JP7220486B2 - 眼鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、眼鏡に関し、特にテンプルの形状とヒンジの構造に関する。
一般な眼鏡にあっては、例えば、フルリムタイプのものや、ハーフリムタイプ、ツーポイント(フチなし)タイプ等、様々なタイプが存在する。このような一般的な眼鏡では、左右レンズを取付けるリムの外側にはそれぞれ智(ヨロイ)部が備わっており、さらに智部にはヒンジ(丁番)が備えられている。一般にはこのヒンジを介して使用者(ユーザ)の頭部の側部に当接するテンプル(つる)が所定の拡開状態から内側に回動可能に取付けられていて、且つテンプルは折り畳み可能となっている。
通常、眼鏡は視力が悪い者にとっては必須のものであって、日常生活において常に使用している。そのため、掛け心地(装着感)は、眼鏡を使用するユーザにとって、使用する眼鏡を購入や選択する上で優先度が高い。掛け心地を向上させる方法の一つとして、テンプルの調整がある。テンプルを調整することで、ユーザに合った掛け心地の眼鏡を提供することができる。テンプルの調整は、やっとこやペンチ等の工具や治具(調整器具)を用いて徐々にテンプルを曲げる(反らせて)ようにして調整をする。調整の際にはテンプルのヒンジや智部に近い箇所を曲げて調整をすることが多く、上記のように調整することでユーザに合った掛け心地の眼鏡を提供している。
特許文献1では、眼鏡のリムやテンプルを超弾性合金で構成し、かつテンプルの内部を中空とした円筒形状として形成している。そしてテンプルの内部に、円筒形状に加工したアルミニウム合金を挿入している。これにより、従来の眼鏡の重量よりも軽量で折れにくくすることで、掛け心地を向上させている。
特開2003-43427号公報
しかしながら、特許文献1では、上記のように従来の眼鏡よりも折れにくい、即ち、剛性が高く塑性変形がしにくいテンプルとしている。そのため、テンプルの調整及び最終的な掛け心地を左右するテンプルの微調整が困難となる。テンプルの調整は、やっとこ等の調整器具を用いて微調整を繰り返すことでユーザに合った調整をするため、テンプルの素材であったり、やっとこ等の調整に用いる器具が掴みやすい(挟持しやすい)断面形状としていることが重要となる。
また、特許文献1の眼鏡のテンプルは、折れにくくするための構造に加え、断面形状を円形状にしている。そのため、やっとこ等の調整に用いる器具で調整をする際に、滑りやすいまたは挟持しにくいため、微調整が困難となる。さらに、特許文献1では智部とヒンジを一体化させている構造であって、上記したように剛性が高く塑性変形がしにくいテンプルを調整するために、強い力を加えてしまうとヒンジが破損してしまう問題を有する。
そこで本発明は、例えば、テンプルの調整を容易とし、掛け心地に優れる眼鏡を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての眼鏡は、レンズとレンズが挿入されるリムを備える眼鏡であって、リムの一端に形成される智部の背面に固定され、L字形状で形成されるヒンジと、ヒンジに回動可能に取付けられるテンプルと、を有し、ヒンジは、L字形状の一方側の一端には、テンプルの一端を連結させるための連結部を有し、且つL字形状の一方側とは直交する方向であるL字形状の他方側には扁平部を有するように構成され、ヒンジを智部の背面に固定する際には、扁平部の一方側の面と智部の背面とを当接させ、且つ連結部智部の縁及びヒンジの固定位置より内側の位置となるように配置し、テンプルは、連結部と連結させているテンプルの一端から他端に向けて延伸して智部の縁近傍でテンプルと智部との間の角度が所定の角度以上となるように曲げられて形成され、テンプルを智部の背面に固定された状態のヒンジに取付けた際には、扁平部の一方側の面の反対側における面である他方側の面の背面側に位置するテンプルの一部と扁平部の他方側の面との間に所定の隙間を有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、テンプルの調整を容易とし、掛け心地に優れる眼鏡を提供することができる。
第1実施形態に係る眼鏡の正面図と側面図である。 第1実施形態に係る眼鏡の平面図である。 第1実施形態に係るヒンジ周辺の拡大図である。 第1実施形態に係るヒンジと固定プレートを示す図である。 第1実施形態に係るテンプルの調整時の様子と従来技術のテンプルの調整時の様子を示した図である。 第1実施形態に係るテンプルの断面形状を示す図である。 第2実施形態に係るヒンジ周辺の拡大図である。 第3実施形態に係る眼鏡の平面図である。
