JP2001037749A - デジタルx線撮影システム及び方法 - Google Patents
デジタルx線撮影システム及び方法Info
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Abstract
接続するデジタルX線撮影システムにおいて、接続され
たセンサユニットの構成に対応した補正条件が無い場合
でも、補正エラーを起こすこと無く、撮影を続行するこ
とのできるデジタルX線撮影システムを提供することで
ある。 【解決手段】選択されたセンサを識別するためのlD情
報を記憶する記憶手段、lD情報に対応する補正テーブ
ルを記憶する記憶手段34と、1D情報に対応する補正
テーブルを検索する検索手段30とを具備し、接続され
ているセンサユニット構成の補正条件が存在しない場
合、代替えの補正情報を検索し、決定した補正情報を用
いて画像処理を行わせる。
Description
いたデジタルX線撮影システム及び方法に関し、特に、
複数の画像取得用センサーサブシステムを制御するデジ
タルX線撮影システム及び方法に関する。
は、増感スクリーンとX線写真フィルムを組み合わせた
フィルムスクリーンシステムが多く用いられている。こ
の方法によれば、被写体を通過したX線は、増感スクリ
ーンにより、その強度に比例して増幅された状態で、X
線写真フィルムを感光させ、そのフィルム上に、被写体
内部の情報を示すX線画像が形成される。
その強度に比例した可視光に変換し、それを光電変換素
子を用いて電気信号に変換し、それをA/D変換機でデ
ジタル変換するX線デジタル撮影装置が使用され始めて
いる。この光電変換素子としては、アモルファスシリコ
ンを用いたものが有り、従来から使用されているイメー
ジインテンシファイアを用いたX線デジタル撮影装置に
比較して、センサユニットを大画面且つ薄く、軽量に形
成することが可能で、従来のフィルムスクリーンシステ
ムで用いられているような撮影法が可能になる。
は、フィルムスクリーンを入れるカセッテを装着するた
めのブッキーユニットが在る。これには、患者が立位で
撮影するスタンドタイプと、患者が臥位で撮影するテー
ブルタイプが有り、一つの撮影室に対して複数のブッキ
ーユニットを設置している場合が多い。
ている場合も有るが、通常は撮影する患者は一人である
から、曝射に用いられるのは、それら複数のセンサユニ
ットのうちの一つである。
線撮影システムにおいては、コントロールユニット及び
操作部を共用にし、複数のセンサユニットを切り替えな
がら撮影することが要求される。
トの場合は、人手によって持ち運ぶ事が可能であって、
且つ、異なる制御部分に対しても接続が可能であるた
め、一つのX線センサユニットを異なる撮影室で持ち回
りで使用することが可能である。
X線センサユニットには固有の特性が有る。
素子は、通常、2700×2700画素有り、そこには
画素欠陥が付き物である。このため、どの画素が正常に
機能しないかという画素欠陥情報が重要であり、この情
報を基に画像を補正してから、診断に用いる必要が有
る。
一の光に対して蓄積する電荷の量が異なる。これを補正
するのがゲイン補正であり、均一X線を照射して、出力
値を正規化したものを補正テーブルとして用いる。この
ゲイン補正テーブルを作成するための撮影を、キャリブ
レーション撮影と呼ぶ。
一般に、撮影方法によって、着脱可能なグリッド、蛍光
体、フォトタイマー等を変更するため、夫々の場合で補
正条件が異なり、制御部での補正処理も異なってくる。
これらの情報は、制御部に接続するデジタルX線センサ
ユニットを交換する毎に制御部に入力する必要が有り、
また、その都度、キャリブレーション撮影を行う必要が
有る。これらは、ユーザにとって非常に面倒な作業であ
る。また、撮影中にキャリブレーション撮影が必要にな
る場合も考えられ、その場合には、患者の待ち時間が多
大になってしまう。
センサユニットの構成に応じて自動的に最適な撮影条件
を切り替えて設定することができるデジタルX線撮影シ
ステム及び方法を提供することである。
本発明のデジタルX線撮影システムは、X線に感度が有
る固体撮像装置を少なくとも1つ備えたデジタルX線撮
影システムであって、固体撮像装置との接続を切り替え
制御する切り替え制御手段と、固体撮像装置に夫々対応
したID情報を記憶するID情報記憶手段と、前記ID
情報に夫々対応した補正テーブルを記憶する補正テーブ
ル記憶手段と、接続された固体撮像装置のID情報に対
応する補正テーブルを前記補正テーブル記憶手段におい
て検索する補正テーブル検索手段と、検索して得られた
補正テーブルに基づいて撮影画像の補正処理を行う撮影
画像補正手段と、を有する。
