JP2010022653A - 画像表示制御装置、画像表示制御方法及びプログラム - Google Patents

画像表示制御装置、画像表示制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2010022653A
JP2010022653A JP2008188797A JP2008188797A JP2010022653A JP 2010022653 A JP2010022653 A JP 2010022653A JP 2008188797 A JP2008188797 A JP 2008188797A JP 2008188797 A JP2008188797 A JP 2008188797A JP 2010022653 A JP2010022653 A JP 2010022653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
reference image
display control
tab
selection unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008188797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5388496B2 (ja
Inventor
Toru Takazawa
徹 高澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008188797A priority Critical patent/JP5388496B2/ja
Publication of JP2010022653A publication Critical patent/JP2010022653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5388496B2 publication Critical patent/JP5388496B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】複数の被写体の撮影を行う場合に、撮影を行うべき被写体と当該被写体の撮影に係る参照画像とを対応付けて、操作性を向上させた画面表示を行えるようにする。
【解決手段】被写体ごとに、当該被写体の撮影画像を含む検査情報および当該検査情報を選択するための選択部31a〜31cを表示画面に表示する。その後、参照画像読み出しボタン36が押下された場合に、選択部が選択された被写体(鈴木花子)の撮影に係る参照画像を読み出して、表示画面に、読み出した参照画像を含む参照画像情報39−2および当該参照画像情報を選択するための参照画像選択部31dを表示する。その際、参照画像選択部31dを、選択された選択部31bに隣接して表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮影装置を用いて撮影された複数の被写体における撮影画像の表示制御を行う画像表示制御装置及び画像表示制御方法、当該画像表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、並びに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
医療診断を目的としたX線画像撮影システムとしては、X線検出部に増感紙とフィルムを組み合わせたX線写真方式に代わって、X線画像をディジタル的に検出・生成する手法が最近普及してきている。代表的な方式の1つに、X線検出部にフラットパネルセンサを使ったX線画像取得方法がある。この場合、X線検出部には、X線に対して感度を持ち、検出したX線の強度に応じた電気信号に変換して出力する固体撮像素子が利用される。或いは、X線のエネルギーに応じた強度の蛍光(可視光)を発する蛍光体と、可視光に感度を持ち、その強度に応じた電気信号に変換する光電変換素子とを組み合わせたユニットが利用される。そして、これらの固体撮像素子やユニットからのアナログ信号をA/D変換によってディジタル化してX線画像を取得する方法である。
このようなディジタルX線画像撮影システムは、X線の透過線量に応じた電気量を検出してディジタル量に変換する検出デバイスを含む撮影装置と、この撮影装置とX線発生装置を制御するための制御装置とを有して構成される。操作者である技師は、被写体である患者を整位した後で、X線発生装置の管電流、管電圧、X線照射時間、絞りの大きさなどの撮影条件を設定して、患者に対してX線の曝射を行う。これにより、撮影装置においてX線画像が生成される。さらに、制御装置において、取り込んだX線画像に、各種の補正処理や画像処理が施され、医師が診断するためのディジタルX線画像が生成される。そして、生成されたディジタルX線画像は、必要に応じて、プリンターからフィルムに出力されたり、ストレージに送られた後にモニターに表示されたりして、診断が行われる。
ここで、医師が診断するための適切な診断画像を得るためには、適切な撮影条件を設定して、かつ適切な画像処理を行うことが必要となってくる。そのため、従来、その患者の過去画像と撮影パラメータを呼び出して、呼び出した撮影パラメータで撮影を行うことが行われている(例えば、下記の特許文献1参照)。
また、部位ごとのお手本となる参考画像データベースから、撮影を行う部位の参考画像を読み出して、撮影パラメータや画像処理パラメータを参考にしたり、画像を比較したりする要望がある。このように、撮影中に、過去画像や参考画像などの参照画像を呼び出すことがよく行われる。
さらに、最近では、ER(救急救命室)、ICU(集中治療室)において、その緊急性のために、撮影対象の患者を保留にした状態で別の患者の撮影を行う、複数の患者の同時撮影が行われている。従来、ある患者の検査(撮影)を保留状態にして他の患者に対して検査を行うようにした撮影システムがある(例えば、下記の特許文献2参照)。この撮影システムでは、画面上の保留ボタンを押下することで、その患者の検査が保留状態となり、予約受付リスト画面に保留ステータスで表示される。
特開2005−110844号公報 特開2003−245270号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ある患者の検査(撮影)を保留状態にして他の患者に対して検査を行うようにする複数の患者の同時撮影を行えるものではなかった。また、特許文献2の技術では、複数の患者の同時撮影を行う技術が示されているが、過去の画像を参照する方法については示されていない。
このように、従来の技術においては、複数の患者の同時撮影を行う際に、撮影を行うべき患者(被写体)と当該患者の撮影に係る参照画像とを対応付けて、操作性よく表示を行うことが課題となっていた。
また、特許文献2では、再度、検査を開始する場合は、予約受付リスト画面から患者を選択しなければならず、煩わしい。このため、例えば、図14に示す表示画面1400のように、患者ごとにタブ1401〜1403をつけて、そのタブを切り替えることで検査(撮影)する患者を切り替えるアプリケーションが考えられる。また、図14に示す表示画面では、患者名が鈴木花子であるタブ1402が選択されている様子を示している。
ここでタブというのは、表示画面1400における表示部の1つであり、帳簿やカードのへりに付ける見出し用のつまみを模して、切り替え可能なシートの種類を一覧表示したもののことである。この場合、新しい患者の検査を開始するたびに、例えば、一番右に新たなタブが追加されていく。また、過去の患者の画像を読み出してタブに追加すると、例えば、図15に示す表示画面1500のように、一番右にタブ1501に追加される。図15に示す例は、図14に示すように鈴木花子の検査中に、過去検査リストから鈴木花子の過去画像を選択して読み出したものである。過去画像の参照が終って再度、鈴木花子の検査を行うためには、例えば、左から2番目の鈴木花子のタブ1402を押下して撮影を行う。
しかしながらこの場合、鈴木花子のタブ1402以外の山田太郎のタブ1401及び田中次郎のタブ1403も押下できるため、間違えて選択してしまい、改めて正しい患者のタブを選択し直す手間が発生するという課題もあった。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、複数の被写体の撮影を行う場合に、撮影を行うべき被写体と当該被写体の撮影に係る参照画像とを対応付けて、操作性を向上させた画面表示を行えるようにすることを目的とする。さらに、操作者に、操作の間違いを生じさせないようにすることを他の目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、撮影装置を用いて撮影された複数の被写体における撮影画像の表示制御を行う画像表示制御装置であって、前記撮影装置から撮影画像を取り込む処理を行う取り込み処理手段と、前記被写体ごとに、前記取り込み処理手段によって取り込んだ当該被写体の撮影画像を含む検査情報および当該検査情報を選択するためのものであって当該被写体の識別情報が付された選択部を表示する制御を行う表示制御手段と、画像保持手段に保持されている過去画像の中から、前記選択部が選択された被写体の撮影に係る過去画像を参照画像として読み出す読み出し手段とを有し、前記表示制御手段は、前記読み出し手段によって読み出される参照画像を含む参照画像情報および当該参照画像情報を選択するためのものであって前記選択部が選択された被写体の識別情報が付された参照画像選択部を、選択された前記選択部に隣接して表示することを特徴とする画像表示制御装置等を提供する。
また、本発明は、上述した課題を解決するために、撮影装置を用いて撮影された複数の被写体における撮影画像の表示制御を行う画像表示制御装置であって、前記撮影装置から撮影画像を取り込む処理を行う取り込み処理手段と、前記被写体ごとに、前記取り込み処理手段によって取り込んだ当該被写体の撮影画像を含む検査情報および当該検査情報を選択するためのものであって当該被写体の識別情報が付された選択部を表示する制御を行う表示制御手段と、画像保持手段に保持されている過去画像の中から、前記選択部が選択された被写体の撮影に係る過去画像を参照画像として読み出す読み出し手段とを有し、前記表示制御手段は、前記読み出し手段によって読み出される参照画像を含む参照画像情報および当該参照画像情報を選択するためのものであって前記選択部が選択された被写体の識別情報が付された参照画像選択部を表示する制御を行い、前記選択された選択部とは異なる選択部の選択を不能とすることを特徴とする画像表示制御装置等を提供する。