本発明の一実施形態に係る眼鏡について、図面を参照して説明する。尚、以下に示す実施形態は本発明の眼鏡における好適な具体例であり、施術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載が無い限り、これらの態様に限定されるものではない。また、以下に示す実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。従って、以下に示す実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
(第1実施形態)
まず、図1と図2を参照して第1実施形態に係る眼鏡1を説明する。図1は、第1実施形態における眼鏡1の正面図と側面図である。図2は、第1実施形態における眼鏡1の平面図である。なお、第1実施形態においては、図1に示している眼鏡1の正面方向から見た際の左右方向をX方向、上下方向をZ方向、及び手前及び奥行き方向をY方向とする。
眼鏡(フレーム)1には、図1に示すようにレンズ2が挿入され、且つレンズ2が固定されるリム3と、眼鏡1を装着した際に鼻に当接する鼻パッド4と、それぞれの鼻パッド4をリム3に取付け可能とする取付け部(クリングスアーム)4aがそれぞれ設けられる。
また、リム3は、ブリッジ5を介してそれぞれ接続される。即ち、ブリッジ5を介して接続された左右2つのリム3のそれぞれにレンズ2が挿入され固定される。当該接続は例えば、ろう付けによって接続される。また、それぞれのリム3はブリッジ5を介して接続せずに、それぞれのリム3とブリッジ5とを一体として形成するようにしてもよい。それぞれのリム3の一端にはそれぞれ智部6が設けられ、それぞれの智部6にはぞれそれヒンジ7が取付けられている。それぞれのヒンジ7には、それぞれテンプル8が接続される。テンプル8は、ヒンジ7に折り畳み可能に取り付けられている。即ち、テンプル8の一端がヒンジ7に対し回動可能にそれぞれ連結(接続)するように取付けられる。なお、第1実施形態における智部6はリム3と一体で構成される。しかしこれに限らず、リム3とは別体として、例えば、取り外し可能に構成してもよい。なお、それぞれのリム3、鼻パッド4、取付け部4a、ブリッジ5を含む、眼鏡1の前枠全体をフロントとも呼ぶ。
さらに、テンプル8の一端には貫通孔を備えるコマ部(不図示)が形成される。当該コマ部は後述する図3等に示しているヒンジ7の連結部7aに連結するため(取付けるため)のコマ部である。また、テンプル8の他端は、下方に湾曲させて装着者の耳に係合させる耳掛け部として形成されている。第1実施形態では、テンプル8の一部にモダン(先セル)9を取付けている。第1実施形態において、モダン9はテンプル8と取り外し可能に構成されるが、これに限らずテンプル8と一体として構成してもよい。
リム3またはテンプル8は、例えばチタン合金(例えば、βチタン合金等)やステンレス、アルミニウム合金等の金属や、樹脂(例えば、CPやアセテート等)で構成されていてもよく、その他の材料で構成されていてもよい。鼻パッド4は、シェル(貝)や樹脂、金属(例えば、チタン合金、ステンレス等)で構成されてよく、その他の材料で構成されてもよい。取付け部4aは、例えば、金属で構成される場合、リム3に対して溶接(融接、圧接、ろう接)または接着などにて取付けられてもよく、ねじ留めによる固定や、リム3と埋め込みにより一体に成形されてもよい。なお、それ以外の方法で取付けるようにしてもよい。また、リム3は、金属に限定することなく、樹脂やその他の材料であってもよい。
例えば、リム3は、金属で、かつ取付け部4aが金属である場合、溶接(ろう接)やネジ留め、接着もしくは埋め込みにより一体に形成されてよい。また、リム3が樹脂で、かつ取付け部4aが金属である場合、リム3の樹脂に、取付け部4aを取付けるための台座(金属や樹脂など)を設けて(例えば、組み込んで)、溶接、接着等で取付けてもよい。さらに、リム3が樹脂で、かつ取付け部4aが樹脂である場合、溶接での取付けや一体として成形してもよい。なお、それ以外の方法で取付けるようにしてもよい。
次に、図3及び図4を参照して、第1実施形態に係る眼鏡1のヒンジ7の構造とテンプル8の形状について説明する。図3は、第1実施形態に係るヒンジ7周辺の拡大図である。図4は、第1実施形態に係るヒンジ7及び固定プレート11を示す図である。図4(A)は第1実施形態におけるヒンジ7を示す図である。図4(B)は、第1実施形態における固定プレート11を示す図である。第1実施形態におけるヒンジ7は、テンプル8の一端に形成されるコマ(不図示)と連結させるための連結部7aを備える。さらに連結部7aの一端から直行する方向で延伸するように形成される扁平部7bを備える。このように、第1実施形態におけるヒンジ7はL字形に形成される。さらにヒンジ7は、図4に示すように扁平部7bに貫通孔として2つの穴部7cを設けている。また、ヒンジ7は、例えばチタン合金(例えば、βチタン合金等)やステンレス、アルミニウム合金等の金属や、樹脂(例えば、CPやアセテート等)で構成されていてもよく、その他の材料で構成されていてもよい。
