JP2001024161A - 半導体メモリセル - Google Patents

半導体メモリセル

Info

Publication number
JP2001024161A
JP2001024161A JP11124040A JP12404099A JP2001024161A JP 2001024161 A JP2001024161 A JP 2001024161A JP 11124040 A JP11124040 A JP 11124040A JP 12404099 A JP12404099 A JP 12404099A JP 2001024161 A JP2001024161 A JP 2001024161A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
transistor
source
memory cell
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11124040A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Mukai
幹雄 向井
Toshio Kobayashi
敏夫 小林
Yutaka Hayashi
豊 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11124040A priority Critical patent/JP2001024161A/ja
Publication of JP2001024161A publication Critical patent/JP2001024161A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】閾値電位を下げることを可能とし、トランジス
タの動作が安定しており、DRAMのような大容量のキ
ャパシタを必要としない半導体メモリセルを提供する。 【解決手段】半導体メモリセルは、読み出し用の第1の
トランジスタTR1、スイッチ用の第2のトランジスタ
TR2、及び、電流制御用の接合型トランジスタJF1
ら成り、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ド
レイン領域は、第2のトランジスタTR2のチャネル形
成領域CH2に相当し、且つ、接合型トランジスタJF1
の一方のソース/ドレイン領域に相当し、第2のトラン
ジスタTR2の一方のソース/ドレイン領域は、第1の
トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1に相当し、
且つ、接合型トランジスタJF1の一方のゲート領域に
相当し、第1のトランジスタTR1を構成するゲート領
域G1の導電形は、第2のトランジスタTR2を構成する
ゲート領域G2の導電形と異なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも、読み
出し用の第1のトランジスタと、スイッチ用の第2のト
ランジスタと、電流制御用の接合型トランジスタとから
成る半導体メモリセル、あるいは、これらを1つに融合
した半導体メモリセルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高集積の半導体メモリセルとし
て、図109の(A)に示すような、1つのトランジス
タと1つのキャパシタで構成された1トランジスタメモ
リセルとも呼ばれるダイナミックメモリセルが使用され
ている。このようなメモリセルにおいては、キャパシタ
に蓄積された電荷は、ビット線に電圧変化が生じるよう
な電荷とする必要がある。ところが、メモリセルの平面
寸法の縮小化に伴い、平行平板状に形成されたキャパシ
タの大きさが小さくなり、その結果、メモリセルのキャ
パシタに電荷として蓄えられた情報を読み出したとき、
かかる情報が雑音に埋もれてしまうという問題、あるい
は、ビット線の浮遊容量がメモリセルの世代毎に大きく
なるために、ビット線に小さな電圧変化しか生じないと
いう問題が顕著になっている。この問題を解決する一手
段として、トレンチキャパシタセル構造(図109の
(B)参照)、あるいはスタックトキャパシタセル構造
を有するダイナミックメモリセルが提案されている。し
かしながら、トレンチ(溝)の深さやスタック(積層)
の高さには加工技術上の限界があるため、キャパシタの
容量にも限界がある。それ故、これらの構造を有するダ
イナミックメモリセルは、ディープ・サブミクロン・ル
ール以下の寸法領域では、キャパシタ用の高価な新規材
料を導入しない限り、限界に至ると言われている。
【0003】また、メモリセルを構成するトランジスタ
に関しても、ディープ・サブミクロン・ルール以下の平
面寸法では、耐圧劣化やパンチスルー等の問題が生じる
ため、規定電圧下でも電流リークが発生する虞が大き
い。それ故、メモリセルが微小化したとき、従来のトラ
ンジスタ構造では、メモリセルを正常に動作させること
が困難になる。
【0004】このようなキャパシタの限界を解決するた
めに、本出願人は、特願平5−246264号(特開平
7−99251号公報)にて、2つのトランジスタ、あ
るいは2つのトランジスタを1つに融合したトランジス
タから成る半導体メモリセルを提案した。この特開平7
−99251号公報の図15の(A)及び(B)に開示
された半導体メモリセルは、半導体基板表面領域又は絶
縁性基板上に形成された第1導電形の第1の半導体領域
SC1と、第1の半導体領域SC1の表面領域に設けられ
且つ整流接合を形成して接する第1の導電性領域SC2
と、第1の半導体領域SC1の表面領域に設けられ且つ
第1の導電性領域SC2とは離間して設けられた第2導
電形の第2の半導体領域SC3と、第2の半導体領域S
3の表面領域に設けられ且つ整流接合を形成して接す
る第2の導電性領域SC4と、第1の半導体領域SC1
第2の導電性領域SC4、及び第1の導電性領域SC2
第2の半導体領域SC3を橋渡すごとくバリア層を介し
て設けられた導電ゲートGから成り、導電ゲートGは、
メモリセル選択用の第1の配線に接続され、第1の導電
性領域SC2は、書き込み情報設定線に接続され、第2
の導電性領域SC4は、メモリセル選択用の第2の配線
に接続されている。
【0005】そして、第1の半導体領域SC1(チャネ
ル形成領域Ch2に相当する)と、第1の導電性領域S
2及び第2の半導体領域SC3(これらの領域はソース
/ドレイン領域に相当する)と、導電ゲートGによっ
て、スイッチ用トランジスタTR 2が構成される。ま
た、第2の半導体領域SC3(チャネル形成領域Ch1
相当する)と、第1の半導体領域SC1及び第2の導電
性領域SC4(これらの領域はソース/ドレイン領域に
相当する)と、導電ゲートGによって、情報蓄積用トラ
ンジスタTR1が構成される。
【0006】この半導体メモリセルにおいては、情報の
書き込み時、スイッチ用トランジスタTR2が導通し、
その結果、情報は、情報蓄積用トランジスタTR1のチ
ャネル形成領域Ch1に電位あるいは電荷の形態で蓄積
される。情報の読み出し時、情報蓄積用トランジスタT
1においては、チャネル形成領域Ch1に蓄積された電
位あるいは電荷(情報)に依存して、導電ゲートGから
見た情報蓄積用トランジスタTR1のスレッショールド
値が変化する。従って、情報の読み出し時、適切に選定
された電位を導電ゲートGに印加することによって、情
報蓄積用トランジスタTR1の情報蓄積状態をチャネル
電流の大小(0も含めて)で判定することができる。こ
の情報蓄積用トランジスタTR1の動作状態を検出する
ことによって、情報の読み出しを行う。
【0007】即ち、情報の読み出し時、蓄積された情報
に依存して情報蓄積用トランジスタTR1はオン状態又
はオフ状態となる。第2の導電性領域SC4は、第2の
配線に接続されているので、蓄積された情報(”0”あ
るいは”1”)に依存して、情報蓄積用トランジスタT
1に電流が流れ、あるいは流れない。こうして、蓄積
された情報を情報蓄積用トランジスタTR1によって読
み出すことができる。
【0008】また、本出願人は、特願平9−25164
6号(特開平10−154757号公報)にて、読み出
し用のトランジスタTR1、スイッチ用のトランジスタ
TR2、及び、電流制御用の接合型トランジスタTR3
3つのトランジスタから構成された半導体メモリセルを
提案した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の特許公開公報に開示された半導体メモリセルにおいて
は、情報蓄積用トランジスタTR1を構成する導電ゲー
トGとスイッチ用トランジスタTR2を構成する導電ゲ
ートGが共有されているため(即ち、同じ導電ゲートで
あるため)、情報蓄積用トランジスタTR1やスイッチ
用トランジスタTR2の閾値電位を下げることができ
ず、半導体メモリセルの低電圧化に対処し難いという問
題がある。
【0010】従って、本発明の目的は、閾値電位を下げ
ることを可能とし、トランジスタの動作が安定してお
り、従来のDRAMのような大容量のキャパシタを必要
とせず、情報の書き込み/読み出しを確実に行うことが
でき、しかも、寸法を微小化することができる半導体メ
モリセル、あるいはロジック用の半導体メモリセル、更
には、少なくとも2つのトランジスタと電流制御用の接
合型トランジスタとから成る半導体メモリセル、あるい
は又、これらを1つに融合した半導体メモリセルを提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルは、そ
の原理図を図1〜図7、あるいは図18〜図19に示す
ように、(1)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレ
イン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離
間する半導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル
形成領域と容量結合したゲート領域を有する第1導電形
の読み出し用の第1のトランジスタ、(2)ソース/ド
レイン領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、
該ソース/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル
形成領域、及び、該チャネル形成領域と容量結合したゲ
ート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトラ
ンジスタ、並びに、(3)ソース/ドレイン領域、チャ
ネル領域及びゲート領域を有する電流制御用の接合型ト
ランジスタ、から成り、第1のトランジスタの一方のソ
ース/ドレイン領域は、第2のトランジスタのチャネル
形成領域に相当し、且つ、接合型トランジスタの一方の
ソース/ドレイン領域に相当し、第2のトランジスタの
一方のソース/ドレイン領域は、第1のトランジスタの
チャネル形成領域に相当し、且つ、接合型トランジスタ
の一方のゲート領域に相当し、第1のトランジスタを構
成するゲート領域の導電形は、第2のトランジスタを構
成するゲート領域の導電形と異なることを特徴とする。
【0012】尚、「X」が「Y」に相当するとは、
「X」と「Y」とが共有されている構成、あるいは、
「X」と「Y」とが繋がっている構成を指す。例えば、
「第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は
第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し」と
は、第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域
と第2のトランジスタのチャネル形成領域とが共有され
ている構成、あるいは、第1のトランジスタの一方のソ
ース/ドレイン領域と第2のトランジスタのチャネル形
成領域とが繋がっている構成を指す。以下における説明
においても同様である。
【0013】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、第1のトランジスタのゲート領域はメモ
リセル選択用の第1Aの配線(例えば、第1のワード
線)に接続され、第2のトランジスタのゲート領域はメ
モリセル選択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード
線)に接続され、第1のトランジスタの他方のソース/
ドレイン領域は第2の配線に接続され、接合型トランジ
スタの他方のゲート領域は第3の配線に接続され、第1
のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は接合型
トランジスタを介して第4の配線に接続され、第2のト
ランジスタの他方のソース/ドレイン領域は書き込み情
報設定線に接続されている構成とすることができる。
尚、第2の配線をビット線とし、第4の配線に第2の所
定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット
線とし、第2の配線に第2の所定の電位を加える構成と
することが好ましい。書き込み情報設定線を、図中、
「WISL」で表す。また、メモリセル選択用の第1A
の配線とメモリセル選択用の第1Bの配線とを1つの配
線(第1の配線と呼ぶ)から構成してもよい。以下に説
明する半導体メモリセルにおいても同様である。
【0014】あるいは又、第1のトランジスタの一方の
ソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタを介して
第4の配線に接続される代わりに、接合型トランジスタ
及びダイオードを介して書き込み情報設定線に接続され
ている構成とすることもできる。この場合、第2の配線
をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線
をビット線と兼用させ、第2の配線に第2の所定の電位
を加える構成とすることが好ましい。尚、以下の説明に
おいて、ダイオードあるいは後述するpn接合ダイオー
ドや多数キャリア・ダイオードが設けられている場合に
は、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、書き
込み情報設定線をビット線と兼用させ、第2の配線に第
2の所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0015】あるいは又、接合型トランジスタの他方の
ゲート領域は、第3の配線に接続される代わりに、書き
込み情報設定線に接続されている構成とすることもでき
る。この場合、ダイオードを更に備え、第1のトランジ
スタの一方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジ
スタを介して第4の配線に接続される代わりに、接合型
トランジスタ及び該ダイオードを介して書き込み情報設
定線に接続されている構成とすることができる。
【0016】あるいは又、ダイオードを更に備え、第1
のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、接合
型トランジスタを介して第4の配線に接続される代わり
に、接合型トランジスタ及び該ダイオードを介して第3
の配線に接続されている構成とすることができる。
【0017】あるいは又、接合型トランジスタの他方の
ゲート領域は、第3の配線に接続される代わりに、接合
型トランジスタの一方のゲート領域に接続されている構
成とすることができる。この場合にも、ダイオードを更
に備え、第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン
領域は、接合型トランジスタを介して第4の配線に接続
される代わりに、接合型トランジスタ及び該ダイオード
を介して書き込み情報設定線に接続されている構成とす
ることができる。
【0018】上記の目的を達成するための本発明の第2
の態様に係る半導体メモリセルは、その原理図を図35
〜図40、図47〜図52に示すように、(1)ソース
/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且
つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半導体性のチャ
ネル形成領域、及び、該チャネル形成領域と容量結合し
たゲート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1の
トランジスタ、(2)ソース/ドレイン領域、該ソース
/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領
域を離間する半導体性のチャネル形成領域、及び、該チ
ャネル形成領域と容量結合したゲート領域を有する第2
導電形のスイッチ用の第2のトランジスタ、並びに、
(3)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
領域を有する電流制御用の接合型トランジスタ、から成
り、第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域
は、第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、
第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
接合型トランジスタの一方のソース/ドレイン領域に相
当し、第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領
域は、第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当
し、且つ、接合型トランジスタの一方のゲート領域に相
当し、第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電
形は、第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電
形と異なることを特徴とする。
【0019】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、第1のトランジスタのゲート領域はメモ
リセル選択用の第1Aの配線(例えば、第1のワード
線)に接続され、第2のトランジスタのゲート領域はメ
モリセル選択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード
線)に接続され、第1のトランジスタの他方のソース/
ドレイン領域は接合型トランジスタを介して第2の配線
に接続され、接合型トランジスタの他方のゲート領域は
第3の配線に接続され、第1のトランジスタの一方のソ
ース/ドレイン領域は第4の配線に接続され、第2のト
ランジスタの他方のソース/ドレイン領域は書き込み情
報設定線に接続されている構成とすることができる。
尚、第2の配線をビット線とし、第4の配線に第2の所
定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット
線とし、第2の配線に第2の所定の電位を加える構成と
することが好ましい。
【0020】この場合、ダイオードを更に備え、第1の
トランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第4の
配線に接続される代わりに、ダイオードを介して書き込
み情報設定線に接続されている構成とすることもでき
る。
【0021】あるいは又、接合型トランジスタの他方の
ゲート領域は、第3の配線に接続される代わりに、書き
込み情報設定線に接続されている構成とすることもでき
る。この場合、ダイオードを更に備え、第1のトランジ
スタの一方のソース/ドレイン領域は、第4の配線に接
続される代わりに、ダイオードを介して書き込み情報設
定線に接続されている構成とすることもできる。
【0022】あるいは又、接合型トランジスタの他方の
ゲート領域は、第3の配線に接続される代わりに、接合
型トランジスタの一方のゲート領域に接続されている構
成とすることもできる。この場合、ダイオードを更に備
え、第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域
は、第4の配線に接続される代わりに、ダイオードを介
して書き込み情報設定線に接続されている構成とするこ
ともできる。
【0023】上記の目的を達成するための本発明の第3
の態様に係る半導体メモリセルは、その原理図を図67
及び図68に示すように、(1)ソース/ドレイン領
域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース
/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル形成領
域、及び、該チャネル形成領域と容量結合したゲート領
域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトランジス
タ、(2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン
領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間す
る半導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成
領域と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のス
イッチ用の第2のトランジスタ、(3)ソース/ドレイ
ン領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソ
ース/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル形成
領域、及び、該チャネル形成領域と容量結合したゲート
領域を有する第2導電形の電流制御用の第3のトランジ
スタ、並びに、(4)ソース/ドレイン領域、チャネル
領域及びゲート領域を有する電流制御用の接合型トラン
ジスタ、から成り、第1のトランジスタの一方のソース
/ドレイン領域は、第2のトランジスタのチャネル形成
領域に相当し、第1のトランジスタの他方のソース/ド
レイン領域は、接合型トランジスタの一方のソース/ド
レイン領域に相当し、第2のトランジスタの一方のソー
ス/ドレイン領域は、第1のトランジスタのチャネル形
成領域に相当し、且つ、接合型トランジスタの一方のゲ
ート領域に相当し、且つ、第3のトランジスタの一方の
ソース/ドレイン領域に相当し、第3のトランジスタの
他方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタの
他方のゲート領域に相当し、第1のトランジスタを構成
するゲート領域の導電形は、第2のトランジスタを構成
するゲート領域の導電形と異なり、第2のトランジスタ
を構成するゲート領域の導電形は、第3のトランジスタ
を構成するゲート領域の導電形と同じであることを特徴
とする。
【0024】本発明の第3の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、第1のトランジスタのゲート領域はメモ
リセル選択用の第1Aの配線(例えば、第1のワード
線)に接続され、第2のトランジスタのゲート領域はメ
モリセル選択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード
線)に接続され、第3のトランジスタのゲート領域はメ
モリセル選択用の第1Cの配線(例えば、第3のワード
線)に接続され、第1のトランジスタの他方のソース/
ドレイン領域は接合型トランジスタを介して第2の配線
に接続され、第1のトランジスタの一方のソース/ドレ
イン領域は第3の配線に接続され、第2のトランジスタ
の他方のソース/ドレイン領域は書き込み情報設定線に
接続されている構成とすることができる。尚、第2の配
線をビット線とし、第3の配線に第2の所定の電位を加
える構成、あるいは、第3の配線をビット線とし、第2
の配線に第2の所定の電位を加える構成とすることが好
ましい。また、メモリセル選択用の第1Aの配線とメモ
リセル選択用の第1Bの配線とメモリセル選択用の第1
Cの配線を1つの配線(第1の配線と呼ぶ)から構成し
てもよい。以下に説明する半導体メモリセルにおいても
同様である。
【0025】この場合、ダイオードを更に備え、第1の
トランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第3の
配線に接続される代わりに、ダイオードを介して書き込
み情報設定線に接続されている構成とすることもでき
る。
【0026】上記の目的を達成するための本発明の第4
の態様に係る半導体メモリセルは、その原理図を図79
〜図82に示すように、(1)ソース/ドレイン領域、
該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ド
レイン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域、及
び、該チャネル形成領域と容量結合したゲート領域を有
する第1導電形の読み出し用の第1のトランジスタ、
(2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のスイッ
チ用の第2のトランジスタ、(3)ソース/ドレイン領
域、チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用の
第1の接合型トランジスタ、並びに、(4)ソース/ド
レイン領域、チャネル領域及びゲート領域を有する電流
制御用の第2の接合型トランジスタ、から成り、第1の
トランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第2の
トランジスタのチャネル形成領域に相当し、且つ、第1
の接合型トランジスタの一方のソース/ドレイン領域に
相当し、第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン
領域は、第2の接合型トランジスタの一方のソース/ド
レイン領域に相当し、第2のトランジスタの一方のソー
ス/ドレイン領域は、第1のトランジスタのチャネル形
成領域に相当し、且つ、第1の接合型トランジスタの一
方のゲート領域に相当し、且つ、第2の接合型トランジ
スタの一方のゲート領域に相当し、第1のトランジスタ
を構成するゲート領域の導電形は、第2のトランジスタ
を構成するゲート領域の導電形と異なることを特徴とす
る。
【0027】本発明の第4の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、第1のトランジスタのゲート領域はメモ
リセル選択用の第1Aの配線(例えば、第1のワード
線)に接続され、第2のトランジスタのゲート領域はメ
モリセル選択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード
線)に接続され、第1のトランジスタの他方のソース/
ドレイン領域は第2の接合型トランジスタを介して第2
の配線に接続され、第2の接合型トランジスタの他方の
ゲート領域は第3の配線に接続され、第1のトランジス
タの一方のソース/ドレイン領域は第1の接合型トラン
ジスタを介して第4の配線に接続され、第1の接合型ト
ランジスタの他方のゲート領域は書き込み情報設定線に
接続され、第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
ン領域は書き込み情報設定線に接続されている構成とす
ることができる。この場合、第2の配線をビット線と
し、第4の配線に第2の所定の電位を加える構成、ある
いは、第4の配線をビット線とし、第2の配線に第2の
所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0028】あるいは又、ダイオードを更に備え、第1
のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第1
の接合型トランジスタを介して第4の配線に接続される
代わりに、第1の接合型トランジスタ及びダイオードを
介して書き込み情報設定線に接続される構成とすること
ができる。
【0029】あるいは又、第2の接合型トランジスタの
他方のゲート領域は、第3の配線に接続される代わり
に、第2の接合型トランジスタの一方のゲート領域に接
続されている構成とすることもできる。この場合にも、
ダイオードを更に備え、第1のトランジスタの一方のソ
ース/ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタを介
して第4の配線に接続される代わりに、第1の接合型ト
ランジスタ及び該ダイオードを介して書き込み情報設定
線に接続されている構成とすることができる。
【0030】上記の目的を達成するための本発明の第5
の態様に係る半導体メモリセルは、その原理図を図93
〜図95に示すように、(1)ソース/ドレイン領域、
該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ド
レイン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域、及
び、該チャネル形成領域と容量結合したゲート領域を有
する第1導電形の読み出し用の第1のトランジスタ、
(2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のスイッ
チ用の第2のトランジスタ、(3)ソース/ドレイン領
域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース
/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル形成領
域、及び、該チャネル形成領域と容量結合したゲート領
域を有する第2導電形の電流制御用の第3のトランジス
タ、(4)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲ
ート領域を有する電流制御用の第1の接合型トランジス
タ、並びに、(5)ソース/ドレイン領域、チャネル領
域及びゲート領域を有する電流制御用の第2の接合型ト
ランジスタ、から成り、第1のトランジスタの一方のソ
ース/ドレイン領域は、第2のトランジスタのチャネル
形成領域に相当し、且つ、第1の接合型トランジスタの
一方のソース/ドレイン領域に相当し、第1のトランジ
スタの他方のソース/ドレイン領域は、第2の接合型ト
ランジスタの一方のソース/ドレイン領域に相当し、第
2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第
1のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且つ、
第1の接合型トランジスタの一方のゲート領域に相当
し、且つ、第2の接合型トランジスタの一方のゲート領
域に相当し、且つ、第3のトランジスタの一方のソース
/ドレイン領域に相当し、第3のトランジスタの他方の
ソース/ドレイン領域は、第2の接合型トランジスタの
他方のゲート領域に相当し、第1のトランジスタを構成
するゲート領域の導電形は、第2のトランジスタを構成
するゲート領域の導電形と異なり、第2のトランジスタ
を構成するゲート領域の導電形は、第3のトランジスタ
を構成するゲート領域の導電形と同じであることを特徴
とする。
【0031】本発明の第5の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、第1のトランジスタのゲート領域はメモ
リセル選択用の第1Aの配線(例えば、第1のワード
線)に接続され、第2のトランジスタのゲート領域はメ
モリセル選択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード
線)に接続され、第3のトランジスタのゲート領域はメ
モリセル選択用の第1Cの配線(例えば、第3のワード
線)に接続され、第1のトランジスタの他方のソース/
ドレイン領域は第2の接合型トランジスタを介して第2
の配線に接続され、第1のトランジスタの一方のソース
/ドレイン領域は第1の接合型トランジスタを介して第
3の配線に接続され、第2のトランジスタの他方のソー
ス/ドレイン領域は書き込み情報設定線に接続され、第
1の接合型トランジスタの他方のゲート領域は書き込み
情報設定線に接続されている構成とすることができる。
尚、第2の配線をビット線とし、第3の配線に第2の所
定の電位を加える構成、あるいは、第3の配線をビット
線とし、第2の配線に第2の所定の電位を加える構成と
することが好ましい。
【0032】この場合、ダイオードを更に備え、第1の
トランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第1の
接合型トランジスタを介して第3の配線に接続される代
わりに、第1の接合型トランジスタ及びダイオードを介
して書き込み情報設定線に接続されている構成とするこ
ともできる。
【0033】上記の目的を達成するための本発明の第6
の態様に係る半導体メモリセルは、(1)ソース/ドレ
イン領域、チャネル形成領域、及びゲート領域を有する
第1導電形の読み出し用の第1のトランジスタ、(2)
ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及びゲート
領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のトランジ
スタ、並びに、(3)ソース/ドレイン領域、チャネル
領域及びゲート領域を有する電流制御用の接合型トラン
ジスタ、から成り、(a)第2導電形を有する半導体性
の第1の領域、(b)第1の領域の表面領域に設けられ
た、第1導電形を有する半導体性の第2の領域、(c)
第2の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接合を形
成して接する第3の領域、(d)第1の領域の表面領域
に第2の領域と離間して設けられ、且つ、整流接合を形
成して接する第4の領域、並びに、(e)第2の領域の
表面領域に第3の領域と離間して設けられ、且つ、第2
の領域と整流接合を形成して接する第5の領域、を有す
る。
【0034】そして、(A−1)第1のトランジスタの
一方のソース/ドレイン領域は、第2の領域の表面領域
の一部から構成され、(A−2)第1のトランジスタの
他方のソース/ドレイン領域は、第4の領域から構成さ
れ、(A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域
は、第2の領域の表面領域の該一部と第4の領域とで挟
まれた第1の領域の表面領域の一部から構成され、(A
−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1のトラ
ンジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介して設
けられており、(B−1)第2のトランジスタの一方の
ソース/ドレイン領域は、第1の領域の表面領域の他の
部分から構成され、(B−2)第2のトランジスタの他
方のソース/ドレイン領域は、第3の領域から構成さ
れ、(B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域
は、第1の領域の表面領域の該他の部分と第3の領域と
で挟まれた第2の領域の表面領域の他の部分から構成さ
れ、(B−4)第2のトランジスタのゲート領域は、第
2のトランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を
介して設けられており、第2のトランジスタを構成する
ゲート領域の導電形は、第1のトランジスタを構成する
ゲート領域の導電形と異なっており、(C−1)接合型
トランジスタのゲート領域は、第5の領域、及び、該第
5の領域と対向する第1の領域の部分から構成され、
(C−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
の領域と第1の領域の該部分とで挟まれた第2の領域の
一部から構成され、(C−3)接合型トランジスタの一
方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタのチ
ャネル領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタ
の一方のソース/ドレイン領域を構成する第2の領域の
表面領域の該一部から構成され、(C−4)接合型トラ
ンジスタの他方のソース/ドレイン領域は、接合型トラ
ンジスタのチャネル領域の他端から延びる第2の領域の
部分から構成され、(D−1)第1のトランジスタのゲ
ート領域はメモリセル選択用の第1Aの配線(例えば、
第1のワード線)に接続され、(D−2)第2のトラン
ジスタのゲート領域はメモリセル選択用の第1Bの配線
(例えば、第2のワード線)に接続され、(E)第3の
領域は、書き込み情報設定線に接続され、(F)第4の
領域は、第2の配線に接続され、(G)第5の領域は、
第3の配線に接続されていることを特徴とする。尚、第
2の領域を第4の配線に接続し、第2の配線をビット線
とし、第4の配線に第2の所定の電位を加える構成、あ
るいは、第4の配線をビット線とし、第2の配線に第2
の所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0035】本発明の第6の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、第2の領域と第3の領域との間でダイオ
ードが形成され、第2の領域は、第3の領域を介して書
き込み情報設定線に接続されている構成とすることがで
きる。尚、このダイオードからの注入キャリアが半導体
メモリセルをラッチアップさせる可能性が存在する場合
には、第2の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
成して接するダイオード構成領域を更に有し、該ダイオ
ード構成領域と第2の領域とによって多数キャリア・ダ
イオード(多数キャリアが流れるショットキ・ダイオー
ドやヘテロ接合ダイオードを意味する。以下においても
同様である。)が構成され、第2の領域は、該ダイオー
ド構成領域を介して書き込み情報設定線に接続されてい
る構成とすることが好ましい。ここで、このダイオード
構成領域は書き込み情報設定線の一部分と共通である構
造(言い換えれば、ダイオード構成領域と書き込み情報
設定線の一部分とが共通に形成された構造)とすること
もできる。
【0036】あるいは又、本発明の第6の態様に係る半
導体メモリセルにおいて、第2の領域の表面領域に設け
られ、整流接合を形成して接するダイオード構成領域を
更に有し、該ダイオード構成領域と第2の領域とによっ
てダイオードが構成され、第2の領域は、該ダイオード
構成領域を介して第3の配線に接続されている構成とす
ることもできる。
【0037】あるいは又、本発明の第6の態様に係る半
導体メモリセルにおいては、第5の領域は、第3の配線
に接続される代わりに、第1の領域に接続されている構
成とすることもできる。あるいは又、第5の領域は、第
3の配線に接続される代わりに、書き込み情報設定線に
接続されている構成とすることもできる。これらの場
合、第2の領域と第3の領域との間でダイオードが形成
され、第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報
設定線に接続されている構成とすることができる。尚、
このダイオードからの注入キャリアが半導体メモリセル
をラッチアップさせる可能性が存在する場合には、第2
の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接す
るダイオード構成領域を更に有し、該ダイオード構成領
域と第2の領域とによって多数キャリア・ダイオードが
構成され、第2の領域は、該ダイオード構成領域を介し
て書き込み情報設定線に接続されている構成とすること
が好ましい。
【0038】上記の目的を達成するための本発明の第7
の態様に係る半導体メモリセルにおいては、第5の領域
が省略されている点が、本発明の第6の態様に係る半導
体メモリセルと相違する。即ち、本発明の第7の態様に
係る半導体メモリセルは、(1)ソース/ドレイン領
域、チャネル形成領域、及びゲート領域を有する第1導
電形の読み出し用の第1のトランジスタ、(2)ソース
/ドレイン領域、チャネル形成領域、及びゲート領域を
有する第2導電形のスイッチ用の第2のトランジスタ、
並びに、(3)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及
びゲート領域を有する電流制御用の接合型トランジス
タ、から成り、(a)第1導電形を有する半導体性の第
1の領域、(b)第1の領域と接し、第2導電形を有す
る半導体性の第2の領域、(c)第1の領域の表面領域
に設けられ、且つ、整流接合を形成して接する第3の領
域、並びに、(d)第2の領域の表面領域に設けられ、
且つ、整流接合を形成して接する第4の領域、を有す
る。
【0039】そして、(A−1)第1のトランジスタの
一方のソース/ドレイン領域は、第1の領域の表面領域
から構成され、(A−2)第1のトランジスタの他方の
ソース/ドレイン領域は、第4の領域から構成され、
(A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
第1の領域の該表面領域と第4の領域とで挟まれた第2
の領域の表面領域から構成され、(A−4)第1のトラ
ンジスタのゲート領域は、第1のトランジスタのチャネ
ル形成領域の上方に絶縁膜を介して設けられており、
(B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
ン領域は、第1のトランジスタのチャネル形成領域を構
成する第2の領域の該表面領域から構成され、(B−
2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域
は、第3の領域から構成され、(B−3)第2のトラン
