JP2001028633A - 集合住宅用連絡装置 - Google Patents

集合住宅用連絡装置

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JP2001028633A
JP2001028633A JP11200184A JP20018499A JP2001028633A JP 2001028633 A JP2001028633 A JP 2001028633A JP 11200184 A JP11200184 A JP 11200184A JP 20018499 A JP20018499 A JP 20018499A JP 2001028633 A JP2001028633 A JP 2001028633A
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寛 磯部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集合住宅をなす複数の住戸の在室・不在状態を
示す生活情報を監視する管理室内の管理人の利便性を向
上させる。 【解決手段】集合住宅をなす各住戸に設置された複数の
居室機1a、1b、・・・の在室・不在状態保存テーブル
19に記憶される在室・不在状態を示す生活情報は、管
理室内に設置された生活情報監視盤2に少なくとも1つ
設けられる在室スイッチ33、不在スイッチ34の押下
操作により書き換えることができる。また、居住者の外
泊等により当該住戸が長期にわたり不在とされる場合に
は、生活情報監視盤をなす外泊スイッチ35の押下操作
により外泊表示灯39を点灯させ外泊表示することによ
り、外出(通常外出)時の不在表示と差異をもたせるこ
とができる。これにより、管理室内の管理人による生活
情報監視時の利便性が向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集合住宅用連絡装置
に係り、特に集合住宅をなす複数の住戸の在室・不在状
態を示す生活情報を監視する管理室内の管理人の利便性
を向上させた集合住宅用連絡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の集合住宅用連絡装置
として、図3のブロック図に示す構成の高齢者向け集合
住宅用連絡装置が提案されている。
【0003】同図に示す高齢者向け集合住宅用連絡装置
は、制御装置(以下、居室機CPUと称す)60、天井
マイク61、天井スピーカ62、呼出ボタン63、水量
センサ64、外出確認機能付電気錠(以下、電気錠と称
す)65、通話回路66、送信回路67、在室・不在状
態保存テーブル68、呼出ボタンインターフェース(以
下、当該インターフェースについてはIFと称す)6
9、水量センサIF70、電気錠IF71が備えられ集
合住宅をなす複数の住戸内、ここでは101、102、
・・・号室内にそれぞれ設置された複数の居室機51a、
51b、・・・と、制御装置(以下、管理室CPUと称
す)80、マイクおよびレシーバからなるハンドセット
81、呼出表示灯82、在室表示灯83、不在表示灯8
4、拡声スピーカ85、通話回路86、受信回路87、
呼出表示灯IF88、在室・不在表示灯IF89、スピ
ーカIF90が備えられ管理室内に設置された生活情報
監視盤52とが、幹線L51をなす制御伝送路L51a、音
声伝送路L51bをそれぞれ介して接続され構成されてい
る。また、生活情報監視盤52をなす呼出表示灯82、
在室表示灯83、不在表示灯84により表示部52aが
構成され、各表示灯は図4の模式図に示すように住戸毎
に割り当てられ、管理室内の管理人に通報発信源の住戸
および各住戸の在室・不在状態を示す生活情報をそれぞ
れ表示する。
【0004】このように構成された高齢者向け集合住宅
用連絡装置をなす複数の住戸のうち、外出(通常外出)
等から帰宅した101号室の居住者により居室機51a
の電気錠65の外錠(図示せず)が解錠されると、居室
機CPU60が電気錠IF71を介して電気錠65の外
錠の解錠状態を検出し在室・不在状態保存テーブル68
に在室状態を示す生活情報を記憶するとともに、この生
活情報および101号室の居室番号情報が含有された在
