JP2001032033A - 摩擦材料 - Google Patents
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Abstract
発生する実用条件、例えば相対すべり速度が低い場合、
単位面積当たりの吸収エネルギーが小さい場合、熱容量
が大きく、摩擦界面の温度が低い場合などにおいて、摩
耗量(比摩耗量)の増大あるいは摩擦係数の急激な低下
も生じてくるという課題がある。 【解決手段】金属、合金、金属化合物、金属間化合物お
よび樹脂の中の少なくとも1種をマトリックスとし、潤
滑物質、硬質物質、摩擦調整物質、pH調整物質、補強
物質の中の少なくとも1種をフィラーとして含有する摩
擦材料の中に、50〜300μmの平均粒径でなる粗粒
粒子が該摩擦材料全体に対して0.5〜70重量%含有
されており、該粗粒粒子は、ニッケル,コバルト,鉄の
中の1種以上の鉄族元素とアルミニウム元素とを含有し
ており、かつ該粗粒粒子中の鉄族元素とアルミニウム元
素の比率は、鉄族元素が85〜89重量%、アルミニウ
ム元素が11〜15重量%である摩擦材料。
Description
(レジン系摩擦材料)、または無機質摩擦材料(メタリ
ック系摩擦材料)により形成され、クラッチ材料やブレ
ーキ材料として使用される摩擦材料に関し、特に無機質
摩擦材料として最適な摩擦材料に関するものである。
質、摩擦調整物質、pH調整物質、補強物質とされてい
る金属、合金、セラミックスなどのフィラーをフェノー
ルなどの樹脂で結合した有機質摩擦材料と、同じく潤滑
物質、硬質物質、摩擦調整物質、pH調整物質、補強物
質などのフィラーを金属や合金で結合した無機質摩擦材
料とに大別される。このうち、無機質摩擦材料は、金
属、合金などのマトリックス形成粉末を主成分とし、こ
れに、特定組成範囲の潤滑物質、硬質物質、摩擦調整物
質、pH調整物質、補強物質などのフィラーを添加配合
し、この配合物質から圧粉成形体を形成し、この圧粉成
形体を焼結することにより得られるものである。
に関する代表的なものとして、特開平7ー197966
号公報および特公平7ー23738号公報が提案されて
いる。また、無機質摩擦材料に関する代表的なものとし
て、特開平8ー176712号公報、特開平8ー284
990号公報および特開平11ー92846号公報が提
案されている。
のうち、特開平7ー197966号公報および特公平7
ー23738号公報には、フェノール樹脂に摩擦調整物
質、潤滑物質、充填物質などを添加した有機質摩擦材料
について開示されている。また、無機質摩擦材料の代表
例として挙げた特開平8ー176712号公報には、ア
ルミニウム合金のマトリックス中に5〜100μmの粒
径でなる硬質セラミックス粒子が分散されているブレー
キデイスク材料が開示されている。さらに、特開平8ー
284990号公報には、金属、合金、金属間化合物の
中の少なくとも1種のマトリックスと、その他フィラー
とからなる摩擦材料に、平均粒径が50〜500μmで
なる粗粒粒子が含有されており、この粗粒粒子が各種の
金属または合金から選択され得る金属系摩擦材料につい
て開示されている。その他、特開平11ー92846号
公報には、NiまたはNi合金のマトリックス中に最大
粒径が15μm以下、平均粒径が10μm以下のNi−
Al系金属間化合物粒子が分散している焼結摩擦材料に
ついて開示されている。
公報および特公平7ー23738号公報に開示の有機質
摩擦材料は、高温における摩擦係数の低下(熱フェード
現象),水分の介在による摩擦係数の低下(水フェード
現象)が大きく、摩耗が大きいという課題がある。ま
た、特開平8ー176712号公報および特開平8ー2
84990号公報に開示の摩擦材料は、NiとAlとを
組み合わせて含有させた粗粒粒子の成分組成と粗粒の大
きさとの相乗効果としては開示されていなく、従来の無
機質摩擦材料と同様に、比較的低エネルギー、低温度域
から高温域での使用条件において、耐摩耗性(比摩耗
量)に満足できないという課題がある。このときの使用
条件としては、摩擦材料と相手材との関係において、例
えば相対すべり速度が低い場合、単位面積当たりの吸収
エネルギーが小さい場合、熱容量が大きく、摩擦界面の
温度が低い場合などである。また、逆に高エネルギー、
高温度域での使用条件において、従来の摩擦材料は、比
摩耗量の増大あるいは摩擦係数の急激な低下も生じてく
るという課題がある。
ので、具体的には、従来の有機質摩擦材料または無機質
摩擦材料からなる摩擦材料中に、ニッケル,コバルト,