さらに、本発明は、上述した課題を解決するために、撮影装置を用いて撮影された複数の被写体における撮影画像の表示制御を行う画像表示制御装置であって、前記撮影装置から撮影画像を取り込む処理を行う取り込み処理手段と、前記被写体ごとに、前記取り込み処理手段によって取り込んだ当該被写体の撮影画像を含む検査情報および当該検査情報を選択するためのものであって当該被写体の識別情報が付された選択部を表示する制御を行う表示制御手段と、画像保持手段に保持されている過去画像の中から、前記選択部が選択された被写体の撮影に係る過去画像を参照画像として読み出す読み出し手段とを有し、前記表示制御手段は、前記読み出し手段で読み出した参照画像を含む参照画像情報および当該参照画像情報を選択するためのものであって前記選択部が選択された被写体の識別情報が付された参照画像選択部を、選択された前記選択部に隣接して表示するとともに、前記選択された選択部とは異なる選択部の選択を不能とすることを特徴とする画像表示制御装置等を提供する。
本発明によれば、複数の被写体の撮影を行う場合に、撮影を行うべき被写体と当該被写体の撮影に係る参照画像とを対応付けて、操作性を向上させた画面表示を行うことができる。さらに、本発明によれば、操作者に、操作の間違いを生じさせないようにすることが可能となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るX線画像撮影システム1000の概略構成の一例を示す模式図である。
図1に示すX線画像撮影システム1000は、X線発生装置100と、撮影装置200と、X線画像表示制御装置300と、ネットワーク400を有して構成されている。
X線発生装置100は、X線管球101と、X線制御部102と、操作部103を有して構成されている。
X線管球101は、X線101aを発生するものであり、当該X線管球101と撮影装置200との間に、被写体である患者2000が存在する場合には、患者2000にX線101aを照射(曝射)する。X線制御部102は、X線管球101から発生させるX線101aを制御するものである。具体的に、X線制御部102は、操作部103或いはX線画像表示制御装置300から送られてきた、管電流や管電圧、照射時間等のX線撮影条件に応じて、X線管球101に高電圧をかけてX線101aを発生させる。操作部103は、X線制御部102に対してX線撮影条件などを操作入力するための操作卓である。
撮影装置200には、X線管球101から照射(曝射)され、患者2000を透過したX線(101a)を検出して、被写体である患者2000に係るX線画像を得るためのX線検出器201が設けられている。このX線検出器201は、入射したX線を光に変換するシンチレーターと、当該シンチレーターにより変換された光の強さに応じた電気信号(画像信号)を発生する固体撮像素子を備えて構成されている。この固体撮像素子で発生した電気信号(画像信号)により、X線画像が得られる。さらに、撮影装置200には、不図示であるが、グリッドと、X線検出器201で得られたX線画像をディジタル信号として出力するためのA/D変換器が設けられている。
撮影装置200に入射したX線は、まず、被写体である患者2000で発生した散乱X線がグリッドで除去され、グリッドを透過したX線がシンチレーターで光に変換される。そして、固体撮像素子において、シンチレーターにより変換された光の強さに応じた電気信号(画像信号)が発生する。さらに、A/D変換器で処理を行うことによって、ディジタル信号からなるX線画像(撮影画像)が得られる。
X線画像表示制御装置300は、撮影装置200を用いて撮影された複数の被写体(患者)における撮影画像の表示制御を行うものであり、大きく分けると、画像処理系と、検査管理系(表示制御処理系)の2つの処理系がある。
画像処理系は、画像取り込み処理部301、画像と患者・画像情報結合部302、画像処理部303、及び、画像転送部304を有して構成されている。
画像取り込み処理部301は、撮影装置200からディジタルX線画像(撮像画像)を取り込んで、ゲイン補正やシェーディング補正などの各種補正処理を行って、診断画像の基になる原画像を生成する。画像と患者・画像情報結合部302は、画像取り込み処理部301で生成された原画像と、その原画像における患者2000及び画像情報との関連付けを行う。画像処理部303は、原画像に対して諧調処理や鮮鋭化処理、ダイナミックレンジ圧縮処理などの各種画像処理を施して診断画像を生成する。画像転送部304は、画像処理部303で生成された診断画像を、ネットワーク400を介して外部装置に転送したり、或いは、過去画像保持部311に転送したりする。
検査管理系は、タブ・患者対応テーブル保持部305、タブ表示管理部306、検査情報管理部307、患者切替部308、保留データ保持部309、参照画像読み出し部310、過去画像保持部311、及び、操作表示部312を有して構成されている。
検査情報管理部307は、患者の氏名、患者ID、患者の生年月日、患者の性別などの患者情報や、撮影部位、撮影条件、画像処理パラメータなどの画像情報等からなる検査情報を管理するものである。検査情報管理部307は、患者2000の検査開始時(撮影開始時)に、患者情報をまとめた患者情報オブジェクトを生成し、また、撮影部位が確定した時に、画像情報をまとめた画像情報オブジェクトを生成し、画像と患者・画像情報結合部302へ各情報を渡す。また、検査情報管理部307は、撮影後、X線制御部102からX線撮影条件が送られたり、画像確認において、画像処理パラメータが変更されたりした場合などに、これらの情報を画像情報オブジェクトに反映させる。また、検査情報管理部307は、検査(撮影)が終了して診断画像の転送の完了時、操作者が参照画像を閉じた時は、該当する患者2000の患者情報オブジェクトと画像情報オブジェクトを削除する。
患者切替部308は、現在の検査対象の患者を一旦保留にして、別の患者の検査を開始する際に患者2000の切替処理を行うものである。また、保留データ保持部309は、保留にしている患者の診断画像とその患者情報・画像情報を保存しておく保存領域である。患者切替部308は、保留状態の患者に切り替える時に、検査対象の患者の画像とその患者情報・画像情報を保留データ保持部309に保持するともに、検査を再開する患者の画像とその患者情報・画像情報を保留データ保持部309から読み出す。そして、患者切替部308は、読み出した情報等を検査情報管理部307へ渡す。患者切替部308は、新規の患者の検査(撮影)を始める場合には、検査対象の患者の画像とその患者情報・画像情報を保留データ保持部309に保持するともに、検査情報管理部307へ新規の患者情報オブジェクトの生成を依頼する。
タブ表示管理部306は、検査情報管理部307や参照画像読み出し部310による、患者情報オブジェクトの新規生成、削除、患者の切り替わり、或いは参照画像の読み出しに応じて、タブ・患者対応テーブル保持部305のタブ・患者対応テーブルを変更する。
さらに、タブ表示管理部306は、検査情報管理部307や参照画像読み出し部310による、患者情報オブジェクトの新規生成、削除、患者の切り替わり、或いは参照画像の呼び出しに応じて、操作表示部312の表示を変更する。タブ・患者対応テーブル保持部305に保持されているタブ・患者対応テーブルは、タブと患者との対応をとるためのテーブルであり、タブ表示管理部306により更新される。
参照画像読み出し部310は、過去画像保持部311から、例えば操作表示部312に表示するための過去画像を参照画像として読み出すものであり、読み出した参照画像をタブ表示管理部306に送る。過去画像保持部311は、画像取り込み処理部301で取り込んだ撮影画像であって過去に撮影された過去画像等を保持するものである。
操作表示部312は、X線発生装置100及び撮影装置200の操作や、撮影したX線画像に対する画像処理の指示、撮影画像、参照画像、メッセージや各装置の状態を示す情報等の表示を行うためのモニターで構成されている。例えば、操作表示部312は、液晶パネル、タッチセンサ及びマウスを有して構成されている。この操作表示部312には、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)画面が表示される。
なお、図1に示す例では、過去画像保持部311及び操作表示部312を、X線画像表示制御装置300の内部に構成する形態について示しているが、例えば、X線画像表示制御装置300の外部に構成する形態であってもよい。
図2は、図1に示すタブ表示管理部306の内部構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、タブ表示管理部306は、タブ生成部3061、タブ切替部3062、タブ削除部3063、タブ・患者対応テーブル更新部3064、及び、タブ表示制御部3065を有して構成されている。
タブ生成部3061は、新規タブの追加処理を行って新規タブの生成を行うものである。具体的に、タブ生成部3061は、図1に示す検査情報管理部307、参照画像読み出し部310から患者2000のタブの生成依頼があったときに、タブ・患者対応テーブル更新部3064及びタブ表示制御部3065に対してタブの追加の依頼を出す。
タブ切替部3062は、タブを切り替えたときに、タブ・患者対応テーブル更新部3064及びタブ表示制御部3065に対してタブの変更の依頼を出す。タブ削除部3063は、タブの削除を行うときに、タブ・患者対応テーブル更新部3064及びタブ表示制御部3065に対してタブの削除の依頼を出す。
タブ・患者対応テーブル更新部3064は、タブ生成部3061、タブ切替部3062、タブ削除部3063からの依頼に応じて、タブ・患者対応テーブル保持部305に保持されているタブ・患者対応テーブルを更新する。タブ表示制御部3065は、タブ・患者対応テーブル保持部305に保持されているタブ・患者対応テーブルに基づいて、操作表示部312に表示されている表示画面を変更する表示制御を行う。