室状態報知信号S51aを送信回路67に出力する。この
在室状態報知信号S51aは送信回路67、幹線L51をな
す制御伝送路L51a、生活情報監視盤52の受信回路8
7を介して管理室CPU80に入力される。管理室CP
U80は入力された在室状態報知信号S51aをなす生活
情報および居室番号情報より101号室の居住者が外出
等から帰宅した在室中であることを検出し、在室・不在
表示灯IF89を介して表示部52aをなす在室表示灯
83の101号室該当部(図4参照)を点灯させ在室表
示する。
【0005】ここで、101号室内に在室中の居住者が
管理室内の管理人に対して緊急の呼出しが必要とされ、
居室機51aの呼出ボタン63を押下すると、居室機C
PU60が呼出ボタンIF69を介して呼出ボタン63
の呼出操作を検出し101号室の居室番号情報が含有さ
れた呼出信号S52aを送信回路67に出力する。この呼
出信号S52aは上述の在室状態報知信号S51aと同様な経
路を介して生活情報監視盤52の管理室CPU80に入
力される。管理室CPU80は入力された呼出信号S52
aをなす居室番号情報より101号室内の居住者からの
呼出しを検出し、呼出表示灯IF88を介して表示部5
2aをなす呼出表示灯82の101号室該当部(図4参
照)を点灯させるとともに、スピーカIF90を介して
拡声スピーカ85から呼出音を鳴動させ呼出報知する。
また、101号室内に在室中の居住者からの呼出しを確
認した管理室内の管理人がハンドセット81を取り上げ
ると、この呼出応答操作を検出した管理室CPU80お
よび居室機51aの居室機CPU60の制御により通話
回路86、66がそれぞれ能動とされ、ハンドセット8
1をなすマイクおよびレシーバから通話回路86、幹線
L51をなす音声伝送路L51b、居室機51aの通話回路
66を介して天井マイク61および天井スピーカ62間
の通話路が形成され通話(双方向通話)が成立する。
【0006】また、上述と同様、101号室内に居住者
が在室中において一定時間以上水が使用されない、また
は一定時間以上水が使用されることに起因した当該居住
者の異変を、能動状態である居室機51aの水量センサ
64が検知すると、居室機CPU60が水量センサIF
70を介して非常事態を検出し、この非常事態情報およ
び101号室の居室番号情報が含有された非常報知信号
S53aを送信回路67に出力する。この非常報知信号S5
3aは上述の在室状態報知信号S51a、呼出信号S52aと同
様な経路を介して生活情報監視盤52の管理室CPU8
0に入力される。管理室CPU80は入力された非常報
知信号S53aをなす非常情報および居室番号情報より1
01号室内が非常事態であることを検出し、呼出表示灯
IF88を介して表示部52aをなす呼出表示灯82の
101号室該当部(図4参照)を点灯させるとともに、
スピーカIF90を介して拡声スピーカ85から警報音
を鳴動させ非常報知する。また、101号室内が非常事
態であることを確認した管理室内の管理人がハンドセッ
ト81を取り上げると、上述の在室呼出応答時と同様な
通話路が形成され通話(双方向通話)が成立する。
【0007】次に、複数の住戸のうち、101号室内の
居住者が外出時等において居室機51aの電気錠65の
外錠を施錠すると、居室機CPU60が電気錠IF71
を介して電気錠65の外錠の施錠状態を検出し在室・不
在状態保存テーブル68に不在状態を示す生活情報を記
憶し、水量センサIF70を介して能動状態の水量セン
サ64を非能動状態に移行させるとともに、前述の生活
情報および101号室の居室番号情報が含有された不在
状態報知信号S54aを送信回路67に出力する。この不
在状態報知信号S54aは上述の在室状態報知信号S51a、
呼出信号S52a、非常報知信号S53aと同様な経路を介し
て生活情報監視盤52の管理室CPU80に入力され
る。管理室CPU80は入力された不在報知信号S54a
をなす生活情報および居室番号情報より101号室内が
不在状態であることを検出し、在室・不在表示灯IF8
9を介して表示部52aをなす在室表示灯83の点灯さ
れている101号室該当部を消灯させるとともに、不在
表示灯84の101号室該当部(図4参照)を点灯させ
