JP2001031961A - 新規メチン化合物、発光素子材料、およびそれを使用した発光素子 - Google Patents

新規メチン化合物、発光素子材料、およびそれを使用した発光素子

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JP2001031961A
JP2001031961A JP11204860A JP20486099A JP2001031961A JP 2001031961 A JP2001031961 A JP 2001031961A JP 11204860 A JP11204860 A JP 11204860A JP 20486099 A JP20486099 A JP 20486099A JP 2001031961 A JP2001031961 A JP 2001031961A
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light
group
carbon atoms
compound
emitting
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JP11204860A
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English (en)
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Terukazu Yanagi
輝一 柳
Kazumi Arai
一巳 新居
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高輝度かつ色純度の高い赤色EL発光を可能
にし面状に優れ耐久性に優れる素子を与えるメチン化合
物および発光素子材料、並びにそれを使用した発光素
子。 【解決手段】 一般式(I)で表される化合物である発
光素子材料およびそれを使用した発光素子および一般式
(I−A)で表される化合物。 【化1】 (式中、R1、R3およびR4はそれぞれ水素原子または
置換基を表す。R2は置換基を表す。R5は水素原子、脂
肪族炭化水素基、アリール基またはヘテロ環基を表す。
Ar1は3価以上のアリール基を表す。Ar3、Ar4
それぞれアリール基あるいは芳香族へテロ環基を表
す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルター用染料、
色変換フィルター、写真感光材料用染料、増感色素、パ
ルプ染色用染料、レーザー色素、医療診断用蛍光薬剤、
発光素子用材料等に用いるに適した化合物およびそれら
を用いた発光素子に関するものであり、詳しくは平面光
源や表示に使用される発光素子材料および高輝度の発光
素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有機物質を使用した発光素子は、固体発
光型の安価な大面積フルカラー表示素子としての用途が
有望視され、多くの開発が行われている。一般に発光素
子は、発光層及び該層を挟んだ一対の対向電極から構成
されている。発光は、両電極間に電界が印加されると、
陰極から電子が注入され、陽極から正孔が注入される。
更に、この電子と正孔が発光層において再結合し、エネ
ルギー準位が伝導帯から価電子帯に戻る際にエネルギー
を光として放出する現象である。
【0003】従来の発光素子は、駆動電圧が高く、発光
輝度や発光効率も低かったが、近年、10V以下の低電
圧で発光する高い蛍光量子効率を持った有機化合物を含
有した薄膜を積層した発光素子が報告され(アプライド
フィジックス レターズ、51巻、913頁、198
7年)、関心を集めている。この方法は、電子輸送層と
して金属キレート錯体を、発光層として蛍光帯層、正孔
輸送層としてアミン化合物を使用して、高輝度の緑色発
光を得ている。また、フルカラーディスプレイ、光源と
しての利用を考えた場合、実用上は三原色あるいは白色
を出す必要があり、蛍光色素をドープし望む色を発光さ
せる素子が報告されている(ジャーナルオブ アプライ
ド フィジックス、65巻、3610頁、1989
年)。この手法は濃度消光が大きく、蛍光色素を単独で
発光層として用いることが困難な赤色発光に特に有効で
あり、良好な色純度、高輝度を達成している。しかしな
がら蒸着で色素をドープした素子を作製する場合、ホス
ト材料と微量の蛍光色素を共蒸着しており、操作が煩雑
であり、性能にばらつきが生じ易いといった問題を抱え
ていた。そこで、製造工程の簡略化、素子の性能の安定
化の観点から、良好な色純度を有し、色素を単独で発光
層として用いることができる発光材料、特に単独で発光
層として用いても良好な色度、輝度を達成する赤色発光
材料の開発が望まれていた。
【0004】一方、発光素子において高輝度発光を実現
しているものは有機物質を真空蒸着によって積層してい
る素子であるが、製造工程の簡略化、加工性、大面積化
等の観点から塗布方式による素子作製が望ましい。しか
しながら、従来の塗布方式で作製した素子では発光輝
度、発光効率の点で蒸着方式で作製した素子に劣ってお
り、高輝度、高効率発光化が大きな課題となっていた。
また、有機低分子化合物を有機ポリマー媒体に分散して
塗布した素子では、長時間発光させた場合有機低分子化
合物が凝集するなどの原因により均質な面状発光が難し
いといった課題があった。
【0005】また、近年、フィルター用染料、色変換フ
ィルタ−、写真感光材料、増感色素、パルプ用染料、レ
ーザー色素、医療診断用蛍光薬剤、発光素子用材料等に
蛍光を有する材料が種々用いられ、その需要が高まって
いるが、緑色から赤色の色純度が高く、且つ蛍光強度の
強い化合物はあまりなく、新たな材料開発が望まれてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的は
色純度の高い赤色発光素子材料および発光素子を提供す
ることにある。本発明の第二の目的は、低電圧駆動で高
輝度、高効率の発光が可能で、繰り返し使用時での安定
性に優れ、均質面状発光可能な緑〜赤色発光素子用材料
および発光素子の提供にある。本発明の第三の目的は、
素子間でのばらつきが少なく性能の安定した素子および
その作製を可能にする緑〜赤色発光材料の提供にある。
本発明の第四の目的は、塗布方式で作製しても高輝度、
高効率発光可能な発光素子材料およびそれを用いた発光
素子の提供にある。本発明の第五の目的は蛍光強度の強
い緑色から赤色に蛍光を有する化合物を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は下記手段
によって達成された。 (1)下記一般式(I)で表される化合物であることを
特徴とする発光素子材料。
【0008】
【化4】
【0009】(式中、R1、R3およびR4はそれぞれ水