図3は、図1及び図2に示す操作表示部312に表示された表示画面の一例を示す模式図である。図3には、検査対象の患者2000が鈴木花子である場合に表示される検査情報を表示する画面の一例が示されている。
表示画面には、メッセージ・状態表示部30、患者タブ31、撮影オーダー32、画像表示領域33、患者情報表示領域34、新規患者作成ボタン35、参照画像読み出しボタン36、各種の画像処理変更ボタン37、撮影終了ボタン38で構成されている。また、画像表示領域33の左側には、撮影部位および撮影条件などの撮影に関する情報を表示する表示領域が設けられている。
メッセージ・状態表示部30は、操作者に対するメーセージや、X線画像撮影システム1000の状態に係る情報が表示されるようになっている。患者タブ31は、検査対象(撮影対象)の患者を切り替えて別の患者の検査(撮影)を行うときに切り替えられた別の患者の検査情報を表示するために使用される。図3に示す表示画面では、患者タブ31として、撮影を行う対象である患者の識別情報として患者名が付された患者タブ(選択部)31a〜31cが設けられている。
撮影オーダー32は、部位(胸部正面、腹部正面、腹部側面等)に関する情報が撮影順に表示されている。なお、操作者が撮影する部位を指定することも可能となっている。また、撮影オーダー32には、撮影された画像(診断画像)が表示されるようになっている。画像表示領域33には、その撮影画像等が表示される。患者情報表示領域34には、患者情報(図3に示す例では、鈴木花子に係る患者情報として、患者名,患者ID,生年月日,撮影日)が表示される。
新規患者作成ボタン35は、新しい患者の検査(撮影)を始めるときに使用される。参照画像読み出しボタン36は、参照画像を読み出すときに使用される。また、各種の画像処理変更ボタン37は、諧調変換や強調度合い、ダイナミックレンジ圧縮など各種の画像処理を変更するときに使用される。撮影終了ボタン38は、検査対象(撮影対象)の患者の撮影を終了するときに使用される。
図3に示す表示画面では、患者名が鈴木花子である患者タブ31bが選択された状態を示しており、当該患者の検査情報39−1が表示されている。
図4は、図1及び図2に示す操作表示部312に表示された表示画面の一例を示し、X線の照射(曝射)を行って得られた患者2000の撮影画像を画像表示領域33に表示した際の模式図である。図4に示す例では、図3に示す状態から、患者2000である鈴木花子の胸部正面の撮影画像が、撮影オーダー32aの表示領域および画像表示領域33に表示されている。
このように、表示画面には、撮影対象の患者ごとに、当該患者の撮影画像を含む検査情報39−1、及び、当該検査情報を選択するためのものであって当該患者の識別情報が付された患者タブ(31a〜31c)が表示される。この検査情報39−1は、対応する患者の撮影(検査)を遂行するために用いられるものである。
図5は、図1及び図2に示す操作表示部312に表示された表示画面の一例を示し、参照画像読み出しボタン36の選択により参照画像を読み出して患者タブ31に参照画像タブを追加表示した際の模式図である。ここで、図3と同じ符号は、同じ内容を示している。図5に示す例では、撮影対象の患者2000である鈴木花子に係る参照画像を含む参照画像情報39−2が、参照画像タブ(参照画像選択部)31dに関連付けられて表示されている。この際、参照画像タブ31dは、参照画像情報39−2を選択するためのものであって、図3に示す選択された患者タブ31bに示される患者(鈴木花子)の識別情報が付されたものである。
図6は、本発明の第1の実施形態で使用する患者情報の患者IDと患者名との対応関係を示す模式図である。
図6に示す例では、患者IDが00001に患者名の山田太郎が対応し、患者IDが00100に患者名の鈴木花子が対応し、患者IDが00002に患者名の田中次郎が対応するようになっている。
図7は、図1及び図2に示すタブ・患者対応テーブル保持部305に保持されるタブ・患者対応テーブルの一例を示す模式図である。
図7に示すタブ・患者対応テーブルにおいて、タブIDは、図3等に示す患者タブ31における各タブの左から順に昇順の番号が振られている。患者IDは、患者2000を識別する患者IDを意味しており、図5に示す患者IDに対応するものである。カレントタブフラグは、患者タブ31における各タブのうちの選択されているタブに関してフラグ(1)をたてるものである。カレント検査フラグは、検査対象(撮影対象)の患者のタブに関してフラグ(1)をたてるものである。参照画像フラグは、読み出された参照画像がタブに関連付けて表示されているときに、該当するタブ(該当する患者)に関してフラグ(1)をたてるものである。図7では、図4に示す患者タブ31の左から2番目の鈴木花子の患者タブ31bが選択されているので、タブID002のカレントタブフラグとカレント検査フラグにそれぞれ1がたっている。
図8は、図1及び図2に示すタブ・患者対応テーブル保持部305に保持されるタブ・患者対応テーブルにおいて、参照画像を表示した際の一例を示す模式図である。この図8に示すタブ・患者対応テーブルは、例えば、図5に示す表示画面の状態に対応する。
図5に示す表示画面では、鈴木花子の参照画像情報39−2が表示されているので、図8のタブIDが002と003のカレント検査フラグに1がたっている。さらに、鈴木花子の参照画像タブ(31d)を示すタブID003では、カレントタブフラグと参照画像フラグに1がたっている。
操作者である放射線技師や医師は、操作表示部312上から、患者情報を入力し、また、撮影方法を決定する。患者情報は、図3に示す新規患者作成ボタン35を押すことにより呼び出される患者入力画面から入力する。あるいは、最近では、入力業務の効率化や誤入力防止という観点から、不図示の磁気カードやバーコードを用いて入力したり、ネットワーク400を介して病院内情報システム(HIS)や放射線情報システム(RIS)から入力したりすることもできる。
入力された新規患者に対応する患者タブが新たに追加されるとともに、その患者情報が患者情報表示領域34に表示される。また、患者切り替えタブ31では、検査対象の患者を切り替えることができる。例えば、図3に示す例では、山田太郎と鈴木花子と田中次郎に関する検査(撮影)が終了しておらず、かつ、鈴木花子の患者タブ31bが選択状態になっているので、検査対象は鈴木花子であり、保留中が山田太郎と田中次郎ということになる。また、患者情報が入力されると、図1の検査情報管理部307は、患者氏名、患者ID、性別、生年月日などの患者情報をまとめた患者情報オブジェクトを生成する。
また、撮影方法の決定については、撮影部位と撮影方向の指定が必要である。ここでは、撮影部位と撮影方向が1つのボタンで設定できるものとしている。この際、撮影方法を設定するために、不図示の撮影方法設定ウインドウを呼び出して、所望の撮影方法を選択する。例えば、胸部PAの撮影をする場合、撮影方法設定ウインドウ(不図示)の「胸部PA」と示された撮影方法選択ボタンを押下する。ここで、胸部が撮影部位を示し、PAが撮影方向を示している。撮影方法が選択されると、検査情報管理部307は、プリセットされている撮影条件と画像処理パラメータなどの諸々のパラメータが設定されるとともに、それらの情報をまとめた画像情報オブジェクトを生成して、患者情報オブジェクトと関連付ける。
また、ネットワーク400を介して、撮影するオーダーが入力される場合もある。図3に示す鈴木花子の例では、「胸部側面」、「胸部正面」、「腹部正面」、「腹部側面」という順でオーダーが入力された場合を示しており、1番目の胸部側面の撮影が完了し、胸部正面の撮影を始める状態となっている。ここで、撮影する撮影画像と過去画像との比較読影をしやすくするため、撮影条件や画像処理パラメータを過去の撮影時となるべく同じにして撮影を行うことがよく行われている。また、初めての撮影で過去に撮影した過去画像データがない場合は、その部位のお手本となる参考画像データで用いられた撮影条件や画像処理パラメータと同様の条件での撮影を行う。
そして、操作者は、撮影条件や画像処理パラメータを調べるために参照画像読み出しボタン36を選択する。この際、参照画像読み出し部310は、同じ患者の同じ部位の過去画像や同じ部位のお手本となる参考画像(即ち、当該患者の撮影に係る過去画像)を、過去画像保持部311から参照画像として読み出す。更に、最近では、ネットワーク400を介して他のモダリティーで検査した画像を容易に取得できるので、これらの画像を参照画像として読み出してもよい。
図9は、本発明の第1の実施形態に係るX線画像表示制御装置300によるX線画像表示制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、図9のフローチャートの処理を行う前段階として、例えば、図4に示す表示画面表示までの処理が行われているものとする。即ち、検査対象の複数の患者情報が操作表示部312あるいはネットワークを介して入力される。そして、図2のタブ表示制御部3065は、患者ごとに、当該患者の撮影画像を含む検査情報(39−1)及び当該検査情報を選択するための患者タブを、操作表示部312に表示する制御を行う(第1の表示制御ステップ)。
この状態で図9に示すフローチャートの処理が開始される。
まず、ステップS101において、操作者により図4に示す参照画像読み出しボタン36が押されると、図1の参照画像読み出し部310は、これを検知する。
ステップS102において、図1の参照画像読み出し部310は、複数の患者のうち、今回の検査対象の患者ID、撮影部位及び撮影方向を検索キーとして、過去画像のデータベースである過去画像保持部311から、参照画像を読み出す画像読み出し処理を行う。即ち、図1の参照画像読み出し部310は、患者タブが選択されている患者(図4に示す例では、鈴木花子)の撮影に係る過去画像を、過去画像保持部311から参照画像として読み出す。
続いて、ステップS103において、図1のタブ表示管理部306は、カレント検査(現在の検査)の対象の患者に対応する参照画像タブが既に表示されているか否かを判断する。
ステップS103の判断の結果、今回の検査対象の患者に対応する参照画像タブが表示されていない(存在しない)場合には、ステップS104に進む。ステップS104に進むと、図1のタブ表示管理部306(図2のタブ生成部3061)は、参照画像読み出し部310からの参照画像表示用の新規タブの生成依頼に基づき、新規に参照画像タブを作成する。