不在表示する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
集合住宅用連絡装置である高齢者向け集合住宅用連絡装
置をなす生活情報監視盤52には、住戸内が不在状態を
示す報知手段が表示部52aをなす不在表示灯84の点
灯の1種類のみであることから、居住者の外泊等により
当該住戸が長期にわたり不在とされる場合には不在表示
灯84が継続して点灯されるため、管理室内の管理人は
当該不在表示灯の点灯が外泊時等を示す不在表示なのか
外出(通常外出)時を示す不在表示なのかを判別するこ
とが困難である難点があった。
【0009】また、各住戸の在室・不在状態を示す生活
情報の切換設定手段は、当該居室機をなす電気錠65の
外錠の解錠・施錠でのみであることから、管理室内の管
理人が電気錠65の外錠を施錠せずに外出した住戸の居
住者を見かけるなどした場合には、生活情報監視盤52
での表示が在室中であるのにもかかわらず実際には当該
住戸内を不在としているなど正確な生活情報を判別する
ことができず、この生活情報は生活情報監視盤52にて
変更できない難点があった。
【0010】本発明は上述の難点を解消するためになさ
れたもので、集合住宅をなす各住戸の在室・不在状態を
示す生活情報を管理室内に設置される生活情報監視盤の
生活情報変更操作により変更可能とし、居住者が外泊等
で長期にわたり不在とされる住戸については生活情報監
視盤の外泊設定操作により外泊表示させ、外出(通常外
出)により不在とされる住戸の不在表示と差異をもたせ
ることにより、管理室内の管理人による生活情報監視時
の利便性を向上させた集合住宅用連絡装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明による集合住宅用連絡装置は、集合住宅
をなす各住戸内に設置され各住戸の在室・不在の生活情
報をもたらす複数の居室機と、管理室内等に設置され生
活情報を識別表示する生活情報監視盤とからなる集合住
宅用連絡装置において、生活情報監視盤は、各住戸の外
泊状態を設定する外泊スイッチと、外泊スイッチで外泊
設定されたときに外泊状態を表示する外泊表示灯とを備
えたものである。
【0012】また、本発明による集合住宅用連絡装置を
なす生活情報監視盤には、在室スイッチ、不在スイッチ
の少なくとも1つを設け、居室機には、スイッチが操作
されたとき記憶されていた各住戸の在室・不在の状態を
書き換える在室・不在状態保存テーブルを設けたもので
ある。
【0013】このような集合住宅用連絡装置によれば、
集合住宅をなす各住戸に設置された複数の居室機の在室
・不在状態保存テーブルに記憶される在室・不在状態を
示す生活情報は、管理室内に設置された生活情報監視盤
に少なくとも1つ設けられる在室スイッチ、不在スイッ
チの押下操作により書き換えることができる。また、居
住者の外泊等により当該住戸が長期にわたり不在とされ
る場合には、生活情報監視盤をなす外泊スイッチの押下
操作により外泊表示灯を点灯させ外泊表示することによ
り、外出(通常外出)時の不在表示と差異をもたせるこ
とができる。これにより、管理室内の管理人による生活
情報監視時の利便性が向上される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による集合住宅用連
絡装置を適用した好ましい形態の一実施例について、図
面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明による集合住宅用連絡装置の
一実施例である高齢者向け集合住宅用連絡装置の構成を
示すブロック図であり、集合住宅をなす複数の住戸内、
ここでは101、102、・・・号室内にそれぞれ設置さ
れた複数の居室機1a、1b、・・・と、管理室内に設置
された生活情報監視盤2とが幹線L1をなす制御伝送路
L1a、音声伝送路L1bをそれぞれ介して接続され構成さ
れている。
【0016】複数の居室機1a、1b、・・・はそれぞれ
同様な構成であり、制御装置(以下、居室機CPUと称
す)10と、住戸内の居住者が管理室内の管理人との通
話を成立させるために用いる天井マイク11および天井
スピーカ12と、住戸内の居住者が緊急等で管理室内の