ジスタのチャネル形成領域は、第1のトランジスタの一
方のソース/ドレイン領域を構成する第1の領域の該表
面領域から構成され、(B−4)第2のトランジスタの
ゲート領域は、第2のトランジスタのチャネル形成領域
の上方に絶縁膜を介して設けられており、第2のトラン
ジスタを構成するゲート領域の導電形は、第1のトラン
ジスタを構成するゲート領域の導電形と異なっており、
(C−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第3の
領域、及び、該第3の領域と対向する第2の領域の部分
から構成され、(C−2)接合型トランジスタのチャネ
ル領域は、第3の領域と第2の領域の該部分とで挟まれ
た第1の領域の一部から構成され、(C−3)接合型ト
ランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、接合型ト
ランジスタのチャネル領域の一端から延び、且つ、第1
のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域を構成す
る第1の領域の該表面領域から構成され、(C−4)接
合型トランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、接
合型トランジスタのチャネル領域の他端から延びる第1
の領域の部分から構成され、(D−1)第1のトランジ
スタのゲート領域はメモリセル選択用の第1Aの配線
(例えば、第1のワード線)に接続され、(D−2)第
2のトランジスタのゲート領域はメモリセル選択用の第
1Bの配線(例えば、第2のワード線)に接続され、
(E)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、
(F)第4の領域は、第2の配線に接続されていること
を特徴とする。尚、第1の領域を第4の配線に接続し、
第2の配線をビット線とし、第4の配線に第2の所定の
電位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット線と
し、第2の配線に第2の所定の電位を加える構成とする
ことが好ましい。
【0040】本発明の第7の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、第1の領域と第3の領域との間でダイオ
ードが形成され、第1の領域は、第3の領域を介して書
き込み情報設定線に接続されている構成とすることがで
きる。尚、このダイオードからの注入キャリアが半導体
メモリセルをラッチアップさせる可能性が存在する場合
には、第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
成して接するダイオード構成領域を更に有し、該ダイオ
ード構成領域と第1の領域とによって多数キャリア・ダ
イオードが構成され、第1の領域は、該ダイオード構成
領域を介して書き込み情報設定線に接続されている構成
とすることが好ましい。
【0041】上記の目的を達成するための本発明の第8
の態様に係る半導体メモリセルにおいては、電流制御用
の接合型トランジスタが設けられている位置が、本発明
の第6の態様に係る半導体メモリセルと相違している。
即ち、本発明の第8の態様に係る半導体メモリセルは、
(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及び
ゲート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のト
ランジスタ、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形
成領域、及びゲート領域を有する第2導電形のスイッチ
用の第2のトランジスタ、並びに、(3)ソース/ドレ
イン領域、チャネル領域及びゲート領域を有する電流制
御用の接合型トランジスタ、から成り、(a)第2導電
形を有する半導体性の第1の領域、(b)第1の領域の
表面領域に設けられた、第1導電形を有する半導体性の
第2の領域、(c)第2の領域の表面領域に設けられ、
整流接合を形成して接する第3の領域、(d)第1の領
域の表面領域に第2の領域と離間して設けられた、第1
導電形を有する半導体性の第4の領域、並びに、(e)
第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形成して
接する第5の領域、を有する。
【0042】そして、(A−1)第1のトランジスタの
一方のソース/ドレイン領域は、第2の領域の表面領域
の一部から構成され、(A−2)第1のトランジスタの
他方のソース/ドレイン領域は、第4の領域から構成さ
れ、(A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域
は、第2の領域の表面領域の該一部と第4の領域の該表
面領域とで挟まれた第1の領域の表面領域の一部から構
成され、(A−4)第1のトランジスタのゲート領域
は、第1のトランジスタのチャネル形成領域の上方に絶
縁膜を介して設けられており、(B−1)第2のトラン
ジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第1の領域の
表面領域の他の部分から構成され、(B−2)第2のト
ランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、第3の領
域から構成され、(B−3)第2のトランジスタのチャ
ネル形成領域は、第1の領域の表面領域の該他の部分と
第3の領域とで挟まれた第2の領域の表面領域の他の部
分から構成され、(B−4)第2のトランジスタのゲー
ト領域は、第2のトランジスタのチャネル形成領域の上
方に絶縁膜を介して設けられており、第2のトランジス
タを構成するゲート領域の導電形は、第1のトランジス
タを構成するゲート領域の導電形と異なっており、(C
−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の領
域、及び、該第5の領域と対向する第1の領域の部分か
ら構成され、(C−2)接合型トランジスタのチャネル
領域は、第5の領域と第1の領域の該部分とで挟まれた
第4の領域の一部から構成され、(C−3)接合型トラ
ンジスタの一方のソース/ドレイン領域は、接合型トラ
ンジスタのチャネル領域の一端から延び、且つ、第1の
トランジスタの他方のソース/ドレイン領域を構成する
第4の領域の該表面領域から構成され、(C−4)接合
型トランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、接合
型トランジスタのチャネル領域の他端から延びる第4の
領域の部分から構成され、(D−1)第1のトランジス
タのゲート領域はメモリセル選択用の第1Aの配線(例
えば、第1のワード線)に接続され、(D−2)第2の
トランジスタのゲート領域はメモリセル選択用の第1B
の配線(例えば、第2のワード線)に接続され、(E)
第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、(F)
第4の領域は、第2の配線に接続され、(G)第5の領
域は、第3の配線に接続されていることを特徴とする。
尚、第2の領域を第4の配線に接続し、第2の配線をビ
ット線とし、第4の配線に第2の所定の電位を加える構
成、あるいは、第4の配線をビット線とし、第2の配線
に第2の所定の電位を加える構成とすることが好まし
い。
【0043】本発明の第8の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、第2の領域と第3の領域との間でダイオ
ードが形成され、第2の領域は、第3の領域を介して書
き込み情報設定線に接続されている構成とすることがで
きる。尚、このダイオードからの注入キャリアが半導体
メモリセルをラッチアップさせる可能性が存在する場合
には、第2の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
成して接するダイオード構成領域を更に有し、該ダイオ
ード構成領域と第2の領域とによって多数キャリア・ダ
イオードが構成され、第2の領域は、該ダイオード構成
領域を介して書き込み情報設定線に接続されている構成
とすることが好ましい。
【0044】更には、本発明の第8の態様に係る半導体
メモリセルにおいては、第5の領域は、第3の配線に接
続される代わりに、書き込み情報設定線に接続されてい
る構成とすることができ、あるいは又、第5の領域は、
第3の配線に接続される代わりに、第1の領域に接続さ
れている構成とすることができる。これらの場合、第2
の領域と第3の領域との間でダイオードが形成され、第
2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線に
接続されている構成とすることができる。尚、このダイ
オードからの注入キャリアが半導体メモリセルをラッチ
アップさせる可能性が存在する場合には、第2の領域の
表面領域に設けられ、整流接合を形成して接するダイオ
ード構成領域を更に有し、該ダイオード構成領域と第2
の領域とによって多数キャリア・ダイオードが構成さ
れ、第2の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き
込み情報設定線に接続されている構成とすることが好ま
しい。
【0045】上記の目的を達成するための本発明の第9
の態様に係る半導体メモリセルにおいては、第5の領域
が省略されている点が、本発明の第8の態様に係る半導
体メモリセルと相違する。即ち、本発明の第9の態様に
係る半導体メモリセルは、(1)ソース/ドレイン領
域、チャネル形成領域、及びゲート領域を有する第1導
電形の読み出し用の第1のトランジスタ、(2)ソース
/ドレイン領域、チャネル形成領域、及びゲート領域を
有する第2導電形のスイッチ用の第2のトランジスタ、
並びに、(3)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及
びゲート領域を有する電流制御用の接合型トランジス
タ、から成り、(a)第1導電形を有する半導体性の第
1の領域、(b)第1の領域と接し、第2導電形を有す
る半導体性の第2の領域、(c)第1の領域の表面領域
に設けられ、且つ、整流接合を形成して接する第3の領
域、(d)第2の領域の表面領域に設けられた、第1導
電形を有する半導体性の第4の領域、並びに、(e)第
4の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接合を形成
して接する第5の領域、を有する。
【0046】そして、(A−1)第1のトランジスタの
一方のソース/ドレイン領域は、第1の領域の表面領域
から構成され、(A−2)第1のトランジスタの他方の
ソース/ドレイン領域は、第4の領域から構成され、
(A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
第1の領域の該表面領域と第4の領域とで挟まれた第2
の領域の表面領域から構成され、(A−4)第1のトラ
ンジスタのゲート領域は、第1のトランジスタのチャネ
ル形成領域の上方に絶縁膜を介して設けられており、
(B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
ン領域は、第1のトランジスタのチャネル形成領域を構
成する第2の領域の該表面領域から構成され、(B−
2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域
は、第3の領域から構成され、(B−3)第2のトラン
ジスタのチャネル形成領域は、第1のトランジスタの一
方のソース/ドレイン領域を構成する第1の領域の該表
面領域から構成され、(B−4)第2のトランジスタの
ゲート領域は、第2のトランジスタのチャネル形成領域
の上方に絶縁膜を介して設けられており、第2のトラン
ジスタを構成するゲート領域の導電形は、第1のトラン
ジスタを構成するゲート領域の導電形と異なっており、
(C−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の
領域、及び、該第5の領域と対向する第2の領域の部分
から構成され、(C−2)接合型トランジスタのチャネ
ル領域は、第5の領域と第2の領域の該部分とで挟まれ
た第4の領域の一部から構成され、(C−3)接合型ト
ランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、接合型ト
ランジスタのチャネル領域の一端から延び、且つ、第1
のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域を構成す
る第4の領域の該表面領域から構成され、(C−4)接
合型トランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、接
合型トランジスタのチャネル領域の他端から延びる第4
の領域の部分から構成され、(D−1)第1のトランジ
スタのゲート領域はメモリセル選択用の第1Aの配線
(例えば、第1のワード線)に接続され、(D−2)第
2のトランジスタのゲート領域はメモリセル選択用の第
1Bの配線(例えば、第2のワード線)に接続され、
(E)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、
(F)第4の領域は、第2の配線に接続され、(G)第
5の領域は、第3の配線に接続されていることを特徴と
する。尚、第1の領域を第4の配線に接続し、第2の配
線をビット線とし、第4の配線に第2の所定の電位を加
える構成、あるいは、第4の配線をビット線とし、第2
の配線に第2の所定の電位を加える構成とすることが好
ましい。
【0047】本発明の第9の態様に係る半導体メモリセ
ルにおいては、第1の領域と第3の領域との間でダイオ
ードが形成され、第1の領域は、第3の領域を介して書
き込み情報設定線に接続されている構成とすることがで
きる。尚、このダイオードからの注入キャリアが半導体
メモリセルをラッチアップさせる可能性が存在する場合
には、第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
成して接するダイオード構成領域を更に有し、該ダイオ
ード構成領域と第1の領域とによって多数キャリア・ダ
イオードが構成され、第1の領域は、該ダイオード構成
領域を介して書き込み情報設定線に接続されている構成
とすることが好ましい。
【0048】更には、第5の領域は、第3の配線に接続
される代わりに、書き込み情報設定線に接続されている
構成、若しくは、第5の領域は、第3の配線に接続され
る代わりに、第2の領域に接続されている構成とするこ
とができる。これらの場合、第1の領域と第3の領域と
の間でダイオードが形成され、第1の領域は、第3の領
域を介して書き込み情報設定線に接続されている構成と
することができる。尚、このダイオードからの注入キャ
リアが半導体メモリセルをラッチアップさせる可能性が
存在する場合には、第1の領域の表面領域に設けられ、
整流接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有
し、該ダイオード構成領域と第1の領域とによって多数
キャリア・ダイオードが構成され、第1の領域は、該ダ
イオード構成領域を介して書き込み情報設定線に接続さ
れている構成とすることが好ましい。
【0049】上記の目的を達成するための本発明の第1
0の態様に係る半導体メモリセルにおいては、電流制御
用の第3のトランジスタが設けられている点が、本発明
の第9の態様に係る半導体メモリセルと相違する。即
ち、本発明の第10の態様に係る半導体メモリセルは、
(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及び
ゲート領域を有する第1導電形の読み出し用の第1のト
ランジスタ、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形
成領域、及びゲート領域を有する第2導電形のスイッチ
用の第2のトランジスタ、(3)ソース/ドレイン領
域、チャネル形成領域、及びゲート領域を有する第2導
電形の電流制御用の第3のトランジスタ、並びに、
(4)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
領域を有する電流制御用の接合型トランジスタ、から成
り、(a)第1導電形を有する半導体性の第1の領域、
(b)第1の領域と接し、第2導電形を有する半導体性
の第2の領域、(c)第1の領域の表面領域に設けら
れ、整流接合を形成して接する第3の領域、(d)第2
の領域の表面領域に設けられた、第1導電形を有する半
導体性の第4の領域、並びに、(e)第4の領域の表面
領域に設けられ、整流接合を形成して接する第5の領
域、を有する。
【0050】そして、(A−1)第1のトランジスタの
一方のソース/ドレイン領域は、第1の領域の表面領域
から構成され、(A−2)第1のトランジスタの他方の
ソース/ドレイン領域は、第4の領域の表面領域から構
成され、(A−3)第1のトランジスタのチャネル形成
領域は、第1の領域の該表面領域と第4の領域の該表面
領域とで挟まれた第2の領域の表面領域から構成され、
(A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
て設けられており、(B−1)第2のトランジスタの一
方のソース/ドレイン領域は、第2の領域の該表面領域
から構成され、(B−2)第2のトランジスタの他方の
ソース/ドレイン領域は、第3の領域から構成され、
(B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
第1の領域の該表面領域から構成され、(B−4)第2
のトランジスタのゲート領域は、第2のトランジスタの
チャネル形成領域の上方に絶縁膜を介して設けられてお
り、第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形
は、第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電形
と異なっており、(C−1)第3のトランジスタの一方
のソース/ドレイン領域は、第2の領域の該表面領域か
ら構成され、(C−2)第3のトランジスタの他方のソ
ース/ドレイン領域は、第5の領域から構成され、(C
−3)第3のトランジスタのチャネル形成領域は、第4
の領域の該表面領域から構成され、(C−4)第3のト
ランジスタのゲート領域は、第3のトランジスタのチャ
ネル形成領域の上方に絶縁膜を介して設けられており、
第3のトランジスタを構成するゲート領域の導電形は、
第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と同
じであり、(D−1)接合型トランジスタのゲート領域
は、第5の領域、及び、該第5の領域と対向する第2の
領域の部分から構成され、(D−2)接合型トランジス
タのチャネル領域は、第5の領域と第2の領域の該部分
とで挟まれた第4の領域の一部から構成され、(D−
3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイン領域
は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端から延
び、且つ、第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
ン領域を構成し、そして、第3のトランジスタのチャネ
ル形成領域を構成する第4の領域の該表面領域から構成
され、(D−4)接合型トランジスタの他方のソース/
ドレイン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の
他端から延びる第4の領域の部分から構成され、(E−
1)第1のトランジスタのゲート領域はメモリセル選択
用の第1Aの配線(例えば、第1のワード線)に接続さ
れ、(E−2)第2のトランジスタのゲート領域はメモ
リセル選択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード
線)に接続され、(E−3)第3のトランジスタのゲー
ト領域はメモリセル選択用の第1Cの配線(例えば、第
3のワード線)に接続され、(F)第3の領域は、書き
込み情報設定線に接続され、(G)第4の領域は、第2
の配線に接続されていることを特徴とする。尚、第1の
領域を第3の配線に接続し、第2の配線をビット線と
し、第3の配線に第2の所定の電位を加える構成、ある
いは、第3の配線をビット線とし、第2の配線に第2の
所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0051】本発明の第10の態様に係る半導体メモリ
セルにおいては、第1の領域と第3の領域との間でダイ
オードが形成され、第1の領域は、第3の領域を介して
書き込み情報設定線に接続されている構成とすることが
できる。尚、このダイオードからの注入キャリアが半導
体メモリセルをラッチアップさせる可能性が存在する場
