JP2001038800A - 螺旋管用プロファイル及び螺旋管の製造方法 - Google Patents
螺旋管用プロファイル及び螺旋管の製造方法Info
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- JP2001038800A JP2001038800A JP11215424A JP21542499A JP2001038800A JP 2001038800 A JP2001038800 A JP 2001038800A JP 11215424 A JP11215424 A JP 11215424A JP 21542499 A JP21542499 A JP 21542499A JP 2001038800 A JP2001038800 A JP 2001038800A
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】全体にわたる融着強度に優れた螺旋管を得るこ
とができる。 【解決手段】帯板状をした螺旋管用プロファイル10
は、螺旋状に巻回された際に隣接する側面12同士が相
互に対向されて融着されるようになっている。融着され
る各側面12は、螺旋管の直径方向に対してそれぞれ傾
斜した状態になっており、従って、各側面12は、融着
される際の加圧方向に対して、それぞれ傾斜している。
とができる。 【解決手段】帯板状をした螺旋管用プロファイル10
は、螺旋状に巻回された際に隣接する側面12同士が相
互に対向されて融着されるようになっている。融着され
る各側面12は、螺旋管の直径方向に対してそれぞれ傾
斜した状態になっており、従って、各側面12は、融着
される際の加圧方向に対して、それぞれ傾斜している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、螺旋状に巻回され
て隣接する側縁部同士を融着させることによって螺旋管
とされる帯状の螺旋管用プロファイル、および、螺旋管
用プロファイルを使用した螺旋管の製造方法に関する。
て隣接する側縁部同士を融着させることによって螺旋管
とされる帯状の螺旋管用プロファイル、および、螺旋管
用プロファイルを使用した螺旋管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度ポリエチレン等の合成樹脂製によ
って帯状に構成されたプロファイルを螺旋状に巻回し、
隣接する各側縁部を融着させることによって製造される
螺旋管の一例を図8に示す。この螺旋管は、長手方向に
連続する帯板状のプロファイル30によって構成されて
いる。プロファイル30は、幅方向に沿った各表面31
がそれぞれ平坦になっている。各側面32には、厚さ方
向の中央部に、各表面31に対して平行になるように段
部32aがそれぞれ設けられており、段部32aを除く
各側面32部分は、各表面31に対して垂直になってい
る。
って帯状に構成されたプロファイルを螺旋状に巻回し、
隣接する各側縁部を融着させることによって製造される
螺旋管の一例を図8に示す。この螺旋管は、長手方向に
連続する帯板状のプロファイル30によって構成されて
いる。プロファイル30は、幅方向に沿った各表面31
がそれぞれ平坦になっている。各側面32には、厚さ方
向の中央部に、各表面31に対して平行になるように段
部32aがそれぞれ設けられており、段部32aを除く
各側面32部分は、各表面31に対して垂直になってい
る。
【0003】このような断面形状のプロファイル30
は、螺旋状に巻回されると、隣接する各側面32同士が
相互に対向された状態とされ、各段部32a同士が相互
に突き合わされることによって、対向する側面32同士
が相互に係合される。これにより、内周面および外周面
がそれぞれ面一になった螺旋管形状に構成される。この
ような状態で、螺旋管の軸心方向とは直交する方向に沿
って、螺旋管の外周面を構成するプロファイル30の表
面31が、軸心に向かって加圧されつつ加熱される。こ
れにより、相互に係合した各側面32同士が融着され
る。
は、螺旋状に巻回されると、隣接する各側面32同士が
相互に対向された状態とされ、各段部32a同士が相互
に突き合わされることによって、対向する側面32同士
が相互に係合される。これにより、内周面および外周面
がそれぞれ面一になった螺旋管形状に構成される。この
ような状態で、螺旋管の軸心方向とは直交する方向に沿
って、螺旋管の外周面を構成するプロファイル30の表
面31が、軸心に向かって加圧されつつ加熱される。こ
れにより、相互に係合した各側面32同士が融着され
る。
【0004】また、図9(a)に示すように、内部が中
空になったプロファイル30を使用した螺旋管も開発さ
れている。このプロファイル30は、幅方向の中央部に
配置された断面長方形状の本体中央部33と、この本体
中央部33における平坦な各表面にそれぞれ連続するよ
うに左右の各側方に延出した左右の各側縁部34とを有
している。断面長方形状をした本体中央部33には、断
面長方形状の中空部36が、本体中央部33と同心状態
で設けられている。
空になったプロファイル30を使用した螺旋管も開発さ
れている。このプロファイル30は、幅方向の中央部に
配置された断面長方形状の本体中央部33と、この本体
中央部33における平坦な各表面にそれぞれ連続するよ
うに左右の各側方に延出した左右の各側縁部34とを有
している。断面長方形状をした本体中央部33には、断
面長方形状の中空部36が、本体中央部33と同心状態
で設けられている。
【0005】各側縁部34が連続する本体中央部33の
各表面31には、各側縁部34が延出した側部を除い
て、各側縁部34が整合状態で嵌合する切欠部35がそ
れぞれ設けられている。
各表面31には、各側縁部34が延出した側部を除い