管理人を呼び出すために押下操作する呼出ボタン13
と、一定時間以上水が使用されない、または一定時間以
上水が使用されることに起因して在室中の居住者の異変
を検知する水量センサ14と、外錠(図示せず)の解錠
・施錠の相違に伴い当該住戸の在室・不在状態を検知す
る外出確認機能付電気錠(以下、電気錠と称す)15
と、居室機CPU10の制御により幹線L1をなす音声
伝送路L1bと天井マイク11および天井スピーカ12間
の通話路を形成する通話回路16と、居室機CPU1
0、幹線L1をなす制御伝送路L1a間において諸信号を
送受信する送信回路17、受信回路18と、電気錠15
の外錠の解錠・施錠の相違または後述する管理室内の管
理人による生活情報監視盤2での生活情報変更操作を検
出した居室機CPU10の制御により、当該住戸の在室
・不在状態を示す生活情報を記憶する在室・不在状態保
存テーブル19と、居室機CPU10と呼出ボタン1
3、水量センサ14、電気錠15間をそれぞれ接続する
呼出ボタンインターフェース(以下、当該インターフェ
ースについてはIFと称す)20、水量センサIF2
1、電気錠IF22とが備えられている。
【0017】生活情報監視盤2は、制御装置(以下、管
理室CPUと称す)30と、管理室内の管理人が住戸内
の居住者との通話を成立させるために用いるマイクおよ
びレシーバからなるハンドセット31と、在室・不在状
態を示す生活情報を変更する住戸を選択するために管理
室内の管理人により押下操作される住戸選択スイッチ3
2と、選択された住戸の在室・不在状態を示す生活情報
を変更するために管理室内の管理人により押下操作され
る在室スイッチ33、不在スイッチ34と、居住者の外
泊等により当該住戸が長期にわたり不在とされた外泊状
態を設定するために管理室内の管理人により押下操作さ
れる外泊スイッチ35と、管理室CPU30の制御によ
り点灯され通報発信源の住戸を表示する呼出表示灯3
6、各住戸の生活情報をなす在室・不在状態を表示する
在室表示灯37、不在表示灯38、外泊状態の住戸を表
示する外泊表示灯39と、管理室CPU30の制御によ
り呼出音または警報音を鳴動する拡声スピーカ40と、
管理室CPU30の制御によりハンドセット31と幹線
L1をなす音声伝送路L1b間の通話路を形成する通話回
路41と、幹線L1をなす制御伝送路L1a、管理室CP
U30間で諸信号を送受信する送信回路42、受信回路
43と、住戸選択スイッチ32が接続され当該住戸選択
スイッチの操作を検出する住戸選択検出回路44と、在
室スイッチ33、不在スイッチ34、外泊スイッチ35
がそれぞれ接続され各スイッチの操作を検出する在室・
不在・外泊設定検出回路45と、管理室CPU30と呼
出表示灯36とを接続する呼出表示灯IF46と、管理
室CPU30と在室表示灯37、不在表示灯38、外泊
表示灯39とをそれぞれ接続する在室・不在・外泊表示
灯IF47と、管理室CPU30と拡声スピーカ40と
を接続するスピーカIF48とが備えられている。ま
た、上述の住戸選択スイッチ32、在室スイッチ33、
不在スイッチ34、外泊スイッチ35、呼出表示灯3
6、在室表示灯37、不在表示灯38、外泊表示灯39
により操作・表示部2aが構成され、各部(スイッチ、
表示灯)は図2の模式図に示すように住戸毎に割り当て
られている。
【0018】各居室機1a、1b、・・・をなす居室機C
PU10の入力側には、呼出ボタンIF20、水量セン
サIF21、電気錠IF22をそれぞれ介して呼出ボタ
ン13と、水量センサ14、電気錠15と、幹線L1を
なす制御伝送路L1aに接続された受信回路18とがそれ
ぞれ接続され、出力側には天井マイク11および天井ス
ピーカ12、幹線L1をなす音声伝送路L1bがそれぞれ
接続された通話回路16と、幹線L1をなす制御伝送路
L1aに接続された送信回路17とがそれぞれ接続され、
入出力側には在室・不在状態保存テーブル19が接続さ
れている。
【0019】生活情報監視盤2をなす管理室CPU30
の入力側には、住戸選択検出回路44を介して操作・表
示部2aをなす住戸選択スイッチ32と、在室・不在・
外泊設定検出回路45を介して操作・表示部2aをなす
在室スイッチ33、不在スイッチ34、外泊スイッチ3