続いて、ステップS105において、タブ表示管理部306は、タブ・患者対応テーブル保持部305のタブ・患者対応テーブルにおいて、今回の検査対象の患者タブの右隣に、ステップS104で作成した参照画像表示用の新規タブが表示されるように変更する。
このステップS105の処理について、以下に説明する。
まず、ステップS104の処理が終了すると、図2のタブ生成部3061は、タブ・患者対応テーブル更新部3064に対して、参照画像表示用の新規タブの追加依頼を出す。図2のタブ・患者対応テーブル更新部3064では、図7に示すタブ・患者対応テーブルに新規のタブID004を追加するとともに、カレントタブフラグが立っているタブID002の次のタブID003に、参照画像表示用のタブを挿入する。この際、参照画像表示用のタブを挿入する前のタブID003以下のタブは、順次、1つずつタブIDの番号が繰り上がる。また、タブID003に挿入された鈴木花子の参照画像タブが選択された状態になるので、タブID003のカレントタブフラグがたち、タブID002のカレントタブフラグがおりる。その結果、タブ・患者対応テーブル保持部305に保持されているタブ・患者対応テーブルの内容は、図7に示すものから図8に示すものとなる。
続いて、ステップS106において、図2のタブ表示制御部3065は、図8に示すタブ・患者対応テーブルに基づいて、操作表示部312に表示される表示画面の患者タブ31の表示を変更する。具体的に、タブ表示制御部3065は、図4に示す表示画面から、図5に示す表示画面のように患者タブ31の表示を変更する。即ち、タブ表示制御部3065は、操作表示部312の表示画面に、参照画像タブ31dを追加表示するとともに、当該参照画像タブ31dに示される患者の参照画像を含む参照画像情報39−2を表示する制御を行う(第2の表示制御ステップ)。この際、本実施形態では、タブ表示制御部3065は、参照画像タブ31dを、図4の状態において選択された患者タブ31bに隣接して表示する。
また、図5に示す例では、参照画像タブ31dには、患者の識別情報である患者名と、参照画像であることを示す参照画像という文字が表示されている。この際、参照画像タブ31dには、患者名の代わりに他の患者識別情報を用いて表示してもよいし、また、参照画像という文字の代わりに他の参照画像を示す情報を用いて表示してもよい。
一方、ステップS103の判断の結果、カレント検査に関する該当する参照画像タブが既に表示されている(存在する)場合には、ステップS107に進む。ステップS107に進むと、図1のタブ表示管理部306は、タブ・患者対応テーブルにおいて該当する参照画像タブにカレントタブフラグをたてて、選択状態とする。そして、この参照画像タブに対応する参照画像を表示する。
そして、ステップS106或いはS107の処理が終了すると、図9に示すフローチャートの処理が終了する。
なお、ステップS102において、患者ID、撮影部位、撮影方向を検索キーとして過去画像保持部311から参照画像を読み出した結果、複数の検査が該当した場合、そのうちの1つを選択する検査選択処理を行う。その際、最新の検査に対応する画像を参照画像として選択するようにする。なお、図1の参照画像読み出し部310は、検査選択手段で選択された最新の検査の画像を参照画像として読み出してもよいし、また、リストを表示して操作者に選択させ、当該選択されたものを参照画像として読み出すようにしてもよい。また、ステップS102において、患者IDのみを検索キーとして、他のモダリティーの画像を参照画像として読み出して、その後、表示するようにしても有効である。
図5に示す表示画面では、検査対象の患者のタブとその患者に係る参照画像タブとが隣接して表示されるため、一度、参照画像を読み出してしまえば、操作性よく患者のタブとその患者に係る参照画像タブとの切り替えがいつでも容易にできる。
この際、図5に示す患者タブ31で患者の切り替えがなされると、図2のタブ切替部3062は、タブ・患者対応テーブル更新部3064にタブ切替依頼を出す。そして、図2のタブ・患者対応テーブル更新部3064は、タブ・患者対応テーブル保持部305のタブ・患者対応テーブルにおいて、図8のタブID003でたてられていたカレントタブフラグをタブID002に移して、当該タブ・患者対応テーブルを更新する。
次いで、図2のタブ表示制御部3065は、タブ・患者対応テーブル更新部3064で更新されたタブ・患者対応テーブルに基づいて、操作表示部312に表示されている表示画面を変更する表示制御を行う。
操作者である放射線技師や医師は、参照画像タブ31dを選択することで参照画像情報39−2である参照画像及びその撮影条件と画像処理パラメータ等を確認することができる。これによって今回の検査における撮影条件、画像処理パラメータの設定を容易に行うことができる。
操作者は、患者2000を図1に示すように立たせる。そして、不図示の昇降部上下ペダルを踏んで、患者2000を載置する昇降部を上下させることにより、患者2000が撮影装置200に対して適切な位置になるようにポジショニングを行う。例えば、「胸部PA」の撮影では、撮影装置200の上端と患者2000の肩とが同じ位置になるように調整するのが一般的である。また、X線管球101を前後に移動させることによって、患者2000とX線管球101との距離を変更したり、患者2000の対象部位以外にX線101aが照射されないように照射野絞りを調整したりする。
以上のように撮影準備が整うと、図1の画像読み取り処理部301は、X線検出器201の固体撮像素子に対して駆動制御信号を用いて電圧を加える処理を行う。これにより、X線検出器201の固体撮像素子において、患者2000を透過したX線入力がいつ行われてもよい状態となる。また、設定された各種のパラメータ(撮影、画像処理、補正処理、ジェネレータ設定などのパラメータ)や変更されたパラメータは、X線画像表示制御装置300から、その内部の各構成部や撮影装置200、X線制御部102へ転送される。このようにして、X線画像撮影システム1000では、指定されたパラメータでの撮影可能な状態となる。
次に、操作者は、操作表示部312の近傍に据え付けられている、曝射ボタンを操作する。この曝射ボタンは、例えば操作部103に設けられている。この曝射ボタンは、X線管球101でX線101aを発生させるトリガとなるものであり、操作者が曝射ボタンを押下することで曝射信号が発生する。
この際、曝射ボタンの押下により発生した曝射信号は、画像読み取り処理部301に一旦供給される。これを受けた画像読み取り処理部301は、X線検出器201の固体撮像素子がX線管球101からのX線101aを受けて画像化できる状態となっているか否かを、固体撮像素子から発生する駆動通知信号の状態で確認する。そして、固体撮像素子がX線管球101からのX線101aを受けて画像化できる状態となっている場合に、例えば画像読み取り処理部301は、曝射許可信号を、操作部103の曝射ボタンに対して発生させる。この曝射許可信号は、曝射ボタンをオンにして、曝射ボタンから発生した曝射信号をX線制御部102に供給させる。なお、曝射信号は、曝射ボタンのセカンドスイッチを押下したときに発生するものとする。
そして、図1のX線制御部102は、X線管球101に対して曝射信号を送る。これにより、X線管球101からX線101aが発生する。この時のX線101aの照射条件(曝射条件)は、撮影方法ごとに設定された撮影条件である。X線制御部102は、照射条件で設定された照射時間で規定された時間だけX線101aを患者2000に照射(曝射)する制御を行う。
そして、X線管球101から照射(曝射)されたX線101aは、不図示の照射野絞りで絞られて、患者2000及び不図示のグリッドを透過して、X線検出器201に入射する。X線検出器201では、まず、シンチレーターにおいて入射したX線が光に変換されて、固体撮像素子に患者2000の透過画像が結像される。そして、固体撮像素子において、光電変換が行われ、シンチレーターで変換された光の強さに応じた画像信号が発生する。そして、固体撮像素子から出力された画像信号は、A/D変換器においてディジタル化され、ディジタル信号からなるX線画像が画像読み取り処理部301に出力される。
図1の画像読み取り処理部301に読み取られたX線画像(原画像)は、所定の処理が施された後、画像と患者・画像情報結合部302によって生成された患者情報オブジェクト及び画像情報オブジェクトと関連付けられる。さらに、X線画像は、画像処理部303において、各種の補正処理や画像処理が施される。まず、画像処理部303では、センサを構成する固体撮像素子の光電変換素子間のばらつきの補正や光電変換素子の経時的変化の補正、散乱線補正、グリッド補正等の画像補正処理を行う。そして、画像処理部303では、上述した画像補正処理を施したX線画像に対して、着目部位の抽出や照射野の抽出、及び、X線の素抜け部分の抽出を行う解析が施される。例えば、「胸部正面」のX線画像であれば、肺野の領域を抽出する。そして、画像処理部303では、抽出された照射野領域データに基づいて、X線画像を所望の大きさに切り出すとともに、所望の濃度特性曲線で変換して、所望の階調のX線画像(診断画像)を生成する。
そして、画像処理部303で生成されたX線画像は、操作表示部312の画像表示領域33に撮影画像として、例えば図4のように表示される。そして、操作者は、撮影画像を見て、被写体である患者2000がぶれていないか、粒状性は適性レベルにあるか、患者2000の姿勢が正しいか等を判断し、さらにコントラスト、濃度が適正であるか確認する。この際、操作者は、画像処理パラメータが適切かどうか等を、参照画像を読み出して比較することで、確認をとることが行われる。
撮影前に、参照画像が読み出されて、操作表示部312に参照画像タブ31dが表示されている場合には、その参照画像タブ31dを選択することで、参照画像情報39−2を開くことができ、容易に参照画像の確認が行える。この際、図2のタブ切替部3062が、タブ切替依頼をタブ・患者対応テーブル更新部3064へ送り、タブ・患者対応テーブル更新部3064が、図8に示すタブ・患者対応テーブルのカレントタブフラグを切り替えることで、図5に示すような表示が行われる。このようにして、参照画像を表示するための参照画像タブ31dを検査対象の患者タブ31bに隣接して表示するようにする。