て、各側縁部34が整合状態で嵌合する切欠部35がそ
れぞれ設けられている。
【0006】このような構成のプロファイル30は、螺
旋状に巻回された際に、各側縁部34が、隣接する本体
中央部33の各表面31に設けられた切欠部35内にそ
れぞれ嵌合されて、外周面および内周面がそれぞれ面一
な螺旋管状に形成される。
旋状に巻回された際に、各側縁部34が、隣接する本体
中央部33の各表面31に設けられた切欠部35内にそ
れぞれ嵌合されて、外周面および内周面がそれぞれ面一
な螺旋管状に形成される。
【0007】このような状態で、螺旋管状に構成された
プロファイル30の外周面に、加熱体が圧接されて、螺
旋管の直径方向に沿って加圧された状態で加熱される。
これにより、プロファイル30における本体中央部33
の外周側に位置する表面と、その表面に設けられた切欠
部35内に嵌合された側縁部34の接合面とが相互に融
着される。
プロファイル30の外周面に、加熱体が圧接されて、螺
旋管の直径方向に沿って加圧された状態で加熱される。
これにより、プロファイル30における本体中央部33
の外周側に位置する表面と、その表面に設けられた切欠
部35内に嵌合された側縁部34の接合面とが相互に融
着される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図8に示す螺旋管で
は、プロファイル30を螺旋状に巻回して、隣接する各
側面32同士を係合させると、プロファイル30の各表
面31に対して、垂直方向、すなわち、螺旋管の直径方
向に加圧されつつ加熱されるようになっている。このた
めに、各側面32における加圧方向と直交する方向に沿
った状態で相互に突き合わされた段差部32a同士が、
大きな加圧力にて加圧されて融着されるものの、各側面
32における段差部32a以外の部分は、加圧方向に沿
った状態で相互に突き合わされているために、大きな加
圧力にて相互に圧接されることなく融着されることにな
る。その結果、相互に対向した各側面32同士が強固に
融着されず、特に、周方向に沿った融着強度が十分に確
保されないおそれがある。
は、プロファイル30を螺旋状に巻回して、隣接する各
側面32同士を係合させると、プロファイル30の各表
面31に対して、垂直方向、すなわち、螺旋管の直径方
向に加圧されつつ加熱されるようになっている。このた
めに、各側面32における加圧方向と直交する方向に沿
った状態で相互に突き合わされた段差部32a同士が、
大きな加圧力にて加圧されて融着されるものの、各側面
32における段差部32a以外の部分は、加圧方向に沿
った状態で相互に突き合わされているために、大きな加
圧力にて相互に圧接されることなく融着されることにな
る。その結果、相互に対向した各側面32同士が強固に
融着されず、特に、周方向に沿った融着強度が十分に確
保されないおそれがある。
【0009】また、図9(a)に示すように、プロファ
イル30の本体中央部33に中空部36が設けられてい
ると、本体中央部33に重ね合わされた側縁部34を加
圧する際に、本体中央部33が変形するおそれがある。
本体中央部33は、図9(b)に示すように、切欠部3
5が設けられた表面31部分が凹状に窪んだ状態に変形
されるために、切欠部35内に嵌合した側縁部34の全
体が、本体中央部33に対して均一に加圧されず、側縁
部34と本体中央部33とが、全体にわたって強固に融
着されないおそれがある。
イル30の本体中央部33に中空部36が設けられてい
ると、本体中央部33に重ね合わされた側縁部34を加
圧する際に、本体中央部33が変形するおそれがある。
本体中央部33は、図9(b)に示すように、切欠部3
5が設けられた表面31部分が凹状に窪んだ状態に変形
されるために、切欠部35内に嵌合した側縁部34の全
体が、本体中央部33に対して均一に加圧されず、側縁
部34と本体中央部33とが、全体にわたって強固に融
着されないおそれがある。
【0010】螺旋状に巻回されたプロファイルを融着す
るために、例えば、特公平7−74678号公報に開示
されているように、ニクロム線等の加熱体を、予めプロ
ファイル内に埋設しておくことにより、融着作業が容易
になる。しかしながら、帯板状のプロファイルは、押出
成形によって連続的に成形されて適当な長さに切断され
るようになっているために、切断されたプロファイルの
加熱体に対して、それぞれ通電する必要があり、そのた
めに、適当な長さごとに、加熱体に対する通電するため
のピン等の部材を取り付ける必要があり、その作業が容
易でないという問題がある。
るために、例えば、特公平7−74678号公報に開示
されているように、ニクロム線等の加熱体を、予めプロ
ファイル内に埋設しておくことにより、融着作業が容易
になる。しかしながら、帯板状のプロファイルは、押出
成形によって連続的に成形されて適当な長さに切断され
るようになっているために、切断されたプロファイルの
加熱体に対して、それぞれ通電する必要があり、そのた
めに、適当な長さごとに、加熱体に対する通電するため
のピン等の部材を取り付ける必要があり、その作業が容
易でないという問題がある。
【0011】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、全体にわたる融着強度に優れた螺
旋管を得ることができる螺旋管用プロファイルを提供す
ることにある。
であり、その目的は、全体にわたる融着強度に優れた螺
旋管を得ることができる螺旋管用プロファイルを提供す
ることにある。
【0012】本発明の他の目的は、融着作業が容易に行
える螺旋管用プロファイルおよび螺旋管の製造方法を提
供することにある。
える螺旋管用プロファイルおよび螺旋管の製造方法を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の螺旋管用プロフ