5と、幹線L1をなす制御伝送路L1aに接続された受信
回路43とがそれぞれ接続され、出力側には呼出表示灯
IF46を介して操作・表示部2aをなす呼出表示灯3
6と、在室・不在・外泊表示灯IF47を介して操作・
表示部2aをなす在室表示灯37、不在表示灯38、外
泊表示灯39と、スピーカIF48を介して拡声スピー
カ40と、ハンドセット31が接続された通話回路4
1、幹線L1をなす制御伝送路L1aにそれぞれ接続され
た送信回路42とがそれぞれ接続されている。
【0020】このように構成された高齢者向け集合住宅
用連絡装置において、以下、その動作について説明す
る。尚、住戸内に居住者が在室中であることを示す在室
報知の動作、住戸内に在室中の居住者が管理室内の管理
人に対して緊急の呼出しが必要とされる場合における呼
出し(呼出報知)、通話の各動作、一定時間以上水が使
用されない、または一定時間以上水が使用されることに
起因して在室中である居住者の異変を能動状態の水量セ
ンサが検知した場合における非常報知、通話の各動作、
居住者が外出等で当該住戸を不在とする場合の不在報知
の動作については従来例と同様であることから、その説
明は省略する。
【0021】複数の住戸のうち、101号室内に設置さ
れた居室機1aの在室・不在状態保存テーブル19に在
室状態を示す生活情報が記憶され、かつ管理室内に設置
された生活情報監視盤2の操作・表示部2aをなす在室
表示灯37の101号室該当部(図2参照)が点灯され
ており、101号室内に居住者が在室中であることを確
認した管理人が、電気錠15の外錠を施錠せずに外出し
た101号室の居住者を見かけるなどして実際の生活情
報である在室状態とは異なる不在状態であると確認した
場合において、居室機1aの在室・不在状態保存テーブ
ル19に記憶されている生活情報を在室状態から不在状
態に書き換えるためには、生活情報監視盤2の操作・表
示部2aをなす住戸選択スイッチ32の101号室該当
部および不在スイッチ34(図2参照)をそれぞれ押下
する。操作・表示部2aをなす住戸選択スイッチ32の
住戸設定操作を検出した住戸選択検出回路44は、10
1号室からなる居室番号情報を管理室CPU30に出力
する。また、操作・表示部2aをなす不在スイッチ34
の不在設定操作を検出した在室・不在・外泊設定検出回
路45は、不在設定情報を管理室CPU30に出力す
る。管理室CPU30は入力された居室番号情報および
不在設定情報を適宜に処理した不在状態設定信号S1aを
送信回路42に出力する。この不在状態設定信号S1aは
送信回路42、幹線L1をなす制御伝送路L1a、居室機
1aの受信回路18を介して居室機CPU10に入力さ
れる。
【0022】居室機CPU10は入力された不在状態設
定信号S1aをなす不在設定情報より在室・不在状態保存
テーブル19に記憶されている生活情報を在室状態から
不在状態に書き換えるとともに、生活情報の書き換えが
完了したことを示す設定完了情報および101号室の居
室番号情報が含有された設定完了報知信号S11aを送信
回路17に出力する。この設定完了報知信号S11aは送
信回路17、幹線L1をなす制御伝送路L1a、生活情報
監視盤2の受信回路43を介して管理室CPU30に入
力される。
【0023】管理室CPU30は入力された設定完了報
知信号S11aをなす設定完了情報および居室番号情報よ
り101号室内に設置された居室機1aの在室・不在状
態保存テーブル19に不在状態を示す生活情報が記憶さ
れたことを検出し、在室・不在・外泊表示灯IF47を
介して操作・表示部2aをなす在室表示灯37の点灯さ
れている101号室該当部を消灯させるとともに、不在
表示灯38の101号室該当部(図2参照)を点灯させ
ることにより不在報知する。
【0024】次に、複数の住戸のうち、101号室内に
設置された居室機1aの在室・不在状態保存テーブル1
9に不在状態を示す生活情報が記憶され、かつ管理室内
に設置された生活情報監視盤2の操作・表示部2aをな
す不在表示灯38の101号室該当部(図2参照)が継
続して点灯されており、101号室が長期にわたり不在
状態であることを不審と感じた管理室内の管理人が、生
活情報監視盤2とともに別途設置される呼出機能(図示
