JP2004337232A - 画像管理方法及び装置並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影オーダーに対して何度再撮影を行った場合であっても、不要なフィルムを出力することがなく、撮影画像を好適に管理することができる画像管理方法及び装置並びにプログラムを提供する。
【解決手段】医療用デジタルX線撮影装置4における撮影画像の管理は、撮像された被写体の撮影画像を取得し、撮像装置に対して被写体の画像の再撮影を指示し、撮像装置で撮像された被写体の再撮影画像を取得し、取得された撮影画像と再撮影画像とを関連付けてハードディスク12に記憶する。そして、ハードディスク12に記憶された撮影画像を無効画像とし、再撮影画像を有効画像とし、ハードディスク12から有効画像を外部装置等に出力する。
【選択図】 図9
【解決手段】医療用デジタルX線撮影装置4における撮影画像の管理は、撮像された被写体の撮影画像を取得し、撮像装置に対して被写体の画像の再撮影を指示し、撮像装置で撮像された被写体の再撮影画像を取得し、取得された撮影画像と再撮影画像とを関連付けてハードディスク12に記憶する。そして、ハードディスク12に記憶された撮影画像を無効画像とし、再撮影画像を有効画像とし、ハードディスク12から有効画像を外部装置等に出力する。
【選択図】 図9
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像装置を用いて撮影されたX線デジタル画像を管理する画像管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から医用診断を目的としたX線撮影には、増感紙とX線写真フィルムを組み合わせたフィルムスクリーンシステムが広く用いられている。X線撮影されたフィルム画像は、通常、シャウカステンと呼ばれるライトボックス(Lighting Box)に掛けて観察する。また、診断部位の観察のし易さを追及して、フィルム画像は、観察しやすい濃度域1.0〜1.5D(Density)程度のコントラストをたてるように設定されている。しかし、撮影条件がずれると露光オーバーになったり、露光アンダーになり易く、診断に悪影響を及ぼす場合がある。
【0003】
また、従来、医師からオーダーされた撮影オーダーは、X線フィルムとして医師のところへ戻され、診断に使用されていた。その一方で、撮影に失敗したフィルムは写損フィルムとして廃棄されており、フィルムの無駄の省力化が望まれていた。また、フィルムとして出力する場合、再撮影によって元の撮影画像と再撮影画像との関連付けが複雑になり、撮影オーダーを適切に管理することができなかった。
【0004】
これに対し、近年、X線の強度に比例した電気信号に変換するFPD(Flat Panel Detector)を採用したX線デジタル撮影装置が使用され始めている。この撮影装置を用いることによって、従来問題であった露光調整の問題は解決することができる。また、撮影直後に撮影画像を確認することができるようになったので、フィルムの現像を待たずに、撮影直後に患者の動き等による被写体のぶれ等の有無について直ちに確認することができるようになり、フィルムの無駄の省力化が可能となった(例えば、特許文献1参照)。これにより、撮影に失敗したかどうかをすぐに判断することができ、失敗した撮影オーダーの再撮影を迅速に行うことができるようになった。これにより、患者及び放射線技師の双方にとって、待ち時間の負担が大幅に軽減されるようになった(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−262961号公報
【特許文献2】
特開平11−195105号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のX線デジタル撮像装置を用いた場合であっても、写損画像の存在によって元の撮影画像と再撮影画像との関連付けが複雑になり、フィルムとして出力する場合と同様に、撮影オーダーを適切に管理することができなかった。
【0007】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、撮影オーダーに対して何度再撮影を行った場合であっても、不要なフィルムを出力することがなく、撮影画像を好適に管理することができる画像管理方法及び装置並びにプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像管理方法は、撮像装置で撮像された被写体の撮影画像を取得する第1の取得工程と、
前記撮像装置に対して前記被写体の画像の再撮影を指示する指示工程と、
前記撮像装置で撮像された前記被写体の再撮影画像を取得する第2の取得工程と、
前記第1の取得工程で取得された前記撮影画像と前記第2の取得工程で取得された前記再撮影画像とを関連付けて記憶装置に記憶する記憶工程と、
前記記憶装置に記憶された前記撮影画像を無効画像とし、前記再撮影画像を有効画像とする状態設定工程と、
前記記憶装置から前記有効画像を出力する出力工程と
を有することを特徴とする。
【0009】
また、上記画像管理方法は、前記記憶工程が、前記指示工程による撮影指示ごとに、該撮影指示に関する情報を上位階層として、前記撮影画像及び前記再撮影画像を互いに同一階層であって前記撮影指示に関する情報の下位階層とする階層構造を用いて、該撮影画像及び該再撮影画像を前記記憶装置に記憶することを特徴とする。
【0010】
さらに、上記画像管理方法は、前記指示工程による撮影指示順に前記撮影画像又は前記再撮影画像を表示する表示工程をさらに有することを特徴とする。
【0011】
さらにまた、上記画像管理方法は、前記表示工程が、前記記憶装置において同一の前記撮影指示の下位に位置する所定の階層内に前記撮影画像及び前記再撮影画像を含む複数の画像が記憶されている場合、前記撮影指示に関する画像の表示の際に、次の撮影指示に関する画像の表示よりも前に、前記複数の画像を順に表示することを特徴とする。
【0012】
さらにまた、上記画像管理方法は、前記状態設定工程が、前記撮影画像及び前記再撮影画像の付属情報として前記無効画像を示す無効フラグ又は前記有効画像を示す有効フラグを保持させることを特徴とする。
【0013】
さらにまた、上記画像管理方法は、前記指示工程によって前記被写体の再撮影が指示された場合、前記撮影画像に無効マークを付加するマーク付加工程をさらに有し、
前記記憶工程が、前記無効マークが付加された前記撮影画像を前記再撮影画像と関連付けて記憶する
ことを特徴とする。
【0014】
さらにまた、上記画像管理方法は、前記状態設定工程が、前記無効マークが付加された前記撮影画像を無効画像とし、前記第2の取得工程によって取得された前記再撮影画像を有効画像とし、該無効画像及び該有効画像をともに消去しないことを特徴とする。
【0015】
さらにまた、上記画像管理方法は、前記有効画像に対し、該有効画像が再撮影画像であることを示す情報を付加する情報付加工程をさらに有することを特徴とする。
【0016】
さらにまた、上記画像管理方法は、前記表示工程によって前記有効画像を表示する際に、該有効画像中又は該有効画像の表示と共に、該有効画像に対応する無効画像の存在の有無を示す付属情報を表示する付属情報表示工程をさらに有することを特徴とする。
【0017】
さらにまた、本発明に係る画像管理装置は、被写体を撮影して撮影画像を取得する撮影手段と、
前記被写体の画像の再撮影を指示する指示手段と、
前記指示手段による指示に基づいて前記被写体を再撮影して再撮影画像を取得する再撮影手段と、
前記撮影画像と前記再撮影画像とを関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記撮影画像を無効画像とし、前記再撮影画像を有効画像とする状態設定手段と、
前記記憶手段から前記有効画像を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする。
【0018】
さらにまた、本発明に係る画像管理プログラムは、コンピュータに、
撮像装置で撮像された被写体の撮影画像を取得させる第1の取得手順と、
前記撮像装置に対して前記被写体の画像の再撮影を指示させる指示手順と、
前記撮像装置で撮像された前記被写体の再撮影画像を取得させる第2の取得手順と、
前記第1の取得手順で取得された前記撮影画像と前記第2の取得手順で取得された前記再撮影画像とを関連付けて記憶装置に記憶させる記憶手順と、
前記記憶装置に記憶された前記撮影画像を無効画像とし、前記再撮影画像を有効画像とする状態設定手順と、
前記記憶装置から前記有効画像を出力させる出力手順と
を実行することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係るX線画像撮影システムの細部構成を示すブロック図である。図1に示すように、X線画像撮影システムは、医療用デジタルX線撮影装置4と、X線発生装置26と、LAN等のネットワーク19を介して接続可能な各種外部装置から構成されている。尚、X線発生装置26は、X線管球24と、X線発生装置制御部23と、曝射スイッチ25とから構成される。
