JPH0787611B2 - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

Info

Publication number
JPH0787611B2
JPH0787611B2 JP1167639A JP16763989A JPH0787611B2 JP H0787611 B2 JPH0787611 B2 JP H0787611B2 JP 1167639 A JP1167639 A JP 1167639A JP 16763989 A JP16763989 A JP 16763989A JP H0787611 B2 JPH0787611 B2 JP H0787611B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calling
call
mobile station
station device
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1167639A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0332236A (ja
Inventor
洋 栗山
Original Assignee
日本移動通信株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本移動通信株式会社 filed Critical 日本移動通信株式会社
Priority to JP1167639A priority Critical patent/JPH0787611B2/ja
Publication of JPH0332236A publication Critical patent/JPH0332236A/ja
Publication of JPH0787611B2 publication Critical patent/JPH0787611B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は移動体通信システム並びにその基地局装置及び
移動局装置に関するものであり、特に、実用上、発呼及
び着呼の双方で通信が可能な小型移動局装置を可能とす
る移動体通信システム並びにその基地局装置及び移動局
装置に関するものである。
(従来の技術) 無線による移動体通信システムは、従来より各種提案さ
れている。以下、これら移動体通信システムについて簡
単に説明する。
(1)移動機からの発呼、着呼が可能なシステムとして
は、自動車電話システムがある。このシステムでは、移
動機側端末を小形化、低出力化とし、また加入者数を多
くするために、一の無線局より出力される電波の到達範
囲を小さくする、いわゆる小ゾーン方式を採用してい
る。すなわち、小ゾーン方式を採用すれば、同一周波数
の電波をある距離を隔てた無線局で繰り返し使用できる
ようになり、多くの利用者による電波利用を図ることが
できる。
またこの自動車電話システムでは、位置登録及び追跡交
換を行なうことにより、ゾーンを超えての通信が可能と
なる。
(2)移動機の呼び出し専用システムとしては、ポケッ
トベルシステム等のページングシステムがある。このシ
ステムは、比較的強力な電波を用いた大ゾーン方式を採
用しているので、ビルの中などでも呼び出しが可能な場
合が多く、また一件あたりの呼び出しのために電波を専
有する時間が短くて良いので、加入者を多くすることが
できる。
また移動機側端末は受信専用であるので、非常に小型と
することができる。
なお、最近では、簡単なデータ(数字や文字)を表示す
るようにした端末も提案されている。
(3)また、近年、日本国郵政省より、簡易型の自動車
電話システムである、新陸上移動無線電話システム(コ
ンビニエンス・ラジオ・フォーン、以下、CRPという)
が提案されている。このシステムは、一般の自動車電話
システムに比較して大ゾーンの無線局を用いるととも
に、追跡交換を行わないようにしたものであり、この結
果、設備コストを下げることができる。
(4)コードレス電話からの発展形として、日本電信電
話株式会社の事業所コードレス電話がある。このシステ
ムは、事業所等の予め決められたエリア内で使用するこ
とを前提とした無線通信システムである。
(5)また英国を始めとする欧州では、発信専用システ
ムとして、テレポイント(CT2)が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有してい
た。
(1)自動車電話システムでは、移動機からの発呼及び
着呼の双方を可能とするので、サービスエリアを小ゾー
ン方式による無線ゾーンで埋めつくす必要があり、膨大
な設備投資を必要とする。
また加入者容量を増大させるためには、無線ゾーンをさ
らに小さくする必要があるが、都市部においては建物等
電波伝搬に影響を与える要素が多く、ゾーンの配置/設
計が難しく、また設備投資の観点から、限界がある。
また、全てのサービスエリアを無線ゾーンで埋めつくせ
ない場合、すなわち電波の届きにくい不感地が存在する
場合には、必要なときに通信を行えないことがあり、特
に着呼の場合には不便である。また弱い電波を使用する
ので、ビルの中では原則として使えない。
さらに、前記無線ゾーンの大きさから、当該システム端
末機に必要な無線出力が決定されるが、現状では、この
出力要求を満たし、実用的な使用時間を満足するために
は、かなりのバッテリー容量が必要で、端末機の小形化
が困難である。
極小ゾーンを用いた携帯電話システムも提唱されている
が、極小ゾーンによる無線エリアを経済的に実現するた
めには、不感地の存在を許す必要がある。しかし、この
不感地の存在により、発呼に関しては実用上電波状態の
良いところから行えば良いが、着呼のためには常に電波
状態の良いところにいる必要があり、不便である。
(2)ポケットベル等の呼び出し専用システムにおいて