撮像装置に対応する補正テーブルが無かった場合に、別
の固体撮像装置に対応する補正テーブルに基づいて、仮
の補正処理を行う。
が、参照用の補正処理である。
撮像装置と同一製造ロットの固体撮像装置に対応する補
正テーブルに基づいて、前記仮の補正処理を行う。
撮像装置とシリアルナンバーの近い固体撮像装置に対応
する補正テーブルに基づいて、前記仮の補正処理を行
う。
撮像装置と構成情報の近い固体撮像装置に対応する補正
テーブルに基づいて、前記仮の補正処理を行う。
れている固体撮像装置に対応する補正テーブルに基づい
て、前記仮の補正処理を行う。
線撮影システムは、X線に感度が有り且つ複数の画像出
力モードを持った固体撮像装置を備えたデジタルX線撮
影システムであって、前記画像出力モードに夫々対応し
た補正テーブルを記憶する補正テーブル記憶手段と、選
択された画像出力モードに対応する補正テーブルを前記
補正テーブル記憶手段において検索する補正テーブル検
索手段と、検索して得られた補正テーブルに基づいて撮
影画像の補正処理を行う撮影画像補正手段と、を有す
る。
X線に感度が有る固体撮像装置を少なくとも1つ備えた
デジタルX線撮影システムによるデジタルX線撮影方法
であって、ユーザからの固体撮像装置選択情報を取得す
る工程と、選択された固体撮像装置を識別するデータを
取得する工程と、取得された識別データに対応する補正
情報を検索する工程と、補正情報格納メモリと比較し、
補正情報を決定する工程と、決定された補正情報に従っ
て、補正処理を行う工程と、を有する。
装置に対応する補正情報が無かった場合に、別の固体撮
像装置に対応する補正情報に基づいて、仮の補正処理を
行う。
が、参照用の補正処理である。
装置と同一製造ロットの固体撮像装置に対応する補正情
報に基づいて、前記仮の補正処理を行う。
装置とシリアルナンバーの近い固体撮像装置に対応する
補正情報に基づいて、前記仮の補正処理を行う。
装置と構成情報の近い固体撮像装置に対応する補正情報
に基づいて、前記仮の補正処理を行う。
れている固体撮像装置に対応する補正情報に基づいて、
前記仮の補正処理を行う。
像装置を少なくとも1つ備えたデジタルX線撮影システ
ムによるデジタルX線撮影方法であって、ユーザからの
固体撮像装置選択情報を取得するステップと、選択され
た固体撮像装置を識別するデータを取得するステップ
と、取得された識別データに対応する補正情報を検索す
るステップと、補正情報格納メモリと比較し、補正情報
を決定するステップと、決定された補正情報に従って、
補正処理を行うステップと、を有するデジタルX線撮影
方法を実現するためのコンピュータプログラムを記憶し
たコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含む。
態に従い説明する。
1の実施の形態による病院用X線撮影室20のシステム
ブロック図である。
ルX線撮影システム21は、大画面光電変換装置3を含
む立位センサユニット1及び臥位センサユニット6を夫
々備え、更に、それらのセンサユニット1、6とX線発
生装置24との間の曝射同期や、画像取得、更には撮影
画像の画像処理を行うコントロールユニット7、操作者
との間のユーザI/F(インタフェース)であるタッチ
パネル装置8等のサブシステムを備える。立位センサユ
ニット1は、グリッド5、蛍光体4、光電変換装置3等
を備える。2は患者である。
ータを蓄えるキャプチャボード10とは、電源、画像転
送及び制御信号用を兼ねるデータ線9を介して、一方、
臥位センサユニット6とキャプチャボード10とは、デ
ータ線19を介して夫々接続されている。
ラムにより生成した画面は、ビデオI/F15を介し
て、ユーザI/Fであるタッチパネル装置8に表示され
る。
を示す。
る医師或いは技師は、画面上に表示された各ボタンを押
してシステムを操作する。即ち、ホストCPUボード1
1で動作するプログラムにより、押下ボタンに対応する
座標データが、シリアルI/F14を介して、ホストC
PUボード11へ転送され、この情報に基づいて、ホス
トCPUボード11が、その押下ボタンに対応するプロ
グラム処理を行う。なお、この図4については、後でも
う一度説明する。
ド11で動作するプログラムを格納するハードディスク
であり、撮影に必要な各種補正情報や、撮影した画像を
一時的に蓄える役割も兼ねる。また、16は、コントロ
ールユニット7の内部バスであるPCIバス、13は、
撮影画像を、LAN22を介して、外部機器に転送する
ためのネットワークI/F、25は、コントロールユニ
ット7とX線発生装置24との間を接続するX線I/F
である。
るホストCPUボード11、キャプチャボード10、及
び、センサユニット1、6の構成例を示す。