【0021】
医療用デジタルX線撮影装置4は、蛍光体及び大画面光電変換装置を備えたセンサユニットであるFPD(Flat Panel Detector)1とX線発生装置26との曝射の同期を行って画像を蓄積する画像読取制御部3と、CPU10と、制御プログラムを格納するRAM11と、ディスクインタフェース(Disk I/F)13を介して撮影画像を蓄積するハードディスク12と、操作者が操作等するインタフェースとの情報の入出力を行うユーザインタフェース(User I/F)16と、各種外部装置と接続されたネットワーク19(例えば、通信用LAN)に接続可能なネットワークI/F15とから構成される。上述した医療用デジタルX線撮影装置4の各部は、内部バス14を介して図1に示すように互いに接続されている。
【0022】
ここで、CPU10は、医療用デジタルX線撮影装置4において、本発明に係る制御プログラムを実行するホストCPUである。また、RAM11は、本発明に係る制御プログラムが記憶されるRAMであり、制御プログラム6は、ハードディスク12から読み込まれ、RAM11上でCPU10により動作させる。一方、RAM7は、RAM11上に確保した撮影画像を一時格納するためのRAMである。
【0023】
さらに、FPD1と画像読取制御部3とは、電源、画像転送及び制御信号用のデータ線2を介して接続されている。さらにまた、ハードディスク12は、CPU10で動作する本発明のプログラム等を格納する記憶装置であるとともに、撮影に必要となる補正情報や、撮影済み画像を一時的に蓄える役割も兼ねている。
【0024】
ここで、ネットワークI/F15からネットワーク19を介して接続される外部装置としては、プリンタ20、PACS(Picture Archiving/Communicating System)21、オーダー装置22等が挙げられる。すなわち、ネットワークI/F15は、撮影オーダーを外部のオーダー装置22から受信したり、撮影済みの画像を診断に供するために外部機器であるプリンタ20やPACS21に送信するために使用する。
【0025】
また、ユーザI/F16は、表示用ディスプレイ装置17及びキーボード、マウス等の入力機器18等の各種インタフェースを用いて、医療用デジタルX線撮影装置4のユーザとの情報を送受信を行うインタフェースでる。もちろん、表示用ディスプレイ装置17や入力機器18はタッチパネル装置でも代替可能である。
【0026】
まず、医療用デジタルX線撮影装置4のCPU10は、放射線科情報システム(RIS)からのオーダリング情報をLAN19上のオーダー装置22から受信する。本実施形態では、受信したオーダリング情報の一覧をユーザI/F16から表示用ディスプレイ装置17に図2に示すように表示する。すなわち、図2は、本発明の一実施形態に係る表示用ディスプレイ装置17に表示される撮影オーダー一覧表示例を示す図である。例えば、医療用デジタルX線撮影装置4の操作者である放射線技師が、図2における符号30で示される検査をマウス等の入力機器18を用いて選択すると、CPU10が実行する制御プログラム6によって、図3に示すように表示用ディスプレイ装置17に表示される画面が変化し、詳細な撮影オーダー情報が表示される。
【0027】
図3は、本発明の一実施形態における表示用ディスプレイ装置17に表示される撮影準備画面の表示例を示す図である。CPU10は、図2に示すような画面で選択された符号30で示される患者について、患者情報34、例えば患者ID、氏名、生年月日等を画面上に表示する。また、31にオーダー装置22から受信した撮影部位で構成される撮影オーダーを表示する。操作者は、これらの情報を画面表示に基づいて得ることができる。さらに、32は、前述した撮影部位を表すボタンが記憶している撮影条件である。さらにまた、35は、本医療用デジタルX線撮影装置4の状態を表示する表示部である。
【0028】
ここで、オーダリング情報として撮影オーダー31に示すように、1番目に胸部正面、2番目に胸部側面、3番目に腹部正面の撮影が指定されたとする。このとき、CPU10は撮影作業に入ると、31に示すオーダリング情報1番目の撮影部位である「胸部正面」ボタンを選択状態にする。そして、操作者は、撮影する患者をFPD1とX線管球24との間に配置し、撮影姿勢に整位させる。その間に制御プログラム6により、CPU10はFPD1に電圧を加え、FPD1でX線撮影が行なえるように準備する。続いて、FPD1がX線撮影可能な状態になったことを検知すると、制御プログラム6は、図3に示すように表示部35に例えば「READY」と表示する。
【0029】
操作者は画面の「READY」表示によりX線撮影が可能になったことを確認した後、曝射スイッチ25を押し、X線を発生させるトリガをシステムに入力する。この曝射スイッチ25より発生する曝射信号は、同期信号線5を介して画像読取制御部3へ入力される。画像読取制御部3では、FPD1が撮影可能状態となっているか否かを制御信号2の状態で確認した後、曝射許可信号を発生させる。そして、曝射許可信号はX線発生装置制御部23へ戻され、X線発生装置制御部23はX線管球24からX線を発生させる。
【0030】
X線照射後、患者を透過したX線を、蛍光体を介してFPD1でデジタルデータとして取得し、画像読取制御部3へ転送する。次にCPU10は、制御プログラム6を実行し、ユーザI/F16に接続された表示用ディスプレイ装置17の画面を図4のように変化させる。すなわち、図4は、本発明の一実施形態における表示用ディスプレイ装置17に表示される撮影後の表示画面例を示す図である。図4に示されるように、画像読取制御部3から取得した画像データは40に表示され、CPU10は撮影実施情報としてX線発生装置制御部23から線量値4mAsを受信し、ユーザI/F16を介して表示用ディスプレイ装置17上の41に表示するとともに、ハードディスク12に記憶する。
【0031】
一方、42は、濃度調整パラメータ調整部の一例を示す。例えば、40に表示される画像の自動濃度調整に問題がある場合、操作者はパラメータ調整部42を調整することで撮影画像の濃度を変更できる。この調整は、図4に示すような「+」や「−」をクリックするようにしてもよいし、パラメータ値を直接入力するようにしても良い。
【0032】
操作者は、図4に示す画面で撮影済み画像の確認を終えると、例えば、表示部35の「画像を確認したら、次撮影を押してください」という表示に従って、次の撮影を行うために、画面上の「次撮影」ボタン43を押して、図3に示す画面へ戻る。CPU10は、ユーザI/F16を介して操作者に入力機器18等を用いて、オーダーされた次の撮影部位を選択し、撮影オーダーすべてが完了するまで、前述と同様の撮影フローを繰り返し実行させる。撮影オーダーがすべて完了すると次の撮影が存在しないので、操作者はボタン35を押して検査のための撮影を終了することができる。
【0033】
医療用デジタルX線撮影装置4において検査のための撮影が終了すると、制御プログラム6によって、CPU10は、ハードディスク12に記憶した撮影条件や撮影実施情報を、オーダー装置22へ送信する。制御プログラム6は、予め決められた通信プロトコルに従い、オーダリング装置22へ検査の撮影が終了したことを伝える。この際、撮影が行われた撮影条件と、照射線量等の撮影実施情報を伝える。また、制御プログラム6は、前述の撮影条件や撮影実施情報を付帯情報とした撮影済み画像データをDICOMと呼ばれる医療用の標準通信プロトコルに従って、外部装置へまとめて出力し、診断に使用される。
【0034】
以上のようにオーダリング情報に従って画像を撮影する方法を示したが、検査の目的は、医師が指定した撮影部位の画像を取得することである。しかしながら、実際の撮影では前述したように一度で成功しない場合がある。その多くの原因は患者の動きによる画像のぶれであり、診断上使用することができないいわゆる「写損画像」が生じることがある。
【0035】
その場合、操作者は写損画像の再撮影を行うが、放射線科情報システム(RIS)へ戻すオーダーの撮影実施情報は再撮影が行われる前の写損画像は必要ではなく、指定された撮影条件でその部位を写した適正な画像だけが必要になる。
【0036】
そこで、本実施形態では、撮影の際に患者が動いてしまったために、図4に示す撮影画像40がぶれ等により再撮影が必要になった場合について説明する。図10は、再撮影指示による再撮影処理の手順を説明するためのフローチャートである。
【0037】
まず、再撮影が必要と操作者が判断した撮影済み画像を選択し(ステップS100)、選択された画像の管理情報を取得する(ステップS101)。そして、操作者が再撮影ボタン45を押す(ステップS102)。これにより、同一条件で再びFPD1を撮影レディ状態とし、図3に示す画面へ変化してセンサユニットであるFPD1を撮影準備状態(撮影待ち準備状態)に制御する(ステップS103)。