は、呼び出されたら別の通信手段で連絡をとる必要があ
る。
(3)CRPにおいては、比較的大ゾーンの方式を採用し
ているので、加入者収容容量が小さい。また移動機の出
力をあまり小さくすることができないため、携帯用端末
機の小形化は困難である。
さらに、加入者容量を確保するために、通話時間を制限
したり、発呼専用にしたりすることが必要となる場合が
ある。
(4)事業所コードレスにおいては、事業所等の予め決
められたエリア内(コードレス電話の電波の届く範囲
内)でしかシステムを利用することができない。
(5)テレポイント(CT2)は原則として発信専用シス
テムである。
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたもの
であり、その目的は、不感地の存在を許容しつつ、事実
上、移動局装置からの発呼及び着呼の双方が可能とな
り、また加入者容量を確保するために、通話時間を制限
したり、端末機を発呼専用にしたりする必要がなく、さ
らには端末機の小形化が実現できる移動体通信システム
並びにその基地局装置及び移動局装置を提供することに
ある。
(課題を解決するための手段及び作用) 前記の問題点を解決するために、本発明は、発呼側電話
機よりダイヤルされた所定データを大ゾーン方式により
移動局装置に送信する呼出用基地局と、移動局装置より
行われる発呼を小ゾーン方式により受信し、通話を行な
うための発呼接続用基地局群と、一般公衆網と前記呼出
用基地局及び発呼接続用基地局群との間に接続され、移
動局装置より行われる発呼に応じて、前記移動局装置及
び前記電話機間の回線を接続する本システム用交換局と
により基地局装置を構成し、また、前記呼出用基地局よ
り送信されるデータを受信する呼出用受信機と、前記デ
ータを記憶する記憶手段と、前記データを元に、前記発
呼側電話機に対して自動発呼する自動発呼手段と、前記
発呼接続用基地局群に対して発呼接続を行う発呼用送受
信機とにより移動局装置を構成した点に特徴がある。そ
して、これら基地局装置及び移動局装置を用いて、移動
体通信システムを構成した点にも特徴がある。
前記移動局装置を呼出す場合には、該移動局の電話番号
をダイヤルすると共に、さらに少なくとも自局の電話番
号をダイヤルし、前記呼出用基地局より、ダイヤルされ
たデータのうち、少なくとも自局の電話番号を、移動局
装置に送信する。ただし、自局の電話番号を自動的に送
出する機能を持つ電話システムでは自局の電話番号をダ
イヤルすることを省力できる。
移動局装置は、前記データが受信されたならば、該デー
タを用いて、発呼側の電話機に対して自動発呼を行う。
当該移動局装置が、発呼接続用基地局群を構成する発呼
接続用基地局のいずれかのサービスエリア内に位置する
場合には、この自動発呼により、該発呼接続用基地局及
び本システム用交換局を介して、当該移動局装置と、発
呼側電話機との通信回線が接続される。
当該移動局装置が、いずれの発呼接続用基地局のサービ
スエリア内にも位置しない場合には、該移動局装置がい
ずれかの発呼接続用基地局のサービスエリア内に移動し
た場合に自動発呼を行えば、当該移動局装置と、発呼側
電話機との通信回線が接続される。
(実施例) 以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
第2図は本発明の一実施例のブロック図である。
図において、符号19は一般公衆網であり、一般電話機11
A〜11C…、一般電話機に接続される一般公衆網交換局12
A,12B等より構成されている。
また、前記一般公衆網19の回線には、IGS(Interconnec
ting Gateway Switchi,相互接続用関門交換器)100を介
して本システム用交換局22が接続され、該本システム用
交換局22には、それぞれアンテナ23E〜23G…を有する発
呼接続用基地局23A〜23C…(発呼接続用基地局群23)が
接続、配置されている。この本システム用交換局22及び
発呼接続用基地局群23は、前述した自動車電話システ
ム、CRP等の交換局及び基地局と同じ、あるいはほぼ同
様の構成であり、移動局装置7より出力される発呼要求
に対し、一般公衆網19又は他の移動局装置へ回線を接続
する機能を有する。
前記発呼接続用基地局群23を構成する各発呼接続用基地
局23A〜23C…は、比較的弱い電波を出力するように構成
され、その配置は極小ゾーン配置である。また、各発呼
接続用基地局23A〜23C…は、都市部等の発呼要求の多い
地域に集中的に配置され、発呼利用度の低い地域では、
不感地の存在を認めるように配置されている。
なお、前記本システム用交換局22及び発呼接続用基地局
群23より成る発呼接続用システムは、携帯電話中心のシ
ステムでは通常の自動車電話システムのような位置登
録、追跡交換を行う必要は特にない。
また、発呼接続用基地局をビルの中や地下街など必要に
応じて配置することにより、従来の自動車電話、携帯電
話が使えなかった地域での使用が可能になる。
また本システム用交換局22には、アンテナ21Eを有する
呼出用基地局21が接続、配置されている。この呼出用基
地局21は、ポケットベルシステムの基地局と同じ、ある
いはほぼ同様の、後述する移動局装置7の呼出し専用基
地局であり、比較的強力な電波を出力する。この呼出用
基地局21による呼出し方式は、いわゆる大ゾーン方式で
ある。
移動局装置7は、例えば自動車8に搭載される。この移
動局装置7は、無線機4、電話機5及びアンテナ6より
構成されている。この移動局装置7の詳細構成を第3図
に示す。第3図において、第2図と同一の符号は、同一
又は同等部分をあらわしている。
第3図において、無線機4は、前記呼出用基地局21より
送出される電波を受信する呼出用受信機1と、前記発呼
接続用基地局群23に対して発呼する発呼用送受信機2
と、これらの装置を制御する制御装置3とより構成され
ている。前記制御装置3は、マイクロコンピュータ(図