鉄の中の1種以上の鉄族元素とアルミニウム元素とを含
有する粗粒粒子を含ませることにより、耐摩耗性に優
れ、高負荷条件で優れた摩擦特性を有し、耐酸化性,耐
熱性,強度および耐フェ−ド性を高め、相手材の損傷を
抑制し、かつ鳴きを抑制させた摩擦材料の提供を目的と
するものである。
って、摩擦材料、特に無機質摩擦材料の改良を行ってき
たところ、摩擦材料中に適量の鉄族元素とアルミニウム
元素とを含む粗粒粒子を含有させると、高負荷使用条件
における耐摩耗性が顕著に向上するという知見を得て、
本発明を完成するに至ったものである。
金、金属化合物、金属間化合物および樹脂の中の少なく
とも1種をマトリックスとし、潤滑物質、硬質物質、摩
擦調整物質、pH調整物質、補強物質の中の少なくとも
1種をフィラーとして含有する摩擦材料の中に、50〜
300μmの平均粒径でなる粗粒粒子が該摩擦材料全体
に対して0.5〜70重量%含有されており、該粗粒粒
子は、ニッケル,コバルト,鉄の中の1種以上の鉄族元
素とアルミニウム元素とを含有しており、かつ該粗粒粒
子中の鉄族元素とアルミニウル元素の比率は、鉄族元素
が85〜89重量%、アルミニウム元素が11〜15重
量%でなるものである。
クスは、従来の摩擦材料として含有されているマトリッ
クスであればよく、特に制限されるものではなく、具体
的には、例えばCu,Ni,Fe,Co,Sn,Ti,
Mg,Mn,Si,W,Mo,Zn,Alに代表される
金属、これらを含む合金、NiSi2,TiSi2,Ti
Al 3,NiAl3,CuAl2,Ni3Al,Co3A
l,Zr3Al,Fe3Al,FeAl3に代表される金
属間化合物、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミ
ド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂に代表
される熱硬化性樹脂からなる場合を挙げることができ
る。これらのマトリックスのうち、銅、ニッケル、コバ
ルト、鉄、錫、亜鉛およびこれらを含む合金の中の少な
くとも1種を主成分としたマトリックスでなる場合には
その効果が高いことから好ましいことである。このマト
リックスは、摩擦材料全体に対し、20〜95重量%含
有していることが好ましいことである。
してのフィラ−は、従来からのフィラーを使用すること
ができるものであり、特に制限を受けるものではなく、
具体的には、例えば硫酸バリウム,タルク,珪藻土,蛇
紋石,コ−クス,MgO,Fe2O3,TiO2に代表さ
れる摩擦調整物質、SiO2,AlN,Al2O3,Si 3
N4,SiC,B4C,ムライト,周期律表の4a,5
a,6a族金属の炭化物,窒化物,酸化物,珪化物およ
びこれらの相互固溶体に代表される硬質物質、黒鉛,M
oS2,WS2,BaF2,CaF2,hBN,PbO,フ
ッ化黒鉛に代表される潤滑物質、パルプ繊維,レ−ヨン
繊維,カ−ボン繊維,シリカ−アルミナ繊維,チタン酸
カリウム繊維,炭化珪素繊維,ボロン繊維,に例示され
る各種の繊維または各種のウイスカ−に代表される補強
物質、炭酸カルシウム,酸化カルシウム,酸化バリウム
に代表されるpH調整物質の中から選ばれた少なくとも
1種からなるものを挙げることができる。
硬質物質、摩擦調整物質、pH調整物質、補強物質とし
て例示したものであるが、これらは、例えば潤滑物質が
摩擦調整物質としての作用効果を発揮する場合、硬質物
質が補強物質としての作用効果を発揮する場合、または
これらが逆の作用効果として働くとして含有される場合
でも勿論問題はないことである。これらのフィラーのう
ち、特に黒鉛、カーボン、コークスの中の少なくとも1
種の潤滑物質を含有していると、相手材の表面を損傷さ
せる損傷力が緩和されることから好ましいことである。
これらのマトリックスとフィラーとが均一に混在して含
有する摩擦材料の中に、鉄族元素とアルミニウム元素と
を含有した粗粒粒子が均一に分散されていることであ
り、この粗粒粒子としては、具体的には、鉄族金属とA
l金属が混在している場合、鉄族元素とAl元素とを含
有した合金が混在している場合、これら両者が混在して
いる場合、この合金としては、例えばNi−Al合金,
Co−Al合金,Fe−Al合金,Ni−Co−Al合
金,Ni−Al−Cr合金,Ni−Al−Cu合金,N
i−Fe−Al合金,Ni−Al−Ti合金,Ni−A
l−Si合金,Ni−Al−Ag合金およびこれら2種
以上を含む相互合金の中の少なくとも1種からなる合金
粒子でなる場合、ならびにこれらの鉄族金属、Al金属
