JPH11243752A - 普通形コンバイン - Google Patents

普通形コンバイン

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JPH11243752A
JPH11243752A JP6937998A JP6937998A JPH11243752A JP H11243752 A JPH11243752 A JP H11243752A JP 6937998 A JP6937998 A JP 6937998A JP 6937998 A JP6937998 A JP 6937998A JP H11243752 A JPH11243752 A JP H11243752A
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driver
seat
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feeder house
instrument panel
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Masami Nakamura
村 正 美 中
Toshinori Kirihata
畑 俊 紀 桐
Keita Kamikubo
窪 啓 太 上
Junichi Shono
野 潤 一 正
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転席を有する運転操作部を本機に構
成簡潔に設ける。 【解決手段】 本機前方にフィーダハウス(21)を
介し刈取部(18)を昇降自在に装備する普通形コンバ
インにおいて、フィーダハウス(21)上方の本機左右
略中央に運転席(14)を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】刈取部で刈取った稲、麦、豆
類など穀物をフィーダハウスを介し脱穀部に全量投入し
て脱穀処理する普通形コンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンバインにあ
っては、主変速レバー・刈取クラッチレバー・脱穀クラ
ッチレバーなど各種操作レバー系を有する操作コラムが
運転台上の運転席の側方に配設されているため、運転台
上で作業者の動き回れる作業スペースが狭く制約を受け
るという不便さがあるばかりでなく、操作コラムの反対
側方向でしか乗降が行えないという不便さがあった。
【0003】また、刈取作業中にあっては通常作業者は
前傾姿勢となるため、主変速レバーなどの操作コラムが
運転席側方にある場合操作が行い難いという不便さがあ
った。
【0004】さらに、計器パネルを運転席の前方向位置
に配置させた場合、計器パネルより下側は前方視界が遮
られて分草板や刈刃など刈取部前側の作業状況の確認が
行えないという不都合があった。
【0005】またさらに、運転席を有する運転操作部と
脱穀部とは、通常前後或いは左右方向などに並設した構
成となっているため、機体が大型且つ重量化する不都合
があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、本
機前方にフィーダハウスを介し刈取部を昇降自在に装備
する普通形コンバインにおいて、フィーダハウス上方の
本機左右略中央に運転席を配設して、本機構成の簡素化
を図ると共に、運転席に対する本機左右両側よりの作業
者の容易な乗降を可能とさせて作業性を向上させるもの
である。
【0007】また、フィーダハウスの左右外側に乗降用
ステップを配備させて、フィーダハウス左右両側の余剰
空間にコンパクトにステップを配設可能とさせて、本機
構成の簡素化を図るものである。
【0008】さらに、主変速レバーの操作コラムを運転
席の左前方に配設すると共に、主変速レバー上端の操作
部を後方に屈曲させて、運転席位置で前傾姿勢の作業者
に対して、主変速レバーの容易にして確実な操作を可能
とさせて、この操作性を向上させるものである。
【0009】またさらに、刈取部を昇降操作する刈取昇
降スイッチを主変速レバーの操作部に設けて、主変速レ
バーを操作しながらの刈取昇降スイッチによる刈取部の
確実な昇降操作を可能とさせて、刈取作業性を向上させ
るものである。
【0010】また、計器パネルを運転席の右前方に配設
すると共に、運転席から刈取部前側の目視可能な目視空
間域を、計器パネルの下側部に形成して、運転席の右前
方に計器パネルを設置した場合でも、運転席から分草板
や刈刃など刈取部前側の作業状況を常に正確に確認しな
がらの運転作業を可能とさせて作業性を向上させるもの
である。
【0011】さらに、計器パネルを取付角度及び取付高
さ調節自在に配設して、運転席の作業者に適正に対応さ
せた位置に計器パネルを常に配置させて、計器パネルで
確認しながらの正確な刈取作業を可能とさせるものであ
る。
【0012】またさらに、運転席の後部下方に脱穀部の
扱胴を配備させて、フィーダハウスと扱胴の穀物受継部
上方に運転席を構成コンパクトに配備させて、機体の簡