【0038】
再撮影においては、通常は、同一の撮影条件を使うことが一般的であるが、操作者が撮影条件32を変更することも可能である。そして、撮影が行われたかどうかを判断し(ステップS104)、操作者が曝射スイッチを押下してX線を発生させると、ステップS105へ進む。ステップS105では、画像追加処理を実行する。すなわち、ステップS105では、再撮影を実行したシリーズ内の画像情報をすべて順次検索し、有効フラグをOFFに変更する。さらに、新規追加した画像ID、撮影情報等の画像情報を保存し、写損画像からのリンクを作成する。尚、写損マークの入れ替え処理の詳細については後述する。
【0039】
次に、ステップS106に進み、再撮影済みの画像を図4のように表示する。すなわち、操作者が曝射スイッチ25を押して画像の再撮影が行われると、再撮影画像が元の撮影画像の場合と同様にして図4に示すように表示される。これにより、操作者には、再撮影の対象となった画像が、自動的に写損マークを付加されたように見え、撮影済み画像表示ボタン44を押すことによって、図5に示すように写損となった画像を比較確認できる。図5は、再撮影後、写損となった画像の状態を示す画面表示例である。尚、ステップS104で再撮影を実施せずにキャンセルした場合は、上記ステップS106へ進む。
【0040】
ここで、再撮影を実行することにより、既撮影画像を再撮影画像で代替する制御をCPU10が自動的に行う手順について図6〜図8を用いてさらに詳述する。
【0041】
図6は、従来の一般的なデジタル画像撮影装置による再撮影前の画像管理例を説明するための図である。すなわち、図6には、管理情報として、スタディ属性、シリーズ属性及び画像属性が示されている。CPU10が実行する制御プログラム6が画像管理プログラムとして機能し、検査開始すると検査情報を検査ID101010として保存する。例えば、3枚の撮影オーダーの場合、撮影する度にシリーズ情報を生成して、それぞれに撮影画像を1枚ずつ記憶させる。
【0042】
図7は、1枚目の撮影オーダー「胸部正面」について再撮影をした場合の画像管理例を説明するための図である。胸部正面の撮影を実行し、この画像を構成するシリーズID12345を生成し、画像管理情報70を保存する。1枚目の撮影画像を確認して、操作者が再撮影を必要と判断したので、再撮影をX線撮影装置に指示したことにより、1枚目の保存画像70と同一のシリーズを複製し、再撮影とともに再撮影画像を含む画像管理情報71を保存する。この場合、ID12345を持つシリーズ情報に対して無効フラグを記憶させることで、このシリーズ及び画像を写損として扱い、外部装置に出力しないように制御する。
【0043】
また表示の際には、無効画像であることを示す為に写損マークを付加して表示する。図5は、前述したように、再撮影を行ったことにより自動的に写損画像として記憶された画像の表示例である。52は、写損であることを示す写損表示部であり、この画像が外部装置へ出力されない無効画像であるということを操作者に対して示すものである。51の再撮影ボタンは、無効画像の再撮影は許可しないため、選択不可能な状態で表示している。
【0044】
ある病院では、前記のように順次撮影後、撮影が成功しているかを判断し、患者のぶれにより失敗している場合に「再撮影」ボタン45を押すことで、撮影装置に既撮影画像の再撮影を指示している。この場合は、オーダー順に画像が並ぶので、検査終了時に外部装置に対して、オーダー順に画像が出力される。しかしながら、別の病院では、オーダー1、2、3の順にすべての撮影を終了後、図4の44に示すボタンを押して、検査の先頭画像に戻って1枚ずつ撮影画像のぶれを確認したり、濃度調整するというワークフローで撮影を実施している場合もある。
【0045】
図4のボタン44は撮影画像を順次表示させるために使用する。ここで操作者が、画像を比較表示し、一旦写損とした画像の写損マークを外すと、この画像を選択画像として変更し、有効フラグをONにする。そして、当該シリーズの画像を検索し、既収集画像の有効フラグをOFFにする、すなわち写損マークを付加するように制御する。すなわち、ある選択された画像1枚だけがこの撮影オーダーの結果画像となるようにプログラムで制御し、その他の画像は写損画像として記憶する。
【0046】
この場合、操作者が1枚目で再撮影が必要だと判断すると、4枚目として1枚目のオーダーの再撮影を行うことになる。図8は、1枚目の撮影オーダー「胸部正面」について4枚目に再撮影をした場合の画像管理例を説明するための図である。すなわち、撮影画像80を含むシリーズID12345の複製を、シリーズID12348に新規に作成し、再撮影画像81を再撮影とともに生成し、保存する。
【0047】
ところが、再撮影後にオーダー装置22に対して実施情報をこのまま返す場合はオーダー順序が変わってしまい、オーダー装置22で不都合が生じることがある。さらに、1枚目に撮影した画像と、再撮影で取得した4枚目の画像を比較して取捨選択するときに、画像が離れて配置されていると、例えば操作者の思考が途切れてしまい、両者を比較しにくいという問題がある。
【0048】
このような問題に対して、撮影オーダーを示す別のID情報を記憶し、そのID情報に従って撮影毎に並べ替えをして表示に反映するという方法でも解決することは可能ではあるが、それを実行するためのプログラム処理が煩雑になる。そこで、本実施形態では図9に示すように、オーダー順序に相当する数だけシリーズ情報を作成し、再撮影の場合は画像情報を該当するシリーズに画像ID2として追加し、画像情報に有効フラグをONにする。図9は、本発明の一実施形態による再撮影後の画像管理例を説明するための図である。すなわち、画像情報90の有効フラグをOFFにして無効画像とし、画像情報90にリンクした画像情報91を有効とすることで、実施情報をオーダー順としたままオーダー装置22に戻すことができる。この構成の場合、並べ替えをする必要がないという利点がある。
【0049】
さらに、画像情報90の画像の有効フラグをOFFからONに変更する、すなわち、図5の写損ボタン52を押して有効に戻す場合、該当するシリーズの画像情報のリンクを検索するだけで、有効画像を入れ替えることができる。また、画像情報91の有効フラグをOFFに変更して写損にする。本実施形態では、このようなデータ構造を用いることにより、他のシリーズを検索する必要がなく、プログラム処理が容易になる。
【0050】
すなわち、本実施形態では、ハードディスク12には、撮影指示(撮影オーダー)ごとに、撮影指示に関する情報(例えば、各シリーズ)を上位階層として、撮影画像及び再撮影画像を互いに同一階層であって当該撮影指示に関する情報の下位階層とする階層構造を用いて撮影画像及び再撮影画像が記憶されることを特徴とする。
【0051】
以上の構成により、撮影に失敗した場合、オーダーに対応する画像撮影条件を再入力することなく、再撮影を繰り返し、同一オーダーの中から最適な画像を選択する機能が実現できる。また、検査内の画像の中から無効フラグを持つ画像を外部装置に送出しないことで、オーダーされた数だけの有効画像を管理し、外部装置に出力することが可能になる。さらに、オーダーを構成するシリーズ順に画像を図9に示すように関連付けて(隣接して)配置するので、操作者にとって再撮影実行時の有効画像の比較が容易になる。
【0052】
上述したように、本実施形態に係る撮像装置(医療用デジタルX線撮影装置4)における撮影画像の管理は、撮像された被写体の撮影画像を取得し、撮像装置に対して被写体の画像の再撮影を指示し、撮像装置で撮像された被写体の再撮影画像を取得し、取得された撮影画像と再撮影画像とを関連付けてハードディスク12に記憶する。そして、ハードディスク12に記憶された撮影画像を無効画像とし、再撮影画像を有効画像とし、ハードディスク12から有効画像を例えばネットワークを介して外部装置等に出力することを特徴とする。
【0053】
また、上記撮像装置は、撮影指示順に撮影画像又は再撮影画像を表示する表示用ディスプレイ装置17に接続している。そして、当該表示用ディスプレイ装置17では、ハードディスク12において同一の撮影指示の下位に位置する所定の階層内に撮影画像及び再撮影画像を含む複数の画像が記憶されている場合、撮影指示に関する画像の表示の際に、次の撮影指示に関する画像の表示よりも前に、当該複数の画像を順に表示する。
【0054】
また、本実施形態では、再撮影時に画像を上書きせずに、写損画像を再撮影が行われても消去することなく、図1に示す記憶装置12で内部保存を行っている。従って、診断に使用した画像以外の写損画像が必要になった時には、呼び出して再出力することが可能である。これを、診断時に医師に知らせる方法として、外部装置に出力する画像情報、例えば撮影条件等を保存するヘッダ情報と一緒に再撮影が行われたことを示す情報を記憶させる。
