JP2001048062A - キャブロックコントロール装置 - Google Patents

キャブロックコントロール装置

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JP2001048062A
JP2001048062A JP11223636A JP22363699A JP2001048062A JP 2001048062 A JP2001048062 A JP 2001048062A JP 11223636 A JP11223636 A JP 11223636A JP 22363699 A JP22363699 A JP 22363699A JP 2001048062 A JP2001048062 A JP 2001048062A
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cab
locking
control handle
lock
cab lock
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JP11223636A
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Toru Yamashita
亨 山下
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブロックコントロール装置において、キ
ャブロック装置の円滑な施解錠操作を可能として操作性
及び安全性の向上を図る。 【解決手段】 回動自在に支持した回動レバー24a,
24bとキャブロック装置14a,14bのポール18
a,18bとをワイヤ25a,25bにより連結し、コ
ントロールハンドル28の操作により作動片29が回動
レバー24a,24bに係合して解錠位置まで移動可能
とし、回動レバー24a,24bが解錠位置に移動した
ときに第2フック37a,37bによりコントロールハ
ンドル28を操作位置に係止可能とすると共に、キャブ
ロック装置14a,14bの施錠に伴うワイヤ25a,
25bの牽引により回動レバー24a,24bが施錠位
置側に移動したときに第1フック36a,36bを回動
して第2フック37a,37bによるコントロールハン
ドル28の係止を解除して元位置に復帰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャシフレームに
傾動可能に装着されたキャブを起立位置に拘束するキャ
ブロック装置に対して、このキャブロック装置を遠隔操
作で解錠するキャブロックコントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に従来のキャブロックコントロール
装置が装着された車両の概略を示す。同図に示すよう
に、シャシフレーム101の前部にはキャブ102が傾動自在
に装着されている。そして、シャシフレーム101の支持
フレーム103には左右一対のストライカ104,105が固定
されている。また、キャブ102の後部下端にはストライ
カ104,105に対応して左右一対のロック装置106,107が
装着されている。このロック装置106,107は、図示しな
いが、ストライカ104,105に係合するラッチとこのラッ
チを拘束するポールとで構成されている。また、キャブ
102の側部には操作ハンドル108が設けられ、この操作ハ
ンドル108と一方のロック装置106(ポール)とが連結ロ
ッド109によって連結され、このロック装置106(ポー
ル)と他方のロック装置107(ポール)とが連結ロッド1
10によって連結されている。
【0003】従って、図7に示すキャブ102の前方傾動
状態からこのキャブ102を起立位置に移動させると、左
右のロック装置106,107の各ラッチがストライカ104,1
05に係合し、このラッチをポールが拘束することでロッ
ク装置106,107が施錠状態となり、キャブ102を起立状
態でシャシフレーム101に拘束することができる。一
方、このキャブ102の起立状態から操作ハンドル108を操
作し、連結ロッド109,110を介してロック装置106,107
の各ポールを回動させると、各ラッチの拘束が解除され
てストライカ104,105との係合がはずれ、ロック装置10
6,107が解錠状態となってキャブ102を傾動させること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のキャブロックコントロール装置にあっては、操作ハ
ンドル108とロック装置106,107とが連結ロッド109,11
