JP2001025952A - 研磨機 - Google Patents

研磨機

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JP2001025952A JP19734399A JP19734399A JP2001025952A JP 2001025952 A JP2001025952 A JP 2001025952A JP 19734399 A JP19734399 A JP 19734399A JP 19734399 A JP19734399 A JP 19734399A JP 2001025952 A JP2001025952 A JP 2001025952A
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ferrule
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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理する被加工物の数に関係なく高い研磨精
度を確保でき、特に頂点ずれを生じることなく光コネク
タもしくはフェルールの先端面を凸球面状に高精度で研
磨加工できる持ち運び自由な携帯型の研磨機を提供す
る。 【解決手段】 研磨機は、回転盤6と;該回転盤にその
回転軸線L1から所定距離偏心した位置で所定の力を加
えたときに相対的に回転可能に連結されていると共に、
上面が研磨面Sに形成され、かつ、上記回転盤の回転に
よって該回転盤上を周回運動する研磨盤8と;該研磨盤
の側方に配設され、周回運動毎にその側面に当接して周
回方向と逆方向の力を間欠的に作用させるゴムストッパ
15と;上記研磨盤の上方に配置され、被加工物を上下
方向にガイドする少なくとも1つのガイド部20,21
が形成された被加工物ガイド体17と;該被加工物ガイ
ド体のガイド部に挿入された各被加工物100に垂直方
向に荷重を付加する錘部材24とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨機に関し、特
に光通信分野で用いられる光コネクタやフェルールの先
端を凸球面状に簡易に研磨加工するのに適した研磨機に
関する。
【0002】
【従来の技術】光通信分野においては、光ファイバ同士
又は光ファイバと光回路部品とを接続するために光コネ
クタが用いられている。例えば、従来のシングルモード
光コネクタにおけるフェルール同士の突き合わせ状態
は、図8に示すとおりである。フェルール100は、光
ファイバ101(もしくは光ファイバ素線)を挿入する
ための小径の細孔103が中心軸線に沿って形成された
キャピラリー部102と、中心軸線に沿って光ファイバ
心線111(光ファイバの外周に外被が被着されたも
の)挿通用の大径の細孔105が形成されたフランジ部
104とからなり、小径の細孔103と大径の細孔10
5はテーパ径部106を介して接続されている。光ファ
イバ101及び光ファイバ心線111の先端部は、接着
剤108によりフェルール100の細孔103,105
内に固着される。
【0003】一対の光ファイバ101,101の接続
は、それらが挿入・接合された各フェルール100,1
00をスリーブ109の両端から挿入し、フェルール1
00,100同士の端部を突き合わせることにより行な
われ、これによって光ファイバ101,101の軸線が
整列した状態で先端面が突き合わせ接続される。フェル
ール100としては、図8に示すようなキャピラリー部
102とフランジ部104が別体型のものの他に、一体
型のものもある。そして、キャピラリー部102の先端
部は、突き合わされる光ファイバ間の間隙を零にして接
続損失を小さくするために、一般に図8に示すようなド
ーム状、すなわち凸球面状に研磨加工(PC研磨加工)
されている。また、反射損失を低減するために、キャピ
ラリー部の先端面が光ファイバの軸心に対して所定角度
