JP2001027434A - トルネード型吸気・送風装置 - Google Patents

トルネード型吸気・送風装置

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JP2001027434A
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/02Ducting arrangements
    • F24F13/06Outlets for directing or distributing air into rooms or spaces, e.g. ceiling air diffuser
    • F24F2013/0616Outlets that have intake openings

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルネード型吸気・送風装置の吸気性能を安
定させて吸気性能、吸気効率を向上させる。 【解決手段】 この発明のトルネード型吸気・送風装置
は、所定局所領域内の空気を竜巻状に吸込んで排気する
空気吸込口1aと、該吸込口1aを取り囲むように設け
られ、下方に向けて空気を旋回させながら吹き出す空気
吹出口3とを備えてなるトルネード型吸気・送風装置に
おいて、上記空気吹出口3から吹き出される空気の一部
を上記空気吸込口1a方向に向けて分流させるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、螺旋状の旋回渦
流を外側吹出方向と内側吸込方向の内外相互に逆方向に
生成させることにより、所定の局所領域内の空気を周囲
に拡散させることなく効果的に吸気できるようにした所
謂トルネード型の吸気・送風装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば室内の所定の局所領域内の汚染し
た空気を周囲に拡散させることなく効率良く吸気して室
外に排出させるための有効な換気方法として、最近で
は、例えば図8に示すように、室内から室外に貫通させ
て排気ダクト2および給気ダクト5の2本のダクトを設
置する一方、それらに対応して排気用の空気吸込口1a
を有する円錐台形状の排気フード1および下方への空気
吹出口3を有するドーム形状の給気チャンバー4を内外
2層構造に設け、上記排気フード1の天板部1b中央で
排気ダクト2と排気用の空気吸込口1aとを、また給気
チャンバー4の上部で斜め接線方向に給気ダクト5の給
気導入口5aと給気旋回空間4cとを各々連通させ、上
記給気ダクト5の給気導入口5aを介して上記給気チャ
ンバー4の給気旋回空間4c内に導入した外気を上記給
気チャンバー4下面の上記排気用空気吸込口1aを囲む
ように設けた旋回流生成ステータ3a,3a・・・を有
する空気吹出口3から上記所定局所領域の外周囲に螺旋
状に旋回させながら吹き出してエアカーテン状の旋回渦
流F1を形成するとともに、該旋回渦流F1内における空
気を当該局所領域外周囲への吹出空気とは逆の上記排気
ダクト2側排気用の空気吸込口1a方向に吸気し、該吸
気時の吸気負圧によって当該排気用の空気吸込口1a方
向に竜巻状に上昇する吸気旋回渦流F2を発生させて有
効に換気を行う所謂トルネード型の吸気・送風装置が提
案されるようになっている(例えば特願平11−131
041号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な構成のトルネード型吸気・送風装置の場合、次のよう
な問題がある。
【0004】すなわち、図8の構成では、空気吸込口1
aと空気吹出口3とが給気チャンバー4の下部側で隣接
しているために、旋回流による遠心力によって、空気吸
込口1a近傍で、吸気旋回渦流F2に半径方向外向きの
速度成分が増大して、油煙などの汚染空気が漏れやすく
なる場合があった。
【0005】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたもので、空気の一部を空気吸込口方向に向
けて吹き出し、吸気旋回流の半径方向外方への速度成分
を打ち消し、収束度を高めることによって吸気性能を安
定させたトルネード型吸気・送風装置を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構
成されている。
