JPH04288734A - 簡易留守番機能付移動体通信システム - Google Patents

簡易留守番機能付移動体通信システム

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Publication number
JPH04288734A
JPH04288734A JP2254092A JP25409290A JPH04288734A JP H04288734 A JPH04288734 A JP H04288734A JP 2254092 A JP2254092 A JP 2254092A JP 25409290 A JP25409290 A JP 25409290A JP H04288734 A JPH04288734 A JP H04288734A
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JP
Japan
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signal
mobile phone
ptel
frs
call
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Application number
JP2254092A
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English (en)
Inventor
Sadao Ito
伊藤 貞男
Haruo Otsuka
大塚 治男
Kazuhide Okamura
岡村 一英
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwatsu Electric Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Iwatsu Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP2254092A priority Critical patent/JPH04288734A/ja
Publication of JPH04288734A publication Critical patent/JPH04288734A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/02Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems with bell or annunciator systems
    • H04M11/022Paging systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/50Centralised arrangements for answering calls; Centralised arrangements for recording messages for absent or busy subscribers ; Centralised arrangements for recording messages
    • H04M3/53Centralised arrangements for recording incoming messages, i.e. mailbox systems
    • H04M3/533Voice mail systems

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の属する技術分野 本発明は小ゾーン構成を用いる移動体通信において、サ
ービス・エリア内の任意の場所から常時移動端末との発
着呼を確保し、通信中の移動端末が移動することにより
通信品質が劣化したとき、その通信品質を満足させ、さ
らに移動端末に着信があったにもかわらず、何らかの理
由により応答出来ない場合に備えて簡易な留守番機能を
備えた通信方法をシステムに関するものであり、より具
体的には、周波数有効利用率、通信品質、無線回線の制
御能力などに優れた通信システムに関するものである。
(2)従来の技術とその問題点 一般に広いサービス・エリア内で移動体通信を行う際に
、1個の無線基地局が全エリアをカバーしてサービス・
エリア内の移動体と通信を行う方式を大ゾーン方式と呼
んでいる。これに対し、小ゾーン方式とは、サービス・
エリアを複数の小エリアに分割し、分割された各エリア
内に各1個の無線基地局を設置し、そのそれぞれのエリ
ア内にいる移動無線機はこれらの無線基地局と通信を行
うものである。
従来の小ゾーン方式は、例えば現在商用サービス中のN
TTの自動車電話方式の中で採用されている〔文献 吉
川他“自動車電話無線回線制御”日本電信電話電気通信
研究所 研究実用化報告Vol.26、No.7 18
85頁〕。
まず、サービス・エリア内のどこへでも移動する移動機
に対する着信を処理する方法として、予め知っている移
動機所在地域でのみ一斉に呼出す方法が用いられている
位置登録は自動車電話交換局に移動機の位置を通知する
ことにより行われる。移動機の待受けている着信制御チ
ャネルに位置登録のための位置情報に関する信号を送出
しておき、一斉呼出しエリアごとにこの信号を異ならせ
ておく。移動機は位置情報信号が変化したことを検出し
たときに、位置登録信号を自動的に送出することによっ
て位置登録がなされている。
次に移動機が発呼する場合には、移動機が所在する制御
ゾーンで使用できる発信制御チャネルを使用する。この
場合、発信制御チャネルの番号を着信制御チャネルで常
時報知しているので、移動機はこれを記憶しておき、そ
の中から空表示のあるチャネル(空線制御方式)を使用
する。基地局側では前述したごとく移動機からの電波を
複数の無線基地局で受信し、その結果移動機の所在する
無線ゾーンを識別し(位置検出)、その無線ゾーンで使
用できる空の通話用チャネルを指定することにより発呼
が可能となる。
更に着呼について説明する。移動機は着信制御チャネル
で待受けている。移動機が別の制御ゾーンに移動した場
合には、新制御ゾーンに使用されている着信制御チャネ
ルに切替える必要がある。
このため、移動機には着信制御チャネルの受信レベルが
所要値以下に低下した場合、着信制御用として割当てた
複数のチャネルから所要レベル以上で受信されるチャネ
ルを選択捕捉する機能があり、移動機が制御ゾーンを識
別する。
従って固定電話網からある移動機に着呼が来た場合、自
動車電話交換局では位置登録されている制御ゾーン(複
数の場合もある)内にあるすべての無線基地局から一斉
呼出をかければ所望の移動基地局が呼出されることとな
る。
以上が実用されているシステムの概要であるが、以下述
べるようなシステムを構築するとなると種々の問題が発
生することになる。
■システムに収容する加入者数(携帯電話機数)を従来
システムより1桁以上引上げ数10万乃至数百万とする
にはゾーン半径を1桁以上縮少しなければならない。こ
の場合、無線回線制御を上記のごとく集中管理すると制
御信号の多数発生による制御トラヒックの輻輳や、無線
基地局から無線回線制御局までの信号伝送に発生する絶
対遅延時間により超高速制御は不可能となる。
■自動車内のみならず人が車外へ持ち出して歩行中にも
使用可能なようにする。これは究極の電話である“いつ
でも、どこででも、どこへでも”電話がかけられるシス
テム実現の第一歩であるが、このためには移動無線機を
小型化することが必要である。
■使い勝手をよくするため例えば電池の充電周期を長く
する必要があり、このため無線送信機出力の低減(5W
から10mW程度へ)をはじめ省電力化が必要である。
■使用する周波数の利用効率を極力高める必要がある。
これは数百万という大容量を有する加入者を収容可能と
するシステム実現のための大前提となる点である。
このような要求を満たす一つのシステム提案(試案)と
しては既に本願発明者による提案がなされている〔文献
 伊藤“携帯電話の方式検討−無線回線制御とルーチン
グを中心に−”電子通信学会技術研究報告 CS87−
16昭和62年5月〕。
この提案によると、次のような条件を備えている。
■システムに収容される加入者数は我国の全国民を対象
にすることができる。
■人が携行可能な大きさに実現可能である。
■コードレス電話並に小型軽量化が可能である。
但し送信電力は10mw程度である。
■無線ゾーンの大きさとして半径25m程度を想定する
と、所要周波数帯域は2〜3MHzで十分である。
■システム制御を各携帯電話機か主導して行う等制御を
分散化する。
■携帯電話親装置の所有する無線による送受信能力は1
組の送受信機即ち無線1チャネルで十分である。
■■項の送受信機はマルチチャネルアクセス能力を有す
る外、無線回線制御能力即ち制御チャネル使用能力と無
線回線通話能力即ち通話チャネル使用能力とを有するこ
ととする。
また、上記のような半径25mというような極小ゾーン
方式を採用するシステムで問題となる携帯電話機の位置
登録に関しては、次の文献で提案されている。
〔文献 伊藤“携帯電話の方式検討−複数位置登録の提
案とシステム動作への応用−電子情報通信学会技術研究
報告 RCS88昭和63年9月〕この提案を用いると
次の問題点に関し解決が図られることになった。
■半径25〜100mという小小ゾーン(マイクロセル