で傾斜した傾斜面型フェルールのキャピラリー先端部を
球面状に研磨加工することも知られている(特開平7−
124855号)。
【0004】フェルール先端部を凸球面状に研磨加工す
るための研磨機としては、従来、研磨盤上面に設けた平
坦な弾性材料の研磨面又は回転盤上に一定の隙間をあけ
て張設した樹脂フィルムの研磨面にフェルール先端部を
押し当てた状態で、研磨剤を供給しながら研磨盤又は回
転盤を回転させると共に、フェルール自体をその軸心の
回りに正逆回転させつつ研磨面との接触位置を移動させ
るための揺動運動を与え、フェルール先端面を凸球面状
に研磨する装置がある。しかしながら、PC研磨機はフ
ェルールに光ファイバを接合した状態で行なわれるた
め、フェルールの正逆回転及び揺動運動によって研磨加
工中に光ファイバが破断するという問題がある。
【0005】このような問題を解消するために、フェル
ールを固定した状態で、研磨盤を所定のパターンに従っ
て周回・移動させる研磨機が開発されている。例えば、
特開平6−15556号には、遊星歯車機構により研磨
盤の所定パターンに従った回転・移動を行なう研磨機が
開示されている。しかしながら、遊星歯車機構は内歯を
形成したリングギヤ等の多数の高コスト部品によって構
成されているため、駆動部が全体的に複雑な構成とな
り、メンテナンスやコストの面で大きな負担を強いられ
ることになる。
【0006】一方、特開平11−58204号には、研
磨盤を振れ動作させる駆動部が、振れ台と、該振れ台に
一体的に設けたボス部を回転駆動軸の中心から一定半径
で周回動作させる偏心駆動部材と、上記ボス部の回転動
作を一定角度範囲に規制しつつ位置の移動のみを許容し
てその周回動作を許容する回り止めレバーとから構成さ
れ、また研磨盤の送り機構が、研磨盤と振れ台との間で
この振れ台に対して回転可能に介設する中間座と、この
中間座の振れ動作によって弾発的に当接することにより
振れ台の動作を妨げることなく該中間座を引止め、振れ
台に対して回転ずれを生じさせる弾性ストッパとから構
成されている研磨機が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したような、フェ
ルールを固定した状態で研磨盤を所定のパターンに従っ
て周回・移動させる従来公知の研磨機の場合、前記のよ
うにその駆動機構がかなり複雑なものになる。また、前
記した研磨機のいずれも、単一の加圧機構によって同時
に複数の被加工物を研磨盤の研磨面に押し付ける構造と
なっている。そのため、フェルールの全数を保持治具に
バランスよく取り付けた場合には、均等に同時に研磨す
ることができるが、バランスが悪い場合には均等な研磨
ができなくなる。例えば、前記特開平11−58204
号には、「保持治具に対して加工対象物を部分的に配置
し、一部を欠いて空席としたまま研磨を行うと、均等に
分散された配置の場合を除き、保持治具に加えられる力
を各加工対象物に均等に作用することが困難となり、特
に、2本以下の少数の場合はバランスを崩して保持治具
が傾斜することがあり、研磨することができない。」と
教示されている。
【0008】さらに、図9に示すように、研磨フィルム
123を貼り合わせたゴムパッド122を定盤121の
上に貼り付けて平坦な研磨盤120を構成し、上記研磨
フィルム123に垂直方向にフェルール100を押し付
けた状態で、研磨剤を供給しながら研磨盤120を周回
・移動させて研磨を行なった場合、研磨盤120が平面
であるために、被加工物(フェルール100)の外周側
に位置する部分が過度に研磨されてしまい、凸球面に頂
点ずれが生じてしまう。この点については、特開平6−
15556号には指摘されておらず、また特開平11−
58204号には主として傾斜型フェルールの研磨加工
が記載されているため、同様に上記問題については明示
されていない。本発明者らの研究によると、この現象は
研磨時の被加工物の外周側に当接している研磨面部位と
内周側に当接している研磨面部位の周速の差に起因して