および合金でなる微粒粒子の少なくとも2個が集合また
は凝集した状態で造粒された造粒粒子でなる場合を代表
例として挙げることができる。
金属や合金でなる一次粒子でなる場合、この一次粒子を
顆粒や造粒により作製された造粒体、集合体、凝集体な
どといわれる二次粒子でなる場合、一次粒子をガスアト
マイザーや溶射装置により作製した二次粒子でなる場合
などを代表例として挙げることができる。この粗粒粒子
の重要な点は、粒子の大きさと成分組成であり、その他
に粗粒粒子自体の特性として25℃におけるビッカース
硬さが100〜300HVからなるものを選定しておく
と、低温度域、低負荷域において、相手材料の損傷(掘
り起こし)を抑制させる効果があることから好ましく、
またこの粗粒粒子自体の特性として500℃におけるビ
ッカース硬さが100〜400HVからなるものを選定
しておくと、高温度域、高負荷域において、耐摩耗性を
大幅に改善させる効果があることから好ましことであ
る。
さを満足する粗粒粒子を含有していることが好ましく、
このような硬さを満足する粗粒粒子としては、具体的に
は、例えば金属間化合物を代表例として挙げることがで
きる。この金属間化合物としては、具体的には、例えば
Ni3Al,NiAl,NiAl3,Fe3Al,Co3A
l,Ni3(Al,W),Fe3(Si,Al)の中の1
種以上の金属間化合物を含有している場合、またはNi
2Si,Ni3Nbの1種以上とCu3Al,Cu2MnA
l,Ti3Al,TiAl,TiAl3,Zr3Alの1
種以上とを組み合わせて含有している場合を代表例とし
て挙げることができる。
その他の元素との原子比が3:1でなるNi3Al,F
e3Al,Co3Al,Ni3(Al,W),Fe3(S
i,Al)の中の1種以上を含有している場合が好まし
く、特にNiとAlを同時に含有したNi3Alでなる
金属間化合物からなる粗粒粒子を含有している場合に
は、上述の効果が顕著となることから好ましいことであ
る。
ラファイト粉末を用いて、重量で64%Cu−6%Sn
ー15%グラファイトー15%粗粒粒子でなる組成成分
の粉末に秤量および混合した。こうして得た混合粉末を
粉末プレス機により200MPaで加圧成形し、加圧成
形体とした。この加圧成形体を1.5MPa荷重で80
0℃ー60分間焼結して本発明の摩擦材料である実施例
1〜9を得た。また、同様に、重量で74.9%Cu−
7.1%Snー17.5%グラファイトー0.5%粗粒
粒子でなる組成成分の粉末に秤量し、その他は実施例1
〜9とほぼ同様に処理し、本発明の摩擦材料である実施
例10を得た。さらに、同様に、重量で22.7%Cu
−2.1%Snー5.2%グラファイトー70%粗粒粒
子でなる組成成分の粉末に秤量し、その他は実施例1〜
9とほぼ同様に処理し、本発明の摩擦材料である実施例
11を得た。このときに用いた粗粒粒子は、市販されて
いるNi粉末,Al粉末を所定の割合に配合し、これを
非酸化性雰囲気中で溶解した後、ガスアトマイザーによ
り作製したものである。
ー15%グラファイトー15%(Ni−Al)粉末に秤
量し、その他は実施例1〜9と同様に作製したものを比
較品1〜5とした。また、比較例1〜5のうちのNi−
Al粉末に換えて、ほぼ引用例の特開平11ー9284
6号公報に記載されているようなNi中に微粒のNi 3
Alが分散している複合粉末を使用し、その他は比較例
1〜5と同様に作製したものを比較例6とした。
1と比較品1〜6について、JIS定速式試験機を使用
して、摩擦試験1および2を行った。摩擦試験1の条件
は、0.5MPa荷重、3m/secすべり速度、摩擦
相手板の初期温度を25℃、最高温度を100℃に調整
した。摩擦試験2の条件は、0.5MPa荷重、20m
/secすべり速度、摩擦相手板を350℃に調整し
た。この摩擦試験に用いた摩擦相手板は、実施例1、
2、5、6、10、11については25℃における硬さ
が270HVの鋳鉄、実施例3、4、7については25
℃における硬さが240HVの鋼材、実施例8について
は25℃における硬さが130HVの鋼材、実施例9に
ついては25℃における硬さが310HVの工具鋼を使
用し、比較例1、4については25℃における硬さが1
90HVの鋼材、比較例2、5については25℃におけ
る硬さが270HVの鋳鉄、比較例3、6については2
5℃における硬さが240HVの鋼材を使用した。摩耗
試験における摩擦相手板は、冷却水、冷風、ヒーターに
より温度調整を行い、摩擦試験1では初期温度を25
℃、最高温度を100℃に調整し、摩擦試験2では35
