JP2001046127A - 装身具の製法 - Google Patents

装身具の製法

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JP2001046127A
JP2001046127A JP11221840A JP22184099A JP2001046127A JP 2001046127 A JP2001046127 A JP 2001046127A JP 11221840 A JP11221840 A JP 11221840A JP 22184099 A JP22184099 A JP 22184099A JP 2001046127 A JP2001046127 A JP 2001046127A
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JP
Japan
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casting
mold cavities
electroforming
thick
plating layer
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JP11221840A
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Hironori Ueda
浩規 上田
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DIA TO SAEGUSA KK
DIA-TO SAEGUSA KK
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DIA TO SAEGUSA KK
DIA-TO SAEGUSA KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】本発明は、キャスト成形の際の巣が発生した場
合でもこれを不良品とせずに装身具とすることを可能と
したものである。 【解決手段】キャスト成形によって得られた鋳造品に対
し、エレクトロフォ−ミング処理によって鋳造品の表面
にメッキ層を形成し、次いで所定の大きさにまで研磨し
たことを特徴とする装身具の製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装身品の新規な製法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】貴金属による装身品の製法にあっては主
としてプレス法、即ち雌型と雄型との間に薄い金属をは
さみ、プレス機で圧力をかけて製品を製作する方法と、
主としてロストワックス精密鋳造法と称するキャスト法
とがある。
【0003】後者のキャスト法は製品と同じ空隙をつく
るための製品モデルにワックスを使う方法であり、樹型
のようにワックス型を沢山組み立ててツリ−状の型を製
作をし、これを石膏で埋没し、焼成してワックスを焼化
し、この型内に溶融金属を注ぎ込んで製品を得る方法で
ある。
【0004】しかるに、かかるキャスト法にあっては、
鋳造巣という割れ(や気孔)が発生することは避けられ
ない。即ち、溶融金属の凝固収縮の際に内部に応力が発
生し、結晶粒間の結合力が弱くなったり、隙間が生じて
割れを生ずることとなり、或いはガスの発生によって気
孔が生じ割れの発生の誘因となる。更には湯道の合流点
等での湯境による凝固に差が生じその境部分で割れが生
じることもある。更に又、例えば鋳型温度が高過ぎる場
合に製品の肉厚部に引き巣という凹み部が形成されるこ
ともある。このようなキャスト製品にあっては巣が入っ
ていると不良品としてはねられてしまい、場合によって
は3割程度の不良品が発生するため製造効率が低いとい
う欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来の
技術の欠点を補うための技術を提供するものであり、キ
ャスト成形の際の巣が発生した場合でもこれを不良品と
せずに装身具とすることを可能としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するためになされたものであって、その要旨は、キャ
スト成形によって得られた鋳造品に対し、通常は研磨後
にエレクトロフォ−ミング処理によって鋳造品の表面に
比較的厚いメッキ層を形成し、次いで所定の深さまで研
磨することによりキャスト法による品質の欠点を補うこ
とを特徴とする装身具の製法である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の製法にあっては、エレク
トロフォ−ミング(電気鋳造)法によって鋳造品の表面
に厚いメッキを行うものである。このエレクトロフォ−
ミング法は鋳造品の表面に0.05〜0.50mm、好
ましくは0.1〜0.4mmのメッキ層を形成するもの
であり、これによって鋳造品に生じている巣内に例えば
銀メッキ層が入り込み、結果的に巣を埋めつくしてなる
ものである。そして、最終的には所定の深さまで表面を
研磨することによって装身具を得るものである。