0でそれぞれ別々に連結されており、操作ハンドル108の
操作によりロック装置106,107同志が同期作動するよう
になっている。そのため、各ロック装置106,107のラッ
チがストライカ104,105に同じタイミングで係合しない
と適正に施錠状態とならず、円滑な操作を行うことがで
きない。
【0005】そこで、連結ロッド109,110をワイヤとす
ることで、ロック装置106,107を単独でストライカ10
4,105に係合可能とし、円滑な施錠を可能とすることが
考えられる。ところが、ワイヤを用いると、ロック装置
106のラッチがストライカ104に適正に噛み合い、ロック
装置107のラッチがストライカ105に適正に噛み合わない
場合、操作者はロック装置107の未施錠を誤認してしま
う虞がある。
【0006】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、キャブロック装置の円滑な施解錠操作を可能と
して操作性及び安全性の向上を図ったキャブロックコン
トロール装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明のキャブロックコントロール装置で
は、ハウジングに移動部材を移動自在に支持してこの移
動部材とキャブロック装置の解除部とを連結部材により
連結し、コントロールハンドルの操作により爪部が移動
部材に係合してキャブロック装置に対応した施錠位置か
ら解錠位置まで移動可能とし、係止機構によって移動部
材が解錠位置に移動したときにコントロールハンドルを
操作位置に係止可能とすると共に、解除機構によりキャ
ブロック装置によるキャブの拘束に伴う連結部材の牽引
動作によって移動部材が解錠位置から施錠位置側に移動
したときに係止機構によるコントロールハンドルの係止
を解除して元位置に復帰させるようにしている。
【0008】従って、キャブの拘束位置で、コントロー
ルハンドルの操作により爪部が移動部材に係合して解錠
位置まで移動させると、キャブロック装置が解錠されて
キャブが傾動可能となり、係止機構はコントロールハン
ドルを操作位置に係止する。一方、キャブを傾動位置か
ら拘束位置に移動すると、キャブロック装置が施錠して
キャブを拘束し、このとき、連結部材の牽引動作によっ
て移動部材が施錠位置側に移動するため、解除機構は係
止機構によるコントロールハンドルの係止を解除して元
位置に復帰させる。この場合、キャブが拘束位置でキャ
ブロック装置により適正に施錠されないとき、連結部材
は牽引されないので移動部材は施錠位置に移動せず、係
止機構はコントロールハンドルを操作位置に係止し続
け、コントロールハンドルの位置によりキャブロック装
置の不適正な施錠を確認できる。
【0009】また、請求項2の発明のキャブロックコン
トロール装置では、キャブロック機構、連結部材、移動
部材、係止機構、解除機構を左右一対とし、1つのコン
トロールハンドルの操作により左右のキャブロック機構
を同時に解錠可能とする一方、各キャブロック装置によ
るキャブの拘束に伴う左右両方の解除機構の作動時にの
みコントロールハンドルが元位置に復帰可能としてい
る。従って、一方のキャブロック装置が適正に施錠しな
いときは、コントロールハンドルは操作位置に係止され
ることとなり、キャブロック装置の不適正な施錠を確認
できる。
【0010】また、請求項3の発明のキャブロックコン
トロール装置では、コントロールハンドルに、係止機構
により係止されたコントロールハンドルの操作位置を表
示する表示部を設けている。従って、コントロールハン
ドルの表示部によりキャブロック装置の不適正な施錠を
確実に確認できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0012】図1に本発明の第1実施形態に係るキャブ
ロックコントロール装置の断面(図2のI−I断面)、
図2にキャブロックコントロール装置の側面視、図3に
アンロック状態を表すキャブロックコントロール装置の
断面を示す。
【0013】本実施形態のキャブロックコントロール装
置は、車両のシャシフレームに傾動可能に装着されたキ
ャブを起立位置に拘束するキャブロック装置を、遠隔操
作で解錠するものである。図1に示すように、シャシフ
レーム11には左右一対のストライカ12a,12bが
固定される一方、キャブ13にはこのストライカ12
a,12bに対応して左右一対のキャブロック装置14
a,14bが装着されている。このキャブロック装置1
4a,14bはほぼ同様の構成をなし、キャブ13に固
定されたベースプレート15a,15bに、ラッチ16