)を用いる小ゾーンシステムでは一つの無線基地局当た
りのサービス・エリアが極端に狭く、送信アンテナ−受
信アンテナ間の距離が短いので近距離電波伝播特性に従
う領域となり、かつ地形、地物の影響により複雑な様相
を呈する。
このような状態にあるサービス・エリアにおいて、移動
体から位置登録を行うと多数の無線基地局で移動無線機
からの信号が受信可能となり、どのエリアに存在するか
を決定することが困難になるが、良好に信号を受付けた
複数の無線基地局に関し位置登録することにした。この
結果発着呼が容易になった。
■位置登録のための制御信号の使用が減少し、電波干渉
が減少する。
■通話中の移動にともなうゾーン切替が容易になった。
■通話トラヒック輻輳時の対策が立てやすくなり、かつ
呼損が減少する。
■送受信ダイバーシティを容易に適用することが出来、
通話品質向上に役立てることが可能となる。
以上の利点が明らかになったが、以上の諸事項を満たす
具体的なシステムはまだ実用されていない。
上記のうち特に■のゾーン切替については、自動車電話
システム等比較的無線ゾーンの大きさの大きいシステム
においては採用されている外、人が携行する携帯電話シ
ステムにおいては、ゾーン切替にともなう瞬間の介在が
生ずる等実用上不便な方法しか存在していない。また、
一旦ゾーン切替に失敗した場合、通信品質の劣化により
通話者の意図に反する通信の終了すなわち通話断を余儀
なくされていた。
(3)発明の目的 本発明の目的は、以上の従来技術の下にマイクロセルを
用いる移動通信方式として周波数利用率が高く、大容量
を有する加入者を収容出来、かつ通話トラヒック密度の
高いサービスエリア内においても円滑に多数の呼処理を
可能とする外ゾーン切替においても既存のシステムでは
通話者の意に反して強制切断してしまう場合においても
可能なかぎり通話の連続性を維持するための手段をとり
、さらに移動端末に着信があったにもかかわらず、何ば
かの理由により応答出来ない場合にそなえて簡易な留守
番機能を持たせることにより、サービス性の高いシステ
ムを構築することのできる移動体通信システムにおける
無線ゾーン切替方法を提供することにある。
(4)発明の構成及び作用 第1図は本発明を大規模高層ビルB3(地下3階)〜2
1F(地上21階)内をサービス・エリアとするシステ
ムに適用した場合の一実施例である。
同図において交換装置PBXは公衆回線COおよび本発
明システムの主要な構成物である無線制御装置とのイン
タフェイス機能を有する。
本発明システムは無線系制御装置(無線系制御装置RC
E)、固定無線局(固定無線局FRS)、携帯電話機(
携帯電話機PTEL)からなり、サービス・エリア内の
どこからでも、いつでも、どこへでも電話可能なサービ
スを実現するものである。
但し、前述のサービス内容は、携帯電話機PTEL相互
間、携帯電話機PTELとビル内固定電話機FTEL相
互間、さらには、携帯電話機と外線(構内交換機以遠)
に設置された電話機相互間についても実行可能である。
本発明の特徴は、すでに述べた通りであるが、携帯電話
機の位置登録をはじめ、発着呼動作時等における判断の
中心を従来システムの様に無線系制御装置等の中央でな
く固定無線局もしくは端末に持たせたことにより、中央
にある無線系制御装置の負荷が軽くなり、作業スピード
が上がること、又、これにより端末の増設やシステムの
拡張にも容易に対応可能である。
さらに、携帯電話機の位置登録のとき発呼や着呼時に使
用する制御信号の送受信のための無線チャネルの使用に
際して、周波数の有効利用や信号伝送時の品質向上を行
うために、各用途に応じ無線チャネルを個別に設定し、
無線システムとして最適設計を可能とした。
以下第1図に示す本発明の構成に用いられている各構成
要素を詳細に説明する。
(■)携帯電話機(PTEL) 人が持ち歩く装置であり、携行性、操作性、保守性が優
れていなければならない。無線にて固定無線局(FRS
)を経由して無線系制御装置RCEへアクセスし位置登
録を自動的に行う機能を有する。又、人の歩行にともな
い場所の移動があり、別の固定無線局へ位置登録する必
要が生じた場合、上記と同様な動作により無線系制御装
置RCEへアクセスし位置登録の変更を行う機能を有す
る。発着呼動作はサービス・エリア内の任意の場所から
可能である。
また、通話中に歩行により対向して通信している固定無
線局FRSを変更(ゾーン切替)する必要が生じた場合
には、従来のシステムでは不可能もしくは通話情報を一
時切断する等悪影響を与えていたが、本発明によれば、
後述のように、これらの悪影響のない方式が可能である
また、もしシステム内のハードウェアもしくはソフトウ
ェア上の障害、或いは通信トラヒックの状況により上記
のゾーン切替が実行不可能な場合においても、別のシス
テム上の救済方法により可能なかぎり通信の連続を確保
する方式を実現した。
また、携帯電話機PTELに着信があったにもかかわら
ず、何らかの理由により応答出来ない場合にそなえて簡
易な留守番機能を持たせている。
第2図に携帯電話機PTELのハードウェア構成を示す
第2図において、固定無線局FRSより送信される無線
信号は受信アンテナで受信される。
この受信信号は共用装置で二分されそれぞれ受信機Iお
よびIIに入力される。受信機Iでは所要のレベルまで
増幅された後復調されその一部は制御部CPUへ送られ
(200bpsの制御信号)、他の出力は二分されその
一方はスイッチSW1を通り受話器に入力され他方は復
号器を通った後制御部CPUに入力(2400bpsの
制御信号)される。制御部CPUは記憶部、表示部、呼
出用スピーカ、スイッチおよびキーボード等とインター
フェイスを有し、それぞれ名称に示される機能を有する
次に、受信機IIに入力された信号も第2図に示すごと
く受信機Iと同様の結線構成を有する。
スイッチSW1およびSW2はスイッチ駆動部を介して
制御部CPUの制御により駆動される。
即ち、受信機I又はIIのいずれかの音声信号が受話器
に入力されるようにスイッチSW1を■又は■に倒すの
と同期してスイッチSW3により受信機I又はIIの出
力に得られる制御信号を選定して復号器に入力する。
同様にスイッチSW2は送信機と共同で使用される受信
機I又はIIを決定する。また、シンセサイザI又はI
Iは制御部CPUより発生すべき無線チャネル用の指令
信号を受けて所望の周波数の局発出力を発生させ、受信
機I又はIIおよび送信機に供給する。受信器I又はI
Iより電界強度測定用出力を制御部CPUに供給する。
これは後述の携帯電話機PTELのゾーン切替時に使用
する。
送信機へは三つの入力が加えられる。一つは送話器出力
であり、他は制御部CPUからの制御信号と制御部CP
Uより符号器を通過した高速信号2400bpsである
。これらは送信機で変調により無線信号に変換されて送
信アンテナに加えられ、無線基地局へ送信される。
なお、第2図に示す制御部CPUにはタイマー部(図示
せず)が内蔵されており、一定のタイミングにより後述
するような電波の発射停止、固定無線局FRSより送信
される信号の受信又は受信停止等に関するタイミング決
定情報を提供する。
(■)固定無線局(FRS) 無線系制御装置RCEからのディジタル下り(無線系制
御装置RCEから携帯電話機PTELの方向)信号の復
調を行い、無線変調波に変換し、携帯電話機PTELに
送信する。一方、携帯電話機PTELからの上り(携帯
電話機PTELから無線系制御装置RCEの方向)信号
を受信・復調し、ディジタル信号に変更して無線系制御
装置RCEに伝送する。
第3図に固定無線局(固定無線局FRS)のハードウェ
ア構成を示す。
第3図において、携帯電話機PTELより送信される無
線信号は受信アンテナで受信される。
この受信信号は共用装置で三分され、装置受信機I、I
IおよびIIIに入力される。受信機Iでは所要のレベ
ルまで増幅された後復調され三分割される。そのうちの
一つは復号器を経由して制御部CPUへ送られ(240
0bpsの制御信号)、他はスイッチSW11を経由し
て制御部CPUへ送られる200bpsの制御信号と、
スイッチSW13を経由してFRS/RCEインターフ
ェイスへ送られる信号である。制御部CPUは記憶部R
AMとインターフェイスを有する。
次に、受信機IIに入力された信号も第3図に示すごと
く受信機Iと同様の結線構成を有する。
スイッチSW11およびSW12は制御部CPUの制御
の下でスイッチ駆動部により駆動される。
即ち、スイッチSW13では受信機I又はIIのいずれ
かの音声信号がFRS/RCEインターフェイスに入力
されるように■又は■に倒されるのと同期して、スイッ
チSW11では制御部CPUに入力される低速制御信号
(200bps)が選定される。
同様にスイッチSW12は送信機と共同で使用する受信
機I又はIIを決定する。またシンセサイザI、IIま
たはIIIは制御部CPUにより発生すべき無線チャネ
ル用の指令信号を受けて所望の周波数の局発出力を発生
させ、受信機I、IIおよびIIIと送信機に供給する
。これは後述の携帯電話機PTELのゾーン切替時等に
使用する。
受信機IIIは干渉妨害検出器の役目を果すもので、送
信機よりの電波発射に先立ちその無線チャネルを使用し
ている携帯電話機PTELが近傍にいて妨害を与えない
か否かを検査するために使用される。
送信機には三つの入力が加えられる。一つは送話相手者
の音声信号であり、他は制御部CPUからの制御信号と
