JP3720431B2 - 眼鏡枠 - Google Patents

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JP3720431B2
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洋美 野路
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福井めがね工業株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は眼鏡枠の形状に関する。詳しくは、貴金属等の重質材料を用いることも可能な形状の部品で構成された眼鏡枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の眼鏡は、視力の保護矯正を目的とする医療器具、および装飾的な要素を含む装身具として使用されているため、掛け心地の良さを追求し、装飾的な要求を満たす多様な形状や材質の眼鏡枠が設計されている。
【0003】
一方、掛け心地の良さは、眼鏡枠の設計を行う上で最も重要な問題である。眼鏡の使用感は眼鏡の重量に大きく左右される。眼鏡の使用に伴う不快感を軽減するために、眼鏡フレームはなるべく軽量であることが望まれている。
【0004】
従来、軽量化を図るため、枠材そのものの軽量化、あるいは枠材の強度を高めて部品の細線化と小型化を図るなど、種々の工夫が案出されてきた。金属材料としては、枠材への適用に必要な耐食性、弾性、強度、重量などの特性から、洋白、ニッケルクロム材、アルミ合金などが用いられている。近年では、従来の金属材料に比べて強度、耐食性等に優れ、軽量なチタン合金も多用されている。
【0005】
各種金属枠材は、成形方法等の向上により、強度特性が向上しているため、小型で細身の部品が利用可能となり、設計自由度が広がっている。小型、細線化だけでなく、さらに、中空のパイプ形状に加工され、軽量化が図られている。その結果、いわゆるツーポイント等のリムのない眼鏡枠や、極細のテンプルなどが実用化され、軽量で装飾性の高い眼鏡が得られている。
【0006】
装飾性の観点からいえば、以前から金等の貴金属を材料とする眼鏡枠が求められている。貴金属は比重が大きく、眼鏡の枠材には適当でないとされていたが、薄肉で良質な中空部品を容易に作製できる金属加工技術が開発され、他の金属枠材と同様にパイプ状の構造が得られるようになり、材料の使用量を減らして軽量化と低価格化が可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
枠材の開発や部品を加工する技術が進み、貴金属を含む各種金属材の細線化が容易となったが、曲げに対する強度が低下し、多方向に撓みやすくなるため、眼鏡装着時の安定性に問題があり、装用感に悪影響を及ぼす。
【0008】
枠材を中空のパイプ形状とした場合、最低限の太さと肉厚を維持することで眼鏡枠に必要な強度を保つことができる。しかし、金などの比重の大きい貴金属で中空のパイプ形状の眼鏡枠を構成した場合、他の金属材料で作製した眼鏡枠と同等の使用感や価格は実現されず、枠材としての全体利用は小規模に留まっている。一般的には、他の金属材料で作製した眼鏡枠に対して、メッキ等による表面加工により貴金属の質感を与えたり、装飾部品の構成材料に用いるなどの部分利用が行われている。本発明は、軽量で強度に優れた構造を有する眼鏡を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の眼鏡枠は、少なくとも眼鏡部品の一部に複数のパイプ形状の部材を連帯した複数連パイプ構造の形状の部品を採用するものである。複数連パイプ構造の形状の部材は、軽量で独特なデザインの太縁眼鏡枠とすることができる。
【0010】
本発明の眼鏡部品は、各種金属材料を用いて作製された複数のパイプ形状の部材を並べ、ロウ付け等により接続する。パイプ形状の部材は、複数連パイプに構成された状態で、充分な強度が得られれば足りるため、個々のパイプは細線化することもできる
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例の眼鏡枠の斜視図である。この実施例に示す眼鏡は、レンズ1にブリッジ2、ヨロイ3が直接ネジで取り付けられたツーポイント枠である。ブリッジ2はレンズ当て4に接続され、レンズ当て4はレンズ止め5を介してレンズ1にネジ止めされている。レンズ当て4にはパッド足6が取り付けられ、鼻当てパッド7を支持する。
