JP2818146B2 - 光ファイバ端面研磨装置 - Google Patents

光ファイバ端面研磨装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバの端面を高
品質でかつ大量に研磨するのに適した光ファイバ端面研
磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信用の光ファイバを接続する手段と
して、光コネクタが広く使用されている。光ファイバ・
コネクタにより接続される光ファイバは、フェルールの
中心孔に光ファイバを接着などにより取りつけてから、
フェルール端面と同時に研磨して平滑化して鏡面に仕上
げて使用される。もし、研磨仕上げした光ファイバ・コ
ネクタの研磨端面に微細な傷などが残っていると、接続
損失を大きくする原因になる。光ファイバ・コネクタの
接続端面の研磨手順は、最初は粗い砥粒の研磨フィルム
などの研磨媒体を貼りつけた研磨盤面に前記の光ファイ
バ・コネクタの接続端面を押し付けながら摺り合わせて
研磨を行い、次第に細かい砥粒の研磨フィルムに換えて
数段階の研磨により鏡面に仕上げる。研磨品質に影響す
る要素は多く考えられるが、本件発明者等のこれまでの
実験によれば、研磨されるべき光ファイバ・コネクタの
接続端面と研磨フィルムとの研磨方向の影響が極めて大
きいと考えられる。図9は、先端を研磨すべき光ファイ
バ・コネクタを揺動アーム3で支持して研磨盤を自転さ
せる研磨装置の動作の概略を説明するための略図であ
る。研磨媒体を支持した研磨円盤1は、回転中心Oの回
りを自転させられているとする。研磨されるべき光ファ
イバ・コネクタの接続端面2は、揺動アーム3の先端に
取りつけられており、このアーム3は矢印方向に往復運
動させられている。このような相対運動により研磨した
時は、研磨方向は研磨盤の回転方向と揺動方向のみとな
る。そのために、研磨面には図10に示すように、自転
によって生ずる回転方向の傷とアーム3の往復方向の傷
が入りやすい。この不都合の改善対策として、図11の
ように、光ファイバ・コネクタの接続端面を一点に固定
して研磨盤1を公転中心Oの回りに公転半径Rをもって
公転させながら研磨する方法も考案されている。この方
式によれば光ファイバ・コネクタの接続端面研磨方法は
図12に示すように360°あらゆる方向から研磨され
る。したがって、ある方向で一旦研磨傷を生じても研磨
方向が変わった時に再研磨されて傷は消えるので、前者
より良い研磨面が容易に得られる筈である。また本件発
明者は発明の名称、光ファイバ端面研磨装置(特開昭 6
2-135880号)の提案をしている。またこの出願は優先権
を主張して、米国にも出願番号(SER NO.07/172,322) と
して出願されている。この装置は、支持アームの先端の
光ファイバ端面の移動軌跡が小さい円を描いて公転し研
磨盤がより大きな円で自転する構成のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、図9に
示した揺動アーム方式は研磨品質の点で問題がある。図
11に示した装置は研磨品質については前記図9に示す
装置よりは、良い結果が期待できるが、しかしこのよう
に研磨盤1を公転させる研磨装置は、1個の光ファイバ
・コネクタの接続端面の研磨を対象としたものであり大
量生産に適さない。さらに重大な欠陥としては、前記研
磨盤は公転させられるが自転させる機構がないから、光
ファイバ・コネクタの接続端面は研磨フィルムの同一研
磨軌跡痕跡Tを繰り返してなぞるだけになるので研磨フ
ィルムは簡単に研磨能力を失うとともに孔があき破損す
る。光ファイバ・コネクタの研磨は常に新しい研磨フィ
ルム面で光ファイバ・コネクタの接続端面を研磨する必