素原子または置換基を表す。R2は置換基を表す。R2
複数であってもよく、この場合R2同士が連結して環を
形成してもよい。Ar1は3価以上のアリール基を表
す。R1とR2、R2とR3、R2とR4、R3とR4はそれぞ
れ互いに連結して環を形成してもよい。) (2)下記一般式(I−A)で表されることを特徴とする
化合物。
【0010】
【化5】
【0011】(式中、R1は水素原子または置換基を表
す。R5は水素原子、脂肪族炭化水素基、アリール基ま
たはヘテロ環基を表す。Ar3、Ar4はそれぞれアリー
ル基あるいは芳香族へテロ環基を表す。Ar3とAr4
互いに連結して環を形成してもよい。) (3)下記一般式(II)で表される化合物であることを
特徴とする発光素子材料。
【0012】
【化6】
【0013】(式中、R11、R12およびR13はそれぞれ
水素原子または置換基を表す。ただし、R12、R13の少
なくとも1つはアリール基またはヘテロ環基であり、同
時に無置換フェニル基であることはない。) (4)一対の電極間に発光層もしくは発光層を含む複数
の有機化合物薄層を形成した発光素子において、少なく
とも一層が(1)、(2)または(3)に記載の一般式
(I)、(I−A)、(II)で表される化合物を少なくとも
一種含有する層であることを特徴とする発光素子。 (5)一対の電極間に発光層もしくは発光層を含む複数
の有機化合物薄層を形成した発光素子において、少なく
とも一層が(1)、(2)または(3)に記載の一般式
(I)、(I−A)、(II)で表される化合物を少なくと
も一種発光材料として用いることを特徴とする発光素
子。 (6)一対の電極間に発光層もしくは発光層を含む複数
の有機化合物薄層を形成した発光素子において、少なく
とも一層が(1)、(2)または(3)に記載の一般式
(I)、(I−A)、(II)で表される化合物を少なくと
も一種ポリマーに分散した層であることを特徴とする発
光素子。
【0014】
【発明の実施の形態】まず、本発明の一般式(I)で表
される化合物について詳細に説明する。R1、R3および
4はそれぞれ水素原子または置換基を表す。R2は置換
基を表す。R1、R2、R3およびR4で表される置換基と
しては、例えばアルキル基(好ましくは炭素数1〜2
0、より好ましくは炭素数1〜12、特に好ましくは炭
素数1〜8であり、例えばメチル、エチル、iso−プ
ロピル、tert−ブチル、n−オクチル、n−デシ
ル、n−ヘキサデシル、シクロプロピル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシルなどが挙げられる。)、アルケニル
基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは炭素数
2〜12、特に好ましくは炭素数2〜8であり、例えば
ビニル、アリル、2−ブテニル、3−ペンテニルなどが
挙げられる。)、アルキニル基(好ましくは炭素数2〜
20、より好ましくは炭素数2〜12、特に好ましくは
炭素数2〜8であり、例えばプロパルギル、3−ペンチ
ニルなどが挙げられる。)、アリール基(好ましくは炭
素数6〜30、より好ましくは炭素数6〜20、特に好
ましくは炭素数6〜12であり、例えばフェニル、p−
メチルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、ナ
フチルなどが挙げられる。)、アミノ基(好ましくは炭
素数0〜20、より好ましくは炭素数0〜12、特に好
ましくは炭素数0〜6であり、例えばアミノ、メチルア
ミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジフェニルア
ミノ、ジベンジルアミノなどが挙げられる。)、アルコ
キシ基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭
素数1〜12、特に好ましくは炭素数1〜8であり、例
えばメトキシ、エトキシ、ブトキシなどが挙げられ
る。)、アリールオキシ基(好ましくは炭素数6〜2
0、より好ましくは炭素数6〜16、特に好ましくは炭
素数6〜12であり、例えばフェニルオキシ、2−ナフ
チルオキシなどが挙げられる。)、アシル基(好ましく
は炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜16、特
に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばアセチル、
ベンゾイル、ホルミル、ピバロイルなどが挙げられ
る。)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2
〜20、より好ましくは炭素数2〜16、特に好ましく
は炭素数2〜12であり、例えばメトキシカルボニル、
エトキシカルボニルなどが挙げられる。)、アリールオ
キシカルボニル基(好ましくは炭素数7〜20、より好
ましくは炭素数7〜16、特に好ましくは炭素数7〜1
0であり、例えばフェニルオキシカルボニルなどが挙げ
られる。)、アシルオキシ基(好ましくは炭素数2〜2
0、より好ましくは炭素数2〜16、特に好ましくは炭
素数2〜10であり、例えばアセトキシ、ベンゾイルオ
キシなどが挙げられる。)、アシルアミノ基(好ましく
は炭素数2〜20、より好ましくは炭素数2〜16、特
に好ましくは炭素数2〜10であり、例えばアセチルア
ミノ、ベンゾイルアミノなどが挙げられる。)、アルコ
キシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数2〜20、
より好ましくは炭素数2〜16、特に好ましくは炭素数
2〜12であり、例えばメトキシカルボニルアミノなど
が挙げられる。)、アリールオキシカルボニルアミノ基
(好ましくは炭素数7〜20、より好ましくは炭素数7
〜16、特に好ましくは炭素数7〜12であり、例えば
フェニルオキシカルボニルアミノなどが挙げられ
る。)、スルホニルアミノ基(好ましくは炭素数1〜2
0、より好ましくは炭素数1〜16、特に好ましくは炭
素数1〜12であり、例えばメタンスルホニルアミノ、
ベンゼンスルホニルアミノなどが挙げられる。)、スル
ファモイル基(好ましくは炭素数0〜20、より好まし
くは炭素数0〜16、特に好ましくは炭素数0〜12で
あり、例えばスルファモイル、メチルスルファモイル、
ジメチルスルファモイル、フェニルスルファモイルなど
が挙げられる。)、カルバモイル基(好ましくは炭素数
1〜20、より好ましくは炭素数1〜16、特に好まし
くは炭素数1〜12であり、例えばカルバモイル、メチ
ルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、フェニルカル
バモイルなどが挙げられる。)、アルキルチオ基(好ま
しくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜1
6、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばメチ
ルチオ、エチルチオなどが挙げられる。)、アリールチ
オ基(好ましくは炭素数6〜20、より好ましくは炭素
数6〜16、特に好ましくは炭素数6〜12であり、例
えばフェニルチオなどが挙げられる。)、スルホニル基
(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1
〜16、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えば
メシル、トシルなどが挙げられる。)、スルフィニル基
(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1
〜16、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えば
メタンスルフィニル、ベンゼンスルフィニルなどが挙げ
られる。)、ウレイド基(好ましくは炭素数1〜20、
より好ましくは炭素数1〜16、特に好ましくは炭素数
1〜12であり、例えばウレイド、メチルウレイド、フ
ェニルウレイドなどが挙げられる。)、リン酸アミド基
(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1
〜16、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えば
ジエチルリン酸アミド、フェニルリン酸アミドなどが挙
げられる。)、ヒドロキシ基、メルカプト基、ハロゲン
原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素
原子などが挙げられる。)、シアノ基、スルホ基、カル
ボキシル基、ニトロ基、ヒドロキサム酸基、スルフィノ
基、ヒドラジノ基、イミノ基、ヘテロ環基(好ましくは
炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜12であり、
ヘテロ原子としては、例えば窒素原子、酸素原子、硫黄
原子が挙げられ、具体的には例えばイミダゾリル、ピリ
ジル、フリル、チエニル、ピペリジル、モルホリノ、ベ
ンズオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾ
リルなどが挙げられる。)、シリル基(好ましくは、炭
素数3〜40、より好ましくは炭素数3〜30、さらに
好ましくは、炭素数3〜24であり、例えばトリメチル
シリル、トリエチルシリル、トリフェニルシリルなどが
挙げられる。)などが挙げられる。これらの置換基は更
に置換されてもよい。また、置換基が二つ以上ある場合
は、同じでも異なってもよい。また、可能な場合には連
結して環を形成してもよい。
【0015】R1として好ましくは水素原子、アルキル
基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数
1〜12、特に好ましくは炭素数1〜8であり、例えば
メチル、エチル、n−プロピル、n−オクチル、n−デ
シル、n−ヘキサデシル、シクロプロピル、シクロペン
チル、シクロヘキシルなどが挙げられる。)、シアノ基
およびR1とR2で連結して環を形成したものであり、よ
り好ましくはメチル基、水素原子である。R2として好
ましくはアルキル基(好ましくは炭素数1〜20、より
好ましくは炭素数1〜12、特に好ましくは炭素数1〜
8であり、例えばメチル、エチル、iso−プロピル、
tert−ブチル、n−オクチル、n−デシル、n−ヘ
キサデシル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロ
ヘキシルなどが挙げられる。)、アリール基(好ましく
は炭素数6〜30の単環または二環のアリール基(例え
ばフェニル基、ナフチル基などが挙げられる。)であ
り、より好ましくは炭素数6〜20のフェニル基、更に
好ましくは炭素数6〜12のフェニル基である。)、ア
ルコキシ基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましく
は炭素数1〜12、特に好ましくは炭素数1〜8であ
り、例えばメトキシ、エトキシ、ブトキシなどが挙げら
れる。)、アミノ基(好ましくは炭素数0〜20、より
好ましくは炭素数0〜12、特に好ましくは炭素数0〜
6であり、例えばアミノ、メチルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ジフェニルアミノ、ジベンジルア
ミノなどが挙げられる。)、シアノ基、ハロゲン原子お
よびR1とR2、R2とR3、R 2とR4で連結して環を形成
したものであり、より好ましくはアルキル基、アルコキ
シ基、R2とR3、R2とR4で連結して環を形成したもの
であり、さらに好ましくは、アルキル基、アルコキシ
基、特に好ましくはアルコキシ基であり、最も好ましく
はメトキシ基である。また、可能な場合にはR2で表さ
れる置換基は複数個あってもよい。
【0016】R3、R4として好ましくは、アルキル基
(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1
〜12、特に好ましくは炭素数1〜8であり、例えばメ
チル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチル、
n−オクチル、n−デシル、n−ヘキサデシル、シクロ
プロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げ
られる。)、アリール基(好ましくは炭素数6〜30の
単環または二環のアリール基(例えばフェニル基、ナフ
チル基などが挙げられる。)であり、より好ましくは炭
素数6〜20のフェニル基、更に好ましくは炭素数6〜
12のフェニル基である。)、ヘテロ環基(ヘテロ環基
として好ましくは、N、OまたはS原子の少なくとも一
つを含む3ないし10員の飽和もしくは不飽和のヘテロ
環であり、これらは単環であってもよいし、更に他の環
と縮合環を形成してもよく、より好ましくは芳香族ヘテ
ロ環基であり、更に好ましくは窒素原子あるいは硫黄原
子を含む芳香族ヘテロ環基である。ヘテロ環の具体例と
しては、例えばピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、
モルフォリン、チオフェン、フラン、ピロール、イミダ
ゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリダジ
ン、トリアゾール、トリアジン、インドール、インダゾ