【0055】
すなわち、本実施形態では、被写体の再撮影が指示された場合、元の撮影画像に無効マークを付加する。そして、ハードディスク12では、無効マークが付加された撮影画像を再撮影画像と関連付けて記憶することを特徴とする。また、本実施形態では、無効マークが付加された撮影画像を無効画像とし、新たに取得された再撮影画像を有効画像とし、当該無効画像及び有効画像をともに消去しないことを特徴とする。
【0056】
例えば、PACS21へ送信する場合はヘッダに情報を記憶させておき、PACS21側のディスプレイ装置で表示する際に当該情報を表示しても良いし、画像上に再撮影があったことをテキストやアイコン等をオーバレイして表示させるようにしてもよい。また、プリンタ20に出力する場合は、予め画像内に診断の妨げにならない程度にテキストやアイコン等を埋め込んで出力することも可能である。そして、本実施形態では、これらの表示を見た医師が、別の画像が存在することを意識できるので、放射線技師に連絡して写損となった画像の様子を尋ねるきっかけになり、技師も写損画像を記憶装置12から容易に再読み出しを行い、再出力することができる。
【0057】
すなわち、本実施形態では、撮影画像及び再撮影画像の付属情報(例えば、ヘッダ情報)として無効画像を示す無効フラグ又は有効画像を示す有効フラグを保持させることを特徴とする。
【0058】
図11は、写損ボタン46の操作による画像管理手順を説明するためのフローチャートである。前述したように、まず、撮影済み画像を選択し(ステップS110)、選択した撮影済み画像の管理情報を取得する(ステップS111)。次に、写損ボタン46が押されたことを判定する(ステップS112)。そして、現在の画像情報が写損状態か否かを判定する(ステップS113)。その結果、現在の画像情報が写損の場合(Yes)は当該画像情報を有効(ON)に変更する(ステップS114)。そして、当該シリーズ内に有効画像が1つになるように、すべての画像を検索して有効フラグをOFFにすることで、写損に変更する(ステップS115)。一方、ステップS113で写損ではない、即ち有効画像であった場合(No)、当該画像の有効フラグをOFFにして写損画像に変更する(ステップS116)。
【0059】
上記実施形態においては、制御プログラムをハードディスクに記憶しRAMへ転送し、CPUで実行する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、任意の記憶媒体を用いて実現してもよい。また、同様の動作をする回路で実現してもよい。
【0060】
上述したように、本実施形態に係るX線画像撮影システムを用いることによって、病院でのワークフローに影響されずに、再撮影された画像を自動的に写損扱いとし、操作者が意識しなくても無駄なフィルム出力を防ぐことができる。また、撮影オーダー内で有効な画像を比較することが容易になり、撮影した画像群の中から診断に適した画像を取捨選択することができる。さらに、撮影オーダー順に画像を並べ替える手間もなく、オーダー装置への返信、あるいは外部装置への画像出力順序を制御できる。
【0061】
さらにまた、出力した画像情報内に再撮影が実施されたことを記憶させることで、診断者に別の画像が存在することを意識させることができる。これにより、例えば、医師に届いた画像が良好でなく診断しにくいような場合、画像に基づいて医師等に写損があったことを意識させ、写損画像も併用することで総合的に判断することが可能となる。また、本実施形態では、操作者が意識しなくても無駄なフィルム出力を防ぐことができる。
【0062】
すなわち、上述したように、本実施形態によれば、有効画像に対し、当該有効画像が再撮影画像であることを示す情報を付加するようにてもよい。また、表示用ディスプレイ装置17に有効画像を表示する際に、有効画像中又は有効画像の表示と共に、有効画像に対応する無効画像の存在の有無を示す付属情報を表示するようにしてもよい。
【0063】
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(記憶媒体)を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0064】
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CDーROM、CDーR、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体から、そのプログラムをインターネット等の通信ラインを介して要求者にそのプログラムを配信する場合にも適用可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、撮影オーダーに対して何度再撮影を行った場合であっても、不要なフィルムを出力することがなく、撮影画像を好適に管理することができる。
【0068】
また、前記再撮影によって撮影された画像を再撮影の元画像と関連させて記憶することで、撮影順序に関わらずに画像順序を好適に表示することができる。
【0069】
さらに、再撮影を実施したことをヘッダ情報に付帯させることで、有効画像に対して写損となった画像の存在を操作者に知らせることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るX線画像撮影システムの細部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る表示用ディスプレイ装置17に表示される撮影オーダー一覧表示例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態における表示用ディスプレイ装置17に表示される撮影準備画面の表示例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態における表示用ディスプレイ装置17に表示される撮影後の表示画面例を示す図である。
【図5】再撮影後、写損となった画像の状態を示す画面表示例である。
【図6】従来の一般的なデジタル画像撮影装置による再撮影前の画像管理例を説明するための図である。
【図7】1枚目の撮影オーダー「胸部正面」について再撮影をした場合の画像管理例を説明するための図である。
【図8】1枚目の撮影オーダー「胸部正面」について4枚目に再撮影をした場合の画像管理例を説明するための図である。
【図9】本発明の一実施形態による再撮影後の画像管理例を説明するための図である。
【図10】再撮影指示による再撮影処理の手順を説明するためのフローチャートである。
【図11】写損ボタン46の操作による画像管理手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 FPD
2 制御信号線
3 画像読取制御部
4 医療用デジタルX線撮影装置
5 同期信号線
6 制御プログラム
7、11 RAM
10 CPU
12 ハードディスク
13 ディスクI/F
15 ネットワークI/F
16 ユーザI/F
17 ディスプレイ装置
18 入力機器
19 ネットワーク
20 プリンタ
21 PACS
22 オーダー装置
23 X線発生装置制御部
24 X線管球
25 曝射スイッチ
26 X線発生装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像装置を用いて撮影されたX線デジタル画像を管理する画像管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から医用診断を目的としたX線撮影には、増感紙とX線写真フィルムを組み合わせたフィルムスクリーンシステムが広く用いられている。X線撮影されたフィルム画像は、通常、シャウカステンと呼ばれるライトボックス(Lighting Box)に掛けて観察する。また、診断部位の観察のし易さを追及して、フィルム画像は、観察しやすい濃度域1.0〜1.5D(Density)程度のコントラストをたてるように設定されている。しかし、撮影条件がずれると露光オーバーになったり、露光アンダーになり易く、診断に悪影響を及ぼす場合がある。
【0003】
また、従来、医師からオーダーされた撮影オーダーは、X線フィルムとして医師のところへ戻され、診断に使用されていた。その一方で、撮影に失敗したフィルムは写損フィルムとして廃棄されており、フィルムの無駄の省力化が望まれていた。また、フィルムとして出力する場合、再撮影によって元の撮影画像と再撮影画像との関連付けが複雑になり、撮影オーダーを適切に管理することができなかった。
【0004】