ァイルは、帯板状をしており、螺旋状に巻回された際に
隣接する側面同士が相互に対向されて融着されるように
なった螺旋管用プロファイルであって、融着される各側
面が、螺旋管の直径方向に対して傾斜した状態になって
いることを特徴とする。
ァイルは、帯板状をしており、螺旋状に巻回された際に
隣接する側面同士が相互に対向されて融着されるように
なった螺旋管用プロファイルであって、融着される各側
面が、螺旋管の直径方向に対して傾斜した状態になって
いることを特徴とする。
【0014】また、本発明の螺旋管用プロファイルは、
帯状をしており、螺旋状に巻回された際に、一方の側縁
部が、中空になった帯状の本体中央部に重ねられて相互
に融着されるようになった螺旋管用プロファイルであっ
て、前記本体中央部の中空部が補強材によって補強され
ていることを特徴とする。
帯状をしており、螺旋状に巻回された際に、一方の側縁
部が、中空になった帯状の本体中央部に重ねられて相互
に融着されるようになった螺旋管用プロファイルであっ
て、前記本体中央部の中空部が補強材によって補強され
ていることを特徴とする。
【0015】さらに、本発明の螺旋管用プロファイル
は、螺旋状に巻回されることによって、隣接する各側縁
部同士が相互に重ねられて融着されるようになった螺旋
管用プロファイルであって、一方の側縁部に、その側縁
部に沿って圧接される加熱体を保持する加熱体保持部が
設けられていることを特徴とする。
は、螺旋状に巻回されることによって、隣接する各側縁
部同士が相互に重ねられて融着されるようになった螺旋
管用プロファイルであって、一方の側縁部に、その側縁
部に沿って圧接される加熱体を保持する加熱体保持部が
設けられていることを特徴とする。
【0016】本発明の螺旋管の製造方法は、このような
螺旋管用プロファイルを螺旋状に巻回して、隣接する各
側縁部同士を重ねる工程と、螺旋管用プロファイルの一
方の側縁部に沿って設けられた加熱体保持部に加熱体を
保持させる工程と、加熱体保持部に保持された加熱体を
発熱させて、相互に重ねられた側縁部同士を融着させる
工程と、を包含することを特徴とする。
螺旋管用プロファイルを螺旋状に巻回して、隣接する各
側縁部同士を重ねる工程と、螺旋管用プロファイルの一
方の側縁部に沿って設けられた加熱体保持部に加熱体を
保持させる工程と、加熱体保持部に保持された加熱体を
発熱させて、相互に重ねられた側縁部同士を融着させる
工程と、を包含することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の螺旋管用プロ
ファイルによって形成された螺旋管の要部の断面図であ
る。螺旋管用プロファイル10は、例えば、直径1000mm
の螺旋管を形成するために、高密度ポリエチレンによっ
て、幅寸法が12mm、厚さが6mmの断面平行四辺形の帯状
に構成されており、長手方向に適当な長さにわたって連
続している。この螺旋管用プロファイル10は、幅方向
に沿った各表面11がそれぞれ平坦になっており、相互
に平行する各側面12は、各表面11に対して、それぞ
れ45度に傾斜した状態になっている。
面に基づいて説明する。図1は、本発明の螺旋管用プロ
ファイルによって形成された螺旋管の要部の断面図であ
る。螺旋管用プロファイル10は、例えば、直径1000mm
の螺旋管を形成するために、高密度ポリエチレンによっ
て、幅寸法が12mm、厚さが6mmの断面平行四辺形の帯状
に構成されており、長手方向に適当な長さにわたって連
続している。この螺旋管用プロファイル10は、幅方向
に沿った各表面11がそれぞれ平坦になっており、相互
に平行する各側面12は、各表面11に対して、それぞ
れ45度に傾斜した状態になっている。
【0018】このような構成の螺旋管用プロファイル1
0は、螺旋状に巻回されて、隣接する螺旋管用プロファ
イル10部分の各側面12同士が相互に対向されて、内
周面および外周面が面一になった螺旋管状とされる。そ
して、対向した各側面12同士が融着されることによっ
て螺旋管とされる。
0は、螺旋状に巻回されて、隣接する螺旋管用プロファ
イル10部分の各側面12同士が相互に対向されて、内
周面および外周面が面一になった螺旋管状とされる。そ
して、対向した各側面12同士が融着されることによっ
て螺旋管とされる。
【0019】この場合、螺旋管用プロファイル10の各
表面11が、垂直方向、すなわち、螺旋管の直径方向に
沿って軸心に向かうように加圧されつつ加熱されるよう
になっている。このように螺旋管の直径方向に沿って軸
心に向かう加圧力が加わると、その加圧力は、相互に対
向した各側面12に沿って分散され、各側面12同士
が、全体にわたって均一に圧接される。その結果、各側
面12同士が、全体にわたって均一に融着され、各側面
12同士は、軸方向および周方向に、ほぼ等しい融着強
度とされる。
表面11が、垂直方向、すなわち、螺旋管の直径方向に
沿って軸心に向かうように加圧されつつ加熱されるよう
になっている。このように螺旋管の直径方向に沿って軸
心に向かう加圧力が加わると、その加圧力は、相互に対
向した各側面12に沿って分散され、各側面12同士
が、全体にわたって均一に圧接される。その結果、各側
面12同士が、全体にわたって均一に融着され、各側面
12同士は、軸方向および周方向に、ほぼ等しい融着強
度とされる。
【0020】このような螺旋管用プロファイル10で
は、直径1000mmの螺旋状に巻回した状態で、相互に対向
した各側面12同士を、 230℃に加熱して、各表面11
(螺旋管の軸方向)に対して垂直な方向(螺旋管の直径
方向)に、1.0 kgf /cm2 の加圧力にて、螺旋管の軸心
に向かって加圧することにより融着したところ、各側面
12の軸方向の融着力および周方向の融着力は、それぞ
れ、190kgf/cm2 になった。