合には、第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を
形成して接するダイオード構成領域を更に有し、該ダイ
オード構成領域と第1の領域とによって多数キャリア・
ダイオードが構成され、第1の領域は、該ダイオード構
成領域を介して書き込み情報設定線に接続されている構
成とすることが好ましい。
【0052】上記の目的を達成するための本発明の第1
1の態様に係る半導体メモリセルにおいては、第2の接
合型トランジスタが設けられている点が、本発明の第7
の態様に係る半導体メモリセルと相違する。即ち、本発
明の第11の態様に係る半導体メモリセルは、(1)ソ
ース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及びゲート領
域を有する第1導電形の読み出し用の第1のトランジス
タ、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、
及びゲート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2
のトランジスタ、(3)ソース/ドレイン領域、チャネ
ル領域及びゲート領域を有する電流制御用の第1の接合
型トランジスタ、並びに、(4)ソース/ドレイン領
域、チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用の
第2の接合型トランジスタ、から成り、(a)第1導電
形を有する半導体性の第1の領域、(b)第1の領域と
接し、第2導電形を有する半導体性の第2の領域、
(c)第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
成して接する第3の領域、(d)第2の領域の表面領域
に設けられた、第1導電形を有する半導体性の第4の領
域、並びに、(e)第4の領域の表面領域に設けられ、
整流接合を形成して接する第5の領域、を有する。
【0053】そして、(A−1)第1のトランジスタの
一方のソース/ドレイン領域は、第1の領域の表面領域
から構成され、(A−2)第1のトランジスタの他方の
ソース/ドレイン領域は、第4の領域の表面領域から構
成され、(A−3)第1のトランジスタのチャネル形成
領域は、第1の領域の該表面領域と第4の領域の該表面
領域とで挟まれた第2の領域の表面領域から構成され、
(A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
て設けられており、(B−1)第2のトランジスタの一
方のソース/ドレイン領域は、第2の領域の該表面領域
から構成され、(B−2)第2のトランジスタの他方の
ソース/ドレイン領域は、第3の領域から構成され、
(B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
第1の領域の該表面領域から構成され、(B−4)第2
のトランジスタのゲート領域は、第2のトランジスタの
チャネル形成領域の上方に絶縁膜を介して設けられてお
り、第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形
は、第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電形
と異なっており、(C−1)第1の接合型トランジスタ
のゲート領域は、第3の領域、及び、該第3の領域と対
向する第2の領域の部分から構成され、(C−2)第1
の接合型トランジスタのチャネル領域は、第2の領域と
第3の領域の該部分とで挟まれた第1の領域の一部から
構成され、(C−3)第1の接合型トランジスタの一方
のソース/ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタ
のチャネル領域の一端から延び、且つ、第1のトランジ
スタの一方のソース/ドレイン領域を構成する第1の領
域の該表面領域から構成され、(C−4)第1の接合型
トランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、第1の
接合型トランジスタのチャネル領域の他端から延びる第
1の領域の部分から構成され、(D−1)第2の接合型
トランジスタのゲート領域は、第5の領域、及び、該第
5の領域と対向する第2の領域の部分から構成され、
(D−2)第2の接合型トランジスタのチャネル領域
は、第5の領域と第2の領域の該部分とで挟まれた第4
の領域の一部から構成され、(D−3)第2の接合型ト
ランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、第2の接
合型トランジスタのチャネル領域の一端から延び、且
つ、第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域
を構成する第4の領域の該表面領域から構成され、(D
−4)第2の接合型トランジスタの他方のソース/ドレ
イン領域は、第2の接合型トランジスタのチャネル領域
の他端から延びる第4の領域の部分から構成され、(E
−1)第1のトランジスタのゲート領域はメモリセル選
択用の第1Aの配線(例えば、第1のワード線)に接続
され、(E−2)第2のトランジスタのゲート領域はメ
モリセル選択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード
線)に接続され、(F)第3の領域は、書き込み情報設
定線に接続され、(G)第4の領域は、第2の配線に接
続され、(H)第5の領域は、第3の配線に接続されて
いることを特徴とする。尚、第1の領域を第4の配線に
接続し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に第2
の所定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線をビ
ット線とし、第2の配線に第2の所定の電位を加える構
成とすることが好ましい。
【0054】本発明の第11の態様に係る半導体メモリ
セルにおいては、第1の領域と第3の領域との間でダイ
オードが形成され、第1の領域は、第3の領域を介して
書き込み情報設定線に接続されている構成とすることが
できる。あるいは又、第1の領域の表面領域に設けら
れ、整流接合を形成して接するダイオード構成領域を更
に有し、該ダイオード構成領域と第1の領域とによって
多数キャリア・ダイオードが構成され、第1の領域は、
該ダイオード構成領域を介して書き込み情報設定線に接
続されている構成とすることができる。
【0055】更には、本発明の第11の態様に係る半導
体メモリセルにおいては、第2の接合型トランジスタの
他方のゲート領域に該当する第5の領域を、第3の配線
に接続する代わりに、第2の接合型トランジスタの一方
のゲート領域に該当する第2の領域に接続する構成とす
ることもできる。あるいは又、第2の接合型トランジス
タの他方のゲート領域に該当する第5の領域を、第3の
配線に接続する代わりに、書き込み情報設定線に接続す
る構成とすることもできる。尚、これらの場合におい
て、第1の領域と第3の領域との間でダイオードが形成
され、第1の領域は、第3の領域を介して書き込み情報
設定線に接続されている構成とすることができる。ある
いは又、第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を
形成して接するダイオード構成領域を更に有し、該ダイ
オード構成領域と第1の領域とによって多数キャリア・
ダイオードが構成され、第1の領域は、該ダイオード構
成領域を介して書き込み情報設定線に接続されている構
成とすることができる。
【0056】上記の目的を達成するための本発明の第1
2の態様に係る半導体メモリセルにおいては、第3のト
ランジスタが設けられている点が、本発明の第11の態
様に係る半導体メモリセルと相違する。即ち、本発明の
第12の態様に係る半導体メモリセルは、(1)ソース
/ドレイン領域、チャネル形成領域、及びゲート領域を
有する第1導電形の読み出し用の第1のトランジスタ、
(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及び
ゲート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のト
ランジスタ、(3)ソース/ドレイン領域、チャネル形
成領域、及びゲート領域を有する第2導電形の電流制御
用の第3のトランジスタ、(4)ソース/ドレイン領
域、チャネル領域及びゲート領域を有する電流制御用の
第1の接合型トランジスタ、並びに、(5)ソース/ド
レイン領域、チャネル領域及びゲート領域を有する電流
制御用の第2の接合型トランジスタ、から成り、(a)
第1導電形を有する半導体性の第1の領域、(b)第1
の領域と接し、第2導電形を有する半導体性の第2の領
域、(c)第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合
を形成して接する第3の領域、(d)第2の領域の表面
領域に設けられた、第1導電形を有する半導体性の第4
の領域、並びに、(e)第4の領域の表面領域に設けら
れ、整流接合を形成して接する第5の領域、を有する。
【0057】そして、(A−1)第1のトランジスタの
一方のソース/ドレイン領域は、第1の領域の表面領域
から構成され、(A−2)第1のトランジスタの他方の
ソース/ドレイン領域は、第4の領域の表面領域から構
成され、(A−3)第1のトランジスタのチャネル形成
領域は、第1の領域の該表面領域と第4の領域の該表面
領域とで挟まれた第2の領域の表面領域から構成され、
(A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
て設けられており、(B−1)第2のトランジスタの一
方のソース/ドレイン領域は、第2の領域の該表面領域
から構成され、(B−2)第2のトランジスタの他方の
ソース/ドレイン領域は、第3の領域から構成され、
(B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
第1の領域の該表面領域から構成され、(B−4)第2
のトランジスタのゲート領域は、第2のトランジスタの
チャネル形成領域の上方に絶縁膜を介して設けられてお
り、第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形
は、第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電形
と異なっており、(C−1)第3のトランジスタの一方
のソース/ドレイン領域は、第2の領域の該表面領域か
ら構成され、(C−2)第3のトランジスタの他方のソ
ース/ドレイン領域は、第5の領域から構成され、(C
−3)第3のトランジスタのチャネル形成領域は、第4
の領域の該表面領域から構成され、(C−4)第3のト
ランジスタのゲート領域は、第3のトランジスタのチャ
ネル形成領域の上方に絶縁膜を介して設けられており、
第3のトランジスタを構成するゲート領域の導電形は、
第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と同
じであり、(D−1)第1の接合型トランジスタのゲー
ト領域は、第3の領域、及び、該第3の領域と対向する
第2の領域の部分から構成され、(D−2)第1の接合
型トランジスタのチャネル領域は、第2の領域と第3の
領域の該部分とで挟まれた第1の領域の一部から構成さ
れ、(D−3)第1の接合型トランジスタの一方のソー
ス/ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタのチャ
ネル領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタの
一方のソース/ドレイン領域を構成する第1の領域の該
表面領域から構成され、(D−4)第1の接合型トラン
ジスタの他方のソース/ドレイン領域は、第1の接合型
トランジスタのチャネル領域の他端から延びる第1の領
域の部分から構成され、(E−1)第2の接合型トラン
ジスタのゲート領域は、第5の領域、及び、該第5の領
域と対向する第2の領域の部分から構成され、(E−
2)第2の接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
の領域と第2の領域の該部分とで挟まれた第4の領域の
一部から構成され、(E−3)第2の接合型トランジス
タの一方のソース/ドレイン領域は、第2の接合型トラ
ンジスタのチャネル領域の一端から延び、且つ、第1の
トランジスタの他方のソース/ドレイン領域を構成し、
そして、第3のトランジスタのチャネル形成領域を構成
する第4の領域の該表面領域から構成され、(E−4)
第2の接合型トランジスタの他方のソース/ドレイン領
域は、第2の接合型トランジスタのチャネル領域の他端
から延びる第4の領域の部分から構成され、(F−1)
第1のトランジスタのゲート領域はメモリセル選択用の
第1Aの配線(例えば、第1のワード線)に接続され、
(F−2)第2のトランジスタのゲート領域はメモリセ
ル選択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード線)に
接続され、(F−3)第3のトランジスタのゲート領域
はメモリセル選択用の第1Cの配線(例えば、第3のワ
ード線)に接続され、(G)第3の領域は、書き込み情
報設定線に接続され、(H)第4の領域は、第2の配線
に接続されていることを特徴とする。尚、第1の領域を
第3の配線に接続し、第2の配線をビット線とし、第3
の配線に第2の所定の電位を加える構成、あるいは、第
3の配線をビット線とし、第2の配線に第2の所定の電
位を加える構成とすることが好ましい。
【0058】本発明の第12の態様に係る半導体メモリ
セルにおいては、第1の領域と第3の領域との間でダイ
オードが形成され、第1の領域は、第3の領域を介して
書き込み情報設定線に接続されている構成とすることが
できる。あるいは又、第1の領域の表面領域に設けら
れ、整流接合を形成して接するダイオード構成領域を更
に有し、該ダイオード構成領域と第1の領域とによって
多数キャリア・ダイオードが構成され、第1の領域は、
該ダイオード構成領域を介して書き込み情報設定線に接
続されている構成とすることができる。
【0059】本発明の第6〜第12の態様に係る半導体
メモリセルにおいては、第1のトランジスタのチャネル
形成領域を構成する領域の下に、第1導電形の高濃度不
純物含有層が設けられていることが、第1のトランジス
タのチャネル形成領域に蓄積される電位あるいは電荷の
増加を図ることができる面から好ましい。また、本発明
の第6〜第12の態様に係る半導体メモリセルにおいて
は、各領域の配置にも依存するが、第1のトランジスタ
の一方のソース/ドレイン領域を構成する領域の下に、
第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域と接
続された配線として機能する第1導電形の高濃度不純物
含有層を設ければ、配線構造の簡素化を図ることができ
る。
【0060】本発明の半導体メモリセルにおいて、第1
のトランジスタを構成するゲート領域の導電形を第1導
電形とする場合には、第2のトランジスタ(及び第3の
トランジスタ)を構成するゲート領域の導電形を第2導
電形とし、第1のトランジスタを構成するゲート領域の
導電形を第2導電形とする場合には、第2のトランジス
タ(及び第3のトランジスタ)を構成するゲート領域の
導電形を第1導電形とする。
【0061】本発明の半導体メモリセルにおける接合型
トランジスタ(JFET)、第1の接合型トランジス
タ、第2の接合型トランジスタは、 これらの接合型トランジスタのそれぞれの対向する
ゲート領域の間の距離(チャネル領域の厚さ)を最適化
し、且つ、 これらの接合型トランジスタのそれぞれの対向する
それぞれのゲート領域における不純物濃度と、接合型ト
ランジスタのチャネル領域における不純物濃度とを最適
化することによって、形成することができる。尚、ゲー
ト領域の間の距離(チャネル領域の厚さ)、並びにゲー
ト領域及びチャネル領域における不純物濃度の最適化を
図らない場合、空乏層が広がらず、接合型トランジスタ
のオン/オフ動作を得ることができない。これらの最適
化は、コンピュータシミュレーションや実験によって行
う必要がある。
【0062】本発明の半導体メモリセルを、半導体基板
表面領域、半導体基板上に設けられた絶縁層の上、半導
体基板に設けられたウエル構造内、あるいは絶縁体や絶
縁層上に形成することができるが、α線粒子や中性子に
よって誘起されるソフト・エラーの発生を防止する観点
から、半導体メモリセルは、第1導電形のウエル構造内
に形成され、あるいは又、絶縁体や絶縁層上に形成さ
れ、あるいは又、所謂SOI構造やTFT構造を有する
ことが好ましい。尚、絶縁体や絶縁層は半導体基板上の
みならず、ガラス基板や石英基板の上に形成されていて
もよい。
【0063】チャネル形成領域あるいはチャネル領域
は、従来の方法に基づき、シリコンあるいはGaAs等
から形成することができる。第1のトランジスタ、第2
のトランジスタあるいは第3のトランジスタのゲート領
域は、従来の方法により、金属、不純物が添加又はドー
プされたシリコン、アモルファスシリコンあるいはポリ
シリコン、シリサイド、高濃度に不純物を添加したGa
As等から形成することができる。添加すべき不純物の
導電形を決定することで、ゲート領域の導電形を規定す
ることができる。絶縁膜は、従来の方法により、SiO
2、SiN、Al23、GaAlAs等から形成するこ
とができる。各領域は、要求される特性や構造に応じ、
従来の方法により、不純物が添加されたシリコン、アモ
ルファスシリコンあるいはポリシリコン、シリサイド、
シリサイド層と半導体層の2層構造、シリコン−ゲルマ
ニウム(Si−Ge)、高濃度に不純物が添加されたG
aAs等から形成することができる。
【0064】尚、本発明の第6〜第12の態様に係る半
導体メモリセルにおいて、半導体性又は導電性の領域
は、シリサイドや金属、金属化合物から構成されていて
もよいが、半導体から構成されていることが好ましい。
更には、多数キャリア・ダイオードを構成するダイオー
ド構成領域を設ける場合には、このダイオード構成領域
は、半導体から構成されていてもよく、あるいは又、シ
リサイドや金属、金属化合物から構成されていてもよ
い。更には、後者の場合、ダイオード構成領域がその表
面領域に形成される領域を半導体から構成することが好
ましい。
【0065】第3の領域が書き込み情報設定線に接続さ
れた構造には、第3の領域が書き込み情報設定線の一部
分と共通である構造(言い換えれば、第3の領域と書き
込み情報設定線の一部分とが共通に形成された構造)も
含まれる。また、第4の領域が第2の配線に接続された
構造には、第4の領域が第2の配線の一部分と共通であ
る構造(言い換えれば、第4の領域と第2の配線の一部
分とが共通に形成された構造)も含まれる。
【0066】本発明の半導体メモリセルにおいては、第
1のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と、第
2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形とが異
なるので、それぞれのトランジスタの閾値電位を下げる
ことができ、半導体メモリセルの低電圧化に容易に対処
することができる。
【0067】また、本発明の第6〜第12の態様に係る
半導体メモリセルにおいては、第1のトランジスタ及び
第2のトランジスタ(更には第3のトランジスタ)の各
々のゲート領域を、メモリセル選択用の第1の配線に接
続すれば、メモリセル選択用の配線を1本にすることが
可能となり、チップ面積を小さくすることができる。更
には、本発明の半導体メモリセルにおいて、読み出し用
の第1のトランジスタとスイッチ用の第2のトランジス
タとを1つに融合すれば、小さいセル面積とリーク電流
の低減を図ることができる。
【0068】本発明の半導体メモリセルにおいては、メ
モリセル選択用の第1Aの配線及び第1Bの配線の電位
を適切に選択することにより、第1のトランジスタ及び
第2のトランジスタのオン・オフ状態を制御することが
できる。即ち、情報の書き込み時、メモリセル選択用の
第1Bの配線の電位を第2のトランジスタが充分オンと
なる電位に設定し、メモリセル選択用の第1Aの配線の
電位を第1のトランジスタが充分オフとなる電位に設定
すると、第2のトランジスタは導通し、書き込み情報設
定線の電位に依存して第2のトランジスタにおけるチャ
ネル形成領域と一方のソース/ドレイン領域との間に形
成されたキャパシタに電荷が充電される。その結果、情
報は、第1のトランジスタのチャネル形成領域に、第2
のトランジスタのチャネル形成領域との電位差あるいは
電荷の形態で蓄積される。情報の読み出し時、第1のト
ランジスタにおいて、チャネル形成領域に蓄積された電
位あるいは電荷(情報)は、チャネル形成領域と他方の
ソース/ドレイン領域との間の電位差又は電荷に変換さ
れ、その電荷(情報)に依存して、ゲート領域から見た
第1のトランジスタのスレッショールド値が変化する。
従って、情報の読み出し時、メモリセル選択用の第1A
の配線の電位を第1のトランジスタが充分オンとなる電
