JP3074377B2 - 端面研磨装置および研磨方法 - Google Patents

端面研磨装置および研磨方法

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JP3074377B2
JP3074377B2 JP09052148A JP5214897A JP3074377B2 JP 3074377 B2 JP3074377 B2 JP 3074377B2 JP 09052148 A JP09052148 A JP 09052148A JP 5214897 A JP5214897 A JP 5214897A JP 3074377 B2 JP3074377 B2 JP 3074377B2
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信雄 鈴木
宗男 川崎
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    • B24GRINDING; POLISHING
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    • B24B19/00Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group
    • B24B19/22Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group characterised by a special design with respect to properties of the material of non-metallic articles to be ground
    • B24B19/226Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group characterised by a special design with respect to properties of the material of non-metallic articles to be ground of the ends of optical fibres
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B41/00Component parts such as frames, beds, carriages, headstocks
    • B24B41/06Work supports, e.g. adjustable steadies

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用ファイバ
などの棒状部材の端面を研磨する端面研磨装置および研
磨方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信用ファイバは、コネクタの主要部
材であるフェルールの中心孔内にファイバを接着固定し
た後、フェルール端面とファイバ端面とを同時に平滑に
研磨し鏡面に仕上げて使用される。この研磨仕上げした
フェルール及びファイバの研磨面が、フェルールの中心
軸と垂直な面でなかったり、あるいは、研磨面に傷があ
ったりすると、フェルール同士が対向接続される光コネ
クタにおいて、対向位置精度が劣化し損失が大きくなっ
てしまう。そのため、光ファイバを含むフェルールの研
磨面は高精度に研磨仕上げする必要がある。
【0003】従来の光ファイバ端面研磨装置として、例
えば、特開平3−26456号公報に開示されたものが
ある。この公報に開示された光ファイバ端面研磨装置
は、自転円盤の同心円上で回転する偏心盤を持ち、この
偏心盤に公転用のモータの回転を伝達する遊星歯車を持
ち、これらを研磨盤に結合させて研磨盤を自転および公
転させるものである。
【0004】ところが、この従来の光ファイバ端面研磨
装置にあっては、公転機構に遊星歯車を用いているた
め、公転用モータを停止しても、自転軸に回転を与える
と遊星歯車は停止した公転用モータ歯車に沿って噛み合
いながら回転し、結果的に研磨盤は公転運動をしてしま
う。このため、研磨条件に最適の自転と公転の回転数を
設定することに制約が生じるという問題があった。