連結部7aには、貫通孔が形成されたコマ部7d及びコマ部7eがそれぞれ形成される。また、コマ部7dとコマ部7eの間には溝が形成され、連結部7aはコの字形状に構成される。そして、当該溝(コマ部7d及びコマ部7eの間の空間)にテンプル8の一端に形成されるコマ(不図示)を差し込み、不図示のねじ(連結用ねじ)によってそれぞれを連結する。連結用ねじによって連結をすることで、ヒンジ7にテンプル8を回動可能に取付けることができる。なお、第1実施形態では上記のように連結部7aのコマ部は2つ(コマ部7d及びコマ部7e)でコの字形状に構成しているが、これに限らず、コマ部は1つ、または3つ形成するようにしてもよい。さらに、3つ以上のコマ部を形成するようにしても構わない。
図3を例にすると、当該連結用ねじを支点に、テンプル8を-X方向、即ち内側方向へ折り畳むことが可能となる。さらに、第1実施形態におけるヒンジ7の構造とテンプル8の形状によれば、内側方向に限らず所定の角度、外側方向(+X方向)にもテンプル8を当該連結用ねじを支点に回動(回転)することが可能となる。これにより、第1実施形態におけるテンプル8は当該連結用ねじを支点に90度以上に回動可能になる。また、連結部7a等に所定の回動範囲となるように調整機構を設け、テンプル8の回動範囲を調整できるようにしてもよい。また、ヒンジ7等に調整用の突起部またはストッパー機構を設けることで、テンプル8の回動範囲を調整できるようにしてもよい。なお、図3で示しているヒンジ7と対をなすヒンジ7(図3に示しているヒンジ7と反対側のヒンジ7)においては、テンプル8の回動方向が上記した方向とは逆になる。即ち、テンプル8の折り畳み方向が+X方向となり、外側方向が-X方向となる。テンプル8の回動範囲(回動域)が広くなることで、様々なユーザに合った位置で眼鏡1を掛けることが可能となり、掛け心地が向上する。
第1実施形態においては、ヒンジ7にテンプル8を連結する連結用ねじはヒンジ7の連結部7aの下方側(-Z方向側)から差し込み、ヒンジ7とテンプル8のそれぞれのコマを螺合して連結する。連結部7aの上方側のコマとなるコマ部7dには上面側に所定の深さを有する溝が形成される。形成される溝の形状はいずれの形状であってもよい。そして、コマ部7dに形成された溝の形状に合わせるように形成されたプレートを嵌め込み、固定することで連結用ねじを視認しづらくしている。これにより、眼鏡1を視認した際に、眼鏡1の特にヒンジ7周辺の美感が向上する。
なお、例えば図3に示している連結部7aは、連結部7aを-Y方向(奥行き方向)に対してさらに延伸して形成してもよい。これにより、テンプル8の回動範囲をさらに広げることができる。
扁平部7bは、所定の厚さを有すように形成される。さらに扁平部7bに形成される2つの穴部7cは、上記したように貫通孔として形成される。固定プレート11は、プレート部11aと円柱形状に形成される2つの突起部11bとで構成される。2つの突起部11bはプレート部11aに対し接合によりそれぞれ固定されている。なお、固定プレート11の形状について図4(B)に示している形状は一例であって、固定プレート11の形状は特に限定していない。なお、固定プレート11の形状として、例えば、図4(B)に示しているような略長方形状であってもよいし、さらに各隅部を面取り(R加工)してもよい。また、それぞれの智部6に配置するそれぞれの固定プレートの形状を同一の形状としなくてもよい。例えば、一方の固定プレート11の一端または他端を円形状や多角形状に加工し、もう一方の固定プレート11の他端または一端を円形状や多角形状とするように加工してもよい。またはこれ以外の形状としても構わない。
次に、智部6へのヒンジ7の固定方法を説明する。智部6へのヒンジ7の固定として、まずは智部6の背面にヒンジ7の扁平部7bを配置する。配置する際には、ヒンジ7の連結部7aが扁平部7bより内側方向(図3を例とすると、-X方向)となるように配置する。これにより、ヒンジ7、ヒンジ7とテンプル8との連結箇所、及びテンプル8の一部が智部6の縁より内側方向に構成されることになる。なお、第1実施形態において智部6の貫通孔は左右で2箇所ずつ形成されている。そして、ヒンジ7の扁平部7bを智部6の背面に配置する際には、それぞれの穴部が合わさる位置に配置する。なお、智部6に形成される複数の貫通孔は、X方向またはZ方向に長いルーズホールとして形成するようにしてもよく、ルーズホールとして形成する場合は、左右で1箇所ずつ形成するようにしてもよい。