示せず)を備えていて、これにより呼出用受信機1及び
発呼用送受信機2が制御される。
前記制御装置3に接続される電話機5は、ハンドセット
5B及び架台5Aより構成されている。
前記ハンドセット5Bには、ダイヤルキー、各種データの
表示装置(液晶表示装置、LEDランプ等)、当該移動局
装置7の電源スイッチ、通話スイッチ、自動発呼切替ス
イッチ、その他の各種操作用スイッチ(いずれも図示せ
ず)等が設けられている。前記電源スイッチは、無線機
4の呼出用受信機1及び制御装置3、並びに電話機5に
対して電源を供給し、前記通話スイッチは、電源スイッ
チの投入後においてさらに無線機4の発呼用送受信機2
に対して電源供給を行う。
つまり、電源スイッチがオンである場合には、一般公衆
網19からの呼出しのみが可能となり、通話スイッチがオ
ンである場合には、一般公衆網19に対しての発呼が可能
となる。
前記自動発呼切替スイッチは、第5図のステップS12に
関して後述する。
第4図は本発明による移動体通信システムの動作のう
ち、一般電話機より移動局装置7を発呼する場合の通信
手順の概略を示す図である。同図において、交換局は、
本システム用交換局22(第2図)を示している。
この第4図に示された通信手順を、第2図と共に説明す
る。
まず一般電話機より発呼を行うと、本システム用交換局
22を経て呼出用基地局21(第2図)より電波が送出さ
れ、移動局装置7が呼び出される。前記発呼時には、一
般電話機より発呼すべき移動局装置7の電話番号をダイ
ヤルすると共に、所定データ(当該一般電話機自局の電
話番号、及びクレジット通話を行うためのクレジット番
号、登録電話番号等の、移動機側から発呼する為に必要
なデータ)のダイヤルを行う。つまり、この実施例で
は、発呼側は、クレジット通話の契約をしておく必要が
ある。
なお、これはこの通話にかかる費用を発呼側の一般電話
機に対して課金するためであり、着呼側の移動局装置側
に課金するのであれば、必要ない。また、ID送出機能を
持つ一般交換機からの発呼に関しては、自局の電話番号
は省略可能である。
前記呼出用基地局21(第2図)は、移動局装置7の呼出
し時に、前記所定データを移動局装置7に送出する。
前記移動局装置7は、呼出しが行われると、前記所定デ
ータをそのメモリ装置内に登録する。
この後、回線は切断されることなく、一般電話機から一
般公衆網交換局を経て、本システム用交換局22(第2
図、以下、単に交換局という)間で保持される。この
間、前記交換局22より、発呼側一般電話機に対して呼出
し音(RBT)が送出される。
つぎに、移動局装置7は、前記所定データを用いて自動
発呼する。この発呼はクレジット通話を指定して行わ
れ、着呼側(初めに発呼した前記一般電話機側)の課金
となる。
前記発呼により、発呼接続用基地局群23を介して、移動
局装置7及び前記交換局が接続され、この結果、該移動
局装置7及び初めに発呼した一般電話機の回線が接続さ
れる。これにより、通話が可能となる。
なお、前述のように、呼出用基地局21は、大ゾーン呼出
し方式であるから、移動局装置7が地下などの特別に電
波の届きにくい場所を除きどの場所に位置していよう
と、該移動局装置7に対して発呼及び所定データの送信
を行うことができる。これに対して、発呼接続用基地局
群23を構成する発呼接続用基地局23A,23B,23C…は、極
小ゾーン配置であり、不感地の存在が認められているか
ら、移動局装置7が発呼接続用基地局23A,23B,23C…の
サービスエリアの圏外に位置していることも考えられ、
この場合には、自動発呼を行っても回線の接続を行うこ
とができない。
したがって、所定時間を経過しても移動局装置7より自
動発呼が行われなかった場合には、前記交換局は、該移
動局装置7のオペレータが不在、若しくは該移動局装置
7が“圏外”、又は移動局装置7が他の電話機と話中で
あると判別して、その旨のトーキー案内を呼出しを行っ
た一般電話機に行うと共に、前記一般電話機から移動局
装置7に対して所定データが送信された時点で接続され
た、該一般電話機及び前記交換局間の回線は切断され
る。
前記所定データは、移動局装置7のメモリ内に保持され
ていて、該移動局装置7が発呼接続用基地局群23のいず
れかの発呼接続用基地局のサービスエリア内に移動した
ときに、再度自動発呼が行われる。これにより回線が接
続される。
第5図は移動局装置7の動作を示すフローチャートであ
る。この処理は、当該移動局装置7の電源スイッチが投
入された時点より開始される。
まず、ステップS1においては、通話スイッチがオンであ
るか否かが判別される。通話スイッチがオンでない場合
には、ステップS2において、呼出用基地局21(第2図)
より呼出しが行われたか否か、すなわち着呼されたか否
かが判別される。着呼されていない場合には、ステップ
S1に戻る。すなわち、この場合、当該移動局装置7は受
信待機状態である。
着呼された場合には、ステップS3において、発呼側より
ダイヤルされた、発呼側の電話番号、及びクレジット通
話を行うためのクレジット番号、登録電話番号等のデー
タが、無線機4あるいは電話機5(第2図)内のメモリ
装置に登録される。
その後、ステップS4において、呼出し音が鳴る。
ステップS5においては、通話スイッチがオンとなったか
否かが判別される。当該移動局装置7のオペレータによ
り前記通話スイッチの投入が行われない場合には、ステ
ップS6において、呼出し音が鳴ってから予定時間が経過
したか否かが判別される。予定時間が経過していなけれ
ば、当該処理はステップS4に戻る。
予定時間が経過していれば、ステップS7において、ハン
ドセット5B(第2図)に設けられた表示装置に“呼出し
あり”の表示(ディスプレイによる文字表示、又はラン
プ点灯による表示)が行われる。その後、当該処理はス
テップS1戻る。
前記ステップS5において、通話スイッチがオンとなった
ことが判別された場合には、当該処理はステップS12に
