JP2001028925A - コンバインの枠構造 - Google Patents

コンバインの枠構造

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JP2001028925A
JP2001028925A JP11208222A JP20822299A JP2001028925A JP 2001028925 A JP2001028925 A JP 2001028925A JP 11208222 A JP11208222 A JP 11208222A JP 20822299 A JP20822299 A JP 20822299A JP 2001028925 A JP2001028925 A JP 2001028925A
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frame
frames
combine
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engine
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JP11208222A
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Keita Kamikubo
啓太 上窪
Tomoyoshi Hirose
知義 廣瀬
Junichi Shono
潤一 正野
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のクローラ式走行装置上に選別装置、脱
穀部及びエンジンルームを載置固定したコンバインにお
いては、脱穀部の構成フレームはトラックフレームと別
体構造であり、グレンタンク、エンジン、キャビン等の
積み上げ構成ができないために組立作業に時間がかか
り、その上、必ずしも機体中心に対して左右対称ではな
いため、機体左右での組立用部材の共通化が難しく、ま
た、作業中の左右機体バランスが一定しにくいため、高
速走行等で運転操作がやりにくい、という問題があっ
た。 【解決手段】 脱穀部18の構成フレームと、該構成フ
レーム下部に連結したトラックフレーム306とを一体
的な枠構造にすると共に、該枠構造を機体中心に対して
左右対称に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインにおい
て、組み立てが容易で、機体バランスにも優れる脱穀部
やエンジンルームの枠組みの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりコンバインにおいては、クロー
ラー式走行装置上に下部フレームが搭載され、該下部フ
レーム上に選別装置、脱穀部、及びエンジン等を収納す
るエンジンルームが載置固定され、脱穀部上には略逆三
角形状の漏斗状に形成されたグレンタンクが配置されて
いた。該グレンタンクの下部には落下する穀粒を右側に
搬送するスクリュー式の横送りコンベアが軸支され、該
横送りコンベアの側方位置には、横送りコンベアに駆動
力を伝達するための駆動ケースや、横送りコンベアから
の穀粒を後方に搬送する排出コンベアが配置され、該排
出コンベア後端は穀粒を排出オーガに揚穀する縦コンベ
アに連通されていた。
【0003】このような構成において、前記脱穀部に
は、構造強度上脱穀部を支持すると共に側板を連結する
ための構成フレームが設けられ、該構成フレームの下部
の前記下部フレームには、走行装置の主な枠構造を形成
するトラックフレームが連結され、該トラックフレーム
は前記構成フレームとは全く別体に構成されており、し
かもこのトラックフレームは構成フレームの幅内方に位
置する構造となっていた。また、前記エンジン、エンジ
ンの各種周辺装置、駆動ケース、及び縦コンベア等を取
り付けるための部材は統一されておらず、各装置とも異
なる部材に締結具等を用いて別々に固定するようにして
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成フ
レームはトラックフレームと別体構造であり、グレンタ
ンク、エンジン、キャビン等の積み上げ構成ができない
ために組立作業に時間がかかり、その上、必ずしも機体
中心に対して左右対称ではないため、機体左右での組立
用部材の共通化が難しく、また、作業中の左右機体バラ
ンスが一定しにくいため、高速走行等で運転操作がやり
にくい、という問題があった。また、前述のようにトラ
ックフレームは機体幅内方に配置されていたため、走行
中にクローラに土や泥が巻き込まれると該クローラと機
体下面との間にそのまま溜まり、走行トラブルの原因に
なる、という問題があった。
【0005】そして、前記エンジン、エンジンの各種周
辺装置、駆動ケース、及び縦コンベア等が取り付けられ
る部材がそれぞれ異なるため、取り付けが煩雑で組み立
てに要する時間が長くなり、さらには、専用の支持部材
を設ける必要から連結構成が複雑となり、重量増やコス
トアップを招く、という問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。すなわち、請求項1においては、
クローラ式走行装置上に選別装置、脱穀部及びエンジン
ルームを載置固定したコンバインにおいて、前記脱穀部
の構成フレームと、該構成フレーム下部に連結したトラ
ックフレームとを一体的な枠構造にしたものである。
