JP2001024770A - 通信方法及びそれを実現する通信装置 - Google Patents

通信方法及びそれを実現する通信装置

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JP2001024770A
JP2001024770A JP19495399A JP19495399A JP2001024770A JP 2001024770 A JP2001024770 A JP 2001024770A JP 19495399 A JP19495399 A JP 19495399A JP 19495399 A JP19495399 A JP 19495399A JP 2001024770 A JP2001024770 A JP 2001024770A
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Yutaka Inoue
豊 井上
Michihiro Izumi
通博 泉
Toshio Kenmochi
敏男 剱持
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般加入回線などの公衆回線とPHSなどの
携帯回線との両者に対応した通信装置を提供し、更に発
呼時に各回線の通信料金を比較して、最も安い通信料金
の回線を自動的に選択して発呼することが可能な通信方
法及びそれを実現する通信装置を提供する。 【解決手段】 無線公衆回線を少なくとも1つ含む複数
の公衆回線に対応する通信装置で、発呼番号から得られ
た複数の公衆回線での通信コストを比較しS2〜S4、
通信コスト比較の結果、複数の公衆回線のうち、発呼時
にその通信コストが最も安価になる回線を選択的に接続
するS5〜S9。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信方法及びそれを
実現する通信装置に関し、特に、電話などで複数電話回
線に対応可能な通信装置の発信制御技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年の無線電話網の発展に伴い携帯電話
が爆発的に普及しつつあり、携帯電話の使用可能範囲が
大幅に拡大された。なかでも、PHS(Personal Handy-
phoneSystem)と呼ばれるデジタルコードレス電話が、そ
の使用料金や通話料金が安いことにより、急速に普及し
てきている。これにより、ほとんどの家庭でPHSが使
用できる環境が整ってきた。また、特にPHSは、音声
品質がよく秘匿性に優れるなどの利点がある。
【0003】このような状況において、家庭やオフイス
などで使用されている電話機がデジタルコードレス対応
になりつつあり、今後のコードレス電話の主流になると
言われている。
【0004】また、PHSの電話料金(通信コスト)は
公衆電話並みと言われているが、近年相当幅の値下げが
繰り返され、特に、長距離の電話に関しては公衆電話よ
り安いコストで可能になっている。さらに、通常の家庭
で引いている加入電話(公衆交換回線:PSTN)と比
べても、PHSの長距離通話料金はほぼ同等のレベルで
あり、このままPHSの料金の値下げが続けば、特に長
距離に関してはPHSの料金が一般の加入電話を下回る
見通しである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような状況におい
て、一般の加入電話機とPHS電話機の両者を有してい
るユーザが、より安い料金で通話したい場合、電話相手
から自分でより安いと思われる電話機を選択してかけな
ければならず、操作が煩雑となり判断ミスがあればより
高い電話料金の電話機で発呼してしまうなどの欠点があ
った。
【0006】本発明は、前記の欠点を解決するもので、
一般加入回線などの公衆回線とPHSなどの携帯回線と
の両者に対応した通信装置を提供し、更に発呼時に各回
線の通信料金を比較して、最も安い通信料金の回線を自
動的に選択して発呼することが可能な通信方法及びそれ
を実現する通信装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の通信装置は、無線公衆回線を少なくとも1
つ含む複数の公衆回線に対応する通信装置であって、発
呼番号から得られた該複数の公衆回線での通信コストを
比較する通信コスト比較手段と、該通信コスト比較手段
による比較の結果、前記複数の公衆回線のうち、発呼時
にその通信コストが最も安価になる回線を選択的に接続
する公衆回線接続手段とを有することを特徴とする。
【0008】ここで、前記無線公衆回線は携帯電話回線
であり、前記無線公衆回線への発呼は無線公衆回線基地
局に対して行われる。また、前記複数の公衆回線の1つ
は有線の公衆電話回線である。また、前記通信コスト比
較手段は、各回線の通信コストと発呼番号との対応テー
ブルを持ち、発呼番号からこのテーブルを用いて通信コ
ストを算出する通信コスト算出手段を含む。また、前記
通信装置はコードレス子機を収容可能であって、前記公
衆回線接続手段は、子機から受け取った発呼番号から無
線回線が安価であると判断される場合に、子機からの接
続方式を無線公衆回線接続方式へ変換して接続する変換
手段を更に有する。また、前記通信装置は、子機から受