位に設定し、メモリセル選択用の第1Bの配線の電位を
第2のトランジスタが充分オフとなる電位に設定するこ
とによって、第1のトランジスタのオン/オフ動作を制
御することができる。この第1のトランジスタの動作状
態を検出することによって、情報の読み出しを行うこと
ができる。
【0069】しかも、本発明の半導体メモリセルにおい
ては、第1のトランジスタ及び第2のトランジスタに加
えて、接合型トランジスタが備えられている。この接合
型トランジスタは、情報の読み出し時、オン/オフ動作
の制御がなされるので、第1のトランジスタのソース/
ドレイン領域間を流れる電流のマージンを非常に大きく
とれる結果、例えば第2の配線に接続し得る半導体メモ
リセルの数に制限を受け難くなる。また、電流制御用の
第3のトランジスタを設ければ、情報の読み出し時、オ
ン/オフ動作の制御がなされるので、第1のトランジス
タのソース/ドレイン領域間を流れる電流のマージンを
一層確実に非常に大きくとれる結果、例えば第2の配線
に接続し得る半導体メモリセルの数に制限を一層受け難
い。
【0070】また、ダイオードを設ければ、第1のトラ
ンジスタの一方のソース/ドレイン領域に接続すべき配
線を設ける必要が無くなる。第3の領域が第2の領域若
しくは第1の領域とは逆の導電形を有する半導体性の領
域から構成されている場合、ダイオードはpn接合ダイ
オードであり、かかるpn接合ダイオードは、pn接合
ダイオードを構成する領域の不純物濃度を適切な値とす
ることによって形成することができる。ところで、pn
接合ダイオードを形成する各領域における電位設定、あ
るいは、各領域の不純物濃度関係の設計が不適切である
と、このpn接合ダイオードからの注入キャリアが半導
体メモリセルをラッチアップさせる可能性がある。即
ち、情報の書き込み時、書き込み情報設定線に印加され
る電圧が、第3の領域と第1の領域や第2の領域の接合
部において大きな順方向電流が流れない程度の小電圧
(pn接合の場合、0.4V以下)でないと、ラッチア
ップの危険性がある。ラッチアップを除く1つの方法と
して、先に説明したように、第1の領域や第2の領域の
表面領域にダイオード構成領域を形成し、ダイオード構
成領域をシリサイドや金属、金属化合物で構成し、ダイ
オード構成領域と第1の領域や第2の領域との接合をシ
ョットキ接合のように多数キャリアが主として順方向電
流を構成する接合とする方法を挙げることができる。即
ち、ダイオード構成領域を、シリサイド層又はMoやA
l等から成る金属層から構成し、多数キャリアで導通す
るショットキ接合形の多数キャリア・ダイオードを形成
すればよい。尚、ダイオード構成領域は、書き込み情報
設定線と共通の材料(例えば、バリア層、グルーレイヤ
ーとして用いられるチタンシリサイドやTiN等の材
料)から構成することもできる。即ち、ダイオード構成
領域を第1の領域や第2の領域の表面に設け、このダイ
オード構成領域を書き込み情報設定線の一部分と共通と
する構造(言い換えれば、ダイオード構成領域と書き込
み情報設定線の一部分とが共通に形成された構造)とす
ることも可能である。この場合、配線材料とシリコン半
導体基板のシリコンとが反応して形成された化合物から
ダイオード構成領域が構成された状態も、ダイオード構
成領域が書き込み情報設定線の一部分と共通である構造
に含まれる。あるいは又、ダイオード構成領域を、IS
O型ヘテロ接合を形成する材料から構成することが好ま
しい。ここで、ISO型ヘテロ接合とは、同じ導電形を
有し、しかも異種の2種類の半導体性の領域間に形成さ
れるヘテロ接合を意味する。ISO型ヘテロ接合の詳細
は、例えば、S.M. Sze 著、"Physics of Semiconductor
Devices"、第2版、第122頁(John Wiley & Sons出
版)に記載されている。ISO型ヘテロ接合は、ダイオ
ード構成領域が、第1の領域や第2の領域を構成する材
料とは異なり、しかも、第1の領域や第2の領域と同じ
導電形を有する半導体材料から構成することによって、
形成することができる。
【0071】本発明の半導体メモリセルは、情報を電
位、電位差、又は電荷等の形態で保持するが、接合リー
ク等のリーク電流によりいずれはそれらが減衰するため
リフレッシュを必要とするので、DRAM様に動作す
る。
【0072】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。尚、以下の説明における半導体メモリセ
ルの模式的な一部断面図は、特に断りの無い限り、ゲー
ト領域が延びる方向と直角の垂直面で半導体メモリセル
を切断したときの図である。
【0073】(実施の形態1)実施の形態1は、本発明
の第1の態様及び第6の態様に係る半導体メモリセルに
関する。図2の(A)にその原理図を示すように、実施
の形態1の半導体メモリセルは、(1)ソース/ドレイ
ン領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソ
ース/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル形成
領域CH1、及び、該チャネル形成領域CH1と容量結合
したゲート領域G1を有する第1導電形(例えば、nチ
ャネル形)の読み出し用の第1のトランジスタTR1
(2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
導体性のチャネル形成領域CH2、及び、該チャネル形
成領域CH2と容量結合したゲート領域G2を有する第2
導電形(例えば、pチャネル形)のスイッチ用の第2の
トランジスタTR2、並びに、(3)ソース/ドレイン
領域、チャネル領域CHJ1及びゲート領域を有する電流
制御用の接合型トランジスタJF1、から成る。
【0074】そして、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域は、第2のトランジスタTR2
のチャネル形成領域CH2に相当し、且つ、接合型トラ
ンジスタJF1の一方のソース/ドレイン領域に相当
し、第2のトランジスタTR2の一方のソース/ドレイ
ン領域は、第1のトランジスタTR1のチャネル形成領
域CH1に相当し、且つ、接合型トランジスタJF1の一
方のゲート領域に相当し、第1のトランジスタTR1
構成するゲート領域G1の導電形は、第2のトランジス
タTR2を構成するゲート領域G2の導電形と異なる。実
施の形態1においては、第1のトランジスタTR1と第
2のトランジスタTR2は、実質的に個別のトランジス
タから構成されている。
【0075】更には、第1のトランジスタTR1のゲー
ト領域G1はメモリセル選択用の第1Aの配線(例え
ば、第1のワード線)に接続され、第2のトランジスタ
TR2のゲート領域G2はメモリセル選択用の第1Bの配
線(例えば、第2のワード線)に接続されている。ま
た、第1のトランジスタTR1の他方のソース/ドレイ
ン領域は第2の配線に接続され、接合型トランジスタJ
1の他方のゲート領域は第3の配線に接続され、第1
のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域は
接合型トランジスタJF1及びダイオードDを介して書
き込み情報設定線WISLに接続され、第2のトランジ
スタTR2の他方のソース/ドレイン領域は書き込み情
報設定線WISLに接続されている。尚、第2の配線を
ビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線W
ISLをビット線と兼用させ、第2の配線に第2の所定
の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0076】あるいは又、図8に模式的な一部断面図を
示すように、実施の形態1の半導体メモリセルは、
(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域C
1、及びゲート領域G1を有する第1導電形(例えば、
nチャネル形)の読み出し用の第1のトランジスタTR
1、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域C
2、及びゲート領域G2を有する第2導電形(例えば、
pチャネル形)のスイッチ用の第2のトランジスタTR
2、並びに、(3)ソース/ドレイン領域、チャネル領
域CHJ1及びゲート領域を有する電流制御用の接合型ト
ランジスタJF1、から成り、(a)第2導電形(例え
ば、p+形)を有する半導体性の第1の領域SC1
(b)第1の領域SC1の表面領域に設けられた、第1
導電形(例えば、n+形)を有する半導体性の第2の領
域SC2、(c)第2の領域SC2の表面領域に設けら
れ、且つ、整流接合を形成して接する、第2導電形(例
えばp++形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、
金属化合物等の導電性の第3の領域SC3、(d)第1
の領域SC1の表面領域に第2の領域SC2と離間して設
けられ、且つ、整流接合を形成して接する、第1導電形
(例えばn+形)の半導体性の、又は、シリサイドや金
属、金属化合物等の導電性の第4の領域SC4、並び
に、(e)第2の領域SC2の表面領域に第3の領域S
3と離間して設けられ、且つ、第2の領域SC2と整流
接合を形成して接する、第2導電形(例えばp++形)の
半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化合物等の
導電性の第5の領域SC5、を有する。
【0077】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2
の領域SC2の表面領域の一部から構成され、(A−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4
から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH1は、
第2の領域SC2の表面領域の該一部と第4の領域SC4
とで挟まれた第1の領域SC1の表面領域の一部から構
成され、(A−4)ゲート領域G1は、第1のトランジ
スタTR1のチャネル形成領域CH1の上方に絶縁膜を介
して設けられている。
【0078】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1の
領域SC1の表面領域の他の部分から構成され、(B−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
から構成され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、
第1の領域SC1の表面領域の該他の部分と第3の領域
SC3とで挟まれた第2の領域SC2の表面領域の他の部
分から構成され、(B−4)ゲート領域G2は、第2の
トランジスタTR2のチャネル形成領域CH2の上方に絶
縁膜を介して設けられている。
【0079】ここで、第2のトランジスタTR2を構成
するゲート領域G2の導電形は、第1のトランジスタT
1を構成するゲート領域G1の導電形と異なっている。
第1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1の導
電形を例えばn形、第2のトランジスタTR2を構成す
るゲート領域G2の導電形を例えばp形とすることがで
きる。
【0080】更に、接合型トランジスタJF1に関して
は、(C−1)ゲート領域は、第5の領域SC5、及
び、該第5の領域SC5と対向する第1の領域SC1の部
分から構成され、(C−2)チャネル領域CHJ1は、第
5の領域SC5と第1の領域SC1の該部分とで挟まれた
第2の領域SC2の一部から構成され、(C−3)一方
のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
のチャネル領域CHJ1の一端から延び、且つ、第1のト
ランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域を構成
する第2の領域SC2の表面領域の該一部から構成さ
れ、(C−4)他方のソース/ドレイン領域は、接合型
トランジスタJF1のチャネル領域CHJ1の他端から延
びる第2の領域SC2の部分から構成されている。
【0081】そして、(D−1)第1のトランジスタT
1のゲート領域G1はメモリセル選択用の第1Aの配線
(例えば、第1のワード線)に接続され、(D−2)第
2のトランジスタTR2のゲート領域G2はメモリセル選
択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード線)に接続
され、(E)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線
WISLに接続され、(F)第4の領域SC4は、第2
の配線に接続され、(G)第5の領域SC5は、第3の
配線に接続されている。
【0082】実施の形態1の半導体メモリセルにおいて
は、第2の領域SC2と第3の領域SC3との間でpn接
合ダイオードDが形成され、第2の領域SC2は、第3
の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに接
続されている。かかるpn接合ダイオードDは、第2の
領域SC2及び第3の領域SC3の不純物濃度を適切な値
とすることによって形成することができる。尚、第2の
配線をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設
定線WISLをビット線と兼用させ、第2の配線に第2
の所定の電位を加える構成とすることが好ましい。図
中、「IL」は層間絶縁層を表し、「IR」は素子分離
領域を表す。
【0083】接合型トランジスタJF1は、対向する
ゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域SC5
に対向する第1の領域SC1の部分)の間の距離(チャ
ネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対向する
それぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5
の領域SC5に対向する第1の領域SC1の部分)におけ
る不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純物濃度
とを最適化することによって、形成されている。
【0084】実施の形態1においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばn形半
導体基板に設けられた第2導電形(例えばp形)のウエ
ル構造内に形成されている。
【0085】実施の形態1の半導体メモリセルにおい
て、第1の領域SC1の直下に、第1導電形(例えばn
++形)の高濃度不純物含有層SC10を形成すれば、読み
出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域
CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図ること
ができる。
【0086】図8に示した実施の形態1の半導体メモリ
セルの変形例を図9に示す。この半導体メモリセルは、
支持基板上の絶縁層IL0の上に形成された半導体層S
0に、図8に示した構造を有する半導体メモリセルが
形成されている。このような構造を有する半導体メモリ
セルは、半導体基板の全面に絶縁体(絶縁層)を形成し
た後、絶縁体(絶縁層)と支持基板とを張り合わせ、次
に、半導体基板を裏面から研削、研磨することによって
得られた、所謂張り合わせ基板に基づき製造することが
できる。あるいは又、例えばシリコン半導体基板に酸素
をイオン注入した後に熱処理を行って得られるSIMO
X法による絶縁体(絶縁層)を形成し、その上に残され
たシリコン層に半導体メモリセルを作製すればよい。即
ち、これらの半導体メモリセルは、所謂SOI構造を有
する。あるいは又、例えばアモルファスシリコン層やポ
リシリコン層をCVD法等によって絶縁体(絶縁層)の
上に製膜し、次いで、レーザビームや電子ビームを用い
た帯域溶融結晶化法、絶縁体(絶縁層)に設けられた開
口部を介して結晶成長を行うラテラル固相結晶成長法等
の各種の公知の単結晶化技術によってシリコン層を形成
し、かかるシリコン層に半導体メモリセルを作製すれば
よい。あるいは又、支持基板上に製膜された絶縁体(絶
縁層)上に、例えばポリシリコン層あるいはアモルファ
スシリコン層を形成した後、かかるポリシリコン層ある
いはアモルファスシリコン層に半導体メモリセルを作製
することによって得ることができ、所謂TFT構造を有
する。
【0087】尚、図8に示した半導体メモリセルにおい
て、原理図を図1に示すように、pn接合ダイオードD
の形成を省略し、第1のトランジスタTR1の一方のソ
ース/ドレイン領域に該当する第2の領域SC2を第4
の配線(図8には図示せず)に接続してもよい。この場
合、第2の配線をビット線とし、第4の配線に第2の所
定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット
線とし、第2の配線に第2の所定の電位を加える構成と
することが好ましい。
【0088】図8に示した実施の形態1の半導体メモリ
セルの変形例を、更に、図10〜図17に示す。
【0089】原理図を図2の(B)に示し、模式的な一
部断面図を図10に示す半導体メモリセルは、第2の領
域SC2の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接
するダイオード構成領域SCDを更に有し、このダイオ
ード構成領域SCDと第2の領域SC2とによってショッ
トキ接合形の多数キャリア・ダイオードDSが構成され
ている。そして、第1のトランジスタTR1の一方のソ
ース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1を介
して第4の配線に接続される代わりに、接合型トランジ
スタJF1及びショットキ接合形の多数キャリア・ダイ
オードDSを介して書き込み情報設定線WISLに接続
されている。即ち、第2の領域SC2は、ダイオード構
成領域SCDを介して書き込み情報設定線WISLに接
続されている。図10に示す半導体メモリセルにおいて
は、ダイオード構成領域SCDは第3の領域SC3に隣接
して設けられているが、ダイオード構成領域SCDの形
成位置はこれに限定するものではない。
【0090】原理図を図3、並びに、図4の(A)及び
(B)に示すように、接合型トランジスタJF1の他方
のゲート領域は、第3の配線に接続される代わりに、書
き込み情報設定線WISLに接続されていてもよい。即
ち、模式的な一部断面図を図11、図12及び図13に
示すように、第5の領域SC5を、第3の配線に接続す
る代わりに、書き込み情報設定線WISLに接続しても
よい。尚、図11に示す半導体メモリセルは、図8に示
した半導体メモリセルの変形であり、図12及び図13
に示す半導体メモリセルは、図10に示した半導体メモ
リセルの変形である。尚、図12及び図13に示す半導
体メモリセルは、ダイオード構成領域SCDが設けられ
ている位置が異なっている点を除き、同じ構成を有す
る。
【0091】原理図を図5に示し、模式的な一部断面図
を図14に示す半導体メモリセルにおいては、第1のト
ランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域は、接
合型トランジスタJF1を介して第4の配線に接続され
る代わりに、接合型トランジスタJF1及びダイオード
1を介して第3の配線に接続されている。即ち、第2
の領域SC2の表面領域に設けられ、整流接合を形成し
て接するダイオード構成領域SCDを更に有し、該ダイ
オード構成領域SCDと第2の領域SC2とによってダイ
オードD1が構成され、第2の領域SC2は、該ダイオー
ド構成領域SCDを介して第3の配線に接続されてい
る。この場合、第2の配線をビット線とする構成とする
ことが好ましい。尚、ダイオード構成領域SCDを第5
の領域SC5に隣接して設けることが、構造の簡素化の
面から好ましい。
【0092】原理図を図7の(A)に示し、模式的な一
部断面図を図15に示す半導体メモリセルにおいては、
接合型トランジスタJF1の他方のゲート領域は、第3
の配線に接続される代わりに、接合型トランジスタJF
1の一方のゲート領域に接続されている。即ち、第5の
領域SC5は、第3の配線に接続される代わりに、第1
の領域SC1に接続されている。更には、第2の領域S
2と第3の領域SC3との間でpn接合ダイオードDが
形成され、第2の領域SC2は第3の領域SC3を介して
書き込み情報設定線WISLに接続されている。この場
合、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、書き
込み情報設定線WISLをビット線と兼用させ、第2の
配線に第2の所定の電位を加える構成とすることが好ま
しい。尚、原理図を図6に示すように、pn接合ダイオ
ードDの形成を省略し、第1のトランジスタTR1の一
方のソース/ドレイン領域に該当する第2の領域SC2
を第4の配線(図15には図示せず)に接続してもよ
く、この場合には、第2の配線をビット線とし、第2の
領域SC2を第4の配線に接続し、第4の配線に第2の
所定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線をビッ
ト線とし、第2の配線に第2の所定の電位を加える構成
とすることが好ましい。
【0093】第5の領域SC5と第1の領域SC1との接
続は、ゲート領域の延びる方向と平行な垂直面で半導体
メモリセルを切断したときの模式的な一部断面図である
図16に示すように、例えば、第1の領域SC1の一部
分を半導体基板の表面近傍まで延在させ、第2の領域S
2の外側で、第5の領域SC5と第1の領域SC1の延
在した部分とが接するような構造とすることによって、
得ることができる。半導体メモリセルをこのような構造
にすることにより、半導体メモリセルの配線構造の簡素
化を図ることができる。
【0094】原理図を図7の(B)に示し、模式的な一
部断面図を図17に示す半導体メモリセルにおいても、
第5の領域SC5は、第3の配線に接続される代わり
に、第1の領域SC1に接続されている。また、第2の
領域SC2の表面領域に設けられ、整流接合を形成して
接するダイオード構成領域SCDを更に有し、このダイ
オード構成領域SCDと第2の領域SC2とによってショ
ットキ接合形の多数キャリア・ダイオードDSが構成さ
れ、第2の領域SC2は、ダイオード構成領域SCDを介
して書き込み情報設定線WISLに接続されている。こ
の場合、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、
書き込み情報設定線WISLをビット線と兼用させ、第
2の配線に第2の所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。
【0095】(実施の形態2)実施の形態2は、本発明
の第1の態様及び第7の態様に係る半導体メモリセルに
関する。実施の形態2の半導体メモリセルは、第1のト
ランジスタTR1と第2のトランジスタTR2が融合され
ている点が、実施の形態1の半導体メモリセルと相違す
る。実施の形態2の半導体メモリセルの原理図を図18
に示す。実施の形態2の半導体メモリセルにおいては、
接合型トランジスタJF1の他方のゲート領域は、第3
の配線に接続される代わりに、書き込み情報設定線WI
SLに接続されている。
【0096】更には、図20に模式的な一部断面図を示
すように、実施の形態2の半導体メモリセルは、第5の
領域SC5が省略されている点が、実施の形態1の半導
体メモリセルと相違する。即ち、実施の形態2の半導体
メモリセルは、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル
形成領域CH1、及びゲート領域を有する第1導電形
(例えば、nチャネル形)の読み出し用の第1のトラン
ジスタTR1、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル
形成領域CH2、及びゲート領域を有する第2導電形
(例えば、pチャネル形)のスイッチ用の第2のトラン
ジスタTR2、並びに、(3)ソース/ドレイン領域、
チャネル領域CHJ1及びゲート領域を有する電流制御用
の接合型トランジスタJF1、から成り、(a)第1導
電形(例えば、n形)を有する半導体性の第1の領域S
1、(b)第1の領域SC1と接し、第2導電形(例え
ば、p+形)を有する半導体性の第2の領域SC2
(c)第1の領域SC1の表面領域に設けられ、且つ、
整流接合を形成して接する、第2導電形(例えばp
++形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化
合物等の導電性の第3の領域SC3、並びに、(d)第
2の領域SC2の表面領域に設けられ、且つ、整流接合
を形成して接する、第1導電形(例えばn++形)の半導
体性の、又は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電
性の第4の領域SC4、を有する。
【0097】尚、第1の領域SC1と第2の領域SC2
は接しているが、図20及び後述する図21〜25、図
29、図31及び図33に示す半導体メモリセルにおい
ては、具体的には、第1の領域SC1の表面領域に第2
の領域SC2が設けられている。一方、後述する図26
〜図28、図30、図32及び図34に示す半導体メモ
リセルにおいては、具体的には、第2の領域SC2の表
面領域に第1の領域SC1が設けられている。
【0098】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1
の領域SC1の表面領域から構成され、(A−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4から構成
され、(A−3)チャネル形成領域CH1は、第1の領
域SC1の該表面領域と第4の領域SC4とで挟まれた第
2の領域SC2の表面領域から構成され、(A−4)ゲ
ート領域G1は、第1のトランジスタTR1のチャネル形
成領域CH1の上方に絶縁膜を介して設けられている。
【0099】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1の
トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1を構成する
第2の領域SC2の該表面領域から構成され、(B−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
から構成され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、
第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領
域を構成する第1の領域SC1の該表面領域から構成さ
れ、(B−4)ゲート領域G2は、第2のトランジスタ
TR2のチャネル形成領域CH2の上方に絶縁膜を介して
設けられている。
【0100】ここで、第2のトランジスタTR2を構成
するゲート領域G2の導電形は、第1のトランジスタT
1を構成するゲート領域G1の導電形と異なっている。
第1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1の導
電形を例えばn形、第2のトランジスタTR2を構成す
るゲート領域G2の導電形を例えばp形とすることがで
きる。
【0101】更に、接合型トランジスタJF1に関して
は、(C−1)ゲート領域は、第3の領域SC3、及
び、該第3の領域SC3と対向する第2の領域SC2の部
分から構成され、(C−2)チャネル領域CHJ1は、第
3の領域SC3と第2の領域SC2の該部分とで挟まれた
第1の領域SC1の一部から構成され、(C−3)一方
のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
のチャネル領域CHJ1の一端から延び、且つ、第1のト
ランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領域を構成
する第1の領域SC1の該表面領域から構成され、(C
−4)他方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジ
スタJF1のチャネル領域CHJ1の他端から延びる第1
の領域SC1の部分から構成されている。
【0102】そして、(D−1)第1のトランジスタT
1のゲート領域G1はメモリセル選択用の第1Aの配線
(例えば、第1のワード線)に接続され、(D−2)第
2のトランジスタTR2のゲート領域G2はメモリセル選
択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード線)に接続
され、(E)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線
WISLに接続され、(F)第4の領域SC4は、第2
の配線に接続されている。
【0103】尚、第1の領域SC1を第4の配線に接続
し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に第2の所
定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線をビット
線とし、第2の配線に第2の所定の電位を加える構成と
することが好ましい。
【0104】実施の形態2においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばp形半
導体基板に設けられた第1導電形(例えばn形)のウエ
ル構造内に形成されている。
【0105】実施の形態2の半導体メモリセルにおい
て、第2の領域SC2の直下に、第1導電形(例えばn
++形)の高濃度不純物含有層SC10を形成すれば、読み
出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域
CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図ること
ができる。また、第1の領域SC1の下部に、第4の配
線として機能する第1導電形(例えばn++形)の高濃度
不純物含有層SC11が設けられており、これによって、
配線構造の簡素化を図ることができる。
【0106】尚、接合型トランジスタJF1は、対向
するゲート領域(第3の領域SC3及びこの第3の領域
SC3に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離
(チャネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対
向するそれぞれのゲート領域(第3の領域SC3及びこ
の第3の領域SC3に対向する第2の領域SC2の部分)
における不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純
物濃度とを最適化することによって、形成されている。
【0107】ここで、図20〜図25に示す半導体メモ
リセルにおいては、第1のトランジスタTR1を構成す
るゲート領域G1は、サイドウオール形状を有し、第2
のトランジスタTR2を構成するゲート領域G2の側面で
あって、第2の領域SC2の上方に形成されている。ま
た、ゲート領域G1とゲート領域G2とは絶縁材料層IF
によって隔てられている。第1のトランジスタTR1
構成するゲート領域G1と第2のトランジスタTR2を構
成するゲート領域G2とは、図示しない部分で接続され
ている。尚、メモリセル選択用の第1Aの配線とメモリ
セル選択用の第1Bの配線とを1つの配線(第1の配
線)から構成してもよい。ここで、サイドウオール形状
とは、例えばゲート領域G2が形成された例えば半導体
基板の全面に例えばゲート領域G1を形成するための層
を堆積させた後、かかる層をエッチバックすることによ
ってゲート領域G2の側面にかかる層(即ち、ゲート領
域G1)を残したときに得られる形状を指す。以下に説
明する半導体メモリセルにおけるゲート領域のサイドウ
オール形状も同様の意味である。ゲート領域が延びる方
向に対して垂直な平面で不純物含有層を切断したときの
不純物含有層の断面形状として、円や楕円、長円を四等
分した形状、あるいはこれらの形状と線分とが組み合わ
された形状を例示することができる。
【0108】図21〜図34に、実施の形態2の半導体
メモリセルの変形例の模式的な一部断面図を示す。
【0109】模式的な一部断面図を図21に示す半導体
メモリセルにおいては、接合型トランジスタJF1のチ
ャネル領域CHJ1に、斜めイオン注入法によって第1導
電形の不純物をイオン注入することで、第1導電形領域
SC12が形成されている。これによって、チャネル領域
CHJ1の不純物濃度を制御することができ、接合型トラ
ンジスタJF1の動作を安定させることができる。尚、
このような第1導電形領域SC12を設ける構成を、第1
の領域SC1、第2の領域SC2、第3の領域SC3の配
置にも依るが、本発明の各種の半導体メモリセルに適用
することができる。
【0110】原理図を図19の(A)に示し、模式的な
一部断面図を図22に示す半導体メモリセルにおいて
は、第1の領域SC1と第3の領域SC3との間でpn接
合ダイオードDが形成され、第1の領域SC1は、第3
の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに接
続されている。かかるpn接合ダイオードDは、第1の
領域SC1及び第3の領域SC3の不純物濃度を適切な値
とすることによって形成することができる。また、原理
図を図19の(B)に示し、模式的な一部断面図を図2
3に示す半導体メモリセルにおいては、第1の領域SC
1の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接するダ
イオード構成領域SCDを更に有し、該ダイオード構成
領域SCDと第1の領域SC1とによって多数キャリア・
ダイオードDSが構成され、第1の領域SC1は、該ダ
イオード構成領域SCDを介して書き込み情報設定線W
ISLに接続されている。これらの場合、第2の配線を
ビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線W
ISLをビット線と兼用させ、第2の配線に第2の所定
の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0111】図24の(A)、(B)に示す例において
は、支持基板上の絶縁層IL0に囲まれた半導体層SC0
内に、図20に示した構造を有する半導体メモリセルが
形成されている。図24の(A)に示した半導体メモリ
セルと図24の(B)に示した半導体メモリセルの相違
点は、第3の領域SC3がどの程度下方まで延びている
かにある。図24の(B)に示した構造を有する半導体
メモリセルを採用することによって、第3の領域SC3
の側部から書き込み情報設定線WISLへの電極を取り
出すことが可能となる。その他の構造は、図20に示し
た半導体メモリセルと実質的に同一である。
【0112】図25に示す例においては、支持基板上の
絶縁層IL0に囲まれた半導体層SC0内に、図23に示
した構造を有する半導体メモリセルが形成されている。
その他の構造は、図23に示した半導体メモリセルと実
質的に同一である。このような構造を有する半導体メモ
リセルは、半導体基板の全面に絶縁体(絶縁層)を形成
した後、絶縁体(絶縁層)と支持基板とを張り合わせ、
次に、半導体基板を裏面から研削、研磨することによっ
て得られた、所謂張り合わせ基板に基づき製造すること
ができる。あるいは又、例えばシリコン半導体基板に酸
素をイオン注入した後に熱処理を行って得られるSIM
OX法による絶縁体(絶縁層)を形成し、その上に残さ
れたシリコン層に半導体メモリセルを作製すればよい。
即ち、これらの半導体メモリセルは、所謂SOI構造を
有する。あるいは又、例えばアモルファスシリコン層や
ポリシリコン層をCVD法等によって絶縁体(絶縁層)
の上に製膜し、次いで、レーザビームや電子ビームを用
いた帯域溶融結晶化法、絶縁体(絶縁層)に設けられた
開口部を介して結晶成長を行うラテラル固相結晶成長法
等の各種の公知の単結晶化技術によってシリコン層を形
成し、かかるシリコン層に半導体メモリセルを作製すれ
ばよい。あるいは又、支持基板上に製膜された絶縁体
(絶縁層)上に、例えばポリシリコン層あるいはアモル
ファスシリコン層を形成した後、かかるポリシリコン層
あるいはアモルファスシリコン層に半導体メモリセルを
作製することによって得ることができ、所謂TFT構造
を有する。
【0113】図26〜図28に示す半導体メモリセルの
変形例においては、第2のトランジスタTR2を構成す
るゲート領域G2は、サイドウオール形状を有し、第1
のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1の側面で
あって、第1の領域SC1の上方に形成されている。ま
た、ゲート領域G1とゲート領域G2とは絶縁材料層IF
によって隔てられている。第1のトランジスタTR1
構成するゲート領域G1と第2のトランジスタTR2を構
成するゲート領域G2とは、図示しない部分で接続され
ている。尚、メモリセル選択用の第1Aの配線とメモリ
セル選択用の第1Bの配線とを1つの配線(第1の配
線)から構成してもよい。図26に示した半導体メモリ
セルは、図20に示した半導体メモリセルの変形であ
る。
【0114】図27に示す半導体メモリセルの変形冷に
おいては、第1の領域SC1と第2の領域SC2とは接し
ているが、具体的には、第2の領域SC2の表面領域に
第1の領域SC1が設けられており、しかも、第1の領
域SC1と第3の領域SC3との間でpn接合ダイオード
Dが形成され、第1の領域SC1は、第3の領域SC3
介して書き込み情報設定線WISLに接続された構成を
有する。
【0115】図28に示す半導体メモリセルの変形例に
おいては、第2の領域SC2の表面領域に第1の領域S
1が設けられており、しかも、第1の領域SC1の表面
領域に設けられ、整流接合を形成して接するダイオード
構成領域SCDを更に有し、該ダイオード構成領域SCD
と第1の領域SC1とによって多数キャリア・ダイオー
ドDSが構成され、第1の領域SC1は、該ダイオード
構成領域SCDを介して書き込み情報設定線WISLに
接続された構成を有する。
【0116】図29、図31及び図33に示す半導体メ
モリセルは、図22に示した半導体メモリセルの変形で
ある。これらの半導体メモリセルが、図22に示した半
導体メモリセルと相違する点は、第1のトランジスタT
1を構成するゲート領域G1の構造にある。図29に示
す半導体メモリセルにおいては、第1のトランジスタT
1を構成するゲート領域G1は、絶縁材料層IFを介し
て第2のトランジスタTR2を構成するゲート領域G2
平行に設けられており、しかも、ゲート領域G 1の延在
部はゲート領域G2の上方まで延びている。また、図3
1に示す半導体メモリセルにおいては、第1のトランジ
スタTR1を構成するゲート領域G1は、絶縁材料層IF
を介して第2のトランジスタTR2を構成するゲート領
域G2と平行に設けられており、しかも、ゲート領域G1
の延在部はゲート領域G2上にまで延びている。更に
は、ゲート領域G2はポリサイド構造を有し、ゲート領
域G2の頂面はゲート領域G1と接している。更には、図
33に示す半導体メモリセルにおいては、メモリセル選
択用の第1Aの配線とメモリセル選択用の第1Bの配線
とは1つの配線(第1の配線,ワード線)から構成さ
れ、第1のトランジスタTR 1を構成するゲート領域G1
と第2のトランジスタTR2を構成するゲート領域G2
は共通のコンタクトホールを介してメモリセル選択用の
第1の配線(ワード線)に接続されている。
【0117】図30、図32及び図34に示す半導体メ
モリセルは、図27に示した半導体メモリセルの変形で
ある。これらの半導体メモリセルが、図27に示した半
導体メモリセルと相違する点は、第2のトランジスタT
2を構成するゲート領域G2の構造にある。図30に示
す半導体メモリセルにおいては、第2のトランジスタT
2を構成するゲート領域G2は、絶縁材料層IFを介し
て第1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1
平行に設けられており、しかも、ゲート領域G 2の延在
部はゲート領域G1の上方まで延びている。また、図3
2に示す半導体メモリセルにおいては、第2のトランジ
スタTR2を構成するゲート領域G2は、絶縁材料層IF
を介して第1のトランジスタTR1を構成するゲート領
域G1と平行に設けられており、しかも、ゲート領域G2
の延在部はゲート領域G1上にまで延びている。更に
は、ゲート領域G1はポリサイド構造を有し、ゲート領
域G1の頂面はゲート領域G2と接している。更には、図
34に示す半導体メモリセルにおいては、メモリセル選
択用の第1Aの配線とメモリセル選択用の第1Bの配線
とは1つの配線(第1の配線,ワード線)から構成さ
れ、第1のトランジスタTR 1を構成するゲート領域G1
と第2のトランジスタTR2を構成するゲート領域G2
は共通のコンタクトホールを介してメモリセル選択用の
第1の配線(ワード線)に接続されている。
【0118】尚、図29〜図34に示した半導体メモリ
セルのゲート領域の構成を、実施の形態2における他の
半導体メモリセルに適用することができる。
【0119】(実施の形態3)実施の形態3は、本発明
の第2の態様及び第8の態様に係る半導体メモリセルに
関する。図36の(A)にその原理図を示すように、実
施の形態3の半導体メモリセルは、(1)ソース/ドレ
イン領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該
ソース/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル形
成領域CH1、及び、該チャネル形成領域CH1と容量結
合したゲート領域G1を有する第1導電形(例えば、n
チャネル形)の読み出し用の第1のトランジスタT
1、(2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイ
ン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間
する半導体性のチャネル形成領域CH2、及び、該チャ
ネル形成領域CH2と容量結合したゲート領域G2を有す
る第2導電形(例えば、pチャネル形)のスイッチ用の
第2のトランジスタTR2、並びに、(3)ソース/ド
レイン領域、チャネル領域CHJ1及びゲート領域を有す
る電流制御用の接合型トランジスタJF1、から成る。
【0120】そして、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域は、第2のトランジスタTR2
のチャネル形成領域CH2に相当し、第1のトランジス
タTR1の他方のソース/ドレイン領域は、接合型トラ
ンジスタJF1の一方のソース/ドレイン領域に相当
し、第2のトランジスタTR2の一方のソース/ドレイ
ン領域は、第1のトランジスタTR1のチャネル形成領
域CH1に相当し、且つ、接合型トランジスタJF1の一
方のゲート領域に相当し、第1のトランジスタTR1
構成するゲート領域G1の導電形は、第2のトランジス
タTR2を構成するゲート領域G2の導電形と異なる。実
施の形態3においては、第1のトランジスタTR1と第
2のトランジスタTR2は、実質的に個別のトランジス
タから構成されている。
【0121】更には、第1のトランジスタTR1のゲー
ト領域G1はメモリセル選択用の第1Aの配線(例え
ば、第1のワード線)に接続され、第2のトランジスタ
TR2のゲート領域G2はメモリセル選択用の第1Bの配
線(例えば、第2のワード線)に接続されている。ま
た、第1のトランジスタTR1の他方のソース/ドレイ
ン領域は接合型トランジスタJF1を介して第2の配線
に接続され、接合型トランジスタJF1の他方のゲート
領域は第3の配線に接続され、第1のトランジスタTR
1の一方のソース/ドレイン領域はダイオードDを介し
て書き込み情報設定線WISLに接続され、第2のトラ
ンジスタTR2の他方のソース/ドレイン領域は書き込
み情報設定線WISLに接続されている。尚、第2の配
線をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定
線WISLをビット線と兼用させ、第2の配線に第2の
所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0122】あるいは又、図41に模式的な一部断面図
を示すように、実施の形態3の半導体メモリセルにおい
ては、電流制御用の接合型トランジスタJF1が設けら
れている位置が、実施の形態1の半導体メモリセルと相
違している。即ち、実施の形態3の半導体メモリセル
は、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域C
1、及びゲート領域G1を有する第1導電形(例えば、
nチャネル形)の読み出し用の第1のトランジスタTR
1、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域C
2、及びゲート領域G2を有する第2導電形(例えば、
pチャネル形)のスイッチ用の第2のトランジスタTR
2、並びに、(3)ソース/ドレイン領域、チャネル領
域CHJ1及びゲート領域を有する電流制御用の接合型ト
ランジスタJF1、から成り、(a)第2導電形(例え
ば、p+形)を有する半導体性の第1の領域SC1
(b)第1の領域SC1の表面領域に設けられた、第1
導電形(例えば、n+形)を有する半導体性の第2の領
域SC2、(c)第2の領域SC2の表面領域に設けら
れ、整流接合を形成して接する、第2導電形(例えばp
++形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化
合物等の導電性の第3の領域SC3、(d)第1の領域
SC1の表面領域に第2の領域SC2と離間して設けられ
た、第1導電形(例えば、n+形)を有する半導体性の
第4の領域SC4、並びに、(e)第4の領域SC4の表
面領域に設けられ、整流接合を形成して接する、第2導
電形(例えばp++形)の半導体性の、又は、シリサイド
や金属、金属化合物等の導電性の第5の領域SC5、を
有する。
【0123】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2
の領域SC2の表面領域の一部から構成され、(A−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4
から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH1は、
第2の領域SC2の表面領域の該一部と第4の領域SC4
の該表面領域とで挟まれた第1の領域SC1の表面領域
の一部から構成され、(A−4)ゲート領域G1は、第
1のトランジスタTR1のチャネル形成領域CH1の上方
に絶縁膜を介して設けられている。
【0124】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1の
領域SC1の表面領域の他の部分から構成され、(B−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
から構成され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、
第1の領域SC1の表面領域の該他の部分と第3の領域
SC3とで挟まれた第2の領域SC2の表面領域の他の部
分から構成され、(B−4)ゲート領域G2は、第2の
トランジスタTR2のチャネル形成領域CH2の上方に絶
縁膜を介して設けられている。
【0125】ここで、第2のトランジスタTR2を構成
するゲート領域G2の導電形は、第1のトランジスタT
1を構成するゲート領域G1の導電形と異なっている。
第1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1の導
電形を例えばn形、第2のトランジスタTR2を構成す
るゲート領域G2の導電形を例えばp形とすることがで
きる。
【0126】更に、接合型トランジスタJF1に関して
は、(C−1)ゲート領域は、第5の領域SC5、及
び、該第5の領域SC5と対向する第1の領域SC1の部
分から構成され、(C−2)チャネル領域CHJ1は、第
5の領域SC5と第1の領域SC1の該部分とで挟まれた
第4の領域SC4の一部から構成され、(C−3)一方
のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
のチャネル領域CHJ1の一端から延び、且つ、第1のト
ランジスタTR1の他方のソース/ドレイン領域を構成
する第4の領域SC4の該表面領域から構成され、(C
−4)他方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジ
スタJF1のチャネル領域CHJ1の他端から延びる第4
の領域SC4の部分から構成されている。
【0127】そして、(D−1)第1のトランジスタT
1のゲート領域G1はメモリセル選択用の第1Aの配線
(例えば、第1のワード線)に接続され、(D−2)第
2のトランジスタTR2のゲート領域G2はメモリセル選
択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード線)に接続
され、(E)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線
WISLに接続され、(F)第4の領域SC4は、第2
の配線に接続され、(G)第5の領域SC5は、第3の
配線に接続されている。
【0128】実施の形態3の半導体メモリセルにおいて
は、第2の領域SC2と第3の領域SC3との間でpn接
合ダイオードDが形成され、第2の領域SC2は、第3
の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに接
続されている。かかるpn接合ダイオードDは、第2の
領域SC2及び第3の領域SC3の不純物濃度を適切な値
とすることによって形成することができる。尚、第2の
配線をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設
定線WISLをビット線と兼用させ、第2の配線に第2
の所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0129】接合型トランジスタJF1は、対向する
ゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域SC5
に対向する第1の領域SC1の部分)の間の距離(チャ
ネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対向する
それぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5
の領域SC5に対向する第1の領域SC1の部分)におけ
る不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純物濃度
とを最適化することによって、形成されている。
【0130】実施の形態3においては、半導体メモリセ
ル(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばn形半
導体基板に設けられた第2導電形(例えばp形)のウエ
ル構造内に形成されている。
【0131】尚、実施の形態3の半導体メモリセルにお
いて、第1の領域SC1の直下に、第1導電形(例えば
++形)の高濃度不純物含有層SC10を形成すれば、読
み出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル形成領
域CH1に蓄積される電位あるいは電荷の増加を図るこ
とができる。
【0132】尚、図41に示した半導体メモリセルにお
いて、原理図を図35に示すように、pn接合ダイオー
ドDの形成を省略し、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域に該当する第2の領域SC2
第4の配線(図41には図示せず)に接続してもよい。
この場合、第2の配線をビット線とし、第4の配線に第
2の所定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線を
ビット線とし、第2の配線に第2の所定の電位を加える
構成とすることが好ましい。
【0133】図41に示した半導体メモリセルの変形例
を、更に、図42〜図46に示す。
【0134】原理図を図36の(B)に示し、模式的な
一部断面図を図42に示す半導体メモリセルは、第2の
領域SC2の表面領域に設けられ、整流接合を形成して
接するダイオード構成領域SCDを更に有し、このダイ
オード構成領域SCDと第2の領域SC2とによってショ
ットキ接合形の多数キャリア・ダイオードDSが構成さ
れている。そして、第1のトランジスタTR1の一方の
ソース/ドレイン領域は、第4の配線に接続される代わ
りに、ショットキ接合形の多数キャリア・ダイオードD
Sを介して書き込み情報設定線WISLに接続されてい
る。即ち、第2の領域SC2は、ダイオード構成領域S
Dを介して書き込み情報設定線WISLに接続されて
いる。図42に示す半導体メモリセルにおいては、ダイ
オード構成領域SCDは第3の領域SC3に隣接して設け
られているが、ダイオード構成領域SCDの形成位置は
これに限定するものではない。尚、第2の配線をビット
線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線WISL
をビット線と兼用させ、第2の配線に第2の所定の電位
を加える構成とすることが好ましい。
【0135】原理図を図38の(A)及び(B)に示す
ように、接合型トランジスタJF1の他方のゲート領域
は、第3の配線に接続される代わりに、書き込み情報設
定線WISLに接続されていてもよい。即ち、模式的な
一部断面図を図43及び図44に示すように、第5の領
域SC5を、第3の配線に接続する代わりに、書き込み
情報設定線WISLに接続してもよい。尚、図43に示
す半導体メモリセルは、図41に示した半導体メモリセ
ルの変形であり、図44に示す半導体メモリセルは、図
42に示した半導体メモリセルの変形である。
【0136】尚、原理図を図37に示すように、pn接
合ダイオードDの形成を省略し、第1のトランジスタT
1の一方のソース/ドレイン領域に該当する第2の領
域SC2を第4の配線(図43には図示せず)に接続し
てもよく、この場合には、第2の領域SC2を第4の配
線に接続し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に
第2の所定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線
をビット線とし、第2の配線に第2の所定の電位を加え
る構成とすることが好ましい。
【0137】原理図を図40の(A)、(B)に示し、
模式的な一部断面図を図45及び図46に示す半導体メ
モリセルにおいては、第5の領域SC5は、第3の配線
に接続される代わりに、第1の領域SC1に接続されて
いる。即ち、接合型トランジスタJF1の他方のゲート
領域は、第3の配線に接続される代わりに、接合型トラ
ンジスタJF1の一方のゲート領域に接続されている。
更には、模式的な一部断面図を図45に示す半導体メモ
リセルにおいては、第2の領域SC2と第3の領域SC3
との間でpn接合ダイオードDが形成され、第2の領域
SC2は第3の領域SC3を介して書き込み情報設定線W
ISLに接続されている。また、模式的な一部断面図を
図46に示す半導体メモリセルにおいては、第2の領域
SC2の表面領域に設けられ、整流接合を形成して接す
るダイオード構成領域SCDを更に有し、このダイオー
ド構成領域SCDと第2の領域SC2とによってショット
キ接合形の多数キャリア・ダイオードDSが構成され、
第2の領域SC2は、ダイオード構成領域SCDを介して
書き込み情報設定線WISLに接続されている。ダイオ
ードや多数キャリア・ダイオードが設けられたこれらの
場合、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、書
き込み情報設定線WISLをビット線と兼用させ、第2
の配線に第2の所定の電位を加える構成とすることが好
ましい。
【0138】尚、原理図を図39に示すように、pn接
合ダイオードDの形成を省略し、第1のトランジスタT
1の一方のソース/ドレイン領域に該当する第2の領
域SC2を第4の配線(図45には図示せず)に接続し
てもよく、この場合には、第2の領域SC2を第4の配
線に接続し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に
第2の所定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線
をビット線とし、第2の配線に第2の所定の電位を加え
る構成とすることが好ましい。
【0139】(実施の形態4)実施の形態4は、本発明
の第2の態様及び第9の態様に係る半導体メモリセルに
関する。実施の形態4の半導体メモリセルは、第1のト
ランジスタTR1と第2のトランジスタTR2が融合され
ている点が、実施の形態3の半導体メモリセルと相違す
る。即ち、図53あるいは図60に模式的な一部断面図
を示し、原理図を図48の(A)に示す実施の形態4の
半導体メモリセルは、(1)ソース/ドレイン領域、チ
ャネル形成領域CH1、及びゲート領域G1を有する第1
導電形(例えば、nチャネル形)の読み出し用の第1の
トランジスタTR1、(2)ソース/ドレイン領域、チ
ャネル形成領域CH2、及びゲート領域G2を有する第2
導電形(例えば、pチャネル形)のスイッチ用の第2の
トランジスタTR2、並びに、(3)ソース/ドレイン
領域、チャネル領域CHJ1及びゲート領域を有する電流
制御用の接合型トランジスタJF1、から成り、(a)
第1導電形(例えば、n形)を有する半導体性の第1の
領域SC1、(b)第1の領域SC1と接し、第2導電形
(例えば、p+形)を有する半導体性の第2の領域S
2、(c)第1の領域SC1の表面領域に設けられ、且
つ、整流接合を形成して接する、第2導電形(例えばp
+形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化
合物等の導電性の第3の領域SC3、(d)第2の領域
SC2の表面領域に設けられた、第1導電形(例えばn+
形)を有する半導体性の第4の領域SC4、並びに、
(e)第4の領域SC4の表面領域に設けられ、且つ、
整流接合を形成して接する、第2導電形(例えばp
+形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化
合物等の導電性の第5の領域SC5、を有する。
【0140】尚、図53、あるいは後述する図54〜図
59に示す半導体メモリセルにおいては、第1の領域S
1と第2の領域SC2とは接しているが、具体的には、
第1の領域SC1の表面領域に第2の領域SC2が設けら
れている。また、図60、あるいは後述する図61〜図
66に示す半導体メモリセルにおいては、第2の領域S
2の表面領域に第1の領域SC1が設けられている。
【0141】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1
の領域SC1の表面領域から構成され、(A−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4から構成
され、(A−3)チャネル形成領域CH1は、第1の領
域SC1の該表面領域と第4の領域SC4とで挟まれた第
2の領域SC2の表面領域から構成され、(A−4)ゲ
ート領域G1は、第1のトランジスタTR1のチャネル形
成領域CH1の上方に絶縁膜を介して設けられている。
【0142】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1の
トランジスタTR1のチャネル形成領域CH1を構成する
第2の領域SC2の該表面領域から構成され、(B−
2)他方のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3
から構成され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、
第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレイン領
域を構成する第1の領域SC1の該表面領域から構成さ
れ、(B−4)ゲート領域G2は、第2のトランジスタ
TR2のチャネル形成領域CH2の上方に絶縁膜を介して
設けられている。
【0143】ここで、第2のトランジスタTR2を構成
するゲート領域G2の導電形は、第1のトランジスタT
1を構成するゲート領域G1の導電形と異なっている。
第1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1の導
電形を例えばn形、第2のトランジスタTR2を構成す
るゲート領域G2の導電形を例えばp形とすることがで
きる。
【0144】尚、図53、あるいは後述する図54〜図
58に示す半導体メモリセルにおいては、第1のトラン
ジスタTR1を構成するゲート領域G1は、サイドウオー
ル形状を有し、第2のトランジスタTR2を構成するゲ
ート領域G2の側面であって、第2の領域SC2の上方に
形成されている。一方、図60、あるいは後述する図6
1〜図65に示す半導体メモリセルの変形例において
は、第2のトランジスタTR2を構成するゲート領域G2
は、サイドウオール形状を有し、第1のトランジスタT
1を構成するゲート領域G1の側面であって、第1の領
域SC1の上方に形成されている。また、ゲート領域G1
とゲート領域G2とは絶縁材料層IFによって隔てられ
ている。
【0145】更に、接合型トランジスタJF1に関して
は、(C−1)ゲート領域は、第5の領域SC5、及
び、該第5の領域SC5と対向する第2の領域SC2の部
分から構成され、(C−2)チャネル領域CHJ1は、第
5の領域SC5と第2の領域SC2の該部分とで挟まれた
第4の領域SC4の一部から構成され、(C−3)一方
のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
のチャネル領域CHJ1の一端から延び、且つ、第1のト
ランジスタTR1の他方のソース/ドレイン領域を構成
する第4の領域SC4の該表面領域から構成され、(C
−4)他方のソース/ドレイン領域は、接合型トランジ
スタJF1のチャネル領域CHJ1の他端から延びる第4
の領域SC4の部分から構成されている。
【0146】そして、(D−1)第1のトランジスタT
1のゲート領域G1はメモリセル選択用の第1Aの配線
(例えば、第1のワード線)に接続され、(D−2)第
2のトランジスタTR2のゲート領域G2はメモリセル選
択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード線)に接続