ール、プリン、チアゾリン、チアゾール、チアジアゾー
ル、オキサゾリン、オキサゾール、オキサジアゾール、
キノリン、イソキノリン、フタラジン、ナフチリジン、
キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、プテリジン、
アクリジン フェナントロリン、フェナジン、テトラゾ
ール、ベンズイミダゾール、ベンズオキサゾール、ベン
ズチアゾール、ベンゾトリアゾール、テトラザインデン
などが挙げられる。ヘテロ環として好ましくは、チオフ
ェン、トリアゾール、オキサゾール、トリアジン、キノ
リンであり、より好ましくはチオフェン、トリアジン、
キノリンである。更に好ましくは、チオフェンであ
る。)である。
【0017】R3、R4としてより好ましくはアリール基
または芳香族ヘテロ環基であり、更に好ましくアリール
基であり、特に好ましくは、炭素数6〜12のフェニル
基(例えばフェニル基、p−メチルフェニル基、m−メ
チルフェニル基、ナフチル基などが挙げられる。)であ
る。
【0018】Ar1は3価以上のアリール基を表す。A
1として好ましくは炭素数6〜30の単環または二環
のアリール基であり、より好ましくは炭素数6〜20の
フェニル基、さらに好ましくは炭素数6〜12のフェニ
ル基である。また、Ar1はさらに置換基を有してもよ
く、置換基としては一般式(I)記載のR1〜R4の置換
基として挙げたものが適用できる。
【0019】一般式(I)で表される化合物のうち、好
ましくは下記一般式(I−a)で表される化合物である。
【0020】
【化7】
【0021】(式中、R1、R2はそれぞれ一般式(I)
における R1、R2と同義であり、また、好ましい範囲
も同様である。Ar3、Ar4はそれぞれアリール基ある
いは芳香族へテロ環基を表し、好ましくはアリール基で
あり、より好ましくは炭素数6〜30の単環または二環
のアリール基であり、より好ましくは炭素数6〜20の
フェニル基、さらに好ましくは炭素数6〜12のフェニ
ル基である。また、Ar3とAr4とが互いに連結して環
を形成してもよい。)
【0022】一般式(I)で表される化合物のうち、よ
り好ましくは下記一般式(I−A)で表される化合物であ
る。
【0023】
【化8】
【0024】(式中、R1は一般式(I)におけるR1
同義であり、また、好ましい範囲も同様である。R5
水素原子、脂肪族炭化水素基、アリール基またはヘテロ
環基を表す。Ar3、Ar4はそれぞれアリール基あるい
は芳香族へテロ環基を表す。また、Ar3とAr4とが互
いに連結して環を形成してもよい。)
【0025】R5で表される脂肪族炭化水素基は、直
鎖、分岐または環状のアルキル基(好ましくは炭素数1
〜30、より好ましくは炭素数1〜20、更に好ましく
は炭素数1〜12であり、例えばメチル、エチル、is
o−プロピル、tert−ブチル、n−オクチル、n−
デシル、n−ヘキサデシル、シクロプロピル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシルなどが挙げられる。)、アルケ
ニル基(好ましくは炭素数2〜30、より好ましくは炭
素数2〜20、更に好ましくは炭素数2〜12であり、
例えばビニル、アリル、2−ブテニル、3−ペンテニル
などが挙げられる。)、アルキニル基(好ましくは炭素
数2〜30、より好ましくは炭素数2〜20、更に好ま
しくは炭素数2〜12であり、例えばプロパルギル、3
−ペンチニルなどが挙げられる。)であり、好ましくは
アルキル基であり、より好ましくはメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基である。
【0026】R5で表されるアリール基としては、好ま
しくは炭素数6〜30の単環または二環のアリール基で
あり、より好ましくは炭素数6〜20のフェニル基、更
に好ましくは炭素数6〜12のフェニル基である。
【0027】R5で表されるヘテロ環基は、N、Oまた
はS原子の少なくとも一つを含む3ないし10員の飽和
もしくは不飽和のヘテロ環であり、これらは単環であっ
てもよいし、更に他の環と縮合環を形成してもよい。ヘ
テロ環の具体例としては、例えばピロリジン、ピペリジ
ン、ピペラジン、モルフォリン、チオフェン、フラン、
ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラ
ジン、ピリダジン、トリアゾール、トリアジン、インド
ール、インダゾール、プリン、チアゾリン、チアゾー
ル、チアジアゾール、オキサゾリン、オキサゾール、オ
キサジアゾール、キノリン、イソキノリン、フタラジ
ン、ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノ
リン、プテリジン、アクリジン フェナントロリン、フ
ェナジン、テトラゾール、ベンズイミダゾール、ベンズ
オキサゾール、ベンズチアゾール、ベンゾトリアゾー
ル、テトラザインデンなどが挙げられる。
【0028】R5で表されるヘテロ環基として好ましく
は、芳香族ヘテロ環基である。芳香族へテロ環基とし
て、好ましくは窒素原子、酸素原子あるいは硫黄原子を
含む5ないしは6員の芳香族へテロ環基であり、例えば
チオフェン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピ
リジン、ピラジン、ピリダジン、トリアゾール、トリア
ジン、インドール、インダゾール、チアジアゾール、オ
キサジアゾール、キノリン、フタラジン、キノキサリ
ン、キナゾリン、シンノリン、テトラゾール、チアゾー
ル、オキサゾール、ベンズイミダゾール、ベンズオキサ
ゾール、ベンズチアゾール、ベンゾトリアゾールが挙げ
られ、より好ましくは、チオフェン、イミダゾール、ピ
リジン、キノリン、チアゾール、オキサゾール、ベンズ
イミダゾール、ベンズオキサゾール、ベンズチアゾー
ル、ベンゾトリアゾールが挙げられ、更に好ましくは、
チオフェン、ピリジン、キノリンである。
【0029】R5として好ましくは脂肪族炭化水素基で
あり、より好ましくはアルキル基(好ましくは炭素数1
〜30、より好ましくは炭素数1〜20、更に好ましく
は炭素数1〜12である。)であり、さらに好ましくは
メチル基、エチル基であり、最も好ましくはメチル基で
ある。Ar3、Ar4で表されるアリール基は一般式(I
−A)記載のR5で表されるアリ−ル基と同義であり、ま
た、好ましい範囲も同様である。
【0030】Ar3、Ar4で表される芳香族へテロ環基
として、好ましくは窒素原子、酸素原子あるいは硫黄原
子を含む5ないしは6員の芳香族へテロ環基であり、例
えばチオフェン、ピロール、イミダゾール、ピラゾー
ル、ピリジン、ピラジン、ピリダジン、トリアゾール、
トリアジン、インドール、インダゾール、チアジアゾー
ル、オキサジアゾール、キノリン、フタラジン、キノキ