【0012】
ヨロイ3はレンズ当て4に接続され、レンズ当て4はレンズ止め5を介してレンズにネジ止めされている。丁番8を介してヨロイ3とテンプル9は回動可能に結合している。テンプル9には口金10を設け、そこにとり付けたモダン芯にモダン11を被せてある。
【0013】
図2はブリッジ部の斜視図である。レンズ止め5、鼻当てパッド7およびパッド足6を備えたレンズ当て4にブリッジ2が接続されている。ブリッジ2は2本のパイプ形状の部材を連帯した2連パイプの構造を有している。
【0014】
図3はヨロイ部の斜視図である。レンズ止め5を備えたレンズ当て4にヨロイ3が接続されている。ヨロイ3はテンプル9と丁番8により、回動可能に結合している。この例では、ヨロイ3は2本のパイプ形状の部材を連帯した2連パイプの構造を有する。
【0015】
図4はモダンをモダン芯に被せる前のテンプル部の斜視図である。テンプル9はヨロイ同様に2本のパイプ形状の部材を連帯した2連パイプの構造を有する。テンプル9の端に口金10を設け、モダン芯12をロー付け等により取り付ける。
【0016】
以上に説明した眼鏡枠のブリッジ、ヨロイ、テンプルは複数連パイプの構造であるため、強度に優れ、変形しにくい。このような構造のため、貴金属で構成しても軽量な眼鏡枠が形成できる。
【0017】
この実施例では、眼鏡を構成する眼鏡部品のうち、ブリッジ、ヨロイ、テンプルを複数連パイプの構造としているが、一部の部品のみ複数連パイプの構造としてもよい。複数連パイプの断面構造を図5に示す
【0018】
本発明の眼鏡枠は上記の実施例に限定されず、ツーポイント枠の他にも、金属枠や、金属とプラスチックの複合枠、溝掘り枠等を構成する眼鏡部品に適用することができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明の眼鏡枠は、その構造上の特徴から、大変軽量で、独特なデザインの太縁眼鏡を提供できる。複数連パイプ構造は金属製の眼鏡部品全般に適用が可能であるが、特にテンプル、ブリッジ、ヨロイ等に適している。複数連パイプの構造を有するテンプルは、変形に強く、装着安定性が良好である。複数連パイプの構造を有するテンプルとブリッジ、ヨロイなどは、変形に強いだけでなく、開閉時や装着時に、一定方向にのみ適度なバネ性を発揮し、眼鏡装着時のフィット感に優れる。
【0020】
また、本発明の構造の眼鏡枠であれば比重の大きい貴金属を用いても、比較的軽量で強度が保たれた太縁の枠を作ることができ、必要な貴金属材料が少なくてすみ、ボリュームのあるデザインが可能である。貴金属材料を用いる眼鏡の軽量化、低コスト化することにより、普及を図ることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の眼鏡枠の斜視図である。
【図2】 本発明の一実施例の眼鏡枠のブリッジ部の斜視図である。
【図3】 本発明の一実施例の眼鏡枠のヨロイ部の斜視図である。
【図4】 本発明の一実施例の眼鏡枠のモダンをモダン芯に被せる前のテンプル部の斜視図である。
【図5】 本発明の眼鏡枠の複数連パイプ構造の一例の断面図である
【符号の説明】
1 レンズ
2 ブリッジ
3 ヨロイ
4 レンズ当て
5 レンズ止め
6 パッド足
7 鼻当てパッド
8 丁番
9 テンプル
10 口金
11 モダン
12 モダン芯

Claims (4)

  1. 複数のパイプ形状の部材が帯状に連帯した一定方向にのみ適度なバネ性を発揮する複数連パイプ構造の形状の眼鏡部品を備えたことを特徴とする眼鏡枠。
  2. 複数のパイプ形状の部材が帯状に連帯した一定方向にのみ適度なバネ性を発揮する複数連パイプ構造の形状であることを特徴とする眼鏡枠部品。
  3. 複数のパイプ形状の貴金属製部材が帯状に連帯した一定方向にのみ適度なバネ性を発揮する複数連パイプ構造の形状の眼鏡部品を備えたことを特徴とする眼鏡枠。
  4. 複数のパイプ形状の貴金属製部材が帯状に連帯した一定方向にのみ適度なバネ性を発揮する複数連パイプ構造の形状であることを特徴とする眼鏡枠部品。
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