a,16bが回動自在で且つスプリング17a,17b
により反時計回り方向に付勢支持されると共に、ポール
18a,18bが回動自在で且つスプリング19a,1
9bにより時計回り方向に付勢支持されて構成されてい
る。そして、このラッチ16a,16bがストライカ1
2a,12bに係止し、ポール18a,18bがラッチ
16a,16bを係止することで、キャブロック装置1
4a,14bが施錠状態となってキャブ13をシャシフ
レーム11に起立位置で拘束することができる。
【0014】一方、キャブロックコントロール装置にお
いて、図1及び図2に示すように、箱状をなすハウジン
グ21内の上部に支持軸22が取付けられ、この支持軸
22に支持筒23a,23bを介して移動部材としての
回動レバー24a,24bの上端部が回動自在に取付け
られている。この各回動レバー24a,24bは断面が
コ字形状をなしてそれぞれ独立して回動自在であり、キ
ャブロック装置14a,14bの解除部としてのポール
18a,18bと連結部材としてのプッシュプルワイヤ
25a,25bによって連結されている。そして、キャ
ブロック装置14a,14bの施錠状態では、回動レバ
ー24a,24bが牽引されて図1に示す施錠位置に位
置するようになっている。なお、26a,26bはプッ
シュプルワイヤ25a,25bを摺動自在に被覆支持す
るアウタチューブである。
【0015】また、ハウジング21には平面視がJ字形
状をなす作動ロッド27が図1にて左右方向に沿って移
動自在に支持され、基端部がハウジング21から外方
(図1にて左方)へ突出してコントロールハンドル28
が取付けられている。一方、この作動ロッド27の先端
部はハウジング21から外方(図1にて右方)へ突出し
てU字状に屈曲し、再びハウジング21内に侵入してい
る。そして、この作動ロッド27に作動片29が固定さ
れており、この作動片29が爪部として各回動レバー2
4a,24bの下端部に形成された係止部30a,30
bに係合可能となっている。また、ハウジング21と作
動片29との間には圧縮スプリング31が作動ロッド2
7に巻装されて介在しており、ハウジング21に対して
作動片29を図1にて右方に、つまり、コントロールハ
ンドル28がハウジング21内へ引き込まれる方向に付
勢している。
【0016】更に、ハウジング21内の下部に固定され
たU字形状のブラケット32には支持軸33によって左
右一対の係止レバー34a,34bが回動自在に支持さ
れ、コイルスプリング35a,35bによって図1にて
反時計回り方向に付勢支持されている。この各係止レバ
ー34a,34bは断面がコ字形状をなしてそれぞれ独
立して回動自在であり、コントロールハンドル28を操
作して作動片29が回動レバー24a,24bを解錠位
置に移動したときに係止部30a,30bを係止する第
1フック36a,36bと、係止機構として作動片29
を係止する第2フック37a,37bとが形成されてい
る。そして、回動レバー24a,24b(係止部30
a,30b)の施錠位置側への回動により係止レバー3
4a,34bが第1フック36a,36bを介して下方
へ回動したときに、第2フック37a,37bが作動片
29を解除してコントロールハンドル28が圧縮スプリ
ング31により元位置に復帰するようになっており、こ
れにより解除機構が構成されている。なお、38a,3
8bは各係止レバー34a,34bの回動位置を規制す
るストッパである。
【0017】また、コントロールハンドル28は、キャ
ブ13の側部であって操作者が操作し易い位置にあり、
キャブロック装置14a,14bによりキャブ13が起
立位置に拘束された状態では、キャブ13の側面内にあ
って、キャブロック装置14a,14bを解錠するため
に引いたときに側面から突出するように配置されてい
る。そして、このコントロールハンドル28には、操作
者などがコントロールハンドル28の操作(突出)位置
を容易に確認できるように、表示部39が設けられてい
る。この表示部39としては、赤色などのシールやペイ
ント、あるいはコントロールハンドル28自体を着色樹
脂により形成することが望ましい。
【0018】ここで、上述した本実施形態のキャブロッ
クコントロール装置によるキャブロック装置14a,1
4bの施解錠操作について説明する。
【0019】図1に示すキャブ13の拘束状態、つま
り、キャブロック装置14a,14bの施錠状態から操
作者がコントロールハンドル28を引くと、作動片29
により係止部30a,30bを介して回動レバー24
a,24bが回動する。すると、プッシュプルワイヤ2
5a,25bを介してポール18a,18bが回動し、