サリン、キナゾリン、シンノリン、テトラゾール、チア
ゾール、オキサゾール、ベンズイミダゾール、ベンズオ
キサゾール、ベンズチアゾール、ベンゾトリアゾールが
挙げられ、より好ましくは、チオフェン、イミダゾー
ル、ピリジン、キノリン、チアゾール、オキサゾール、
ベンズイミダゾール、ベンズオキサゾール、ベンズチア
ゾール、ベンゾトリアゾールが挙げられ、更に好ましく
は、チオフェン、ピリジン、キノリンである。
【0031】次に一般式(II)で表される化合物につい
て詳細に説明する。R11は水素原子または置換基を表
し、置換基としては一般式(1)記載のR1〜R5の置換
基として挙げたものが適用でき、好ましい範囲はR1
同様である。R12、R13はそれぞれ水素原子または置換
基を表す。ただし、R12、R13の少なくとも一方はアリ
ール基またはヘテロ環基であり、同時に無置換フェニル
基であることはない。R12、R13で表される置換基は一
般式(I)におけるR1〜R4のそれらと同義である。
12、R13として好ましくはアリール基またはヘテロ環
基であり、一般式(I−A)記載のR5におけるアリール
基、ヘテロ環基と同義であり、また、好ましい範囲も同
様である。
【0032】R12、R13で表されるアリール基およびヘ
テロ環基は置換基を有してもよく、置換基としては一般
式(I)におけるR1〜R4の置換基として挙げたものが
適用できる。
【0033】一般式(II)で表される化合物のうち、好
ましくは下記一般式(II−a)で表される化合物であ
る。
【0034】
【化9】
【0035】(式中、R11は一般式(II)におけるR11
同義であり、また、好ましい範囲も同様である。A
5、Ar6はそれぞれアリール基あるいは芳香族へテロ
環基を表す。ただし、Ar5、Ar6が同時に無置換フェ
ニル基であることはない。Ar5、Ar6はそれぞれアリ
ール基あるいは芳香族へテロ環基を表し、一般式(I−
a)におけるAr3、Ar4と同義であり、好ましい範囲
も同様である。)
【0036】一般式(I)、(II)で表される化合物は
低分子量化合物であっても良いし、一般式(I)、(I
I)で表される残基がポリマー主鎖に接続された高分子
量化合物(好ましくは重量平均分子量1000〜500
0000、特に好ましくは5000〜2000000、
さらに好ましくは10000〜1000000)もしく
は、一般式(I)、(II)の骨格を主鎖にもつ高分子量
化合物(好ましくは重量平均分子量1000〜5000
000、特に好ましくは5000〜2000000、更
に好ましくは10000〜1000000)であっても
よい。高分子量化合物の場合は、ホモポリマーであって
も良いし、他のモノマーとの共重合体であってもよく、
共重合体である場合はランダム共重合体であっても、ブ
ロック共重合体であってもよい。一般式(I)、(II)
で表される化合物としては、好ましくは、低分子量化合
物である。また、一般式(I)、(II)は便宜的に極限
構造式で表しているが、その互変異性体であってもよ
い。また、幾何異性体が存在する場合にはいずれのもの
であってもよい。
【0037】以下に一般式(I)、(II)で表される化
合物の具体例を挙げるが本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0038】
【化10】
【0039】
【化11】
【0040】
【化12】
【0041】
【化13】
【0042】
【化14】
【0043】
【化15】
【0044】
【化16】
【0045】
【化17】
【0046】
【化18】
【0047】
【化19】
【0048】次に本発明の一般式(I)、(II)で表さ
れる化合物の合成例の一部を以下に示す。一般式
(I)、(II)で表される化合物は種々の合成法により
合成することができるが、例えばトリアリールアミンの
アリール基をホルミル化した後、活性メチレン化合物と
塩基存在下反応させる方法などが適用できる。例示化合
物1の合成法
【0049】
【化20】
【0050】化合物Aの合成 ジメチルホルムアミド10mLを0℃に冷却し、オキシ
塩化リン2.6mLを滴下し、滴下終了後、室温、30
分間攪拌し、(3−メトキシフェニル)ジフェニルアミ
ン5.5gをジメチルホルムアミド5mLに溶解したも
のを滴下し、0℃、2時間攪拌する。次に反応液を水中
に滴下し、1時間撹拌した後析出した結晶をろ過し化合
物A((4−ホルミル−3−メトキシフェニル)ジフェニ
ルアミン)5.0g(82%)を得た。 例示化合物1の合成 (4−ホルミル−3−メトキシフェニル)ジフェニルア
ミン1.77g(5.8ミリモル)、1,3−インダン
ジオン0.85g(5.8ミリモル)、エタノール15
0mlを5時間加熱還流した後、反応液を室温に冷却
し、析出した結晶をろ過し、例示化合物1を2.51g
(収率88%)得た。 融点230〜233℃
【0051】例示化合物10の合成 例示化合物1と同様の方法で、9−フェニル−3−カル
バルデヒド、2.0g(7.3ミリモル)、1,3−イ
ンダンジオン1.07g(7.3ミリモル)、エタノー
ル100mlを用いて例示化合物10を2.0g(収率
69%)得た。 融点235〜238℃
【0052】例示化合物101の合成 例示化合物1と同様の方法で N,N−((4−ホルミルフ
ェニル)−(4−トリル))アニリン、5.74g(2
0モル)、1,3−インダンジオン2.92g(20ミ
リモル)、エタノール250mlを用いて例示化合物1
01を6.2g(収率67%)得た。 融点208〜209℃
【0053】例示化合物102の合成 例示化合物1と同様の方法で(4−ホルミルフェニル)
−ジ−(4−トリル)アミン、3.01g(10ミリモ
ル)、1,3−インダンジオン1.46g(10ミリモ
ル)、エタノール200mlを用いて例示化合物102
を6.2g(収率67%)得た。 融点165〜167℃
【0054】例示化合物107の合成 例示化合物1と同様の方法で(4−ホルミルフェニル)
−ジ−(4−メトキシフェニル)アミン、2.20g
(6.6ミリモル)、1,3−インダンジオン1.00
g(6.6ミリモル)、エタノール100mlを用いて
例示化合物107を2.15g(収率70%)得た。 融点171〜172℃
【0055】本発明の発光素子は陽極、陰極の一対の電
極間に発光層もしくは発光層を含む複数の有機化合物薄
膜を形成したで素子であり、発光層のほか正孔注入層、
正孔輸送層、電子注入層、電子輸送層、保護層などを有
してもよく、またこれらの各層はそれぞれ他の機能を備
えたものであってもよい。各層の形成にはそれぞれ種々
の材料を用いることができる。
【0056】陽極は正孔注入層、正孔輸送層、発光層な
どに正孔を供給するものであり、金属、合金、金属酸化
物、電気伝導性化合物、またはこれらの混合物などを用
いることができ、好ましくは仕事関数が4eV以上の材