これに対し、近年、X線の強度に比例した電気信号に変換するFPD(Flat Panel Detector)を採用したX線デジタル撮影装置が使用され始めている。この撮影装置を用いることによって、従来問題であった露光調整の問題は解決することができる。また、撮影直後に撮影画像を確認することができるようになったので、フィルムの現像を待たずに、撮影直後に患者の動き等による被写体のぶれ等の有無について直ちに確認することができるようになり、フィルムの無駄の省力化が可能となった(例えば、特許文献1参照)。これにより、撮影に失敗したかどうかをすぐに判断することができ、失敗した撮影オーダーの再撮影を迅速に行うことができるようになった。これにより、患者及び放射線技師の双方にとって、待ち時間の負担が大幅に軽減されるようになった(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−262961号公報
【特許文献2】
特開平11−195105号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のX線デジタル撮像装置を用いた場合であっても、写損画像の存在によって元の撮影画像と再撮影画像との関連付けが複雑になり、フィルムとして出力する場合と同様に、撮影オーダーを適切に管理することができなかった。
【0007】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、撮影オーダーに対して何度再撮影を行った場合であっても、不要なフィルムを出力することがなく、撮影画像を好適に管理することができる画像管理方法及び装置並びにプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像管理方法は、撮像装置で撮像された被写体の撮影画像を取得する第1の取得工程と、
前記撮像装置に対して前記被写体の画像の再撮影を指示する指示工程と、
前記撮像装置で撮像された前記被写体の再撮影画像を取得する第2の取得工程と、
前記第1の取得工程で取得された前記撮影画像と前記第2の取得工程で取得された前記再撮影画像とを関連付けて記憶装置に記憶する記憶工程と、
前記記憶装置に記憶された前記撮影画像を無効画像とし、前記再撮影画像を有効画像とする状態設定工程と、
前記記憶装置から前記有効画像を出力する出力工程と
を有することを特徴とする。
【0009】
また、上記画像管理方法は、前記記憶工程が、前記指示工程による撮影指示ごとに、該撮影指示に関する情報を上位階層として、前記撮影画像及び前記再撮影画像を互いに同一階層であって前記撮影指示に関する情報の下位階層とする階層構造を用いて、該撮影画像及び該再撮影画像を前記記憶装置に記憶することを特徴とする。
【0010】
さらに、上記画像管理方法は、前記指示工程による撮影指示順に前記撮影画像又は前記再撮影画像を表示する表示工程をさらに有することを特徴とする。
【0011】
さらにまた、上記画像管理方法は、前記表示工程が、前記記憶装置において同一の前記撮影指示の下位に位置する所定の階層内に前記撮影画像及び前記再撮影画像を含む複数の画像が記憶されている場合、前記撮影指示に関する画像の表示の際に、次の撮影指示に関する画像の表示よりも前に、前記複数の画像を順に表示することを特徴とする。
【0012】
さらにまた、上記画像管理方法は、前記状態設定工程が、前記撮影画像及び前記再撮影画像の付属情報として前記無効画像を示す無効フラグ又は前記有効画像を示す有効フラグを保持させることを特徴とする。
【0013】
さらにまた、上記画像管理方法は、前記指示工程によって前記被写体の再撮影が指示された場合、前記撮影画像に無効マークを付加するマーク付加工程をさらに有し、
前記記憶工程が、前記無効マークが付加された前記撮影画像を前記再撮影画像と関連付けて記憶する
ことを特徴とする。
【0014】
さらにまた、上記画像管理方法は、前記状態設定工程が、前記無効マークが付加された前記撮影画像を無効画像とし、前記第2の取得工程によって取得された前記再撮影画像を有効画像とし、該無効画像及び該有効画像をともに消去しないことを特徴とする。
【0015】
さらにまた、上記画像管理方法は、前記有効画像に対し、該有効画像が再撮影画像であることを示す情報を付加する情報付加工程をさらに有することを特徴とする。
【0016】
さらにまた、上記画像管理方法は、前記表示工程によって前記有効画像を表示する際に、該有効画像中又は該有効画像の表示と共に、該有効画像に対応する無効画像の存在の有無を示す付属情報を表示する付属情報表示工程をさらに有することを特徴とする。
【0017】
さらにまた、本発明に係る画像管理装置は、被写体を撮影して撮影画像を取得する撮影手段と、
前記被写体の画像の再撮影を指示する指示手段と、
前記指示手段による指示に基づいて前記被写体を再撮影して再撮影画像を取得する再撮影手段と、
前記撮影画像と前記再撮影画像とを関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記撮影画像を無効画像とし、前記再撮影画像を有効画像とする状態設定手段と、
前記記憶手段から前記有効画像を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする。
【0018】
さらにまた、本発明に係る画像管理プログラムは、コンピュータに、
撮像装置で撮像された被写体の撮影画像を取得させる第1の取得手順と、
前記撮像装置に対して前記被写体の画像の再撮影を指示させる指示手順と、
前記撮像装置で撮像された前記被写体の再撮影画像を取得させる第2の取得手順と、
前記第1の取得手順で取得された前記撮影画像と前記第2の取得手順で取得された前記再撮影画像とを関連付けて記憶装置に記憶させる記憶手順と、
前記記憶装置に記憶された前記撮影画像を無効画像とし、前記再撮影画像を有効画像とする状態設定手順と、
前記記憶装置から前記有効画像を出力させる出力手順と
を実行することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係るX線画像撮影システムの細部構成を示すブロック図である。図1に示すように、X線画像撮影システムは、医療用デジタルX線撮影装置4と、X線発生装置26と、LAN等のネットワーク19を介して接続可能な各種外部装置から構成されている。尚、X線発生装置26は、X線管球24と、X線発生装置制御部23と、曝射スイッチ25とから構成される。
【0021】
医療用デジタルX線撮影装置4は、蛍光体及び大画面光電変換装置を備えたセンサユニットであるFPD(Flat Panel Detector)1とX線発生装置26との曝射の同期を行って画像を蓄積する画像読取制御部3と、CPU10と、制御プログラムを格納するRAM11と、ディスクインタフェース(Disk I/F)13を介して撮影画像を蓄積するハードディスク12と、操作者が操作等するインタフェースとの情報の入出力を行うユーザインタフェース(User I/F)16と、各種外部装置と接続されたネットワーク19(例えば、通信用LAN)に接続可能なネットワークI/F15とから構成される。上述した医療用デジタルX線撮影装置4の各部は、内部バス14を介して図1に示すように互いに接続されている。
【0022】
ここで、CPU10は、医療用デジタルX線撮影装置4において、本発明に係る制御プログラムを実行するホストCPUである。また、RAM11は、本発明に係る制御プログラムが記憶されるRAMであり、制御プログラム6は、ハードディスク12から読み込まれ、RAM11上でCPU10により動作させる。一方、RAM7は、RAM11上に確保した撮影画像を一時格納するためのRAMである。
【0023】
さらに、FPD1と画像読取制御部3とは、電源、画像転送及び制御信号用のデータ線2を介して接続されている。さらにまた、ハードディスク12は、CPU10で動作する本発明のプログラム等を格納する記憶装置であるとともに、撮影に必要となる補正情報や、撮影済み画像を一時的に蓄える役割も兼ねている。
【0024】
ここで、ネットワークI/F15からネットワーク19を介して接続される外部装置としては、プリンタ20、PACS(Picture Archiving/Communicating System)21、オーダー装置22等が挙げられる。すなわち、ネットワークI/F15は、撮影オーダーを外部のオーダー装置22から受信したり、撮影済みの画像を診断に供するために外部機器であるプリンタ20やPACS21に送信するために使用する。
【0025】
また、ユーザI/F16は、表示用ディスプレイ装置17及びキーボード、マウス等の入力機器18等の各種インタフェースを用いて、医療用デジタルX線撮影装置4のユーザとの情報を送受信を行うインタフェースでる。もちろん、表示用ディスプレイ装置17や入力機器18はタッチパネル装置でも代替可能である。
【0026】