【0005】また、この従来の光ファイバ端面研磨装置
は、内部に光ファイバを装着した複数のフェルールを固
定する固定冶具盤を研磨盤に平行となるように対向させ
て支持台に取り付けることで、研磨物の仕上端面精度を
確保している。しかし、支持台および固定冶具盤の加工
精度により、どうしても両者の取付け誤差が発生し、結
果的に固定冶具盤に固定した複数のフェルール、すなわ
ち、ファイバが研磨盤に対して斜めに圧接されることに
なるという欠点があった。そのため、仕上面が理想的な
光ファイバの中心を頂点とする凸球面から若干ずれてし
まい、コネクタ接続性能に悪影響を与えてしまうという
問題がある。
【0006】そこで、本出願人は、上述した問題を解決
する出願をした。この出願は、PCT国際公開WO94
/09944号であり、この公報に記載された端面研磨
機は、光ファイバを固定した複数のフェルールを固定す
る固定用治具盤を設けると共に、この固定用治具盤を支
持機構によって支持する一方、フェルールを研磨する研
磨部材を設けた研磨盤をフェルールに対向して設け、複
数のフェルールの端面に常に同じ加圧力が作用するよう
に研磨部材に当接し、研磨盤を公転と自転とを独立で回
転できるラッピング運動機構によって駆動して複数のフ
ェルールの端面を凸球面に加工するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
研磨によると、研磨部材上に形成される研磨軌跡が、図
7に示すように円環状になり、研磨部材の一部分のみを
研磨に使用しているに過ぎない。従って、消耗品となる
研磨部材のコストが研磨コスト全体の大きな部分を占め
る。すなわち、例えば、3〜6回の研磨を行うと、研磨
部材である研磨シートが摩耗してしまうので、定期的に
交換しながら研磨を行うことになり、非常にコスト高と
なる。一方、研磨部材を長時間使用すると、研磨効率が
低下し、研磨品質も低下するという問題がある。
【0008】本発明はこのような課題を解決するもので
あって、研磨部材の利用効率の向上を図った端面研磨装
置および研磨方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、棒状部材が固定用治具盤を介して支
持機構によって装置本体に支持される一方、前記棒状部
材を研磨する研磨部材を有する研磨盤が駆動機構によっ
て装置本体に回転揺動可能に支持され、前記回転揺動す
る研磨盤の研磨部材に対して前記支持機構によって前記
固定用治具盤に装着された前記棒状部材を押し付けつ
つ、前記駆動機構により前記研磨盤を第1の回転中心を
中心に自転すると同時に第2の回転中心を中心に前記第
1の回転中心を旋回することにより研磨する端面研磨装
置において、前記研磨盤と前記固定用治具盤との相対位
置を移動する相対位置移動手段を有し、当該支持位置移
動手段による移動毎に、前記棒状部材は前記研磨部材の
異なる部分で研磨されることを特徴とする端面研磨装置
にある。
【0010】ここで、前記研磨部材は、例えば、自転と
同時に旋回することによる研磨軌跡に対して前記研磨部
材が相対的に大きい。また、前記固定用治具盤は、例え
ば、その中心から略等距離の位置に複数の棒状部材を配
置して固定できるようにしたものである。本発明の第2
の態様は、棒状部材が固定用治具盤を介して支持機構に
よって装置本体に支持される一方、前記棒状部材を研磨
する研磨部材を有する研磨盤が駆動機構によって装置本
体に回転揺動可能に支持され、前記回転揺動する研磨盤
の研磨部材に対して前記支持機構によって前記固定用治
具盤に装着された前記棒状部材を押し付けつつ、前記駆
動機構により前記研磨盤を第1の回転中心を中心に自転
すると同時に第2の回転中心を中心に前記第1の回転中
心を旋回することにより研磨する端面研磨方法におい
て、前記相対移動による研磨軌跡に対して前記研磨部材
を相対的に大きくし、所定の研磨作業毎に当該研磨部材
の前記固定用治具盤に対しての相対位置を移動して前記
研磨部材の異なる部分で研磨することを特徴とする端面
研磨方法にある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1に本発明の一実施形態に
係る端面研磨装置の正面視、図2にこの端面研磨装置の
平面視、図3にこの端面研磨装置の要部断面を示す。図
1及び図2に示すように、自転用モータ11の回転軸に