ラッチ16a,16bによるストライカ12a,12b
の係止が解除され、キャブロック装置14a,14bが
解錠状態となってキャブ13を傾動できる。そして、図
3に示すように、コントロールハンドル28の作動片2
9により回動レバー24a,24bが解錠位置まで回動
すると、係止レバー34a,34bの第1フック36
a,36bが係止部30a,30bを係止すると共に、
第2フック37a,37bが作動片29を係止し、コン
トロールハンドル28は図3に示す操作位置に係止され
る。
【0020】一方、キャブ13の傾動状態、つまり、キ
ャブロック装置14a,14bの解錠状態からキャブ1
3を起立位置に移動すると、図1に示すように、ラッチ
16a,16bがストライカ12a,12bを係止し、
ポール18a,18bがラッチ16a,16bを係止す
ることで、キャブロック装置14a,14bが施錠状態
となってキャブ13を拘束する。このとき、ポール18
a,18bがスプリング19a,19bにより回動する
ため、その牽引力によりプッシュプルワイヤ25a,2
5bを介して回動レバー24a,24bが施錠位置側へ
回動開始する。この回動レバー24a,24bの回動に
より係止部30a,30bが第1フック36a,36b
を介して係止レバー34a,34bを押し下げ、第2フ
ック37a,37bの回動により作動片29の係止が解
除され、コントロールハンドル28は圧縮スプリング3
1により元位置に復帰する。
【0021】このとき、例えば、一方のキャブロック装
置14aが何らかの原因(キャブ13の移動ストローク
不足、ラッチ16aとストライカ12aとポール18a
との噛み合い部へのゴミ等の侵入など)により適正な施
錠状態にならないと、ポール18aが正規に位置に回動
しないのでプッシュプルワイヤ25aを牽引せず、回動
レバー24aは施錠位置側へ回動しない。そのため、他
方のキャブロック装置14bのラッチ16bが適正な状
態にストライカ12bと噛み合い、ポール18bに連結
されているプッシュプルワイヤ25bの牽引により第2
フック37bが作動片29を開放しても、係止レバー3
4aが回動しないので第2フック37aによる作動片2
9の係止が継続される。
【0022】そのため、コントロールハンドル28は図
3に示す操作位置に係止されたままとなり、操作者はコ
ントロールハンドル28の突出状態、あるいは表示部3
9によりキャブロック装置14a,14bの不適正な施
錠を容易に確認できる。
【0023】図4に本発明の第2実施形態に係るキャブ
ロックコントロール装置の断面、図5にキャブロックコ
ントロール装置の作動を説明するための断面、図6にア
ンロック状態を表すキャブロックコントロール装置の断
面を示す。なお、前述した実施形態で説明したものと同
様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する
説明は省略する。
【0024】本実施形態のキャブロックコントロール装
置において、図4に示すように、ハウジング41内には
レール部42によって移動部材としての移動ブロック4
3a,43bが移動自在に支持されている。この各移動
ブロック43a,43bはそれぞれ独立して移動自在で
あり、キャブロック装置14a,14bの解除部として
のポール18a,18bとプッシュプルワイヤ44a,
44bによって連結されている。そして、キャブロック
装置14a,14bの施錠状態では、移動ブロック43
a,43bが牽引されて図4に示す施錠位置に位置する
ようになっている。
【0025】また、ハウジング41には作動ロッド45
が軸方向に沿って移動自在に支持され、一端部にコント
ロールハンドル46が取付けられている。そして、この
作動ロッド45の先端部には二又の連結片47を介して
作動片48a,48bの一端部が回動自在に連結されて
おり、この各作動片48a,48bの他端部に形成され
た爪部49a,49b(図5参照)が各移動ブロック4
3a,43bの後端部に係合可能となっている。また、
ハウジング21と連結片47との間には圧縮スプリング
50が作動ロッド45に巻装されて介在しており、ハウ
ジング21に対してコントロールハンドル46をハウジ
ング41内へ引き込む方向に付勢している。
【0026】更に、ハウジング41内には各移動ブロッ
ク43a,43bの上方に位置して支持軸51a,51
bによって左右一対の係止レバー52a,52bの基端
部が回動自在に支持されている。この各係止レバー52
a,52bはそれぞれ独立して回動自在であり、圧縮ス
プリング50により作動片48a,48bが施錠位置側
に移動したときに、ストッパ53a,53bが当接して