次に、固定プレート11の2つの突起部11bを智部6に形成された2つの貫通孔を介し、ヒンジ7に形成される2つの穴部7cにそれぞれ挿入して、固定プレート11を智部6の表面に配置する。その後、2つの穴部7cの表面から突出している部分(2つの突起部11bの突出部分)を工具または工作機械等によって潰す。これにより、例えば図3に示しているように、2つの突起部11bの潰した部分は2つの穴部7cの穴径よりも大きな径になる固定部10が形成される。固定部10が形成されることにより、固定プレート11が智部6から外れることなく、且つ智部6にヒンジ7を固定(カシメ固定)することができる。
このように、第1実施形態のヒンジ7への固定には、ねじやナット等を使用していないため、眼鏡1を正面方向(+Y方向から-Y方向側を見た場合)や側面方向から視認した際に、眼鏡1の特に智部6やヒンジ7周辺の美感が向上する。なお、固定プレート11は智部6に固定後、装飾部(装飾パーツ)としても機能する。また、固定プレート11は、金属であることが好ましいが、これに限らず樹脂や木材等の金属以外の素材で構成されてもよい。
なお、2つの穴部7cの表面から突出している2つの突起部11bの部分を潰さずに、固定キャップ(固定部材)を2つの穴部7cの表面から突出している2つの突起部11bの部分に被せて固定するようにしてもよい。この場合、固定キャップは上記した固定部10と同様の機能を果たす。これによって、2つの突起部11bを潰すことなく智部6にヒンジ7を固定することができる。また、円柱状の2つの突起部11bにそれぞれ、ねじ切り加工を施してもよい。その場合、上記した固定キャップをナットとすることができる。この場合、ナットは上記した固定部10と同様の機能を果たす。固定の際は、突起部11bとナットを螺合させてそれぞれを固定する。
さらに、固定プレート11は、2つの突起部11bの代わりに2つの突起部11bの箇所に所定の深さのねじ切りされた穴部を形成してもよい。この場合のヒンジ7の固定方法を以下に説明する。まず、扁平部7bの2つの穴部7c対し、固定用のねじを-Y方向から+Y方向に向けて差し込み、扁平部7bと接している智部6を挟み反対側に配置されている固定プレート11のねじ切り穴と螺合することでヒンジ7を智部6に固定することができる。また、上記と同様に智部6はねじを挿通させるための貫通孔を備える。当該貫通孔の径は、固定用のねじの径よりも大きく形成されることが好ましい。また、智部6に形成する貫通孔を固定プレート11に形成される、ねじ切り穴と同様の径のねじ切り穴としてもよい。
また、上記のようにヒンジ7の固定にねじを用いる場合、固定用のねじの形状は特に限定していないが、例えば、上面が平らで座面が円錐形の頭部になっている皿ねじを使用するような場合を想定する。この場合、皿ねじを差し込む側の扁平部7bの2つの穴部7cをザグリ加工することが好ましい。これにより皿ねじの上面が扁平部7bの上面より突出しないまたは皿ねじ上面の突出量を抑えることができる。そして、皿ねじの上面まで扁平部7bに挿入されているため、テンプル8を回動させた際に、テンプル8に皿ねじの上面が当たらず、外側方向に対する回動範囲を広くできる効果がある。
第1実施形態においては、固定プレート11の突起部11bを2つとしたが、これに限らず、突起部11bを1つとしてもよく、突起部11bを3つ以上にしてもよい。智部6に形成する貫通孔についても同様である。なお、智部6と扁平部7bとを、ろう付けにより固定するようにしてもよい。その場合、固定プレート11も同様にろう付けにより智部6に固定する。
第1実施形態におけるテンプル8は、連結部7aに連結しているテンプル8の一端側から他端側に向けて延伸して智部の縁近傍で内側方向(図3を例にすると-X方向)に所定の角度以上湾曲するよう(所定方向に曲げるように)に形成される。即ち、テンプル8の一部を所定の角度以上湾曲させる加工を施す。所定の角度以上湾曲させる箇所(ポイント)は左右のテンプル8でそれぞれ1箇所である。なお、第1実施形態のテンプル8は、図2に示しているように上記した湾曲させる箇所から他端に掛けて内側方向(図3を例にすると-X方向)に徐々に湾曲するように形成される。しかしこれに限らず、上記した湾曲させる箇所から他端に掛けて湾曲させないで形成するようにしてもよい。