いるものであり、そのため外周側の被加工物の研磨部位
が内周側よりも過度に研磨されることを見出した。
【0009】本発明は、前記したような問題を解決すべ
くなされたものであり、その基本的な目的は、研磨盤の
駆動・送り機構が簡単であっても高精度の研磨加工を行
なうことができ、しかも研磨面を比較的に広く有効に活
用でき、また一度の研磨工程で処理する被加工物の数に
関係なく高い研磨精度を確保でき、しかも簡易に使用で
きる安価な研磨機を提供することにある。さらに本発明
のより特定的な目的は、頂点ずれを生じることなく光コ
ネクタもしくはフェルールの先端面を凸球面状に高精度
で研磨加工できる持ち運び自由な携帯型の研磨機を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によれば、回転盤と;該回転盤にその回転軸
線から所定距離偏心した位置で所定の力を加えたときに
相対的に回転可能に連結されていると共に、上面が研磨
面に形成され、かつ、上記回転盤の回転によって該回転
盤上を周回運動する研磨盤と;該研磨盤の側方に配設さ
れ、周回運動毎にその側面に当接して周回方向と逆方向
の力を間欠的に作用させる手段と;上記研磨盤の上方に
配置され、被加工物を上下方向にガイドする少なくとも
1つのガイド部が形成された被加工物ガイド体と;該被
加工物ガイド体のガイド部に挿入された各被加工物に垂
直方向に荷重を付加する錘部材とを備えていることを特
徴とする研磨機が提供される。好適な態様においては、
上記回転盤は、その回転軸線から所定距離偏心した位置
の上面に突設された偏心軸を有し、該偏心軸が、上記研
磨盤の中心から所定距離偏心した位置下面に形成された
軸受け穴に嵌挿されている。
【0011】凸球面状に研磨加工を行なう好適な態様に
よれば、上記構成の研磨機において、さらに、研磨盤の
弾性の研磨面と被加工物の軸線とが成す研磨盤中心側の
角度が鋭角となるように構成する。この場合、研磨盤の
弾性の研磨面が周縁部から中心部に向って高くなるよう
に傾斜しており、被加工物ガイド体のガイド部が被加工
物を垂直方向にガイドするように構成することもできる
し、あるいはまた、研磨盤の研磨面が平坦面であり、被
加工物ガイド体のガイド部が被加工物をその上部が研磨
盤中心側に傾斜した状態にガイドするように構成するこ
ともできる。
【0012】各被加工物に個別に負荷を掛ける機構の好
適な態様は、前記被加工物ガイド体が上方に突設された
少なくとも2本のガイドピンを有し、一方、前記錘部材
が、上記ガイドピン挿通用の上下方向のガイド孔を有
し、上記ガイドピンに沿って上下移動自在に配置され、
その荷重を被加工物ガイド体のガイド部内に位置する被
加工物に直接付加するように構成される。また、前記研
磨盤の側面に当接して周回方向と逆方向の力を間欠的に
作用させる手段は、好ましくは、研磨盤の側面に臨み、
当接したときに弾発力もしくは摩擦力を及ぼすことがで
きる弾性部材と、該弾性部材を研磨盤に向って進退させ
る調整部材とからなる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の研磨機は、回転盤とその
上に配置される研磨盤を、回転盤の回転軸線から所定距
離偏心した位置で、所定の力を加えたときに相対的に回
転可能に連結するものである。例えば、上面に研磨面が
形成された研磨盤の中心から所定距離偏心した位置下面
に形成された軸受け穴に、回転盤の回転軸線から所定距
離偏心した位置から上方に突出する偏心軸(もしくは軸
ピン)を「嵌挿」し、すなわち、偏心軸を軸受け穴に嵌
合して固定するものではなく、また殆ど自由回転できる
ような遊嵌状態に挿入するものではなく、軸受け穴と偏
心軸の間に或る程度の摩擦力が働き、所定の力が作用し
たときにのみ研磨盤を回転盤に対して相対的に回転させ
ることができ、従って位置ずれもしくは位相(角度)ず
れを生じさせることができるような状態に取り付け、回
転盤を回転させることによってその上の研磨盤を周回運