素化を図るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はコンバインの全体側面図、図2
は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を
トラックフレーム(3)に装備する機台、(4)は機体
の進行方向に対し軸芯を直交させる大径及び小径2つの
スクリュ形第1及び第2扱胴(5)(6)や選別部であ
る揺動選別盤(7)などを備える脱穀部、(8)は脱穀
部(4)の後部上方に配備して揚穀筒(9)を介して取
出す脱穀部(4)の穀粒を貯留する穀物タンク、(1
0)は穀物タンク(8)内の穀粒を取出す上部搬出オー
ガ、(11)は穀物タンク(8)の後方に配備してエン
ジン(12)を内設するエンジンルーム、(13)は運
転席(14)及び操向ハンドル(15)などを運転台
(16)に備えて脱穀部(4)の前部上方に配設する運
転操作部、(17)は運転台(16)の左右両側に配備
する左右の作業者乗降用ステップ、(18)は脱穀部
(4)の下部前方に油圧昇降シリンダ(19)を介し昇
降可能に装備する刈取部である。
【0014】そして、前記刈取部(18)は、未刈り穀
稈を取入れる穀物刈取ヘッダー(20)と、該ヘッダー
(20)の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部
(4)に送給するフィーダハウス(21)によって構成
すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール(22)と、往
復駆動型刈刃(23)と、穀稈掻込オーが(24)とを
前記穀物ヘッダー(20)に備え、前記フィーダハウス
(21)を運転台(16)の下方で運転台(16)中央
の運転席(14)より左側に偏位して配設させ、前記ヘ
ッダー(20)に取込まれる刈取穀稈をフィーダハウス
(21)に内設する供給チェンコンベア(25)を介し
脱穀部(4)の左側に送り込んで脱穀処理するように構
成している。
【0015】図4乃至図6に示す如く、前記脱穀部
(4)の前部上方に左右幅の広い扱室(26)を形成
し、該扱室(26)の前後に同一軸芯高さで左右幅略一
杯に大径及び小径のスクリュ形第1及び第2扱胴(5)
(6)の扱胴軸(27)(28)を進行方向に対し直交
させて支持させ、前記フィーダハウス(21)からの刈
取穀稈を扱室(26)左側の扱口(29)より扱室(2
6)内に全量投入するように構成している。
【0016】また、前記第1及び第2扱胴(5)(6)
の下側に第1及び第2受網(30)(31)を張設する
と共に、これら受網(30)(31)の下方に揺動選別
盤(7)を備えるもので、第1受網(30)の下方に位
置させる第1フィードパン(32)と、該フィードパン
(32)の後端に設ける篩い線(33)と、篩い線(3
3)下方に設ける第2フィードパン(34)と、第2フ
ィードパン(34)後方に連設するチャフシーブ(3
5)と、チャフシーブ(35)の前部下方に張設するグ
レンシーブ(36)と、一番及び二番流穀板(37)
(38)とを揺動選別盤(7)に備え、前側を前揺動ア
ーム(39)と駆動アーム(40)に後側を後揺動アー
ム(41)に連結支持させて、前後方向に選別盤(7)
を揺動駆動するように構成している。
【0017】さらに、前記第1フィードパン(32)の
下方に配設してチャフシーブ(35)及びグレンシーブ
(36)方向に選別風を送給する唐箕(42)と、グレ
ンシーブ(36)からの穀粒を受取って揚穀筒(9)に
送出する一番樋(43)及び一番コンベア(44)と、
二番流穀板(41)からの還元物を二番還元装置である
二番還元筒(45)に送出する二番樋(46)及び二番
コンベア(47)と、揺動選別盤(7)の後端を臨ませ
る排稈口である三番口(48)とを備え、一番樋(4
3)の穀粒をタンク(8)に、また二番樋(46)の還
元物を第1フィードパン(32)に送出するように構成
している。
【0018】また、脱穀部(4)を構成する左右側板
(4a)(4b)間に穀物タンク(8)やエンジン(1
1)を形成するもので、穀物タンク(8)やエンジン
(11)の左右側壁を脱穀部(4)の外枠を構成する左
右側板(4a)(4b)で兼用させて、脱穀部(4)・
穀物タンク・エンジンルームなどこれら全体としての支
持強度などを向上させるように構成している。
【0019】そして図7乃至図9に示す如く、前記左側
板(4a)外側に突出させる第1及び第2扱胴軸(2
7)(28)間をプーリ(49)(50)及びベルト
(51)を介し連動連結させ、エンジン(12)の出力
軸(52)と第2扱胴軸(28)間に配設するカウンタ
軸(53)に、プーリ(54)(55)及びベルト(5
6)を介し出力軸(52)を左側板(4a)外側で連動
連結させると共に、前記第2扱胴軸(28)にプーリ
(57)(58)及びベルト(59)を介しカウンタ軸
(53)を連動連結させて、第1及び第2扱胴(5)
(6)を図4に示す如く側面視反時計方向(同一方向)
に回転させるように構成している。
【0020】また、前記揺動選別盤(7)の揺動駆動軸