移行する。このステップS12においては、着呼後に通話
スイッチがオンとなった場合に自動発呼を行うか否かを
指定する自動発呼切替スイッチが、オンであるか否かが
判別される。前記自動発呼切替スイッチは、前記ハンド
セット5B(第2図)に設けられている。
自動発呼切替スイッチがオフである場合には後述するス
テップS22に移行し、オンである場合にはステップS13に
移行する。
ステップS13においては、電波状態が通信に十分である
か否か、換言すれば電波の電界強度が十分であるか否か
が判別される。
電界強度が十分でなければ、ステップS19においてハン
ドセット5Bに設けられた表示装置に“圏外”の表示(文
字表示、又はランプ点灯による表示)が、またステップ
S20において、さらに“呼出しあり”の表示が行われ
る。その後、当該処理はステップS1に戻る。
前記ステップS13において電界強度が通信に十分である
ことが判別されると、ステップS14において“圏外”の
表示が解除される。
ステップS15においては、前記ステップS3においてメモ
リ装置内に登録されたデータ、すなわち、発呼側電話番
号、並びにクレジット通話用クレジット番号、登録電話
番号等のデータを用いて、発呼側に向け自動発呼する。
なお、前述のように、この発呼の際に、必要であればク
レジット通話が指定される。
ステップS16においては、発呼側電話機と当該移動局装
置7との回線が接続され、通話が行われる。そして、ス
テップS17においては通話が終了したか否かが判別され
る。通話が終了していなければ、ステップS16に戻る。
通話が終了していれば、ステップS18において、前記メ
モリ装置内に登録され、前記発呼の際に使用された1通
信分のデータが消去される。その後、回線が切断され
て、当該処理はステップS1に戻る。
さて、前記ステップS1において、通話スイッチが投入さ
れたことが判別されると、当該処理はステップS11に移
行する。
ステップS11においては、前記メモリ装置内にデータ
(ステップS3において登録されたデータ)が存在するか
否かが判別される。メモリ内にデータが存在しなけれ
ば、ステップS21において、“呼出しあり”の表示が解
除される。そして、当該処理はステップS22に移行す
る。また、データが存在すれば、当該処理はステップS1
2に進む。
ステップS22においては、電界強度が通信に十分である
か否かが判別される。十分でなければ、ステップS24に
おいて“圏外”の表示が行われ、その後、ステップS1に
戻る。
電界強度が通信に十分であれば、ステップS23におい
て、“圏外”の表示が解除される。
そして、ステップS25においては、当該移動局装置7の
オペレータによりダイヤルが行われたか否かが判別さ
れ、ダイヤルが行われていない場合には、ステップS1に
戻る。
ダイヤルが行われた場合には、ステップS26において発
呼が行われ、そして、当該移動局装置7及び相手側電話
機の回線が接続された後、ステップS27において通話が
行われる。
ステップS28においては、通話が終了したか否かが判別
され、終了していなければステップS27に、また終了し
ていれば、回線が切断された後、ステップS1に戻る。
第6図は呼出用基地局21、並びに本システム用交換局22
及び発呼接続用基地局群23より構成される基地局装置の
動作を示すフローチャートである。
第6図において、まずステップS51においては、移動局
装置7に対して、当該システムを用いた呼出しが行われ
たか否かが判別される。
呼出しが行われれば、ステップS52において、発呼を行
った電話機を特定するためのデータ(以下、IDとい
う)、及び該電話機よりダイヤルされた移動局装置7を
特定するためのIDを識別し、記憶する。前記各IDは、ダ
イヤルされた各電話番号より識別される。このIDは、電
話番号データそのものであっても良く、また発呼側電話
機のIDは、一般公衆網交換局の走査装置(図示せず)で
判別されたデータであっても良い。
ステップS53においては、所定データ、すなわち前記電
話機よりダイヤルされたデータのうち、当該電話機自局
の電話番号、及び必要があればクレジット番号、登録電
話番号等のデータが、移動局装置7に送信される。
ステップS54においては、当該電話機及び交換局間の回
線が切断されることなく保持される。
ステップS55においては、先に発呼を行った電話機に対
して発呼が行われたか否かが判別される。換言すれば、
ステップS52において記憶された電話機のIDと、自動発
呼を行った移動局装置の、発呼先の電話機のIDとが一致
したか否かが判別される。
発呼が行われていなければ、ステップS58において、予
定時間が経過したか否かが判別され、該予定時間が経過
していなければ、ステップS55に戻る。
ステップS55において、発呼が行われたことが判別され
た場合には、ステップS56において、発呼を行った移動
局装置のIDと、前記電話機(交換局までの回線が接続さ
れた電話機)が呼び出した移動局のIDとが一致したか否
かが判別される。
一致していれば、ステップS77において、前記交換局か
ら前記移動局装置までの回線が接続され、これにより、
全回線の接続が行われる。
そして、ステップS78において通話が終了したことが判
別されたならば、ステップS79において回線が切断さ
れ、当該処理はステップS51に戻る。
前記ステップS56において、IDの一致が確認されなかっ
た場合には、ステップS57において、発呼を行った移動
局装置に対して話中音が送出され、そして、ステップS5
8に移行する。
前記ステップS58において、予定時間の経過が検出され
たならば、ステップS59において、呼出しを行った移動
局装置7のオペレータが不在である旨、若しくは移動局
装置7がサービスエリア外(“圏外”)にいる旨、又は
移動局装置7が他の一般電話機と話中である旨を示唆す
るトーキー案内を、ステップS51において呼出しを行な
った電話機に対して行う。そしてその後、当該処理は、
ステップS79に移行する。