0℃に調整した。
分のうち、NiとAlとの重量比率を表1に示した。ま
た、実施例1〜11で使用したNi−Alの粗粒粉末と
比較品1で使用したNi−Al粉末の25℃および50
0℃におけるビッカース硬さとその平均粒径を求めて、
その結果を表1に併記した。さらに、実施例1〜11と
比較品1〜6の各組成成分のうち、摩擦材料全体に対す
る粗粒粒子中のNiとAlとの各含有比率、および粗粒
粒子の含有量を表2に示した。そして、これら実施例1
〜11と比較品1〜6の各摩擦材料を使用して行った上
述の摩擦試験1および2による比摩耗量を求めて、表2
に併記した。
のうち、(Ni−Al)の粗粒粒子に換えて、組成成分
がFe3Al,Co3Al,Ni3(Al,W),Fe
3(Si,Al)でなり、これらの平均粒子径が150
〜250μmでなる粗粒粒子をそれぞれ添加し、その他
は実施例2と同様に処理して本発明品である実施例1
2、13、14および15の摩擦材料を得た。また、同
様に実施例2の組成成分のうち、(Ni−Al)の粗粒
粒子に換えて、Ni3AlとNiAlとの混在成分、N
i3AlとNiAl3,との混在成分、Ni3AlとNi
AlとNiAl3との混在成分をそれぞれ添加し、その
他は実施例2と同様に処理して本発明品である実施例1
6、17および18の摩擦材料を得た。これらの実施例
12〜18中の粗粒粒子は、鉄族元素対Al元素の原子
比がほぼ3対1からなり、平均粒径がほぼ250μmで
あった。これらの実施例12〜18について、実施例2
と同様に摩擦試験1および2を行った結果、ほぼ実施例
2と同様な傾向を示した。
ある比較品に比べて、低負荷から高負荷に至るまで比摩
耗量が低く、欠け損傷が少なく、鳴きの状態が抑制さ
れ、耐摩耗性が顕著に優れており、摩擦時に相手材料を
摩耗損傷させることも少なく、耐久性が高く、長寿命で
あるという優れた効果がある。したがって、本発明の摩
擦材料は、自動車、電動自転車,航空機、汽車、その他
の各種産業機械におけるブレーキ、クラッチなどの制動
装置用摩擦材料として、例えばブレーキライニング、デ
イスクパッド、クラッチフェーシング、制輪子などの各
種用途に実用できるものであり、工業上有用な材料であ
る。
Claims (7)
- 【請求項1】金属、合金、金属化合物、金属間化合物お
よび樹脂の中の少なくとも1種をマトリックスとし、潤
滑物質、硬質物質、摩擦調整物質、pH調整物質、補強
物質の中の少なくとも1種をフィラーとして含有する摩
擦材料の中に、50〜300μmの平均粒径でなる粗粒
粒子が該摩擦材料全体に対して0.5〜70重量%含有
されており、該粗粒粒子は、ニッケル,コバルト,鉄の
中の1種以上の鉄族元素とアルミニウム元素とを含有し
ており、かつ該粗粒粒子中の鉄族元素とアルミニウム元
素の比率は、鉄族元素が85〜89重量%、アルミニウ
ム元素が11〜15重量%である摩擦材料。 - 【請求項2】上記マトリックスは、上記摩擦材料全体に
対し、20〜95重量%からなる請求項1に記載の摩擦
材料。 - 【請求項3】上記フィラーは、黒鉛、カーボン、コーク
スの中の少なくとも1種の潤滑物質を含有している請求
項1または2に記載の摩擦材料。 - 【請求項4】上記粗粒粒子は、25℃におけるビッカー
ス硬さが100〜300HVからなる請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の摩擦材料。 - 【請求項5】上記粗粒粒子は、500℃におけるビッカ
ース硬さが100〜400HVからなる請求項1〜4の
いずれか1項に記載の摩擦材料。 - 【請求項6】上記粗粒粒子は、ニッケルとアルミニウム
を含有した金属間化合物からなる請求項1〜5のいずれ
か1項に記載の摩擦材料。 - 【請求項7】上記金属間化合物は、原子比でニッケルが
3に対しアルミニウムが1からなる請求項6に記載の摩
擦材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20901999A JP2001032033A (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 摩擦材料 |
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- 1999-07-23 JP JP20901999A patent/JP2001032033A/ja active Pending
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