は第1自転伝達盤12の中心部が固結され、この第1自
転伝達盤12には回転中心を支点とする同心円上に複数
の第1連結ピン13が固定されている。そして、この各
第1連結ピン13は対応する各回転伝達盤14の偏心部
に回転自在に連結され、この各回転伝達盤14には偏心
部に第2連結ピン15が固定されている。各第2連結ピ
ン15は第2自転伝達盤16に回転自在に連結されてい
る。
【0012】一方、公転用モータ17の回転軸には駆動
歯車18の中心部が固結され、この駆動歯車18には従
動歯車19が噛み合っている。この従動歯車19は公転
伝達軸20の下部外周に固結され、この公転伝達軸20
の上部外周には装置本体21の軸受筒部22が嵌合して
いる。そして、この公転伝達軸20には回転中心より所
定量偏心した位置に自転用回転軸23が回転自在に嵌入
し、この自転用回転軸23の下端部は第2自転伝達盤1
6の中心部に固結されている。
【0013】また、自転用回転軸23の上端部は結合部
材24を介して研磨盤25に結合されている。そして、
この研磨盤25の上面部には図示しない研磨部材が設け
られている。一方、装置本体には支持機構26を介して
フェルールなどの複数の棒状部材Wが固定された固定用
治具盤27が支持されている。即ち、図3に詳細に示す
ように、装置本体21にはスライド台50が設けられ、
スライド台50には断面コ字状に上下のフランジ部28
a,28bを有する支持体28が装着され、このフラン
ジ部28a,28bの間には前後一対の支持軸29が取
付けられている。そして、この支持軸29は水平な支持
アーム30の基端部に貫通し、この支持アーム30を水
平な状態で上下移動自在に支持している。また、支持体
28のフランジ部28aにはねじ孔31が形成され、こ
のねじ孔31には操作ハンドル32を有する操作ねじ3
3が螺合している。そして、この操作ねじ33と一体の
操作軸34の先端部が支持アーム30に貫通し、係止ピ
ン35によって抜け止めされ、操作ねじ33と支持アー
ム30との間には圧縮ばね36が介装されている。
【0014】この支持アーム30は断面が四角形状をな
して研磨盤25の中心部まで延設され、押え部材37の
連結孔37aに嵌合している。この押え部材37は断面
が矩形状をなすことで位置決め部37bを構成し、下面
に球面部としてのボール38が取付けられている。一
方、研磨盤25の上面部には研磨部材25aが取付けら
れており、この研磨部材25aに対向するように多連の
固定用治具盤27が位置し、この固定用治具盤27の外
周部には複数の棒状部材Wが脱着可能に固定され、上面
中心部には押え部材37のボール38が圧接される支持
面27aと押え部材37の位置決め部37bが係止して
相対回転不能とする係止部27bが形成されている。
【0015】従って、支持アーム30は基端部が圧縮ば
ね36によって下方に付勢支持されることで、先端部に
装着された押え部材37のボール38が固定用治具盤2
7の支持面27aに圧接され、この固定用治具盤27を
介して各棒状部材Wを研磨部材25aにその端面を押圧
接触させている。また、押え部材37の位置決め部37
bが固定用治具盤27の係止部27bに係止すること
で、この固定用治具盤27を回転できないように支持し
ている。そして、操作ハンドル32を回転することで、
操作ねじ33と支持アーム30との間に介装された圧縮
ばね36の付勢力を変え、支持アーム30を介して押え
部材37による固定用治具盤27の押付力を可変とする
ことができる。
【0016】本実施形態で球面部として設けたボール3
8は、固着されていても、回転自在に支持されていても
よい。また、ボール38が圧接される支持面27aは、
ボール38が圧接されることで、固定冶具盤27が揺動
自在に支持される曲面であるのが好ましいが、円錐状で
もよく、揺動自在に支持できるものであれば特に限定さ
れない。
【0017】また、上述した支持体28は、スライド台
50に立設された支柱40に回転自在に嵌合した状態で
支持されており、支持体28および支持体28に支持さ
れた支持アーム30および固定冶具盤27は、支柱40
の中心軸を中心として水平方向に360°回転可能とな
っている。この状態を詳細に示すのが図4(a)および
(b)である。図4に示すように、例えば、研磨装置周
辺には、研磨後の棒状部材Wおよび固定冶具盤27を洗
浄するための洗浄装置41および研磨後の棒状部材の端