動させるものである。
【0014】また、研磨盤の周回運動毎にその側面に当
接して周回方向と逆方向の力を間欠的に作用させる手
段、例えば前記当接時に弾発力もしくは摩擦力を及ぼす
ことができるゴム部材等の弾性部材を、周回運動毎に順
次偏心した部分が当接するような位置関係で配設するも
のである。すなわち、研磨盤の周回運動毎に、順次偏心
した部分が上記弾性部材に当接することにより、その弾
発力もしくは摩擦力によって研磨盤に周回方向と逆方向
の力を間欠的に作用させ、研磨盤に周回方向と逆方向の
間欠的な僅かな位置ずれ(位相ずれ)を起こさせるもの
である。それによって、僅かずつ間欠的に位相ずれをし
ながら周回運動している研磨盤の研磨面上には、静止し
ている被加工物の(相対的な移動に伴なう)後述するよ
うな軌跡が描かれ、研磨面を全体的に有効に活用しなが
ら高精度の研磨加工を行なうことができる。
【0015】このように、本発明の研磨機は、被加工物
を静止させた状態で研磨盤を所定のパターンに従って周
回・移動させる研磨機の範疇に属するものではあるが、
従来の装置のように遊星歯車機構を用いることなく、ま
た偏心駆動部材や回り止めレバーを用いることなく、偏
心位置で連結された回転盤と研磨盤及び研磨盤に周回方
向と逆方向の力を間欠的に作用させる手段という極めて
簡単な構成により、また回転盤と研磨盤を所定の力を加
えたときに相対的に回転可能に連結するという連結機構
を巧みに利用したことにより、回転盤の回転に伴なう研
磨盤の周回運動と位相ずれを達成できたものである。そ
のため、極めて簡単な構造で高精度の研磨加工を実現で
きる安価な研磨機が提供される。また、小型化が可能
で、携帯に便利で、施工現場において簡便に使用できる
研磨機が提供される。
【0016】また、本発明の研磨機は、前記研磨盤の上
方に配置された被加工物ガイド体のガイド部にそれぞれ
被加工物を挿入し、各被加工物にそれぞれ垂直方向に所
定の荷重を付加するように錘部材を配置する構成を採用
する。例えば、被加工物ガイド体から上方に少なくとも
2本のガイドピンを突設し、一方、錘部材に上記ガイド
ピン挿通用の上下方向のガイド孔を形成し、上記ガイド
ピンに沿って錘部材を上下移動自在に配置し、その荷重
を被加工物に個別的に直接付加するように構成する。こ
のような負荷機構を採用することにより、従来のように
被加工物を保持する保持治具のバランスをとる必要はな
く、被加工物の数に関係なく高精度に研磨加工を行なう
ことができ、1個のみの研磨加工及び2個以上の同時研
磨加工のいずれも可能である。また、異なる重さの錘部
材を用いることにより、被加工物毎に所望の加工度に応
じた研磨加工を行なうことができる。さらに、適当な補
助治具を用いることにより、例えばフェルールと、これ
を装着した光コネクタとを同時に研磨加工するなど、異
なる形状の被加工物でも同時に研磨加工できる。
【0017】さらに、本発明の研磨機により凸球面状に
研磨加工を行なう好適な態様においては、研磨盤の弾性
研磨面と被加工物の軸線とが成す研磨盤中心側の角度が
鋭角となるように構成する。例えば、研磨盤の弾性研磨
面が周縁部から中心部に向って高くなるように傾斜さ
せ、被加工物ガイド体のガイド部が被加工物を垂直方向
にガイドするように構成する。あるいはまた、研磨盤の
弾性研磨面を平坦面とし、被加工物ガイド体のガイド部
が被加工物をその上部が研磨盤中心側に傾斜した状態に
ガイドするように構成する。このような構成を採用する
ことにより、研磨時に研磨部位の周速の差により外周側
の研磨部位が過度に研磨されることが効果的に防止さ
れ、後述するような研磨時の被研磨面のサイクロイド状
軌跡と相俟って、頂点ずれを生じることなく高精度の凸
球面加工を行なうことができる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例を説明しつつ、
本発明について具体的に説明する。図1は本発明の研磨
機の一実施例を示しており、図2はその平面図、図3は