(60)に第1扱胴軸(27)をプーリ(61)(6
2)及びベルト(63)を介し、また前記供給チェンコ
ンベア(25)の駆動軸(64)にプーリ(65)(6
6)及びベルト(66)を介し第1扱胴軸(27)をそ
れぞれ左側板(4a)外側で連動連結して、選別盤
(7)の駆動と、コンベア(25)及びコンベア(2
5)を介する刈取部(18)の駆動を行うように構成し
ている。
【0021】また、前記右側板(4b)外側に突出させ
る第2扱胴軸(28)に、一番及び二番コンベア(4
4)(47)のコンベア軸(44a)(47a)間に配
設するカウンタ軸(66)をプーリ(67)(68)及
びベルト(69)を介し連動連結させ、前記唐箕(4
2)の唐箕駆動軸(70)にプーリ(71)(72)及
びベルト(73)を介しカウンタ軸(64)を連動連結
させると共に、前記コンベア軸(44a)(47a)に
プーリ(74)(75)(76)及びベルト(77)を
介しカウンタ軸(64)を連動連結させて、右側板(4
b)の外側で唐箕(42)と一番及び二番コンベア(4
4)(47)の各駆動を行うように構成している。
【0022】さらに、前記揺動選別盤(7)の後端下方
に前記走行クローラ(2)の走行駆動部であるミッショ
ンケース(78)を設け、該ミッションケース(78)
の入力軸(79)にプーリ(80)(81)及びベルト
(82)を介し、また前記穀物タンク(8)の底部排出
オーガ(83)にプーリ(84)(85)及びベルト
(86)を介しエンジン(12)の出力軸(52)を左
側板(4a)外側で連動連結させて走行と穀物タンク
(8)内の穀粒排出を行うように構成している。なお
(87)はテンション式脱穀クラッチ、(88)はテン
ション式刈取クラッチである。
【0023】そして前記一番及び二番コンベア(44)
(47)に連動連結する揚穀筒(9)及び二番還元筒
(45)を左側板(4a)外側に配設すると共に、前記
底部排出オーガ(83)と上部排出オーガ(10)間に
介設する縦排出オーガ(89)を右側板(4a)外側に
配設して、機体の左右バランスの安定と駆動系の簡素化
を図るように構成している。
【0024】図10乃至図13にも示す如く、前記第1
及び第2扱胴(5)(6)は選別盤(7)を内設する脱
穀部(4)下側の左右側板(4a)(4b)間より脱穀
巾の広い脱穀部(4)上側の左右側板(4a)(4c)
間に内設するもので、左右側板(4a)(4c)間巾と
略等しい長さの円筒形胴部(90)(91)に螺旋方向
の異なる螺旋羽根(92)(93)を巻装し、胴部(9
0)(91)の右端及び左端の羽根(92)(93)非
形成部に、円周方向に等間隔(θ=120゜)に3枚の
板状排稈羽根(94)(95)を取付けて、第1扱胴
(5)では扱口(29)から投入される穀稈を右方向終
端の排稈口である連通樋(96)に横送りすると共に、
連通樋(96)で排稈羽根(94)によって第1扱胴
(5)からの排稈を第2扱胴(6)に受継ぎ、第2扱胴
(6)では受継いだ排稈を左方向に横送りして、左横送
り終端の排稈口(97)より後方に排稈を排出させるよ
うに構成している。なお脱穀部(4)上側の左右側板
(4a)(4c)間巾は、下側の左右側板(4a)(4
b)より連通樋(96)の巾分大とさせたものである。
【0025】また、前記螺旋羽根(92)(93)の非
搬送面側で円周方向に略等間隔(第1扱胴(5)α=4
5゜、第2扱胴(6)α=60゜)に先端が山形状の扱
歯(98)(99)をボルト(100)を介し取外し自
在に固定させるもので、扱歯(98)(99)の先端山
形部を左右非対称の立上り角度の緩やかな緩扱歯面(9
8a)(99a)と、立上り角度の急な急扱歯面(98
b)(99b)に形成して、前記扱歯(98)(99)
を表裏逆取付けすることによって脱穀性能を小或いは大
に調節可能とさせるように構成している。
【0026】図11、図12にも示す如く、前記受網
(30)(31)は略半円状の中央で分割して、第1扱
胴(5)と第2扱胴(6)の隙間を介し上方よりこれら
網(5)(6)の着脱を容易に可能とさせるもので、左
右側板(4a)(4b)間を連結する前後横フレーム
(101a)(101b)の補強部材(102a)(1
02b)の下側当面に、第1及び第2受網(30)(3
1)の前端及び後端の網枠(103a)(104a)上
側面を、補強部材(102a)(102b)に固定する
位置制御部材である位置規制ピン(105)(106)
を介し連結させると共に、第1及び第2扱胴(5)
(6)間の中央仕切フレーム(101c)上に第1及び
第2受網(30)(31)後端及び前端の略門形の網枠
(103b)(104b)端面を当接支持させるように
構成している。前記網枠(103b)(104b)は受
網(30)(31)の左右巾一杯に横フレーム(101
c)上に支持させて、受網(30)(31)が変形する
などの不都合を防止している。
【0027】また前記第1及び第2受網(30)(3
1)分割側の分割端面網枠(103c)(103d)及
び(104c)(104d)は、網枠(103d)(1
04c)に固定する係合ピン(107)(108)を介
し係脱自在に連結させて、第1及び第2受網(30)
