏡のフレームは軽くて丈夫で美しい素材から出来ていることが多く、当該眼鏡のフレームを素材とした身体装飾具も軽くて丈夫で美しくすることができる。
具体的には、前記フレームの前枠を環状に変形して形成されたものであることが望ましい。なお、フレームには、前枠の他に、蝶番(ヒンジ)を介してテンプル(フレームを耳に掛けて固定する部分)があるが、これらがあると美観を損なう恐れがあるので、前枠のみを環状に変形して形成することが望ましい。
フレームの前枠にはパッドが設けられており、当該パッドが腕に押し付けられると痛くなってしまう。このため、前記前枠のパッドを取り除かれたものであることが望ましい。
前枠の加工性を良くするためには、前記前枠は、プラスチック製のものであることが望ましい。また、プラスチック製のフレームは熱変形温度が金属やセルロイドよりも低いので、加工性が良い。例えば、プラスチック製のフレームを例えば40度〜100度のお湯に付けて温めた後やドライヤーで温めた後に、手首や腕等の身体に当てながら曲げることができる。その結果、その人に好適にフィットした身体装飾具を作ることができる。
このように構成した本考案によれば、個性的で、且つ、美観にも優れ、身近な素材から容易に作ることができる身体装飾具を提供することができる。
以下に本考案に係る身体装飾具の一例であるブレスレットの一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るブレスレット100は、図1〜図3に示すように、人の手首や腕に装着されるものであり、眼鏡のプラスチック製フレーム2の前枠3(フレーム前面部)を環状に変形して形成されたものである。なお、環状には、概略円形状をなすもの、又は概略三角形状や概略四角形状等の概略多角形状をなすもの等が含まれる。
具体的にブレスレット100は、前枠3のブリッジ3a(左右リムを繋いでいる部分)を中心として左右対称となるように右側のリム3b(レンズを囲い固定している部分)と左側のリム3cとが背面側(パッドが設けられている面側)に向かって湾曲している。そして、前枠3の両端部3d、3e(蝶番が設けられる部分)が所定距離離間して対向するような環状とされている。
次に、ブレスレット100の製造方法について図4を参照して説明する。
まず、眼鏡のフレーム2を準備する(図4(A))。このフレーム2は、前枠3に蝶番4を介して左右のテンプル5、6が接続された状態である。
フレーム2から蝶番4及びテンプル5、6を取り外して前枠3単体にする(図4(B))。前枠3にクリングス7(パッド8を前枠3に繋いでいるジョイント部分)を有するものであれば、前枠3からクリングス7を取り除く。また、前枠3にパッド8が一体形成されているものであれば、前枠3からパッド8を削る。
その後、前枠3を環状に変形させる(図4(C))。このとき、前枠3のブリッジ3aを中心として左右対称に右側のリム3bと左側のリム3cとを背面側に向かって湾曲変形させる。変形方法としては、前枠3を例えば40〜100度のお湯につけて加熱した後に変形させる。ここで、変形させる際に人の手首や腕に当てながら変形させることで、人の手首や腕にフィットした形状にすることができる。なお、別の方法(例えばドライヤーやヒータ)で前枠3を加熱した後に変形させても良い。また、成形型を用いて変形させても良い。
なお、ブリッジ3aを中心として左右対称でなくても良く、湾曲させるときに右側のリム3bと左側のリム3cとを捩じるようにして、前枠3の両端部3d、3eが互い違いとなるようにしても良い。その他、フレーム2の前枠3に加工を施すことによって、前枠3の輪郭形状を所望の形状に変更してもよく、前枠3に装飾を施しても良い。
<本実施形態の効果>
このように構成したブレスレット100によれば、眼鏡のフレーム2を環状に変形させたものであり、個性的で、且つ、美観にも優れ、身近な素材から容易に作ることができるブレスレット100を提供することができる。また、眼鏡とセットで装着することにより、同じ色や模様等にコーディネートすることができる。さらに、ブレスレット100の素材として眼鏡のフレーム2を用いているので、身体に身に付けたときにアレルギーが起こりにくく、身体に優しいブレスレット100を提供することができる。その上、眼鏡のフレーム2は軽くて丈夫で美しい素材から出来ていることが多く、当該眼鏡のフレーム2を素材としたブレスレット100も軽くて丈夫で美しくすることができる。
このように構成したブレスレット100によれば、眼鏡のフレーム2を環状に変形させたものであり、個性的で、且つ、美観にも優れ、身近な素材から容易に作ることができるブレスレット100を提供することができる。また、眼鏡とセットで装着することにより、同じ色や模様等にコーディネートすることができる。さらに、ブレスレット100の素材として眼鏡のフレーム2を用いているので、身体に身に付けたときにアレルギーが起こりにくく、身体に優しいブレスレット100を提供することができる。その上、眼鏡のフレーム2は軽くて丈夫で美しい素材から出来ていることが多く、当該眼鏡のフレーム2を素材としたブレスレット100も軽くて丈夫で美しくすることができる。