また、上記の所定の角度として実施形態1では、智部6とテンプル8との間の角度を90度以上としている。即ち、図3に示しているように、智部6における仮想ベクトル線V1と、テンプル8における仮想ベクトル線V2との成す角度θが90度以上となるようにテンプル8を湾曲させる。角度θを90度以上とすることで、様々なユーザの一般的(平均的)な顔のサイズに対応することができる。角度θは一般的なユーザが眼鏡1を装着した際に掛け心地に違和感のない角度であることが好ましい。90度以上としては例えば、90度以上130度未満等が考えられる。なお、角度θは、90度以上に限らず90度未満であってもよい。90度未満の場合は、一般的な顔のサイズより小さいサイズのユーザまたは顔のサイズに対して眼鏡1が大きい場合に対応することができるためである。90度未満としては例えば90度未満70度以上等が考えられる。
第1実施形態においては、湾曲点(曲げ点)は智部6の縁と凡そ位置を合わせる。なお、智部6の縁から直行する方向に湾曲点が形成させることが好ましく、智部6の縁から直行する方向であって、所定の距離外側方向に湾曲点が形成されることがより好ましい。また、外側方向に限らず、智部6の縁から所定の距離内側方向に湾曲点を形成するようにしてもよい。智部6の縁に湾曲点を凡そ合わせることで、正面方向から視認した場合に智部6をヒンジとしてテンプル8とを接続した眼鏡のように、智部6からテンプルが一体として形成されているように視認することができ、美観が損なわれない。また、テンプル8を湾曲させる際の曲げR(曲率半径)は特に限定していないが、第1実施形態では曲げRを大きく、即ち曲率半径は大きくしている。曲率半径を大きくすることで、智部6及びテンプル8を視認した際に曲げ点が分かりづらくなり、美観が損なわれない。
図5は、テンプルを調整する際の様子を例示した図である。図5(A)は、第1実施形態におけるテンプル8を調整している様子を例示している図である。図5(B)は、従来技術の眼鏡におけるテンプルを調整している様子を例示している図である。
従来技術の眼鏡では、図5(B)に示しているように、調整者が調整器具100を使用してテンプルを曲げる角度を調整する。そして図5(B)に示しているような一般的な眼鏡におけるテンプルの調整はヒンジや智部に近い位置(より好ましくはフロントに近い位置)のテンプルを調整することが多い。ヒンジまたは智部(またはフロント)に近い位置を調整することで、テンプル全体の角度調整が比較的容易に行え、その後微調整をする場合でも微調整が比較的容易に行えるためである。なお、調整器具100は対象物を挟持することのできる、例えばやっとこやペンチ等の工具または治具である。
第1実施形態のテンプル8の形状とヒンジ7の構造によれば、ヒンジ7は智部6の背面側に配置され、且つテンプル8の一端を連結している連結部7aも智部6の背面であって、且つ智部6の縁より内側方向に配置される。そのため、ヒンジ7と連結しているテンプル8の一端は智部6の縁より内側方向であってフロントに近い位置に構成される。これにより第1実施形態では、図5(A)に示しているようにフロントに近い位置におけるテンプル8について調整可能となるため、従来技術の眼鏡よりもテンプル8の調整及び微調整が容易に行える。
さらに、図5(B)に示しているような一般的な眼鏡の場合では、調整器具100によって挟持して調整する位置が限られる。しかし、第1実施形態のテンプル8の形状とヒンジ7の構造によれば、ヒンジ7と連結しているテンプル8の一端は、例えば図3に示しているようにヒンジ7の扁平部7bや智部6と所定の隙間(領域)を有するように構成される。そのため、調整器具100による挟持して調整できる位置が従来技術におけるテンプルより多くなり、さらにヒンジ7とテンプル8の連結箇所に近い位置も挟持することもできる。さらに、テンプル8を調整器具100の向きや例えば調整器具100の挟持する際の位置によらず挟持可能とすることができ、且つその状態で調整をすることができる。これにより、ヒンジ7の連結部7aとテンプル8の一端周辺が智部6の縁より内側方向にあったとしても、調整器具100によるテンプル8の調整及び微調整が容易に行える。これにより、掛け心地に優れる眼鏡1をユーザに提供することができる。
さらに、第1実施形態のテンプル8によれば、上記のように湾曲するような加工を施した(湾曲している)テンプル8の一部(湾曲点の周囲)を調整器具100で調整することが可能となるため、調整(曲げる)回数も従来より抑制することができる。そのため、例えばテンプル8の素材を繰り返しの疲労(金属疲労)により破断または損壊する特性を有する金属系で構成したとしても、上記のように調整回数を抑制することが可能となるため金属疲労により生じる問題を抑制することもできる。