また、撮影前に、参照画像が読み出されていない場合には、参照画像読み出しボタン36を押下して、参照画像を読み出す。この際の処理手順は、上述した図9に示す場合と同様である。
全ての撮影が終了し、画像の確認が完了すると、操作者は、図4の撮影終了ボタン38を押下する。これにより、X線画像表示制御装置300では、撮影の終了処理を行うとともに、画像転送部304からネットワーク400を介して各種の画像を外部装置(例えば、画像サーバーやプリンター)に転送する。また、この際、図1の検査情報管理部307は、検査(撮影)が完了した患者の患者情報オブジェクトと画像情報オブジェクトの削除を行う。さらに、図2のタブ削除部3063は、タブ・患者対応テーブル更新部3064にタブ削除依頼を行い、これにより、タブ・患者対応テーブルが更新され、この更新に伴ってタブ表示制御部3065が操作表示部312の表示画面の表示を更新する。即ち、タブ表示制御部3065は、検査対象であった患者の撮影が終了した場合に、当該患者における検査情報及び患者タブ、並びに、当該患者における参照画像情報及び参照画像タブを、操作表示部312から削除する表示を行う。
上述した例では、参照画像タブ(31d)について、対応する患者ごとに患者タブの隣に配置して表示するものであった。これにより、複数の患者の参照画像を読み出した場合でも、それぞれ、患者タブとその参照画像タブとが隣り合わせになるため、対応付けがしやすくなるという効果がある。
また、患者タブと参照画像タブとの対応を更に明確に対応付けるために、参照画像タブ(及び参照画像情報)を操作表示部312に1つしか表示しない形態も効果的であり、この形態も本発明の範囲に含まれる。この形態について、図10を用いて以下に説明する。
図10は、本発明の第1の実施形態に係るX線画像表示制御装置300によるX線画像表示制御方法の処理手順における変形例を示すフローチャートである。この図10に示すフローチャートは、上述したように、参照画像タブを1つしか表示しない場合の処理を示している。なお、図10のフローチャートにおいて、図9に示す処理と同様の処理については、同じステップ番号を付しており、その詳細な説明は省略する。
図10に示すフローチャートでは、まず、図9に示すステップS101及びS102の処理を経る。
続いて、ステップS111において、図1のタブ表示管理部306は、参照画像タブが存在するか否かを判断する。
ステップS111の判断の結果、参照画像タブが存在しない場合には、ステップS104に進む。そして、その後、図9に示すステップS104〜S106の処理が行われる。
一方、ステップS111の判断の結果、参照画像タブが存在する場合には、ステップS112に進む。ステップS112に進むと、図1のタブ表示管理部306は、カレント検査に関する該当する参照画像タブが存在するか否かを判断する。
ステップS112の判断の結果、カレント検査に関する該当する参照画像タブが存在しない場合には、ステップS113に進む。ステップS113に進むと、図1のタブ表示管理部306は、カレント検査タブの隣に参照画像タブが表示されるように、タブ・患者対応テーブル保持部305のタブ・患者対応テーブルを書き換えて変更する。
ステップS113が終了した場合、或いは、ステップS112でカレント検査に関する該当する参照画像タブが存在すると判断された場合には、ステップS107に進む。ステップS107に進むと、図1のタブ表示管理部306は、タブ・患者対応テーブルにおいて該当する参照画像タブにカレントタブフラグをたてて、存在する参照画像タブにおける参照画像情報に参照画像を表示する。
そして、ステップS106或いはS107の処理が終了すると、図10に示すフローチャートの処理が終了する。
この図10に示す処理を行うことで、カレント検査に対する参照画像タブ(及び参照画像情報)が1つしか存在しないため、患者タブと参照画像タブとの対応を更に明確にすることが可能となる。
以上のように、検査対象(撮影対象)の患者2000に関する参照画像タブを検査対象の患者のタブに隣接して表示することにより、参照画像と患者との対応関係が把握しやすくなる。さらに、検査中に患者タブと参照画像タブとの切替操作を容易に行うことができる。また、参照画像タブを開いてその参照画像や撮影条件、画像処理パラメータを確認した後で、患者の撮影に戻るときに、参照画像タブの隣に患者タブが位置しているので、操作しやすいとともに、誤った患者タブの選択を低減できる効果がある。
また、検査対象(撮影対象)の患者の患者タブとその患者における参照画像タブとの関連付けをより強調させた表示を行うために、参照画像タブを患者タブの隣に配置するだけでなく、タブ自体の大きさを変更することも考えられる。
図11は、図1及び図2に示す操作表示部312に表示された表示画面の一例を示し、参照画像読み出しボタン36により参照画像を読み出して患者タブ31に参照画像タブを追加表示した際の模式図である。
図11に示す例では、検査対象の患者(鈴木花子)の患者タブとその患者における参照画像タブ31dが他の患者のタブよりも大きな形状で表示されている。これにより、検査対象の患者の患者タブとその患者における参照画像タブとの関連付けがより強調させた表示となっている。この場合、図2のタブ表示制御部3065は、図8に示すタブ・患者対応テーブルのカレント検査フラグを参照して、対象となるタブの大きさを変更した表示制御を行うことになる。この際、図11に示す例では、対象となるタブの大きさを変更するようにしているが、さらに、図2のタブ表示制御部3065において、対象となるタブの色や形状を、他の患者のタブと異なる表示を行う形態も適用できる。このようにして、本実施形態では、検査対象の患者とその参照画像との関連付けを強調するようにしている。
なお、本実施形態では、参照画像タブ31dを表示する際に、参照画像タブ31dを検査対象(撮影対象)の患者の患者タブの直後(右側)に配置するものであったが、例えば患者タブの直前(左側)に配置する形態であっても同じ効果が得られ、適用可能である。
第1の実施形態によれば、複数の被写体の撮影を行う場合に、撮影を行うべき被写体と当該被写体の撮影に係る参照画像とを対応付けて、操作性を向上させた画面表示を行うことができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るX線画像撮影システムの概略構成は、図1に示す第1の実施形態に係るX線画像撮影システム1000と同様である。また、第2の実施形態に係る図1に示すタブ表示管理部306の内部構成についても、図2に示す第1の実施形態に係るタブ表示管理部306の内部構成と同様である。
第2の実施形態では、検査対象の患者のタブとその患者の参照画像タブとの関連付けを更に強めて、参照画像を参照して撮影モードに戻るときの患者タブ31の操作ミスによる、患者の撮り間違いを無くすことを目的としている。
図12は、図1及び図2に示す操作表示部312に表示された表示画面の一例を示し、参照画像読み出しボタン36により参照画像を読み出して患者タブ31に参照画像タブを追加表示した際の模式図である。
図12に示すように、操作者により参照画像読み出しボタン36が押下されると、参照画像タブ31dを患者タブの隣に表示することになるが、本実施形態では、同時に、現在の検査対象でない患者タブを操作できないようにする。具体的に、図12では、鈴木花子の検査が行われている時に、参照画像読み出しボタン36が選択され、参照画像タブ31dが隣に表示された状況を示している。この時、現在の検査対象でない患者である、山田太郎と田中次郎は、タブ表示されているが、そのタブを選択できない状態になっている。この際、図12では、現在の検査対象である鈴木花子のタブに対して、現在の検査対象でない山田太郎と田中次郎のタブの色を変えて(色を濃くして)、現在の検査対象でない山田太郎と田中次郎のタブが選択できない状態となっていることを報知している。したがって、操作者は、撮影モードに切り替えるときに、鈴木花子の患者タブしか選択できず、患者の撮り間違いを無くすことができる。
図13は、本発明の第2の実施形態に係るX線画像表示制御装置300によるX線画像表示制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図13のフローチャートにおいて、図9に示す処理と同様の処理については、同じステップ番号を付している。
第2の実施形態では、図2に示すタブ表示制御部3065が、タブの表示をする時に、カレント検査タブ以外の患者タブを操作できないようにする点を特徴としている。
まず、図13のフローチャートの処理を行う前段階として、第1の実施形態と同様に、例えば、図4に示す表示画面の表示までの処理が行われているものとする。即ち、撮影装置200を用いて患者ごとに撮影を行い、図1の画像取り込み処理部301は、撮影装置200からX線画像の撮影画像を取り込む画像取り込み処理を行う。そして、図2のタブ表示制御部3065は、患者ごとに、当該患者の撮影画像を含む検査情報(39−1)及び当該検査情報を選択するための患者タブを、操作表示部312に表示する制御を行う(第1の表示制御ステップ)。
この状態で図13に示すフローチャートの処理が開始される。
まず、ステップS101において、操作者により図4に示す参照画像読み出しボタン36が押されると、図1の参照画像読み出し部310は、これを検知する。
続いて、ステップS102において、図1の参照画像読み出し部310は、検査対象の患者ID、撮影部位及び撮影方向を検索キーとして、過去画像保持部311から、参照画像を読み出す画像読み出し処理を行う。即ち、図1の参照画像読み出し部310は、患者タブが選択されている患者(図4に示す例では、鈴木花子)の撮影に係る過去画像を、過去画像保持部311から参照画像として読み出す。
続いて、ステップS103において、図1のタブ表示管理部306は、カレント検査の患者に対応する参照画像タブが既に表示されているか否かを判断する。
ステップS103の判断の結果、カレント検査に関する該当する参照画像タブが表示されていない(存在しない)場合には、ステップS104に進む。ステップS104に進むと、第1の実施形態と同様に、図1のタブ表示管理部306(図2のタブ生成部3061)は、参照画像読み出し部310からの参照画像表示用の新規タブの生成依頼に基づき、新規に参照画像タブを作成する。