制御部CPUより符号器を通過した高速信号2400b
psであり、これらは送信機で変調により無線信号に変
換されて送信アンテナに加えられ携帯電話機PTELへ
送信される。
なお、第3図に示す制御部CPUにはタイマー部(図示
せず)が内蔵されており、一定のタイミングにより後述
するように固定無線局(FRS)が送信する報知信号の
モードの変更や電波の発射停止等に関するタイミング決
定情報を提供する。
次に、通話トラヒックの高いサービスエリアにおいて、
多数の携帯電話機との同時通話を可能とする複数固定無
線局(MFRS)の構成を第15図に示す。
第15図において、破線で囲んだ内部の構成は第3図と
同じである。即ち、第15図においては第3図に示され
る固定無線局が複数個同一場所に設置されていることを
示す。これら複数個の固定無線局からの制御信号の送信
は後述する方法により制御信号送信制御部の制御に従う
ことになる。同制御部による送信制御は待受時にある固
定無線局に対し行われ、信号送出の頻度をシステムで定
める一定の値以下に制限するため制御信号送信可能の固
定無線局数を制限しかつ同一時刻に送信可能な固定無線
局数を1局に限定する作用を有する。なお、携帯電話機
と通話を開始した固定無線局に対しては、送信制御は行
わない。また各固定無線局の受信部は常時待機(電源オ
ン)状態にある。第15図に示す複数個を無線局の具体
的なシステム動作は後述するが、上記の制御を行うこと
により、実質的には第3図に示す固定無線局と同一であ
る。
(■)無線系制御装置(RCE) 無線系制御装置(RCE)は携帯電話機(PTEL)の
所在位置の電波ゾーンをカバーする固定無線局(FRS
)とその携帯電話機PTELと1対1の対応関係にある
交換装置PBX内線とを発信/着信時に接続し、通話路
を形成する装置である。無線系制御装置RCEはPCM
スイッチの通話路からなり、マイクロプロセッサで接続
される。
無線系制御装置RCEのブロック図を第4図に示す。こ
の第4図において、携帯電話機PTELからの位置登録
とそれを通知した固定無線局FRSとをリンクさせて記
憶ユニットMEMに記憶しておく。交換装置PBXの内
線電話機FTELからの着信呼があると、配下のすべて
の固定無線局FRSに対し被呼携帯電話機PTELのI
Dを加えた着呼信号を送信する。これを受信した固定無
線局FRSでは自らの記憶部(RAM)を検索し、この
結果被呼携帯電話機PTELのIDが選び出されれば自
固定無線局FRSよりその携帯電話機PTELを呼び出
す。そして交換装置PBX内線と固定無線局FRSとの
間の通話路を接続する。
携帯電話機PTELからの発信の場合は、これを固定無
線局FRS経由で受け付け、その携帯電話機PTELと
対応関係にある交換装置PBXの内線電話機FTELに
発信する。そして交換装置PBXの内線と固定無線局F
RSとの間の通話路を接続する。通話中の固定無線局F
RSから終話通知であると、その通話路を切断する。
無線系制御装置RCEの主な機能としては、次の通りで
ある。
a)交換装置PBXの内線電話機FTELと携帯電話機
PTELとの1対1の対応関係を管理する。
b)携帯電話機PTELからの位置登録を、それが経由
してきた固定無線局FRSとリンクさせて記憶する。
c)交換装置PBXの内線電話機FTELからの着信時
、接続すべき空き固定無線局FRSを選択し、両者を着
信接続する。
d)携帯電話機PTELからの発信時、接続すべき交換
装置PBXの内線を決定し、両者を発信接続する。
e)通話中の携帯電話機PTELからのダイヤル。
フッキング信号を交換装置PBXの内線電話機FTEL
に伝送する。
f)携帯電話機PTELが別の電波ゾーンへ通話中に移
動したとき、そこの固定無線局FRSへ携帯電話機PT
ELをつなぎ変える。
g)通話中の固定無線局FRSから終話通知があると、
その通話路を切断する。関連する交換装置PBXの内線
電話機FTEL、固定無線局FRSおよび携帯電話機P
TELを空き状態にする。
h)携帯電話機PTELに着信があり固定無線局経由で
着信信号を送ったにもかかわらず着信応答信号が出来な
い場合には、発信側に対してメッセージを出力すると共
に、発信側からのダイヤル情報を記憶する。この場合、
携帯電話機PTELへの通知は当該携帯電話機PTEL
からの制御信号を受信した場合に、サウンダの鳴動とL
EDの表示により通知する。
以上述べた無線系制御装置RCE、固定無線局FRS、
携帯電話PTELを総合的に動作させたシステム動作に
ついて説明する。
本発明によるシステムでは集中制御方式に代わり分散制
御方式を採用している。
システムは無線系制御装置RCE−固定無線局FRSの
有線区間と、固定無線局FRS−携帯電話機PTELの
無線区間の2つに別れる。
有線区間では、固定無線局FRSが主で、無線系制御装
置RCEは従の関係を持つ ・無線系制御装置RCEは、着信があった場合、これを
固定無線局FRSに通知する。
・固定無線局FRSから、回線設定の要求を受けた場合
これに従い指定された回線の接続を行う。
・ある固定無線局FRSから他の固定無線局FRSへの
通信の中継を行う。
無線区間では、携帯電話機PTELが主で、固定無線局
FRSは従の関係を持つ ・無線系制御装置RCEからの着信情報を受けた場合、
または携帯電話機PTELより発信要求を受けた場合、
無線回線の設定を行うが、この際の無線回線の選択は、
携帯電話機PTELが行う。
・位置登録は携帯電話機PTELが自己のサービス可能
な固定無線局FRSを調べ、その結果を固定無線局FR
Sに直接または、間接的に通知し自己の登録を行う。
また、通話回線の設定は、無線回線、その後有線回線の
順に設定される。
従って、呼が発生した時、まず携帯電話機PTELによ
り固定無線局FRSが選択され、無線回線の設定が行わ
れる。
その結果選択された固定無線局FRSは、無線系制御装
置RCEに指示して外の回線と接続を行い通話回線の設
定を完了する。
以上のように位置登録をはじめ、発着呼時の回線設定動
作登録における判断の中心を携帯電話機PTELに持た
せることにより制御の分散化を図る。
分散制御により無線系制御装置RCEの負荷を軽くする
と同時に、無線回線の設定が固定無線局FRS−携帯電
話機PTEL間の最小限の区間で行えるため、回線設定
時間の短縮ができる。
さらに、制御用の無線チャネルとしては従来システムの
ように一個(正確には一つの無線ゾーン当たり1個)を
限定せず、位置登録、発呼、着呼等用途別に複数個を同
時使用可能とした。例えば制御チャネルa(Pc−ch
と略記)は位置登録チャネルとし、以下説明する報知、
位置登録および位置登録抹消を行わせる。一方、制御チ
ャネルを(Cc−chと略記)は発着信制御チャネルと
し、着信、発信ゾーン切替を行わせる。なお、発信、着
信にそれぞれ別チャネルを割当てることも可能であるが
、以下の説明ではこれを1個に割当した場合を説明する
。上記のように制御用無線チャネルを複数使用する理由
は以下■〜■の通りである。
■1個の場合に比べ処理能力が大幅に増加する。
これは単純に考えても2個にすれば、2倍、3個にすれ
ば3倍の処理能力を期待し得るが、更に■に記すように
信号のフォーマットが統一可能であり、信号トラヒック
の能率向上が図れるためそれ以上の処理能力を期待する
ことが出来る。
■位置登録、発着信にかかわる信号のフォーマットは第
5図(c),(d),(e),(f),(k),(l)
に示すようにそれぞれ異なっており、従って一つの制御
チャネルで送受信を行わせると、一つの信号と他の信号
間に空が出来たりして能率が悪い。一方、一個のみのフ
ォーマット或いは1個にしなくとも種類を減少させれば
、能率の向上が期待できる。
■例えば、ある携帯電話機から位置登録信号を送出する
際に、事前に近傍に居る他の携帯電話機から送出される
位置登録信号をモニターしておき、固定無線局から送信
されて来る送信タイミングに合わせて送出する事にすれ
ば、信号衝突の防止が可能となり、無線の電波発射がな
くなり、干渉妨害の減少と周波数の有効利用とが可能と
なる。
■位置登録には2400bps、発着信には1200b
ps等をシステム動作の種類別に制御信号速度を別々に
設定することが可能となり、信号の信頼度とトラヒック
密度とをそれぞれのシステムでの最適値に設定すること
が可能となり設計が行い易くなる。
■■−■の結果システム動作が迅速となり無駄な接続遅
延時間が減少する。
その他、無線回線制御のための制御信号速度を2400
bPsと高速化し、また通話状態にては100ボーの帯
域外制御信号を採用することにより、より一層の回線設
定時間の短縮効率化及び、制御チャネルの占有時間の短
縮を図ることが可能である。
以上の構成と条件を前提として、次に本発明のシステム
の動作を、(■)位置登録関係,(■)着信,(■) 発信、(■)ゾーン切替について以下順次説明する。
(■)位置登録関係 呼が生起した場合、まず携帯電話機PTELと固定無線
局FRSの間で無線回線を設定するため制御が行われる
が、サービス・エリアを任意に移動する携帯電話機PT
ELに対して、これを効率よく行うために固定無線局F
RSにおいては、自己のサービス圏内(ゾーン)に在圏
している携帯電話機PTELを常に把握し、また携帯電
話機PTELにおいても同じように自己のサービス圏内
(ゾーン)に在圏している固定無線局FRSを常に把握
している必要がある。このために位置登録を行う。