および詳述せず)を能動にした際に101号室の居住者
からの呼出応答により実際の生活情報である不在状態と
は異なる在室状態であると確認した場合において、居室
機1aの在室・不在状態保存テーブル19に記憶されて
いる生活情報を不在状態から在室状態に書き換えるため
には、生活情報監視盤2の操作・表示部2aをなす住戸
選択スイッチ32の101号室該当部および在室スイッ
チ33(図2参照)をそれぞれ押下する。操作・表示部
2aをなす住戸選択スイッチ32の住戸設定操作を検出
した住戸選択検出回路44は、101号室からなる居室
番号情報を管理室CPU30に出力する。また、操作・
表示部2aをなす在室スイッチ33の在室設定操作を検
出した在室・不在・外泊設定検出回路45は、在室設定
情報を管理室CPU30に出力する。管理室CPU30
は入力された居室番号情報および在室設定情報を適宜に
処理した在室状態設定信号S2aを送信回路42に出力す
る。この在室状態設定信号S2aは上述の不在状態設定信
号S1aと同様な経路を介して居室機1aの居室機CPU
10に入力される。
【0025】居室機CPU10は入力された在室状態設
定信号S2aをなす在室設定情報より在室・不在状態保存
テーブル19に記憶されている生活情報を不在状態から
在室状態に書き換えるとともに、生活情報の書き換えが
完了したことを示す設定完了情報および101号室の居
室番号情報が含有された設定完了報知信号S12aを送信
回路17に出力する。この設定完了報知信号S12aは上
述の設定完了報知信号S11aと同様な経路を介して生活
情報監視盤2の管理室CPU30に入力される。
【0026】管理室CPU30は入力された設定完了報
知信号S12aをなす設定完了情報および居室番号情報よ
り101号室内に設置された居室機1aの在室・不在状
態保存テーブル19に在室状態を示す生活情報が記憶さ
れたことを検出し、在室・不在・外泊表示灯IF47を
介して操作・表示部2aをなす不在表示灯38の点灯さ
れている101号室該当部を消灯させるとともに、在室
表示灯37の101号室該当部(図2参照)を点灯させ
ることにより在室報知する。
【0027】次に、複数の住戸のうち、居住者の外泊等
により101号室が長期にわたり不在とされ生活情報監
視盤2の操作・表示部2aをなす不在表示灯38の10
1号室該当部(図2参照)が継続して点灯されており、
管理室内の管理人が外出(通常外出)により不在とされ
る他の住戸に割り当てられた不在表示灯38の該当部と
の識別度を向上させる手段として101号室を外泊状態
に設定するためには、生活情報監視盤2の操作・表示部
2aをなす住戸選択スイッチ32の101号室該当部お
よび外泊スイッチ35(図2参照)をそれぞれ押下す
る。操作・表示部2aをなす住戸選択スイッチ32の住
戸設定操作を検出した住戸選択検出回路44は、101
号室からなる居室番号情報を管理室CPU30に出力す
る。また、操作・表示部2aをなす外泊スイッチ35の
外泊設定操作を検出した在室・不在・外泊設定検出回路
45は、外泊設定情報を管理室CPU30に出力する。
管理室CPU30は入力された居室番号情報および外泊
設定情報より101号室が外泊状態であることを検出
し、在室・不在・外泊表示灯IF47を介して操作・表
示部2aをなす不在表示灯38の点灯されている101
号室該当部を消灯させるとともに、居住者の帰宅等によ
り101号室が在室状態に移行されるまでの期間内にお
いて外泊表示灯39の101号室該当部(図2参照)を
点灯させることにより外泊報知する。
【0028】また、外泊等から帰宅した101号室の居
住者により居室機1aの電気錠15の外錠が解錠される
と、居室機CPU10が電気錠IF22を介して電気錠
15の外錠の解錠状態を検出し在室・不在状態保存テー
ブル19に記憶されている生活情報を不在状態から在室
状態に書き換え、かつ水量センサIF22を介して非能
動状態の水量センサ14を能動状態にするとともに、前
述の生活情報および101号室の居室番号情報が含有さ
れた在室状態報知信号S13aを送信回路17に出力す
る。この在室状態報知信号S13aは上述の設定完了報知
信号S11a、S12aと同様な経路を介して生活情報監視盤
2の管理室CPU30に入力される。