け取った発呼番号から無線回線が安価であると判断され
る場合に、前記子機の回線接続方式と無線公衆回線接続
方式が一致すると、子機に対して前記通信装置を経由し
ない発呼を促す直接発呼指示手段を更に有する。
【0009】又、本発明の通信方法は、無線公衆回線を
少なくとも1つ含む複数の公衆回線に対応する通信装置
の通信方法であって、発呼番号から得られた該複数の公
衆回線での通信コストを比較する通信コスト比較ステッ
プと、該通信コスト比較の結果、前記複数の公衆回線の
うち、発呼時にその通信コストが最も安価になる回線を
選択的に接続する公衆回線接続ステップとを有すること
を特徴とする。
【0010】ここで、前記無線公衆回線は携帯電話回線
であり、前記無線公衆回線への発呼は無線公衆回線基地
局に対して行われる。また、前記複数の公衆回線の1つ
は有線の公衆電話回線である。また、前記通信コスト比
較ステップは、発呼番号から各回線の通信コストと発呼
番号との対応テーブルを用いて通信コストを算出する通
信コスト算出ステップを含む。また、前記通信装置はコ
ードレス子機を収容可能であって、前記公衆回線接続ス
テップは、子機から受け取った発呼番号から無線回線が
安価であると判断される場合に、子機からの接続方式を
無線公衆回線接続方式へ変換して接続する変換ステップ
を更に有する。また、前記通信方法は、子機から受け取
った発呼番号から無線回線が安価であると判断される場
合に、前記子機の回線接続方式と無線公衆回線接続方式
が一致すると、子機に対して前記通信装置を経由しない
発呼を促す直接発呼指示ステップを更に有する。
【0011】又、本発明の通信方法は、発呼機と着呼機
とが無線公衆回線と有線公衆回線とを含む複数の公衆回
線で接続可能な通信システムにおける通信方法であっ
て、発呼機で指示された発呼番号から得られた該複数の
公衆回線での通信コストを比較し、該通信コスト比較の
結果、前記複数の公衆回線のうち、発呼時にその通信コ
ストが最も安価になる回線を選択的に接続することを特
徴とする。ここで、前記発呼機がコードレス子機を収容
可能であって、子機から受け取った発呼番号から無線回
線が安価であると判断される場合に、子機に対して前記
発呼機を経由しない直接発呼を促す。
【0012】又、本発明の記憶媒体は、無線公衆回線を
少なくとも1つ含む複数の公衆回線に対応する通信装置
の通信制御プログラムをコンピュータ読み出し可能に記
憶する記憶媒体であって、前記通信制御プログラムは、
少なくとも、発呼番号から得られた該複数の公衆回線で
の通信コストを比較する通信コスト比較ステップと、該
通信コスト比較の結果、前記複数の公衆回線のうち、発
呼時にその通信コストが最も安価になる回線を選択的に
接続する公衆回線接続ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0013】ここで、前記通信コスト比較ステップは、
発呼番号から各回線の通信コストと発呼番号との対応テ
ーブルを用いて通信コストを算出する通信コスト算出ス
テップを含む。また、前記通信装置はコードレス子機を
収容可能であって、前記公衆回線接続ステップは、子機
から受け取った発呼番号から無線回線が安価であると判
断される場合に、子機からの接続方式を無線公衆回線接
続方式へ変換して接続する変換ステップを更に有する。
また、前記前記通信制御プログラムは、子機から受け取
った発呼番号から無線回線が安価であると判断される場
合に、前記子機の回線接続方式と無線公衆回線接続方式
が一致すると、子機に対して前記通信装置を経由しない
発呼を促す直接発呼指示ステップを更に含む。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し本発明の実施
の形態例をを詳細に説明する。
【0015】<実施の形態1>図1は、本発明で使用す
る実施の形態の通信装置の構成例を示す図である。
【0016】100は通信装置全体であり、101はシ
ステムを制御する演算・制御用のCPU、102はデー
タ/プログラムを記憶するROMやRAMなどのメモ
リ、103はハンドセット、104は電話番号などを入
力するための操作パネル、105は電話番号などを表示
する表示器である。106はアナログ音声とデジタル音
声との変換を行うADPCM(Adaptive Differencial P
ulse Coded Modulation)などのコーデック、107はデ
ジタル音声と無線チャンネルI/Fデータとの変換を行
うチャンネルコーデック、108はチャンネルデータを
変復調するQPSK(Quadurature Phase Shift Keying)
などのモデム、109は変調信号と無線電波との変換を
行うRFユニット、110はアナログ音声と回線とのイ
ンターフェイスであるNCU(Network control Unit)、
111はハンドセット103の出力を音声コーデック1
06とNCU110とに選択的に接続するアナログスイ
ッチである。
【0017】この構成において、通常の電話回線への接
続は、ハンドセット103とNCU110を接続するよ
うにアナログSW111を制御することで行う。また、
無線回線への接続は、ハンドセット103と音声コーデ
ック106を接続するようにアナログSW111を制御
し、この場合の音声パスは、ハンドセット103、音声