0を備えている。なお、本例では、ホストCPU30と
して Pentium、OSに Windows NT (いずれも商品名)
を使用する。32は、制御プログラムを動作させるため
の制御プログラムRAMであり、ハードディスク12か
ら読み込んだ制御プログラム32Aが、この制御プログ
ラムRAM32上で動作する。33は、センサユニット
1、6から転送されてきた撮影画像を格納する画像格納
メモリで、34は、撮影画像の補正処理をするための補
正テーブルを格納した補正テーブルメモリである。
を備えている。このサブCPU101の役割は、撮影
時、X線発生装置24と数msec の同期が必要である
が、ホストCPU30の動作する Windows NT 上では時
間保証ができないため、このサブCPU101がX線の
タイミング制御を行う。このタイミング制御は、X線I
/F25を通じて行い、撮影した画像は一旦画像メモリ
105に転送し、ホストCPU30の命令によって、F
IFO103を通してPCII/F108から転送され
る。ホストCPU30とサブCPU101の通信は、プ
ログラムで決められたコマンドをDPRAM107に読
み書きすることで実行される。サブCPU101のプロ
グラムはプログラムRAM106上で動作する。
備えたA/Dボード111、フォトタイマ113、蛍光
体114、グリッド115、第1センサ112、及び、
セレクタ117を有している。また、センサユニット1
も略同じ構成で、サブCPU126を備えたA/Dボー
ド121、フォトタイマ123、蛍光体124、グリッ
ド125、第2センサ122、及び、セレクタ127を
有している。
ユニット1、6とキャプチャボード10とを接続する信
号線である。
した画像データの加工工程の例を示す。
ニット1を接続した時、センサユニット1の構成情報4
1、例えば、センサのシリアルナンバー、蛍光体、グリ
ッドの種別等が、センサユニット1からコントロールユ
ニット7に転送される。コントロールユニット7は、こ
の構成情報41に従い、補正テーブル検索手段42を用
いて補正テーブルを検索し、ゲイン補正テーブル、欠陥
補正情報等で構成される補正テーブル情報44、及び、
簡易補正を行うための簡易補正テーブル情報43を夫々
取得する。X線発生装置24で曝射を行うと、センサユ
ニット1で撮像した撮影画像データ40が得られる。こ
の撮影画像データ40に対し、上述した補正テーブル情
報43、44を用いて、表示用画像処理手段45により
処理を行い、確認用モニター機能を兼ねる表示部である
タッチパネル装置8に、確認用の表示画像46を表示す
る。
者の検査が終了したら、検査情報を更新し、撮影画像デ
ータ40を診断用画像処理手段47で処理して、診断画
像48を作成する。作成された診断画像48は、画像転
送手段49にて、LAN経由で外部の画像表示装置や医
療用のプリンタに転送し、診断に供する。
るユーザI/Fであるタッチパネル装置8の画面構成例
を示す。
タッチパネル装置8から入力された患者情報を表示する
領域である。51は、撮影されたX線画像を表示する領
域である。56は、入力された撮影条件を表示する領域
である。54は、撮影する部位情報を定義した撮影パラ
メータセットを指示するボタン(例えば、胸部ボタン5
2、腹部ボタン53等)を配置する領域である。58
は、撮影された画像をリスト表示する領域である。59
は、撮影完了を入力するボタンを配置する領域である。
50は、立位センサユニットを選択指示するためのボタ
ン、60は、臥位センサユニットを選択指示するための
ボタンである。
を説明する。
影に際し、磁気カードリーダ等を使用して、撮影する患
者の情報、例えば、氏名、生年月日、性別等をコントロ
ールユニット7に入力する。磁気カードを忘れた等の場
合には、例えば、タッチパネル装置8の画面上にキーボ
ードを表示させ、そのキーボードから各種情報を入力す
る。
ット1を選択するボタン50を押す。すると、ホストC
PU30は、選択信号をサブCPU101に送り、セレ
クタ104を通じて、立位センサユニット1の電源を入
れる。立位センサユニット1は、例えば、グリッド5の
着脱が不可能なタイプで、蛍光体4の交換もユーザにと
っては容易でないため、センサユニット1内部のサブC
PU126からは、いつも固定の値、例えば、「センサ
シリアルナンバー10011、蛍光体タイプ1、グリッ
ドタイプ1、フォトタイマー有り」という構成情報をホ
ストCPU30に送信する。
ユニットの構成を補正する条件を、補正テーブル格納メ
モリであるハードディスク12上でサーチする。ハード
ディスク12には、例えば、図6の項目501〜506
に示すような1D情報と補正テーブルが格納してあり、
今の例では、項目501がヒットする。そこで、このテ