上部の左側面図、図4は研磨部の部分断面図である。図
中、符号1は有底中空円筒状のモータハウジングであ
り、その上部開口部に取り付けられた上蓋(ベースプレ
ート)2には減速機付き電動機3の回転軸4が軸受5に
より回転自在に取り付けられている。この回転軸4は円
形の回転盤6の中心に一体的に形成されている。回転盤
6の上面には、回転軸線L1から所定距離偏心した位置
に偏心軸(ピン)7が突設されている。一方、円形の研
磨盤8は、図4に示すように、樹脂、金属等の硬質材料
から作製された基盤9と、該基盤9の上面中央部に配置
された同様な材料から作製された円形ライナ10と、該
円形ライナ10を覆うように被着されたゴム等の弾性材
料からなる弾性パッド11と、該弾性パッド11の上面
に貼り合わされた研磨紙12とからなり、基盤9と弾性
パッド11は円形ライナを挟持した状態に接着剤により
一体的に接合されている。その結果、研磨盤8には中心
部が盛り上った状態の弾性の研磨面Sが形成される。基
盤9の所定位置には軸受け穴9aが形成されており、こ
の軸受け穴9aに上記回転盤6の偏心軸7が前記したよ
うな係合力で嵌挿されている。なお、回転盤6と研磨盤
8の基盤9との間にはグリース等の潤滑剤が塗布されて
いる。この潤滑剤の粘性は、研磨盤の滑らかな位相ずれ
(位置ずれ)、及び回転盤6と基盤9との間の適切な摩
擦力付与に寄与するものと考えられる。
【0019】また、上蓋2の一側部には、支持部13が
立設されており、該支持部13の所定の高さ位置(研磨
盤8の基盤9と対向する高さ位置)に形成されたねじ穴
14には、図2に示されるように、先端に位相ずらし用
のゴムストッパ15が取り付けられたストッパ調整ねじ
16が螺合されている。ゴムストッパ15の研磨盤8方
向への進退の程度は、ストッパ調整ねじ16を回して調
整することができる。一方、被加工物ガイド体17は、
その一側部下面に形成された凹部18を支持部13の上
端部に嵌め合わせた状態で、支持部13の上端部に形成
されたねじ穴(図示せず)に螺合されるねじ部を有する
ねじ込み式ノブ19により支持部13に締め付けられて
いる。従って、ねじ込み式ノブ19を回して被加工物ガ
イド体17を支持部13から取り外すことにより、研磨
盤8(特に、研磨紙12)の交換等を行なうことができ
る。
【0020】また、被加工物ガイド体17は、上記のよ
うに支持部13に取り付けたときに研磨盤8上に位置す
る所定の幅及び長さを有し、研磨盤8の上方に位置する
部分の両側部には、光コネクタガイド部として、フェル
ール及び光ファイバを取り付けた光コネクタのつまみの
サイズと略同一の矩形の切欠き20がそれぞれ形成さ
れ、光コネクタを装着することもできるようになってい
る。図示の実施例ではフェルールを装着する態様を示し
ており、この場合、フェルール100の先端部(キャピ
ラリ部102)を挿入できる内径の円筒部を有するフラ
ンジ状のフェルールガイド21を用いる。このフェルー
ルガイド21は、そのフランジ部22が上記切欠き20
の下面周縁部にビス止めされている。また、被加工物ガ
イド体17の各切欠き20の両側部には、各々一対のガ
イドピン23が上方に突設されている。
【0021】一方、錘部材24には、上記ガイドピン2
3を挿通するための一対のガイド孔25が上下方向に貫
通して形成され、また一側から中心部に向ってフェルー
ル挿入用のスリット26が形成されている。従って、錘
部材24は、被加工物ガイド体17の一対のガイドピン
23を上記錘部材24の対応する一対のガイド孔25に
挿入することにより、上記ガイドピン23に沿って上下
移動自在に被加工物ガイド体17上に配置することがで
きる。上記スリット26の寸法は、フェルール100の
大径フランジ部107は挿通できないが、それ以外の部
分は挿入できるような大きさになっている。被加工物で
あるフェルール100の取り付けに際しては、錘部材2
4のスリット26に大径フランジ部107より後側の小
径部分を挿入し、次いでガイド孔25にガイドピン23