前記ステップS51において、移動局装置7への呼出しが
判別されなかった場合には、ステップS71において、移
動局装置より他の電話機に対して、当該システムを用い
た発呼が行われたか否かが判別される。発呼が行われな
い場合には、ステップS51に戻る。
発呼が行われた場合には、前記ステップS52と同様に、
ステップS72において、移動局装置を特定するためのI
D、及び該移動局装置よりダイヤルされた一般電話機を
特定するためのIDを識別し、記憶する。
なお、移動局装置を特定するためのIDの識別は、一般に
移動局装置7から発信を行う際に該移動局装置7を特定
するIDを送出することにより行う。
ステップS73においては、移動局装置7及び交換局間の
回線を接続する。
ステップS74においては、発呼された電話機が、接続待
ちの状態にあるか否か、すなわち前記ステップS54にお
いて、交換局間の回線接続が行われた電話機であるか否
かが判別される。さらに換言すれば、発呼された電話機
のIDがステップS52で登録されているか否がか判別され
る。
接続待ちの状態でなければ、すなわち、発呼された電話
機のIDがステップS52において登録されていなければ、
当該処理はステップS77に移行する。
接続待ちの状態であれば、ステップS75において、発呼
を行った移動局装置のIDと、前記電話機(交換局までの
回線が接続された電話機)が呼び出した移動局装置のID
とが一致したか否かが判別される。一致していれば、当
該処理はステップS77に移行する。
一致していなければ、当該処理はステップS76に移行
し、前記移動局装置に対して話中音が送出され、その
後、ステップS51に戻る。
このようにして、第4図に示されたような通信を行うこ
とができる。
第1図は第5図の動作を行う移動局装置の機能ブロック
図である。第1図において、第2,3図と同一の符号は、
同一又は同等部分をあらわしている。
第1図において、発呼用送受信機2及び電界強度判定手
段57は、当該移動局装置の電源スイッチ(図示せず)の
投入(スイッチオン)の後における、通話スイッチ56の
投入により付勢され、その他の構成要素は、前記電源ス
イッチの投入のみにより付勢される。
すなわち、電源スイッチの投入により、呼出用基地局21
(第2図)からの呼出し指令が受信可能となり、さらに
通話スイッチ56の投入により、発呼接続用基地局群23に
対して送信が可能となる。
まず、電源スイッチのみの投入状態において、呼出用受
信機1に対して呼出しが行われると、発呼側より送信さ
れた所定データ、すなわち発呼側電話機の電話番号、及
びクレジット通話を行うためのクレジット番号、登録電
話番号等が、記憶手段51に記憶される。同時にブザー53
が付勢され、呼出し音が発生される。
前記記憶手段51内に前記所定データが記憶されると、該
記憶手段51よりデータが保存されている旨を示す信号
が、タイマ52のセット端子S、及びアンドゲート61の一
方の入力端子に出力される。このタイマ52は、このセッ
ト端子Sへの制御信号入力により、所定時間の計測を開
始し、該計測後は、信号Qを出力する。この信号Qは、
オアゲート63を介してブザー53に入力され、これにより
該ブザー53の付勢が停止される。また、前記信号Qは、
オアゲート60を介して呼出し表示手段54に出力され、こ
れにより、“呼出しあり”の表示が行われる。
前記タイマ52により所定時間の計測が終了する前に、当
該移動局装置のオペレータにより通話スイッチ56が投入
されると、前記タイマ52のリセット端子R、及びオアゲ
ート63を介して前記ブザー53に制御信号が出力される。
これにより、ブザー53の付勢は停止されるが、タイマ52
はリセットされるので、信号Qの出力が行われず、呼出
し表示手段54による“呼出しあり”の表示が行われな
い。
前述のように、この通話スイッチ56の投入により、発呼
用送受信機2及び電界強度判定手段57が付勢される。こ
の電界強度判定手段57は、発呼用送受信機2で受信され
た電波、すなわち発呼接続用基地局群23より常時発信さ
れている電波の電界強度が通信に十分であるか否かを検
出し、当該移動局装置が、前記発呼接続用基地局群23の
サービスエリア内に位置するか否かを判定する。
前記電界強度判定手段57は、電界強度が不十分である場
合には、圏外表示手段55を付勢し、“圏外”の表示を行
う。また前記アンドゲート61の他方の入力端子に制御信
号を出力する。この場合、前記アンドゲート61の一方の
入力端子に記憶手段51よりデータが記憶されている旨の
号が入力されている場合には、呼出し表示手段54により
“呼出しあり”の表示が行われる。
電界強度が通信に十分である場合には、送受話機5Cが付
勢され、またその旨の信号が前記圏外表示手段55に入力
され、該表示手段55による“圏外”の表示が解除され
る。また、前記信号は、アンドゲート62の入力端子に出
力される。記憶手段51内に記憶されたデータのうちの1
通信分の所定データ、及び自動発呼切替スイッチ58の出
力信号も、前記アンドゲート62の入力端子に出力され
る。前記自動発呼切替スイッチ58は、該スイッチ58が投
入されている場合に、前記アンドゲート62に信号を出力
する。
したがって、電界強度判定手段57により検出された電界
強度が通信に十分である場合、自動発呼切替スイッチ58
が投入されている場合、及び記憶手段51内に少なくとも
1通信分の所定データが記憶されている場合には、該1
通信分の所定データが自動発呼手段59に出力される。
前記自動発呼手段59は、1通信分の所定データが入力さ
れた場合には、該データを用いて、自動発呼を行う。こ
の発呼は、必要であれば当該通信がクレジット通話とな
るように行われる。また、この自動発呼は、オンフック
状態で行うようにしても、あるいは通話スイッチ56投入
後に行われるオフフック後に行うようにしても良い。
そして、回線接続後は、送受話機5Cを用いて通話が行わ
れる。
通話終了後は、その旨の信号が前記送受話機5Cあるいは