【0007】請求項2においては、請求項1記載の枠構
造を機体中心に対して左右対称に構成したものである。
【0008】請求項3においては、請求項1又は請求項
2記載の構成フレームのうち、機体側方に前後方向に配
置した左右の下部フレームと、該下部フレームから立設
した縦フレームと、該縦フレームの上部を前後方向に連
結した左右の上部フレームとにより前記脱穀部の左右の
側板を連結し、前記下部フレーム間を下部連結フレーム
で左右方向に連結し、前記上部フレーム間を上部連結フ
レームで左右方向に連結したものである。
【0009】請求項4においては、請求項3記載の側板
間を左右方向の連結部材で連結したものである。
【0010】請求項5においては、請求項1乃至請求項
4記載のトラックフレームを、前記側板下方で機体幅外
方に連結したものである。
【0011】請求項6においては、請求項5記載のトラ
ックフレーム間を左右方向の連結部材で連結したもので
ある。
【0012】請求項7においては、クローラ式走行装置
上に選別装置、脱穀部及びエンジンルームを載置固定し
たコンバインにおいて、該エンジンルームのルームフレ
ームに、エンジン、該エンジンの周辺装置、グレンタン
ク内の穀粒を側方に搬送する横送りコンベア駆動のため
の駆動ケース、及びこの穀粒を排出オーガまで揚穀する
縦コンベア等を取り付け可能に構成したものである。
【0013】請求項8においては、請求項7記載の周辺
装置を、マフラー、エアクリーナ、ラジエータ、ロータ
リースクリーン等としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は汎用コンバイン全体の側面一部
断面図、図2は同じく平面一部断面図、図3は脱穀部及
び揺動選別装置の側面断面図、図4は脱穀部の構成フレ
ームの説明図、図5は脱穀部のフレーム構成の左側面
図、図6は同じく右側面図、図7は同じく正面図、図8
は同じく背面図、図9は脱穀部右側部の正面図、図10
は同じく正面一部断面図、図11は同じく側面図、図1
2は脱穀部開閉カバーを開けた状態の側面図、図13は
クローラ式走行装置の側面図、図14は遊転輪の正面断
面図、図15はエンジンルームの背面図、図16は同じ
くの左側背面図、図17は同じく右側背面図、図18は
エンジンルームの平面図、図19は同じくの左側平面
図、図20は同じく右側平面図、図21はグレンタンク
の支持構成を示す左側面図である。
【0015】まず、本発明に係わる汎用コンバインの全
体構成について、図1乃至図2により説明する。クロー
ラー式走行装置1上に下部フレーム13が搭載され、該
下部フレーム13上に揺動選別装置19や本発明に関わ
る脱穀部18と、エンジン48等を収納するエンジンル
ーム49が載置固定され、脱穀部18上には穀粒を均等
分散させるためのレベリングディスク101とガイド板
116とを内設するグレンタンク30が配置され、該グ
レンタンク30側部にはその内部に貯留された穀粒を排
出する排出オーガ40が配置されている。また、前記下
部フレーム13より前方に刈取部8が突出されている。
刈取部8はプラットホーム2内に横送りオーガ3を左右
方向に収納し、回転駆動することによって穀稈を略左右
中央に集めるようにしている。前記プラットホーム2前
端下部には刈刃4が横設され、該刈刃4の前上方には掻
込リール5が配設されている。前記プラットホーム2の
両側の後部上に昇降リンク6の後部が枢支され、該昇降
リンク6の前端に前記掻込リール5が回転自在に支持さ
れ、油圧モーター等によって掻込リール5が回転駆動さ
れる。また、前記プラットホーム2の両側前端には分草
板7が配設されている。
【0016】前記刈取部8と脱穀部18の間には搬送装
置9が配置され、該搬送装置9は、フィーダハウス10
内にコンベア11が収納され、前記プラットホーム2の
後部左右中心よりやや進行方向に対して左側寄りで、前
記横送りオーガ3のスクリュー羽根の送り終端位置に合
わせてフィーダハウス10の前端が連通されている。該
フィーダハウス10の後端は、脱穀入口12に連通され
ており、該脱穀入口12前方には左右水平方向に回転軸
心を有する円筒状のビータ34が配置され、穀稈を強制
的に脱穀部18へ送るようにしている。フィーダハウス
10の後部は下部フレーム13に昇降回動自在に支持さ
れている。そして、フィーダハウス10の下面と下部フ
レーム13との間には図示せぬ油圧シリンダーを介装し
て、刈取部8を昇降可能としている。さらに、前記フィ
ーダハウス10とビータ34の上方には運転席15や操
向ハンドル16等を収納したキャビン17を配置し、該
キャビン17は機体左右中央前方の上方位置に配置して
視界を良好として、刈取作業を確認し易くし、左右両側
より乗り降りできるようにしている。
【0017】次に、本発明に関わる脱穀部18の構成フ
レームとトラックフレームについて、図1乃至図14に
より説明する。まず、脱穀部18について説明する。図
1乃至図3に示すように、脱穀部18は第一ロータ21
と第二ロータ22と受網23・24等からなり、前記下
部フレーム13上部に収納されている。前記第一ロータ
21と第二ロータ22は略同一形状に構成されており、
筒の外周には、図示せぬ扱歯を周囲に有するスクリュー
羽根21a・22aを設けたスクリュー型に構成され
て、軸芯は左右水平方向に向けられて、前後平行に配置
されている。前後方向に軸芯を有するロータを配置した
脱穀部では前後方向に長くなるが、本実施例の如く左右
に軸芯を有するロータ21・22を設けた脱穀部18で