続いて、ステップS105において、図1のタブ表示管理部306は、タブ・患者対応テーブル保持部305のタブ・患者対応テーブルにおいて、カレント検査タブの隣に、ステップS104で作成した参照画像表示用の新規タブが表示されるように変更する。
具体的に、ステップS105では、まず、ステップS104の処理が終了すると、図2のタブ生成部3061は、タブ・患者対応テーブル更新部3064に対して、参照画像表示用の新規タブの追加依頼を出す。図2のタブ・患者対応テーブル更新部3064では、図7に示すタブ・患者対応テーブルに新規のタブID004を追加するとともに、カレントタブフラグが立っているタブID002の次のタブID003に、参照画像表示用のタブを挿入する。この際、参照画像表示用のタブを挿入する前のタブID003以下のタブは、順次、1つずつタブIDの番号が繰り上がる。また、タブID003に挿入された鈴木花子の参照画像タブが選択された状態になるので、タブID003のカレントタブフラグがたち、タブID002のカレントタブフラグがおりる。その結果、タブ・患者対応テーブル保持部305に保持されているタブ・患者対応テーブルの内容は、図7に示すものから図8に示すものとなる。
続いて、ステップS121において、図1のタブ表示管理部306(図2のタブ表示制御部3065)は、図8に示すタブ・患者対応テーブルのカレント検査フラグがたっていない患者の患者タブを切替操作ができないように、操作無効化処理を行う。即ち、ここでは、患者タブが選択されて検査(撮影)を行っている患者を除く患者の患者タブの選択を不能とする処理が行なわれる。
続いて、ステップS106において、図2のタブ表示制御部3065は、図8に示すタブ・患者対応テーブルに基づいて、操作表示部312に表示される表示画面の患者タブ31の表示を変更する。具体的に、タブ表示制御部3065は、図4に示す表示画面から、図12に示す表示画面のように患者タブ31の表示を変更する。即ち、タブ表示制御部3065は、操作表示部312の表示画面に、参照画像タブ31dを追加表示するとともに、当該参照画像タブ31dに示される患者の参照画像を含む参照画像情報39−2を表示する制御を行う(第2の表示制御ステップ)。この際、本実施形態では、タブ表示制御部3065は、参照画像タブ31dを、図4の状態において選択された患者タブ31bに隣接して表示するとともに、検査フラグがたっていない患者タブ(図12に示す31a及び31c)の選択を不能とする制御を行う。
また、図12に示す例では、参照画像タブ31dには、患者の識別情報である患者名と、参照画像であることを示す参照画像という文字が表示されている。この際、参照画像タブ31dには、患者名の代わりに他の患者識別情報を用いて表示してもよいし、また、参照画像という文字の代わりに他の参照画像を示す情報を用いて表示してもよい。
一方、ステップS103の判断の結果、カレント検査に関する該当する参照画像タブが存在する場合には、ステップS107に進む。ステップS107に進むと、図1のタブ表示管理部306は、タブ・患者対応テーブルにおいて該当する参照画像タブにカレントタブフラグをたてて、存在する参照画像タブにおける参照画像情報に参照画像を表示する。
そして、ステップS106或いはS107の処理が終了すると、図12に示すフローチャートの処理が終了する。
また、図12の表示画面の状態において、撮影モードに切り替えるために操作者が鈴木花子の患者タブ31bを選択すると、タブ表示制御部3065は、タブ・患者対応テーブルを参照して、全ての患者タブの操作を可能にして、患者タブの表示をし直す。即ち、この場合、ステップS121で選択不能とされていた患者タブ(図12に示す31a及び31c)が、選択可能とされる。
なお、本実施形態においては、ステップS121に示すタブの選択不能処理をタブ表示制御部3065が行う形態を示しているが、例えば、図2のタブ・患者対応テーブル更新部3064で行う形態であっても適用可能である。この場合、上述した選択可能とする処理も、タブ・患者対応テーブル更新部3064において行われることになる。
このように、参照画像を開いた時に、検査対象の患者以外の患者タブの操作が不能に無効化されて表示されるので、参照画像表示モードから、撮影モードに戻るときの患者タブ31の操作ミスによる、患者の撮り間違いを無くすことが可能になる。
即ち、第2の実施形態によれば、第1の実施形態における効果に加えて、操作者に、操作の間違いを生じさせないようにすることが可能となる。
前述した本発明の各実施形態に係るX線画像表示制御装置300によるX線画像表示制御方法を示す図9、図10及び図13の各ステップは、コンピュータCPUがRAMやROMなどに記憶されたプログラムを実行することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記憶媒体に記録し、或いは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記憶媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体を用いることができる。また、この際の通信媒体としては、光ファイバ等の有線回線や無線回線などが挙げられる。
また、本発明は、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより本発明の各実施形態に係るX線画像表示制御装置300の機能が実現される態様に限られない。そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して本発明の各実施形態に係るX線画像表示制御装置300の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。また、供給されたプログラムの処理の全て、或いは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて本発明の各実施形態に係るX線画像表示制御装置300の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。
また、前述した本実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術的思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係るX線画像撮影システムの概略構成の一例を示す模式図である。 図1に示すタブ表示管理部の内部構成の一例を示すブロック図である。 図1及び図2に示す操作表示部に表示された表示画面の一例を示す模式図である。 図1及び図2に示す操作表示部に表示された表示画面の一例を示し、X線の照射(曝射)を行って撮影した患者の撮影画像を画像表示領域に表示した際の模式図である。 図1及び図2に示す操作表示部に表示された表示画面の一例を示し、参照画像読み出しボタンにより参照画像を読み出して患者タブに参照画像タブを追加表示した際の模式図である。 本発明の第1の実施形態で使用する患者情報の患者IDと患者名との対応関係を示す模式図である。 図1及び図2に示すタブ・患者対応テーブル保持部に保持されるタブ・患者対応テーブルの一例を示す模式図である。 図1及び図2に示すタブ・患者対応テーブル保持部に保持されるタブ・患者対応テーブルにおいて、参照画像を表示した際の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るX線画像表示制御装置によるX線画像表示制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るX線画像表示制御装置によるX線画像表示制御方法の処理手順における変形例を示すフローチャートである。 図1及び図2に示す操作表示部に表示された表示画面の一例を示し、参照画像読み出しボタンにより参照画像を読み出して患者タブに参照画像タブを追加表示した際の模式図である。 図1及び図2に示す操作表示部に表示された表示画面の一例を示し、参照画像読み出しボタンにより参照画像を読み出して患者タブに参照画像タブを追加表示した際の模式図である。 本発明の第2の実施形態に係るX線画像表示制御装置によるX線画像表示制御方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 一般的な表示画面の一例を示す模式図である。 一般的な表示画面の一例を示す模式図である。
符号の説明
100 X線発生装置
101 X線管球
101a X線
102 X線制御部
103 操作部
200 撮影装置
201 X線検出器
300 X線画像表示制御装置
301 画像取り込み処理部
302 画像と患者・画像情報結合部
303 画像処理部
304 画像転送部
305 タブ・患者対応テーブル保持部
306 タブ表示管理部
307 検査情報管理部
308 患者切替部
309 保留データ保持部
310 参照画像読み出し部
311 過去画像保持部
312 操作表示部
400 ネットワーク
1000 X線画像撮影システム
2000 患者(被写体)
3061 タブ生成部
3062 タブ切替部
3063 タブ削除部
3064 タブ・患者対応テーブル更新部
3065 タブ表示制御部

Claims (14)

  1. 撮影装置を用いて撮影された複数の被写体における撮影画像の表示制御を行う画像表示制御装置であって、
    前記撮影装置から撮影画像を取り込む処理を行う取り込み処理手段と、
    前記被写体ごとに、前記取り込み処理手段によって取り込んだ当該被写体の撮影画像を含む検査情報および当該検査情報を選択するためのものであって当該被写体の識別情報が付された選択部を表示する制御を行う表示制御手段と、
    画像保持手段に保持されている過去画像の中から、前記選択部が選択された被写体の撮影に係る過去画像を参照画像として読み出す読み出し手段と
    を有し、
    前記表示制御手段は、前記読み出し手段によって読み出される参照画像を含む参照画像情報および当該参照画像情報を選択するためのものであって前記選択部が選択された被写体の識別情報が付された参照画像選択部を、選択された前記選択部に隣接して表示することを特徴とする画像表示制御装置。