コーデック106、チャンネルコーデック107、モデ
ム108、RFユニット109となる。
【0018】図2に、メモリ102に格納された各電話
回線と通話距離、通話時間帯の通話料金の対応テーブル
(上段)、通話距離の算出のためのテーブル(中段)、
加入電話と無線電話の電話番号の対応テーブル(下段)
の一例を示す。
【0019】図2で、21は発呼機と着呼機との通話距
離、22は通話時の通話時間帯、23は各通話距離と通
話時間帯に対応する加入回線による通話料金、24は各
通話距離と通話時間帯に対応する無線回線による通話料
金である。この通話料金は値下げや値上げに対応して変
更可能であり、本通信装置は、通話距離と通話時間帯と
の組合わせから、より安い回線を選んで発呼する。
【0020】25は市街番号の組合わせであり、26は
市街番号の組合わせ25に対応する通話距離である。本
通信装置は、自機の電話番号と発呼相手の電話番号の市
街番号から通話距離を算出する。尚、通話距離の算出に
は、局番号や国番号、更に住所に基づいて算出されても
よい。
【0021】27は発呼先の加入回線の電話番号、28
は発呼先の通信回線の電話番号、29はそれらに対応す
る短縮番号やワンタッチ番号である。本通信装置では、
どの番号で入力されても、このテーブルを参照してより
安い回線を選択して発呼する。尚、本実施の形態では、
通信回線としてPHSを例に説明したが、他の携帯電話
回線であってもよいし、更に3つ以上の回線からの選択
であってもよい。
【0022】次に、本実施の形態の通信装置の発呼動作
を説明する。図2に、発呼シーケンスを示すフローチャ
ートを示す。
【0023】まず、ハンドセット103がオフフックに
されるまで待ち(S1)、オフフックされると、操作パ
ネル104から相手番号(発呼番号)が入力されるのを
待ってそれを取得する(S2)。次に、この発呼番号か
ら通話距離を判定する(S3)。これは、上記図2の中
段に示したテーブルから、例えば、加入回線の発呼番号
の先頭である市街番号(東京:03、大阪:06等)と
自分の市街番号を比較して、自分と相手の間の距離を算
出する。
【0024】次に、予めメモリ102に格納された上記
図2の上段に示した通話料金の対応テーブルを用いて、
算出した通話距離、通話時間帯(現在の時刻)から各回
線の通話料金を算出し、最も安い通話料金の回線を選択
する(S4)。これは、例えば、通話距離が遠距離(例
えば160km以上)で、通話時間帯が夜間(例えば午
後7時)であった場合、テーブルから加入回線の通話料
金(¥EK2)と無線回線の通話料金(¥EM2)を割
り出し、この料金、¥EK2と¥EM2を比較し、安い
方の回線(例えば、¥EK2>¥EM2であれば無線回
線)を選択するものである。
【0025】例えば、現状では、加入回線とPHS回線
の場合、遠距離ではPHSが安く近距離では加入回線が
安く、昼間はPSHが安く夜間は加入回線が安い傾向に
ある。
【0026】ここで、加入回線が選択された場合には、
アナログSW111をハンドセット103とNCU11
0とを接続するように制御し(S6)、加入回線へトー
ン信号又はパルス信号で電話番号を出力し発呼する(S
7)。一方、無線回線が選択された場合には、アナログ
SW111をハンドセット103と音声コーデック10
6とを接続するように制御し(S8)、無線回線へ無線
回線で規定されたプロトコル(例えば、PHSの場合は
電波産業会で定めた通信規格STD−28など)で、近
隣の基地局へ発呼する(S9)。
【0027】このように、実施の形態1では、有線回線
と無線回線の複数回線に対応した通信装置を提供して、
発呼番号から通話距離等を算出し、最も安い通話料金と
なる回線を自動的に選択して発呼できるようにしたた
め、常に安い料金で通話が可能となる。
【0028】<実施の形態2>次に、本通信装置にコー
ドレス子機兼携帯電話を接続したシステムの例について
述べる。
【0029】図4に、本システムの構成例を示す。図4
中、通信装置100は図1に示した通信装置そのもので
あり説明は省略する。200は、通信装置100の子機
として登録された子機であり、201が子機を制御する
演算・制御用のCPU、202はデータ/プログラムを
記憶するROMやRAMなどのメモリ、204は操作パ
ネル、205は液晶表示器などの表示器、209は図1
のRFユニット109と同等なRFユニット、208は
図1のモデム108と同等なモデム、207は図1のチ
ャネルコーデック107相当のチャンネルコーデック、
206は図1の音声コーデック106と同等な音声コー
デック、212はスピーカー、213はマイクである。
【0030】図4のシステムにおいて、通信装置(親
機)のハンドセットからの発呼動作の手順は、上記の実
施の形態1と同じである。ここでは、子機200からの
発呼動作を説明する。
【0031】図5が、子機200からの発呼時の親機側
でのシーケンスを示すフローチャートであり、図6が、
子機200がPHSであった場合の、子機200−親機
100−基地局との発呼時のシーケンス例を示す図であ
る。
【0032】まず、子機200発呼動作が確認されるま
で待ち(S11)、子機から無線チャンネル確立要求・
呼設定などの受信により発呼が確認されると、その信号
内に含まれる発呼番号を受信し(S12)、この発呼番