(31)の容易な2分割或いは一体結合を図って、これ
ら受網(30)(31)の第1及び第2扱胴(5)
(6)間の隙間を介する上方よりの着脱作業を容易とさ
せるように構成している。
【0028】前記受網(30)(31)は左右側板(4
a)(4b)巾間に張設すると共に、右側板(4b)よ
り外側に一定巾を有して底面が目無しの連通樋(96)
を設けるもので、第1受網(30)の接線方向で第2扱
胴軸(28)より下方向に向かう角度に連通樋(96)
の平滑樋体(96a)を傾斜させて、第1扱胴(5)か
ら第2扱胴(6)への排稈の受継ぎを良好とさせるよう
に構成している。
【0029】また前記第2受網(31)の左端の一部を
開口して排稈口(97)を開成すると共に、該排稈口
(97)に後方に下り傾斜の排稈樋(109)を設け
て、該排稈樋(109)を受網(31)の一部として構
成して該受網(31)の補強する一方、受網(31)の
着脱時には排稈樋(109)の同時着脱を行うように構
成している。
【0030】さらに前記第2受網(31)の枠体(10
4)後方部には、第2扱胴(6)の遠心力で受網(3
1)を通し後方に飛散する穀粒を下方に落下案内する飛
散防止ガイド(110)を設けるもので、遠心力で後方
に飛散する穀粒を直接的に機外に放出することなくガイ
ド(110)に衝突させ選別盤(7)上に落下させて、
ロスのない効率良好な穀粒の回収を図ると共に、第2受
網(31)の補強部材を防止ガイド(110)として有
効に活用するように構成している。
【0031】図10に示す如く、前記第1及び第2扱胴
(5)(6)の螺旋羽根(92)(93)の終端は連通
樋(96)及び排稈口(97)より一定寸法(A)
(B)内側に臨ませ、連通樋(96)と排稈口(97)
とに羽根(92)(93)をラップさせて、排稈の受継
ぎや排出を確実に行わせるように構成している。
【0032】図14、図15に示す如く、連通樋(9
6)に対し、第1受網(30)を一定寸法(C)高く、
また第2受網(31)を一定寸法(E)低く設けると共
に、第2扱胴(6)の入口部となる連通樋(96)部の
螺旋羽根(93)の直径(D2)を他部の螺旋羽根(9
3)の直径(D1)より小(D1>D2)に形成して、
稈の刺りなど解消させたこれら扱胴(5)(6)での穀
稈の流れのスムーズな脱穀作業を可能とさせるように構
成している。
【0033】また前記第1及び第2扱胴(5)(6)の
送り始端となる左端及び右端と左右側板(4a)(4
c)間に、胴部(90)(91)端部を外側より覆う胴
部(90)(91)より大径の皿形の稈巻付防止板(1
11)(112)を左右側板(4a)(4c)に固設す
ると共に、第1及び第2扱胴(5)(6)の送り終端と
なる右端及び左端と左右側板(4a)(4c)間に、胴
部(90)(91)端部の内径側に外径部を投入させる
胴部(90)(91)より小径の鍔付皿形の稈巻付防止
板(113)(114)を左右側板(4a)(4c)に
固設して、左右側板(4a)(4c)と第1及び第2扱
胴(5)(6)の隙間に穀粒のささり込みのない良好な
脱穀処理を行うように構成している。
【0034】図16に示す如く、前記扱口(29)に設
ける穀稈入口供給板(115)はフィーダハウス(2
1)の底板(21a)の傾斜角(φ1)より小さな傾斜
角(φ2)を有する供給面(115a)を中間に形成す
ると共に、供給板(115)の後端供給面(115b)
に若干の下り傾斜角(φ3≒5゜)を有して第1受網
(30)の入口側に連設させて、扱口(29)での穀稈
の取込性を向上させるように構成している。
【0035】また前記入口供給板(115)の上方で扱
室(26)内側に下り傾斜面(116a)を有する穀稈
戻り防止板(116)を設けて第1扱胴(5)に取込み
されなかった穀稈が扱口(29)より前方に飛び出るの
を防止するもので、戻り防止板(116)の扱口(2
9)の供給巾と同一巾に設けると共に、傾斜面(116
a)の傾斜を入口供給板(115)の最上部(115
c)より扱胴(5)側に向う傾斜に形成して、フィーダ
ハウス(21)から脱穀部(4)への穀稈の供給を確実
に行わせるように構成している。
【0036】図12、図17、図18に示す如く、前記
排稈羽根(94)(95)の3枚のうちの1つと螺旋羽
根(92)(93)の終端の取付位置とを一致させて、
螺旋羽根(92)(93)から排稈羽根(94)(9
5)への排稈の連続的な流れを助長させて排稈の排出性
を向上させるように構成している。
【0037】また前記排稈羽根(94)(95)は、胴
部(90)(91)に固設するブラケット(117)に
回動軸(118)及び捩りバネ(119)を介し略L形
の基端を回動自在に取付けて、常時は羽根(94)(9
5)の平坦作用面を胴部(90)(91)の放射方向に
立設させ、稈詰りなどの発生時にはバネ(119)力に
抗して羽根(94)(95)を回転方向とは反対側に最
大90度の範囲内で傾動させて該羽根(94)(95)
や扱胴(5)(6)の破損を防止するように構成してい
る。
【0038】図19、図20に示す如く、前記扱胴
(5)(6)の扱胴軸(27)(28)を左右側板(4