を挿入することにより、フェルール先端部(キャピラリ
部102)はフェルールガイド21の円筒部に挿入され
る。
【0022】上記のようにしてフェルール100を取り
付けた後、減速機付き電動機3を起動させ、必要に応じ
て研磨面Sに研磨剤を供給しながら、フェルール先端の
球面研磨を行なう。研磨過程においては、回転盤6の回
転と共に研磨盤8も周回運動を行なう。このとき、研磨
盤8は偏心軸7を介して回転盤6から側方に余分に突出
している部分がゴムストッパ15の位置に達する度に、
このゴムストッパ15に当接し、その時の弾発力もしく
は摩擦力により周回方向と逆方向の力が間欠的に作用
し、前記したように研磨盤8は偏心軸線L2を中心とし
て僅かに回転して間欠的な位相ずれを生じる。それによ
って、静止しているフェルール100の先端は研磨盤8
の研磨面Sにサイクロイド状の軌跡を描きながら研磨さ
れる。研磨盤8の位相ずれの大きさは、ゴムストッパ1
5の研磨盤8側面への接近度(進退の程度)によって変
えることができ、これは前記したようにストッパ調整ね
じ16を回すことにより調整する。また、回転盤6の回
転速度によってもゴムストッパ15による弾発力が変化
するので、位相ずれの大きさを調整することは可能であ
る。但し、回転速度が大きすぎるとゴムストッパ15を
破損し易くなるので、回転盤6の回転速度は200〜2
40rpm程度に調整することが好ましい。
【0023】実際のフェルール先端の軌跡を見るため
に、フェルールに代えて鉛筆を被加工物ガイド体17に
取り付け、また研磨紙12に代えて普通の紙を研磨盤8
の上面に貼り合わせて作動させたところ、図5及び図6
に示すような軌跡が描かれた。図5はゴムストッパ15
の研磨盤側への突出が大の時、図6は小の時の軌跡を示
している。図5及び図6に示される軌跡において、段差
状の部分Aが研磨盤側面がゴムストッパに当接して位相
ずれ(位置ずれ)を生じた箇所を示している。図5の軌
跡が図6の軌跡よりも段差部Aの大きさ、即ち位相ずれ
(位置ずれ)が大きいことがわかる。このことは、ゴム
ストッパ15が研磨盤8側へ接近する程、当接したとき
の弾発力が大きくなることで説明できる。
【0024】また、図6に示す軌跡は多少いびつな形に
なっているが、いずれの軌跡も、内輪部と外輪部を有
し、これら内輪部と外輪部の間で被加工物と研磨面の接
点がサイクロイド状に相対的に移動することがわかる。
このように、研磨面Sの外周部側から盛り上って高くな
っている中央部側に被加工物の研磨部がサイクロイド状
に相対的に移動することにより、外周側の研磨部位が過
度に研磨されることが効果的に防止され、頂点ずれを生
じることなく高精度で凸球面加工を行なうことができ
る。このような効果は、図4に示すような構成の研磨盤
8を用いる場合だけでなく、図7に示すように被加工物
ガイド体17の切欠き20の下端内縁部とフェルールガ
イド21のフランジ部22の間に、樹脂、金属等の硬質
材料製のライナ27を介在させ、フェルール100を上
部が研磨盤中心側に傾斜した状態に取り付け、また研磨
盤8の研磨面Sを従来と同様な平坦面に形成することに
よって得られる。
【0025】以上、好適な実施例について説明したが、
本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、種
々の適用態様、設計変更が可能である。例えば、図4に
示すように研磨盤8の基盤9と弾性パッド11の間に円
形ライナ10を介在させる態様に代えて、基盤9自体の
上面を、中央部が盛り上ったなだらかな凸球面状に形成
することもできる。また、図7に示すライナ27を用い
る形態においても、被加工物ガイド体17の下面をライ
ナ27を用いた場合と同様の形状とすることにより、ラ
イナ27を用いることなく、フェルール100を傾斜し
た状態に取り付けることができる。さらに、図4と図7
の形態を組み合わせることも可能である。また、回転盤
6と研磨盤8の連結も、研磨盤下面に偏心軸を突設し、
この偏心軸を回転盤上面に形成した軸受け穴に嵌挿する