要があるが、研磨盤の公転運動のみを行う装置(図1
1,図12参照)では前述のように、研磨フィルム面が
急速に劣化し、しかもフィルムの同一軌跡をなぞる研磨
機構では研磨品質のみならず、費用の点でも損失を招
く。前記本件発明者の提案による光ファイバ端面研磨装
置は、前述した各先行例に比べて能率的であり安定した
動作をするが、研磨盤が自転のみし、光ファイバ支持側
が公転にあたる動作をするために光ファイバの取付け位
置により研磨の品質が異なることがあった。すなわち、
保持板の特定の位置にある光ファイバの研磨結果が他に
比較して悪くなる確率が大きく問題にされている。本発
明の目的と構成を説明する前に本発明の明細書で使用す
る主要な用語を実施例と対応させて予め説明しておく。
「自転」とは研磨盤に着目したときに研磨盤がその回転
中心回りに回転することをいう。前述した従来例では研
磨盤の自転中心は移動しないが、本発明では自転の中心
位置が移動するこの中心の移動の軌跡は「公転」の軌跡
と等しい。実施例中に示すRは研磨盤の「公転の半径」
に相当し、このRは研磨盤の半径に比較して相当小さ
い。本発明において自転の周期は公転の周期に対して長
い。すなわち、研磨盤の回転速度は研磨盤の前記回転中
心の回転速度より小さい。「研磨盤の規準回転中心」と
はこの実施例では3つの偏心軸中心が形成する三角形の
重心と一致しており、この実施例では研磨盤の中心と一
致させてある。この重心、すなわち研磨盤の中心は半径
Rの円周(公転円の円周)上を移動する。本発明の主た
る目的は多数の光ファイバ先端に均一な研磨状態を提供
することができる光ファイバ先端研磨装置を提供するこ
とにある。本発明のさらに具体的な目的は、光ファイバ
保持部を盤状にし、前記複数の光ファイバを前記盤の同
心円の位置に着脱可能に支持する光ファイバ端面研磨装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による光ファイバ端面研磨装置は、研磨盤と
複数の光ファイバを支持してその先端を前記研磨盤に当
てる光ファイバ保持部を備え前記研磨盤と前記光ファ
イバ先端との相対移動を回転移動と前記回転移動の中心
の回転移動を合成した相対移動とする相対駆動部を備え
る光ファイバの端面研磨装置であって、 前記相対移動
を、Rを前記研磨盤の回転中心Oが移動する円周の半
径、 0 を前記回転中心Oが移動する円周の中心位置、
rを前記研磨盤の任意の点Pの前記回転中心Oからの距
離とし、前記研磨盤の回転中心Oの回転角速度は前記研
磨盤の回転角速度よりも十分に大きく、前記Rは前記研
磨盤の半径よりも十分に小さくし、前記任意の点Pの移
動が、前記基準点 0 を中心とする半径rの円周上を移
動する点を回転中心とする半径Rの円上の点の移動軌跡
となるように相対駆動されるように構成されている。
記光ファイバ保持部は盤状であり、前記複数の光ファイ
バを前記盤の同心円の位置に着脱可能に支持するように
構成することができる。 前記光ファイバ保持部は、研磨
対象の光ファイバが結合される複数の光ファイバコネク
タ結合部をもつ盤とすることができる。
【0005】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による光ファイ
バ端面研磨装置の実施例について詳細に説明する。図1
は、本発明による光ファイバ端面研磨装置の実施例の平
面図である。図2は、前記光ファイバ端面研磨装置の実
施例の断面図である。図3は、本発明による光ファイバ
端面研磨装置の研磨盤の駆動原理を説明するための略図
的平面図である。図4は、光ファイバ端面研磨装置の研
磨盤の断面図である。図5は、光ファイバ端面研磨装置
の研磨盤の駆動機構の断面図である。図6は、本発明に
よる光ファイバ端面研磨装置の実施例の支持アーム