a)(4c)上部外側の左右補強部材(120)に支持
するもので、該補強部材(120)の上面に扱胴軸(2
7)(28)が上方より挿入するU字形切欠(121)
(122)を形成すると共に、扱胴軸(27)(28)
を回転自在に支持するメタル軸受(123)(124)
を前記補強部材(120)の切欠(121)(122)
周辺部にボルト(125)を介し位置調節自在に一体固
定させて、扱胴(5)(6)の支持強度の向上と扱胴
(5)(6)の着脱の容易化を図るように構成してい
る。
【0039】図4、図11、図21に示す如く、前記運
転台(16)を前回動支点である支点軸(126)を介
して前方に回動自在に設けると共に、第1扱胴(5)の
上半部を覆う側面視山形状の第1扱胴カバー(127)
を後回動支点である支点軸(128)を介し後方に回動
自在に設けて、扱室(26)の内部点検や第1扱胴の外
部取出しなどを容易とさせるように構成している。
【0040】図22にも示す如く、前記運転台(16)
は、運転台(16)後方の横フレーム(101a)前面
に固設する左右のブラケット(129)に、回転軸(1
30)を介しロックレバー(131)と一体に左右フッ
ク(132)を前後方向に回転自在に取付け、運転台
(16)の後部支柱フレーム(133)後面に固設する
左右水平支持台(134)の左右フックピン(135)
に前記フック(132)を係合させて運転台(16)を
水平姿勢で固定する一方、運転台(16)の後部左側方
に臨ませる前記ロックレバー(131)を前方に回動操
作するとき、フック(132)を係合解除させて運転台
(16)の回動を可能とさせるように構成している。
【0041】また前記第1扱胴カバー(127)は、脱
穀部(4)の前側板(4d)で前記フック(132)取
付位置より若干上方に固設する左右のフック取付台(1
36)に、各回動軸(137)を介し左右回動自在に左
右フック(138)を取付け、運転台(16)の後部左
側方に臨ませるロックレバー(139)を左フック(1
38)に固設し、左右フック(138)をロッド(14
0)を介し連動連結させると共に、扱胴カバー(12
7)前面の固着板(141)の左右フックピン(14
2)に前記フック(138)を係合させて、扱胴カバー
(127)を閉固定するように構成している。
【0042】そして、前記運転台(16)の前方回動操
作後にあって、前記ロックレバー(139)を右回動操
作し、フック(138)を係合解除させるとき、扱胴カ
バー(127)を開放自在とさせて、扱室(26)の内
部点検などの容易化を図るように構成している。
【0043】前記穀物タンク(8)は第2扱胴(6)の
後方に配設するもので、穀物タンク(8)の安息角を有
する斜面部である前底板(145)下方の略3角空間部
(146)に第2扱胴(6)を配設すると共に、前記底
部排出オーが(83)を前記第2扱胴軸(28)と略同
じ高さ位置で平行にタンク(8)に設けて、余剰空間を
利用した第2扱胴(6)のコンパクトな配置と、これら
扱胴(6)やタンク(8)とエンジン(12)との駆動
系の簡潔化を図るように構成している。
【0044】さらに、前記穀物タンク(8)の後部に連
設するエンジンルーム(11)の底板(147)と、穀
物タンク(8)の底板(145)を脱穀部(4)の後部
天板として利用するもので、穀物タンク(8)の後底板
(145a)とエンジンルーム(11)の底板(14
7)前部間にシール部材(148)を介設して、穀物タ
ンク(8)やエンジンルーム(11)の組立にバラツキ
がある場合でもエンジンルーム(11)の防塵性を確保
して、脱穀部(4)内の排塵がエンジンルーム(11)
内に侵入するのを防止するように構成している。
【0045】前記左側板(4a)外側に配設する二番還
元筒(45)上端の還元口(45a)は、第1及び第2
扱胴(5)(6)間で揺動選別盤(7)の第1フィード
パン(32)上方に臨ませて、漏下の多い第1扱胴
(5)より後方に還元して一番コンベア(44)に有効
に回収するように構成している。
【0046】図19、図23にも示す如く、脱穀部
(4)上側の左右側板(4a)(4c)上端に連結する
左右の補強部材(120)と、該補強部材(120)の
前後端間を連結する前後の横補強部材(101d)(1
02b)とで平面視四角形状の補強枠(149)を形成
して、左右側板(4a)(4c)の強度剛性の向上や、
扱胴(5)(6)の支持強度の向上を図るように構成し
ている。
【0047】また、前記横補強部材(101d)(10
2b)に前後横フレーム(101a)(101b)をそ
れぞれ一体的に連結させると共に、左右の補強部材(1
20)間に中央仕切フレーム(101c)を横架させ
て、前記補強枠(149)の一層の剛性向上を図ると共
に、後横フレーム(101b)上の左右両端及び中央の
3箇所に略L形状のタンク受け板(150)を固設し
て、前記穀物タンク(8)の前底板(145)に固設す
るタンク取付台(151)をタンク受け板(150)上
面に係合保持させ、受け板(150)取付台(151)
をボルト(151a)を介し取外し自在に固定させて、
穀物タンク(8)の支持部材として後横フレーム(10