他の手段より記憶手段51に出力される。これにより前記
自動発呼に使用された1通信分のデータが、前記記憶手
段51から消去される。
記憶手段51は、該記憶手段51内に記憶されたデータがな
くなった場合には、その旨の信号を呼出し表示手段54に
出力し、“呼出しあり”の表示を解除する。
前記電界強度判定手段57により電界強度が通信に十分で
あることが判定された場合であって、自動発呼切替スイ
ッチ58が投入されていないとき、あるいは記憶手段51内
にデータが記憶されていないときは、自動発呼手段59に
よる自動発呼は行われない。この場合には、送受話機5C
を用いて行われるダイヤル操作により、発呼が可能とな
る。
なお、圏外表示手段55が“圏外”の表示中である場合
に、送受話機5Cを用いてダイヤルを行おうとした場合に
は、さらに該送受話機5Cに対して話中音を送出するよう
にしても良い。
第7図は第6図の動作を行う基地局装置の機能ブロック
図である。第7図において、第2図と同一の符号は、同
一又は同等部分をあらわしている。なお、符号12は、一
般公衆網交換局を示している。
第7図において、一般電話機11A〜11C…より送出される
信号が当該システムを用いた通信であり、かつ移動局装
置を呼出す場合においては、該呼出し判別が呼出し判別
手段82において行われ、該電話機と当該基地局装置の接
続手段81との間の回線が接続手段81において、保持され
る。そして、前記電話機より送出される所定データよ
り、該電話機及び呼出されるべき移動局装置を特定する
IDが、ID識別/記憶手段83において識別され、記憶され
る。
また同時に、タイマ84のセット端子Sが付勢され、該タ
イマ84が所定時間の計測を開始する。
前記電話機より出力された所定データは、呼出用基地局
21より移動局装置(図示せず)に送出される。
前記タイマ84は、所定時間の計測を終了すると、前記接
続手段81を付勢して、呼出しを行った電話機と前記接続
手段81との間の回線を切断し、同時に、トーキー案内手
段85を付勢する。
このトーキー案内手段85は、第6図のステップS59に関
して前述したトーキー案内を、前記ID識別/記憶手段83
内に記憶されたIDを用いて、前記電話機に送出する。
移動局装置が他の移動局装置を呼出す場合にも、同様
に、発呼接続用基地局群23で受信された呼出し信号が呼
出し判別手段82で判別され、そして、接続手段81により
呼出しを行った移動局装置と接続手段81との間の回線が
接続され、同時にタイマ84のセット端子Sが付勢され
る。また、前記移動局装置より送出された所定データ
は、呼出用基地局21を介して送出され、また発呼側及び
発呼される側の各移動局装置のIDも、ID識別/記憶手段
83内に保持される。
そして、タイマ84により、所定時間の計測が終了する
と、呼出しを行った移動局装置と接続手段81との間の回
線が切断されると共に、トーキー案内手段85が付勢され
る。
さて、このようにして呼出しを受けた移動局装置が、受
信された所定データに基づいて自動発呼を行うと、発呼
接続用基地局群23を介して受信された電波の発呼信号が
発呼判別手段91で判別され、該発呼を行った移動局装置
及び接続されるべき電話機、すなわち初めに発呼を行っ
た電話機(あるいは他の移動局装置)のIDが、ID識別/
記憶手段92で識別され、記憶される。
比較手段93は、前記ID識別/記憶手段83内に記憶された
ID、及びID識別/記憶手段92内に記憶されたIDを比較
し、その結果に応じて、接続手段81及び話中音発生手段
94を制御する。
すなわち、この比較手段93は、ID識別/記憶手段83内に
記憶された、初めに発呼を行った電話機のIDと、ID識別
/記憶手段92内に記憶された該電話機のIDとが一致して
いる場合において、ID識別/記憶手段83内に記憶され
た、発呼された移動局装置のIDと、ID識別/記憶手段92
内に記憶された移動局装置のIDとが一致しているとき
に、前記接続手段81を制御して、該移動局装置及び電話
機の回線を接続する。同時にタイマ84のリセット端子R
に制御信号を出力し、該タイマ84による時間計測を解除
する。
同様に、ID識別/記憶手段92内に記憶された電話機のID
に対応するIDが、前記ID識別/記憶手段83内に記憶され
ていない場合において、移動局装置により発呼された電
話機がオンフック状態であるとき(該電話機が呼出しを
行っていないとき)にも、前記接続手段81を制御して、
前記電話機より呼出し音を出力させ、オフフック後、前
記移動局装置及び前記電話機の回線を接続する。前記の
場合において、発呼された電話機がオフフック状態であ
るときには、話中音発生手段94を付勢して、移動局装置
に対して話中音を出力する。
また、ID識別/記憶手段83及びID識別/記憶手段92内
の、電話機のIDが一致している場合において、前記移動
局装置のIDが一致していないときにも、該移動局装置及
び電話機の回線を接続せず、話中音発生手段94を付勢し
て、該移動局装置に対して、接続されるべき電話機が他
の移動局装置との接続待ちの状態である旨の話中音を出
力する。
さて、前述の説明においては、呼出用基地局21、本シス
テム用交換局22及び発呼接続用基地局群23より構成され
る当該移動体通信システムの基地局装置は、通常の自動
車電話システムのような追跡交換、位置登録等を行う必
要はないとした。これにより、当該システムの構成を簡
略化できるが、この場合は、もちろん、通話中に移動局
装置がその発呼接続用基地局のサービスエリアの圏外に
出てしまった場合には、通話を継続することができな
い。したがって、追跡交換、位置登録等を行って、隣接
する発呼接続用基地局に移動した場合でも通信を行える
ようにしても良い。
また、移動局装置7は、自動車8に搭載されるものとし
て説明したが、本発明は特にこれのみに限定されること
はなく、携帯電話としても良いことは当然である。本発
明の移動局装置は、無線機4、電話機5及びアンテナ6