(A)と押さえ軸(S)と光ファイバ保持具組立(H
A)の結合前の状態を示す断面図である。図7は、本発
明による光ファイバ端面研磨装置の実施例のアームと押
さえ軸と光ファイバ・コネクタ保持盤を結合した状態を
示す断面図である。第8図は本発明による光ファイバ端
面研磨装置の実施例の動作を説明するための略図であ
る。図において、Rを研磨盤18の回転中心Oが移動す
る円周の半径、00 を前記回転中心Oが移動する円周の
中心位置とする。この実施例では00 は公転用モータ8
の中心軸と一致している。rは前記研磨盤18の任意の
点Pの前記回転中心Oからの距離を示している。そして
前記研磨盤18の回転中心Oの回転角速度は前記研磨盤
18の回転角速度(自転の角速度)よりも十分に大き
く、前記Rは前記研磨盤の半径よりも十分に小さくして
ある。前記任意の点Pの移動は、前記規準点00 を中心
とする半径rの円周上を移動する点を回転中心とする半
径RRの円上の移動軌跡となる。
【0006】本発明による光ファイバ端面研磨装置の実
施例は、図1,図2に示されているように基本的には、
研磨部材20を支持した研磨盤18を基台4に対して自
転および公転をさせる研磨盤組立(PA)と、複数の光
ファイバを支持する光ファイバ保持部(H)を、前記光
ファイバの研磨端面が前記研磨部材方向に垂直に付勢さ
れて当接するように支持する光ファイバ保持具組立(H
A)から形成されている。そして、前記光ファイバ保持
具組立(HA)は、研磨対象の光ファイバを結合する複
数の光ファイバ・コネクタ結合部32をもつ円盤をもつ
光ファイバ保持部(H)と、前記光ファイバ保持部
(H)を前記基台に対して位置決めする支持アーム
(A)と、前記ファイバ保持部(H)を前記支持アーム
(A)から前記光ファイバの研磨端面が前記研磨部材方
向に垂直に付勢する押さえ軸(S)から構成されてい
る。研磨装置の基台4には2段円筒座ぐり孔5(図5参
照)が設けられており、この2段円筒座ぐり孔5の座部
中心に貫通孔6が設けられている。さらに研磨装置の基
台4の前記2段円筒座ぐり孔5の外縁部に一部かかるよ
うにさらに1カ所小径の貫通孔7が設けられている。公
転用のモータ8は、減速機構を内蔵したモータであり、
前記研磨装置の基台4の前記2段円筒座ぐり孔5の底部
中心に圧力軸が一致するように設けられている。この公
転用のモータ8の軸端には、駆動歯車9が固定されてお
り、モータ8は貫通孔6の中心と軸線を一致させて固定
的に取りつけられている。円盤歯車である自転円盤10
にはその中心から同心円上に3個の貫通孔11,11,
11が設けられている。前記各貫通孔に対応して偏心盤
12,12,12が設けられており、各偏心盤はその中
から半径Rの位置に偏心軸13,13,13が設けられ
ている。各偏心盤12の軸部14,14,14は前記自
転円盤10の各貫通孔11により回転可能に挿入支持さ
れている。そして、この軸には前述した公転用モータ8
により駆動される駆動歯車9と噛み合う遊星歯車15,
15,15が各々設けられている。自転円盤10は以上
の各部品を取りつけた後に2段円筒座ぐり孔5の1段目
に回転自在に挿入支持されている。自転用のモータ16
も同様に減速機構を内蔵しており、前記研磨装置の基台
4の貫通孔7に対応して固定されておりその出力軸に設
けられた駆動歯車17は自転円盤10の外周の歯車に噛
み合わされている。図4に示されているように、前記装
置の研磨盤18の下面には、前記偏心軸13,13,1
3を回転自在に受け入れる受け孔19,19,19が設
けられており、上面には研磨部材20を形成する研磨フ
ィルムが貼り付けられている。前記実施例の研磨組立
(PA)は、基台4に関連して設けられ、基台4には研
磨盤18の自転のための回転力を供給する自転用のモー
タ16と、研磨盤18の公転のための回転力を供給する