まず、医療用デジタルX線撮影装置4のCPU10は、放射線科情報システム(RIS)からのオーダリング情報をLAN19上のオーダー装置22から受信する。本実施形態では、受信したオーダリング情報の一覧をユーザI/F16から表示用ディスプレイ装置17に図2に示すように表示する。すなわち、図2は、本発明の一実施形態に係る表示用ディスプレイ装置17に表示される撮影オーダー一覧表示例を示す図である。例えば、医療用デジタルX線撮影装置4の操作者である放射線技師が、図2における符号30で示される検査をマウス等の入力機器18を用いて選択すると、CPU10が実行する制御プログラム6によって、図3に示すように表示用ディスプレイ装置17に表示される画面が変化し、詳細な撮影オーダー情報が表示される。
【0027】
図3は、本発明の一実施形態における表示用ディスプレイ装置17に表示される撮影準備画面の表示例を示す図である。CPU10は、図2に示すような画面で選択された符号30で示される患者について、患者情報34、例えば患者ID、氏名、生年月日等を画面上に表示する。また、31にオーダー装置22から受信した撮影部位で構成される撮影オーダーを表示する。操作者は、これらの情報を画面表示に基づいて得ることができる。さらに、32は、前述した撮影部位を表すボタンが記憶している撮影条件である。さらにまた、35は、本医療用デジタルX線撮影装置4の状態を表示する表示部である。
【0028】
ここで、オーダリング情報として撮影オーダー31に示すように、1番目に胸部正面、2番目に胸部側面、3番目に腹部正面の撮影が指定されたとする。このとき、CPU10は撮影作業に入ると、31に示すオーダリング情報1番目の撮影部位である「胸部正面」ボタンを選択状態にする。そして、操作者は、撮影する患者をFPD1とX線管球24との間に配置し、撮影姿勢に整位させる。その間に制御プログラム6により、CPU10はFPD1に電圧を加え、FPD1でX線撮影が行なえるように準備する。続いて、FPD1がX線撮影可能な状態になったことを検知すると、制御プログラム6は、図3に示すように表示部35に例えば「READY」と表示する。
【0029】
操作者は画面の「READY」表示によりX線撮影が可能になったことを確認した後、曝射スイッチ25を押し、X線を発生させるトリガをシステムに入力する。この曝射スイッチ25より発生する曝射信号は、同期信号線5を介して画像読取制御部3へ入力される。画像読取制御部3では、FPD1が撮影可能状態となっているか否かを制御信号2の状態で確認した後、曝射許可信号を発生させる。そして、曝射許可信号はX線発生装置制御部23へ戻され、X線発生装置制御部23はX線管球24からX線を発生させる。
【0030】
X線照射後、患者を透過したX線を、蛍光体を介してFPD1でデジタルデータとして取得し、画像読取制御部3へ転送する。次にCPU10は、制御プログラム6を実行し、ユーザI/F16に接続された表示用ディスプレイ装置17の画面を図4のように変化させる。すなわち、図4は、本発明の一実施形態における表示用ディスプレイ装置17に表示される撮影後の表示画面例を示す図である。図4に示されるように、画像読取制御部3から取得した画像データは40に表示され、CPU10は撮影実施情報としてX線発生装置制御部23から線量値4mAsを受信し、ユーザI/F16を介して表示用ディスプレイ装置17上の41に表示するとともに、ハードディスク12に記憶する。
【0031】
一方、42は、濃度調整パラメータ調整部の一例を示す。例えば、40に表示される画像の自動濃度調整に問題がある場合、操作者はパラメータ調整部42を調整することで撮影画像の濃度を変更できる。この調整は、図4に示すような「+」や「−」をクリックするようにしてもよいし、パラメータ値を直接入力するようにしても良い。
【0032】
操作者は、図4に示す画面で撮影済み画像の確認を終えると、例えば、表示部35の「画像を確認したら、次撮影を押してください」という表示に従って、次の撮影を行うために、画面上の「次撮影」ボタン43を押して、図3に示す画面へ戻る。CPU10は、ユーザI/F16を介して操作者に入力機器18等を用いて、オーダーされた次の撮影部位を選択し、撮影オーダーすべてが完了するまで、前述と同様の撮影フローを繰り返し実行させる。撮影オーダーがすべて完了すると次の撮影が存在しないので、操作者はボタン35を押して検査のための撮影を終了することができる。
【0033】
医療用デジタルX線撮影装置4において検査のための撮影が終了すると、制御プログラム6によって、CPU10は、ハードディスク12に記憶した撮影条件や撮影実施情報を、オーダー装置22へ送信する。制御プログラム6は、予め決められた通信プロトコルに従い、オーダリング装置22へ検査の撮影が終了したことを伝える。この際、撮影が行われた撮影条件と、照射線量等の撮影実施情報を伝える。また、制御プログラム6は、前述の撮影条件や撮影実施情報を付帯情報とした撮影済み画像データをDICOMと呼ばれる医療用の標準通信プロトコルに従って、外部装置へまとめて出力し、診断に使用される。
【0034】
以上のようにオーダリング情報に従って画像を撮影する方法を示したが、検査の目的は、医師が指定した撮影部位の画像を取得することである。しかしながら、実際の撮影では前述したように一度で成功しない場合がある。その多くの原因は患者の動きによる画像のぶれであり、診断上使用することができないいわゆる「写損画像」が生じることがある。
【0035】
その場合、操作者は写損画像の再撮影を行うが、放射線科情報システム(RIS)へ戻すオーダーの撮影実施情報は再撮影が行われる前の写損画像は必要ではなく、指定された撮影条件でその部位を写した適正な画像だけが必要になる。
【0036】
そこで、本実施形態では、撮影の際に患者が動いてしまったために、図4に示す撮影画像40がぶれ等により再撮影が必要になった場合について説明する。図10は、再撮影指示による再撮影処理の手順を説明するためのフローチャートである。
【0037】
まず、再撮影が必要と操作者が判断した撮影済み画像を選択し(ステップS100)、選択された画像の管理情報を取得する(ステップS101)。そして、操作者が再撮影ボタン45を押す(ステップS102)。これにより、同一条件で再びFPD1を撮影レディ状態とし、図3に示す画面へ変化してセンサユニットであるFPD1を撮影準備状態(撮影待ち準備状態)に制御する(ステップS103)。
【0038】
再撮影においては、通常は、同一の撮影条件を使うことが一般的であるが、操作者が撮影条件32を変更することも可能である。そして、撮影が行われたかどうかを判断し(ステップS104)、操作者が曝射スイッチを押下してX線を発生させると、ステップS105へ進む。ステップS105では、画像追加処理を実行する。すなわち、ステップS105では、再撮影を実行したシリーズ内の画像情報をすべて順次検索し、有効フラグをOFFに変更する。さらに、新規追加した画像ID、撮影情報等の画像情報を保存し、写損画像からのリンクを作成する。尚、写損マークの入れ替え処理の詳細については後述する。
【0039】
次に、ステップS106に進み、再撮影済みの画像を図4のように表示する。すなわち、操作者が曝射スイッチ25を押して画像の再撮影が行われると、再撮影画像が元の撮影画像の場合と同様にして図4に示すように表示される。これにより、操作者には、再撮影の対象となった画像が、自動的に写損マークを付加されたように見え、撮影済み画像表示ボタン44を押すことによって、図5に示すように写損となった画像を比較確認できる。図5は、再撮影後、写損となった画像の状態を示す画面表示例である。尚、ステップS104で再撮影を実施せずにキャンセルした場合は、上記ステップS106へ進む。
【0040】
ここで、再撮影を実行することにより、既撮影画像を再撮影画像で代替する制御をCPU10が自動的に行う手順について図6〜図8を用いてさらに詳述する。
【0041】
図6は、従来の一般的なデジタル画像撮影装置による再撮影前の画像管理例を説明するための図である。すなわち、図6には、管理情報として、スタディ属性、シリーズ属性及び画像属性が示されている。CPU10が実行する制御プログラム6が画像管理プログラムとして機能し、検査開始すると検査情報を検査ID101010として保存する。例えば、3枚の撮影オーダーの場合、撮影する度にシリーズ情報を生成して、それぞれに撮影画像を1枚ずつ記憶させる。
【0042】
図7は、1枚目の撮影オーダー「胸部正面」について再撮影をした場合の画像管理例を説明するための図である。胸部正面の撮影を実行し、この画像を構成するシリーズID12345を生成し、画像管理情報70を保存する。1枚目の撮影画像を確認して、操作者が再撮影を必要と判断したので、再撮影をX線撮影装置に指示したことにより、1枚目の保存画像70と同一のシリーズを複製し、再撮影とともに再撮影画像を含む画像管理情報71を保存する。この場合、ID12345を持つシリーズ情報に対して無効フラグを記憶させることで、このシリーズ及び画像を写損として扱い、外部装置に出力しないように制御する。
【0043】