【0007】(1) 請求項1記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、所定局所領
域内の空気を竜巻状に吸込んで排気する空気吸込口1a
と、該空気吸込口1aを取り囲むように設けられ、下方
に向けて空気を旋回させながら吹き出す空気吹出口3と
を備え、上記空気吹出口3から吹き出される空気の一部
を上記空気吸込口1a方向に向けて分流させるようにし
たことを特徴としている。
【0008】したがって、該構成では、竜巻状に旋回し
ながら上昇して空気吸込口1aに吸い込まれる吸気旋回
渦流F2の半径方向外方への速度成分が打ち消されて求
心方向のベクトルが増大し、収束度が高くなるので、吸
気性能が安定化する。
【0009】(2) 請求項2記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
1記載の発明の構成において、空気吸込口1a方向に向
けて分流される空気流は、空気吹出口3から吹き出され
る空気流の旋回方向と同方向に旋回させて分流されるよ
うになっている。
【0010】したがって、該構成によると、空気吹出口
3から螺旋方向に吹き出された空気流の一部が、その旋
回方向と同じ方向の旋回速度成分を伴ないながら半径方
向内側の空気吸込口1a方向に分流されるので、よりス
ムーズかつ有効に半径方向外側への速度成分を打ち消す
ことができる。
【0011】(3) 請求項3記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
1又は2記載の発明の構成において、空気吹出口3の空
気出口部には、吹き出される空気流を下方側床面方向に
向かう空気流と空気吸込口1a方向に向かう空気流とに
分流する分流部材10が設けられており、該分流部材1
0によって空気吹出口3から吹き出される空気の一部を
空気吸込口1a方向に分流させるようになっていること
を特徴としている。
【0012】したがって、該構成では、分流部材10に
よって分流された空気吸込口1a方向への空気流によっ
て有効に吸気旋回渦流中の半径方向外側への速度成分を
打ち消して収束度の高い吸気旋回渦流を形成することが
できる。
【0013】(4) 請求項4記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、所定局所領
域内の空気を竜巻状に吸込んで排気する空気吸込口1a
と、該空気吸込口1aを取り囲むように設けられ、下方
に向けて空気を旋回させながら吹き出す空気吹出口3と
を備えてなるトルネード型吸気・送風装置において、上
記空気吹出口3と上記空気吸込口1aとの間にあって上
記空気吸込口1a方向に空気を吹き出す補助空気吹出口
13を設けたことを特徴としている。
【0014】したがって、該構成によると、補助空気吹
出口13から空気吸込口1a方向への吹出気流によって
吸気旋回渦流の半径方向外側への速度成分を打ち消して
求心力を向上させ、収束度を高くすることができる。
【0015】(5) 請求項5記載の発明 この発明のトルネード型吸気・送風装置は、上記請求項
4記載の発明の構成において、補助空気吸込口13から
空気吸込口1a方向に向けて吹き出される空気流は、空
気吹出口3から吹き出される空気流の旋回方向と同方向
に旋回させて吹き出されるようになっている。
【0016】したがって、該構成では、補助空気吹出口
13から空気吸込口1a方向に吹き出された空気流が、
空気吹出口3から吹き出された空気流の旋回方向と同じ
旋回成分を伴ないながら空気吸込口1aに吹き込まれ、
スムーズかつ有効に吸気旋回渦流の半径方向外側への速
度成分を打ち消すことができる。
【0017】
【発明の効果】以上の結果、本願発明のトルネード型吸
気・送風装置によると、吸気旋回渦流の収束度が向上し
て吸気性能が安定し、効率良く換気又は内気のサーキュ
レーションを行うことができるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1〜図5は、
換気装置に適用した本願発明の実施の形態1に係るトル
ネード型吸気・送風装置の構成を示している。
【0019】このトルネード型吸気・送風装置1は、一
例として例えば一般家庭の台所又は飲食店の業務用厨房
等におけるガステーブル等所定局所領域としての加熱調
理器具の上方部に設けられ、当該加熱調理器具の外周囲
を室外から導入した外気による上方側から下方側への螺
旋状の旋回渦流によってエアカーテン状に包み込む一
方、当該エアカーテン状の螺旋状の旋回渦流内中心部に