公転用のモータ8が固定されている。自転円盤10は前
記自転用のモータ16により回転中心軸回りを自転させ
られる。複数の偏心盤12は、前記自転円盤10の回転
中心軸の同心円上で、前記円盤10に対して回転可能に
枢支され、それぞれ同一の偏心量の偏心連結部を持って
いる。前記偏心連結部は、偏心盤12にそれぞれ設けら
れた偏心軸13と前記研磨盤18に設けられた軸受孔1
9で形成される。そして、遊星歯車機構9,15,14
は、前記各偏心盤12に前記公転用のモータ8の回転を
伝達し同じ位相で偏心連結部を駆動する。研磨盤18
は、研磨媒体20を支持して前記偏心連結部に結合して
自転および公転させられる。
【0007】次に前記研磨盤組立(PA)に対応する光
ファイバ保持具組立(HA)の実施例を説明する。図
6,図7は、光ファイバ・コネクタ保持組立の構造を示
す断面図である。図6は光ファイバ保持組立(HA)の
組立前の状態を展開的に示した図、図7は光ファイバ保
持具組立(HA)を組立て、研磨状態にしたところを示
す断面図である。支持アーム(A)39の基部は研磨装
置の基台4に固定されている。支持アーム(A)39の
先端部には押さえ軸(S)を精密に受け入れる貫通孔3
5,押さえ軸(S)を受け入れて固定する固定ボルト3
6を受け入れるねじ孔37が設けられている。前記支持
アーム(A)39の下面側に、光ファイバ保持部(H)
の回り止めピン34に結合するコの字状の溝38が設け
られている。光ファイバ保持部(H)は、中心部に円筒
座ぐり孔30をもつ結合用の円筒部分29と外縁部分の
同心円上に複数個の光ファイバ取りつけ部32を設けた
円盤部分31より構成されている。そして、光ファイバ
保持部(H)の前記中心部の円筒座ぐり孔30をもつ結
合用の円筒部分29には回り止めピン34が設けられて
おり、支持アーム(A)39を回り止め溝38に上下動
可能に回転を制限されて結合されている。光ファイバ保
持部(H)の中心のボス状の円筒部29には円筒座ぐり
孔30が設けられている。円盤31の外縁部には同心円
位置に複数個の光ファイバ・コネクタ取付け部32・・
32が設けられている。光ファイバ・コネクタ33は前
記複数個の光ファイバ・コネクタ取付け部32・・32
に結合して取付けられるが、各図では一つが結合させら
れている状態を示している。押さえ軸(S)の円筒部材
25には、光ファイバ保持部(H)の円筒座ぐり孔30
と支持アーム(A)39に設けられた貫通孔35に精密
に嵌合し、前記支持アーム(A)39に固定され前記光
ファイバ保持部(H)の円筒座ぐり孔30に摺動可能に
結合する円筒状の外周円筒部を有している。また、前記
押さえ軸(S)の円筒部材22には、下端部に小径の貫
通孔21をもつ段付の円筒孔22が設けられている。ま
た、前記押さえ軸(S)の円筒部材25の外周円筒部に
は溝24が設けられている。前記円筒部材25の前記円
筒孔22に前記貫通孔21に摺動可能に挿入され前記光
ファイバ保持部(H)を押す押しピン26と、前記押し
ピン26を下方に付勢する付勢手段が設けられている。
前記押しピン26を下方に付勢する付勢手段は、前記円
筒孔22に前記押しピン26の上に挿入されたコイルば
ね27と前記円筒孔22の上部開口部に設けられた雌ね
じ23に螺合して前記コイルばね27を圧縮する圧力調
節ボルト28から構成されており、ばね調節ボルト28
の回転位置を変えて圧縮の程度を調節する。まず、押さ
え軸(S)を支持アーム39の貫通孔35に通して光フ
ァイバ保持部(H)の中心のボス状部(円筒部)29の
円筒座ぐり孔30に挿入する。この時圧縮コイルばね2
7は段付ピン26が円筒座ぐり孔30の底面に接してか
らさらに押し込むことにより、コイルばね27は圧縮力
を受けて撓むことにより、段付ピン26の先端を介して