面を検査するための端面検査装置42が配置しておくこ
とで、複数の作業をフェルールを固定冶具に固定したま
まで行うことができる。すなわち、棒状部材Wを研磨部
材25aで研磨した後、支持体28を支柱40を中心と
して回転することで、支持アーム30の先端に保持され
た固定冶具盤27を洗浄装置41の上方に移動すること
で、各棒状部材Wおよび固定冶具盤27の洗浄を続けて
行うことができる。また、洗浄後、さらに支持体28を
回転することで、固定冶具盤27を端面検査装置42の
上方に移動することができ、各棒状部材Wの端面の検査
を行うことができる。このように、支持体28を支柱4
0を中心に回転自在にしたことにより、棒状部材Wを固
定した固定冶具盤27を支持アーム30に取り付けたま
ま、複数の作業を行うことができ、一連の作業を容易に
することができるという効果を奏する。
【0018】さらに、支柱40を支持するスライド台5
0は、図示しないスライド機構により、図3中左右水平
方向に移動自在になっている。また、研磨盤25は、固
定用治具盤27に保持された各棒状部材Wを研磨する必
要な面積よりも大きく設計されている。これにより、固
定用治具盤27の研磨盤25に対する位置を研磨盤25
上で左右方向に複数段変化させることができる。また、
上述した支柱40を中心に図3中で略図面に直交する方
向に回転することにより、固定用治具盤27の研磨盤2
5上の位置を複数段変化させることができる。
【0019】ここで、上述した本実施例の端面研磨装置
の動作について説明する。図1及び図2に示すように、
まず、公転運動については、公転用モータ17を駆動す
ることによって歯車18,19を介して公転伝達軸20
を回転させ、研磨盤25は所定偏心量だけ公転運動す
る。この場合、公転伝達軸20の中に自転用回転軸23
があるが、第1自転伝達盤12と第2自転伝達盤16と
の間に複数の回転伝達盤14を配しており、回転伝達盤
14は公転伝達軸20の回転と同じ位相で第1ピン13
を中心としてそれぞれ回転する。従って、第1自転伝達
盤12が止まっていても、または回転していても公転伝
達軸20の回転が規制されることはない。
【0020】一方、自転運動については、自転用モータ
11を駆動することによって第1自転伝達盤12を回転
させるが、第1連結ピン13は自転伝達盤12の同心円
上にあるので、前述と同じ軌跡を通り、自転用回転軸2
3は所定量偏心しているが、回転伝達盤14を介して連
結しているので、第1自転伝達盤12と同じ回転数の回
転が自転用回転軸23に伝達される。
【0021】このようにして公転伝達軸20及び自転用
回転軸23の回転運動によって研磨盤25が自転しなが
ら公転する。一方、この研磨盤25の研磨部材25aに
対して、支持アーム30は圧縮ばね36によって下方に
付勢支持されており、押え部材37の位置決め部37b
が固定用治具盤27の係止部27bに係止して回転不能
な状態で、ボール38が固定用治具盤27の支持面27
aを圧接されているので、この固定用治具盤27を介し
て各棒状部材Wは研磨部材25aにその端面が押し付け
られている。
【0022】このような研磨作業における複数の棒状部
材Wの中心位置の研磨軌跡は、例えば、図5(a)のよ
うになり、研磨盤25上の研磨部材25aの一部に円環
状に形成される。続いて、研磨盤25に対する固定用治
具盤27の位置を少しずつ変化させて研磨することによ
り、例えば、図5(b)のような複数の研磨軌跡とする
ことができる。これにより、研磨部材25aのほぼ全面
を平均的に使用することができ、研磨部材25aの寿命
を大幅に向上することができる。すなわち、従来は、一
回で形成される研磨軌跡に対応する大きさの研磨盤及び
研磨部材を用いて研磨作業を行っていたのに対し、本発
明では、研磨軌跡に対して大きい研磨部材を用い、研磨
部材に対する固定用治具盤の位置を移動して、複数位置
に研磨軌跡を形成するようにしているので、研磨部材の
利用効率を大幅に向上することができる。
【0023】また、以上実施例では、研磨盤25及び研
磨部材25を円形にして固定用治具盤を前後左右両方向
に移動するようにした研磨盤及び研磨部材を矩形にして
もよく、また、例えば、研磨盤及び研磨部材を長円また
は長方形にして固定用治具盤を一方向のみに移動可能に
してもよい。また、固定用治具盤ではなく、駆動機構の
移動可能にしてもよい。
【0024】さらに、固定用治具盤を研磨盤に対して相