料である。具体例としては酸化スズ、酸化亜鉛、酸化イ
ンジウム、酸化インジウムスズ(ITO)等の導電性金
属酸化物、あるいは金、銀、クロム、ニッケル等の金
属、さらにこれらの金属と導電性金属酸化物との混合物
または積層物、ヨウ化銅、硫化銅などの無機導電性物
質、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリピロールなど
の有機導電性材料、およびこれらとITOとの積層物な
どが挙げられ、好ましくは、導電性金属酸化物であり、
特に、生産性、高導電性、透明性等の点からITOが好
ましい。陽極の膜厚は材料により適宜選択可能である
が、通常10nm〜5μmの範囲のものが好ましく、よ
り好ましくは50nm〜1μmであり、更に好ましくは
100nm〜500nmである。
【0057】陽極は通常、ソーダライムガラス、無アル
カリガラス、透明樹脂基板などの上に層形成したものが
用いられる。ガラスを用いる場合、その材質について
は、ガラスからの溶出イオンを少なくするため、無アル
カリガラスを用いることが好ましい。また、ソーダライ
ムガラスを用いる場合、シリカなどのバリアコートを施
したものを使用することが好ましい。基板の厚みは、機
械的強度を保つのに十分であれば特に制限はないが、ガ
ラスを用いる場合には、通常0.2mm以上、好ましく
は0.7mm以上のものを用いる。陽極の作製には材料
によって種々の方法が用いられるが、例えばITOの場
合、電子ビーム法、スパッタリング法、抵抗加熱蒸着
法、化学反応法(ゾル−ゲル法など)、酸化インジウム
スズの分散物の塗布などの方法で膜形成される。陽極は
洗浄その他の処理により、素子の駆動電圧を下げたり、
発光効率を高めることも可能である。例えばITOの場
合、UV−オゾン処理、プラズマ処理などが効果的であ
る。
【0058】陰極は電子注入層、電子輸送層、発光層な
どに電子を供給するものであり、電子注入層、電子輸送
層、発光層などの負極と隣接する層との密着性やイオン
化ポテンシャル、安定性等を考慮して選ばれる。陰極の
材料としては金属、合金、金属ハロゲン化物、金属酸化
物、電気伝導性化合物、またはこれらの混合物を用いる
ことができ、具体例としてはアルカリ金属(例えばL
i、Na、K等)及びそのフッ化物、アルカリ土類金属
(例えばMg、Ca等)及びそのフッ化物、金、銀、
鉛、アルニウム、ナトリウム−カリウム合金またはそれ
らの混合金属、リチウム−アルミニウム合金またはそれ
らの混合金属、マグネシウム−銀合金またはそれらの混
合金属、インジウム、イッテリビウム等の希土類金属等
が挙げられ、好ましくは仕事関数が4eV以下の材料で
あり、より好ましくはアルミニウム、リチウム−アルミ
ニウム合金またはそれらの混合金属、マグネシウム−銀
合金またはそれらの混合金属等である。陰極は、上記化
合物及び混合物の単層構造だけでなく、上記化合物及び
混合物を含む積層構造を取ることもできる。陰極の膜厚
は材料により適宜選択可能であるが、通常10nm〜5
μmの範囲のものが好ましく、より好ましくは50nm
〜1μmであり、更に好ましくは100nm〜1μmで
ある。陰極の作製には電子ビーム法、スパッタリング
法、抵抗加熱蒸着法、コーティング法などの方法が用い
られ、金属を単体で蒸着することも、二成分以上を同時
に蒸着することもできる。さらに、複数の金属を同時に
蒸着して合金電極を形成することも可能であり、またあ
らかじめ調整した合金を蒸着させてもよい。陽極及び陰
極のシート抵抗は低い方が好ましく、数百Ω/□以下が
好ましい。
【0059】発光層の材料は、電界印加時に陽極または
正孔注入層、正孔輸送層から正孔を注入することができ
ると共に陰極または電子注入層、電子輸送層から電子を
注入することができる機能や、注入された電荷を移動さ
せる機能、正孔と電子の再結合の場を提供して発光させ
る機能を有する層を形成することができるものであれば
何でもよい。好ましくは発光層に本発明の化合物を含有
するものであるが、他の発光材料を用いることもでき
る。例えばベンゾオキサゾール誘導体、ベンゾイミダゾ
ール誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、スチリルベンゼ
ン誘導体、ポリフェニル誘導体、ジフェニルブタジエン
誘導体、テトラフェニルブタジエン誘導体、ナフタルイ
ミド誘導体、クマリン誘導体、ペリレン誘導体、ペリノ
ン誘導体、オキサジアゾール誘導体、アルダジン誘導
体、シクロペンタジエン誘導体、ビススチリルアントラ
セン誘導体、キナクリドン誘導体、ピロロピリジン誘導
体、チアジアゾロピリジン誘導体、シクロペンタジエン
誘導体、スチリルアミン誘導体、芳香族ジメチリディン
化合物、8−キノリノール誘導体の金属錯体や希土類錯
体に代表される各種金属錯体等、ポリチオフェン、ポリ
フェニレン、ポリフェニレンビニレン等のポリマー化合
物等が挙げられる。発光層の膜厚は特に限定されるもの
ではないが、通常1nm〜5μmの範囲のものが好まし
く、より好ましくは5nm〜1μmであり、更に好まし
くは10nm〜500nmである。発光層の形成方法
は、特に限定されるものではないが、抵抗加熱蒸着、電
子ビーム、スパッタリング、分子積層法、コーティング
法(スピンコート法、キャスト法、ディップコート法な
ど)、LB法などの方法が用いられ、好ましくは抵抗加
熱蒸着、コーティング法である。
【0060】正孔注入層、正孔輸送層の材料は、陽極か
ら正孔を注入する機能、正孔を輸送する機能、陰極から
注入された電子を障壁する機能のいずれか有しているも
のであればよい。その具体例としては、カルバゾール誘
導体、トリアゾール誘導体、オキサゾール誘導体、オキ
サジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリー
ルアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導
体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導
体、アミノ置換カルコン誘導体、スチリルアントラセン
誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチ
ルベン誘導体、シラザン誘導体、芳香族第三級アミン化
合物、スチリルアミン化合物、芳香族ジメチリディン系
化合物、ポルフィリン系化合物、ポリシラン系化合物、
ポリ(N−ビニルカルバゾール)誘導体、アニリン系共
重合体、チオフェンオリゴマー、ポリチオフェン等の導
電性高分子オリゴマー等が挙げられる。正孔注入層、正
孔輸送層の膜厚は特に限定されるものではないが、通常
1nm〜5μmの範囲のものが好ましく、より好ましく
は5nm〜1μmであり、更に好ましくは10nm〜5
00nmである。正孔注入層、正孔輸送層は上述した材