また表示の際には、無効画像であることを示す為に写損マークを付加して表示する。図5は、前述したように、再撮影を行ったことにより自動的に写損画像として記憶された画像の表示例である。52は、写損であることを示す写損表示部であり、この画像が外部装置へ出力されない無効画像であるということを操作者に対して示すものである。51の再撮影ボタンは、無効画像の再撮影は許可しないため、選択不可能な状態で表示している。
【0044】
ある病院では、前記のように順次撮影後、撮影が成功しているかを判断し、患者のぶれにより失敗している場合に「再撮影」ボタン45を押すことで、撮影装置に既撮影画像の再撮影を指示している。この場合は、オーダー順に画像が並ぶので、検査終了時に外部装置に対して、オーダー順に画像が出力される。しかしながら、別の病院では、オーダー1、2、3の順にすべての撮影を終了後、図4の44に示すボタンを押して、検査の先頭画像に戻って1枚ずつ撮影画像のぶれを確認したり、濃度調整するというワークフローで撮影を実施している場合もある。
【0045】
図4のボタン44は撮影画像を順次表示させるために使用する。ここで操作者が、画像を比較表示し、一旦写損とした画像の写損マークを外すと、この画像を選択画像として変更し、有効フラグをONにする。そして、当該シリーズの画像を検索し、既収集画像の有効フラグをOFFにする、すなわち写損マークを付加するように制御する。すなわち、ある選択された画像1枚だけがこの撮影オーダーの結果画像となるようにプログラムで制御し、その他の画像は写損画像として記憶する。
【0046】
この場合、操作者が1枚目で再撮影が必要だと判断すると、4枚目として1枚目のオーダーの再撮影を行うことになる。図8は、1枚目の撮影オーダー「胸部正面」について4枚目に再撮影をした場合の画像管理例を説明するための図である。すなわち、撮影画像80を含むシリーズID12345の複製を、シリーズID12348に新規に作成し、再撮影画像81を再撮影とともに生成し、保存する。
【0047】
ところが、再撮影後にオーダー装置22に対して実施情報をこのまま返す場合はオーダー順序が変わってしまい、オーダー装置22で不都合が生じることがある。さらに、1枚目に撮影した画像と、再撮影で取得した4枚目の画像を比較して取捨選択するときに、画像が離れて配置されていると、例えば操作者の思考が途切れてしまい、両者を比較しにくいという問題がある。
【0048】
このような問題に対して、撮影オーダーを示す別のID情報を記憶し、そのID情報に従って撮影毎に並べ替えをして表示に反映するという方法でも解決することは可能ではあるが、それを実行するためのプログラム処理が煩雑になる。そこで、本実施形態では図9に示すように、オーダー順序に相当する数だけシリーズ情報を作成し、再撮影の場合は画像情報を該当するシリーズに画像ID2として追加し、画像情報に有効フラグをONにする。図9は、本発明の一実施形態による再撮影後の画像管理例を説明するための図である。すなわち、画像情報90の有効フラグをOFFにして無効画像とし、画像情報90にリンクした画像情報91を有効とすることで、実施情報をオーダー順としたままオーダー装置22に戻すことができる。この構成の場合、並べ替えをする必要がないという利点がある。
【0049】
さらに、画像情報90の画像の有効フラグをOFFからONに変更する、すなわち、図5の写損ボタン52を押して有効に戻す場合、該当するシリーズの画像情報のリンクを検索するだけで、有効画像を入れ替えることができる。また、画像情報91の有効フラグをOFFに変更して写損にする。本実施形態では、このようなデータ構造を用いることにより、他のシリーズを検索する必要がなく、プログラム処理が容易になる。
【0050】
すなわち、本実施形態では、ハードディスク12には、撮影指示(撮影オーダー)ごとに、撮影指示に関する情報(例えば、各シリーズ)を上位階層として、撮影画像及び再撮影画像を互いに同一階層であって当該撮影指示に関する情報の下位階層とする階層構造を用いて撮影画像及び再撮影画像が記憶されることを特徴とする。
【0051】
以上の構成により、撮影に失敗した場合、オーダーに対応する画像撮影条件を再入力することなく、再撮影を繰り返し、同一オーダーの中から最適な画像を選択する機能が実現できる。また、検査内の画像の中から無効フラグを持つ画像を外部装置に送出しないことで、オーダーされた数だけの有効画像を管理し、外部装置に出力することが可能になる。さらに、オーダーを構成するシリーズ順に画像を図9に示すように関連付けて(隣接して)配置するので、操作者にとって再撮影実行時の有効画像の比較が容易になる。
【0052】
上述したように、本実施形態に係る撮像装置(医療用デジタルX線撮影装置4)における撮影画像の管理は、撮像された被写体の撮影画像を取得し、撮像装置に対して被写体の画像の再撮影を指示し、撮像装置で撮像された被写体の再撮影画像を取得し、取得された撮影画像と再撮影画像とを関連付けてハードディスク12に記憶する。そして、ハードディスク12に記憶された撮影画像を無効画像とし、再撮影画像を有効画像とし、ハードディスク12から有効画像を例えばネットワークを介して外部装置等に出力することを特徴とする。
【0053】
また、上記撮像装置は、撮影指示順に撮影画像又は再撮影画像を表示する表示用ディスプレイ装置17に接続している。そして、当該表示用ディスプレイ装置17では、ハードディスク12において同一の撮影指示の下位に位置する所定の階層内に撮影画像及び再撮影画像を含む複数の画像が記憶されている場合、撮影指示に関する画像の表示の際に、次の撮影指示に関する画像の表示よりも前に、当該複数の画像を順に表示する。
【0054】
また、本実施形態では、再撮影時に画像を上書きせずに、写損画像を再撮影が行われても消去することなく、図1に示す記憶装置12で内部保存を行っている。従って、診断に使用した画像以外の写損画像が必要になった時には、呼び出して再出力することが可能である。これを、診断時に医師に知らせる方法として、外部装置に出力する画像情報、例えば撮影条件等を保存するヘッダ情報と一緒に再撮影が行われたことを示す情報を記憶させる。
【0055】
すなわち、本実施形態では、被写体の再撮影が指示された場合、元の撮影画像に無効マークを付加する。そして、ハードディスク12では、無効マークが付加された撮影画像を再撮影画像と関連付けて記憶することを特徴とする。また、本実施形態では、無効マークが付加された撮影画像を無効画像とし、新たに取得された再撮影画像を有効画像とし、当該無効画像及び有効画像をともに消去しないことを特徴とする。
【0056】
例えば、PACS21へ送信する場合はヘッダに情報を記憶させておき、PACS21側のディスプレイ装置で表示する際に当該情報を表示しても良いし、画像上に再撮影があったことをテキストやアイコン等をオーバレイして表示させるようにしてもよい。また、プリンタ20に出力する場合は、予め画像内に診断の妨げにならない程度にテキストやアイコン等を埋め込んで出力することも可能である。そして、本実施形態では、これらの表示を見た医師が、別の画像が存在することを意識できるので、放射線技師に連絡して写損となった画像の様子を尋ねるきっかけになり、技師も写損画像を記憶装置12から容易に再読み出しを行い、再出力することができる。
【0057】
すなわち、本実施形態では、撮影画像及び再撮影画像の付属情報(例えば、ヘッダ情報)として無効画像を示す無効フラグ又は有効画像を示す有効フラグを保持させることを特徴とする。
【0058】
図11は、写損ボタン46の操作による画像管理手順を説明するためのフローチャートである。前述したように、まず、撮影済み画像を選択し(ステップS110)、選択した撮影済み画像の管理情報を取得する(ステップS111)。次に、写損ボタン46が押されたことを判定する(ステップS112)。そして、現在の画像情報が写損状態か否かを判定する(ステップS113)。その結果、現在の画像情報が写損の場合(Yes)は当該画像情報を有効(ON)に変更する(ステップS114)。そして、当該シリーズ内に有効画像が1つになるように、すべての画像を検索して有効フラグをOFFにすることで、写損に変更する(ステップS115)。一方、ステップS113で写損ではない、即ち有効画像であった場合(No)、当該画像の有効フラグをOFFにして写損画像に変更する(ステップS116)。
【0059】
上記実施形態においては、制御プログラムをハードディスクに記憶しRAMへ転送し、CPUで実行する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、任意の記憶媒体を用いて実現してもよい。また、同様の動作をする回路で実現してもよい。
【0060】
上述したように、本実施形態に係るX線画像撮影システムを用いることによって、病院でのワークフローに影響されずに、再撮影された画像を自動的に写損扱いとし、操作者が意識しなくても無駄なフィルム出力を防ぐことができる。また、撮影オーダー内で有効な画像を比較することが容易になり、撮影した画像群の中から診断に適した画像を取捨選択することができる。さらに、撮影オーダー順に画像を並べ替える手間もなく、オーダー装置への返信、あるいは外部装置への画像出力順序を制御できる。