さらに、例えば従来の眼鏡のテンプルの断面形状が略四角形状または円形状である場合に、調整器具100を使用したテンプルの調整を以下に説明する。この場合、テンプルを調整器具100によって、うまく挟持または掴めないことにより意図した方向とは違う方向に曲げてしまうことや、うまく挟持または掴めたとしても意図した方向に曲げられない事象が起こり得る。そのため、調整や微調整が困難となってしまう問題がある。しかし、第1実施形態のテンプル8によれば、テンプル8の一部の断面形状を8角形状にしているため、調整器具100による挟持が容易に行え、且つ挟持が容易に行える箇所を多くすることができる。第1実施形態のテンプル8の断面形状について図4、図6を参照して以下に説明する。
図6は、第1実施形態におけるテンプル8の断面形状を例示した図である。図6(A)は、図2におけるA―A’断面の図である。図6(B)は、図2におけるB-B’断面の図である。図6(C)は、図2におけるC-C’断面の図である。なお、A―A’断面は説明の簡略化のために一方のテンプル8に対して示しているが、他方のテンプル8についても断面形状は以下に説明する断面形状と同様である。
第1実施形態のテンプル8においては、図6に例示しているように、3つの断面形状で構成される。第1の断面形状として図6(A)に例示している8角形状の断面形状がある。この断面形状はテンプル8の一端から他端に向かって上記の湾曲点を超え、当該湾曲点から所定の距離進んだ先まで形成される。そして、当該8角形状の断面形状をしているテンプル8の部位が調整器具100を使用してテンプル8の調整をする場合における好ましい範囲(調整範囲)となる。なお、8角形状の各隅部は円弧となるように加工(R加工)されていることが好ましいが、各隅部に円弧となる加工を施さなくても構わない。このように、テンプル8の調整をする範囲である第1の断面形状を8角形とすることで、上記したように調整器具100による直線方向の挟持位置が多くなり、挟持が容易に行える。そして、容易に挟持する箇所が多くなることで、複数の方向から挟持することが可能となるため、調整や微調整についても容易に行うことができる。これにより、掛け心地に優れる眼鏡1をユーザに提供することができる。
第2の断面形状としては図6(B)に例示しているような楕円形状に形成される。第2の断面形状は、上記8角形の断面形状の終端からテンプル8の他端へ向けて徐々に楕円形状に変化させている。第2の断面形状は第1の断面形状の終端からテンプル8の他端に向かって所定の距離進んだ先まで形成される。具体的には、図1(B)に例示している側面図においてテンプル8の一部がZ方向に幅が広くなっている箇所である。このように、テンプル8の第2の断面形状を楕円形状とすることで、曲げ応力に対して強くなり、特に縦方向(Z方向)に対する曲げ応力に強くなる。なお、当該楕円形状として、通常の楕円形状としてもよいし、略長方形状として各隅が円弧となるような加工を施したような形状としてもよい。
第3の断面形状としては図6(C)に例示しているような円形状に形成される。第3の断面形状は、上記楕円形状の第2の断面形状の終端からテンプル8の他端へ向けて徐々に円形状に変化させたものである。第3の断面形状は、第2の断面形状の終端からテンプル8の他端まで形成される。このように、テンプル8の第3の断面形状を円形状とすることで、例えばテンプル8の全長を短くするために、モダン9を取り外して、第3の断面形状の一部を切断した際に、モダン9またはモダン9とは異なるモダンを再度テンプル8に挿入可能にしている。一般的なモダンのテンプル8に挿入するための穴部は、例えば製造や加工の際の加工性や効率性等を考慮して円形状としている場合が多いためである。なお、第3の断面形状として真円または真円に近い形状でなくてよく、加工誤差(公差)等を考慮した略円形状でよい。
以上のように第1実施形態におけるテンプル8は、一端から他端に向かって断面形状が順に8角形状、楕円形状、円形状となるように形成される。即ち、テンプル8の一端から他端に向かうにつれて8角形状から異なる形状にそれぞれ変化するように形成される。しかしこれに限らず例えば、テンプル8の一端から順に8角形状とし次に楕円形状または円形状のみで形成するようにしてもよい。また、8角形状のみでテンプル8の断面形状を形成するようにしてもよい。また、一端から他端に向かって断面形状が順に8角形状、楕円形状、8角形状となるように形成してもよいし、8角形状、円形状、8角形状となるように形成してもよい。
以上、第1実施形態の眼鏡1のテンプル8の形状及びヒンジ7の構造によれば、テンプル8の調整を容易にすることができ、掛け心地に優れる眼鏡1をユーザに提供することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における眼鏡1を図7を参照して以下に説明する。図7は、第2実施形態における眼鏡1のヒンジ7周辺の拡大図である。なお、第2実施形態における眼鏡1は、ヒンジ7の一部に、立ち上がり部7fを形成した以外については第1実施形態における眼鏡1と同様の構成であるため、重複する記載については説明を省略する。