光ファイバ・コネクタの被研磨端面に研磨圧力を付加す
ることができる。
【0008】次に主として、図1,図2,図3を参照し
て研磨中の研磨盤18の動作を説明する。まず、公転用
のモータ8が回転を開始すると駆動歯車9により、自転
円盤10に回転可能に取りつけた複数組の遊星歯車15
が同期回転駆動させられる。各組の遊星歯車15とそれ
ぞれ同軸一体に回転させられる偏心盤12に取りつけら
れた偏心軸13が回転半径Rの軌跡上を同期回転する。
この時、複数の偏心軸に軸受け部を支持された研磨盤1
8は自転ではなく公転半径Rの軌跡上を公転するよう駆
動される。自転用のモータ16の回転はその出力軸に設
けられている駆動歯車17により、自転円盤10の外周
の歯車に伝達され自転円盤10を微小速度で自転させ
る。これにより研磨盤18は公転しながら自転する。光
ファイバ・コネクタ端面の研磨軌跡は、1回公転する毎
に自転回転角度だけずれる事になる。なお各回転数の比
率の設定は、研磨フィルムの寸法、偏心量、同時に取り
つけた光ファイバ・コネクタの個数等を考慮して決定す
る必要がある。本件発明者は、研磨材20として研磨フ
ィルムの直径120mmのものを使用し、偏心量17m
mとし、光ファイバ・コネクタ12〜16個を結合して
研磨する場合、公転回転数100回について自転回転数
0.5〜1.2回程度にすることで極めて良い研磨結果
を得ている。
【0009】
【発明の効果】以上詳しく説明したように本発明による
光ファイバ端面研磨装置は、研磨盤と、複数の光ファイ
バを支持してその先端を前記研磨盤に当てる光ファイバ
保持部を備え、前記研磨盤と前記光ファイバ先端との相
対移動を回転移動と前記回転移動の中心の回転移動を合
成した相対移動とする相対駆動部を備える光ファイバの
端面研磨装置であって、前記相対移動を、Rを前記研磨
盤の回転中心Oが移動する円周の半径、O0 を前記回転
中心Oが移動する円周の中心位置、rを前記研磨盤の任
意の点Pの前記回転中心Oからの距離とし、前記研磨盤
の回転中心Oの回転角速度は前記研磨盤の回転角速度よ
りも十分に大きく、前記Rは前記研磨盤の半径よりも十
分に小さくし、前記任意の点Pの移動が、前記基準点O
0 を中心とする半径rの円周上を移動する点を回転中心
とする半径Rの円上の点の移動軌跡となるように相対駆
動されるように構成し、前記光ファイバ保持部は盤状で
あり、前記複数の光ファイバを前記盤の同心円の位置に
着脱可能に支持するように構成されている。前記光ファ
イバ保持部は、研磨対象の光ファイバが結合される複数
の光ファイバコネクタ結合部をもつ盤とすることができ
る。前記光ファイバ保持部は6本の光ファイバを支持す
るように構成することができる。先に指摘した保持位置
により研磨品質が変わるという問題は解決され、本発明
による装置により、大量に優れた研磨品質の光ファイバ
・コネクタを生産することが可能となる。研磨フィルム
の寿命も大幅に延長でき、その経済効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ファイバ端面研磨装置の実施例
の平面図である。
【図2】前記光ファイバ端面研磨装置の実施例の断面図
である。
【図3】本発明による光ファイバ端面研磨装置の研磨盤
の駆動原理を説明するための略図的平面図である。
【図4】光ファイバ端面研磨装置の研磨盤の断面図であ
る。
【図5】光ファイバ端面研磨装置の研磨盤の駆動機構の
断面図である。
【図6】本発明による光ファイバ端面研磨装置の実施例
の支持アーム(A)と押さえ軸(S)と光ファイバ保持
具組立(HA)の結合前の状態を示す断面図である。
【図7】本発明による光ファイバ端面研磨装置の実施例
のアームと押さえ軸と光ファイバ・コネクタ保持盤を結
合した状態を示す断面図である。
【図8】前記実施例装置の動作を説明するための略図で