対的に移動する代わりに、研磨部材だけを移動すること
によっても本発明方法を実施可能である。この場合、研
磨盤の大きさは必要最小限にし、研磨部材のみを研磨作
業の邪魔にならない程度に大きいものを用い、1回の研
磨軌跡の部分の寿命が過ぎた時点で研磨部材を少しずら
した後、研磨を行うことにより、研磨部材の有効利用を
図ることができる。
【0025】例えば、従来の研磨方法によると、図7に
示すような直径110mm(面積9503mm2 )の研
磨部材で12本のフェルールを研磨できた。これに対
し、本発明によると、トラック状の長円で、円弧部分の
半径が55mm、長手方向の長さが137mmの研磨部
材(面積12473mm2 )を用い、研磨位置を長手方
向に3回ずらして研磨することにより、36本のフェル
ールを研磨することができた。したがって、この場合、
単位面積当たりのフェルールの研磨本数が2.3倍に向
上したことが確認できた。
【0026】また、図6には本発明の他の実施例を示
す。この研磨装置は、固定用治具盤27の支持機構が異
なる以外は基本的構成は上述した実施例と同様であり、
同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略す
る。この例では、固定用治具盤27は、装置本体に固着
された支持部21aに下方に向かって所定の押圧力で付
勢される押さえ軸61により、揺動自在に支持されてい
る。ここで、押さえ軸61の先端は円錐部61aとなっ
ており、これが固定用治具盤27の中央部に形成された
テーパ状嵌合穴27aと係合している。また、支持部2
1aには押さえ軸61に平行に回転止めピン62が設け
られており、回転止めピン62の先端が固定用治具盤2
7の係止穴27bに挿入されることにより、固定用治具
盤27の回転が規制されている。
【0027】かかる研磨装置においても、支持部21a
は装置本体21に対して、前後左右方向に移動自在に設
けられている。したがって、上述したように、固定用治
具盤を定期的に移動させながら研磨作業を行うことがで
き、研磨部材の利用効率を大幅に向上することができ
る。以上、本発明の端面研磨装置の実施形態を示した
が、これに限定されるものではなく、自転及び公転運動
をしながら棒状部材の端面を研磨する装置であれば特に
限定されないことは言うまでもない。また、固定用治具
盤を研磨部材に対して相対的に移動させるのは、手動で
行ってもよいし、機械駆動により行ってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように本発明の端面研磨装置によれば、棒状部材を固定
用治具盤に装着してこの固定用治具盤を支持機構によっ
て装置本体に支持する一方、棒状部材を研磨する研磨部
材を有する研磨盤を駆動機構によって装置本体に回転揺
動可能に支持し、回転揺動する研磨盤の研磨部材に対し
て支持機構によって固定用治具盤に装着された棒状部材
を押し付けることで端面を研磨する際に、固定用治具盤
と研磨部材との相対的位置をずらすようにしたので、研
磨部材の利用効率が大幅に向上し、研磨コストを大幅に
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における端面研磨装置の正
面図である。
【図2】本発明の一実施形態における端面研磨装置の平
面図である。
【図3】本発明の一実施形態における端面研磨装置の要
部断面図である。
【図4】本発明の一実施形態における端面研磨装置の正
面図および平面図である。
【図5】本発明の一実施形態における研磨軌跡の一例を
示す図である。
【図6】他の実施例の端面研磨装置に正面図である。
【図7】従来技術に係る研磨軌跡の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 自転用モータ 12 第1自転伝達盤 14 回転伝達盤 16 第2自転伝達盤 17 公転用モータ 18 駆動歯車 19 従動歯車 20 公転伝達軸 21 装置本体 23 自転用回転軸 25 研磨盤 25a 研磨部材 26 支持機構 27 固定用治具盤 27a 支持面 27b 係止部 30 支持アーム 32 操作ハンドル 33 操作ねじ 36 圧縮ばね 37 押え部材 37b 位置決め部 38 ボール 40 支柱 41 洗浄装置 42 端面検査装置 50 スライド台 W 棒状部材