携帯電話機PTELからの位置登録を円滑に行わせるた
め、固定無線局FRSより状態により異なる第5図(a
)(b)の様な二種類の報知信号を送出する。
■報知信号1 携帯電話機PTELに対しての報知のみを目的とした報
知信号 ■報知信号2 携帯電話機PTELに対しての報知と共に、着信情報を
含む着信情報の伝達を目的とした報知信号 固定無線局FRSの報知モードについて、次の3モード
を設定する。(第6図参照) (イ)静止モード このモードにあるときは、Pc−ch、Cc−chの監
視のみを行う。
(ロ)報知モード1 このモードにあるときは、Pc−chにて、着信情報が
発生している場合は報知信号2、そうでない場合は報知
信号1を、例えば4秒±α間隔で20秒間間欠送信する
(ハ)報知モード2 このモードにあるときは、Pc−chにて、着信情報が
発生している場合は報知信号2、そうでない場合は報知
信号1を、例えば4秒±α間隔で10分間間欠送信する
位置登録は、各ゾーン毎に固定無線局FRSと携帯電話
機PTELとの間で以下のように相互作用により行われ
る。
基本的には固定無線局FRSは、自己のサービス圏内に
携帯電話機PTELが在圏している間は、報知(制御信
号の送出)を行う必要があり、また携帯電話機PTEL
が在圏していないと判断した場合には報知を停止し静止
モードに入る。
このモード遷移するための判断は各固定無線局FRSに
おいて単独に次のようにして行われる。
■固定無線局FRSは、電源投入時及び、通話状態、着
信状態から待機状態へ状態遷移した場合、自己のサービ
ス圏内に携帯電話機PTELが在圏してるか否かの判断
をする必要がある。
そこで、無条件に報知モード1に入る。
■報知モード1の期間中に、携帯電話機PTELよりの
報知要求信号、あるいは位置登録要求信号を受信しなか
った場合、■に示すように報知モード1終了後、静止モ
ードへ入る。
■報知モード1の期間中に、携帯電話機PTELからの
報知要求信号あるいは、位置登録要求信号を受信した場
合、携帯電話機PTELが在圏していると判断し、その
時より報知モード2に入る。
■固定無線局FRSが静止モードのとき着信情報が発生
した場合、その時より報知モード1に入る。
■また静止モードのとき携帯電話機PTELよりの報知
要求信号、あるいは位置登録要求信号(これらは、位置
登録専用の制御チャネルaで送信される)を受信した場
合、携帯電話機PTELが在圏していると判断し、その
時より報知モード2へ入る。
■報知モード2の期間中に、携帯電話機PTELよりの
報知要求信号、あるいは位置登録要求信号を受信しなか
った場合、携帯電話機PTELが在圏していないと判断
し、報知モード2を終了する。
■この時、報知モード2の期間中に着信情報が発生した
場合で、発生より20秒以上経過している場合、静止モ
ードへ入る。
■報知モード2終了後、報知モード2の期間中に着信情
報が発生した場合で、発生より20秒以上経過していな
い場合、報知モード1へ入る。
次に固定無線局FRSの位置登録制御について説明する
。固定無線局が動作オンの状態になると報知信号1の送
信を開始する。この送信はタイマ1のタイムアウトまで
継続される。固定無線局FRSは、報知信号1又は2送
信中(報知モード(1、2))、あるいは静止モードに
あるときに、携帯電話機PTELよりの位置登録要求信
号を受信した場合、その中に自己のSIDが含まれてい
るときは、同信号に含まれるPIDについて位置登録処
理を行い、その携帯電話機PTELへ位置登録応答信号
を送信する。
これが完了すると報知信号1の送信はそのまま継続され
る。また、携帯電話機PTELよりの上記の信号を受信
しないときは、着信情報の発生を待つことになるが、発
生があればその後は報知信号2を送信し、報知動作を継
続することとなる。
また、着信情報が消滅しなければ報知信号2の動作を継
続させ、報知信号送出期間タイマの終了により報知信号
1の送出を経て静止モードへと移行するか、いずれの期
間においても携帯電話機PTELからの報知要求信号等
の受信につとめることになる。なお、上述のうち着信情
報消滅があればこの時点から報知信号1の動作へ移行す
る。
なお、位置登録処理としては、自己のメモリ(第3図の
記憶部)に“PID登録テーブル”(第1表)を生成し
、そこに同信号に含まれているPIDを登録すると共に
、無線系制御装置RCEに対して位置登録要求コマンド
を送出することによって、これを通知する。
ここで電界強度は位置登録要求信号の受信電界強度、登
録タイマーは登録した時よりスタートし、最大180回
/10秒(30分)である。さらに、在圏状態は、着信
が生起し、後着信放棄となった場合で、無線系制御装置
RCEより着信タイマエラーの通知を受けた時、在圏不
明状態とする。また、在圏不明となった携帯電話機PT
ELよりの信号を受信した等、携帯電話機PTELの在
圏が確認された場合、在圏中とする。
次に固定無線局FRSの位置登録抹消制御について説明
する。
携帯電話機PTELよりの位置登録抹消要求信号を受信
した場合、その中に自己のSIDが含まれている場合の
み同信号によって指定される固定無線局FRS(位置登
録抹消をさせたい固定無線局FRS)に対して、無線系
制御装置RCE経由で、これを通知すると共に携帯電話
機PTELに対して位置登録抹消応答信号を送信する。
通知を受けた固定無線局FRSは、自己の“PID登録
テーブル”上の該当するPIDを抹消する。
第7図に位置登録の動作の流れの図を示す。
次に携帯電話機PTELからみた位置登録制御について
第14図のフローの図を用いて説明する。
携帯電話機PTELは、固定無線局FRSからの報知信
号を受信し、その電界強度を調べ一定値以上である場合
、自己のサービスが可能と判断しその固定無線局FRS
に対して位置登録を行うと同時に、位置登録を行った固
定無線局FRSについて第1表に示した自己の内部テー
ブルに登録する。
このため自己の存在を知らせ報知信号の送信を促すため
に、携帯電話機PTELは電源投入時及び通話状態から
待機状態に遷移した時、固定無線局FRSに対して報知
要求信号を送信する。
固定無線局FRSではこの信号を受信して、携帯電話機
PTELに対し報知信号を受信した事を通知する。携帯
電話機ではこの信号を受信した場合は以下に説明するS
ID検索動作に移行するが、受信出来なかった場合、移
動のためゾーンの周辺にある等の理由により、固定無線
局FRSからの報知が検出できなくなってから例えば1
0秒(報知無検出許容時間=4秒×2.5:報知周期)
経過した後に報知要求信号を送信する。
更にこれに加え、固定無線局FRSからの報知信号を受
信している場合でも、その受信レベルが一定値以下で規
定回数受信した場合に、携帯電話機PTELより報知要
求の送信をする。
さて報知信号を受信した場合には、同信号に含まれてい
るSIDについて、自己の内部の“SID登録テーブル
”(第2図の記憶部)を検索する。
その結果、もし受信した報知信号を送って来た固定無線
局FRSが位置登録済であれば、そのSIDに付随する
位置登録情報(“電界強度”及び“登録タイマ”)を更
新するが、位置登録済でなく未登録の固定無線局であれ
ば、これは、携帯電話機PTELが移動により新しい無
線ゾーンへ移行し、そこに配置されている固定無線局局
FRSより報知信号を受信した場合であるから、位置登
録動作を実行する。
位置登録処理としては、位置登録要求信号を送信し、同
固定無線局FRSからの位置登録応答信号の受信待ちに
入る。その後、規定待ち時間内に位置登録応答信号を受
信した場合、その“SID登録テーブル”に“SID”
、“電界強度”及び“登録タイマ”についてこれを登録
する。
位置登録応答信号を受信しなかった場合は、位置登録要
求信号を再送信する。規定回数再送信しても受信しなか
った場合は、位置登録失敗として“SID登録テーブル
”への登録は行わない。
さて上記の場合に、ある固定無線局FRSへ位置登録さ
れた状態で前記固定無線局からの報知信号を未受信のま
ま一定の時間が経過すると、携帯電話機の前記固定無線
局への登録状態は「登録抹消保留状態」となる。この状
態になると、これ以降の新規に位置登録を完了した固定
無線局FRSに対して前記「抹消保留状態」にある固定
無線局FRSのSIDを付与した位置登録抹消信号を送
信する。固定無線局FRSは携帯電話機からの位置登録
抹消信号を受信した場合、その中に自己のSIDが含ま
れている場合のみ同信号によって指定される固定無線局
FRS(位置登録抹消をさせたい固定無線局FRS)に
対して、無線系制御装置RCE経由で、これを通知する
と共に携帯電話機PTELに対して位置登録抹消応答信
号を送信する。
通知を受けた固定無線局FRSは、自己の“PID登録
テーブル”上の該当するPIDを抹消する。
また上記で「登録抹消保留状態」の情報がなければ、移
動により固定無線局FRSの登録境界状態(受信電界低
下による)に近いと判断されると、報知要求周期に従っ
て報知要求信号を送信し、上記の判断をしないか或いは
タイマーアップ近くで登録確認状態の情報がなければ、
別の固定無線局FRSの近くに居るはずであり、報知信
号の受信につとめることになる。
最後に無線系制御装置RCEにおける位置登録制御を説
明する。
無線系制御装置RCEは、位置登録制御についての直接
の判断機能は持たず、固定無線局FRSより通知される
位置登録についての結果情報のみ管理する。管理は、無
線系制御装置RCE内で“PID−SID登録テーブル
”(第4図のMEM)を生成し、固定無線局FRSから
通知される情報により、登録または抹消を行う。
固定無線局FRSより通知される情報として“位置登録
情報”及び“位置登録抹消情報”の2つがあり、それぞ
れ“位置登録要求コマンド”及び“位置登録抹消コマン
ド”により通知される。
また、無線系制御装置RCEは、“位置登録抹消コマン
ド”について、同コマンドに含まれる指示により特定ま
たは全ての固定無線局FRSに対して、これを中継送出
する。
第11図は、位置登録の動作例を示すフロー図で、第7
図に対応するものを別の表現で示したものである。
(■)着信 無線系制御装置RCEでは、交換装置PBXからの着信
を受けた場合、その呼について着信制御を行う。着信制
御を行うに際し、無線系制御装置RCE内部に“着信P
ID登録テーブル”(第4図のMEM)を生成し着信制
御を行う。
無線系制御装置RCEの着信呼の設定と接続は次の順序
で行う。
■着信時無線系制御装置RCEは、着信PIDについて
“着信PID登録テーブル”に登録した後、全ての固定
無線局FRSに対して着信開始実行指示Gコマンドを送
出する。
固定無線局(FRS)では、この指示を受けて着信用制
御チャネルを用いて被呼携帯電話機宛着信信号を送信す
る。これに対し、周辺に居る携帯電話機でこれを受信し
た場合ID確認した後、通話用の空チャネルを検索し、
それを見出した場合そのチャネルの指定と無線回線接続
要求信号とをその固定無線局FRS宛返信する(第8図
(a)参照)。
■無線回線接続に成功したある一つの固定無線局FRS
より着信設定要求コマンドを受け取った場合、全ての固
定無線局FRSに対して着信呼の着信対象が決定した旨
を通知するために、着信設定完了通知Gコマンドを送出
する。
これと同時に“SID状態テーブル”の着信設定を行っ
たSIDに着信PIDを登録して、着信モードとする。
■固定無線局FRSより、着信応答要求コマンドを受け
た場合、“SID状態テーブル”を参照して、当該SI
Dが着信モードにあることを確認した後、固定無線局F
RSと交換装置PBXの回線接続を行うと共に、“SI
D状態テーブル”上の当該SIDを通話モードにモード
変更登録し、“着信PID登録テーブル”から、当該P
IDを抹消する。
これにより、着信呼処理を終了する。
固定無線局FRSの着信呼制御は次の順序で行う。
無線系制御装置RCEよりの、着信開始実行指示Gコマ
ンドを受けたとき、待機状態で且つ、自己の“PID登
録テーブル”に当該PIDが登録されている場合、外着
発信状態に入り以下の外着発信処理を行う。
■Cc−chにて、着信開始実行指示Gコマンドで指定
されるPIDに対して着信信号の送信処理を行い、携帯
電話機PTELよりの着信応答信号受信待ちに入る。
その後、携帯電話機PTELよりの着信応答信号を受信
し、同信号の宛先SIDの中に自己のSIDが含まれて
いる場合、携帯電話機PTEL主導権の下に無線回線接
続処理を行う。
■無線回線設定が完了し、携帯電話機PTELよりの無
線回線接続要求信号を受信した場合、無線系制御装置R
CEに対して着信設定要求コマンドを送出し、無線系制
御装置RCE経由で全ての固定無線局FRSに対してこ
の旨を通知する。
■固定無線局FRSは、携帯電話機PTELに対して着
信音鳴動させるために着信音鳴動信号を送信する。その
後、携帯電話機PTELより自己宛ての通信入信号を受
信した場合、無線系制御装置RCEに対して、着信応答
要求コマンドを送出し通話状態に遷移する。
以上で、外着発信処理を終了する。第8図はこの場合の
状態遷移図を示す。
次に無線回線接続処理について説明する。
固定無線局FRSは、Cc−chの上り、及び下りにつ
いて、キャリア検出を行う。この結果空きであることが
確認出来たとき携帯電話機PTELに対して着信信号を
送信する。着信信号送信完了後、例えば1秒間携帯電話
機PTELからの応答を待ち受ける。
この間に携帯電話機PTELからの応答が無い場合、待
ち受け終了後、α秒経過した後、再び着信信号を送出(
再送)し、1秒間の待ち受けに入る。(αは、固定無線
局FRS毎に独立して設定されるランダム・タイミング
により決まる。)この間にも携帯電話機PTELからの
応答が無い場合、無線回線接続失敗となる。
着信信号の信号要素は、第5図(e)の通りである。
空通話チャネルは、固定無線局FRSが前もって空検出
済みのS−chの1チャネル分の情報である。
これに対する携帯電話機PTEL着信応答信号送信につ
いて説明する。
携帯電話機PTELは、Cc−chにおいて、自己宛て
に最初に到来した固定無線局FRSからの着信信号の受
信完了時より最大1秒間の間に受信した着信信号の内か
ら、以下に示す判断基準から1つ選択する。
■着信信号中で、指定されるS−ch情報について、携
帯電話機PTEL側で前もって空検出済みのS−ch情
報と比較し、一致する情報を持つ着信信号を調べる。
■空S−ch情報が一致している着信信号の内から、信
号受信電界強度が大きく最良の品質の信号を選ぶ。
この時、上記のレベルの受信電界強度を持つ信号が無か
った場合は、残りの受信品質を示した固定無線局FRS
の中から最初に受信した信号を選ぶ。
■■、■により選択出来なかった場合は、■の条件を満
足してない信号の内から、■に従って選択する。
上記により選択したSIDを含む着信応答信号を、固定
無線局FRSに対して返す。
通話チャネル捕捉は、以下により行われる。
■固定無線局FRSは、自己宛てに携帯電話機PTEL
よりの着信応答信号を受信した場合、これに従い、指定
された3つのS−chについて、順次空検出を行う。空
S−chを検出したら、そこで携帯電話機PTELに対
してチャネル切替完了信号を約0.5秒間連続送信する
。この間に、携帯電話機PTELよりの無線回線接続要
求信号を受信しなければならない。
S−chが空きでなかった場合、及び約0.5秒間のチ
ャネル切替完了信号の連続送出を完了した場合は、無線
回線接続失敗となる。
■携帯電話機PTELは、指定したS−chを順次検索
して、固定無線局FRSからのチャネル切替完了信号を
待ち受ける。チャネル切替完了信号を受信した場合、固
定無線局FRSに対して無線回線接続要求信号を送信す
る。
携帯電話機PTELが固定無線局FRSからのチャネル
切替完了信号を受信出来なかった場合、携帯電話機PT
EL側で、再着信応答処理を行う。これに失敗した場合
、携帯電話機PTELは無線回線接続失敗となり待機状
態に戻る。
チャネル切替完了信号及び無線回線接続要求信号の信号
要素は、第5図(g)(h)の通りである。
固定無線局FRSは、携帯電話機PTELよりの無線回
線接続要求信号を受けた場合、無線系制御装置RCEに
対して、着信設定要求コマンドを送出し、全ての固定無
線局FRSに対して無線系制御装置RCE経由でこの旨
を通知すると共に、固定無線局FRSは、無線回線を接
続した携帯電話機PTELに対して、着信音鳴動信号を
連続送信する。携帯電話機PTELは、これを受信して
いる間着信信号の鳴動を行う。
この後携帯電話機PTEL側で、通話入の操作があった
場合、固定無線局FRSに対して通話入信号を送信し、
通話状態に入る。固定無線局FRSはこれを受信した場
合、無線系制御装置RCEに対して着信応答要求コマン
ドを送出し、通話状態に入る。
着信鳴動信号と通話入信号の信号要素は第5図(i)(
j)の通りである。
第12図(a−1)は、通常の着信の動作例を示すフロ
ー図である。
以下同図を説明する。PBX、無線系制御装置、固定無
線局、携帯電話機等はすべて動作状態にあるとし、PB
Xに着信信号が入来したとする(S200)。この信号
は無線制御装置へ流れる(S201)。
ここで記憶ユニットを検索し、全ての固定無線局へ着信
信号が転送される(S202)。着信信号を受信した固
定無線局では当該携帯電話機の位置登録が自局にされて
いる場合、この信号を無線により自己のサービスエリア
内に居る携帯電話機宛送信する(B203)。この信号
を受信した携帯電話機では着信を確認する(S204)
。そこで空いている通話チャネルを選択し、通話チャネ
ル指定信号を固定無線局宛送信する(S205)。この
信号を受信した固定無線局では、品質検査とID確認を
行い(S206)、特に問題がなければ、着信応答信号
を、無線系制御装置宛送出する(S207)。この信号
を受信した無線系制御装置では携帯電話機識別情報PI
Dを確認し(S208)、応答確認信号を固定無線局へ
送信する(S209)。この信号を受信した固定無線局
ではIDを確認し(S210)た後、携帯電話機向けに
指定された無線チャネルに切替が完了したことを通知す
る(S211)。この信号を受信した携帯電話機では切
替が完了したことを確認し(S212)、無線回線を接
続するように要求信号を送信する(S213)。この信
号を受信した固定無線局では無線回線接続完了を無線系
制御装置へ伝える(S214)。この信号は無線系制御
装置により受信され、回線接続準備が開始される(S2
15)。一方固定無線局では携帯電話機向けに呼出ベル
信号を送出する(S216)。この信号を携帯電話機が
受信すると、呼出音が鳴動する(S217)。利用者が
オフフック(S218)すると、オフフック信号が固定
無線局により受信され、また無線系制御装置へ転送され
る(S219)。無線系制御装置では、この信号を受信
する(S220)と、PBXへ転送する。
PBXでこの信号を受信し、通話路スイッチがオンにさ
れる(S221)と通話が開始される。
終話は携帯電話機の送受話器がオンにされると終話信号
が送出される(S222)。これを固定無線局で受信し
、転送する(S223)。無線系制御装置ではこの信号
を受信すると、PBXへ転送する(S224)。この信
号を受信したPBXでは、通話路スイッチをオフにする
と(S225)、終話が完全に実行されたことになる。
次に本発明の特徴である簡易留守番機能について第12
図(a−2)および(a−3)により説明する。前者は
携帯電話機が何等かの理由により着信できない場合であ
り、後者は携帯電話機自ら留守番モードへの移行を無線
系制御装置へ通知した場合である。
さて、第12図(a−2)において、PBXへ着信信号
が入来したとする(S300)。この信号は無線系制御
装置へ送られ、同装置が受信する(S301)と、第1
2図(a−1)と同様メモリ検索の後位置登録されてい
る固定無線局へ着信信号が送られる。固定無線局でこの
信号を受信し(S302)、着信信号を携帯電話機宛送
信する(S303)。もし携帯電話機から着信応答があ
れば(S304)、それ以後の動作フローは第12図(
a−1)ステップS208へ進み、以下第12図(a−
1)の動作フローが進行することになる。
またもし携帯電話機から着信応答が来ない場合(S30
4)、定められた時間が経過したか(S305)を判定
し、経過を待って着信信号を再度固定無線局宛送信する
(S306)。但し、システムによってはこれを省略す
る場合がある。この結果携帯電話機から応答があれば、
第12図(a−1)のS208へ移行し、応答がなけれ
ば、再度定められた時間が経過したか否かを判定し(S
308)、経過したことを確認して着信信号再発が、規
定の回数に達したか否か判定する(S308)。そこで
達していない場合には再送し、達している場合には携帯
電話機は不感地帯、電池の電源オフ等により着信不能と
判断し、PBX(発信側)へ『現在お掛けになった携帯
電話は通話出来ない状態にあります。この状態が解消次
第折り返し電話いたしますので発信者番号を知らせて下
さい。ピーと云う信号が出ましたらその後に電話番号を
押しボタンダイヤルでお知らせ下さい』等のメッセージ
を送信する(S310)。
このメッセージ信号を受信したPBXは発信側へ転送す
る(S311)。PBXは、発信側よりダイヤル情報を
受信すると、無線系制御装置へ転送する(S313)。
この信号を受信した無線系制御装置は記憶する(S31
3)。さてある時間が経過し携帯電話機が通話可能な状
態になったとする。例えば不感地からサービスエリア内
へ移動したときは、位置登録要求信号を送信する(S3
14)。この信号は近くの固定無線局で受信され(S3
15)、受信内容を検索の後記憶される(S316)。
その結果品質が一定値以上ならば(S317)、登録応
答信号を携帯電話機へ送信する(S318)。この信号
を受信した(S319)携帯電話機では、固定無線局の
IDを記憶する(S320)。また固定無線局では無線
制御装置宛位置登録要求コマンドを送信する(S321
)。
この信号を受信(S322)した無線系制御装置では、
携帯電話機が着信不能状態にあったものか否かを判断(
S323)し、なければ受信品質を記憶し位置登録を完
了する(S324)。また、着信不能状態にあった携帯
電話機であれば、発呼者番号通知信号を固定無線局宛送
信する(S325)。但しシステムによっては上記のス
テップS323を省略し、システム上居所不明であった
携帯電話機を網側により捕捉した場合は直ちにステップ
S325に移行する場合がある。この信号を受信すると
、携帯電話機向け転送する(S326)。この信号を受
信した携帯電話機ではサウンダが鳴音し、発呼者番号が
表示される(S327)。
上記の例においては、ステップS310において、発呼
者が電話機の押しボタン操作により相手先の電話番号を
入れさせているが、音声で『ゼロ サンのイチ ニ サ
ンのヨン ゴ ログ ナナ』の如く吹き込ませてもよい
。このときはメッセージ記憶ユニットで記憶するか又は
これと共に、音声認識機能により、数字対応のトーン信
号に変換して記憶される。上記のうち前者の音声だけを
記憶している場合、ステップS327においてはサウン
ダの鳴音と発呼者番号が音声で出力されることになる。
後者では、サウンダの鳴音と発呼者番号が表示される。
次に第12図(a−3)の動作フローについて説明する
。携帯電話機使用者は多忙等の何等かの理由により着信
があっても電話に出たくない場合には、事前に携帯電話
機を留守番モードへ変更する手続きをとるものとする。
この手続きは特殊番号をまわしてもよいし、携帯電話機
にスイッチボタンを設けマニュアルに切替えてもよい。
この手続きにより、近傍の固定無線局へ信号が送られる
(S400)。この信号を受信した固定無線局では無線
系制御装置へ転送する(S401)。無線系制御装置で
はこの信号を受信し、携帯電話機が留守番モードへ移行
したことを記憶する(S402)。さてPBXに着信信
号が入来し(S403)、この信号が無線系制御装置へ
入来したとする(S404)。IDを確認(S405)
した後、留守番モードか否かを判定する(S406)。
この結果留守番モードでなければ第12図(a−1)ス
テップS203へ移行し、以後第12図(a−1)の動
作フローが行われることになる。またもし留守番モード
であれば、PBX(発信側)へ前述のメッセージを送信
する(S407)。これを受信したPBXでは発信側へ
転送する(S408)。そしてダイヤル情報を受信した
場合それを無線系制御装置へ転送する(S409)。こ
れを受信した無線系制御装置では記憶する(S410)
さて携帯電話機所有者が着信を受けてもよい状態になる
と、留守番モード解除の信号を送信する(S411)。
これを受信した固定無線局では無線系制御装置へ転送す
る(S412)。この信号を受信した無線系制御装置で
は、IDを確認(S413)し、この結果今まで留守番
モードの携帯電話機であったことを認識するので、今ま
で記憶されていた発呼者番号通知信号を送信する(S4
14)。これを受信した固定無線局では、信号を転送す
る(S415)。
この信号を受信した携帯電話機ではサウンダが鳴音し、
発呼者番号が表示される(S416)。
(■)発信 携帯電話機PTELは、発信要求が発生した場合発信処
理を行い、固定無線局FRSとの間で無線回線を接続す
る。固定無線局FRSは、携帯電話機PTELとの間で
無線回線の接続が完了した後、無線系制御装置RCEに
対して発信要求コマンドを送出し、通話回線の設定を行
う。
発信処理は、初発信処理の場合は携帯電話機PTEL内
部の“SID登録テーブル”(第2図MEM)に登録さ
れている固定無線局FRSの内、3つの固定無線局FR
Sを選択し、これに対して発信制御を行う。
また、再発信処理の場合は不特定の固定無線局FRS(
待機状態にある固定無線局FRS全て)に対して発信処
理を行う。
以下発信の動作について詳細に説明する。
発信要求が発生した場合、携帯電話機PTELはCc−
ch(制御チャネル)の下りについて、キャリア検出を
行う。この結果空きであることが確認出来たとき、自己
の“SID登録テーブル”に登録されているSIDの内
、条件が良いSIDを例えば最大3つ選択し、これに対
して第5図(h)に示す如き発信信号を発信専用(本実
施例では発着信専用)の制御チャネルである制御チャネ
ル6Cc−chにて送信する。
発信信号は、最大1秒間連続送信し、その間固定無線局
FRSからの応答を待ち受ける。固定無線局FRSから
の応答が無い場合、正発信失敗となり1+α秒経過した
後再発信処理に入る。ここでαは、固定無線局FRS毎
に独立して設定されるランダム・タイミングにより決ま
る。
SIDa〜c…宛先SIDで、条件の良い順に並べる。
この並びは、固定無線局F RSが応答するタイミング情報に なる。
cha〜c…空通話チャネル情報で、携帯電話機PTE
L側で前もって空検出済 みのS−ch(通話チャネル)の内、 確認時間の新しい順に並べる。
第9図はこの場合の状態遷移図を示す。
固定無線局FRSは、携帯電話機PTELよりの発信信
号を受信した場合は、その中に自己のSIDが宛先SI
Dとして含まれているとき、同信号で指定されるS−c
hについて、これを順次検索する。結果、空S−chを
検出した場合そのS−chの内、確認時間の最も新しい
S−chを乗せた第5図(■)の如き発信応答信号を、
宛先SIDの並びで指定されるタイミングで、携帯電話
機PTELに対して送信する。
携帯電話機PTELは、固定無線局FRSからの発信応
答信号を受信した場合、その中から次の条件を満足した
信号を選択する。
■発信応答信号中で、指定される空S−ch情報につい
て、携帯電話機PTEL側で前もって空検出済みのS−
ch情報と比較し、一致する情報を持つ信号を調べる。
■空S−ch情報が一致している発信応答の内から信号
受信電界強度が最も大きかった信号を選ぶ。この時、L
4(受信電界強度を5レベルに区分した時の値であり、
数値が小さくなるに従って電界強度が弱くなる。)の受
信電界強度を持つ信号が無かった場合は、残りL3の中
から最初に受信した信号を選ぶ。
■■、■により選択出来なかった場合は、■の条件を満
足してない信号の内から■に従って選択する。
携帯電話機PTELは、上記により発信応答信号を検出
した場合、その信号を送信した固定無線局FRSに対し
て固定無線局FRS指定信号を送信する。この後、固定
無線局FRS、携帯電話機PTEL共に通話チャネル捕
捉に入る。
通話チャネル捕捉は、以下により行われる。
■固定無線局FRSは、自己宛に携帯電話機PTELよ
りの固定無線局FRS指定信号を受信した場合、これに
従い、指定された3つのS−chについて、順次空検出
を行う。空S−chを検出したら、そこで携帯電話機P
TELに対してチャネル切替完了信号を約0.5秒間連
続送信する。
■携帯電話機PTELは、指定したS−chを順次検索
して、固定無線局FRSからのチャネル切替完了信号を
待ち受ける。チャネル切替完了信号を受信した場合、固
定無線局FRSに対して回線接続要求信号を送信する。
固定無線局FRSは、携帯電話機PTELよりの回線接
続要求信号を受信した場合、無線系制御装置RCEに対
して発信接続要求コマンドを送出すると共に、無線系制
御装置RCE経由で全ての固定無線局FRSに対してこ
の旨を通知する。
携帯電話機PTELは、回線接続要求信号の送信を完了
した時より、通話状態に入る。
第9図及び第12図(b)は発信の動作例を示すフロー
図である。
(■)ゾーン切替 以下ゾーン切替について説明する。
呼が生起して、発信または、着信処理が実行され完了後
通話状態に入る。通話状態においては、回線へのダイヤ
ル信号の送出及び音声信号の送受が可能となるが、携帯
電話機PTELの移動または回線周辺の障害物等の移動
(人も含めて)により、無線回線の状態に変化が生じる
このため、無線回線の状態を携帯電話機PTEL−固定
無線局FRSとの間でお互いに受信電界強度を監視する
ことにより管理し、必要に応じて、ゾーン切替処理、圏
外処理等の無線回線管理処理を行う。また、通話中の制
御信号の送信は、通話に妨害を与えないために音声帯域
外(Svo−ch)を用いて行う。
以下ゾーン切替動作に必要な受信レベル制御について受
信レベルを一例として次の5段階L0、L1、L2、L
3、L4に設定する場合を説明する。第15図にはこの
場合の受信レベルのしきい値を示す。
即ち、第15図の左側のl4、l3、l2、l1は受信
レベルしきい値であり、右辺のL4、L3、L2、L1
、L0は左端のしきい値間に挟まれた受信レベル範囲を
示す。数式で表現すれば となる。
以降、“受信レベルLx”と記述した場合は、電界強度
がlx+1>Lx≧lxであることを示す。
さて、携帯電話機PTELが通話中に、移動により対向
して通信している固定無線局FRSとの距離が増大して
通話の回線品質Qが劣化し、ゾーン切替の必要が生じた
とする。ゾーン切替には2種類があり、まず第一種ゾー
ン切替について説明する。さて携帯電話機PTELの受
信の通話回線品質QがL1≦Q<L3、または固定無線
局FRSにおけるその携帯無線機PTELからの信号の
受信レベルLPTELがL1≦LPTEL<L3となっ
た時、固定無線局FRSは無線系制御装置(RCE)経
由で第5図(m)の如きモニタ要求コマンドを周辺の固
定無線局に対し送出する。
すると、待機状態にある周辺の固定無線局FRSは、同
コマンドに従い指定されたS−chのモニタを行う。
第16図は携帯電話機PTELの受信レベルによる劣化
検出の動作の流れ図である。
また、回線品質QがQ=L4に復帰した場合、固定無線
局FRSは無線制御装置RCEに対してモニタ中止要求
コマンドを送出すると共に、無線系制御装置RCE経由
で周辺の固定無線局FRSに対してモニタ中止要求の送
出する。
以降便宜上、現在通話中の固定無線局FRSを“固定無
線局FRSs”、または切替先固定無線局FRSを“固
定無線局FRSd”とする。
■切替すべき携帯電話機の確認 モニタ要求を受けた固定無線局FRSは、同コマンドに
含まれるS−ch情報に従って、携帯電話機PTEL(
7)確認を行う。即ち、モニタ規定時間内に、モニタ先
携帯電話機PTELよりの端末確認信号を受信し、且つ
、その信号品質がL3以上である場合、切替端末確認完
了とし、切替制御に入る。
第17図はモニタ動作の流れ図を示す。
■切替制御 切替先固定無線局FRSdのモニタの結果、携帯電話機
PTEL確認信号の確認完了後Cc−chにて、当該携
帯電話機PTELに対してゾーン切替要求信号(Svi
−ch)第5図(n)の連続送信を行い、CHs(切替
元S−ch)にて当該携帯電話機PTELからの自己宛
の回線リンク要求信号(Svo−c)の受信待ちに入る
。この時、切替先固定無線局FRSd側で既に空検出済
S−chs情報で、空検出済みのS−chの中の最新の
もの3チャネルをゾーン切替要求信号に乗せる。
次に携帯電話機PTELは、切替先固定無線局FRSd
からの自己に対するゾーン切替要求信号をCc−chお
いて受信レベル(信号品質)L3以上で受信した場合、
当該ゾーンd(FRSd)に対してCHsにて回線リン
ク要求信号(第5図(o))の連続送信を開始し、CH
dにてゾーンd(FRSd)からのFRS確認信号の受
信待ちに入る。
回線リンク要求信号には、以下に従って選択したCHd
情報を乗せる。
即ちゾーン切替要求信号に含まれていたS−ch情報3
chについて、順次空検出を行い、最初に空と判断した
chをCHdとする。或いは、ゾーン切替要求信号に含
まれていたS−ch情報3chについて空検出の結果、
空でなかった場合、自己の空検出済S−ch情報より最
新のchをCHdとする。
次に接続要求について説明する。切替先固定無線局FR
Sdは、CHdにて携帯電話機PTELからのV0回線
リンク要求信号を受信レベルL3以上で確認した場合、
同信号で指定されるCHdについて空検出を行う。その
結果、空である場合CHdにてFRS確認信号の連続送
信を開始すると共に、無線系制御装置RCEに対して接
続要求コマンド(第5図(p))の送出を行い、接続完
了通知を受ける。
以上の結果ゾーン切替の動作に移行する。
携帯電話機PTELは、CHdにてゾーンd(FRSd
)よりのFRS確認信号を確認した場合、送信機をCH
dに切替、PTEL確認信号の連続送信を行う。
切替先固定無線FRSdは、携帯電話機PTELよりの
PTEL確認信号を受信した場合、無線系制御装置RC
Eに対して切替完了通知(第5図(q))を送信すると
共に、全ての固定無線局FRSに対して切替完了通知G
を送出し周知する。通話中の固定無線FRSsは、無線
系制御装置RCEからの切替完了通知Gを受けた場合、
無線系制御装置RCEに対して切断要求を送出し、切断
完了通知(第5図(r))を受けた後待機状態に戻る。
以上により第1種ゾーン切替を完了する。第10図(a
)にゾーン切替(第1種)状態遷移図を示す。
第1種ゾーン切替は携帯電話機PTELの移動に伴う通
常の場合に実施される。
次に第2種ゾーン切替について説明する。これは第1種
に比べ携帯電話機もしくは固定無線局の受信信号品質が
一層低下した場合や周辺の固定無線局の多くが他の携帯
電話機と交信中である状態等通信トラヒックが大きい場
合に実行されるが、後述するように制御動作が簡単なた
め他の用途にも使用される。さて、通話回線品質Qが、
Q<L1を満足している時、第2種ゾーン切替処理2に
入る。これは、基本的に通話が断にした状態でゾーンの
切替を行う。以下にそのシーケンスについて示す。
■FRSの呼出選択 携帯電話機PTELはCc−chにて、ゾーン切替要求
信号の規定時間内の連続送信を行う。この間、またはゾ
ーン切替要求信号の連続送信終了後、規定待ち時間内に
、ゾーンより自己宛のゾーン切替応答信号を受信し、後
述のa、〜c、の条件を満足した場合、ゾーン切替要求
信号の送信中の場合は、これを停止しその信号を送信し
てきたゾーンに対して、切替処理を行う。
固定無線局FRSは、携帯電話機PTELよりのゾーン
切替要求信号を受信した場合、同信号で指定されるS−
ch情報について、これを順次探索する。
その結果、空S−chを検出した場合にはそのS−ch
を、また3つとも空きでなかった場合には固定無線局F
RS側で前もって空検出済みS−chの内の確認時間の
最も新しいS−chを設定したゾーン切替応答信号を、
携帯電話機PTELに対して返す。
固定無線局FRSは、ゾーン切替応答信号を送信後規定
時間+α経過しても携帯電話機PTELからの応答を受
信出来なかった場合、ゾーン切替応答信号の再送を行う
携帯電話機PTELは、切替候補先からのゾーン切替応
答信号を受信した場合、その中から次の条件を満足した
信号を選択する。
a、ゾーン切替応答信号中で、指定される空S−chに
ついて、携帯電話機PTEL側で前もって空検出済みS
−ch情報と比較し、一致する情報を持つ信号を調べる
b、a、を満足しているゾーン切替応答信号中から、信
号受信レベルが最も強い信号を選ぶ。
c、a、b、によって選択出来なかった場合は、a、の
条件を満足してない信号の内から、b、に従って選択す
る。
携帯電話機PTELは、上記によりゾーン切替応答信号
を検出した場合、その信号を送信してきたゾーンに対し
てチャネル指定信号を送信する。
この後、固定無線局FRS、携帯電話機PTEL共に切
替処理に入る。
■切替処理 通話チャネル捕捉は、以下により行われる。
a、切替先の固定無線局FRSdは自己の属するゾーン
宛ての携帯電話機PTELよりのチャネル指定信号を受
信した場合、これに従い同信号で指定された3個のS−
chについて順次検出を行う。この結果、空きが確認で
きた場合、携帯電話機PTELに対してチャネル切替完
了信号の規定時間内の連続送信を行う。
b、携帯電話機PTELは、チャネル指定信号に指定し
た3個のS−chを順次受信して、ゾーンdからのチャ
ネル切替完了信号を待ち受ける。
チャネル切替完了信号を受信した場合、ゾーンdに対し
て回線リンク要求信号(Svi−ch)の規定時間内の
連続送信を行う。
切替先の固定無線局FRSdは、携帯電話機PTELよ
りの回線リンク要求信号(第5図(s)参照)を受信し
た場合、無線系制御装置RCEに対して接続要求コマン
ドを送出する。
この後切替先の固定無線局FRSdは、携帯電話機PT
ELに対して切替先チャネルのSvo−chにてFRS
確認信号の連続送信を開始する。
携帯電話機PTELは、ゾーンdからのFRS確認信号
を受信した場合、処理上ゾーンdに切替え、これに対し
て切替先チャネルのSvo−chにてPTEL確認信号
の連続送信を開始する。
切替先の固定無線局FRSdは、携帯電話機PTELか
らの端末確認信号を受信した場合、無線系制御装置RC
Eに対して切替完了通知コマンドを送出すると共に、無
線系制御装置RCE経由で全ての固定無線局FRSに対
してこの旨を通知する。無線系制御装置RCEからは、
切替完了通知Gコマンドが送出される。
通話中の固定無線局FRSsは無線系制御装置RCE経
由で上記通知を受けた場合、無線回線を解除し、無線系
制御装置RCEに対して切替要求コマンドを送出して待
機状態に戻る。第10図(b)は第2種ゾーン切替処理
の動作フロー図である。
以上が第2種ゾーン切替処理であった。実用上第2種ゾ
ーン切替は平均2〜3秒程度の通信信号の切断を伴うこ
とになる。しかしながらこの処理がなければ通話断とな
っていることであり、かつ、通話信号の場合2〜3秒の
通話断は聞き返しをすれば実用上特に支障を来さないこ
とを考えると、本発明による第2種ゾーン切替はシステ
ムの通話路確保の上で大きな意味をもつものである。
以上説明した第2種ゾーン切替はサービスエリアの広い
システムにおいてゾーン切替に伴う制御を簡易化するの
に大きく役立つことを以下説明する。
第18図は本願発明者の提案による広域携帯電話の構成
図である〔文献 伊藤“携帯電話方式の提案−究極の通
信への一つのアプローチ−”信学会技報CS86−88
昭和61年11月〕。
同図において、ある第1種交換機(KTC−I−1)の
管理するサービスエリアは最大都市の一行政区程度と考
えられるが、携帯電話機所有者が一つのサービスエリア
から他の第1種交換機(KTC−I−2)の管理するサ
ービスエリアに通話中に移動したとする。この場合、前
述の第1種ゾーン切替処理を行うとなると、上記二つの
第1種交換機を管理している第2種交換機(KTC−I
I−1)まで制御情報を伝送し、第2種交換機の通話路
スイッチの切替を含む複雑な制御を行わなくてはならず
、経済的でないことが発生する。しかしながら、もし本
発明の第2種ゾーン切替処理を行うならば、KTC−I
−1のサービスエリアの境界において実質的に通話終了
の処理とKTC−I−2における発呼処理とを行えば複
雑なゾーン切替処理なしで実質的なゾーン切替が可能と
なる。
更に上位の交換機間にまたがるゾーン切替処理が必要な
場合には、上記の二つの方法の差が一層明瞭となる。
最後に本実施例のシステム説明で残されている発着呼動
作の終話について説明する。
■携帯電話機PTEL終話 通話中の携帯電話機PTELにおいて、“通話切”を操
作された場合、及び圏外処理の結果終話となった場合(
圏外処理参照)、終話処理に入る。
携帯電話機PTELはこの時、いかなる状態にあっても
、現在使用中の通話回線のSvo−chにて、終話信号
を規定時間連続送信し、送信完了待機状態に戻る。
■固定無線局FRS終話 固定無線局FRSは通話中に携帯電話機PTELよりの
終話信号を受信した場合、及び圏外処理を行いその結果
終話となった場合(圏外処理参照)、終話処理に入る。
固定無線局FRSはこの時、いかなる状態にあっても、
現在使用中の通話回線のSvo−chにて、終話信号を
規定時間連続送信すると共に、無線系制御装置RCEに
対して終話要求コマンドを送出し、無線系制御装置RC
E経由で、全ての固定無線局FRSに対してこの旨を通
知する。
また、全ての固定無線局FRSは、当該携帯電話機PT
ELとの通話に係わる全ての処理を解除する。
■無線系制御装置RCE終話 無線系制御装置RCEは、固定無線局FRSよりの終話
要求コマンドを受信して、当該固定無線局FRSとの通
話に係わる全ての処理を解除すると共に交換装置PBX
に対し終話信号を送信する。交換装置PBXではこの信
号を受け外線から接続されている場合は交換機に対し終
話信号を送信することとなる。
以上は本発明を大規模高層ビルに適用した場合を説明し
たが、サービス・エリアはビル内ばかりではなく構内さ
らには市街地、住宅地を対象にした場合も本発明を適用
可能なことは明らかである。
(5)発明の効果 以上説明したように、マイクロセルを使用する小ゾーン
方式に本発明によるシステム構築を適用することにより
、通話トラヒックの大きい場所を含むサービス・エリア
内の任意の場所に居る携帯電話機と他の携帯電話機ある
いは固定電話機間において発着呼が可能となり、かつ通
信の信頼性および品質の向上および周波数の有効利用と
が図られる外、携帯電話機が何等かの理由により着信出
来ない場合には発信側電話番号を記憶し、後で携帯電話
機に知らせる等簡易留守番機能を持たせたので、通信の
利便性の向上に果たす効果には極めて大きいものがある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すシステム構成図、第2
図は本発明に用いる携帯電話機の一例を示すブロック図
、第3図は本発明に用いる固定無線局の一例を示すブロ
ック図、第4図は本発明に用いる無線系制御装置の1例
を示すブロック図、第5図(a)〜(s)は本発明に用
いる信号のフォーマット例図、第6図は本発明に用いる
固定無線局の状態遷移の1例を示す図、第7図は本発明
における位置登録要求の動作例を示すフロー図、第8図
(a)(b)は本発明における着信の動作例を示すフロ
ー図、第9図は本発明における発信の動作例を示すフロ
ー図、第10図(a)および(b)は本発明におけるゾ
ーン切替処理の動作例を示すフロー図、第11図(a)
、(b)は第7図を別の表現で示すフロー図、第12図
(a−1)は第8図(b)を別の表現で示すフロー図、
第12図(a−2)は本発明における着信における留守
番機能動作例を示すフロー図、第12図(a−3)は第
12図(a−2)の別の留守番機能動作例を示すフロー
図、第12図(b)は第9図を別の表現で示すフロー図
、第13図は固定無線局の動作例を示すフロー図、第1
4図は携帯電話機の動作例を示すフロー図、第15図は
本発明のシステム例における固定無線機受信レベルとし
きい値を示す図、第16図は携帯電話機受信レベルによ
る回線品質劣化検出動作の流れの図、第17図は通信品
質モニタ動作の流れの図、第18図は本発明を広域サー
ビスエリアに適用した場合のシステム構成図である。 特許出願人 岩崎通信機株式会社 同 東京電力株式会社 代理人 弁理士 大塚 学 外1名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のゾーンをそれぞれカバーしてサービ
    ス エリアを構成する各固定無線局と、 前記サービス・エリア内に存在して前記固定無線局と交
    信することのできる複数の携帯電話機と、 前記各固定無線局と一般の電話網とを接続し、前記携帯
    電話機および該携帯電話機と良好に交信可能な少なくと
    も1つの前記固定無線局の識別情報を登録し、前記登録
    した固定無線局を介して前記携帯電話機に発着呼させる
    ための無線制御装置と を含む移動体通信システムにおいて、 前記携帯電話機に着信があり規定時間経過しても着信応
    答が無い場合には、前記無線制御装置は発信側へメッセ
    ージを出力すると共に発信側からのダイヤル情報を記憶
    し、前記携帯電話機が待機状態になったことを確認した
    ときに、表示又はサウンダ鳴動等により、前記ダイヤル
    情報がある事を知らせる手段をさらに備えることを特徴
    とする簡易留守番機能付移動体通信システム。
JP2254092A 1990-09-26 1990-09-26 簡易留守番機能付移動体通信システム Pending JPH04288734A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0699009A1 (de) * 1994-08-17 1996-02-28 Alcatel SEL Aktiengesellschaft Rufuntervermittlungssystem für ein Mobilfunksystem mit Nachrichtenvermittlung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0699009A1 (de) * 1994-08-17 1996-02-28 Alcatel SEL Aktiengesellschaft Rufuntervermittlungssystem für ein Mobilfunksystem mit Nachrichtenvermittlung

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