ーブルから、ゲイン補正データ「 white10011、1
11」と欠陥画素データ「defPix10011、111」
を夫々読み取り、補正テーブルメモリ34にロードす
る。なお、センサユニットのシリアルナンバーを保持す
る手段としては、電源のON/OFFに関わらず内容を
保持し得るフラッシュメモリや、工場出荷時に設定する
DIPスイッチ等が考えられる。
めに、ユーザは、胸部の撮影オブジェクトを表すボタン
52を、ボタン登録トレイ54から選択する。この時、
プログラムによって、ボタン52には、胸部用の撮影方
法、画像処理条件、補正テーブル等が関連付けてあり、
更に、撮影条件である管電圧、管電流、曝射時間等の情
報もコントロールユニット7が取り込み、サブCPU1
01へ伝達する。
せて、X線発生装置24の曝射ボタンを押す。X線発生
装置24とコントロールユニット7とは、X線I/F2
5を介して同期され、X線発生装置24から出力された
X線は、患者2を通過してセンサユニット1に入射す
る。この入射したX線は、患者2の内部情報を含んでお
り、グリッド5を通して散乱X線が遮断された後、蛍光
体4で、X線の強度に比例した可視光に変換され、光電
変換装置3によって、その可視光の強度に比例した電荷
が蓄積される。そして、蓄積した電荷を、A/D変換に
よってデジタル化し、コントロールユニット7内部のキ
ャプチャボード10に転送する。転送された画像データ
は、画像メモリ105に一時的に格納し、ホストCPU
ボード11内の画像格納メモリ33に転送する。そし
て、ホストCPU30で、プログラムに従った画像処理
を行った後、タッチパネル装置8に、確認用画像として
表示する。
を行う場合を説明する。
いるので、ユーザは、腹部の撮影条件に対応したボタン
53を押す。すると、通常、腹部撮影には、胸部撮影よ
りも長い曝射時間が設定されているので、サブCPU1
01は、グリッドの移動スピードを遅くする設定を行
う。補正テーブルは、胸部撮影と同じものを使用する。
6を必要とする撮影、例えば、頭部撮影を行う場合を説
明する。
置8上で、臥位センサユニットを指示するボタン60を
選択する。すると、タッチパネル装置8上の表示は、例
えば、図5に示すように、臥位撮影用に切り替わり、撮
影部位選択ボタン表示が、頭部ボタン61、膝関節ボタ
ン62等を含む臥位撮影用のもの63に切り替わる。そ
して、例えば、メッセージ表示欄57に、「センサ切替
中です。しばらくお待ちください」というようなメッセ
ージを表示し、その間に、センサユニットの切り替え指
示を、ホストCPU30からDPRAM107を介して
キャプチャボード10のサブCPU101に伝達し、そ
のサブCPU101により、立位センサユニット1の切
断処理を開始する。そして、立位センサユニット1の切
断が可能になると、サブCPU101はサブCPU12
6からHalt信号を受信するので、セレクタ104により
電源制御を行い、立位センサユニット1の電源をOFF
にする。
サユニット6の電源をONにする。すると、センサユニ
ット6のサブCPU116は、そのセンサユニット6に
装着されているセンサのシリアルナンバー、蛍光体の種
類、グリッドの種類、フォトタイマーの有無等の情報を
ホストCPU30に伝える。例えば、ここでは、ホスト
CPU30は、「シリアルナンバー10012、蛍光体
タイプ1、グリッド1、フォトタイマー有り」の情報を
取得する。そして、補正テーブルメモリ12をサーチす
ると、例えば、図6に示す項目503がヒットするの
で、ゲイン補正データ「 white10012、111」と
欠陥画素データ「defPix10012、111」を夫々読
み取り、補正テーブルメモリ34にロードする。
えば、タッチパネル装置8上のメッセージ欄57に「撮
影方法を選択してください」と表示する。ここで、ユー
ザは、頭部撮影を行いたいので、「頭部」を表すボタン
61を押した後、上述したと同様にX線撮影を行う。
合を説明する。
いので、頭部撮影と同じ構成のグリッドを装着したまま
撮影しようとすると、撮影方法に関連付けてあるデータ
と一致しないため、例えば、図13に示すようなエラー
表示84が行われ、ユーザに、グリッドの取り外しを促
す。メッセージを了解したユーザは、OKボタン85を
押す。或いは、グリッドチェンジャ機構により、撮影に
必要なグリッドヘの交換を自動的に行うことも考えられ
る。
臥位センサユニットを指示するボタン60を押すと、キ
ャプチャボード10のCPU101により、臥位センサ
ユニット6の切断処理が開始され、センサユニット6の
切断が可能になると、Halt信号を受信するので、キャプ
チャボード10は電源制御を行い、センサユニット6の