フロントページの続き (72)発明者 川崎 宗男 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 ナス テック工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−26456(JP,A) 実開 昭60−173904(JP,U) 国際公開94/9944(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 19/00 603 G02B 6/00 335 G02B 6/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状部材が固定用治具盤を介して支持機
    構によって装置本体に支持される一方、前記棒状部材を
    研磨する研磨部材を有する研磨盤が駆動機構によって装
    置本体に回転揺動可能に支持され、前記回転揺動する研
    磨盤の研磨部材に対して前記支持機構によって前記固定
    用治具盤に装着された前記棒状部材を押し付けつつ、前
    記駆動機構により前記研磨盤を第1の回転中心を中心に
    自転すると同時に第2の回転中心を中心に前記第1の回
    転中心を旋回することにより研磨する端面研磨装置にお
    いて、 前記研磨盤と前記固定用治具盤との相対位置を移動する
    相対位置移動手段を有し、当該相対位置移動手段による
    移動毎に、前記研磨部材上の前記第1の回転中心の位置
    が異なり、かつ記棒状部材は前記研磨部材の異なる部分
    で研磨されることを特徴とする端面研磨装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の端面研磨装置において、
    前記研磨部材が自転と同時に旋回することによる研磨軌
    跡に対して前記研磨部材が相対的に大きいことを特徴と
    する端面研磨装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の端面研磨装置において、
    前記固定用治具盤は、その中心から略等距離の位置に複
    数の棒状部材を配置して固定できるようにしたことを特
    徴とする端面研磨装置。
  4. 【請求項4】 棒状部材が固定用治具盤を介して支持機
    構によって装置本体に支持される一方、前記棒状部材を
    研磨する研磨部材を有する研磨盤が駆動機構によって装
    置本体に回転揺動可能に支持され、前記回転揺動する研
    磨盤の研磨部材に対して前記支持機構によって前記固定
    用治具盤に装着された前記棒状部材を押し付けつつ、前
    記駆動機構により前記研磨盤を第1の回転中心を中心に
    自転すると同時に第2の回転中心を中心に前記第1の回
    転中心を旋回することにより研磨する端面研磨方法にお
    いて、 前記相対移動による研磨軌跡に対して前記研磨部材を相
    対的に大きくし、所定の研磨作業毎に当該研磨部材の前
    記固定用治具盤に対しての相対位置を移動して前記研磨
    部材の異なる部分で研磨し、かつ前記自転の自転半径と
    前記旋回の旋回半径が一定であることを特徴とする端面
    研磨方法。
  5. 【請求項5】 棒状部材が固定用治具盤を介して支持機
    構によって装置本体に支持される一方、前記棒状部材を
    研磨する研磨部材を有する研磨盤が駆動機構によって装
    置本体に回転揺動可能に支持され、前記回転揺動する研
    磨盤の研磨部材に対して前記支持機構によって前記固定
    用治具盤に装着された前記棒状部材を押し付けつつ、前
    記駆動機構により前記研磨盤を第1の回転中心を中心に
    自転すると同時に第2の回転中心を中心に前記第1の回
    転中心を旋回することにより研磨する端面研磨装置にお
    いて、 前記固定用治具盤の前記研磨盤に対する位置を相対的に
    移動する支持位置移動手段を有し、当該相対位置移動手
    段による移動毎に、前記棒状部材は前記研磨部材の異な
    る部分で研磨され、かつ前記自転の自転半径と前記旋回
    の旋回半径が一定であることを特徴とする端面研磨装
    置。
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