第2実施形態における眼鏡1のヒンジ7は、扁平部7bの一端に連結部7aを備え、さらに扁平部7bの他端に立ち上がり7部fを備える。立ち上がり部7fは、連結部7aと同様にコの字形状であって、連結部7aと同様の溝を構成するように形成される。立ち上がり部7fの溝は連結部7aにテンプル8の一端が連結された際にテンプル8の一部が当該溝に嵌まるように構成される。
なお、テンプル8の直径より当該溝の直径を若干大きくして、テンプル8が隙間なく嵌まらないよう、即ち若干の余裕を持たせて形成するようにしてもよい。立ち上がり部7fを形成することで、テンプル8の固定部が構成される。これによって、テンプル8に想定外の力が掛かった場合や、眼鏡1を落下させた場合にテンプル8またはヒンジ7に生じる力や衝撃を、立ち上がり部7fによって低減させることができる。さらに、立ち上がり部7fの溝にテンプル8の一部を嵌めることができるため、テンプル8のぐらつき等を軽減することもできる。また、立ち上がり部7fを設けることによって、テンプル8の回動範囲を制限することもできる。
また、立ち上がり部7fにおける溝は、扁平部7bの上面まで形成するようにしてもよい。これにより、第1実施形態と同様にテンプル8の回動範囲を広くすることができる。
以上、第2実施形態の眼鏡1によれば、ヒンジ7に、立ち上がり部7fを形成することで、テンプル8やヒンジ7に生じる力や衝撃を低減することができる。さらに第1実施形態と同様に、テンプル8の調整を容易にすることができ、掛け心地に優れる眼鏡1をユーザに提供することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態における眼鏡1を図8を参照して以下に説明する。図8は、第3実施形態における眼鏡1の平面図である。なお、第3実施形態における眼鏡1は、重り部を構成した以外については第1実施形態における眼鏡1と同様であるため重複する記載については説明を省略する。
第3実施形態では、眼鏡1のテンプル8の一部に取付けたモダン9に重り部(錘部)12を構成する。重り部12は、眼鏡1またはテンプル8に使用する素材より比重の大きい素材によって形成される。第3実施形態ではタングステンを採用しているが、これに限らず、例えば、鉄、銅、鉛、金等の素材を採用してもよい。さらに、その他金属や合金、セラミックス、複合材料、石材等、一般の構造材料のいずれを採用してもよい。
重り部12は、モダン9の一端をテンプル8側(図8を例とすると、-Y方向側)とした場合、他端に構成される。重り部12は、モダン9の他端に形成された穴部(不図示)に差し込み、その後固定する。重り部12は第3実施形態においては円柱形状に形成されるが、これに限らずその他の形状としてもよい。また、重り部12を穴部に固定する方法は特に限定していないが、例えば、重り部12の径を一端から他端に向けて徐々に大きくなるように形成し、穴部に所定の距離差し込むと固定されるようにしてもよい。また、重り部12と穴部が螺合可能となるように、重り部12に雄ねじ部を形成し、穴部に雌ねじ部を形成してもよい。そして、それぞれを螺合することで固定してもよい。
重り部12を眼鏡1のモダン9に構成することで、重心位置をモダン9の他端側とすることができる。これにより、眼鏡1が何らかの動作によって地面方向にずり落ちる等の事象を抑制することができる。これにより掛け心地に優れる眼鏡1を提供することができる。なお、重り部12の長さまたは大きさは、眼鏡1の素材によって決定してもよい。さらに重り部12の長さも調整可能とすることで、それぞれのユーザに合った掛け心地の眼鏡1を提供することができる。
重り部12の重さ調整としては、重り部12を取り外し(着脱)可能とすること重さを調整してもよい。例えば重り部12を所定の径、中空形状としたものを別途複数用意し、これを差し替えすることで重さの調整をしてもよい。また、円柱形状の重り部12を所定の間隔で複数に分割し、上記したモダン9に形成された穴部に差し込む個数を調整することで、重さの調整をしてもよい。この場合、分割した重り部12の素材は統一しなくてもよく、上記したような様々な素材で重り部12を形成し、それぞれの素材の重り部12をそれぞれ上記のように分割して、これを組み合わせることで重さの調整をしてもよい。また、重り部12を上記したように取り外し(着脱)可能とすることで、例えば、現在使用している素材(例えば、タングステン)から異なる素材(例えば、鉛)へ変更することもできる。これにより、ユーザは自ら重さの選択をすることができ、ユーザに合った掛け心地に優れる眼鏡1を提供することができる。