1b)を有効に活用するように構成している。
【0048】また図13にも示す如く、前記排出オーガ
(83)下方の穀物タンク(8)の底板(145)を開
閉自在な底板である底蓋(152)に設けるもので、タ
ンク(8)と略一定の横巾を底蓋(152)は有し、タ
ンク底板(145)の前回動支点軸(153)に逆山形
状の底蓋(152)前端側を回動自在に固定させると共
に、タンク後底板(145a)の後固定台(154)に
ボルト(155)を介し底蓋(152)の後端側を開放
自在に固定させて、底蓋(152)の開放時にタンク底
部の横巾一杯に穀粒放出口(156)を開成して、異常
による排出オーガ(83)の駆動停止時などにタンク
(8)内の穀粒排出を行うように構成している。
【0049】さらに、前記穀粒放出口(156)は二番
樋(46)上方に臨ませて、放出口(156)から落下
するタンク(8)内の穀粒を揺動選別盤(7)を介し二
番樋(46)に回収し、二番コンベア(47)と二番還
元筒(45)と間に介設する受継ケース(157)の開
口部或いはケース(157)の取外しなどによって二番
コンベア(47)からの穀粒を機外に取出すように構成
している。
【0050】図3、図24、図25にも示す如く、前記
運転席(14)はフィーダハウス(21)の上方で本気
運転台(16)の左右略中央位置に配設させ、運転席
(14)の前方に操向ハンドル(15)のハンドルコラ
ム(158)を、また該ハンドルコラム(158)左側
の運転席(14)左前方位置に主変速レバー(159)
のレバーコラム(160)をそれぞれ立設させ、これら
コラム(158)(160)と運転席(14)間でフィ
ーダハウス(21)の左右外側に正面視ハの字形に左右
の作業者乗降用ステップ(17)を配設させて、運転台
(16)の左右両側より乗降可能とさせるように構成し
ている。
【0051】また、前記主変速レバー(159)は後方
の運転席(14)側に屈曲させて、上端ノブ部(159
a)を運転席(14)に近接させると共に、ノブ部(1
59a)の前面に刈取部(18)を昇降する刈取昇降ス
イッチ(161)を設けると共に、ノブ部(159a)
の右側面に刈取部(18)を自動的に一定高さまで上昇
及び下降操作するオートリフト及びオートセットスイッ
チ(162)(163)を設けて、運転席(14)位置
から主変速レバー(159)や各スイッチ(161)
(162)(163)の操作を容易に可能とさせるよう
に構成している。
【0052】また運転席(14)左右両側で運転席(1
4)より後方に左右のサイドコラム(164)(16
5)を配設し、左サイドコラム(164)に副変速レバ
ー(166)を設けると共に、右サイドコラム(16
5)に刈取及び脱穀クラッチレバー(167)(16
8)などを配設させている。
【0053】さらに、車速や各種作業状態を表示する計
器パネル(169)を運転席(14)の右前方に配設す
るもので、サンバイザー(170)の前側を支持する運
転台(16)の左右支持フレーム(171a)(171
b)のうち右支持フレーム(171b)に、取付部材
(172)を介し運転席(14)の作業者の視線高さ位
置で計器パネル(169)のパネル面(169)を運転
席(14)側に向け配置させ、計器パネル(169)の
下方に前方確認用の目視空間域(173)を形成させ
て、計器パネル(169)に視界を遮られることなく、
目視空間域(173)を通して刈取部(18)前側の分
草板や刈刃(23)の確認などが容易に行えるように構
成している。
【0054】また、前記左右支持フレーム(171a)
(171b)の基端外側にコ形状の左右ガードフレーム
(174)を固設すると共に、該フレーム(174)外
側上方に取付フレーム(175)を介してバックミラー
(176)を設置している。
【0055】図27にも示す如く、前記計器パネル(1
69)は右支持フレーム(171b)に調節ボルト(1
77)を介し取付高さ調節自在にパネルブラケット(1
78)を固定させると共に、回動支点ボルト(179)
を介し左右回動自在にパネル(169)背面側の固定片
(180)を前記ブラケット(178)に固定させて、
計器パネル(169)を取付高さ及び取付角度調節自在
に右支持フレーム(171b)に支持するように構成し
ている。
【0056】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、穀稈脱穀用の2つのスクリュ形第1及び第2扱胴
(5)(6)を脱穀部(4)に備えた普通形コンバイン
において、脱穀部(4)の左右側板(4a)・(4b)
(4c)間を前後で連結する前後の横補強部材(101
a)(101d)・(101b)(102b)と、前後
の補強部材(101d)(102b)間を左右両側で連
結する左右の縦補強部材(120)とで、脱穀部の四角
補強枠(149)を形成したことによって、脱穀側板
(4a)・(4b)(4c)を含む脱穀部(4)全体の
強度剛性を有効に向上させることができる。
【0057】また、左右の縦補強部材(120)に第1
及び第2扱胴(5)(6)の扱胴軸(27)(28)を