は、直径1000mmの螺旋状に巻回した状態で、相互に対向
した各側面12同士を、 230℃に加熱して、各表面11
(螺旋管の軸方向)に対して垂直な方向(螺旋管の直径
方向)に、1.0 kgf /cm2 の加圧力にて、螺旋管の軸心
に向かって加圧することにより融着したところ、各側面
12の軸方向の融着力および周方向の融着力は、それぞ
れ、190kgf/cm2 になった。
【0021】螺旋管用プロファイル10における相互に
融着される各側面12は、加圧方向に対して、すなわ
ち、螺旋管の直径方向に対して傾斜した状態になってい
ればよいが、加圧方向に対する傾斜角度が大きくなりす
ぎると、螺旋管用プロファイル10が薄くなり、形成さ
れる螺旋管自体の軸方向強度が低下する。反対に、加圧
方向に対する傾斜角度が小さくなりすぎると、各側面1
2に対する加圧力が小さくなり、各側面12同士が十分
な融着強度にて融着されないおそれがある。このため
に、各側面12は、加圧方向と直交する方向に対して、
5〜60度程度の傾斜角度を有していることが好まし
い。
融着される各側面12は、加圧方向に対して、すなわ
ち、螺旋管の直径方向に対して傾斜した状態になってい
ればよいが、加圧方向に対する傾斜角度が大きくなりす
ぎると、螺旋管用プロファイル10が薄くなり、形成さ
れる螺旋管自体の軸方向強度が低下する。反対に、加圧
方向に対する傾斜角度が小さくなりすぎると、各側面1
2に対する加圧力が小さくなり、各側面12同士が十分
な融着強度にて融着されないおそれがある。このため
に、各側面12は、加圧方向と直交する方向に対して、
5〜60度程度の傾斜角度を有していることが好まし
い。
【0022】本発明の螺旋管用プロファイル10は、高
密度ポリエチレンに限らず、加熱によって溶融し得る合
成樹脂によって形成され、特に、塩化ビニル、ポリエチ
レン等が好適に使用される。
密度ポリエチレンに限らず、加熱によって溶融し得る合
成樹脂によって形成され、特に、塩化ビニル、ポリエチ
レン等が好適に使用される。
【0023】なお、本発明の螺旋管用プロファイル10
は、このように、螺旋状に巻回された際に、相互に対向
する各側面12が、各表面11に対して全体にわたって
傾斜している必要はなく、例えば、図2に示すように、
各側面12における厚さ方向の中央部に、各表面11に
平行な段部12aを設けて、段部12a以外の各側面1
2部分を、各表面11に対して45度等の適当な傾斜角
度で傾斜させるようにしてもよい。
は、このように、螺旋状に巻回された際に、相互に対向
する各側面12が、各表面11に対して全体にわたって
傾斜している必要はなく、例えば、図2に示すように、
各側面12における厚さ方向の中央部に、各表面11に
平行な段部12aを設けて、段部12a以外の各側面1
2部分を、各表面11に対して45度等の適当な傾斜角
度で傾斜させるようにしてもよい。
【0024】さらに、図3に示すように、本発明の螺旋
管用プロファイル10では、長手方向に沿った各側縁部
に、断面円環状をした中空の係合溝部13aおよび13
bをそれぞれ設けるようにしてもよい。各係合溝部13
aおよび13bは、幅方向に沿った異なる表面11に、
それぞれ開口しており、螺旋管用プロファイル10を螺
旋状に巻回した際に、隣接する係合溝部13aおよび1
3b同士が、相互に係合される。
管用プロファイル10では、長手方向に沿った各側縁部
に、断面円環状をした中空の係合溝部13aおよび13
bをそれぞれ設けるようにしてもよい。各係合溝部13
aおよび13bは、幅方向に沿った異なる表面11に、
それぞれ開口しており、螺旋管用プロファイル10を螺
旋状に巻回した際に、隣接する係合溝部13aおよび1
3b同士が、相互に係合される。
【0025】この場合、一方の係合溝部13aにおける
開口部に近接した円弧状の外周面が、他方の係合溝部1
3bの円弧状の内周面に圧接された状態になり、同様
に、他方の係合溝部13bにおける開口部に近接した円
弧状の外周面が、一方の係合溝部13aの円弧状の内周
面に圧接された状態になる。従って、相互に圧接された
各係合溝部13aおよび13bの周面部分は、螺旋管用
プロファイル10の幅方向に対して適当な角度で傾斜し
ている。
開口部に近接した円弧状の外周面が、他方の係合溝部1
3bの円弧状の内周面に圧接された状態になり、同様
に、他方の係合溝部13bにおける開口部に近接した円
弧状の外周面が、一方の係合溝部13aの円弧状の内周
面に圧接された状態になる。従って、相互に圧接された
各係合溝部13aおよび13bの周面部分は、螺旋管用
プロファイル10の幅方向に対して適当な角度で傾斜し
ている。
【0026】相互に係合した各係合溝部13aおよび1
3bは、表面11に垂直な方向に沿った加圧力によって
相互に加圧されつつ加熱されて融着される。この場合
も、各係合溝部13aおよび13bの周面部分が、加圧
方向に対して傾斜した状態になっているために、各係合
溝部13aおよび13bの融着強度は、周方向および軸
方向に対してほぼ等しい状態となる。
3bは、表面11に垂直な方向に沿った加圧力によって
相互に加圧されつつ加熱されて融着される。この場合
も、各係合溝部13aおよび13bの周面部分が、加圧
方向に対して傾斜した状態になっているために、各係合
溝部13aおよび13bの融着強度は、周方向および軸
方向に対してほぼ等しい状態となる。
【0027】図4は、本発明の螺旋管用プロファイルの
実施の形態のさらに他の例を示す断面図である。この螺
旋管用プロファイル10は、高密度ポリエチレンによっ
て中空の帯状に構成されたプロファイル本体14と、こ
のプロファイル本体14の中空部分に設けられた補強材
15とを有している。
実施の形態のさらに他の例を示す断面図である。この螺
旋管用プロファイル10は、高密度ポリエチレンによっ
て中空の帯状に構成されたプロファイル本体14と、こ