作用する排気方向への吸引負圧により当該エアカーテン
状の螺旋状の旋回渦流内において上方に向けて生じる竜
巻状の吸気旋回渦流を形成せしめ、該竜巻状の吸気上昇
旋回渦流によって上記加熱調理器具等から発生する煙や
臭い等を効率良く吸引して室外に排気できるようにした
ものである。
【0020】図中、先ず符号4は、上記臭気や煙等汚染
空気発生源の上方部に設けられた例えばドーム形状の給
気チャンバーであり、この給気チャンバー4の内側下方
には、その天板部4aとの間に所定の間隔を置いて円錐
台形状の小径の排気フード1が上記給気チャンバー4の
下端側開口面位置まで延びて一体に設けられている。そ
して、それにより、上記給気チャンバー4とその内側の
排気フード1との間に、後述する給気ダクト5を介して
吸入した外気を、矢印のように有効に旋回させながら空
気吹出口3方向に導く、遠心方向に緩やかに通路径が拡
大した給気旋回空間4cが形成され、上記空気吹出口3
に供給する空気流に対して予じめ所定流速の旋回渦流を
形成するようになっている。また、この給気旋回空間4
c内には、必要に応じ、上記排気フード1の上方部側外
周囲に位置して、上記のようにして形成された旋回流を
整流するための整流板が設けられる。この整流板は、例
えばパンチングプレートなどにより形成される。
【0021】さらに、上記給気チャンバー4の天板部4
a側には、外気を斜め接線方向(旋回方向)に向けて導
入すべく上記給気ダクト5先端の曲成された給気導入口
5aが、また上記排気フード1の天板部1b中央には上
記給気チャンバー4の天板部4aを貫通して導入された
排気ダクト2がそれぞれ連通状態で接続され、それらの
外気吸入端、内気排出端がそれぞれ戸外に延設されてい
る。そして、これら給気ダクト5、排気ダクト2の図示
しない戸外への延設端には、例えば多翼送風機(シロッ
コファン)よりなる給気ファン、排気ファンがそれぞれ
設けられ、それらの駆動により各々対応する給気作用、
排気作用が実現されるようになっている。
【0022】ところで、この実施の形態の場合、上記空
気吹出口3は、上記給気チャンバー4の下部側等径の側
壁部4b下端6と排気フード1の下端との間にあって周
方向に連続して設けられた厚手の化粧パネル8の中間部
分に開口されており、同化粧パネル8の上方位置から下
方位置に向けて直径が拡大される所定の傾斜角を有して
斜めに形成されている。そして、その空気吹出通路部分
には、螺旋方向下方に所定の傾斜角を有した旋回流生成
ステータ3a,3a・・・が周方向に所定の間隔を保っ
て並設されている。
【0023】また、該空気吹出口3の空気吹出通路外周
面側には、所定の長さの気流ガイド7が気流吹出方向に
延設されており、吹出気流の半径方向外方への拡がり角
を適切な大きさに規制するようになっている。
【0024】一方、同空気吹出口3の空気流出口部に
は、所定の間隔を置いて例えば図4に示すような断面三
角形状の環状の分流部材10が全周方向に対応して配設
されている。
【0025】この分流部材10は、図示のように、三角
形の頂点(稜線部)を境にして、その外周面10a側の
傾斜角が上記空気吹出口3の傾斜角に対応した傾斜角と
なっている一方、内周面10b側の傾斜角がそれよりも
緩やかな傾斜角のものとなっており、同内周面10b側
下端部には略水平な状態で半径方向内側に所定寸法延設
されたフランジ部11が設けられている。そして、該分
流部材10の三角形の頂点(稜線部)は、上記空気吹出
口3の空気吹出通路の中心軸延長線よりも所定寸法内側
に偏位させて設けられており、上記空気吹出口3の出口
部から下流の空気吹出流路を大径で多量の空気が下方に
向かって旋回しながら流れる主流路21と小径で少量の
空気が上記主流路21の空気流と同じ方向に旋回しなが
ら上記フランジ11のガイド作用で空気吸込口1a方向
に流れる補助流路22との2つの流路に分割している。
【0026】したがって、以上の構成では、今図1の状
態で、例えば上記給気ダクト5側の給気ファンおよび排
気ダクト2側の排気ファンが駆動されると、先ず上記給
気ダクト5を介して給気導入口5aに導かれた外気が、
給気ファンによって給気旋回空間4c内の旋回方向に吹
き出される。そして、同給気旋回空間4c内で効率良く
旋回されながら例えば整流板により整流され、均一な流
速の安定した旋回渦流となって上記給気チャンバー4下
面部の空気吹出口3に供給される。そして、該空気吹出
口3の空気吹出通路を通過する時に、上記旋回流生成ス