以上、第3実施形態では、眼鏡1のモダン9の他端に、重り部12を構成することで、眼鏡1の重心位置をモダン9の他端側にすることができる。これにより、眼鏡1の地面方向へのずり落ち等の事象を抑制することができる。さらに第1実施形態と同様に、テンプル8の調整を容易にすることができ、掛け心地に優れる眼鏡1をユーザに提供することができる。
また、上記各実施形態に限らず、第3実施形態と第2実施形態の眼鏡1とを組み合わせるようにして構成してもよい。また、上記した各実施形態において、説明の簡略化のために眼鏡1の一方側(図2を例にすると図中右側)の各部材や部品(例えば、智部6、ヒンジ7、テンプル8等)の形状、各種構造、構成等について説明している。ここで、他方側(上記の一方側と反対側であって、図2を例にすると図中左側)の各部材や部品についても説明を省略しているだけであって、一方側と形状、構造も含め同じ(同様)となるように構成される。なお、例えば図2にあるように他方側の各部材、部品の配置位置等は一方側とは反転するように構成される。
また、上記各実施形態におけるテンプル8の他端を下方に湾曲させずに、直線方向に形成するようしてもよい。また、上記各実施形態では、テンプル8の断面形状の一部は8角形状として説明したが、これに限らず、6角形状や10角形状、または12角形状等の多角形状としてもよい。また、上記各実施形態ではテンプル8を湾曲させる箇所(湾曲点)を左右のテンプル8でそれぞれ1箇所としているが、これに限らず、それぞれ1箇所以上の複数箇所で湾曲させるようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 眼鏡
2 レンズ
3 リム
4 鼻パッド
5 ブリッジ
6 智部
7 ヒンジ
8 テンプル
9 モダン

Claims (8)

  1. レンズと前記レンズが挿入されるリムを備える眼鏡であって、
    前記リムの一端に形成される智部の背面に固定され、L字形状で形成されるヒンジと、
    前記ヒンジに回動可能に取付けられるテンプルと、を有し、
    前記ヒンジは、前記L字形状の一方側の一端には、前記テンプルの一端を連結させるための連結部を有し、且つ前記L字形状の一方側とは直交する方向である前記L字形状の他方側には扁平部を有するように構成され
    前記ヒンジを前記智部の背面に固定する際には、前記扁平部の一方側の面と前記智部の背面とを当接させ、且つ前記連結部前記智部の縁及び前記ヒンジの固定位置より内側の位置となるように配置し
    前記テンプルは、前記連結部と連結させている前記テンプルの一端から他端に向けて延伸して前記智部の前記縁近傍で前記テンプルと前記智部との間の角度が所定の角度以上となるように曲げられて形成され、
    前記テンプルを前記智部の背面に固定された状態の前記ヒンジに取付けた際には、前記扁平部の前記一方側の面の反対側における面である他方側の面の背面側に位置する前記テンプルの一部と前記扁平部の前記他方側の面との間に所定の隙間を有する、
    ことを特徴とする眼鏡。
  2. 前記テンプルの断面形状は、8角形状であることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡。
  3. 前記テンプルの断面形状は、前記テンプルの一端から他端に向かうにつれて前記8角形状から楕円形状に変化し、前記楕円形状から円形状に変化するように形成されることを特徴とする請求項2に記載の眼鏡
  4. 前記テンプルは、90度以上に回動可能であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の眼鏡。
  5. 前記ヒンジは、前記扁平部を、前記智部を挟んで前記智部の表面に配置される固定プレートによって固定することで、前記智部の背面に固定されることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の眼鏡。
  6. 前記テンプルの他端には、前記眼鏡または前記テンプルを形成する素材よりも比重が大きい素材で形成される重り部が構成されることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の眼鏡。
  7. 前記テンプルは、金属または樹脂で構成されることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の眼鏡。
  8. 前記重り部は、鉄、銅、鉛、タングステン、金の少なくともいずれかで構成されることを特徴とする請求項6に記載の眼鏡。
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