により構成され、該無線機4の大部分の容積及び重量を
占める呼出用受信機1及び発呼用送受信機2は、それぞ
れ呼出し専用の受信機、及び極小ゾーンで使用される出
力の小さい発呼用送受信機であるから、小型、軽量化が
可能である。したがって、移動局装置も小形化でき、携
帯電話としても好適である。
さらに、呼出しされた移動局装置から行われる自動発呼
により、クレジット通話により回線が接続されるものと
して説明したが、必ずしもクレジット通話によらずとも
良いことは当然である。
なお、当該システムを用いて移動局装置7を呼出す場合
には、当該システムを用いて通話を行う旨を指定するダ
イヤル操作が成された後に、一般公衆網交換局又は本シ
ステム用交換局22よりダイヤル操作の手順をトーキーに
より案内しても良い。
また、第1図及び第3図に示したように、移動局装置7
は、呼出用受信機1及び発呼用送受信機2を備えるもの
として説明したが、それぞれの受信電波の周波数を一致
させれば、呼出用受信機1の機能を発呼用送受信機2で
兼用することは可能である。しかし、呼出用基地局21よ
り送信される電波、及び発呼接続用基地局群23より送受
信される電波は、それぞれ目的が異なるために、それら
として各々に適した周波数帯を使用することにより、よ
り有効なシステムとすることができる。
すなわち、呼出用基地局21より送信される電波として、
ビルなどの中に回り込んで移動局装置に到達することに
適した、より低い周波数帯を用い、発呼接続用基地局群
23により送受信される電波としては、通話チャンネル数
の多くとれる、より高い周波数帯を用いることにより、
移動局装置に対する着呼が常に良好に行われ、また、通
話回線を多く設定できるので、例えば通信時間を制限し
たりすることなく、加入者数をさらに多く設定すること
ができる。
さらに、呼出しを行なった場合、一般電話機と本システ
ム用交換局22間の回線は、接続されたままであり、呼出
しを受けた移動局装置7が自動発呼した後、全通話回線
の接続が行なわれるものとして説明したが、呼出しを行
なった後、一般電話機と本システム用交換局22間の回線
を切断し、呼出しした電話機はオフフック状態として待
つようにし、その後、呼出しを受けた移動局装置7が自
動発呼した後、全通話回線の接続を行なうようにしても
良い。
(発明の効果) 移動局装置に対する呼出しの場合には、大ゾーン配置さ
れた呼出し専用の基地局を介して呼出し側のデータが送
信され、通話回線の接続は、不感地の存在が認められた
極小ゾーン配置の発呼接続用基地局群を介して、移動局
装置からの発呼接続により行われるので、次のような効
果が達成される。
(1) 発呼接続用基地局群に不感地の存在を認めて
も、少なくとも移動局装置への着呼があったことは明ら
かになるため、発呼可能な場所に移動してから発呼すれ
ば、移動局装置に対する着呼及び発呼が事実上可能とな
る。したがって発呼接続用基地局の配置数を少なくで
き、基地局装置側の構成を簡略化できる。
(2) 移動局装置の着呼待ち受け時には、発呼用送受
信機への電源供給は不要であるから、バッテリーの節約
になる。また、発呼接続用基地局の出力が小さいので、
移動局装置の送受信装置の送信出力も小さくすることが
できる。したがって該移動局装置を小形化できる。
(3) 通話は、極少ゾーン配置の発呼接続用基地局群
を介して行うので、周波数の繰り返し使用により、加入
者数を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第5図の動作を行う移動局装置の機能ブロック
図である。 第2図は本発明の一実施例のブロック図である。 第3図は第2図に示された移動局装置の構成を示すブロ
ック図である。 第4図は一般電話機より移動局装置を発呼する場合の通
信手順の概略を示す図である。 第5図は第2図に示された移動局装置の動作の一例を示
すフローチャートである。 第6図は第2図に示された基地局装置の動作の一例を示
すフローチャートである。 第7図は第6図の動作を行う基地局装置の機能ブロック
図である。 1……呼出用受信機、2……発呼用送受信機、3……制
御装置、4……無線機、5……電話機、5C……送受話
機、11A〜11C……一般電話機、12,12A,12B……一般公衆
網交換局、19……一般公衆網、21……呼出用基地局、22
……本システム用交換局、23……発呼接続用基地局群、
23A〜23C……発呼接続用基地局、51……記憶手段、59…
…自動発呼手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基地局装置及び移動局装置より成る移動体
    通信システムにおいて、 前記基地局装置は、 交換機からの指示に基づき、大ゾーン方式により発呼端
    末識別情報を含むデータを送信することにより、移動局
    装置を呼び出す呼出用基地局と、 移動局装置より行われる発呼信号を小ゾーン方式により
    受信し、通話を行うための発呼接続用基地局群と、 少なくとも、前記呼出用基地局及び発呼接続用基地局群
    に接続され、移動局装置より行われる発呼に応じて、発
    呼接続用基地局の回線と任意の相手端末間の回線とを接
    続する交換機とを具備し、 前記交換機は、 移動局への着信があった場合に、該回線を保留する保留
    手段と、 保留した回線の発呼端末識別情報及び被呼端末識別情報
    を記憶する端末識別情報記憶手段と、 前記呼出用基地局に対して、発呼端末識別情報を含むデ
    ータを転送し、移動局装置を呼び出すように指示する呼
    出指示手段と、 移動局からの発呼を検出した場合に、該発呼の発呼端末
    識別情報及び被呼端末識別情報と、前記端末識別情報記
    憶手段に記憶されている発呼端末識別情報及び被呼端末
    識別情報とをそれぞれ比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果が両方とも一致した場合に
    は、発呼した移動局と保留手段により保留されている着
    信回線とを接続する接続手段とを備え、 前記移動局装置は、 前記呼出用基地局より送信されるデータを受信する呼出
    用受信機と、 受信された発呼端末識別情報を記憶するデータ記憶手段
    と、 記憶された発呼端末識別情報に基づき、前記発呼側電話
    機に対して自動発呼する自動発呼手段と、 前記発呼接続用基地局群に対して発呼および接続を行う
    発呼用送受信機とを具備したことを特徴とする移動体通
    信システム。
  2. 【請求項2】前記交換機は一般公衆網にも接続されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の移動体通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記発呼端末識別情報及び被呼端末識別情
    報はそれぞれ発呼端末電話番号及び被呼端末電話番号で
    あることを特徴とする請求項1あるいは2のいずれかに
    記載の移動体通信システム。
JP1167639A 1989-06-29 1989-06-29 移動通信システム Expired - Lifetime JPH0787611B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1167639A JPH0787611B2 (ja) 1989-06-29 1989-06-29 移動通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1167639A JPH0787611B2 (ja) 1989-06-29 1989-06-29 移動通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0332236A JPH0332236A (ja) 1991-02-12
JPH0787611B2 true JPH0787611B2 (ja) 1995-09-20

Family

ID=15853503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1167639A Expired - Lifetime JPH0787611B2 (ja) 1989-06-29 1989-06-29 移動通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0787611B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3105814B2 (ja) * 1997-03-06 2000-11-06 静岡日本電気株式会社 移動通信システムおよびその端末装置
JP3629537B2 (ja) 2001-12-28 2005-03-16 独立行政法人情報通信研究機構 無線通信方法及び、無線通信システム、広域無線通信基地局、無線通信端末

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6062743A (ja) * 1983-09-16 1985-04-10 Nec Corp 移動無線通信方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0332236A (ja) 1991-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7120454B1 (en) Auto sensing home base station for mobile telephone with remote answering capabilites
US5090051A (en) Radio communication system and method for connecting an incoming call to a wireless telephone
JPH031621A (ja) セルラー・コードレス電話機で呼を送受信する方法
KR910008402B1 (ko) 무선전화장치 및 그 제어방법
KR960004959B1 (ko) 인입 전화 호출 접속 방법 및 무선 통신 시스템
JP3222485B2 (ja) 携帯用無線送受信方法
JP2966750B2 (ja) 電話装置
JPH0787611B2 (ja) 移動通信システム
CN1953481A (zh) 可自动回拨设定通话的多模通讯装置及方法及其启动方法
JP2598321B2 (ja) 移動体通信システム
KR920009152B1 (ko) 구내 무선전화 시스템
JP2867049B2 (ja) 移動体通信システムにおける無線ゾーン切替方法
JP2765299B2 (ja) ページング携帯電話機とその制御方法
JP3076320B1 (ja) ハンドオーバー制御方法
JP2002165270A (ja) Phs端末及びphs通話中の通話方式自動切替方法
JP2898085B2 (ja) 待時応答機能付電話交換システム
JP3225807B2 (ja) コードレス着信制御方法及びその装置
KR100248102B1 (ko) 구내교환기에서 씨티-2국선 및 일반국선 선택사용장치 및 방법
JP3810128B2 (ja) コードレス電話の公衆基地局
JP2000050326A (ja) ワイヤレスローカルループシステムの固定電話加入者ユニット及びその発番号表示情報の送信方法
JPH07336761A (ja) 移動通信システム
JPH09154176A (ja) 携帯通信装置及び、通信接続装置
JPH04288734A (ja) 簡易留守番機能付移動体通信システム
JPH0771330B2 (ja) 移動体通信システム
JPH1042370A (ja) 通信システム、コードレス電話の親機および携帯電話端末