係止する係止機構としての規制片54a,54bが形成
されている。また、ハウジング41内の左右の側壁には
ガイド部材55a,55bが所定角度回動可能となって
おり、作動片48a,48bが施錠位置から解錠位置側
へ移動するときには上方に退避させ、作動片48a,4
8bが解錠位置から施錠位置側へ移動するときにはスト
ッパ53a,53bを規制片54a,54bに導くよう
になっている。
【0027】また、各係止レバー52a,52bの下面
にはガイド面56a,56bが形成される一方、各移動
ブロック43a,43bにはこのガイド面56a,56
b(図5参照)に係合するカム面57a,57bが形成
されており、ガイド面56a,56b及びカム面57
a,57bによって解除機構が構成されている。そし
て、コントロールハンドル46には、操作者などがコン
トロールハンドル46の操作(突出)位置を容易に確認
できるように、表示部58が設けられている。
【0028】上述した本実施形態のキャブロックコント
ロール装置において、図4に示すキャブロック装置14
a,14bの施錠状態からコントロールハンドル46を
引くと、作動片48a,48bの爪部49a,49bに
より移動ブロック43a,43bが解錠位置まで移動す
る。すると、プッシュプルワイヤ44a,45bを介し
てポール18a,18bが回動し、キャブロック装置1
4a,14bを解錠できる。そして、図5(a)に示すよ
うに、移動ブロック43a,43bが解錠位置まで移動
すると、コントロールハンドル46が圧縮スプリング5
0により元位置に戻ろうとするが、図5(b)に示すよう
に、作動片48a,48bのストッパ53a,53bが
ガイド部材55a,55bに導かれて係止レバー52
a,52bの規制片54a,54bに当接して停止し、
コントロールハンドル46は操作位置に係止される。
【0029】一方、キャブロック装置14a,14bの
解錠状態からキャブ13を起立位置に移動すると、図4
及び図5(c)に示すように、ラッチ16a,16bがス
トライカ12a,12bを拘束してキャブロック装置1
4a,14bが施錠状態となる。このとき、ポール18
a,18bが回動するため、その牽引力によりプッシュ
プルワイヤ44a,44bを介して移動ブロック43
a,43bが施錠位置側へ移動する。すると、カム面5
7a,57bが係止レバー52a,52bのガイド面5
6a,56bに係合して上方に回動させ、ストッパ53
a,53bは規制片54a,54bから外れ、コントロ
ールハンドル46は圧縮スプリング50により元位置に
復帰する。
【0030】このとき、図6に示すように、一方のキャ
ブロック装置14aが適正な施錠状態にならないと、ポ
ール18aが正規の位置に回動しないのでプッシュプル
ワイヤ44aを牽引せず、移動ブロック43aは施錠位
置側へ移動しない。そのため、他方のキャブロック装置
14bが適正な施錠状態となって、プッシュプルワイヤ
44bの牽引による移動ブロック43bの移動により係
止レバー52bが回動して作動片48bを開放しても、
作動片48aのストッパ53aが係止レバー52aの規
制片54aに当接したままとなる。
【0031】そのため、コントロールハンドル46は操
作位置に係止されたままとなり、操作者はコントロール
ハンドル46の突出状態、あるいは表示部58によりキ
ャブロック装置14a,14bの不適正な施錠を容易に
確認できる。
【0032】なお、上述の各実施形態では、連結部材と
してプッシュプルワイヤ25a,25b,44a,44
bを用いたが、プルワイヤを用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明のキャブロックコントロール装置
によれば、キャブを拘束位置に移動してもキャブロック
装置が適正に施錠しないときには、連結部材は牽引され
ずに移動部材が施錠位置に移動しないため、係止機構は
コントロールハンドルを操作位置にそのまま係止するこ
ととなり、このコントロールハンドルを位置によってキ
ャブロック装置の不適正な施錠を確認することができ、
キャブロック装置の円滑な施解錠操作を可能として操作
性及び安全性の向上を図ることができる。
【0034】また、請求項2の発明のキャブロックコン
トロール装置によれば、一方のキャブロック装置が適正
に施錠しないときであっても、コントロールハンドルは
操作位置に係止されることとなり、キャブロック装置の
不適正な施錠を確認することができ、キャブロック装置
の円滑な施解錠操作を可能として操作性及び安全性の向
上を図ることができる。
【0035】また、請求項3の発明のキャブロックコン
トロール装置によれば、キャブロック装置の不適正な施