【0008】言い換えれば、鋳造品の巣に対して厚いメ
ッキ層がこの巣の内部を充満したものであり、こうする
ことによって巣が発生している場合にはこれを厚メッキ
して埋め込み、その後これを研磨することによって完成
品を得るものである。
【0009】本発明の更なる具体例としては、鋳造品が
貴金属であり、これにエレクトロフォ−ミングにより厚
メッキ層を形成したもので、かかるメッキ層が0.1〜
0.4mmの厚さである装身具の製法を提供するもので
ある。
【0010】本発明における鋳造品の具体例を例示すれ
ば、18Kや20Kにて代表される金合金、いわゆる9
2.5銀合金と称される銀92.5%、銅7.5%の銀
−銅合金、プラチナ合金等があり、これらに対して金、
銀、プラチナやロジウム等の白金属によるエレクトロフ
ォーミングによるメッキ層が施され、夫々金色、銀色、
白色の装身具を得ることが可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の装身具の製法について更に詳
細に説明する。図1は本発明の装身具の製法の工程図で
ある。以下、図1に従って述べると、先ず完成品と同型
の原型を作り、これをシリコンゴムにて型取りし、この
中にワックスを入れてワックス原型を製作する。そして
これに湯道をつけてツリー組立を行う。これは一回の鋳
造で多数の製品を作るためである。
【0012】そして、石コウにて型取りし、脱ロウを行
い、その後に石コウを焼成し、このツリー型に貴金属
(この例では銀92.5%、銅7.5%の銀−銅合金)
を溶融状態に加熱してキャスト成型する。次いで石コウ
を除去し、湯口を切断して貴金属製の鋳造品(装身具基
体)を得る。
【0013】そして、研磨後にこれをエレクトロフォー
ミングすることとなるが、この場合にはメッキの電流、
液温、メッキの厚さがコンピューター管理されており、
均一にメッキを施すように通常はメッキ槽内に回転する
ラックに多数の鋳造品(装身具基体)がつるされ、これ
が回転しながらメッキされる。この例では整流器によっ
て直流の(+)電源側に貴金属板(銀板)を、(−)電
源側にラックをセットして通電することとなる。
【0014】所定の厚さ、好ましくは0.10〜0.4
0mmのメッキ層が形成されたらこれを取り出し、最終
の研磨工程にかけ所定の大きさに研磨して完成品を得る
こととなる。しかるに、キャスト成形によって得られた
鋳造品に巣が入っている場合には、このエレクトロフォ
ーミング処理によって巣内に厚メッキが施され、この部
位がメッキ層によって完全に埋まり、ここに研磨工程で
メッキ層を研磨するものであり、例え、キャスト成形時
に巣(含気泡)が入っていたとしても装身具としては完
全なものが得られることとなる。
【0015】この方法の好ましい点は鋳造品の表面が高
純度メッキ層にて覆われていることであり、キャスト成
形時の硬度に比べて極めて硬度の高い表面層を備えた装
身具となるもので使用時に傷等が入りにくい、しかも得
られた製品は表面が高硬度であるため傷が付きにくく、
かつ高純度のメッキ層で覆われるために変色しにくいと
いう特徴を有している。
【0016】
【発明の効果】本発明は、装身具を得るに際してキャス
ト成形とエレクトロフォーミング法とを組合せて製造効
率の高いしかも完成品としてすぐれた装身具を提供でき
たもので、その実用的価値は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の装身具の製法の工程を示す図で
ある。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャスト成形によって得られた鋳造品に
    対し、エレクトロフォ−ミング処理によって鋳造品の表
    面に厚メッキ層を形成し、次いで所定の深さにまで研磨
    したことを特徴とする装身具の製法。
  2. 【請求項2】 鋳造品が貴金属である請求項1記載の装
    身具の製法。
  3. 【請求項3】 鋳造品を研磨後にエレクトロフォーミン
    グ処理を行う請求項1又は2記載の装身具の製法。
  4. 【請求項4】 鋳造品が貴金属であり、これにエレクト
    ロフォ−ミングにより厚メッキ層を形成した請求項1乃
    至3記載の装身具の製法。
  5. 【請求項5】 鋳造品の巣に対してメッキ層がこの巣の
    内部を充満したものである請求項1乃至4記載の装身具
    の製法。
  6. 【請求項6】 メッキ層が0.1〜0.4mmの厚さで
    ある請求項1乃至5記載の装身具の製法。
JP11221840A 1999-08-04 1999-08-04 装身具の製法 Pending JP2001046127A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100745363B1 (ko) 2006-04-17 2007-08-02 금영수 전해 주조 장신구용 신발제조방법.
CN106025481A (zh) * 2016-06-15 2016-10-12 湖北匡通电子股份有限公司 一种光电耦合器引线框架局部镀银工艺

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