のプロファイル本体14の中空部分に設けられた補強材
15とを有している。
【0028】プロファイル本体14は、幅方向の中央部
に配置された断面平行四辺形状の本体中央部14aと、
この本体中央部14aにおける各表面14fに連続して
左右の各側方にそれぞれ延出した左右の各側縁部14b
とを有している。断面平行四辺形状をした本体中央部1
4aにおける左右の各側面14eは、各表面14fに対
してそれぞれ等しい角度で傾斜して、相互に平行になっ
ている。また、本体中央部14aには、断面長方形状の
中空部14cが、本体中央部14aと同心状態で設けら
れている。
に配置された断面平行四辺形状の本体中央部14aと、
この本体中央部14aにおける各表面14fに連続して
左右の各側方にそれぞれ延出した左右の各側縁部14b
とを有している。断面平行四辺形状をした本体中央部1
4aにおける左右の各側面14eは、各表面14fに対
してそれぞれ等しい角度で傾斜して、相互に平行になっ
ている。また、本体中央部14aには、断面長方形状の
中空部14cが、本体中央部14aと同心状態で設けら
れている。
【0029】断面長方形状をした中空部14c内には、
その内面に沿って補強材15が設けられている。補強材
15は、本体中央部14aを構成する高密度ポリエチレ
ンよりも剛性に優れた鉄、アルミニウム、ステンレス等
の帯板材を、中空部14cの内面に沿うように屈曲され
て、中空部14cにおける幅方向に沿った一方の内面の
中央部を除いて中空部14cの内面の全体を覆ってい
る。
その内面に沿って補強材15が設けられている。補強材
15は、本体中央部14aを構成する高密度ポリエチレ
ンよりも剛性に優れた鉄、アルミニウム、ステンレス等
の帯板材を、中空部14cの内面に沿うように屈曲され
て、中空部14cにおける幅方向に沿った一方の内面の
中央部を除いて中空部14cの内面の全体を覆ってい
る。
【0030】左右の各側縁部14bは、それぞれ、本体
中央部14aの各表面に沿って左右の各側方に延出して
おり、各側縁部14bの先端面が、各側縁部14bに連
続する本体中央部14aの各側面14eと同様の傾斜方
向に沿った傾斜面になっている。
中央部14aの各表面に沿って左右の各側方に延出して
おり、各側縁部14bの先端面が、各側縁部14bに連
続する本体中央部14aの各側面14eと同様の傾斜方
向に沿った傾斜面になっている。
【0031】各側縁部14bが連続する本体中央部14
aの各表面14fには、各側縁部14bに近接した側部
を除いて、各側縁部14bが整合状態で嵌合し得る切欠
部14dが、それぞれ設けられている。
aの各表面14fには、各側縁部14bに近接した側部
を除いて、各側縁部14bが整合状態で嵌合し得る切欠
部14dが、それぞれ設けられている。
【0032】プロファイル本体14は、例えば、直径10
00mmの螺旋管を形成するために、厚さが60mm、左右の各
側縁部14bの先端間の距離である幅方向寸法が 180m
m、本体中央部14aに設けられた中空部14cの幅方
向寸法が40mm、厚さ方向寸法が30mmに構成されており、
また、この場合、補強材15は、厚さ3mmの鋼板によっ
て構成される。
00mmの螺旋管を形成するために、厚さが60mm、左右の各
側縁部14bの先端間の距離である幅方向寸法が 180m
m、本体中央部14aに設けられた中空部14cの幅方
向寸法が40mm、厚さ方向寸法が30mmに構成されており、
また、この場合、補強材15は、厚さ3mmの鋼板によっ
て構成される。
【0033】このような構成の螺旋管用プロファイル1
0は、螺旋状に巻回された際に、図5に示すように、各
側縁部14bが、隣接する本体中央部14aの各表面に
設けられた切欠部14d内にそれぞれ嵌合されて、外周
面および内周面がそれぞれ面一な螺旋管状に形成され
る。
0は、螺旋状に巻回された際に、図5に示すように、各
側縁部14bが、隣接する本体中央部14aの各表面に
設けられた切欠部14d内にそれぞれ嵌合されて、外周
面および内周面がそれぞれ面一な螺旋管状に形成され
る。
【0034】このような状態で、螺旋管状に構成された
螺旋管用プロファイル10の表面14fに、加熱状態に
なった加熱体が垂直に圧接されて、軸心に向かって加圧
される。これにより、プロファイル本体14における本
体中央部14aの外周側に位置する表面14fと、その
表面14fの切欠部14d内に嵌合された側縁部14b
とが、加圧されつつ融着される。
螺旋管用プロファイル10の表面14fに、加熱状態に
なった加熱体が垂直に圧接されて、軸心に向かって加圧
される。これにより、プロファイル本体14における本
体中央部14aの外周側に位置する表面14fと、その
表面14fの切欠部14d内に嵌合された側縁部14b
とが、加圧されつつ融着される。
【0035】この場合、プロファイル本体14の本体中
央部14aには、中空部14cが、長手方向に沿って設
けられているが、中空部14cの内面が補強材15によ
って補強されているために、加熱体によって加圧されて
も、本体中央部14aが変形するおそれがない。その結
果、本体中央部14aと各側縁部14bとの接合面に対
して効果的に加圧力が加わることになり、その接合面を
効率よく融着させることができる。
央部14aには、中空部14cが、長手方向に沿って設
けられているが、中空部14cの内面が補強材15によ
って補強されているために、加熱体によって加圧されて
も、本体中央部14aが変形するおそれがない。その結
果、本体中央部14aと各側縁部14bとの接合面に対
して効果的に加圧力が加わることになり、その接合面を
効率よく融着させることができる。
【0036】なお、このように、螺旋管の外周面を構成
するプロファイル本体14の表面14eに加熱体を圧接
して加圧する構成に限らず、螺旋管の内周面を構成する
