JPS61282052A - 減塩用食品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は減塩用食品に関し、更に詳しくはカリウム塩を
含む減塩用食品（こ関する。

〔従来の技術〕

食塩の摂取量の増大が高血圧症をはじめ各種の疾患に大
きな影響を与えることは広く周知のことであシ、最近特
に食塩を摂取しすぎるための高血圧症が重大な社会問題
となっている。

この食塩量を減少する対策の一つにカリウムイオンを利
用する方法が知られている。このカリウムイオンは人体
内ではナトリウムイオンとイオン交換を行い、ナトリウ
ムの排泄を促進する作用があシ、特に腎臓に於いてこの
作用が著しく、このナトリウム排泄促進作用ばかシでな
く利尿効果もあシ、減塩しょう油などの一部の食品にす
でに使用されている。

このような従来のカリウムイオンを利用する減塩食品で
は、通常カリウムイオンを生成すべきカリウム化合物と
、して塩化カリウムが最も良く使用されて七シ、この塩
化カリウムを食品に配合しているものである。しかし乍
らこの塩化カリウムは著しく食感が悪く、これを配合し
た食品はおしなべて所謂悪法で食べ難く、著しいときに
は嘔吐感を生じたシ、胃痛を起したシする致命的な難点
がある。

一方繊維素系物質は人体内の消化酵素では消化分解され
ない物質であシ、代表的には植物の細肪壁を構成する物
質であって人体酵素では消化されない多糖類、ペプチン
質並びにその他難消化性物質を主成分として成るもので
あることも良く知られている。この繊維素系物質の人体
に対する作用が最近特に注目を集め、この繊維素系物質
の好ましい人体内での作用に関する研究成果も報告され
、この物質の欠乏（こ基づく疾病も研究報告されている
。即ち最近繊維紫系物質の有する疾病予防乃至治療効果
が注目を集めているのである。而してこの繊維素系物質
はアミノ酸や各種ミネラル系物質を吸着する際に特異な
挙動を示し、繊維素系物質の種類によってその吸着成分
が著しく異なるものである。

〔発明の目的並びに概要〕

本発明者は従来の減塩食品の上記難点即ち著しく食感が
悪いという難点を解決せんとして従来から鋭意研究を続
けて来たが、この研究に於いて従来の減塩食品に於いて
は該食品中に塩化カリウムは塩化カリウムとして独自の
形態で存在し、これが日中に於いて食感を損なってお〕
、塩化カリウムがフリーの状態ではなく、何等かの成分
と結合して一体となっている場合Ｃζは、その食感は著
しく悪くならないのではないかという従来前えもされな
かった全く新しい着想Ｃζ到達した。そしてこの新しい
着想すζ基づき更に本研究を押し進めている過程に於い
て、繊維素系物質と塩化カリウムとを併用するときは、
このａ維素系物質が塩化カリウムをうまく吸着して一体
化し、この一体化物は口中ではその著しく悪い食感を大
きく緩和出来るものであることを見出した。更に本発明
者はこの新しい事実に基づき研究を進め、この一体化物
に更に従来公知の矯味成分を少量配合するときは、塩化
カリウムの望ましくない悪い食感が全くまたは殆んど解
消されることを見出し、この新しい事実に基づいて本発
明を完成する裔こ至った。即ち本発明は食用可能な繊維
素系物質、カリウム塩並びに矯味成分を主成分として成
る錠剤、顆粒または火剤状Ｍ塩用食品に係るものである
１゜〔発明の構成〕 本発明の減塩用食品は基本的には （イ）食用可能力繊維素系物質 （ロ）カリウム塩またはこれを含有する物質、並びに （ハ）矯味成分 から成る錠剤、顆粒または火剤である。

食用可能な繊維素系物質（イ）としては、これが食用可
能であるかぎシ特に限定されず、広い範囲で各種の繊維
素系物質が使用出来る。その具体例としては、海藻類、
その粕類、各種セルロース系物質９等を例示出来る。

カリウム塩（ロ）としては代表例として塩化カリウムを
例示出来、その他０ｒｔｈｏｓｉｐｈｏｎ　Ｓｔａｍｉ
ｎｅｕｓＢｅｎｔｈなどカリウム塩を高含量で含有する
植物の抽出物等が使用出来る。このカリウム塩の使用量
は特に厳密ではないが、通常（イ）１００重量部に対し
て５〜２５重量部程度好ましくは８〜１５重量部程度で
ある。

矯味成分としては、食品用に使用されて来た各種のもの
がいずれも有効６と使用出来、たとえばアスコルビン酸
の如きビタミン類、乳糖、ブドウ糖の如き糖類、各種果
実パウダー、ココアパウダーその他各種フレーバー等を
例示出来る。これ等矯味成分は（イ）１００重量部に対
し、通常１〜２０重量部好ましくは１〜５重量部の範囲
で使用される。

本発明に於いては更に必要に応じ、各種の食品用添加剤
や賦形剤が使用出来る。

本発明減塩食品を調製するに際しては、上記所定の成分
を常法に従って混練し賦形して、錠剤。

火剤、顆粒剤とすれば良い。

〔発明の効果〕

本発明に於いては特に繊維素系物質とカリウム塩とを併
用することによシ、また更にこの際矯味成分を併用する
ことによシ、カリウム塩゛の有する望ましくない食感を
著しく１ｉｌ減出来、また胃痛やはきけ等も生じない。

そして、これを食した場合：ζは体内に於いてナトリウ
ムイオンとカリウムイオンがイオン交換を行って、望ま
しくないナトリウムイオンが繊維素系物質に吸着され、
そのま＼排泄されることとなる。

〔実施例〕

以下間実施例を示して本発明を説明する。

実施例１ 塩化カリウム（カリウム４７．５６％含有）　８％精製
海藻粕　　　　　　　　　　５０％乳　　　　糖　　　
　　　　　　　　　　　　４０％オレンジパウダー　　
　　　　　　２％以上を加水混合して造粒し５０〜８０
℃で２．５時間乾燥したのち整粒して製品とした。

実施例２ 塩化カリウム（カリウム４７．５５％含有）１１％ウッ
ドファイバー　　　　　　　　８５％アスコルビン酸　
　　　　　　　　２％レモンパウダー　　　　　　　　
　　２％以上を加水混合して造粒し５０〜８０℃で８時
間乾燥したのち錠剤機Ｃζて打錠した。

実施例８ 塩化カリウム（カリウム４７．５５％含有）　　９％精
製海藻粕　　　　　　　　　　７５％乳　　　　糖　　
　　　　　　　　　　　　　１５％グアガム　　　　　
　　　　　　　　１％以以上加水台して造粒し７０〜８
０℃で２．５時間乾燥したのち錠剤機にて打錠した。

（以上）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）食用可能な繊維素系物質、カリウム塩並びに矯味
   成分を主成分として成る錠剤、顆粒または丸剤状減塩用
   食品