  2. 撮影装置を用いて撮影された複数の被写体における撮影画像の表示制御を行う画像表示制御装置であって、
    前記撮影装置から撮影画像を取り込む処理を行う取り込み処理手段と、
    前記被写体ごとに、前記取り込み処理手段によって取り込んだ当該被写体の撮影画像を含む検査情報および当該検査情報を選択するためのものであって当該被写体の識別情報が付された選択部を表示する制御を行う表示制御手段と、
    画像保持手段に保持されている過去画像の中から、前記選択部が選択された被写体の撮影に係る過去画像を参照画像として読み出す読み出し手段と
    を有し、
    前記表示制御手段は、前記読み出し手段によって読み出される参照画像を含む参照画像情報および当該参照画像情報を選択するためのものであって前記選択部が選択された被写体の識別情報が付された参照画像選択部を表示する制御を行い、前記選択された選択部とは異なる選択部の選択を不能とすることを特徴とする画像表示制御装置。
  3. 撮影装置を用いて撮影された複数の被写体における撮影画像の表示制御を行う画像表示制御装置であって、
    前記撮影装置から撮影画像を取り込む処理を行う取り込み処理手段と、
    前記被写体ごとに、前記取り込み処理手段によって取り込んだ当該被写体の撮影画像を含む検査情報および当該検査情報を選択するためのものであって当該被写体の識別情報が付された選択部を表示する制御を行う表示制御手段と、
    画像保持手段に保持されている過去画像の中から、前記選択部が選択された被写体の撮影に係る過去画像を参照画像として読み出す読み出し手段と
    を有し、
    前記表示制御手段は、前記読み出し手段で読み出した参照画像を含む参照画像情報および当該参照画像情報を選択するためのものであって前記選択部が選択された被写体の識別情報が付された参照画像選択部を、選択された前記選択部に隣接して表示するとともに、前記選択された選択部とは異なる選択部の選択を不能とすることを特徴とする画像表示制御装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記参照画像選択部が選択された後、再び、前記選択された選択部が選択された場合、選択を不能にしていた選択部を選択可能とすることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像表示制御装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記選択された選択部および前記参照画像選択部を、他の選択部よりも大きな形状で表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像表示制御装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記選択された選択部および前記参照画像選択部を、他の選択部と異なる色で表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像表示制御装置。
  7. 前記検査情報は、前記被写体の撮影を遂行するためのものであり、
    前記表示制御手段は、前記選択された選択部に係る被写体の撮影が終了した場合に、当該被写体における前記検査情報および当該選択された選択部、並びに、当該被写体における前記参照画像情報および前記参照画像選択部を削除することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像表示制御装置。
  8. 前記参照画像情報は、前記選択部が選択された被写体の撮影に係る過去画像を含むものが1つだけ表示されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像表示制御装置。
  9. 前記選択部および前記参照画像選択部は、タブで構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像表示制御装置。
  10. 撮影装置を用いて撮影された複数の被写体における撮影画像の表示制御を行う画像表示制御装置による画像表示制御方法であって、
    前記撮影装置から前記撮影画像を取り込む処理を行う取り込み処理ステップと、
    前記被写体ごとに、前記取り込み処理ステップで取り込まれた当該被写体の撮影画像を含む検査情報および当該検査情報を選択するためのものであって当該被写体の識別情報が付された選択部を表示手段に表示する制御を行う第1の表示制御ステップと、
    前記取り込み処理ステップで取り込まれた撮影画像であって過去に撮影された過去画像を保持する画像保持手段から、前記選択部が選択された被写体の撮影に係る過去画像を参照画像として読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップで読み出された参照画像を含む参照画像情報および当該参照画像情報を選択するためのものであって前記選択部が選択された被写体の識別情報が付された参照画像選択部を、選択された前記選択部に隣接して表示する制御を行う第2の表示制御ステップと
    を有することを特徴とする画像表示制御方法。
  11. 撮影装置を用いて撮影された複数の被写体における撮影画像の表示制御を行う画像表示制御装置による画像表示制御方法であって、
    前記撮影装置から前記撮影画像を取り込む処理を行う取り込み処理ステップと、
    前記被写体ごとに、前記取り込み処理ステップで取り込まれた当該被写体の撮影画像を含む検査情報および当該検査情報を選択するためのものであって当該被写体の識別情報が付された選択部を表示手段に表示する制御を行う第1の表示制御ステップと、
    前記取り込み処理ステップで取り込まれた撮影画像であって過去に撮影された過去画像を保持する画像保持手段から、前記選択部が選択された被写体の撮影に係る過去画像を参照画像として読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップで読み出された参照画像を含む参照画像情報および当該参照画像情報を選択するためのものであって前記選択部が選択された被写体の識別情報が付された参照画像選択部を表示する制御を行い、前記選択された選択部とは異なる選択部の選択を不能とする制御を行う第2の表示制御ステップと
    を有することを特徴とする画像表示制御方法。
  12. 撮影装置を用いて撮影された複数の被写体における撮影画像の表示制御を行う画像表示制御装置による画像表示制御方法であって、
    前記撮影装置から前記撮影画像を取り込む処理を行う取り込み処理ステップと、
    前記被写体ごとに、前記取り込み処理ステップで取り込まれた当該被写体の撮影画像を含む検査情報および当該検査情報を選択するためのものであって当該被写体の識別情報が付された選択部を表示手段に表示する制御を行う第1の表示制御ステップと、
    前記取り込み処理ステップで取り込まれた撮影画像であって過去に撮影された過去画像を保持する画像保持手段から、前記選択部が選択された被写体の撮影に係る過去画像を参照画像として読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップで読み出された参照画像を含む参照画像情報および当該参照画像情報を選択するためのものであって前記選択部が選択された被写体の識別情報が付された参照画像選択部を、選択された前記選択部に隣接して表示するとともに、前記選択された選択部とは異なる選択部の選択を不能とする制御を行う第2の表示制御ステップと
    を有することを特徴とする画像表示制御方法。
  13. 請求項10乃至12のいずれか1項に記載の画像表示制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2008188797A 2008-07-22 2008-07-22 画像表示制御装置、画像表示制御方法及びプログラム Active JP5388496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008188797A JP5388496B2 (ja) 2008-07-22 2008-07-22 画像表示制御装置、画像表示制御方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008188797A JP5388496B2 (ja) 2008-07-22 2008-07-22 画像表示制御装置、画像表示制御方法及びプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013212577A Division JP5623614B2 (ja) 2013-10-10 2013-10-10 画像表示制御装置、画像表示制御システム、画像表示制御方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010022653A true JP2010022653A (ja) 2010-02-04
JP5388496B2 JP5388496B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=41729058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008188797A Active JP5388496B2 (ja) 2008-07-22 2008-07-22 画像表示制御装置、画像表示制御方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5388496B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011167472A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Canon Inc 放射線撮影装置及びその処理方法
JP2012005788A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2012203848A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Japan Research Institute Ltd 撮影支援装置及び撮影支援方法