料の1種または2種以上からなる単層構造であってもよ
いし、同一組成または異種組成の複数層からなる多層構
造であってもよい。正孔注入層、正孔輸送層の形成方法
としては、真空蒸着法やLB法、前記正孔注入輸送剤を
溶媒に溶解または分散させてコーティングする方法(ス
ピンコート法、キャスト法、ディップコート法など)が
用いられる。コーティング法の場合、樹脂成分と共に溶
解または分散することができ、樹脂成分としては例え
ば、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレ
ート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリフェニレンオ
キシド、ポリブタジエン、ポリ(N−ビニルカルバゾー
ル)、炭化水素樹脂、ケトン樹脂、フェノキシ樹脂、ポ
リアミド、エチルセルロース、酢酸ビニル、ABS樹
脂、ポリウレタン、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂など
が挙げられる。
【0061】電子注入層、電子輸送層の材料は、陰極か
ら電子を注入する機能、電子を輸送する機能、陽極から
注入された正孔を障壁する機能のいずれか有しているも
のであればよい。その具体例としては、トリアゾール誘
導体、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、
フルオレノン誘導体、アントラキノジメタン誘導体、ア
ントロン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、チオピラン
ジオキシド誘導体、カルビジイミド誘導体、フルオレニ
リデンメタン誘導体、ジスチリルピラジン誘導体、ナフ
タレンペリレン等の複素環テトラカルボン酸無水物、フ
タロシアニン誘導体、8−キノリノール誘導体の金属錯
体やメタルフタロシアニン、ベンゾオキサゾールやベン
ゾチアゾールを配位子とする金属錯体に代表される各種
金属錯体等が挙げられる。電子注入層、電子輸送層の膜
厚は特に限定されるものではないが、通常1nm〜5μ
mの範囲のものが好ましく、より好ましくは5nm〜1
μmであり、更に好ましくは10nm〜500nmであ
る。電子注入層、電子輸送層は上述した材料の1種また
は2種以上からなる単層構造であってもよいし、同一組
成または異種組成の複数層からなる多層構造であっても
よい。電子注入層、電子輸送層の形成方法としては、真
空蒸着法やLB法、前記電子注入輸送剤を溶媒に溶解ま
たは分散させてコーティングする方法(スピンコート
法、キャスト法、ディップコート法など)などが用いら
れる。コーティング法の場合、樹脂成分と共に溶解また
は分散することができ、樹脂成分としては例えば、正孔
注入輸送層の場合に例示したものが適用できる。
【0062】保護層の材料としては水分や酸素等の素子
劣化を促進するものが素子内に入ることを抑止する機能
を有しているものであればよい。その具体例としては、
In、Sn、Pb、Au、Cu、Ag、Al、Ti、N
i等の金属、MgO、SiO、SiO2、Al2O3、G
eO、NiO、CaO、BaO、Fe23、Y23、T
iO2等の金属酸化物、MgF2、LiF、AlF3、C
aF3等の金属フッ化物、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリメチルメタクリレート、ポリイミド、ポリウレ
ア、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフル
オロエチレン、ポリジクロロジフルオロエチレン、クロ
ロトリフルオロエチレンとジクロロジフルオロエチレン
との共重合体、テトラフルオロエチレンと少なくとも1
種のコモノマーとを含むモノマー混合物を共重合させて
得られる共重合体、共重合主鎖に環状構造を有する含フ
ッ素共重合体、吸水率1%以上の吸水性物質、吸水率
0.1%以下の防湿性物質等が挙げられる。保護層の形
成方法についても特に限定はなく、例えば真空蒸着法、
スパッタリング法、反応性スパッタリング法、MBE
(分子線エピタキシ)法、クラスターイオンビーム法、
イオンプレーティング法、プラズマ重合法(高周波励起
イオンプレーティング法)、プラズマCVD法、レーザ
ーCVD法、熱CVD法、ガスソースCVD法、コーテ
ィング法を適用できる。
【0063】本発明の化合物は陽極、陰極の一対の電極
間に発光層もしくは発光層を含む複数の有機化合物薄膜
を形成したで素子において、好ましくは発光材料、正孔
注入材料、正孔輸送材料、電子注入材料、電子輸送材料
などとして用い、より好ましくは発光材料、正孔注入材
料、正孔輸送材料として用い、さらに好ましくは発光材
料として用いる。
【0064】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれにより限定されるものではない。 実施例1 25mm×25mm×0.7mmのガラス基板上にIT
Oを150nmの厚さで製膜したものを透明支持基板と
した。この透明支持基板をエッチング、洗浄後、TPD
(N,N' −ビス(3−メチルフェニル)−N,N'−
ジフェニルベンジジン)約40nm、表1記載の化合物
約40nmおよびAlq(トリス(8−ヒドロキシキノ
リナト)アルミニウム)約20nmを順に10−5〜1
0−6Torrの真空中で、基板温度室温の条件下蒸着
した。有機薄膜上にパターニングしたマスク(発光面積
が4mm×5mmとなるマスク)を設置し、蒸着装置内
でマグネシウム:銀=10:1を50nm共蒸着した
後、銀50nmを蒸着し、発光素子を作製した。東陽テ
クニカ製ソースメジャーユニット2400型を用いて、
直流定電圧をEL素子に印加し発光させ、その輝度をト
プコン社の輝度計BM−8、発光波長、色度座標を浜松
ホトニクス社製スペクトルアナライザーPMA−11を
用いて測定した。その結果を表1に示す。
【0065】
【表1】
【0066】
【化21】
【0067】表1の結果から明らかな様に、本発明の化
合物は単独で発光層として用いると種々の波長で高輝度
発光が可能であった。特に、特開平8−97465に電
子輸送材料として記載されている比較化合物aに対して
も、本発明の化合物を発光材料として用いることによ
り、長波化が実現でき、良好な色純度を与えた。
【0068】実施例2 実施例1と同様にITO基板をエッチング、洗浄後、T
PD約40nm蒸着した後、表2記載の化合物およびA
lq(トリス(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウ
ム)をそれぞれ蒸着速度0.04Å/秒、4Å/秒で膜
厚約40nmとなるように共蒸着し、さらに、Alq約
20nmを蒸着した。次いで実施例1と同様に陰極を蒸