電源を0FFにする。そこで、ユーザは、センサユニッ
ト6からグリッドを外し、再び、臥位センサユニット接
続を指示するボタン60を押す。すると、キャプチャボ
ード10は臥位センサユニット6の電源をONにし、セ
ンサユニット6のサブCPU116は、そのセンサユニ
ット6に装着されているセンサのシリアルナンバー、蛍
光体の種類、グリッドの種類、フォトタイマーの有無等
の情報をホストCPU30に伝える。例えば、ここで
は、「センサシリアルナンバー10012、蛍光体タイ
プ1、グリッド0、フォトタイマー有り」の情報を伝え
る。「グリッド0」は、グリッドが装着されていないこ
とを示す。
ユニットの構成を補正する条件を、補正テーブル格納メ
モリであるハードディスク12上でサーチする。この
時、例えば、図6の項目502に示すように、グリッド
無しの場合の補正テーブルが存在していない場合、例え
ば、図12に示すように、タッチパネル装置8の画面上
にエラー表示81が表示される。
づくセンサユニットの組み合わせ用補正データは準備さ
れるため、上記のような事態にはならないが、補正テー
ブルが用意してなかった場合や、推奨されていない種類
のグリッドをセンサユニットに装着した等の場合には、
図12に示すようなユーザの入力待ち状態になり、撮影
を続行できないことの無いエラー状態に入る。或いは、
撮影中にセンサユニットの交換を行い、補正テーブルが
見つからない場合にも同様のエラー状態に入る。
てキャリブレーションを実行することにより、例えば、
図7に示すように、補正テーブルの項目502に登録処
理を行い、通常の撮影を続行することは可能である。図
14に、キャリブレーションの実行を促す画面表示の例
87を示す。ユーザは、キャリブレーションを行う場合
はOKボタン88、行わない場合はキャンセルボタン8
9を押す。
になっている状態で、キャリブレーション撮影を行い、
その場で補正テーブルを作成することは、患者を待たせ
ることになり、現実的ではない。そこで、図12におい
て、後でキャリブレーション撮影を行う設定ボタン83
を押し、キャリブレーションを患者撮影後に行うスケジ
ューリングをとる。
成功の確認を行う必要がある。そこで、補正テーブル格
納データベースから検索を行い、補正テーブルの代替え
を行う。ここで、望ましくは、本当のセンサユニットに
対応する補正テーブルを使用すべきであるが、確認用の
表示画像は撮影の成功を確認する目的のため、診断ほど
精度を必要としないので、代替えの補正テーブルを使用
して表示用画像を作成しても影響は少ない。
を用いて表示用画像の補正処理を行い、ユーザが表示モ
ニター上で確認を行い、撮影成功を確認して検査が終了
したら患者を帰す。ただし、診断用画像処理を行うに
は、本来の補正テーブルを取得して画像処理を行う必要
がある。
画像に付帯する情報に、前記の補正情報が揃っていない
場合、診断画像処理47の一部である補正処理の実行が
できないので、スケジューリングされた必要な補正情報
をキャリブレーション撮影により取得し、前記補正情報
を用いて画像処理を完了する。
の場合について述べたが、1つの場合でも、その構成に
変更が有る場合、その構成変更を検出して、補正条件を
自動的に変更することが有効である。なお、コントロー
ルユニット7の起動時に、接続されているセンサユニッ
トで撮影する撮影方法全てについて、補正テーブルがメ
モリ内に揃っているかどうかサーチし、キャリブレーシ
ョン撮影をユーザに行わせることも可能であるが、患者
撮影の途中でセンサユニットを着脱交換した場合は、前
記の補正テーブルエラーに陥ることは明白であり、本実
施形態で説明した代替の補正テーブルを使用して、一時
的に撮影を続行する方法は有効である。
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した
記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステ
ム或いは装置のCPUが、その記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読み出し、実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規
な機能を実現することになり、そのプログラムコードを
記憶した記憶媒体は、本発明を構成することになる。な
お、制御プログラム32Aを供給するための記憶媒体と
しては、制御プログラムRAM32の他に、例えば、R
OM(図示せず)でも良く、また、別体として、フロッ
ピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気デ
ィスク、CD−ROM、不揮発性のメモリカード等の記