JP2014090743A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Canon Inc 医用画像撮影装置、医用画像の表示方法及びプログラム
JP2016059732A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 富士フイルム株式会社 医用画像処理装置、方法およびプログラム
WO2017017985A1 (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 コニカミノルタ株式会社 撮影用コンソール及び放射線画像撮影システム
JP2017173791A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. Hmiシステムのモニタリングビューアー表示方法
CN109413346A (zh) * 2012-05-23 2019-03-01 杭州阿尔法红外检测技术有限公司 热像摄影装置和热像摄影方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001291088A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Ge Yokogawa Medical Systems Ltd 医用画像表示装置
JP2003245270A (ja) * 2002-02-27 2003-09-02 Konica Corp 医用画像処理装置、医用画像処理方法、及びプログラム
JP2005056065A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Fuji Photo Film Co Ltd 医用画像情報処理装置及び医用画像情報処理システム
JP2005073818A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Hitachi Medical Corp 医用画像表示装置、医用画像蓄積検索システム
JP2005110844A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Canon Inc X線画像撮影装置及び撮影方法
JP2008125734A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Toshiba Corp 検査安全確保システム及び該システムを搭載する医用診断装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001291088A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Ge Yokogawa Medical Systems Ltd 医用画像表示装置
JP2003245270A (ja) * 2002-02-27 2003-09-02 Konica Corp 医用画像処理装置、医用画像処理方法、及びプログラム
JP2005056065A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Fuji Photo Film Co Ltd 医用画像情報処理装置及び医用画像情報処理システム
JP2005073818A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Hitachi Medical Corp 医用画像表示装置、医用画像蓄積検索システム
JP2005110844A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Canon Inc X線画像撮影装置及び撮影方法
JP2008125734A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Toshiba Corp 検査安全確保システム及び該システムを搭載する医用診断装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011167472A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Canon Inc 放射線撮影装置及びその処理方法
JP2012005788A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2012203848A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Japan Research Institute Ltd 撮影支援装置及び撮影支援方法
CN109413346A (zh) * 2012-05-23 2019-03-01 杭州阿尔法红外检测技术有限公司 热像摄影装置和热像摄影方法
CN109413346B (zh) * 2012-05-23 2021-01-26 杭州阿尔法红外检测技术有限公司 热像摄影装置和热像摄影方法
JP2014090743A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Canon Inc 医用画像撮影装置、医用画像の表示方法及びプログラム
US9398887B2 (en) 2012-10-31 2016-07-26 Canon Kabushiki Kaisha Radiation imaging control apparatus, method of controlling radiation imaging control apparatus, medical imaging apparatus, medical image display method, and storage medium
JP2016059732A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 富士フイルム株式会社 医用画像処理装置、方法およびプログラム
WO2017017985A1 (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 コニカミノルタ株式会社 撮影用コンソール及び放射線画像撮影システム
JPWO2017017985A1 (ja) * 2015-07-24 2018-05-17 コニカミノルタ株式会社 撮影用コンソール及び放射線画像撮影システム
JP2017173791A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 エルエス産電株式会社Lsis Co., Ltd. Hmiシステムのモニタリングビューアー表示方法
US10109259B2 (en) 2016-03-25 2018-10-23 Lsis Co., Ltd. Method for displaying monitoring viewer in HMI system

Also Published As

Publication number Publication date
JP5388496B2 (ja) 2014-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5388496B2 (ja) 画像表示制御装置、画像表示制御方法及びプログラム
JP5401986B2 (ja) 診断システム
JP4764098B2 (ja) X線撮影装置及びその制御方法
JP5385600B2 (ja) X線撮影装置、その撮影方法、コンピュータプログラムおよびコンピュータ可読記録媒体
JP2017184875A (ja) 放射線撮影システム、情報端末、放射線撮影装置、放射線撮影方法、及びプログラム
JP2004337232A (ja) 画像管理方法及び装置並びにプログラム
JP4802883B2 (ja) 医用画像システム
JP5539435B2 (ja) 制御装置、撮影装置、制御システム、撮影システム、制御方法、プログラム、及びコンピュータ可読記憶媒体
JP5125128B2 (ja) 医用画像管理システム、データ管理方法
JP5685300B2 (ja) 撮影制御装置、撮影方法、制御方法、x線撮影システム、コンピュータプログラムおよび記録媒体
JP5623614B2 (ja) 画像表示制御装置、画像表示制御システム、画像表示制御方法及びプログラム
JP2008200085A (ja) 小規模医用システム
JP6871687B2 (ja) 放射線撮影制御装置、放射線撮影制御装置の制御方法及びプログラム
JP4992914B2 (ja) 小規模診断システム及び表示制御方法
CN110881989B (zh) 放射线摄影系统、放射线摄影方法以及存储介质
JP5167647B2 (ja) 診断システム
JP2002281210A (ja) 医用画像処理装置及び医用ネットワークシステム
JP5170287B2 (ja) 医用画像システム
JP2009199161A (ja) 医用画像管理システム
JP2007117361A (ja) 小規模診断システム
CN113164130A (zh) 医学信息处理系统、医学信息处理方法和程序
JP5832585B2 (ja) 制御装置、制御システム、放射線撮影システム及びその制御方法、並びに、プログラム
JPWO2009107649A1 (ja) 医用画像管理システム
JP5019933B2 (ja) コンテンツ提供装置、及びその作動方法
JP2007259920A (ja) 小規模診断システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110722

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131008

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5388496

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151