号から実施の形態1と同様に通話距離を判定し(S1
3)、実施の形態1と同様に予めメモリ102に格納さ
れた対応テーブル(図2の上段参照)を用いて、算出し
た通話距離と通話時間帯(現在の時刻)とから各回線の
通話料金を算出し、最も安い通話料金の回線を選択する
(S14)。
【0033】ここで、加入回線が選択された場合には、
アナログSW111を音声コーデック106とNCU1
10とを接続するように制御し(S16)、加入回線へ
トーン信号又はパルス信号で電話番号を出力し発呼する
(S17)。これで、子機200と電話(公衆)回線を
用いた会話が可能となる。
【0034】一方、無線回線が選択された場合には、図
6の発呼シーケンスに示すように、子機200からの電
波を受信し、これを、公衆基地局用の電波に変換(無線
周波数、送受信されるパラメータなどの変換)して(S
18)、近隣の無線基地局へ発呼する(S19)。
【0035】図6の発呼シーケンスにおいては、子機2
00からの信号をそのまま基地局に出力しているように
見えるが、実際には、子機200−規機100との信号
と、親機100−基地局との信号の周波数や、各信号
(例えば、認証要求など)で送受信されるパラメータ
(例えば、子機−親機の認証番号、親機−基地局間の認
証番号など)が異なるものであり、親機100に於いて
は、子機200からのこれらの信号を受信し、これを公
衆基地局用へ変換して出力している。この時、親機10
0では、子機200からの微弱な電波を、公衆基地局用
に増強して出力することも可能であり、この場合、より
確実な通話(あるいは通信)が可能になる。
【0036】また、図6の発呼シーケンスにおいては、
子機200がPHSの場合を述べたが、本発明ではこれ
に限らず、子機が小電力対応の電話機でもかまわない。
但し、この場合、PHS用の送受信部(図4における、
音声コーデック、チャンネルコーデック、モデム、RF
ユニット)とは別に、小電力コードレス電話用の同様な
設備が必要になる。
【0037】このように、実施の形態2では、有線回線
と無線回線の複数回線に対応したコードレス通信装置
で、子機からの発呼番号から通話距離等を算出し、最も
安い通話料金となる回線を自動的に選択して発呼できる
ようにしたため、常に安い料金で通話が可能となる。ま
た、子機からの電波を公衆基地局用に変換して増強させ
て出力することも可能であり、この場合には、より確実
な通話/通信が可能となる。
【0038】<実施の形態3>前記、実施の形態2で
は、子機からの信号を親機が変換して基地局へ接続する
例を述べたが、次に、子機からの発呼の際に親機が「子
機が自身で発呼可能な回線が有利である」と判断した場
合、子機にその旨を伝えて、親機−子機間を一旦切断
し、子機が独自に基地局へ発呼する場合を、実施の形態
3として述べる。
【0039】この装置の構成自体は、図4と同様である
ので、説明は省く。
【0040】この場合の、子機200からの発呼時の親
機100側の動作フローチャートを図7に、親機10
0、子機200、基地局との発呼自の信号シーケンスを
図8に示す。
【0041】図7における、子機200からの発呼動作
の内、ステップS21〜S27は、図5でのステップS
11〜S17と同様であるため説明は省き、子機200
からの発呼で、無線回線が選択された場合(S25以
降)について説明する。
【0042】図7及び図8において、無線回線が選択さ
れた場合、親機100は、子機200に対して親機との
無線通路を切断するように指示すると共に、子機に対し
て、公衆基地局への発呼を指示する。
【0043】これは例えば、子機200からの呼設定
(発呼要求)に対して、子機200へ解放完了、無線チ
ャンネル切断などの信号を出して切断を指示し、この解
放完了、無線チャンネル切断などの信号のパラメーター
に子機200への公衆基地局への発呼を指示する信号を
混在して送信すること等で行う。
【0044】図7及び図8で示したように、子機200
は、親機100からの切断/基地局発呼指示を受ける
と、ステップS29で、親機100との無線を切断し、
公衆基地局へ子機独自に発呼し、通話/通信を開始す
る。この場合、子機200は独自に基地局へ接続するも
のであり、子機200一基地局間は規格で定められた親
機間とは異なる公衆用の周波数やプロトコルで接続する
ことになる。このため、親機側の電話回線を使用しない
で済み、子機とは独立して親機での電話回線からの発着
呼が同時に行える。
【0045】このように、実施の形態3では、有線回線
と無線回線の複数回線に対応したコードレス通信装置
で、子機からの発呼番号から通話距離等を算出し、最も
安い通話料金となる回線を自動的に選択して発呼できる
ようにしたため、常に安い料金で通話が可能となるだけ
ではなく、無線回線が選択された場合においても、子機
が独自に発呼するため親機を使用せずに済み、親機の回
線を用いて子機とは独立して同時に通話できる効果があ
る。
【0046】なお、本発明の技術は、複数の機器(例え
ばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,
プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、
一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミ
リ装置など)に適用してもよい。
【0047】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0048】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0049】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0050】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0051】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、有
線回線と無線回線の複数回線に対応した通信装置を提供
し、更に、発呼番号から通話距離等を算出して、最も安
い通話料金となる回線を自動的に選択して発呼できるよ
うにしたため、常に安い料金で通話が可能となる。
【0053】また、上記効果に加え、子機からの電波を
公衆基地局用に変換して増強させて出力することも可能
であり、この場合より確実な通話/通信が可能となる。
【0054】さらに、上記効果に加えて、子機が独自に
発呼できるため親機を使用せずに済み、親機の回線を用
いて子機とは独立して同時に通話できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の通信装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図2】実施の形態1の通信装置の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図3】本実施の形態で用いる各種テーブル例を示す図
である。
【図4】実施の形態2での通信装置及び子機の構成例を
示すブロック図である。
【図5】実施の形態2の通信装置の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図6】実施の形態2での通信シーケンスを示す図であ
る。
【図7】実施の形態3の通信装置の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】実施の形態3での通信シーケンスを示す図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/26 7/30 (72)発明者 剱持 敏男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5K025 AA00 DD06 5K027 AA12 GG00 5K036 AA07 BB04 EE14 HH08 KK09 KK17 5K067 AA41 BB04 BB08 DD23 DD29 FF04 FF07 GG01 HH07 HH22 HH23 JJ11 KK15

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線公衆回線を少なくとも1つ含む複数
    の公衆回線に対応する通信装置であって、 発呼番号から得られた該複数の公衆回線での通信コスト
    を比較する通信コスト比較手段と、 該通信コスト比較手段による比較の結果、前記複数の公
    衆回線のうち、発呼時にその通信コストが最も安価にな
    る回線を選択的に接続する公衆回線接続手段とを有する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記無線公衆回線は携帯電話回線であ
    り、前記無線公衆回線への発呼は無線公衆回線基地局に
    対して行われることを特徴とする請求項1記載の通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数の公衆回線の1つは有線の公衆
    電話回線であることを特徴とする請求項1記載の通信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記通信コスト比較手段は、各回線の通
    信コストと発呼番号との対応テーブルを持ち、発呼番号
    からこのテーブルを用いて通信コストを算出する通信コ
    スト算出手段を含むことを特徴とする請求項1記載の通
    信装置。
  5. 【請求項5】 前記通信装置はコードレス子機を収容可
    能であって、 前記公衆回線接続手段は、子機から受け取った発呼番号
    から無線回線が安価であると判断される場合に、子機か
    らの接続方式を無線公衆回線接続方式へ変換して接続す
    る変換手段を更に有することを特徴とする請求項1記載
    の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記通信装置は、子機から受け取った発
    呼番号から無線回線が安価であると判断される場合に、
    前記子機の回線接続方式と無線公衆回線接続方式が一致
    すると、子機に対して前記通信装置を経由しない発呼を
    促す直接発呼指示手段を更に有することを特徴とする請
    求項5記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 無線公衆回線を少なくとも1つ含む複数
