JPH08149963A - 調味料 - Google Patents
調味料Info
- Publication number
- JPH08149963A JPH08149963A JP7095791A JP9579195A JPH08149963A JP H08149963 A JPH08149963 A JP H08149963A JP 7095791 A JP7095791 A JP 7095791A JP 9579195 A JP9579195 A JP 9579195A JP H08149963 A JPH08149963 A JP H08149963A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- salt
- seasoning
- chitin chitosan
- chitin
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Seasonings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 食塩の味覚を享受しながら、その体内におけ
る吸収をセーブできる調味料を提供することを目的とす
る。 【構成】 食塩とキチンキトサンまたはその含有物質と
を混合し、これによって食塩の過剰摂取を防御しかつ固
有の風味を有している調味料
る吸収をセーブできる調味料を提供することを目的とす
る。 【構成】 食塩とキチンキトサンまたはその含有物質と
を混合し、これによって食塩の過剰摂取を防御しかつ固
有の風味を有している調味料
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、食塩を材料とする調味
料でありながら、食塩の吸収をセーブする調味料に関す
るものである。
料でありながら、食塩の吸収をセーブする調味料に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】食塩は人体の組成上不可欠な成分である
が、近年その摂取が多過であり、かつ高血圧などの原因
となりやすいことが、既に医学上指摘されている。特に
わが国の場合には、漬物、みそ汁など、多量の塩分を含
んだ食物が多いことから、上記の点は顕著である。従来
味塩など食塩に味の素などの風味を加えたことによる調
味料（いわゆる「アジシオ」という名称を有する調味
料）は存在するも、食塩の過剰摂取の点を考え、食塩の
味を風味としつつも、その吸収をセーブできる調味料は
これまで存在しなかった。
が、近年その摂取が多過であり、かつ高血圧などの原因
となりやすいことが、既に医学上指摘されている。特に
わが国の場合には、漬物、みそ汁など、多量の塩分を含
んだ食物が多いことから、上記の点は顕著である。従来
味塩など食塩に味の素などの風味を加えたことによる調
味料（いわゆる「アジシオ」という名称を有する調味
料）は存在するも、食塩の過剰摂取の点を考え、食塩の
味を風味としつつも、その吸収をセーブできる調味料は
これまで存在しなかった。
【０００３】
【発明が解決を必要とする課題】本発明は、従来の調味
料とは全く異なる発想に基づき、食塩の風味を保ちなが
ら、その吸収をセーブでき、かつ固有の味を有している
調味料を提供することを目的とするものである。
料とは全く異なる発想に基づき、食塩の風味を保ちなが
ら、その吸収をセーブでき、かつ固有の味を有している
調味料を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する
為、本願発明の構成は、食塩とキチンキトサンまたはそ
の含有物質とを混合したことに基づく調味料からなる。
為、本願発明の構成は、食塩とキチンキトサンまたはそ
の含有物質とを混合したことに基づく調味料からなる。
【０００５】
【発明の作用】本発明は、図１（ａ）に示すように、食
塩とキチンキトサンとの混合物または図１（ｂ）に示す
ように、食塩とキチンキトサンを含有する物質との混合
物からなるが、キチンキトサンが食塩の吸収を防御する
性格を有することから、このような混合による調味料を
摂取した場合には、使用者は、食塩の風味を享受しなが
ら、その過剰な摂取をセーブすることが可能となる。
塩とキチンキトサンとの混合物または図１（ｂ）に示す
ように、食塩とキチンキトサンを含有する物質との混合
物からなるが、キチンキトサンが食塩の吸収を防御する
性格を有することから、このような混合による調味料を
摂取した場合には、使用者は、食塩の風味を享受しなが
ら、その過剰な摂取をセーブすることが可能となる。
【０００６】
【実施例１】キチンキトサンは、カニまたはエビの甲殻
を粉末状とし、塩酸などによって炭酸カルシウムを除去
し、アルカリ濃溶液の処理によって蛋白質その他のキョ
ウ雑物を除いて水洗乾燥し、さらに塩酸溶解を行うこと
によってキチンの粉末を得た後、これと濃アルカリと混
合して加熱し、キチンの脱アセチル反応を行わせること
によって得られるグルコサミン（２−アミノ−Ｄ−グル
コース）からなる塩基性多糖類である。キチンキトサン
の粉末は、若干甘味を有しており、これと食塩とを混合
すると、食塩の塩辛さと、キチンキトサンの甘味との結
合による独特の風味のある調味料が形成される。尚、当
該粉末と、食塩とを混合した場合、発明者の経験では、
キチンキトサンの成分が、０．５％未満では、食塩の体
内における吸収をセーブする機能が非常に弱いことが確
認された。他方、キチンキトサンの粉末の割合が９５重
量％を越えた場合には、食塩の調味料としての味を得る
ことができないことが確認された。即ち、キチンキトサ
ンの粉末を使用した場合には、その成分割合が、５％〜
９５％が適当であることが確認された。
を粉末状とし、塩酸などによって炭酸カルシウムを除去
し、アルカリ濃溶液の処理によって蛋白質その他のキョ
ウ雑物を除いて水洗乾燥し、さらに塩酸溶解を行うこと
によってキチンの粉末を得た後、これと濃アルカリと混
合して加熱し、キチンの脱アセチル反応を行わせること
によって得られるグルコサミン（２−アミノ−Ｄ−グル
コース）からなる塩基性多糖類である。キチンキトサン
の粉末は、若干甘味を有しており、これと食塩とを混合
すると、食塩の塩辛さと、キチンキトサンの甘味との結
合による独特の風味のある調味料が形成される。尚、当
該粉末と、食塩とを混合した場合、発明者の経験では、
キチンキトサンの成分が、０．５％未満では、食塩の体
内における吸収をセーブする機能が非常に弱いことが確
認された。他方、キチンキトサンの粉末の割合が９５重
量％を越えた場合には、食塩の調味料としての味を得る
ことができないことが確認された。即ち、キチンキトサ
ンの粉末を使用した場合には、その成分割合が、５％〜
９５％が適当であることが確認された。
【０００７】
【実施例２】実施例１のように、キチンキトサンの粉末