は前後方向に短くすることができ、揺動選別装置19後
部の上方の空間を利用してエンジンルーム49を設ける
ことができ、効率良くレイアウトができる。
【0018】前記第一ロータ21と第二ロータ22の下
方には、それぞれ受網23・24が配置され、第一ロー
タ21と第二ロータ22の上方はそれぞれ上部カバー3
5・36が配置されて、前ロータ室と後ロータ室を構成
している。また、第一ロータ21下方の受網23右側の
後部は前低後高に緩やかな円弧状で傾斜させ、第二ロー
タ22の上外周の接線方向に向かって延出されて連通部
23aが形成され、該連通部23a後端は第二ロータ2
2の回転軌跡の前端部近傍まで延出されている。更に、
前記受網24の左後部に排出口24aが開口されてい
る。
【0019】そして、前記上部カバー35・36の水平
状に成形した上部の内周面には複数の送塵弁69・70
が左右幅方向に適宜間隔を開けて設けられ、上部カバー
35・36上部に上下方向の回動支点を中心に回動自在
に枢支され、該送塵弁69・70を回動操作することに
よって、穀稈が第一ロータ21・第二ロータ22内を移
動する時間を、穀稈の品種や穀稈の状態に合わせて調整
できるようにしている。
【0020】また、第一ロータ21のスクリュー羽根2
1aは、第一ロータ21の左端より連通部23aの直左
側までの間に形成され、連通部23a前方の第一ロータ
21外周面には第一ロータ21の半径方向に突出する板
状の送り羽根21b・21b・・が形成されている。同
様に第二ロータ22のスクリュー羽根22aは、第二ロ
ータ22の右端部より排出口24aの直右側までの間に
形成され、スクリュー羽根22a終端部より左側の排出
口24a前方の第二ロータ22外周面に送り羽根22b
・22b・・が形成され、脱穀後の排藁(排稈)を送り
羽根22b・22b・・で送って排出口24aより排出
するようにしている。
【0021】このような構成において、フィーダハウス
10から脱穀入口12へ刈り取った穀稈が送られると、
第一ロータ21の回転によって、刈取穀稈は右方へ搬送
されながら脱粒される。そして、第一ロータ21の右端
に至ると緩傾斜状に形成した連通部23aから第二ロー
タ22の脱穀空間に送られ、第二ロータ22の回転によ
って左方へ搬送されながら脱粒され、第二ロータ22の
左端に送られると、排出口24aより落下されるのであ
る。
【0022】該排出口24a下部から後下方にはガイド
プレート60が延出され、該ガイドプレート60後部の
上方と前記エンジンルーム49底面との間位置には、強
制的に排稈を後方に送り出す排稈ビータ61が設けられ
ている。該排稈ビータ61は前記ロータ21・22の外
径に比べ外径を小さくしたコンパクトで組立容易な形状
とし、排稈ビータ61の回転速度を第二ロータ22の回
転速度より速くして排稈ビータ61の周速度をロータ2
1・22より同等以上の速さとし、排稈を後方に送り出
す性能を高めている。
【0023】前記排稈ビータ61は、左端部が排出口2
4aの左端部と一致し、排稈ビータ61の右端部は排出
口24a右端部よりさらに右側に延出し、排出口24a
より排出された排稈を後方に左右幅広く搬送し、排稈ビ
ータ61後方の吸引ファン68に取り込まれ、機体後端
部に左右に全幅に渡って横架されたチッパー式のスプレ
ッダー62に受け継いで、該スプレッダー62の複数の
鉈状の刃によって切断され、機体後端部より圃場に排出
されるのである。
【0024】このような構成からなる脱穀部18は次の
ような枠構造を有する。すなわち、図4乃至図8に示す
ように、機体左右側方に前記下部フレーム13a・13
bが前後方向に配置され、左側の下部フレーム13aか
らは前から順に縦フレーム73a・74a・75a・7
6aが立設され、右側の下部フレーム13bからも前か
ら順に縦フレーム73b・74b・75b・76bが立
設されており、そのうちの右側で最前列の縦フレーム7
3b上端には、前記縦フレーム74bの上下途中部から
前方に延設された前後フレーム73cの前後途中部が載
置固定され、該前後フレーム73cの前端からは縦フレ
ーム73dが立設されている。
【0025】前記左側の縦フレーム73a・74a・7
5aの上部は前後方向に前上部フレーム71aで連結さ
れ、縦フレーム75aの上下途中部からは後上部フレー
ム72aが後方に延出され、該後上部フレーム72aの
後端は最後列の前記縦フレーム76a上部と連結され、
同様にして、右側の縦フレーム73d・74b・75b
の上部も前後方向に前上部フレーム71bにより連結さ
れ、縦フレーム75bの上下途中部から後方に延出され
た後上部フレーム72bの後端は、前記縦フレーム76
b上部と連結され、このような機体側面全面に張設した
数多くの構成フレームにより、脱穀部18の左右側面を
構成する側板やフレームを確実かつ強固に連結できるよ
うにしている。
【0026】また、前記左右の下部フレーム13a・1
3b間は前から順に下部連結フレーム83・84・77
・78により連結され、前記前上部フレーム71a・7
1b間は前から順に上部連結フレーム79・80・81
により連結され、後上部フレーム72a・72b間は最
後部の連結フレーム82により連結されており、さら
に、前記下部連結フレーム83から外方に延設された支
持材65a・65bの外端と、前記下部連結フレーム8
4から外方に延設された支持材85a・85bの外端の
間には、左右のトラックフレーム306a・306bが
前後に一体的に介設されている。