憶媒体でも良い。また、コンピュータが読み出したプロ
グラムコードを実行することによって、前述した実施の
形態の機能が実現される他、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実
際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前
述した実施形態の機能が実現され得る。なお、本発明
は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアの
プログラムコードを記憶した記憶媒体から、そのプログ
ラムをパソコン通信等、通信ラインを介して要求者にそ
のプログラムを配信する場合にも適用できることは言う
までもない。
第2の実施の形態を示す。
おいて、センサユニット6を臥位ブッキーテーブルから
取り外して、コントロールユニット7とは別の撮影室2
00のコントロールユニット207に対しても接続する
ことが可能である。臥位センサユニット206の代わり
にセンサユニット6を接続されたコントロールユニット
207は、センサユニット6固有の構成情報を読み出
し、補正情報をコントロールユニット207上の補正テ
ーブル格納メモリからサーチするが、その補正情報はコ
ントロールユニット7に保存されているため、取得でき
ない。
サユニット、203は光電変換装置、204は蛍光体、
205はグリッド、209、219はデータ線、224
はX線発生装置、225はX線I/Fである。
N22上のサーバ装置90で補正テーブル情報を管理す
る。
制御プログラムを用いて行う補正テーブル取得の制御例
を、図16を参照して説明する。
ロールユニットは、センサユニットの接続時に、そのセ
ンサユニットのID情報を取得する。次に、ステップS
101で、ユーザに撮影方法を選択させ、ステップS1
02で、前記1D情報の補正テーブルを検索する。この
詳細は、後で図17で説明する。次に、ステップS10
3で、画像取得を行い、ステップS104で、表示用画
像処理を行う。この表示用画像の作成には、ステップS
102で得た補正情報を使用する。次に、ステップS1
05において、ユーザが表示画像で確認を行い、撮影が
成功していればステップS106に進む。例えば、患者
が動いた等で撮影が失敗した場合には、ステップS10
3に戻り、再撮影を行う。次に、ステップS106でユ
ーザが他の部位の撮影を行なう場合はステップS100
に戻る。ステップS106でユーザが検査終了ボタンを
押した場合、ステップS107に進んで、検査情報を更
新する等の検査終了処理を行う。
ップS108において、撮影オブジェクトに付帯する代
替え補正フラグを調べ、ONの場合は、ステップS11
1に進み、キャリブレーション撮影を行い、次のステッ
プS112で、補正テーブルを作成して、ステップS1
09に進む。ステップS108で、代替え補正フラグが
OFFの場合は、そのまま、ステップS109に進み、
診断用の画像処理を行う。その後、ステップS110
で、外部機器への転送処理を行う。
索処理を説明する。
クトに付随する補正テーブルの代替えフラグをOFFに
初期化する。次に、ステップS202に進み、ローカル
の補正情報格納メモリ(例えば、図2のハードディスク
12)から、前記センサユニットの構成1D情報に相当
する補正テーブルを検索する。次に、ステップS203
において、ステップS202の検索に成功したら、ステ
ップS204に進み、ロードした補正テーブルを補正テ
ーブルメモリ34(図1参照)へ転送し、撮影に備え
る。
失敗した場合には、ステップS210に進み、クライア
ント手段により、補正情報の有無を問い合わせるため、
サーバ装置90にlD情報を転送する。サーバ装置90
は、補正テーブル格納メモリ91から検索し、補正情報
が見つかった場合は、ステップS211が成功し、サー
バ装置90から補正情報が転送されて来て、ステップS
212に進む。ステップS212において、クライアン
ト手段は、ローカルの補正情報格納メモリ12に、補正
テーブルを記憶させる。
ーブルが存在しない場合には、ステップS220に進
み、例えば、上述した第1の実施の形態の図12と同様
にキャリブレーション撮影をユーザに促す。次のステッ
プS221において、キャリブレーションをすぐ実行す
る場合には、ステップS222に進み、キャリブレーシ
ョン撮影を実行する。そして、次のステップS223に
おいて、キャリブレーションデータを正規化し、ゲイン
補正テーブル、欠陥補正データを作成する。続いて、ス
テップS224において、クライアント手段を用いて、
サーバ装置90に新規取得した補正テーブルを登録する
ために転送する。以上の手続きを終了したら、ステップ