ように構成することもできる。さらに、被加工物ガイド
体17を入れ子式等により長さ方向に伸縮自在に構成
し、研磨工程毎に研磨面Sに対する被加工物の接点を移
動させて、研磨面をより広く有効に活用するようにして
もよい。さらにまた、被加工物は前記したフェルールや
これを装着した光コネクタのみに限られるものではな
く、被加工物ガイド体17の切欠き20の形状を変更し
たり適当な補助治具を用いるなどして、他の被加工物に
も勿論適用でき、また前記した実施例のように研磨面を
弾性研磨面として凸球面研磨する場合に限定されるもの
でもなく、硬質研磨面として平坦面の研磨加工に応用す
ることもできる。さらに、フェルールの取付傾斜角度又
は研磨面の傾斜角度を適宜設定することにより、傾斜型
フェルールの凸球面加工にも適用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、研磨機
は、偏心位置で連結された回転盤と研磨盤及び研磨盤に
周回方向と逆方向の力を間欠的に作用させる手段という
極めて簡単な構成により、また回転盤と研磨盤を所定の
力を加えたときに相対的に回転可能に連結するという連
結機構を巧みに利用したことにより、回転盤の回転に伴
なう研磨盤の周回運動と位相ずれ(位置ずれ)を達成で
き、極めて簡単な構造で高精度の研磨加工を実現できる
安価な研磨機が提供される。また、小型化が可能で、携
帯に便利で、施工現場において簡便に使用できる研磨機
が提供される。
【0027】また、本発明の研磨機は、前記研磨盤の上
方に配置された被加工物ガイド体のガイド部にそれぞれ
被加工物を挿入し、各被加工物にそれぞれ個別的に垂直
方向に所定の荷重を付加するように錘部材を配置する構
成を採用するため、従来のように被加工物を保持する保
持治具のバランスをとる必要はなく、被加工物の数に関
係なく高精度に研磨加工を行なうことができ、1個のみ
の研磨加工及び2個以上の同時研磨加工のいずれも可能
である。この場合、従来の多数個研磨機で研磨したもの
の中で手直しが必要なものを選んで再研磨できる。ま
た、被加工物毎に所望の加工度に応じた研磨加工を行な
うこともできる。さらに、研磨盤の弾性研磨面と被加工
物の軸線とが成す研磨盤中心側の角度が鋭角となるよう
に構成することにより、研磨時に研磨部位の周速の差に
より外周側の研磨部位が過度に研磨されることが効果的
に防止され、前述したような研磨時の被研磨面のサイク
ロイド状軌跡と相俟って、頂点ずれを生じることなく高
精度の凸球面加工を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨機の一実施例を示す部分破断断面
図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の部分左側面図である。
【図4】図1に示す研磨機の研磨部の構造を示す部分断
面図である。
【図5】被加工物と研磨面の接点の相対的移動の軌跡の
一例である。
【図6】被加工物と研磨面の接点の相対的移動の軌跡の
他の例である。
【図7】被加工物(フェルール)の取付け態様の他の例
を示す部分断面図である。
【図8】光コネクタ用フェルール同士の接続状態を示す
部分断面図である。
【図9】従来の研磨機の一例の部分断面図である。
【符号の説明】
1 モータハウジング 3 減速機付き電動機 6 回転盤 7 偏心軸 8 研磨盤 10,27 ライナ 12 研磨紙 15 ゴムストッパ 17 被加工物ガイド体 20 切欠き(光コネクタガイド部) 21 フェルールガイド 23 ガイドピン 24 錘部材 25 ガイド孔 26 スリット 100 フェルール S 研磨面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北原 晋 富山県黒部市堀切1300 Fターム(参考) 2H036 QA13 QA22 QA29 2H038 CA22 3C049 AA07 AA11 AA16 AB08 CA01 CB01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転盤(6)と;該回転盤にその回転軸