着し発光素子を作製し、作製した発光素子の評価を行っ
た。結果を表2に示す。
【0069】
【表2】
【0070】表2の結果から明らかな様に、本発明の化
合物をドープ色素として用いると色純度に優れ、高輝度
発光が可能であることがわかる。
【0071】実施例3 実施例1と同様にITO基板をエッチング、洗浄後、ポ
リ(N−ビニルカルバゾール)40mg、PBD(2−
(4−ビフェニルイル)−5−(4−tert−ブチル
フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール)12m
g、表3記載の化合物0.5mgを1,2−ジクロロエ
タン3mlに溶解し、洗浄したITO基板上にスピンコ
ートした。生成した有機薄膜の膜厚は、約120nmで
あった。次いで実施例1と同様に陰極を蒸着し発光素子
を作製し、作製した発光素子の評価を行った。結果を表
3に示す。
【0072】
【表3】
【0073】表3の結果から明らかな様に、本発明の化
合物を用いた素子では、比較化合物に比べ、通常発光輝
度が低い塗布方式においても低電圧駆動、高輝度発光が
可能である。
【0074】実施例4 実施例1と同様にITO基板をエッチング、洗浄後、例
示化合物101を約60nm蒸着した後、Alq約40n
m蒸着し、次いで実施例1と同様に陰極を蒸着し、発光
素子を作製した。作製した素子を評価した結果、15V
で輝度130cd/m2を示した。λmax=631n
m、CIE色度(x、y)=(0.63、0.37)の
色純度の高い赤色発光が観測され、本発明の化合物が正
孔注入輸送剤兼発光剤として有効であることがわかっ
た。
【0075】実施例5 実施例1と同様にエッチング、洗浄したITOガラス基
板上に、ポリ(N−ビニルカルバゾール)40mg、
2,5−ビス(1−ナフチル)−1,3,4−オキサジ
アゾール12mg、1,1,4,4−テトラフェニルブ
タジエン10mg、DCM(4−(ジシアノメチレン)
−2−メチル−6−(p−ジメチルアミノスチリル)−
4H−ピラン)0.5mgおよび本発明の例示化合物1
01 0.1mgを1,2−ジクロロエタン3mlに溶
解した溶液をスピンコートした。次いで実施例1と同様
に陰極を蒸着し、発光素子を作製した。この素子にIT
O電極を陽極、Mg:Ag電極を陰極として直流電圧を
印加して発光特性を調べたところ、15VでCIE色度
図上(x、y)=(0.35、0.36)の白色発光
(輝度1300cd/m2)が得られ、白色発光に有効で
あることがわかった。
【0076】
【発明の効果】本発明の化合物を含有する発光素子は、
通常高輝度化が困難とされている非ドープ型発光素子で
も高輝度発光可能で、特に従来に比べて高輝度かつ色純
度の高い赤色EL発光を可能にし、面状に優れ耐久性に
優れる素子を与える。また、非ドープ型素子では素子間
の性能のばらつきが小さく製造コスト面等で有利な素子
作製が可能となる。また。通常発光輝度の低い塗布方式
でも良好な発光特性が得られる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 11/06 680 C09K 11/06 680 4C056 C07C 225/22 C07C 225/22 4C204 C07D 209/86 C07D 209/86 4H006 215/14 215/14 4H056 223/22 223/22 241/46 241/46 265/38 265/38 279/22 279/22 333/36 333/36 C09B 23/00 C09B 23/00 H H05B 33/14 H05B 33/14 B Fターム(参考) 3K007 AB02 AB03 AB04 AB06 CA01 CA05 CB01 DA00 DB03 EB00 FA01 4C023 GA01 4C031 BA07 4C034 DT01 DU12 4C036 AA02 AA16 AA17 4C056 AA02 AB01 AC03 AD05 AE03 EA07 EC02 4C204 BB05 BB09 CB25 EB01 FB07 FB08 FB09 GB15 GB19 4H006 AA01 AB92 BP30 BR70 BU46 4H056 CA01 CC08 CE06 FA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表される化合物であ
    ることを特徴とする発光素子材料。 【化1】 (式中、R1、R3およびR4はそれぞれ水素原子または置
    換基を表す。R2は置換基を表す。R2は複数であっても
    よく、この場合R2同士が連結して環を形成してもよ
    い。Ar1は3価以上のアリール基を表す。R1とR2
    2とR3、R2とR4、R3とR4はそれぞれ互いに連結し
    て環を形成してもよい。)
  2. 【請求項2】 下記一般式(I−A)で表されることを特
    徴とする化合物。 【化2】 (式中、R1は水素原子または置換基を表す。R5は水素
    原子、脂肪族炭化水素基、アリール基またはヘテロ環基
    を表す。Ar3、Ar4はそれぞれアリール基あるいは芳
    香族へテロ環基を表す。Ar3とAr4は互いに連結して
    環を形成してもよい。)
  3. 【請求項3】 下記一般式(II)で表される化合物であ
    ることを特徴とする発光素子材料。 【化3】 (式中、R11、R12およびR13はそれぞれ水素原子また
    は、置換基を表す。ただし、R12、R13は少なくともど
    ちらか一方はアリール基またはヘテロ環基であり、同時
    に無置換フェニル基であることはない。)
  4. 【請求項4】 一対の電極間に発光層もしくは発光層を
    含む複数の有機化合物薄層を形成した発光素子におい
    て、少なくとも一層が請求項1、2または3に記載の一
    般式(I)、(I−A)、(II)で表される化合物を少なく
    とも一種含有する層であることを特徴とする発光素子。
  5. 【請求項5】 一対の電極間に発光層もしくは発光層を
    含む複数の有機化合物薄層を形成した発光素子におい
    て、少なくとも一層が請求項1、2または3に記載の一
    般式(I)、(I−A)、(II)で表される化合物を少な
    くとも一種発光材料として用いることを特徴とする発光
    素子。
  6. 【請求項6】 一対の電極間に発光層もしくは発光層を
    含む複数の有機化合物薄層を形成した発光素子におい
    て、少なくとも一層が請求項1、2または3に記載の一
    般式(I)、(I−A)、(II)で表される化合物を少な
    くとも一種ポリマーに分散した層であることを特徴とす
    る発光素子。
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