    の公衆回線に対応する通信装置の通信方法であって、 発呼番号から得られた該複数の公衆回線での通信コスト
    を比較する通信コスト比較ステップと、 該通信コスト比較の結果、前記複数の公衆回線のうち、
    発呼時にその通信コストが最も安価になる回線を選択的
    に接続する公衆回線接続ステップとを有することを特徴
    とする通信方法。
  8. 【請求項8】 前記無線公衆回線は携帯電話回線であ
    り、前記無線公衆回線への発呼は無線公衆回線基地局に
    対して行われることを特徴とする請求項7記載の通信方
    法。
  9. 【請求項9】 前記複数の公衆回線の1つは有線の公衆
    電話回線であることを特徴とする請求項7記載の通信方
    法。
  10. 【請求項10】 前記通信コスト比較ステップは、発呼
    番号から各回線の通信コストと発呼番号との対応テーブ
    ルを用いて通信コストを算出する通信コスト算出ステッ
    プを含むことを特徴とする請求項7記載の通信方法。
  11. 【請求項11】 前記通信装置はコードレス子機を収容
    可能であって、 前記公衆回線接続ステップは、子機から受け取った発呼
    番号から無線回線が安価であると判断される場合に、子
    機からの接続方式を無線公衆回線接続方式へ変換して接
    続する変換ステップを更に有することを特徴とする請求
    項7記載の通信方法。
  12. 【請求項12】 前記通信方法は、子機から受け取った
    発呼番号から無線回線が安価であると判断される場合
    に、前記子機の回線接続方式と無線公衆回線接続方式が
    一致すると、子機に対して前記通信装置を経由しない発
    呼を促す直接発呼指示ステップを更に有することを特徴
    とする請求項11記載の通信方法。
  13. 【請求項13】 発呼機と着呼機とが無線公衆回線と有
    線公衆回線とを含む複数の公衆回線で接続可能な通信シ
    ステムにおける通信方法であって、 発呼機で指示された発呼番号から得られた該複数の公衆
    回線での通信コストを比較し、 該通信コスト比較の結果、前記複数の公衆回線のうち、
    発呼時にその通信コストが最も安価になる回線を選択的
    に接続することを特徴とする通信方法。
  14. 【請求項14】 前記発呼機がコードレス子機を収容可
    能であって、子機から受け取った発呼番号から無線回線
    が安価であると判断される場合に、子機に対して前記発
    呼機を経由しない直接発呼を促すことを特徴とする請求
    項13記載の通信方法。
  15. 【請求項15】 無線公衆回線を少なくとも1つ含む複
    数の公衆回線に対応する通信装置の通信制御プログラム
    をコンピュータ読み出し可能に記憶する記憶媒体であっ
    て、 前記通信制御プログラムは、少なくとも、 発呼番号から得られた該複数の公衆回線での通信コスト
    を比較する通信コスト比較ステップと、 該通信コスト比較の結果、前記複数の公衆回線のうち、
    発呼時にその通信コストが最も安価になる回線を選択的
    に接続する公衆回線接続ステップとを含むことを特徴と
    する記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記通信コスト比較ステップは、発呼
    番号から各回線の通信コストと発呼番号との対応テーブ
    ルを用いて通信コストを算出する通信コスト算出ステッ
    プを含むことを特徴とする請求項15記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記通信装置はコードレス子機を収容
    可能であって、 前記公衆回線接続ステップは、子機から受け取った発呼
    番号から無線回線が安価であると判断される場合に、子
    機からの接続方式を無線公衆回線接続方式へ変換して接
    続する変換ステップを更に有することを特徴とする請求
    項15記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記前記通信制御プログラムは、子機
    から受け取った発呼番号から無線回線が安価であると判
    断される場合に、前記子機の回線接続方式と無線公衆回
    線接続方式が一致すると、子機に対して前記通信装置を
    経由しない発呼を促す直接発呼指示ステップを更に含む
    ことを特徴とする請求項17記載の記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003058942A1 (fr) * 2001-12-28 2003-07-17 Yozan Inc. Dispositif et systeme de communication radio de reseau local
JP2013065233A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Konica Minolta Business Technologies Inc サービス提供システムおよびサービス提供方法

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