【0061】
さらにまた、出力した画像情報内に再撮影が実施されたことを記憶させることで、診断者に別の画像が存在することを意識させることができる。これにより、例えば、医師に届いた画像が良好でなく診断しにくいような場合、画像に基づいて医師等に写損があったことを意識させ、写損画像も併用することで総合的に判断することが可能となる。また、本実施形態では、操作者が意識しなくても無駄なフィルム出力を防ぐことができる。
【0062】
すなわち、上述したように、本実施形態によれば、有効画像に対し、当該有効画像が再撮影画像であることを示す情報を付加するようにてもよい。また、表示用ディスプレイ装置17に有効画像を表示する際に、有効画像中又は有効画像の表示と共に、有効画像に対応する無効画像の存在の有無を示す付属情報を表示するようにしてもよい。
【0063】
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(記憶媒体)を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0064】
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CDーROM、CDーR、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体から、そのプログラムをインターネット等の通信ラインを介して要求者にそのプログラムを配信する場合にも適用可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、撮影オーダーに対して何度再撮影を行った場合であっても、不要なフィルムを出力することがなく、撮影画像を好適に管理することができる。
【0068】
また、前記再撮影によって撮影された画像を再撮影の元画像と関連させて記憶することで、撮影順序に関わらずに画像順序を好適に表示することができる。
【0069】
さらに、再撮影を実施したことをヘッダ情報に付帯させることで、有効画像に対して写損となった画像の存在を操作者に知らせることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るX線画像撮影システムの細部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る表示用ディスプレイ装置17に表示される撮影オーダー一覧表示例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態における表示用ディスプレイ装置17に表示される撮影準備画面の表示例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態における表示用ディスプレイ装置17に表示される撮影後の表示画面例を示す図である。
【図5】再撮影後、写損となった画像の状態を示す画面表示例である。
【図6】従来の一般的なデジタル画像撮影装置による再撮影前の画像管理例を説明するための図である。
【図7】1枚目の撮影オーダー「胸部正面」について再撮影をした場合の画像管理例を説明するための図である。
【図8】1枚目の撮影オーダー「胸部正面」について4枚目に再撮影をした場合の画像管理例を説明するための図である。
【図9】本発明の一実施形態による再撮影後の画像管理例を説明するための図である。
【図10】再撮影指示による再撮影処理の手順を説明するためのフローチャートである。
【図11】写損ボタン46の操作による画像管理手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 FPD
2 制御信号線
3 画像読取制御部
4 医療用デジタルX線撮影装置
5 同期信号線
6 制御プログラム
7、11 RAM
10 CPU
12 ハードディスク
13 ディスクI/F
15 ネットワークI/F
16 ユーザI/F
17 ディスプレイ装置
18 入力機器
19 ネットワーク
20 プリンタ
21 PACS
22 オーダー装置
23 X線発生装置制御部
24 X線管球
25 曝射スイッチ
26 X線発生装置
Claims (12)
- 撮像装置で撮像された被写体の撮影画像を取得する第1の取得工程と、
前記撮像装置に対して前記被写体の画像の再撮影を指示する指示工程と、
前記撮像装置で撮像された前記被写体の再撮影画像を取得する第2の取得工程と、
前記第1の取得工程で取得された前記撮影画像と前記第2の取得工程で取得された前記再撮影画像とを関連付けて記憶装置に記憶する記憶工程と、
前記記憶装置に記憶された前記撮影画像を無効画像とし、前記再撮影画像を有効画像とする状態設定工程と、
前記記憶装置から前記有効画像を出力する出力工程と
を有することを特徴とする画像管理方法。 - 前記記憶工程が、前記指示工程による撮影指示ごとに、該撮影指示に関する情報を上位階層として、前記撮影画像及び前記再撮影画像を互いに同一階層であって前記撮影指示に関する情報の下位階層とする階層構造を用いて、該撮影画像及び該再撮影画像を前記記憶装置に記憶することを特徴とする請求項1に記載の画像管理方法。
- 前記指示工程による撮影指示順に前記撮影画像又は前記再撮影画像を表示する表示工程をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像管理方法。
- 前記表示工程は、前記記憶装置において同一の前記撮影指示の下位に位置する所定の階層内に前記撮影画像及び前記再撮影画像を含む複数の画像が記憶されている場合、前記撮影指示に関する画像の表示の際に、次の撮影指示に関する画像の表示よりも前に、前記複数の画像を順に表示することを特徴とする請求項3に記載の画像管理方法。
- 前記状態設定工程が、前記撮影画像及び前記再撮影画像の付属情報として前記無効画像を示す無効フラグ又は前記有効画像を示す有効フラグを保持させることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の画像管理方法。
- 前記指示工程によって前記被写体の再撮影が指示された場合、前記撮影画像に無効マークを付加するマーク付加工程をさらに有し、
前記記憶工程が、前記無効マークが付加された前記撮影画像を前記再撮影画像と関連付けて記憶する
ことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の画像管理方法。 - 前記状態設定工程は、前記無効マークが付加された前記撮影画像を無効画像とし、前記第2の取得工程によって取得された前記再撮影画像を有効画像とし、該無効画像及び該有効画像をともに消去しないことを特徴とする請求項6に記載の画像管理方法。
- 前記有効画像に対し、該有効画像が再撮影画像であることを示す情報を付加する情報付加工程をさらに有することを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の画像管理方法。
- 前記表示工程によって前記有効画像を表示する際に、該有効画像中又は該有効画像の表示と共に、該有効画像に対応する無効画像の存在の有無を示す付属情報を表示する付属情報表示工程をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像管理方法。
- 被写体を撮影して撮影画像を取得する撮影手段と、
前記被写体の画像の再撮影を指示する指示手段と、
前記指示手段による指示に基づいて前記被写体を再撮影して再撮影画像を取得する再撮影手段と、
前記撮影画像と前記再撮影画像とを関連付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記撮影画像を無効画像とし、前記再撮影画像を有効画像とする状態設定手段と、
前記記憶手段から前記有効画像を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする画像管理装置。 - コンピュータに、
撮像装置で撮像された被写体の撮影画像を取得させる第1の取得手順と、
前記撮像装置に対して前記被写体の画像の再撮影を指示させる指示手順と、
前記撮像装置で撮像された前記被写体の再撮影画像を取得させる第2の取得手順と、
前記第1の取得手順で取得された前記撮影画像と前記第2の取得手順で取得された前記再撮影画像とを関連付けて記憶装置に記憶させる記憶手順と、
前記記憶装置に記憶された前記撮影画像を無効画像とし、前記再撮影画像を有効画像とする状態設定手順と、
前記記憶装置から前記有効画像を出力させる出力手順と
を実行することを特徴とするプログラム。 - 請求項11に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |