JP3428519B2 - トルネード型気流制御装置 - Google Patents

トルネード型気流制御装置

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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/02Ducting arrangements
    • F24F13/06Outlets for directing or distributing air into rooms or spaces, e.g. ceiling air diffuser
    • F24F2013/0616Outlets that have intake openings

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、送風される空気
に螺旋状の旋回渦流を形成することができるトルネード
型気流制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば所定の局所領域の換気を行
う方法として、給気される送風空気との関係で排気方向
への螺旋状の吸気旋回渦流を発生させるトルネード型の
換気装置が知られている。
【0003】例えば、その一例として特開昭64−38
540号公報に開示されているように、4本の支柱から
空気流を吹き出し、エアカーテンで仕切られた空間内に
螺旋状の上昇渦流を発生させ、当該空間の中心部におい
て上記渦流に直交する方向に吸気作用を生ぜしめるよう
にしたものがある。
【0004】ところが、該装置の場合、4本の支柱を設
置しなければならない問題があるとともに、設置スペー
スが制約される。
【0005】そこで、上記のような支柱を不要にしたト
ルネード型の換気装置として、例えば特開平4−140
号公報に示されるものが提案されている。
【0006】このものでは、換気対象空間の上部に4角
錐形状の排気フードを設け、該排気フードの中央部に排
気ファンに連結された排気ダクトの排気口を開口させる
一方、同排気フードの下面に上記排気口の中心と同一円
周の接線方向へ空気を噴出して該噴出空気と上記排気口
からの負圧とにより螺旋状に上昇する渦巻気流を生ぜし
め、該渦巻気流によって下方側換気対象空間内の換気を
行うようにした換気装置において、上記排気フードの下
部外周部に給気チャンバを固定する一方、該給気チャン
バの下面に一定の間隔で上記排気口の中心と同一円周の
接線方向へ空気を噴出させるための第1の空気噴出口と
下方側床面に向かって空気を噴出させるための第2の空
気噴出口とを交互に配設し、上記第2の空気噴出口から
空気を床面に向けて噴出させることにより、上記第1の
空気噴出口から吹き出される空気による渦巻気流を乱さ
ないようにしながら、当該上昇渦巻気流により上記換気
対象空間内の換気を行うように構成されている。
【0007】しかし、このような構成の場合、排気ダク
トに連続する大きな開口径の排気フードの外周に対応す
る外径の給気チャンバを設け、該給気チャンバに排気口
中心に対して接線方向に空気を吹き出す第1の空気噴出
口と下方側床面方向に空気を吹き出す第2の空気噴出口
とを多数並設することが必要であり、排気ダクトを含む
大がかりで、複雑な装置構成が必須となり、騒音も高
く、工場等の大施設のスポット型換気装置としてしか適
用することができない。また、空気吹出部における空気
吹出流が周方向に連続せず、分断されているので、吹出
気流の流速分布が均一な外部と閉鎖されたエアカーテン
流を形成することができない。
【0008】そこで、最近では上記のような問題を解決
するために、例えば図5〜図7に示すように、吸気ダク
ト2および外気送風ダクト(給気ダクト)5の2本のダ
クトを設置する一方、それらに対応して大径の集気用開
口1aを有する円錐台形状の吸気フード1、および空気
吹出口3を有する略円錐形状の外気送風チャンバー4を
内外2層構造に設け、上記吸気フード1の天板部1b中
央で上記吸気ダクト2の吸気口2aと吸気フード1の開
口1aとを、また外気送風チャンバー4の頂部4a側で
斜め接線方向に上記外気送風ダクト5の空気導入口5a
と送風空気旋回空間4cとを、各々連通させ、上記外気
送風ダクト5の空気導入口5aを介して上記外気送風チ
ャンバー4の送風空気旋回空間4c内に導入した外気を
同空間4c内で旋回させながら整流孔6a,6a・・・
を備えた整流板6により整流した後に上記外気送風チャ
ンバー4の下面側開口部に上記吸気フード1ないし吸気
口2aを囲むように設けた旋回流生成ステータ3a,3
a・・・を有する空気吹出口3から、例えば図7に示す
ように上記所定局所領域の外周囲に螺旋状に吹き出して
エアカーテン状の旋回渦流F1を形成するとともに、該
旋回渦流F1内における内気を当該局所領域外周囲への
吹出空気とは逆の上記吸気ダクト2の吸気口2a方向に
吸気し、該吸気時の吸気負圧によって当該吸気口2a方
向に竜巻状に上昇する吸気旋回渦流F2を発生させて有
効に換気を行うトルネード型の換気装置が提案されるよ
うになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上の構成
のトルネード型換気装置の場合、上記図5および図7の
ような螺旋方向への気流制御を行う多数枚の旋回流生成
ステータ3a,3a・・・を空気吹出口3の例えば吸気
フード1の外周面1c側又は外気送風チャンバー4の下
端側内周面4bに所定のラジアル角をもって1枚毎に取
り付ける構成が採用されており、その取付け作業に困難
を伴うとともに取付誤差を生じやすい問題がある。ま
た、そのため製造コストも高くなる。
【0010】本願発明は、以上のような問題を解決する
ためになされたもので、平板の外周縁部を必要な数だけ
帯状に分割し、所望の角度に折り曲げることにより、簡
単かつ容易に高精度な旋回流生成ステータを形成できる
ようにして、上記の問題を解決したトルネード型気流制
御装置を提供できるようにすることを目的とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明は、該目的を達
成するために、次のような課題解決手段を備えて構成さ
れている。
【0012】(1) 請求項1記載の発明 この発明のトルネード型気流制御装置は、所定の送風圧
を有して所定の空間4c内に導入された空気を、周方向
に所定の間隔を保って多数配設された旋回流生成ステー
タ30a,30a・・・を有する空気吹出口3を介して
螺旋状の旋回渦流として吹き出すトルネード型気流制御
装置において、上記旋回流生成ステータ30a,30a
・・・が、平板30の外周縁を必要な数の帯状部に切り
欠き、該切り欠かれた帯状部を所定の位置から所定の角
度に折り曲げることにより形成されていることを特徴と
している。
【0013】したがって、該構成では、多数枚の旋回流
生成ステータ30a,30a・・・が、平板30の外周
縁部を帯状に切り欠く作業と所定の角度に折り曲げる作
業との2つの工程のみで一括して形成されるようにな
り、さらに組付けに際しても全ての旋回流生成ステータ
30a,30a・・・を平板30を介して一度の作業で
同時に空気吹出口3に設置することができるようにな
る。
【0014】そのため、設置精度が高くなる一方、製
造、組付け共に容易になり、製品コストが大幅に低減さ
れる。
【0015】(2) 請求項2の発明 この発明のトルネード型気流制御装置は、上記請求項1
記載の発明の構成において、上記所定の空間4cが、導
入された空気を予じめ旋回させる送風空気旋回空間に形
成され、該送風空気旋回空間に対して、導入された空気
を旋回させるように接線方向に給気ダクト5の空気導入
口5aが接続されていることを特徴としている。
【0016】したがって、該構成では、上記給気ダクト
5の空気導入口5aと送風空気旋回空間の作用により、
上記空気吹出口3に供給される空気が予じめ旋回流に形
成されるので、上記旋回流生成ステータ30a,30a
・・・による旋回流生成作用がより向上する。
【0017】その結果、確実な旋回渦流による閉鎖度の
高い良好なエアカーテン流が形成される。
【0018】(3) 請求項3の発明 この発明のトルネード型気流制御装置は、上記請求項2
記載の発明の構成において、上記送風空気旋回空間内に
は、上記旋回される空気の流速分布を均一にする整流孔
6a,6a・・・を備えた整流板6が設けられているこ
とを特徴としている。
【0019】したがって、該構成では、上記空気導入口
5aおよび送風空気旋回空間と整流板6の作用によって
上記空気吹出口3に供給される空気が予じめ流速分布の
安定した旋回流に形成されるので、上記旋回流生成ステ
ータ30a,30a・・・による旋回流生成作用がより
向上し、さらに吹出気流が安定する。
【0020】その結果、より閉鎖度の高い良好なエアカ
ーテン流が形成される。
【0021】(4) 請求項4の発明 この発明のトルネード型気流制御装置は、上記請求項2
又は3記載の発明の構成において、上記所送風空気旋回
空間が略円錐形状の送風チャンバー4内に形成されてい
るとともに、該送風チャンバー4の内側には上記送風空
気旋回空間を介してドーム形状の吸気フード1を備えた
外部への吸気口2が設けられていることを特徴としてい
る。
【0022】したがって、該構成では、上記略円錐形状
の送風チャンバー4内の送風空気旋回空間内に導入され
た空気が上記空気吹出口3を介して流速分布の均一な螺
旋状の旋回渦流となって吹き出され、上記吸気フード1
外周側に安定したエアカーテン流を形成する。
【0023】一方、その内側には上記吸気口2aを介し
て排気方向に吸引される吸引力により竜巻状に上昇する
吸気旋回渦流が確実に形成されて、所定局所領域の良好
な換気作用が実現される。
【0024】(5) 請求項5の発明 この発明のトルネード型気流制御装置は、上記請求項4
記載の発明の構成において、上記吸気フード1が、上記
送風チャンバー4側本体に対して着脱可能に取り付けら
れていることを特徴としている。
【0025】したがって、該構成では、換気装置として
最も汚れの付着しやすい吸気フード1を、自由に取り外
して清掃できるようになる。
【0026】
【発明の効果】以上の結果、本願発明のトルネード型気
流制御装置によると、簡単かつ低コストな構成で、より
高性能のトルネード型気流制御装置を提供することがで
きるようになる。
【0027】したがって、同装置を例えば前述のような
トルネード型換気装置に適用した場合には、確実なエア
カーテン流により効率良く所定局所領域内の換気を行う
ことかできるようになる。
【0028】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1〜図4は、
本願発明の実施の形態に係るトルネード型気流制御装置
を採用して構成したトルネード型換気装置の構成を示し
ている。
【0029】このトルネード型換気装置は、一例として
例えば一般家庭の台所又は飲食店の業務用厨房等におけ
るガステーブル等所定局所領域としての加熱調理器具の
上方部に設けられ、当該加熱調理器具の外周囲を室外か
ら導入した外気による上方側から下方側への螺旋状の旋
回渦流F1によってエアカーテン状に包み込む一方、当
該エアカーテン状の螺旋状の旋回渦流F1内中心部に作
用する吸気方向への吸引負圧により当該エアカーテン状
の螺旋状の旋回渦流F1内において上方に向けて生じる
竜巻状の吸気旋回渦流F2を形成せしめ、該竜巻状の上
昇旋回渦流F2によって上記所定局所領域の加熱調理器
具等から発生する煙や臭い等を効率良く吸引して室外に
排気できるようにしたものである。
【0030】図1〜図4中、先ず符号4は、上記臭気や
煙等汚染空気発生源の上方部に設けられた例えば略円錐
形状の外気送風チャンバーであり、この外気送風チャン
バー4の内側下方には、所定の間隔を置いて比較的深さ
の浅いドーム形状の排気方向への吸気フード10がその
開口縁部10dを上記外気送風チャンバー4の下端側開
口面から所定寸法下方に突出させた状態で着脱可能に設
けられている(後述)。そして、それにより、上記外気
送風チャンバー4とその内側の吸気フード10との間
に、後述する外気送風ダクト(給気ダクト)5の外気導
入口5aを介して導入した外気を有効に旋回させながら
空気吹出口3方向に導くための進行方向に次第に通路径
が拡大した送風空気旋回空間4cが形成され、上記空気
吹出口3に供給する空気流を予じめ所定流速の旋回流に
形成するようになっている。
【0031】また、この送風空気旋回空間4c内には、
上記吸気フード10の上方部側に位置して、上記のよう
にして形成された旋回流を整流し、その流速分布を均一
化するための多数の空気流整流孔6a,6a・・・を有
した整流板6が設けられている。この整流板6は、図示
のように例えばパンチングプレートにより形成され、後
述する吸気ダクト2外周のスリーブ(連結部材)20と
上記外気送風チャンバー4に対し、それぞれリング状の
コーナブラケット61,62を介して内外両端側で取り
付けられている。
【0032】さらに、上記外気送風チャンバー4側に
は、室外から供給される外気を斜め接線方向(旋回方
向)に向けて導入すべく上記外気送風ダクト5先端側の
曲成された外気導入口5aが連通状態で接続されてい
る。また上記吸気フード10には上記外気送風チャンバ
ー4の頂部4aを上方から下方に貫通して導入され、そ
の下端側吸気口2aが上記吸気フード10の集気用の開
口10a面付近に位置するように筒状に延設(突設)さ
れた吸気ダクト2が連通状態で接続されている。そし
て、それら外気送風ダクト5の外気吸入端、吸気ダクト
2の内気排出端がそれぞれ戸外に延設されている。そし
て、これら外気送風ダクト5、吸気ダクト2の同図示し
ない戸外への延設端には、例えば多翼送風機(シロッコ
ファン)よりなる外気送風ファン、吸気ファン(吸排気
ファン)がそれぞれ設けられ、それらの駆動により各々
対応する外気送風作用、吸排気作用が実現されるように
なっている。
【0033】また、上記吸気ダクト2の送風空気旋回空
間4c内外周部分には、当該吸気ダクト2を貫挿し得る
上述のスリーブ20が嵌装されており、該スリーブ20
を介して、後述するように上記外気送風チャンバー4に
対して、上述した整流板6の他に旋回流生成ステータ3
0a,30a・・・並びに吸気フード10が一体化され
るようになっている。
【0034】また、吸気ダクト2も該スリーブ20内に
貫挿されて上述のように吸気口2a位置を適切な位置に
設定した上で固定されるようになっている。
【0035】さらに同吸気ダクト2の吸気口2aの上部
外周には、上記吸気フード10内に集気された内気を吸
引する補助吸気口2b,2b・・・が、また下端には油
受け溝7aを有する断面U状の油受け7が各々設けられ
ている。
【0036】ところで、上記空気吹出口3は、例えば、
上記外気送風チャンバー4の下端側内周面4bと上記吸
気フード10の肩部外周面10cとの間にあって所定の
通路長さを有して全周方向に連続して環状に開口されて
おり、その上方側から下方側に向けて次第に中心径が拡
大する所定の傾斜角で斜めに形成されている。そして、
その空気吹出通路部分には、それぞれ螺旋方向下方に所
定の傾斜角(ラジアル角)を有した多数枚の旋回流生成
ステータ30a,30a・・・が全周方向に所定の間隔
を保って並設されている。
【0037】この旋回流生成ステータ30a,30a・
・・は、例えば図4に示すように、中央に上記スリーブ
20への嵌合口30cを形成した円形の金属平板10の
外周縁に放物線方向のスリット31,31・・・を入れ
て、設けるべき旋回流生成ステータ30a,30a・・
・の数に対応して帯状に切欠き、該切り欠かれた各帯状
部を当該金属平板30の本体部30b側所定の位置(放
射線上の位置)で所定の角度θに折り曲げることによ
り、所定の縦横寸法で所定のラジアル角を有して放物線
方向に延びる緩やかな円弧形状のものに形成されてい
る。そして、その金属平板本体部30bの内周側スリー
ブ嵌合口30cの周縁部を上記吸気ダクト2外周のスリ
ーブ20の下端側フランジ20a上に上方から嵌合載置
し、円形の長穴11,11・・・を介して位置決めした
上で、ビス14,14・・・により固定されて、上記旋
回流生成ステータ30a,30a・・・部分が上記空気
吹出口3の空気吹出通路内に適切に設置されるようにな
っている。
【0038】また、このようにして旋回流生成ステータ
30a,30a・・・の平板本体部30bを支持する上
記スリーブ20の下端側フランジ20aの下面側には上
記ドーム形状の吸気フード10の天板部10bがスライ
ド係合方式等の着脱可能な取り付け手段により、下方側
から容易に取り付け又は取り外しができるように一体に
取り付けられている。
【0039】すなわち、この吸気フード10の取り付け
は、例えば上記スリーブ20の下端側フランジ20aの
下面側に鉤形の上下方向に所定の隙間を有する係合片1
3,13・・・を設ける一方、吸気フード10の天板1
0b側に同係合片13,13・・・を任意に嵌合し、同
嵌合位置から所定回転角だけ周方向にスライド回転させ
ることによって、その側縁部が上記隙間内に入って位置
決め状態で重なり合うように係合する角形の係合穴1
2,12・・・を設けることにより実現されるようにな
っており、上記係合位置でビス15,15により固定さ
れる。
【0040】したがって、以上の構成では、今例えば上
記外気送風ダクト5側の外気送風ファンおよび吸気ダク
ト2側の吸気ファンがそれぞれ駆動されたとすると、先
ず上記外気送風ダクト5を介して外気導入口5aに導か
れた外気が、外気送風ファンからの送風圧によって上記
送風空気旋回空間4c内の接線方向に向けて吹き出され
る。そして、同送風空気旋回空間4c内で効率良く旋回
されながら整流板6の整流孔6a,6a・・・により整
流されて、均一な流速の安定した旋回流となって上記外
気送風チャンバー4の下端側内周面4bと上記吸気フー
ド10の肩部外周面1cとの間に設けられた空気吹出口
3に供給される。そして、該空気吹出口3の空気吹出通
路を通過する時に、上記旋回流生成ステータ3a,3a
・・・によって、さらに大きく旋回方向のベクトルが付
与され、より強く全周方向に気流速度が均一な安定した
螺旋状の旋回気流F1となって下方側所定局所領域にあ
る加熱調理器具の外周囲に向けて斜め方向に吹き出され
る。
【0041】その結果、該螺旋状の安定した吹出旋回気
流F1により、上記所定局所領域内の加熱調理器具から
出る煙や臭気を周囲に拡散しないように包囲する確実な
エアカーテン流が形成されるとともに、その中心軸方向
内側には、それと逆方向の上記吸気ダクト2の上記吸気
フード10の開口10a面付近まで筒状に延設された吸
気口2a方向に向けて上記吸気ファンの吸引力により下
方から上方に上昇する竜巻状の大きな吸引力の安定した
旋回吸気流F2が形成される。
【0042】そして、それにより上記螺旋状の吹出旋回
気流F1よりなるエアカーテン流によって包まれた加熱
調理器具部分の煙や臭気等汚染した空気の確実な排気、
清浄化が可能となる。
【0043】本実施の形態のトルネード型気流制御装置
では、上述のように、外気送風ファンによる所定の送風
圧を有して送風外気旋回空間4c内に導入された空気
を、周方向に所定の間隔を保って多数配設された旋回流
生成ステータ30a,30a・・・を有する空気吹出口
3を介して螺旋状の旋回流として吹き出すトルネード型
気流制御装置において、上記旋回流生成ステータ30
a,30a・・・が、円形の金属平板30の外周縁を必
要な数の帯状部に切り欠き、該切り欠かれた帯状部を所
定の位置から所定の角度に折り曲げることにより形成さ
れている。
【0044】したがって、該構成では、多数枚の旋回流
生成ステータ30a,30a・・・が、金属平板30の
外周縁部を帯状に切り欠く作業と所定の角度に折り曲げ
る作業との2つの工程のみで一括して形成されるように
なり、さらに組付けに際しても全ての旋回流生成ステー
タ30a,30a・・・を同金属平板30の本体部30
bを介して一度の作業で同時に空気吹出口3に設置する
ことができるようになる。
【0045】そのため、各旋回流生成ステータ30a,
30a・・・の設置精度が高くなる一方、製造、組付け
共に容易になり、製品コストが大幅に低減される。
【0046】また同装置では、外気送風ダクト5の外気
導入口5aを介して外気が導入される外気導入空間が、
導入された空気を予じめ旋回させる送風外気旋回空間4
cに形成されており、該送風外気旋回空間4cに対し
て、導入された外気を旋回させるように接線方向に外気
送風ダクト5の外気導入口5aが接続されている。
【0047】したがって、該構成では、上記外気送風ダ
クト5の外気導入口5aと送風外気旋回空間4cの作用
により、上記空気吹出口3に供給される空気が予じめ旋
回流に形成されるので、上記旋回流生成ステータ30
a,30a・・・による旋回流生成作用がより向上す
る。
【0048】その結果、閉鎖度の高い良好なエアカーテ
ン流が形成される。
【0049】また同装置では、上記送風外気旋回空間4
c内には、さらに上記旋回される外気の流速分布を均一
にする多数の整流孔6a,6a・・・を備えた整流板6
が設けられている。
【0050】したがって、該構成では、上記外気導入口
5aおよび送風外気旋回空間4cと整流板6の作用によ
って上記空気吹出口3に供給される空気が予じめ流速分
布の安定した旋回流に形成されるので、上記旋回流生成
ステータ30a,30a・・・による旋回流生成作用が
より向上し、より吹出気流が安定する。
【0051】その結果、より閉鎖度の高い良好なエアカ
ーテン流が形成される。
【0052】さらに、同装置では、上記送風外気旋回空
間4cが略円錐形状の送風チャンバー4内に形成されて
いるとともに該送風チャンバー4の内側には上記送風外
気旋回空間4cを介してドーム形状の吸気フード10を
備えた外部への吸気口2が設けられている。
【0053】したがって、該構成では、上記略円錐形状
の送風チャンバー4内の送風外気旋回空間4cに導入さ
れた空気が上記空気吹出口3を介して螺旋状の旋回渦流
となって吹き出され、上記吸気フード10外周側にエア
カーテン流を形成する。
【0054】一方、その内側には上記吸気口2aを介し
て排気方向に吸引される吸引力により竜巻状に上昇する
吸気旋回渦流が形成されて、良好な換気作用が実現され
る。
【0055】さらに、また同装置では、上記吸気フード