プロファイル本体14の表面14eに加熱体を圧接して
加圧するようにしてもよい。この場合には、プロファイ
ル本体14における本体中央部14aの内周側に位置す
る表面14eと、その表面14eの切欠部14d内に嵌
合された側縁部14bとが相互に融着される。
するプロファイル本体14の表面14eに加熱体を圧接
して加圧する構成に限らず、螺旋管の内周面を構成する
プロファイル本体14の表面14eに加熱体を圧接して
加圧するようにしてもよい。この場合には、プロファイ
ル本体14における本体中央部14aの内周側に位置す
る表面14eと、その表面14eの切欠部14d内に嵌
合された側縁部14bとが相互に融着される。
【0037】図6は、本発明の螺旋管用プロファイルの
実施の形態のさらに他の例を示す断面図である。この螺
旋管用プロファイル10には、帯状の加熱体20が長手
方向に沿って取り付けられるようになっている。螺旋管
用プロファイル10は、帯板状に構成された基板部16
と、この基板部16の一方の側縁に沿って設けられた断
面U字状の加熱体保持部17とを有している。基板部1
6および加熱体保持部17は、高密度ポリエチレンによ
って一体的に成形されている。
実施の形態のさらに他の例を示す断面図である。この螺
旋管用プロファイル10には、帯状の加熱体20が長手
方向に沿って取り付けられるようになっている。螺旋管
用プロファイル10は、帯板状に構成された基板部16
と、この基板部16の一方の側縁に沿って設けられた断
面U字状の加熱体保持部17とを有している。基板部1
6および加熱体保持部17は、高密度ポリエチレンによ
って一体的に成形されている。
【0038】加熱体保持部17は、基板部16に沿って
側方に延出する融着部17aと、融着部17aの幅方向
の各側縁部に沿って、それぞれ同方向に垂直に延出した
側面部17bとによって、断面U字状に構成されてい
る。
側方に延出する融着部17aと、融着部17aの幅方向
の各側縁部に沿って、それぞれ同方向に垂直に延出した
側面部17bとによって、断面U字状に構成されてい
る。
【0039】加熱体保持部17の融着部17aは、基板
部16よりも薄肉であって、各側面部17bが設けられ
た表面とは反対側の裏面に切欠部17cが形成されてい
る。切欠部17cには、螺旋管用プロファイル10を螺
旋状に巻回した際に、切欠部16dに隣接する基板部1
6aの側部が、整合状態で嵌合されるようになってい
る。各側面部17bの先端部には、左右方向に広がった
フランジ部17dがそれぞれ設けられている。
部16よりも薄肉であって、各側面部17bが設けられ
た表面とは反対側の裏面に切欠部17cが形成されてい
る。切欠部17cには、螺旋管用プロファイル10を螺
旋状に巻回した際に、切欠部16dに隣接する基板部1
6aの側部が、整合状態で嵌合されるようになってい
る。各側面部17bの先端部には、左右方向に広がった
フランジ部17dがそれぞれ設けられている。
【0040】螺旋管用プロファイル10は、例えば、直
径1000mmの螺旋管を形成するために、全体の幅方向寸法
が 126mm、加熱体保持部17における各側面部17b間
の寸法が34mm、各側面部17bにおける融着部17aか
らフランジ部17dまでの寸法が32mm、基板部16の裏
面から各側面部17bの先端までの長さが50mmに構成さ
れている。
径1000mmの螺旋管を形成するために、全体の幅方向寸法
が 126mm、加熱体保持部17における各側面部17b間
の寸法が34mm、各側面部17bにおける融着部17aか
らフランジ部17dまでの寸法が32mm、基板部16の裏
面から各側面部17bの先端までの長さが50mmに構成さ
れている。
【0041】このような構成の螺旋管用プロファイル1
0は、螺旋状に巻回されて、図7に示すように、融着部
17aの裏面側に設けられた切欠部17cに、隣接する
基板部16の側部が整合状態で嵌入されて螺旋管状に形
成されると、相互に重なった融着部17aと基板部16
の側部とが融着されるが、その融着に際して、加熱体保
持部17内に、帯状の加熱体20が装着される。
0は、螺旋状に巻回されて、図7に示すように、融着部
17aの裏面側に設けられた切欠部17cに、隣接する
基板部16の側部が整合状態で嵌入されて螺旋管状に形
成されると、相互に重なった融着部17aと基板部16
の側部とが融着されるが、その融着に際して、加熱体保
持部17内に、帯状の加熱体20が装着される。
【0042】加熱体20は、例えば、通電によって発熱
し得る一般炭素鋼等によって構成されており、断面U字
状に構成された加熱体保持部17における融着部17a
に沿った発熱部21と、各側面部17bにそれぞれ沿っ
た側壁部22とを有する断面U字状になっている。加熱
体保持部17における融着部17aに沿った発熱部21
は、各側壁部22よりも厚肉になっており、例えば、発
熱部21の厚さが8mm、各側壁部22の厚さが2mmにな
っている。そして、各側面部17bに沿って配置された
各側壁部22が、各側面部17bのフランジ部17dと
融着部17aとの間に嵌入されることにより、発熱部2
1が融着部17aに圧接されるようになっている。
し得る一般炭素鋼等によって構成されており、断面U字
状に構成された加熱体保持部17における融着部17a
に沿った発熱部21と、各側面部17bにそれぞれ沿っ
た側壁部22とを有する断面U字状になっている。加熱
体保持部17における融着部17aに沿った発熱部21
は、各側壁部22よりも厚肉になっており、例えば、発
熱部21の厚さが8mm、各側壁部22の厚さが2mmにな
っている。そして、各側面部17bに沿って配置された
各側壁部22が、各側面部17bのフランジ部17dと
融着部17aとの間に嵌入されることにより、発熱部2
1が融着部17aに圧接されるようになっている。
【0043】螺旋管用プロファイル10によって螺旋管