を得るのは煩雑な工程を要する。実施例２では、原材料
たるカニまたはエビの甲殻の粉末中に、単にキチンだけ
ではなく、キチンキトサン自体が包含されていることに
着目して、当該粉末を原材料として使用することを特長
としている。そしてカニまたはエビの甲殻の粉末には、
炭酸カルシウム及び蛋白質が含まれているが、これを乾
燥して食塩と混合して使用した場合には、単に食塩とキ
チンキトサンとの結合による風味だけではなく、カニの
粉末自体が有している独特の風味を味わうことができ
る。
を得るのは煩雑な工程を要する。実施例２では、原材料
たるカニまたはエビの甲殻の粉末中に、単にキチンだけ
ではなく、キチンキトサン自体が包含されていることに
着目して、当該粉末を原材料として使用することを特長
としている。そしてカニまたはエビの甲殻の粉末には、
炭酸カルシウム及び蛋白質が含まれているが、これを乾
燥して食塩と混合して使用した場合には、単に食塩とキ
チンキトサンとの結合による風味だけではなく、カニの
粉末自体が有している独特の風味を味わうことができ
る。
【０００８】
【発明の効果】以上の如き構成による本発明によって、
使用者は、食塩の味を享受しながら、その過剰摂取を、
キチンキトサンの作用によって防御することが可能とな
る。また、キチンキトサン自体が、塩基性多糖類である
為、多少の甘味を有しており、他方、実施例２のように
カニまたはエビの甲殻の粉末を原材料として使用した場
合には、当該原材料自体の味をも享受しながら、食塩の
味覚を享受することもできる。このように、本願発明
は、従来の食塩を使用した調味料には見られなかった固
有の効果を有しており、その価値は絶大である。
使用者は、食塩の味を享受しながら、その過剰摂取を、
キチンキトサンの作用によって防御することが可能とな
る。また、キチンキトサン自体が、塩基性多糖類である
為、多少の甘味を有しており、他方、実施例２のように
カニまたはエビの甲殻の粉末を原材料として使用した場
合には、当該原材料自体の味をも享受しながら、食塩の
味覚を享受することもできる。このように、本願発明
は、従来の食塩を使用した調味料には見られなかった固
有の効果を有しており、その価値は絶大である。
【図１】：（ａ）、（ｂ）本発明の基本的な構成を示す
分解図
分解図
１：食塩 ２：キチンキトサン ３：キチンキトサンの含有物質
Claims (3)
- 【請求項１】 食塩とキチンキトサンまたはその含有物
質とを混合したことに基づく調味料 - 【請求項２】 キチンキトサンの粉末物質を使用するこ
とを特長とする請求項１記載の調味料 - 【請求項３】 キチンキトサンの含有物質としてカニ或
いはエビの甲殻の粉末物質を使用することを特長とする
請求項１記載の調味料
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7095791A JPH08149963A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 調味料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7095791A JPH08149963A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 調味料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08149963A true JPH08149963A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=14147283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7095791A Pending JPH08149963A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 調味料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08149963A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999043216A1 (en) * | 1998-02-27 | 1999-09-02 | Chul Hwang | Method for making chitosan-coated pellets & blocks of seasoning materials |
| KR20030032758A (ko) * | 2001-10-19 | 2003-04-26 | 김차선 | 프로폴리스가 첨가된 기능성 소금의 제조방법 |
| CN114916658A (zh) * | 2022-05-06 | 2022-08-19 | 江南大学 | 一种延长低盐调理食用菌优质货架期的方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5942863A (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-09 | Sunao Tominaga | 調味料の製造方法および調味料 |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP7095791A patent/JPH08149963A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5942863A (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-09 | Sunao Tominaga | 調味料の製造方法および調味料 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999043216A1 (en) * | 1998-02-27 | 1999-09-02 | Chul Hwang | Method for making chitosan-coated pellets & blocks of seasoning materials |
| KR19990071224A (ko) * | 1998-02-27 | 1999-09-15 | 황철 | 양념류의 코팅 가공방법 |
| KR20030032758A (ko) * | 2001-10-19 | 2003-04-26 | 김차선 | 프로폴리스가 첨가된 기능성 소금의 제조방법 |
| CN114916658A (zh) * | 2022-05-06 | 2022-08-19 | 江南大学 | 一种延长低盐调理食用菌优质货架期的方法 |
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