ある。
【図9】研磨円盤が自転する従来の研磨装置を示す略図
である。
【図10】前記研磨装置による研磨の結果を説明するた
めの略図である。
【図11】研磨円盤を公転させる従来の研磨装置を示す
略図である。
【図12】前記研磨装置による研磨の結果を説明するた
めの略図である。
【符号の説明】
(PA)…研磨盤組立 (HA)…光ファイバ保持具組立 (H)…光ファイバ保持部 (A)…支持アーム (S)…押さえ軸 1…研磨円盤 2…光ファイバ・コネクタの接続端面 3…アーム 4…基台 5…2段座ぐり孔 6,7…貫通孔 8…公転用のモータ 9…駆動歯車 10…自転円盤(円盤歯車) 11…貫通孔 12…偏心盤 13…偏心軸 14…軸部 15…遊星歯車 16…自転用モータ 17…駆動歯車 18…研磨盤 19…軸受孔 20…研磨部材 21…貫通孔 22…円筒段付孔 23…ねじ部 24…全周溝 25…円筒部材 26…段付ピン 27…コイルばね 28…ばね調節ボルト 29…中心のボス状部(円筒部) 30…円筒座ぐり孔 31…円盤部 32…光ファイバ・コネクタ取付け部 33…光ファイバ・コネクタ 34…回り止めピン 35…貫通孔 36…固定ボルト 37…ねじ孔 38…回り止め溝 39…支持アーム(A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨盤と 複数の光ファイバを支持してその先端を前記研磨盤に当
    てる光ファイバ保持部を備え 前記研磨盤と前記光ファイバ先端との相対移動を回転移
    動と前記回転移動の中心の回転移動を合成した相対移動
    とする相対駆動部を備える光ファイバ端面研磨装置であ
    って、 前記相対移動を、 Rを前記研磨盤の回転中心Oが移動する円周の半径、O
    0 を前記回転中心Oが移動する円周の中心位置、rを前
    記研磨盤の任意の点Pの前記回転中心Oからの距離と
    し、 前記研磨盤の回転中心Oの回転角速度は前記研磨盤の回
    転角速度よりも十分に大きく、 前記Rは前記研磨盤の半径よりも十分に小さくし、 前記任意の点Pの移動が、前記基準点 0 を中心とする
    半径rの円周上を移動する点を回転中心とする半径Rの
    円上の点の移動軌跡となるように相対駆動されるように
    構成し、 前記光ファイバ保持部は盤状であり、前記複数の光ファ
    イバを前記盤の同心円の位置に着脱可能に支持するよう
    構成したことを特徴とする光ファイバ端面研磨装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、前記光 ファイバ保持部は、研磨対象の光ファイバが結合
    される複数の光ファイバコネクタ結合部をもつ盤である
    光ファイバ端面研磨装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明において、前記光フ
    ァイバ保持部は6本の光ファイバを支持するものである
    ことを特徴とする光ファイバ端面研磨装置。
JP8179989A 1996-06-20 1996-06-20 光ファイバ端面研磨装置 Expired - Lifetime JP2818146B2 (ja)

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JPH0767663A (ja) * 1988-07-25 1995-03-14 Cangene Corp ストレプトミセスStreptomycesからの生物活性ヒト顆粒球マクロフアージコロニー刺激因子(GM−CSF)及びその他の異種蛋白質の分泌に関する発現系

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