テータ3a,3a・・・によって、さらに大きく旋回方
向のベクトルが付与され、より強い螺旋状の旋回気流と
なり、該旋回気流が上記分流部材10により分流され
て、主流路21を通して下方側局所領域にある加熱調理
器具の外周囲に向けて斜め方向に吹き出される一方、補
助流路22を通して半径方向内側の空気吸込口1a方向
に向けて略水平に吹き出される(図中のF1,F3
照)。
【0027】その結果、上記下方側への螺旋状の吹出旋
回気流F1により、上記加熱調理器具から出る煙や臭気
を周囲に拡散しないように包囲するエアカーテンが形成
されるとともに、その中心軸方向内側には、それと逆方
向の排気ダクト2側排気フード1内の排気用空気吸込口
1a方向に向けて上記排気ファンの吸引力により下方か
ら上方に上昇する竜巻状の大きな吸引力の旋回吸気流F
2が形成される。
【0028】そして、この竜巻状の吸気旋回渦流F
2は、すでに述べたように上記空気吸込口1a付近で遠
心力の作用により半径方向外方への速度成分が増大して
外部へ漏出しようとするが、該領域では上述のように上
記補助流路22を介して上記下方への吹出気流F1と同
じ旋回方向の所定量の吹出気流F3が全周に亘り半径方
向内側空気吸込口1a方向に吹き出され(図5参照)、
それによって当該半径方向外側への速度成分が打ち消さ
れ、空気吸込口1a内中心軸方向に適切に収束される。
従って、吸気性能が安定し、従来のように外部には漏出
しにくくなる。
【0029】そして、それにより上記螺旋状の吹出旋回
気流F1よりなるエアカーテンによって包まれた加熱調
理器具部分の煙や臭気等汚染した空気のより確実な排
気、清浄化が可能となる。
【0030】(実施の形態2)次に図6は、換気装置に
適用した本願発明の実施の形態2に係るトルネード型吸
気・送風装置の構成を示している。
【0031】上述の実施の形態1の構成のように、給気
チャンバー4の下面側開口部に空気吹出口3および主,
補助2組の流路21,22を設けるようにした場合、排
気フード1下部の十分に大きな空気吸込口1aの口径に
加えて当該空気吹出口3等を設けるための化粧パネル8
の幅を必要とし、結局外気送風チャンバー4の外径が大
きくなり、装置をコンパクト化することができない。ま
た、空気吹出口3部分の構造が局部的に複雑になる。
【0032】そこで、この実施の形態の構成では、上記
給気チャンバー4の側壁部4bの壁厚を大きくするとと
もに該側壁部4b部分に上記実施の形態1のものと同様
の旋回流生成ステータ3a,3a・・・を備えた環状の
空気吹出口3を設けることによって先ず装置のコンパク
ト化を図る一方、上記排気フード1の外周縁1cと給気
チャンバー4の側壁部4b下縁との間に補助空気吹出口
13を全周に亘って形成するとともに同補助空気吹出口
13からの所定量の吹出空気を半径方向内側の空気吸込
口1a方向にスムーズにガイドするガイド板9を設けた
ことを特徴とするものである。もちろん、この場合にお
いても、補助空気吹出口13部分に旋回流生成ステータ
3a,3a・・・と同様の旋回流生成ステータが設けら
れる。
【0033】このような構成にすると、コンパクトな装
置本体において、空気吹出口3の構造を複雑にすること
なく、上述の実施の形態1と同様に吸気旋回渦流F2
収束度を向上させ、吸気性能安定化作用を得ることがで
きるようになる。
【0034】(各実施の形態の構成に対する吸気性能安
定化作用の効果の確認)以上の各実施の形態のような構
成を採用した場合の吸気性能安定化作用を従来の構成の
場合と対比して見ると、図7のようになった。
【0035】今図7のグラフにおいて、縦軸は、排気フ
ード1の中心側を+、排気フード1の外周側を−とした
中心と外周を示した線上での半径方向の速度成分であ
り、横軸は排気フード1の空気吸込口1aから下方側局
所領域内床面への距離を示すものである。従来の排気フ
ード1の場合、竜巻状に上昇する吸気旋回渦流の多くは
排気フード1の空気吸込口1aに捕集され、排気ダクト
2内に流れるが、空気吸込口1a部分に生じる遠心力の
作用によって半径方向外側への速度成分が生じることか
ら(斜線部参照)、その上昇気流の全てを排気すること
ができずに、一部の排気成分が排気フード1から漏れ出
して外側に向かう現象が発生する。その為に、排気フー
ド1の空気吸込口1aから下方にD1の距離迄は気流が
外側に向かい、D1からD2の距離間においては排気ダク
ト2方向の吸引負圧が作用することから気流が内側(中