支持させたことによって、第1及び第2扱胴(5)
(6)の支持強度の向上と、脱穀側板(4a)・(4
b)(4c)を含む脱穀部(4)全体の強度剛性の向上
を有効に図ることができる。
【0058】さらに、脱穀部(4)の後側に一体形成す
る穀物タンク(8)の支持部材として後の横補強部材
(101b)を用いたことによって、穀物タンク(8)
の支持部材と脱穀部(4)の補強部材の両方に後の補強
部材(101b)を有効利用して、脱穀部(4)全体の
強度剛性を向上させることができる。
【0059】またさらに、穀稈脱穀用の2つのスクリュ
形第1及び第2扱胴(5)(6)を脱穀部(4)に備え
た普通形コンバインにおいて、脱穀部(4)の後側に穀
物タンク(8)及びエンジンルーム(11)を一体形成
すると共に、第2扱胴(6)後方の排稈口(48)の天
板部を穀物タンク(8)及びエンジンルーム(11)の
底板(145)(147)で形成したことによって、第
2扱胴(6)後方の排稈口(48)の天板構成を、部品
点数を減少させ且つ重量を軽減させた簡単なものとさせ
ることができる。
【0060】また、穀物タンク(8)の底板(152)
を開放可能に設けたことによって、穀物タンク(8)の
穀物排出オーガ(83)など搬送系に異常が発生してこ
の駆動が停止した場合にも、底板(152)を開放して
穀物タンク(8)内の穀物を容易に取出し可能とさせる
ことができる。
【0061】さらに、脱穀部(4)の二番樋(46)上
方に穀物タンク(8)の底板開放口(156)を臨ませ
たことによって、穀物タンク(8)の底板開放口(15
6)から放出される穀物を二番コンベア(47)で回収
し、二番コンベア(47)の受継ケース(157)部よ
り機外に容易に取出し可能とさせて、穀物回収作業の能
率向上化を図ることができる。
【0062】またさらに、本機前方にフィーダハウス
(21)を介し刈取部(18)を昇降自在に装備する普
通形コンバインにおいて、フィーダハウス(21)上方
の本機左右略中央に運転席(14)を配設したことによ
って、本機構成の簡素化を図ると共に、運転席(14)
に対する本機左右両側よりの作業者の容易な乗降を可能
とさせて作業性を向上させることができる。
【0063】また、フィーダハウス(21)の左右外側
に乗降用ステップ(17)を配備させたことによって、
フィーダハウス(21)左右両側の余剰空間にコンパク
トにステップ(17)を配設可能とさせて、本機構成の
簡素化を図ることができる。
【0064】さらに、主変速レバー(159)の操作コ
ラム(160)を運転席(14)の左前方に配設すると
共に、主変速レバー(159)上端の操作部を後方に屈
曲させたことによって、運転席位置で前傾姿勢の作業者
に対して、主変速レバー(159)の容易にして確実な
操作を可能とさせて、この操作性を向上させることがで
きる。
【0065】またさらに、刈取部(18)を昇降操作す
る刈取昇降スイッチ(161)を主変速レバー(15
9)の操作部に設けたことによって、主変速レバー(1
59)を操作しながらの刈取昇降スイッチ(161)に
よる刈取部(18)の確実な昇降操作を可能とさせて、
刈取作業性を向上させることができる。
【0066】また、計器パネル(169)を運転席(1
4)の右前方に配設すると共に、運転席(14)から刈
取部前側の目視可能な目視空間域(173)を、計器パ
ネル(169)の下方に形成したことによって、運転席
(14)の右前方に計器パネル(169)を設置した場
合でも、運転席(14)から分草板や刈刃(23)など
刈取部(8)前側の作業状況を常に正確に確認しながら
の運転作業を可能とさせて、作業性を向上させることが
できる。
【0067】さらに、計器パネル(169)を取付角度
及び取付高さ調節自在に配設したことによって、運転席
(14)の作業者に適正に対応させた位置に計器パネル
(169)を常に配置させて、計器パネル(169)で
確認しながらの正確な刈取作業を可能とさせることがで
きる。
【0068】またさらに、運転席(14)の後部下方に
脱穀部(4)の扱胴(5)を配備させたことによって、
フィーダハウス(21)と扱胴(5)の穀物受継部上方
に運転席(14)を構成コンパクトに配備させて、本機
構成の簡素化を図ることができる。
【0069】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、本機前方にフィーダハウス(21)を介し刈取部
(18)を昇降自在に装備する普通形コンバインにおい
て、フィーダハウス(21)上方の本機左右略中央に運
転席(14)を配設したものであるから、本機構成の簡
素化を図ると共に、運転席(14)に対する本機左右両
側よりの作業者の容易な乗降を可能とさせて作業性を向
上させることができるものである。
【0070】また、フィーダハウス(21)の左右外側
に乗降用ステップ(17)を配備させたものであるか
ら、フィーダハウス(21)左右両側の余剰空間にコン
パクトにステップ(17)を配設可能とさせて、本機構
成の簡素化を図ることができるものである。
【0071】さらに、主変速レバー(159)の操作コ