【0027】前記上部連結フレーム79・80の左右中
央部の間は支持フレーム89により前後に連結され、該
支持フレーム89の前端部からは、側面視く字状の中央
縦フレーム86が垂設され、前記下部連結フレーム83
の左右中央部に連結されており、該中央縦フレーム86
を機体中心にして、以上述べた脱穀部18の各構成フレ
ーム及びトラックフレーム306a・306bが左右対
称に配置された構成となっている。
【0028】従って、このように脱穀部18の構成フレ
ームとトラックフレーム306a・306bとは一体的
な枠構造をとるため、グレンタンク、エンジン、キャビ
ン等の積み上げ構成ができ、組み立て作業にかかる時間
も大幅に短縮することができる。さらには、左右の組立
用部材を同一のものが使用でき、組立コストの低減が図
れ、また、左右機体バランスも均等に近く、作業中の運
転操作性の向上を図ることができるのである。なお、前
記フレーム以外にも側板間を左右連結フレーム87・8
8などが連結しており、構造強度の向上を図っている。
【0029】ここで、前記脱穀部18の構成フレームや
トラックフレーム306a・306bについて、その具
体的な構成例を説明する。なお、本構成例においては、
脱穀性能向上のため、第二ロータ22と該第二ロータ2
2を被装する受網24及び上部カバー36を、第一ロー
タ21とこの受網23及び上部カバー35よりも低い位
置としているが、脱穀部18の基本的なフレーム構成は
図4乃至図8と同じである。まず、脱穀部18において
は、図4、図9に示すように、前記右側の縦フレーム7
4b・75bの上下途中部から外斜め上方にロータフレ
ーム90・93が延設され、該ロータフレーム90・9
3上端部から縦フレーム91・94が立設され、該縦フ
レーム91・94上端部間は連結フレーム92により前
後に連結されており、さらに、強固な構成とすべく該連
結フレーム92の前後端は前記上部連結フレーム80・
81の右側端で支持されるようにしている。なお、ここ
で、縦フレーム91・94及び連結フレーム92は、そ
れぞれ前記縦フレーム74b・75b及び前上部フレー
ム71bに相当する。
【0030】前記縦フレーム91・94は、揺動選別装
置19を収納した縦フレーム74bより右側に突設され
た形状となっており、この縦フレーム74b内に第一ロ
ータ21と第二ロータ22とが収納され、この両ロータ
21・22の回動軸21d・22dを脱穀カバーで枢支
している。つまり、脱穀部18は選別装置19よりも右
側に長く構成し、その突出した部分は第一ロータ室と第
二ロータ室の連通部としている。また、前記縦フレーム
91の左側面にはエンジン48から第一ロータ21と第
二ロータ22へ動力を伝達するベルトやプーリで構成す
る動力伝達部110が配置されている。
【0031】さらに、図9乃至図12に示すように、前
記縦フレーム91上に側部フレーム95を固設して第一
ロータ21右側面を被装し、側部フレーム95上端部に
ヒンジ96・96やヒンジ96’・96’を介して前記
上部カバー35・36の右端部が枢支され、メンテナン
ス時のグレンタンク30の上方回動にともなわれて上方
に回動するように支持されている。
【0032】また、前記第一ロータ21と第二ロータ2
2右側部下方と右側方の前記連結フレーム92下面及び
左側面と、第一ロータ21右側部の前方及び第二ロータ
22右側部後方にかけて正面視及び側面視で略四角形状
の脱穀部開閉カバー97を設けて、第一ロータ21と第
二ロータ22右側部の前後面及び右側面と下面とを被装
するようにしている。また、該脱穀部開閉カバー97上
部は前記縦フレーム91・94の左側面の上下途中部ま
で形成され、脱穀部開閉カバー97上部の第一ロータ2
1と第二ロータ22の回動軸21d・22dの回りに凹
部97a・97bを設けて、縦フレーム91・94間
に、回動軸21d・22dを枢支する部分として枢結プ
レート98a・98bを形成して、縦フレーム91・9
4側面に開口98cを設けても第一ロータ21と第二ロ
ータ22の回動軸21d・22dを枢支する剛性を維持
している。
【0033】また、前記脱穀部開閉カバー97下部の内
端部直下方の前記縦フレーム91・94右側面に前後二
箇所に蝶番99・99の一片を固設し、蝶番99・99
の他片を脱穀部開閉カバー97下部に固設し、蝶番99
・99の前後方向の回動支点を中心に脱穀部開閉カバー
97上部を側下方に回動可能としている。さらに、前記
ロータフレーム90と脱穀部開閉カバー97下部との間
にガススプリングからなるダンパー100が介装され、
脱穀部開閉カバー97の回動時に大きな力を必要とせず
補助するようにし、また、急激な回動を防止している。
【0034】このように上部カバー35・36や脱穀部
開閉カバー97は、左右対称に構成され左右機体バラン
スに優れた脱穀部18の前記構成フレームに連結された
各縦フレームや連結フレームによって支持されているた
め、第一ロータ21と第二ロータ22の下方のメンテナ
ンスを行う際には確実に上方や側方に解放することがで
き、受網23・24の交換作業なども迅速に行うことが
できるのである。
【0035】次に、クローラ式走行装置におけるトラッ
クフレームについて説明する。なお、左右のクローラ式
走行装置1・1はいずれも同一構造であるため、以下、
進行方向に左側のクローラ式走行装置1についてのみ説
明する。図13、図14に示すように、前記エンジン4
8からの動力を機体前下部に配置した走行ミッション装
置45により変速して、下部フレーム13a前下方に配