錠をコントロールハンドルの表示部により確実に確認す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るキャブロックコン
トロール装置の断面(図2のI−I断面)図である。
【図2】キャブロックコントロール装置の側面図であ
る。
【図3】アンロック状態を表すキャブロックコントロー
ル装置の断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るキャブロックコン
トロール装置の断面図である。
【図5】キャブロックコントロール装置の作動を説明す
るための断面図である。
【図6】アンロック状態を表すキャブロックコントロー
ル装置の断面図である。
【図7】従来のキャブロックコントロール装置が装着さ
れた車両の概略図である。
【符号の説明】
11 シャシフレーム 12a,12b ストライカ 13 キャブ 14a,14b キャブロック装置 16a,16b ラッチ 18a,18b ポール(解除部) 21 ハウジング 24a,24b 回動レバー 25a,25b プッシュプルワイヤ(連結部材) 28 コントロールハンドル 29 作動片(爪部) 30a,30b 係止部 31 圧縮スプリング 34a,34b 係止レバー 36a,36b 第1フック(解除機構) 37a,37b 第2フック(係止機構) 39 表示部 41 ハウジング 43a,43b 移動ブロック 44a,44b プッシュプルワイヤ(連結部材) 46 コントロールハンドル 48a,48b 作動片(爪部) 49a,49b 爪部 50 圧縮スプリング 52a,52b 係止レバー 53a,53b ストッパ 54a,54b 規制片(係止機構) 55a,55b ガイド部 56a,56b ガイド面 57a,57b カム面(解除機構) 58 表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方に傾動可能なキャブをシャシフレー
    ムに拘束するキャブロック装置に対して、該キャブロッ
    ク装置を遠隔操作で解錠するキャブロックコントロール
    装置において、一端部が前記キャブロック装置の解除部
    に連結された連結部材と、ハウジングに移動自在に支持
    されて前記連結部材の他端部が連結された移動部材と、
    前記ハウジングに設けられて爪部が前記移動部材に係合
    して該移動部材を前記キャブロック装置に対応した施錠
    位置から解錠位置まで移動可能なコントロールハンドル
    と、前記移動部材が前記解錠位置に移動したときに前記
    コントロールハンドルを操作位置に係止可能な係止機構
    と、前記キャブロック装置による前記キャブの拘束に伴
    う前記連結部材の牽引動作によって前記移動部材が前記
    解錠位置から前記施錠位置側に移動したときに前記係止
    機構による前記コントロールハンドルの係止を解除して
    元位置に復帰させる解除機構とを具えたことを特徴とす
    るキャブロックコントロール装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキャブロックコントロー
    ル装置において、前記キャブロック機構、前記連結部
    材、前記移動部材、前記係止機構、前記解除機構が左右
    一対をなして設けられ、前記1つのコントロールハンド
    ルの操作により前記左右一対のキャブロック機構を同時
    に解錠可能である一方、前記左右一対のキャブロック装
    置による前記キャブの拘束に伴う前記左右一対の解除機
    構の作動時にのみ前記コントロールハンドルが元位置に
    復帰可能であることを特徴とするキャブロックコントロ
    ール装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のキャブロックコントロー
    ル装置において、前記コントロールハンドルに、前記係
    止機構により係止された該コントロールハンドルの前記
    操作位置を表示する表示部を設けたことを特徴とするキ
    ャブロックコントロール装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020071792A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 いすゞ自動車株式会社 操作装置の操作レバー部及び、レバーキャップ

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