S204に進み、コントロールユニット上で作成した補
正テーブルを、補正テーブルメモリ34にロードする。
が必要なわけではなく、LAN上に設置されている、或
るX線撮影システムのコントロールユニットがサーバ装
置の機能を果たしても良い。また、LAN上に限らず、
例えば、インターネット92上に有るマスターデータベ
ースサーバ装置93で実行しても良い。94は、そのマ
スターデータベースサーバ装置93の補正テーブル格納
メモリである。
リブレーション撮影を後で行うスケジューリングの場合
には、ステップS230に進み、代替え用補正テーブル
の検索を行う。この処理は、後で図18で説明する。こ
こで、代替え用補正テーブルを取得すると、次のステッ
プS231で、撮影オブジェクトに付帯する代替え補正
フラグをONに設定し、代替え用補正テーブルを使用し
て撮影を続行する。
の代替え検索処理を説明する。
ットのセンサを検索する。ロットが同じセンサは、製造
工程が同一なので、センサパネルの出力特性が類似する
特徴がある。確認用の表示画像となる縮小画像において
は、画素の平均を取るため、センサ毎の個体差による誤
差を吸収することができる。ロットデータは、例えば、
図8に示すような形式でハードディスク12に格納され
ており、新しいセンサユニットのロットが製造された場
合にも、例えば、図9の602に示すように、ロットデ
ータを差し替えることで簡単に更新できる。
目の撮影の場合、「センサシリアルナンバー1001
2、蛍光体タイプ1、グリッド0、フォトタイマー有
り」という構成情報なので、図8の項目601のロット
3に属するセンサシリアルナンバーを検索し、図6の項
目506の「センサシリアルナンバー10045、蛍光
体タイプ1、グリッド0、フォトタイマー有り」という
構成情報を持つセンサの補正情報を代替え用として選択
する。シリアルナンバー10012のセンサには、他の
補正テーブルが存在しているが、「グリッド無し」とい
うものは無く、他の補正データで補正処理を行うと、グ
リッドによる縞目が見えてしまう可能性が有るので、シ
リアルナンバー10045の補正情報を用いる方が好ま
しい。
報が存在しなかった場合は、ステップS302からステ
ップS311に進み、ロットは異なるが補正条件が近い
603の補正情報が選択される。更に、図11に示すよ
うに、検索条件に一致しない場合は、縞目が出るなどの
補正エラーが予想されるが、ステップS321に進み、
604の補正情報をデフォルトとして選択し、表示用の
画像処理を行う。
ャリブレーション撮影は、図16のステップS111の
キャリブレーション撮影で実行する。この結果、図7の
項目502に示すように、補正テーブル格納メモリに登
録し、診断画像処理に使用することができる。また、以
後の撮影時にも、正規の補正情報、若しくは、代替えの
補正情報として使用可能である。
替えて使用する環境において、ユーザによる切り替え指
示に対応して、補正情報を切り替えるが、補正情報が無
い場合、患者撮影が続行できなくなる。本発明によれ
ば、キャリブレーションを完了していなくても、代替え
の補正テーブルを検索し一時的に使用することで、患者
の撮影を完了し、後で補正することが可能になり、効率
よく撮影ができる。
影システムの構成を示すブロック図である。
影システムの全体構成を示すブロック図である。
影システムにおける画像処理工程を示す機能ブロック図
である。
影システムにおける画面表示例を示す正面図である。
影システムにおける画面表示例を示す正面図である。
影システムにおける補正テーブルの例を示す概念図であ
る。
影システムにおける補正テーブルの例を示す概念図であ
る。
影システムにおけるロットデータの例を示す概念図であ
る。
影システムにおけるロットデータの例を示す概念図であ
る。
撮影システムにおける補正テーブルの例を示す概念図で
ある。
撮影システムにおける補正テーブルの例を示す概念図で
ある。
撮影システムにおける画面表示例を示す正面図である。
撮影システムにおける画面表示例を示す正面図である。
撮影システムにおける画面表示例を示す正面図である。
撮影システムの全体構成を示すブロック図である。
撮影システムにおける補正制御の流れを示すフローチャ
ートである。
撮影システムにおける補正制御の流れを示すフローチャ
ートである。
撮影システムにおける補正制御の流れを示すフローチャ
ートである。
Claims (16)
- 【請求項1】X線に感度が有る固体撮像装置を少なくと
も1つ備えたデジタルX線撮影システムであって、 固体撮像装置との接続を切り替え制御する切り替え制御
手段と、 固体撮像装置に夫々対応したID情報を記憶するID情
報記憶手段と、 前記ID情報に夫々対応した補正テーブルを記憶する補