置した略スプロケット状の駆動用輪体305に伝える構
成としている。クローラ式走行装置1は前記駆動用輪体
305と、前記下部フレーム13a下部に連結したトラ
ックフレーム306aと、該トラックフレーム306a
に取り付けた複数個の遊転輪307・307・・・及び
クローラ緊張輪308と、前記駆動用輪体305及び遊
転輪307・307・・・及びクローラ緊張輪308と
に巻回するゴム製のクローラベルト309から成り、前
記駆動用輪体305に伝えられた動力でクローラベルト
309を回転駆動するようにしている。
【0036】前記クローラベルト309内には適宜間隔
を開けて芯金310が埋設されており、その位置はクロ
ーラベルト309の左右幅方向の中央部、上下厚み方向
の略中央部に配設されている。前後方向の芯金310の
間の左右方向中央部位置にはスプロケット状の駆動用輪
体305の外周部の突起を挿入できる孔を設けて駆動力
を伝達できるようにしている。また、前記芯金310に
は内方向に向けて(図14では上方に)、左右対称に内
爪部310a・310aと外爪部310b・310bが
突出され、該内爪部310a・310aと外爪部310
b・310bは断面視三角形状に構成されて、内爪部3
10aと内爪部310aの間には前記駆動用輪体305
が嵌まり込むように間隔を開けて突出されている。ま
た、内爪部310aと外爪部310bの間は、遊転輪3
07の左右のローラ307a・307aが嵌まり込む間
隔として、クローラベルト309が左右方向にズレて外
れないようにガイドしている。
【0037】前記遊転輪307・307・・・は、トラ
ックフレーム306の前部に三個が枢支され、トラック
フレーム306後部に二個が枢支されている。前側の三
個の各遊転輪307・307・307の左右のローラ間
には前後方向に長いそり状のクローラガイド321が配
置され、該クローラガイド321は前後遊転輪307・
307間のトラックフレーム306aに螺合固定され、
クローラベルト309の芯金左右中央部を下方に押さえ
つけて、クローラベルト309から圃場面に駆動力を確
実に伝えるようにしている。同様に、後側の二個の遊転
輪307・307間にもクローラガイド322が配置さ
れ、該クローラガイド322は後側の二個の遊転輪30
7・307の前方とその間位置でトラックフレーム30
6に螺合固定して、取付スパンを長くして緩みが発生し
難い構成としている。
【0038】これらの遊転輪307・307・・・は、
図14に示すように、遊転輪307の支点ピン307c
をベアリング等を介して枢結部333で軸支され、該枢
結部333の上部には取付部334が上方に突出して形
成され、該取付部334は下方を開放した断面視「コ」
字状の前記トラックフレーム306a内に挿入され、支
点ピン307cを中心として同一円周上に三本のボルト
313・313・313によって、取付部材334とト
ラックフレーム306を螺合固定している。一方、遊転
輪307を構成する左右のローラ307a・ローラ30
7aの側面には前記ボルト313・313・313と同
一円周上に複数の孔307b・孔307b・・・が開口
されている。
【0039】従って、遊転輪307の支点ピン307c
を枢結部333で枢結した状態で、トラックフレーム3
06に取り付けることができ、その取付け方法も遊転輪
307の孔307bを利用してボルト313をトラック
フレーム306に挿入して螺合固定する構成となってお
り、予め遊転輪307に支点ピン307cを組付けてて
トラックフレーム306aに組付けることができ、簡単
に遊転輪307の交換作業ができるようにしている。
【0040】また、前記の前側三個の遊転輪307・3
07・307と後側二個の遊転輪307・307との間
位置のトラックフレーム306a、つまり、トラックフ
レーム306aの前後中央部には、図26、図28に示
すように、可動転輪315が配置されている。即ち、ト
ラックフレーム306の前後中央部には支点ピン318
が左右方向に横架され、該支点ピン318の左右端部に
支持アーム317・317の前上部を枢支し、該支持ア
ーム317・317後下部に支軸315aを軸支し、該
支軸315aの左右中央部には左右幅の狭い可動転輪3
15を枢支している。
【0041】前記可動転輪315はクローラベルト30
9の芯金310aをガイドし、圃場の凹凸によってクロ
ーラベルト309が上下しても、その凹凸に合わせて可
動転輪315が上方方向に移動して、圃場の凹凸による
大きな変化を吸収するとともに、ク6ーラベルト309
の左右のズレを防止している。
【0042】また、前記トラックフレーム306a後上
部の筒状のホルダー内には前後方向に摺動自在に支持フ
レーム324が設けられ、該支持フレーム324後部に
クローラ緊張輪308が回転自在に取付けられている。
前記支持フレーム324前部にテンションボルト325
後端部が当接可能に受体が配置されている。該受体は、
支持フレーム324前面に当接される板体340と該板
体340後面に図示せぬボルトによって螺合される角材
等よりなる当接部材341より成り、板体340の左右
及び上下中央部に設けた孔内にテンションボルト325
後部が挿入され、テンションボルト325後端部を当接
部材341に当接させている。一方、前記テンションボ
ルト325はトラックフレーム306a後部の上方に前
後向きに配置され、トラックフレーム306a前後途中
部より上方に突設されたナット部326に螺合されてい
る。
【0043】よって、前記テンションボルト325をネ
ジ締め操作することによって、テンションボルト325
がナット部326に対して前後に移動され、テンション
ボルト325後端部で当接部材341等を介して支持フ
レーム324の位置を前後に摺動させてクローラベルト
309の張力を調整するのである。この時、前記テンシ
ョンボルト325後端部で当接部材341前面を当接す
る押圧力が、当接部材341と螺合したネジを介して板
体340に伝えられる構成となっており、クローラベル
ト309に急激な衝撃が生じても、その衝撃がクローラ
緊張輪308より支持フレーム324を介して直接にテ
ンションボルト325に伝達されることなく、当接部材
341を螺合したネジで吸収することができるのであ
る。従って、従来のようにテンションボルト325に衝
撃が伝えられていた構成のように、テンションボルト3
25のネジ山が崩れたり、テンションボルト325を螺
合したナット部326を損傷し、場合によってトラック
フレーム306aごと全てを取り替えるといった重大な
欠損に繋がることがないのである。
【0044】このようにクローラ式走行装置1・1は、
左右対称に構成され左右機体バランスに優れた脱穀部1
8の前記構成フレームの下部で、しかも該構成フレーム
と一体的に連結されたトラックフレーム306a・30
6bを介して支持される構成となっているため、優れた
走行安定性を得ることができ、前記可動転輪315によ
る圃場凹凸の変化吸収作用や、テンションボルト325
によるクローラベルト309の張力適正化に加えて、一
層の安定走行を行うことができるのである。また、図4
に示すように、トラックフレーム306a・306bは
前記下部フレーム13a・13bよりも機体幅外方に配
置されているため、走行中にクローラベルト309に土
や泥が巻き込まれても、該クローラベルト309と機体
下面との間に溜まることなく、円滑にクローラベルト3
09を回動させることができる。
【0045】次に、本発明に関わるルームフレームへの
エンジン等の取り付け構成について、図15乃至図21
により説明するまず、本発明に係わるエンジン48の周
辺装置、及び穀粒排出構造について説明する。図16、
図17に示すように、エンジンルーム49内にはエンジ
ン48が配設され、該エンジン48の上方にはエアクリ
ーナ238を有する吸気管273が設けられ、左側方に
はマフラー234を有する排気管が配設されている。
【0046】また、図17、図20に示すように、エン
ジン48右端部より右方向に突出した出力軸258にプ
ーリ243が固設され、エンジン48後面の右側部に固
設したギヤケース244内に駆動力が伝達され、該ギヤ
ケース244を介して排出オーガ40の縦コンベア42
や排出コンベア66に動力が伝達され、排出コンベア6
6より横送りコンベア67に駆動力が伝達されている。
【0047】前記ギヤケース244には、左右に軸芯を
有する第一伝達軸245と該第一伝達軸245とベベル
ギヤ245a・247aを介して連動する前後に軸芯を
有する第二伝達軸247が軸支され、前記第一伝達軸2
45端部のプーリ248と前記エンジン48の出力軸2
58上のプーリ243とがベルトで連動されている。前
記第二伝達軸247後端部に固設したプーリ249には
ベルト250が巻回され、該ベルト250が縦コンベア
42のケーシング下後部に前後に軸支したオーガ入力軸
251後端部のプーリ252に巻回されエンジン48の
動力が排出オーガ40側に伝達されている。また、前記
オーガ入力軸251の前後途中部に軸支したスプロケッ
ト253と排出コンベア66のスクリュー66bのスク
リュー軸66c後端部に固設したスプロケット254と
の間にチェーンが巻回され、排出コンベア66が駆動さ
れている。
【0048】図17、図21に示すように、前記排出コ
ンベア66のスクリュー軸66c前部のケーシング66
a内には、排出コンベア66の駆動を横送りコンベア6
7に伝達する駆動部257が配置されると共に、該駆動
部257下部内には図示せぬベアリングを介してスクリ
ュー軸66c前部が枢結され、駆動部257がスクリュ
ー軸66cを中心に回動可能となっており、グレンタン
ク30を側方に回動させても動力伝達経路を途中で断接
する等の作業をする必要のないようにしている。該駆動
部257を前端に設けた排出コンベア66は駆動ケース
237に固設されている。
【0049】また、図20に示すように、前記出力軸2
58先部にはプーリ259が固設され、該プーリ259
は、エンジン48右方のラジエータファン242の回動
軸260後端に固設したプーリ261とベルトで連動さ
れており、ラジエータファン242を駆動させて、上下
パイプ262・263を通じてエンジンから循環される
冷却水をラジエータ236内で冷却するようにしてい
る。
【0050】さらに、該ラジエータファン242の送風
に使用されるエンジン48の冷却用のエアーは、エンジ
ンルーム49上部に設けたロータリースクリーン235
を介してエンジンルーム49内に導入させており、該ロ
ータリースクリーン235は円周部が防塵用のメッシュ
網で形成されている。
【0051】このような構成からなるエンジン48の周
辺装置等は次のような取り付け構造を有する。すなわ
ち、図15乃至図20に示すように、エンジンルーム4
9下部後方には前記上部連結フレーム82が横設され、
該上部連結フレーム82から前方には2本の支持ステー
231・239が延出され、該支持ステー231・23
9上には架台240・241が固設され、該架台240
・241上面にエンジン48が載置固定されている。
【0052】そして、上部連結フレーム82上でエンジ
ン48の右方には架台264が固設され、該架台264
上には前記ギアケース244が載置固定されている。該
ギアケース244の右方の上部連結フレーム82から前
方には前後連結フレーム270・271が延出され、該
前後連結フレーム270・271間は左右連結フレーム
230で連結され、該左右連結フレーム230より前方
で、前後連結フレーム270・271と前記支持ステー
231とは左右連結フレーム228・229で連結され
ている。上部連結フレーム82の左端に固設した連結ス
テー267からは縦フレーム225が立設され、該縦フ
レーム225の上端には後上部フレーム222の左端が
連結され、該後上部フレーム222の左右両端からは前
方に左右上部フレーム223・224が延出され、該左
右上部フレーム223・224の前端間は前上部フレー
ム221により連結されている。該前上部フレーム22
1と前記後上部フレーム222間で左右中央近傍には前
後連結フレーム232・233が配設されている。
【0053】このうち前記前後連結フレーム233から
はステー272が左方に延出され、該ステー272の左
端には前記エアクリーナ238を有する吸気管273が
支持されている。また、前記左上部フレーム223の後
部下面からは側面視U字状の支持パイプ274が垂設さ
れ、該支持パイプ274下端には取付部材274を介し
てマフラー234上面が固設されている。そして、前記
ロータリースクリーン235は前記前後上部フレーム2
21・222にボルトなどで取り付ける構成となってい
る。
【0054】また、前上部フレーム221と左右連結フ
レーム228との間、及び後上部フレーム222と上部
連結フレーム82との間は、複数のステー266を介し
て、いずれも縦フレーム265により連結され、該前後
の縦フレーム265・265の内側面間に前記ラジエー
タ235が配設固定されている。さらに、該縦フレーム
265・265の左方で、前後上部フレーム221・2
22の下面からは縦フレーム269・277が垂設さ
れ、該縦フレーム269・277の上下途中部からはス
テー276・278を延出し、該ステー276・278
により前後連結パイプ268を支持し、該前後連結パイ
プ268の前後略中央部に前記ラジエータファン242
の支持部242aを固定するようにしている。
【0055】また、前記左右連結フレーム230及び上
部連結フレーム82上からは縦フレーム226・227
が立設され、該縦フレーム226・227の間には支持
部材279が介設され、該支持部材279には前記縦コ
ンベア42を固設できるようにし、また、前記駆動ケー
ス237は、前後連結フレーム271上に固定された架
台280の上面に取り付けられている。
【0056】このような構成により、エンジン、エンジ
ンの各種周辺装置、駆動ケース、及び縦コンベア等が取
り付けられ支持する部材を、全てエンジンルーム49内
のフレームに固設可能な構成となっているため、連結構
成が単純であり、組み立てに要する時間が大幅に短縮で
きるばかりでなく、専用の支持部材が不要であり、軽量
化やコストダウンを図ることができるのである。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1の
ように、クローラ式走行装置上に選別装置、脱穀部及び
エンジンルームを載置固定したコンバインにおいて、前
記脱穀部の構成フレームと、該構成フレーム下部に連結
したトラックフレームとを一体的な枠構造にしたので、
グレンタンク、エンジン、キャビン等の積み上げ構成が
でき、組立作業を迅速に行うことができる。
【0058】請求項2のように、請求項1記載の枠構造
を機体中心に対して左右対称に構成したので、機体左右
での組立用部材の共通化が図れて、部品コストを低減す
ることができ、さらに、作業中の左右機体バランスが一
定しているため、刈り残りもなく、高速走行等における
運転操作性も大幅に向上する。
【0059】請求項3のように、請求項1又は請求項2
記載の構成フレームのうち、機体側方に前後方向に配置
した左右の下部フレームと、該下部フレームから立設し
た縦フレームと、該縦フレームの上部を前後方向に連結
した左右の上部フレームとにより前記脱穀部の左右の側
板を連結し、前記下部フレーム間を下部連結フレームで
左右方向に連結し、前記上部フレーム間を上部連結フレ
ームで左右方向に連結したので、脱穀部全体が一体的に
構成され、より高い構造強度を得ることができる。
【0060】請求項4のように、請求項3記載の側板間
を左右方向の連結部材で連結したので、側板同士が構造
材として機能し、より高い構造強度を達成することがで
きる。
【0061】請求項5のように、請求項1乃至請求項4
記載のトラックフレームを、前記側板下方で機体幅外方
に連結したので、走行中にクローラに土や泥が巻き込ま
れるてもすぐに飛散除去されるため、走行トラブルを防
止することができる。
【0062】請求項6のように、請求項5記載のトラッ
クフレーム間を左右方向の連結部材で連結したので、ト
ラックフレームの剛性を向上させることができる。
【0063】請求項7のように、クローラ式走行装置上
に選別装置、脱穀部及びエンジンルームを載置固定した
コンバインにおいて、該エンジンルームのルームフレー
ムに、エンジン、該エンジンの周辺装置、グレンタンク
内の穀粒を側方に搬送する横送りコンベア駆動のための
駆動ケース、及びこの穀粒を排出オーガまで揚穀する縦
コンベア等を取り付け可能に構成したので、取り付けが
簡単で、組み立てが迅速に行え、さらには、専用の支持
部材を設ける必要がなく、連結構成が容易なため、軽量
化やコストダウンも図ることができる。
【0064】請求項8においては、請求項7記載の周辺
装置を、マフラー、エアクリーナ、ラジエータ、ロータ
リースクリーン等としたので、主たる周辺装置の取り付
け時間を短縮することができ、組み立て作業全体の作業
時間を大幅に改善することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】汎用コンバイン全体の側面一部断面図である。
【図2】同じく平面一部断面図である。
【図3】脱穀部及び揺動選別装置の側面断面図である。
【図4】脱穀部の構成フレームの説明図である。
【図5】脱穀部のフレーム構成の左側面図である。
【図6】同じく右側面図である。
【図7】同じく正面図である。
【図8】同じく背面図である。
【図9】脱穀部右側部の正面図である。
【図10】同じく正面一部断面図である。
【図11】同じく側面図である。
【図12】脱穀部開閉カバーを開けた状態の側面図であ
る。
【図13】クローラ式走行装置の側面図である。
【図14】遊転輪の正面断面図である。
【図15】エンジンルームの背面図である。
【図16】同じくの左側背面図である。
【図17】同じく右側背面図である。
【図18】エンジンルームの平面図である。
【図19】同じくの左側平面図である。
【図20】同じく右側平面図である。
【図21】グレンタンクの支持構成を示す左側面図であ
る。
【符号の説明】
1 クローラ式走行装置 13 下部フレーム 18 脱穀部 19 選別装置 30 グレンタンク 40 排出オーガ 42 縦コンベア 48 エンジン 49 エンジンルーム 67 横送りコンベア 71・72 上部フレーム 73・74・75・76 縦フレーム 77・78 下部連結フレーム 79・80・81・82 上部連結フレーム 83・84・87・88 左右方向の連結部材 234 マフラー 235 ロータリースクリーン 236 ラジエータ 237 駆動ケース 238 エアクリーナ 306 トラックフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正野 潤一 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 Fターム(参考) 2B074 AA05 AB01 AC02 AD03 AF02 AG02 BA08 CA01 CD03 CD05 CD06 CE01 DA01 DA02 DA03 DA04 DA06 DC01 DC02 DE02 DF04 DF06 DF08 2B076 AA04 BB02 BB03 CC02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ式走行装置上に選別装置、脱穀
    部及びエンジンルームを載置固定したコンバインにおい
    て、前記脱穀部の構成フレームと、該構成フレーム下部
    に連結したトラックフレームとを一体的な枠構造にした
    ことを特徴とするコンバインの枠構造。
  2. 【請求項2】 前記枠構造を機体中心に対して左右対称
    に構成したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン
    の枠構造。
  3. 【請求項3】 前記構成フレームのうち、機体側方に前
    後方向に配置した左右の下部フレームと、該下部フレー
    ムから立設した縦フレームと、該縦フレームの上部を前
    後方向に連結した左右の上部フレームとにより前記脱穀
    部の左右の側板を連結し、前記下部フレーム間を下部連
    結フレームで左右方向に連結し、前記上部フレーム間を
    上部連結フレームで左右方向に連結したことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のコンバインの枠構造。
  4. 【請求項4】 前記側板間を左右方向の連結部材で連結
    したことを特徴とする請求項3記載のコンバインの枠構
    造。
  5. 【請求項5】 前記トラックフレームを、前記側板下方
    で機体幅外方に連結したことを特徴とする請求項1乃至
    請求項4記載のコンバインの枠構造。
  6. 【請求項6】 前記トラックフレーム間を左右方向の連
    結部材で連結したことを特徴とする請求項5記載のコン
    バインの枠構造。
  7. 【請求項7】 クローラ式走行装置上に選別装置、脱穀
    部及びエンジンルームを載置固定したコンバインにおい
    て、該エンジンルームのルームフレームに、エンジン、
    該エンジンの周辺装置、グレンタンク内の穀粒を側方に
    搬送する横送りコンベア駆動のための駆動ケース、及び
    この穀粒を排出オーガまで揚穀する縦コンベア等を取り
    付け可能に構成したことを特徴とするコンバインの枠構
    造。
  8. 【請求項8】 前記記載の周辺装置を、マフラー、エア
    クリーナ、ラジエータ、ロータリースクリーン等とした
    ことを特徴とする請求項7記載のコンバインの枠構造。
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