心部)に向かう。
【0036】しかし、以上の各実施の形態のものでは上
記遠心力の作用によって外側に漏れ出そうとする気流の
流れを半径方向内側への旋回吹出気流F3によって同方
向に巻き込んで内側に効率良く流し込むことができるよ
うになることから、排気フード1の空気吸込口1aから
下方側にD1の距離においても気流は内側に向かうよう
になる。また、D1以下の下方においても吸気旋回渦流
2の上昇気流に乗ることから外側に向かう流れは少な
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係るトルネード型吸
気・送風装置の構成を示す断面図である。
【図2】同装置の要部の構成を示す一部拡大断面図(左
側)である。
【図3】同装置の要部の構成を示す一部拡大断面図(右
側)である。
【図4】同装置の要部の構成を示す一部切欠斜視図であ
る。
【図5】同装置の構成を示す下面図である。
【図6】本願発明の実施の形態2に係るトルネード型吸
気・送風装置の構成を示す断面図である。
【図7】上記各実施の形態におけるトルネード型吸気・
送風装置の吸気安定化性能を従来例と対比して示すグラ
フである。
【図8】従来のトルネード型吸気・送風装置の構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
1は排気フード、1aは排気フードの空気吸込口、2は
排気ダクト、3は空気吹出口、3aは旋回流生成ステー
タ、4は給気チャンバー、4bは側壁部、4cは給気旋
回空間、5は給気ダクト、10は分流部材、13は補助
空気吹出口、21は主流路、22は補助流路である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定局所領域内の空気を竜巻状に吸込ん
    で排気する空気吸込口(1a)と、該空気吸込口(1
    a)を取り囲むように設けられ、下方に向けて空気を旋
    回させながら吹き出す空気吹出口(3)とを備え、上記
    空気吹出口(3)から吹き出される空気の一部を上記空
    気吸込口(1a)方向に向けて分流させるようにしたこ
    とを特徴とするトルネード型吸気・送風装置。
  2. 【請求項2】 空気吸込口(1a)方向に向けて分流さ
    れる空気流は、空気吹出口(3)から吹き出される空気
    流の旋回方向と同方向に旋回させて分流されるようにな
    っていることを特徴とする請求項1記載のトルネード型
    吸気・送風装置。
  3. 【請求項3】 空気吹出口(3)の空気出口部には、吹
    き出される空気流を下方側床面方向に向かう空気流と空
    気吸込口(1a)方向に向かう空気流とに分流する分流
    部材(10)が設けられており、該分流部材(10)に
    よって空気吹出口(3)から吹き出される空気の一部を
    空気吸込口(1a)方向に分流させるようになっている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のトルネード型吸
    気・送風装置。
  4. 【請求項4】 所定局所領域内の空気を竜巻状に吸込ん
    で排気する空気吸込口(1a)と、該空気吸込口(1
    a)を取り囲むように設けられ、下方に向けて空気を旋
    回させながら吹き出す空気吹出口(3)とを備えてなる
    トルネード型吸気・送風装置において、上記空気吹出口
    (3)と上記空気吸込口(1a)との間にあって上記空
    気吸込口(1a)方向に空気を吹き出す補助空気吹出口
    (13)を設けたことを特徴とするトルネード型吸気・
    送風装置。
  5. 【請求項5】 補助空気吹出口(13)から空気吸込口
    (1a)方向に向けて吹き出される空気流は、空気吹出
    口(3)から吹き出される空気流の旋回方向と同方向に
    旋回させて吹き出されるようになっていることを特徴と
    する請求項4記載のトルネード型吸気・送風装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006308225A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Kurita Water Ind Ltd 集気装置及びこれを用いた脱臭装置
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