を製造する場合には、螺旋管用プロファイル10は、加
熱体20が装着されることなく、螺旋状に巻回されて、
融着部17aの裏面側に設けられた切欠部17cに、隣
接する基板部16の側部が整合状態で嵌入されて螺旋管
状に形成される。その後、螺旋管状に形成された螺旋管
用プロファイル10の加熱体保持部17に、加熱体20
が装着される。加熱体保持部17内に装着された加熱体
20は、厚肉になった発熱部21が、加熱体保持部17
の融着部17aに圧接される。
を製造する場合には、螺旋管用プロファイル10は、加
熱体20が装着されることなく、螺旋状に巻回されて、
融着部17aの裏面側に設けられた切欠部17cに、隣
接する基板部16の側部が整合状態で嵌入されて螺旋管
状に形成される。その後、螺旋管状に形成された螺旋管
用プロファイル10の加熱体保持部17に、加熱体20
が装着される。加熱体保持部17内に装着された加熱体
20は、厚肉になった発熱部21が、加熱体保持部17
の融着部17aに圧接される。
【0044】このような状態になると、加熱体20に通
電されて、厚肉になった発熱部21が発熱する。これに
より、加熱体20の発熱部21が圧接された加熱体保持
部17の融着部17aが加熱されて、この融着部17a
と、この融着部17aに圧接された基板部16の側部と
が相互に融着される。これにより、螺旋管が製造され
る。螺旋管が製造されると、螺旋管用プロファイル10
の加熱体保持部17から加熱体20が取り外される。
電されて、厚肉になった発熱部21が発熱する。これに
より、加熱体20の発熱部21が圧接された加熱体保持
部17の融着部17aが加熱されて、この融着部17a
と、この融着部17aに圧接された基板部16の側部と
が相互に融着される。これにより、螺旋管が製造され
る。螺旋管が製造されると、螺旋管用プロファイル10
の加熱体保持部17から加熱体20が取り外される。
【0045】
【発明の効果】本発明の螺旋管用プロファイルは、この
ように、融着される各側面部分が、加圧方向に対して傾
斜状態になっているために、傾斜状態になった各側面部
分が均一に加圧され、融着強度を周方向および軸方向に
対してほぼ等しくすることができる。
ように、融着される各側面部分が、加圧方向に対して傾
斜状態になっているために、傾斜状態になった各側面部
分が均一に加圧され、融着強度を周方向および軸方向に
対してほぼ等しくすることができる。
【0046】また、本発明の螺旋管用プロファイルは、
本体中央部の中空部分が、補強材によって補強された状
態になっていることにより、中空になった本体中央部に
対して側縁部を重ね合わせて融着する際に、本体中央部
が変形するおそれがなく、従って、相互に重なった本体
中央部と側縁部とを全体にわたって確実に融着すること
ができる。
本体中央部の中空部分が、補強材によって補強された状
態になっていることにより、中空になった本体中央部に
対して側縁部を重ね合わせて融着する際に、本体中央部
が変形するおそれがなく、従って、相互に重なった本体
中央部と側縁部とを全体にわたって確実に融着すること
ができる。
【0047】さらに、本発明の螺旋管用プロファイル
は、加熱体が保持される加熱体保持部が設けられている
ことにより、加熱体保持部に保持された加熱体によっ
て、所定部分を確実に融着することができる。従って、
このような加熱体保持部が設けられた螺旋管用プロファ
イルによって、融着作業が確実に、しかも容易に行うこ
とができる。
は、加熱体が保持される加熱体保持部が設けられている
ことにより、加熱体保持部に保持された加熱体によっ
て、所定部分を確実に融着することができる。従って、
このような加熱体保持部が設けられた螺旋管用プロファ
イルによって、融着作業が確実に、しかも容易に行うこ
とができる。
【図1】本発明の螺旋管用プロファイルを使用して形成
される螺旋管の一例を示す要部の断面図である。
される螺旋管の一例を示す要部の断面図である。
【図2】本発明の螺旋管用プロファイルを使用して形成
される螺旋管の他の例を示す要部の断面図である。
される螺旋管の他の例を示す要部の断面図である。
【図3】本発明の螺旋管用プロファイルを使用して形成
される螺旋管のさらに他の例を示す要部の断面図であ
る。
される螺旋管のさらに他の例を示す要部の断面図であ
る。
【図4】本発明の螺旋管用プロファイルの他の例を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】その螺旋管用プロファイルを使用して形成され
る螺旋管の要部の断面図である。
る螺旋管の要部の断面図である。
【図6】本発明の螺旋管用プロファイルのさらに他の例
を、加熱体を装着した状態で示す断面図である。
を、加熱体を装着した状態で示す断面図である。
【図7】その螺旋管用プロファイルを使用した螺旋管の
製造工程における螺旋用プロファイルの要部の断面図で
ある。
製造工程における螺旋用プロファイルの要部の断面図で
ある。
【図8】従来の螺旋管用プロファイルを使用して形成さ
れる螺旋管の一例を示す要部の断面図である。
れる螺旋管の一例を示す要部の断面図である。
【図9】(a)は、従来の螺旋管用プロファイルを使用
して形成される螺旋管の一例を示す要部の断面図、
(b)はその螺旋管の製造する際の融着工程を説明する
ための断面図である。
して形成される螺旋管の一例を示す要部の断面図、
(b)はその螺旋管の製造する際の融着工程を説明する
ための断面図である。
10 螺旋管用プロファイル 11 表面 12 側面 12a 段部 13a 係合溝部 13b 係合溝部 14 プロファイル本体 14a 本体中央部 14b 側縁部 14c 中空部 14d 切欠部 14e 側面 14f 表面 15 補強材 16 基板部 17 加熱体保持部 17a 融着部 20 加熱体 21 発熱部