ラム(160)を運転席(14)の左前方に配設すると
共に、主変速レバー(159)上端の操作部を後方に屈
曲させたものであるから、運転席位置で前傾姿勢の作業
者に対して、主変速レバー(159)の容易にして確実
な操作を可能とさせて、この操作性を向上させることが
できるものである。
【0072】またさらに、刈取部(18)を昇降操作す
る刈取昇降スイッチ(161)を主変速レバー(15
9)の操作部に設けたものであるから、主変速レバー
(159)を操作しながらの刈取昇降スイッチ(16
1)による刈取部(18)の確実な昇降操作を可能とさ
せて、刈取作業性を向上させることができるものであ
る。
【0073】また、計器パネル(169)を運転席(1
4)の右前方に配設すると共に、運転席(14)から刈
取部前側の目視可能な目視空間域(173)を、計器パ
ネル(169)の下方に形成したものであるから、運転
席(14)の右前方に計器パネル(169)を設置した
場合でも、運転席(14)から分草板や刈刃(23)な
ど刈取部(18)前側の作業状況を常に正確に確認しな
がらの運転作業を可能とさせて作業性を向上させること
ができるものである。
【0074】さらに、計器パネル(169)を取付角度
及び取付高さ調節自在に配設したものであるから、運転
席(14)の作業者に適正に対応させた位置に計器パネ
ル(169)を常に配置させて、計器パネル(169)
で確認しながらの正確な刈取作業を可能とさせることが
できるものである。
【0075】またさらに、運転席(14)の後部下方に
脱穀部(4)の扱胴(5)を配備させたものであるか
ら、フィーダハウス(21)と扱胴(5)の穀物受継部
上方に運転席(14)を構成コンパクトに配備させて、
本機構成の簡素化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図である。
【図2】コンバインの全体平面図である。
【図3】コンバインの全体正面図である。
【図4】脱穀部の断面側面図である。
【図5】脱穀部の断面平面図である。
【図6】脱穀部の断面正面図である。
【図7】脱穀駆動系の左側面説明図である。
【図8】脱穀駆動系の右側面説明図である。
【図9】全駆動系の説明図である。
【図10】扱胴部の平面説明図である。
【図11】扱胴部の側面説明図である。
【図12】連通樋部の側面説明図である。
【図13】第2扱胴部の側面説明図である。
【図14】第2扱胴部の背面説明図である。
【図15】第1扱胴部の正面説明図である。
【図16】扱口部の側面説明図である。
【図17】扱胴の展開説明図である。
【図18】排稈羽根部の説明図である。
【図19】左側板部の側面説明図である。
【図20】扱胴の軸受部の説明図である。
【図21】運転操作部の側面説明図である。
【図22】ロック部の正面説明図である。
【図23】補強枠の平面説明図である。
【図24】運転操作部の側面説明図である。
【図25】運転操作部の正面説明図である。
【図26】主変速レバーの説明図である。
【図27】計器パネルの取付説明図である。
【符号の説明】
(4) 脱穀部 (5) 扱胴 (14) 運転席 (17) 乗降用ステップ (18) 刈取部 (21) フィーダハウス (159) 主変速レバー (160) コラム (161) 刈取昇降スイッチ (169) 計器パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B60K 20/02 B60K 20/02 F (72)発明者 正 野 潤 一 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本機前方にフィーダハウスを介し刈取部
    を昇降自在に装備する普通形コンバインにおいて、フィ
    ーダハウス上方の本機左右略中央に運転席を配設したこ
    とを特徴とする普通形コンバイン。
  2. 【請求項2】 フィーダハウスの左右外側に乗降用ステ
    ップを配備させたことを特徴とする請求項1記載の普通
    形コンバイン。
  3. 【請求項3】 主変速レバーの操作コラムを運転席の左
    前方に配設すると共に、主変速レバー上端の操作部を後
    方に屈曲させたことを特徴とする請求項1記載の普通形
    コンバイン。
  4. 【請求項4】 刈取部を昇降操作する刈取昇降スイッチ
    を主変速レバーの操作部に設けたことを特徴とする請求
    項3記載の普通形コンバイン。
  5. 【請求項5】 計器パネルを運転席の右前方に配設する
    と共に、運転席から刈取部前側の目視可能な目視空間域
    を、計器パネルの下方に形成したことを特徴とする請求
    項1記載の普通形コンバイン。
  6. 【請求項6】 計器パネルを取付角度及び取付高さ調節
    自在に配設したことを特徴とする請求項5記載の普通形
    コンバイン。
  7. 【請求項7】 運転席の後部下方に脱穀部の扱胴を配備
    させたことを特徴とする請求項1記載の普通形コンバイ
    ン。
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