    線(L1)から所定距離偏心した位置で所定の力を加え
    たときに相対的に回転可能に連結されていると共に、上
    面が研磨面(S)に形成され、かつ、上記回転盤の回転
    によって該回転盤上を周回運動する研磨盤(8)と;該
    研磨盤の側方に配設され、周回運動毎にその側面に当接
    して周回方向と逆方向の力を間欠的に作用させる手段
    (15,16)と;上記研磨盤の上方に配置され、被加
    工物(100)を上下方向にガイドする少なくとも1つ
    のガイド部(20,21)が形成された被加工物ガイド
    体(17)と;該被加工物ガイド体のガイド部に挿入さ
    れた各被加工物に垂直方向に荷重を付加する錘部材(2
    4)とを備えていることを特徴とする研磨機。
  2. 【請求項2】 前記回転盤(6)が、その回転軸線(L
    1)から所定距離偏心した位置の上面に突設された偏心
    軸(7)を有し、該偏心軸が、前記研磨盤(8)の中心
    から所定距離偏心した位置下面に形成された軸受け穴
    (9a)に嵌挿されていることを特徴とする請求項1に
    記載の研磨機。
  3. 【請求項3】 研磨盤(8)の弾性の研磨面(S)と被
    加工物(100)の軸線とが成す研磨盤中心側の角度が
    鋭角となるようにしたことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の研磨機。
  4. 【請求項4】 研磨盤(8)の弾性の研磨面(S)が周
    縁部から中心部に向って高くなるように傾斜しており、
    被加工物ガイド体(17)のガイド部(21)が被加工
    物(100)を垂直方向にガイドするように構成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に
    記載の研磨機。
  5. 【請求項5】 研磨盤(8)の弾性の研磨面(S)が平
    坦面であり、被加工物ガイド体(17)のガイド部(2
    1)が被加工物(100)をその上部が研磨盤中心側に
    傾斜した状態にガイドするように構成されていることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の研磨
    機。
  6. 【請求項6】 前記被加工物ガイド体(17)が上方に
    突設された少なくとも2本のガイドピン(23)を有
    し、一方、前記錘部材(24)が、上記ガイドピン挿通
    用の上下方向のガイド孔(25)を有し、上記ガイドピ
    ンに沿って上下移動自在に配置され、その荷重を被加工
    物ガイド体のガイド部(21)内に位置する被加工物
    (100)に直接付加するように構成されていることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の研磨
    機。
  7. 【請求項7】 前記研磨盤(8)の側面に当接して周回
    方向と逆方向の力を間欠的に作用させる手段が、研磨盤
    の側面に臨み、当接したときに弾発力もしくは摩擦力を
    及ぼすことができる弾性部材(15)と、該弾性部材を
    研磨盤に向って進退させる調整部材(16)とからなる
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載
    の研磨機。
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CN110039410A (zh) * 2019-02-18 2019-07-23 上海市质量监督检验技术研究院 一种铅笔芯制样装置

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