<本考案の変形実施形態>
なお、本考案は前記実施形態に限られるものではない。
なお、本考案は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態のフレームはプラスチック製のものであったが、その他の樹脂製のものや、金属製のものであっても良い。
また、前記実施形態のフレームは、フルリム(レンズ全体を縁で覆ったタイプ)であったが、溝ほりフレーム(ハーフリムレス)であっても良い。
さらに、前記実施形態では、前枠3のパット8を除いた後に環状に変形させているが、環状に変形させた後にパッド8を除いても良い。
その上、前記実施形態では、前枠3を環状に変形させるだけであったが、環状に変形させるだけでなくリム3b、3cの開口形状を変形させても良い。つまり、環状に変形させる前の状態でリム3b、3cの開口形状を変形させ、リム3b、3cの開口形状を変形させた後に環状に変形させても良い。
加えて、前枠のブリッジ3aを捩じることにより、右側リム3b又は左側リム3cの一方を反転させ、その後に環状に変形させても良い。
前記実施形態では身体装飾具としてブレスレットの例を示したが、その他、アンクレット(足輪)、ブローチ、髪飾り、腕時計等の身体装飾具であっても良い。
その他、本考案は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・ブレスレット(身体装飾具)
2 ・・・フレーム
3 ・・・前枠
3a ・・・ブリッジ
3b ・・・右側リム
3c ・・・左側リム
3d ・・・右側端部
3e ・・・左側端部
4 ・・・蝶番
5 ・・・右側テンプル
6 ・・・左側テンプル
7 ・・・クリングス
8 ・・・パッド
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3 ・・・前枠
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7 ・・・クリングス
8 ・・・パッド
Claims (4)
- 眼鏡のフレームを環状に変形させて形成された身体装飾具。
- 前記フレームの前枠を輪環状に変形させて形成された、請求項1記載の身体装飾具。
- 前記前枠のパッドを取り除かれたものである、請求項2記載の身体装飾具。
- 前記前枠は、プラスチック製のものである、請求項1乃至3の何れか一項に記載の身体装飾具。
Priority Applications (1)
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JP2020005470U JP3231776U (ja) | 2020-12-18 | 2020-12-18 | 身体装飾具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020005470U JP3231776U (ja) | 2020-12-18 | 2020-12-18 | 身体装飾具 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020210049 Continuation | 2018-08-08 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3231776U true JP3231776U (ja) | 2021-04-30 |
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ID=75635883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020005470U Active JP3231776U (ja) | 2020-12-18 | 2020-12-18 | 身体装飾具 |
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JP (1) | JP3231776U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020022661A (ja) * | 2018-08-08 | 2020-02-13 | マーケティング・デザインセンター有限会社 | 身体装飾具の製造方法 |
-
2020
- 2020-12-18 JP JP2020005470U patent/JP3231776U/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020022661A (ja) * | 2018-08-08 | 2020-02-13 | マーケティング・デザインセンター有限会社 | 身体装飾具の製造方法 |
JP7157439B2 (ja) | 2018-08-08 | 2022-10-20 | マーケティング・デザインセンター有限会社 | 身体装飾具の製造方法 |
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