正テーブル記憶手段と、 接続された固体撮像装置のID情報に対応する補正テー
ブルを前記補正テーブル記憶手段において検索する補正
テーブル検索手段と、 検索して得られた補正テーブルに基づいて撮影画像の補
正処理を行う撮影画像補正手段と、を有することを特徴
とするデジタルX線撮影システム。 - 【請求項2】接続されている固体撮像装置に対応する補
正テーブルが無かった場合に、別の固体撮像装置に対応
する補正テーブルに基づいて、仮の補正処理を行うこと
を特徴とする、請求項1に記載のデジタルX線撮影シス
テム。 - 【請求項3】前記仮の補正処理が、参照用の補正処理で
あることを特徴とする、請求項2に記載のデジタルX線
撮影システム。 - 【請求項4】接続されている固体撮像装置と同一製造ロ
ットの固体撮像装置に対応する補正テーブルに基づい
て、前記仮の補正処理を行うことを特徴とする、請求項
2に記載のデジタルX線撮影システム。 - 【請求項5】接続されている固体撮像装置とシリアルナ
ンバーの近い固体撮像装置に対応する補正テーブルに基
づいて、前記仮の補正処理を行うことを特徴とする、請
求項2に記載のデジタルX線撮影システム。 - 【請求項6】接続されている固体撮像装置と構成情報の
近い固体撮像装置に対応する補正テーブルに基づいて、
前記仮の補正処理を行うことを特徴とする、請求項2に
記載のデジタルX線撮影システム。 - 【請求項7】デフォルトで設定されている固体撮像装置
に対応する補正テーブルに基づいて、前記仮の補正処理
を行うことを特徴とする、請求項2に記載のデジタルX
線撮影システム。 - 【請求項8】X線に感度が有り且つ複数の画像出力モー
ドを持った固体撮像装置を備えたデジタルX線撮影シス
テムであって、 前記画像出力モードに夫々対応した補正テーブルを記憶
する補正テーブル記憶手段と、 選択された画像出力モードに対応する補正テーブルを前
記補正テーブル記憶手段において検索する補正テーブル
検索手段と、 検索して得られた補正テーブルに基づいて撮影画像の補
正処理を行う撮影画像補正手段と、を有することを特徴
とするデジタルX線撮影システム。 - 【請求項9】X線に感度が有る固体撮像装置を少なくと
も1つ備えたデジタルX線撮影システムによるデジタル
X線撮影方法であって、 ユーザからの固体撮像装置選択情報を取得する工程と、 選択された固体撮像装置を識別するデータを取得する工
程と、 取得された識別データに対応する補正情報を検索する工
程と、 補正情報格納メモリと比較し、補正情報を決定する工程
と、 決定された補正情報に従って、補正処理を行う工程と、
を有することを特徴とするデジタルX線撮影方法。 - 【請求項10】選択された固体撮像装置に対応する補正
情報が無かった場合に、別の固体撮像装置に対応する補
正情報に基づいて、仮の補正処理を行うことを特徴とす
る、請求項9に記載のデジタルX線撮影方法。 - 【請求項11】前記仮の補正処理が、参照用の補正処理
であることを特徴とする、請求項10に記載のデジタル
X線撮影方法。 - 【請求項12】選択された固体撮像装置と同一製造ロッ
トの固体撮像装置に対応する補正情報に基づいて、前記
仮の補正処理を行うことを特徴とする、請求項10に記
載のデジタルX線撮影方法。 - 【請求項13】選択された固体撮像装置とシリアルナン
バーの近い固体撮像装置に対応する補正情報に基づい
て、前記仮の補正処理を行うことを特徴とする、請求項
10に記載のデジタルX線撮影方法。 - 【請求項14】選択された固体撮像装置と構成情報の近
い固体撮像装置に対応する補正情報に基づいて、前記仮
の補正処理を行うことを特徴とする、請求項10に記載
のデジタルX線撮影方法。 - 【請求項15】デフォルトで設定されている固体撮像装
置に対応する補正情報に基づいて、前記仮の補正処理を
行うことを特徴とする、請求項10に記載のデジタルX
線撮影方法。 - 【請求項16】X線に感度が有る固体撮像装置を少なく
とも1つ備えたデジタルX線撮影システムによるデジタ
ルX線撮影方法であって、 ユーザからの固体撮像装置選択情報を取得するステップ
と、 選択された固体撮像装置を識別するデータを取得するス
テップと、 取得された識別データに対応する補正情報を検索するス
テップと、 補正情報格納メモリと比較し、補正情報を決定するステ
ップと、 決定された補正情報に従って、補正処理を行うステップ
と、を有するデジタルX線撮影方法を実現するためのコ
ンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体。
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