【0029】管理室CPU30は入力された在室状態報
知信号S13aをなす生活情報および居室番号情報より1
01号室の居住者が外泊等から帰宅した在室中であるこ
とを検出し、在室・不在・外泊表示灯IF47を介して
操作・表示部2aをなす外泊表示灯39の点灯されてい
る101号室該当部を消灯させるとともに、在室表示灯
37の101号室該当部(図2参照)を点灯させること
により在室表示する。
【0030】尚、上述の実施例において、生活情報監視
盤2の操作・表示部2aをなす各スイッチ、表示灯は、
図2の模式図に示すように分離されて設置されている
が、例えば在室表示灯が在室スイッチの機能を兼ねるよ
うに単一の表示灯およびスイッチに複数の機能をもたせ
る、或いは当該操作・表示部にタッチパネルディスプレ
イ等を利用しても上述の実施例と同様な奏する。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の集合住宅用連絡装置によれば、集合住宅をなす各住戸
の在室・不在状態を示す生活情報を管理室内に設置され
た生活情報監視盤の生活情報変更操作によりを変更可能
とし、居住者が外泊等で長期にわたり不在とされる住戸
については生活情報監視盤の外泊設定操作により外泊表
示させ、外出(通常外出)により不在とされる住戸の不
在表示と差異をもたせることにより、管理室内の管理人
による生活情報監視時の利便性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による集合住宅用連絡装置の一実施例の
構成を示すブロック図。
【図2】本発明による集合住宅用連絡装置の一実施例の
生活情報監視盤をなす操作・表示部を示す模式図。
【図3】従来の集合住宅用連絡装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図4】従来の集合住宅用連絡装置の生活情報監視盤を
なす表示部を示す模式図。
【符号の説明】
1a、1b、・・・ ・・・・・複数の居室機 2・・・・・生活情報監視盤 19・・・・・在室・不在状態保存テーブル 33・・・・・在室スイッチ 34・・・・・不在スイッチ 35・・・・・外泊スイッチ 39・・・・・外泊表示灯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集合住宅をなす各住戸内に設置され各住戸
    の在室・不在の生活情報をもたらす複数の居室機(1
    a、1b、・・・)と、管理室内等に設置され前記生活情
    報を識別表示する生活情報監視盤(2)とからなる集合
    住宅用連絡装置において、 前記生活情報監視盤は、各住戸の外泊状態を設定する外
    泊スイッチ(35)と、前記外泊スイッチで外泊設定さ
    れたときに外泊状態を表示する外泊表示灯(39)とを
    備えたことを特徴とする集合住宅用連絡装置。
  2. 【請求項2】前記生活情報監視盤には、在室スイッチ
    (33)、不在スイッチ(34)の少なくとも1つを設
    け、前記居室機には、前記スイッチが操作されたとき記
    憶されていた各住戸の在室・不在の状態を書き換える在
    室・不在状態保存テーブル(19)を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の集合住宅用連絡装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007150885A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Aiphone Co Ltd 集合住宅インターホンシステム
JP2012202110A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Aiphone Co Ltd 集合住宅用連絡装置
JP2021057829A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報端末、インターホンシステム、処理方法、及びプログラム

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