Claims (4)
- 【請求項1】 帯板状をしており、螺旋状に巻回された
際に隣接する側面同士が相互に対向されて融着されるよ
うになった螺旋管用プロファイルであって、 融着される各側面が、螺旋管の直径方向に対して傾斜し
た状態になっていることを特徴とする螺旋管用プロファ
イル。 - 【請求項2】 帯状をしており、螺旋状に巻回された際
に、一方の側縁部が、中空になった帯状の本体中央部に
重ねられて相互に融着されるようになった螺旋管用プロ
ファイルであって、 前記本体中央部の中空部が補強材によって補強されてい
ることを特徴とする螺旋管用プロファイル。 - 【請求項3】 螺旋状に巻回されることによって、隣接
する各側縁部同士が相互に重ねられて融着されるように
なった螺旋管用プロファイルであって、 一方の側縁部に、その側縁部に沿って圧接される加熱体
を保持する加熱体保持部が設けられていることを特徴と
する螺旋管用プロファイル。 - 【請求項4】 請求項3に記載の螺旋管用プロファイル
を螺旋状に巻回して、隣接する各側縁部同士を重ねる工
程と、 螺旋管用プロファイルの一方の側縁部に沿って設けられ
た加熱体保持部に加熱体を保持させる工程と、 加熱体保持部に保持された加熱体を発熱させて、相互に
重ねられた側縁部同士を融着させる工程と、 を包含することを特徴とする螺旋管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11215424A JP2001038800A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 螺旋管用プロファイル及び螺旋管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11215424A JP2001038800A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 螺旋管用プロファイル及び螺旋管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001038800A true JP2001038800A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16672117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11215424A Pending JP2001038800A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 螺旋管用プロファイル及び螺旋管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001038800A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030012083A (ko) * | 2001-07-30 | 2003-02-12 | 임채영 | 보강 층을 갖는 관 |
KR100398452B1 (ko) * | 2001-02-15 | 2003-09-26 | 손정윤 | 강도가 향상된 합성수지관의 성형방법 |
KR100477057B1 (ko) * | 2001-12-24 | 2005-03-18 | 장시성 | 삼각형 보강구조를 갖는 합성수지관 |
KR100709492B1 (ko) | 2005-08-12 | 2007-04-20 | 금성 씨.에스.피 주식회사 | 이중벽을 갖는 합성수지 파이프 |
KR20080054876A (ko) * | 2006-12-14 | 2008-06-19 | 허관행 | 실링부재 장착용 나선형파이프 |
JP2010537861A (ja) * | 2007-09-05 | 2010-12-09 | セウン T&S カンパニー リミティッド | 断熱パイプの製造装置 |
JP2011021754A (ja) * | 2002-11-11 | 2011-02-03 | Bhp Billiton Petroleum Pty Ltd | ホースに関する改良 |
-
1999
- 1999-07-29 JP JP11215424A patent/JP2001038800A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100398452B1 (ko) * | 2001-02-15 | 2003-09-26 | 손정윤 | 강도가 향상된 합성수지관의 성형방법 |
KR20030012083A (ko) * | 2001-07-30 | 2003-02-12 | 임채영 | 보강 층을 갖는 관 |
KR100477057B1 (ko) * | 2001-12-24 | 2005-03-18 | 장시성 | 삼각형 보강구조를 갖는 합성수지관 |
JP2011021754A (ja) * | 2002-11-11 | 2011-02-03 | Bhp Billiton Petroleum Pty Ltd | ホースに関する改良 |
KR100709492B1 (ko) | 2005-08-12 | 2007-04-20 | 금성 씨.에스.피 주식회사 | 이중벽을 갖는 합성수지 파이프 |
KR20080054876A (ko) * | 2006-12-14 | 2008-06-19 | 허관행 | 실링부재 장착용 나선형파이프 |
JP2010537861A (ja) * | 2007-09-05 | 2010-12-09 | セウン T&S カンパニー リミティッド | 断熱パイプの製造装置 |
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