10が外気送風チャンバー4側本体に対して着脱可能に
取り付けられるようになっている。
【0056】したがって、該構成では、換気装置として
最も汚れの付着しやすい吸気フード10を、自由に取り
外して清掃できるようになる。
【0057】以上の結果、本実施の形態のトルネード型
気流制御装置によると、簡単かつ低コストな構成で、よ
り高性能のトルネード型気流制御装置を提供することが
できるようになる。
【0058】したがって、同装置を例えば上述のような
トルネード型換気装置に適用した場合に、確実なエアカ
ーテン流により効率良く所定局所領域内の換気を行うこ
とかできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係るトルネード型気流
制御装置により構成したトルネード型換気装置の構成を
示す断面図である。
【図2】同装置の構成を示す要部の平面図である。
【図3】同装置の要部の構成を示す斜視図である。
【図4】同装置の要部の構成を示す説明用の平面図であ
る。
【図5】従来のトルネード型換気装置の構成を示す断面
図である。
【図6】同従来のトルネード型換気装置の構成を示す下
面図である。
【図7】同従来のトルネード型換気装置の作用を示す説
明用の斜視図である。
【符号の説明】
2は吸気ダクト、2aは吸気ダクト2の吸気口、3は空
気吹出口、4は外気送風チャンバー、4cは送風外気旋
回空間、5は外気送風ダクト、5aは外気送風ダクト5
の外気導入口、6は整流板、6aは整流板6の整流孔、
10は吸気フード、10aは吸気フードの集気用開口、
30は円形の金属平板、30aは旋回流生成ステータ、
30bは金属平板本体部、30cはスリーブ嵌合口であ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−75208(JP,A) 特開 平11−63610(JP,A) 特開 平10−288371(JP,A) 特開 平11−83106(JP,A) 実開 平3−38192(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/04 - 7/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の送風圧を有して所定の空間(4
    c)内に導入された空気を、周方向に所定の間隔を保っ
    て多数配設された旋回流生成ステータ(30a),(3
    0a)・・・を有する空気吹出口(3)を介して螺旋状
    の旋回渦流として吹き出すトルネード型気流制御装置で
    あって、上記旋回流生成ステータ(30a),(30
    a)・・・は、平板(30)の外周縁を必要な数の帯状
    部に切り欠き、該切り欠かれた帯状部を所定の位置から
    所定の角度に折り曲げることにより形成されていること
    を特徴とするトルネード型気流制御装置。
  2. 【請求項2】 上記所定の空間(4c)が、導入された
    空気を予じめ旋回させる送風空気旋回空間に形成され、
    該送風空気旋回空間に対して、導入された空気を旋回さ
    せるように接線方向に給気ダクト(5)の空気導入口
    (5a)が接続されていることを特徴とする請求項1記
    載のトルネード型気流制御装置。
  3. 【請求項3】 上記送風空気旋回空間内には、上記旋回
    される空気の流速分布を均一にする整流孔(6a),
    (6a)・・・を備えた整流板(6)が設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載のトルネード型気流制御
    装置。
  4. 【請求項4】 上記送風空気旋回空間が、略円錐形状の
    送風チャンバー(4)内に形成されているとともに、該
    送風チャンバー(4)の内側には、上記送風空気旋回空
    間を介してドーム形状の吸気フード(1)を備えた外部
    への吸気口(2)が設けられていることを特徴とする請
    求項2又は3記載のトルネード型気流制御装置。
  5. 【請求項5】 上記吸気フード(1)が、送風チャンバ
    ー(4)側本体に対して着脱可能に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項4記載のトルネード型気流制御
    装置。
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