JP2001045994A - 醤油にじみの抑制された米飯食品の製造法および該方法で製造された米飯食品 - Google Patents

醤油にじみの抑制された米飯食品の製造法および該方法で製造された米飯食品

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JP2001045994A
JP2001045994A JP11225427A JP22542799A JP2001045994A JP 2001045994 A JP2001045994 A JP 2001045994A JP 11225427 A JP11225427 A JP 11225427A JP 22542799 A JP22542799 A JP 22542799A JP 2001045994 A JP2001045994 A JP 2001045994A
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Norifumi Adachi
典史 足立
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、醤油を含む食品を含んでなる米飯食
品であって、醤油にじみが有意に抑制された米飯食品の
製造法および該方法で製造された米飯食品を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】醤油の含量が20〜60重量%の食品であ
って、該食品の表面を0.05〜2重量%のジェランガ
ム水溶液に接触させたものを、米飯とあわせて米飯食品
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、醤油にじみの抑制
された米飯食品の製造法および該方法で製造された米飯
食品に関する。詳細には、醤油を含む食品を含んでなる
米飯食品であって、醤油が米飯ににじむ現象(以下、
「醤油にじみ」と呼ぶ。)が有意に抑制された米飯食品
の製造法および該方法で製造された米飯食品に関する。
【0002】本発明は、中心部分に醤油を用いた具の入
ったおにぎりや、米飯の表面に醤油を用いた具を載せた
弁当などの米飯食品において特に有用である。
【0003】
【従来の技術】従来から、具を入れたおにぎりや具を載
せた米飯などの米飯食品においては、具に含まれる醤油
が米飯ににじみ出て、外観がきわめて悪くなることが問
題となっていた。そこで、例えば、かつおぶしと醤油を
あわせたものを具とする場合には、醤油にじみを少なく
するため、醤油の量を少なく抑えざるを得なかった。そ
のため、味の面でもっともおいしく感じられる適量まで
は醤油を使用することができず、物足りないものとなっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、醤油を含む
食品を含んでなる米飯食品であって、醤油にじみが有意
に抑制された米飯食品の製造法および該方法で製造され
た米飯食品を提供することを目的とする。本発明によ
り、醤油にじみの問題のために醤油の使用量を少なく制
限する必要がなくなり、もっともおいしく感じられる適
量まで使用することができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、米飯食品
の醤油にじみに特に着目し、外観を損ねることなく味を
改善すべく検討を重ね、特定量の醤油を含んでなる食品
を特定濃度のジェランガムの水溶液と接触させたものを
米飯とあわせることで課題を解決できることを見いだ
し、本発明を完成するに至った。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、米飯食品とは、
米飯を用いた食品をいい、具体的にはおにぎり、米飯を
使用した弁当、米飯を使用したパティ等が挙げられる。
本発明は、かかる米飯食品であって、醤油を用いた食品
と米飯とをあわせたものにつき、米飯への醤油にじみを
有意に抑制することができる。
【0007】本発明において使用できる醤油には特に制
限はなく、濃口醤油、薄口醤油、たまり醤油などが好適
に使用できる。
【0008】本発明において、「食品を米飯とあわせ
る」とは、食品を米飯と接して存在させることをいい、
例えば、食品を米飯で包みこむことや、米飯の上に食品
をのせることなども含まれる。
【0009】本発明において米飯とあわせて米飯食品と
できる食品は、醤油の含量が20〜60重量%であっ
て、その表面を0.05〜2重量%のジェランガム水溶
液に接触させたものである。食品の具体例としては、海
草(昆布、海苔など)、魚類(ハゼ、イカナゴ、ワカサ
ギ、カツオ、ウナギ、小アユ、削り節、切りイカな
ど)、甲殻類(アミ、エビなど)、貝類(アサリ、ハマ
グリなど)などの佃煮が挙げられるが、佃煮のように煮
熟することなく単に醤油を混ぜただけのものでもよい。
接触させるジェランガムの水溶液は、0.05〜2重量
%が好ましいが、0.5〜1.5重量%がより好ましく、
0.8〜1.2重量%がさらに好ましい。
【0010】本発明にかかる米飯食品を製造するために
は、醤油の含量が20〜60重量%とした食品の表面
を、0.05〜2重量%のジェランガム水溶液に接触さ
せたものを、米飯とあわせればよい。接触の方法には特
に制限はなく、浸漬や噴霧など任意の方法が採用でき
る。米飯とあわせる際にジェランガム水溶液が垂れない
よう、あらかじめ乾燥させておくことが好ましい。乾燥
の方法にも特に制限はなく、熱風乾燥等任意の方法を用
いることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の内容を以下の実施例を用いて
具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら限定される
ものではない。
【0012】実施例1 下記処方にて常法により得た海苔の佃煮を、直径1cm
ほどの塊に分け、あらかじめ調製しておいてジェランガ
ム(三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製)の1重量%水溶
液中に投入後すぐ引き上げ、熱風で5分間乾燥し、おに
ぎり中に入れて、海苔佃煮入りおにぎりを得た。得られ
たおにぎりは、醤油の風味がよく、かつ、醤油にじみが
ほとんど認められなかった。 処方 海苔 8 重量部 濃口醤油 39 重量部 砂糖 11 重量部 水 61 重量部 増粘剤(海苔佃煮用) (三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製) 0.3 重量部 L-グルタミン酸ナトリウム 0.3 重量部 水飴 20 重量部 以上を混合したものを煮詰めて100重量部とする。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】醤油の含量が20〜60重量%の食品であ
    って、該食品の表面を0.05〜2重量%のジェランガ
    ム水溶液に接触させたものを、米飯とあわせて米飯食品
    とすることを特徴とする、醤油にじみの抑制された米飯
    食品の製造法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法で製造された醤油にじ
    みの抑制された米飯食品。
JP11225427A 1999-08-09 1999-08-09 醤油にじみの抑制された米飯食品の製造法および該方法で製造された米飯食品 Pending JP2001045994A (ja)

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