され、(E)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線
WISLに接続され、(F)第4の領域SC4は、第2
の配線に接続され、(G)第5の領域SC5は、第3の
配線に接続されている。
【0147】尚、第1の領域SC1と第3の領域SC3
の間でpn接合ダイオードDが形成され、第1の領域S
1は、第3の領域SC3を介して書き込み情報設定線W
ISLに接続されている。この場合、第2の配線をビッ
ト線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線WIS
Lをビット線と兼用させ、第2の配線に第2の所定の電
位を加える構成とすることが好ましい。
【0148】図53に示す半導体メモリセル(具体的に
は、第1の領域SC1)は、例えばp形半導体基板に設
けられた第1導電形(例えばn形)のウエル構造内に形
成されている。また、第2の領域SC2の直下に、第1
導電形(例えばn++形)の高濃度不純物含有層SC10
形成すれば、読み出し用の第1のトランジスタTR1
チャネル形成領域CH1に蓄積される電位あるいは電荷
の増加を図ることができる。
【0149】図60に示す半導体メモリセル(具体的に
は、第2の領域SC2)は、例えばn形半導体基板に設
けられた第2導電形(例えばp形)のウエル構造内に形
成されている。また、第2の領域SC2の直下に、第1
導電形(例えばn++形)の高濃度不純物含有層SC10
形成すれば、読み出し用の第1のトランジスタTR1
チャネル形成領域CH1に蓄積される電位あるいは電荷
の増加を図ることができる。
【0150】尚、接合型トランジスタJF1は、対向
するゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域
SC5に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離
(チャネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対
向するそれぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこ
の第5の領域SC5に対向する第2の領域SC2の部分)
における不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純
物濃度とを最適化することによって、形成されている。
【0151】尚、図53に示した半導体メモリセルにお
いて、pn接合ダイオードDの形成を省略し、第1の領
域SC1の下部に、第4の配線として機能する第1導電
形(例えばn++形)の高濃度不純物含有層(図示せず)
を設けることもできる。また、図60に示した半導体メ
モリセルにおいて、pn接合ダイオードDの形成を省略
し、第1の領域SC1を第4の配線(図示せず)に接続
してもよい。これらの半導体メモリセルの原理図を図4
7に示す。これらの場合、第1の領域SC1を第4の配
線に接続し、第2の配線をビット線とし、第4の配線に
第2の所定の電位を加える構成、あるいは、第4の配線
をビット線とし、第2の配線に第2の所定の電位を加え
る構成とすることが好ましい。
【0152】実施の形態4の半導体メモリセルの変形例
の模式的な一部断面図を、図54〜図59及び図61〜
図66に示す。
【0153】原理図を図48の(B)に示し、模式的な
一部断面図を図54及び図61に示す半導体メモリセル
においては、第1の領域SC1の表面領域に設けられ、
整流接合を形成して接するダイオード構成領域SCD
更に有し、該ダイオード構成領域SCDと第1の領域S
1とによって多数キャリア・ダイオードDSが構成さ
れ、第1の領域SC1は、該ダイオード構成領域SCD
介して書き込み情報設定線WISLに接続されている。
この場合、第2の配線をビット線とする構成、あるい
は、書き込み情報設定線WISLをビット線と兼用さ
せ、第2の配線に第2の所定の電位を加える構成とする
ことが好ましい。尚、図54においては、ダイオード構
成領域SCDは、第3の領域SC3の略中央部に設けられ
ており、ダイオード構成領域SCDは第3の領域SC3
よって取り囲まれているが、ダイオード構成領域SCD
を形成すべき位置はこのような位置に限定されるもので
はない。
【0154】更には、原理図を図49、図50の(A)
及び(B)に示し、模式的な一部断面図を図55及び図
56並びに図62及び図63に示すように、第5の領域
SC 5は、第3の配線に接続される代わりに、書き込み
情報設定線WISLに接続されている構成とすることも
できる。また、原理図を図51、図52の(A)及び
(B)に示し、模式的な一部断面図を図57及び図58
並びに図64及び図65に示すように、第5の領域SC
5は、第3の配線に接続される代わりに、第2の領域S
2に接続されている構成とすることもできる。これら
の場合、図55、図57、図62及び図64に示すよう
に、第1の領域SC1と第3の領域SC3との間でpn接
合ダイオードDが形成され、第1の領域SC1は、第3
の領域SC3を介して書き込み情報設定線WISLに接
続されている構成とすることができる。あるいは又、図
56、図58、図63及び図65に示すように、第1の
領域SC1の表面領域に設けられ、整流接合を形成して
接するダイオード構成領域SCDを更に有し、該ダイオ
ード構成領域SCDと第1の領域SC1とによって多数キ
ャリア・ダイオードDSが構成され、第1の領域SC1
は、該ダイオード構成領域SCDを介して書き込み情報
設定線WISLに接続されている構成とすることができ
る。尚、ダイオードや多数キャリア・ダイオードが設け
られたこれらの場合、第2の配線をビット線とする構
成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビット線
と兼用させ、第2の配線に第2の所定の電位を加える構
成とすることが好ましい。
【0155】図59に示す半導体メモリセルは、図53
に示した半導体メモリセルの変形である。この半導体メ
モリセルが、図53に示した半導体メモリセルと相違す
る点は、第1のトランジスタTR1を構成するゲート領
域G1の構造にある。図59に示す半導体メモリセルに
おいては、第1のトランジスタTR1を構成するゲート
領域G1は、絶縁材料層IFを介して第2のトランジス
タTR2を構成するゲート領域G2と平行に設けられてお
り、しかも、ゲート領域G1の延在部はゲート領域G2
上方まで延びている。尚、ゲート領域G1の構成を、図
31あるいは図33に示したと同様の構成とすることも
できる。
【0156】図66に示す半導体メモリセルは、図60
に示した半導体メモリセルの変形である。この半導体メ
モリセルが、図60に示した半導体メモリセルと相違す
る点は、第2のトランジスタTR2を構成するゲート領
域G2の構造にある。図66に示す半導体メモリセルに
おいては、第2のトランジスタTR2を構成するゲート
領域G2は、絶縁材料層IFを介して第1のトランジス
タTR1を構成するゲート領域G1と平行に設けられてお
り、しかも、ゲート領域G2の延在部はゲート領域G1
上方まで延びている。尚、ゲート領域G1の構成を、図
32あるいは図34に示したと同様の構成とすることも
できる。
【0157】更には、これらのゲート領域の構成を実施
の形態4における他の半導体メモリセルに適用すること
ができる。
【0158】(実施の形態5)実施の形態5は、本発明
の第3の態様及び第10の態様に係る半導体メモリセル
に関する。実施の形態5の半導体メモリセルは、電流制
御用の第3のトランジスタTR3が設けられている点
が、実施の形態4の半導体メモリセルと相違する。即
ち、図68の(A)にその原理図を示すように、実施の
形態5の半導体メモリセルは、(1)ソース/ドレイン
領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソー
ス/ドレイン領域を離間する半導体性のチャネル形成領
域CH1、及び、該チャネル形成領域CH1と容量結合し
たゲート領域G1を有する第1導電形(例えば、nチャ
ネル形)の読み出し用の第1のトランジスタTR1
(2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
導体性のチャネル形成領域CH2、及び、該チャネル形
成領域CH2と容量結合したゲート領域G2を有する第2
導電形(例えば、pチャネル形)のスイッチ用の第2の
トランジスタTR2、(3)ソース/ドレイン領域、該
ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレ
イン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域C
3、及び、該チャネル形成領域CH3と容量結合したゲ
ート領域G3を有する第2導電形(例えば、pチャネル
形)の電流制御用の第3のトランジスタTR3、並び
に、(4)ソース/ドレイン領域、チャネル領域CHJ1
及びゲート領域を有する電流制御用の接合型トランジス
タJF1、から成る。
【0159】そして、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域は、第2のトランジスタTR2
のチャネル形成領域CH2に相当し、第1のトランジス
タTR1の他方のソース/ドレイン領域は、接合型トラ
ンジスタJF1の一方のソース/ドレイン領域に相当
し、第2のトランジスタTR2の一方のソース/ドレイ
ン領域は、第1のトランジスタTR1のチャネル形成領
域CH1に相当し、且つ、接合型トランジスタJF1の一
方のゲート領域に相当し、且つ、第3のトランジスタT
3の一方のソース/ドレイン領域に相当し、第3のト
ランジスタTR3の他方のソース/ドレイン領域は、接
合型トランジスタJF1の他方のゲート領域に相当し、
第1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1の導
電形は、第2のトランジスタTR2を構成するゲート領
域G2の導電形と異なり、第2のトランジスタTR2を構
成するゲート領域G2の導電形は、第3のトランジスタ
TR3を構成するゲート領域G3の導電形と同じである。
【0160】更には、第1のトランジスタTR1のゲー
ト領域G1はメモリセル選択用の第1Aの配線(例え
ば、第1のワード線)に接続され、第2のトランジスタ
TR2のゲート領域G2はメモリセル選択用の第1Bの配
線(例えば、第2のワード線)に接続され、第3のトラ
ンジスタTR3のゲート領域G3はメモリセル選択用の第
1Cの配線(例えば、第3のワード線)に接続されてい
る。また、第1のトランジスタTR1の他方のソース/
ドレイン領域は接合型トランジスタJF1を介して第2
の配線に接続され、第1のトランジスタTR1の一方の
ソース/ドレイン領域はダイオードDを介して書き込み
情報設定線WISLに接続され、第2のトランジスタT
2の他方のソース/ドレイン領域は書き込み情報設定
線WISLに接続されている。尚、第2の配線をビット
線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線WISL
をビット線と兼用させ、第2の配線に第2の所定の電位
を加える構成とすることが好ましい。
【0161】あるいは又、図69及び図73に模式的な
一部断面図を示すように、実施の形態5の半導体メモリ
セルは、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領
域CH1、及びゲート領域G1を有する第1導電形(例え
ば、nチャネル形)の読み出し用の第1のトランジスタ
TR1、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領
域CH2、及びゲート領域G2を有する第2導電形(例え
ば、pチャネル形)のスイッチ用の第2のトランジスタ
TR2、(3)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領
域CH3、及びゲート領域G3を有する第2導電形(例え
ば、pチャネル形)の電流制御用の第3のトランジスタ
TR3、並びに、(4)ソース/ドレイン領域、チャネ
ル領域CHJ1及びゲート領域を有する電流制御用の接合
型トランジスタJF1、から成り、(a)第1導電形
(例えば、n形)を有する半導体性の第1の領域S
1、(b)第1の領域SC1と接し、第2導電形(例え
ば、p+形)を有する半導体性の第2の領域SC2
(c)第1の領域SC1の表面領域に設けられ、整流接
合を形成して接する、第2導電形(例えばp+形)の半
導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化合物等の導
電性の第3の領域SC3、(d)第2の領域SC2の表面
領域に設けられた、第1導電形(例えば、n+形)を有
する半導体性の第4の領域SC4、並びに、(e)第4
の領域SC4の表面領域に設けられ、整流接合を形成し
て接する、第2導電形(例えばp+形)の半導体性の、
又は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電性の第5
の領域SC5、を有する。
【0162】尚、図69及び後述する図70〜図72に
示す半導体メモリセルにおいては、第1の領域SC1
第2の領域SC2とは接しているが、具体的には、第2
の領域SC2の表面領域に第1の領域SC1が設けられて
いる。また、図73及び後述する図74〜図78に示す
半導体メモリセルにおいては、第1の領域SC1の表面
領域に第2の領域SC2が設けられている。
【0163】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1
の領域SC1の表面領域から構成され、(A−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4の表面領
域から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH
1は、第1の領域SC1の該表面領域と第4の領域SC4
の該表面領域とで挟まれた第2の領域SC2の表面領域
から構成され、(A−4)ゲート領域G1は、第1のト
ランジスタTR1のチャネル形成領域CH1の上方に絶縁
膜を介して設けられている。
【0164】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2の
領域SC2の該表面領域から構成され、(B−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3から構成
され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、第1の領
域SC1の該表面領域から構成され、(B−4)ゲート
領域G2は、第2のトランジスタTR2のチャネル形成領
域CH2の上方に絶縁膜を介して設けられている。
【0165】更に、第3のトランジスタTR3に関して
は、(C−1)の一方のソース/ドレイン領域は、第2
の領域SC2の該表面領域から構成され、(C−2)他
方のソース/ドレイン領域は、第5の領域SC5から構
成され、(C−3)チャネル形成領域CH3は、第4の
領域SC4の該表面領域から構成され、(C−4)ゲー
ト領域G3は、第3のトランジスタTR3のチャネル形成
領域CH3の上方に絶縁膜を介して設けられている。
【0166】ここで、第2のトランジスタTR2を構成
するゲート領域G2の導電形は、第1のトランジスタT
1を構成するゲート領域G1の導電形と異なっている。
第1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1の導
電形を例えばn形、第2のトランジスタTR2を構成す
るゲート領域G2の導電形を例えばp形とすることがで
きる。また、第3のトランジスタTR3を構成するゲー
ト領域G3の導電形は、第2のトランジスタTR2を構成
するゲート領域G2の導電形と同じである。
【0167】また、接合型トランジスタJF1に関して
は、(D−1)ゲート領域は、第5の領域SC5、及
び、該第5の領域SC5と対向する第2の領域SC2の部
分から構成され、(D−2)チャネル領域CHJ1は、第
5の領域SC5と第2の領域SC2の該部分とで挟まれた
第4の領域SC4の一部から構成され、(D−3)一方
のソース/ドレイン領域は、接合型トランジスタJF1
のチャネル領域CHJ1の一端から延び、且つ、第1のト
ランジスタTR1の他方のソース/ドレイン領域を構成
し、そして、第3のトランジスタTR3のチャネル形成
領域CH3を構成する第4の領域SC4の該表面領域から
構成され、(D−4)他方のソース/ドレイン領域は、
接合型トランジスタJF1のチャネル領域CHJ1の他端
から延びる第4の領域SC4の部分から構成されてい
る。
【0168】そして、(E−1)第1のトランジスタT
1のゲート領域G1はメモリセル選択用の第1Aの配線
(例えば、第1のワード線)に接続され、(E−2)第
2のトランジスタTR2のゲート領域G2はメモリセル選
択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード線)に接続
され、(E−3)第3のトランジスタTR3のゲート領
域G3はメモリセル選択用の第1Cの配線(例えば、第
3のワード線)に接続され、(F)第3の領域SC
3は、書き込み情報設定線WISLに接続され、(G)
第4の領域SC4は、第2の配線に接続されている。
【0169】尚、第1の領域SC1と第3の領域SC3
の間でpn接合ダイオードDが形成され、第1の領域S
1は、第3の領域SC3を介して書き込み情報設定線W
ISLに接続されている。この場合、第2の配線をビッ
ト線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線WIS
Lをビット線と兼用させ、第2の配線に第2の所定の電
位を加える構成とすることが好ましい。
【0170】接合型トランジスタJF1は、対向する
ゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域SC5
に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離(チャ
ネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対向する
それぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5
の領域SC5に対向する第2の領域SC2の部分)におけ
る不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純物濃度
とを最適化することによって、形成されている。
【0171】図69に示す半導体メモリセル(具体的に
は、第2の領域SC2)は、例えばn形半導体基板に設
けられた第2導電形(例えばp形)のウエル構造内に形
成されている。そして、第1の領域SC1の直下に、第
1導電形(例えばn++形)の高濃度不純物含有層SC10
を形成すれば、読み出し用の第1のトランジスタTR 1
のチャネル形成領域CH1に蓄積される電位あるいは電
荷の増加を図ることができる。一方、図73に示す半導
体メモリセル(具体的には、第1の領域SC1)は、例
えばp形半導体基板に設けられた第1導電形(例えばn
形)のウエル構造内に形成されている。そして、第2の
領域SC2の直下に、第1導電形(例えばn++形)の高
濃度不純物含有層SC10を形成すれば、読み出し用の第
1のトランジスタTR1のチャネル形成領域CH1に蓄積
される電位あるいは電荷の増加を図ることができる。
【0172】尚、図69あるいは図73に示した半導体
メモリセルにおいて、原理図を図67に示すように、p
n接合ダイオードDの形成を省略し、第1のトランジス
タTR1の一方のソース/ドレイン領域に該当する第1
の領域SC1を第3の配線(図には図示せず)に接続し
てもよい。即ち、例えば図73に示す半導体メモリセル
において、第1の領域SC1の下部に、第4の配線とし
て機能する第1導電形(例えばn++形)の高濃度不純物
含有層を設ければよい。これらの場合、第2の配線をビ
ット線とし、第3の配線に第2の所定の電位を加える構
成、あるいは、第3の配線をビット線とし、第2の配線
に第2の所定の電位を加える構成とすることが好まし
い。
【0173】図69に示す半導体メモリセルにおいて
は、第2のトランジスタTR2を構成するゲート領域
2、及び第3のトランジスタTR3を構成するゲート領
域G3は、サイドウオール形状を有し、第1のトランジ
スタTR1を構成するゲート領域G1の側面であって、第
1の領域SC1の上方及び第4の領域SC4の上方に形成
されている。一方、図73に示す半導体メモリセルにお
いては、第3のトランジスタTR3を構成するゲート領
域G3は、サイドウオール形状を有し、第1のトランジ
スタTR1を構成するゲート領域G1の側面であって、第
1の領域SC1の上方に形成されている。更に、第2の
トランジスタTR2を構成するゲート領域G2は、絶縁材
料層IFを介して第1のトランジスタTR1を構成する
ゲート領域G1と平行に設けられており、しかも、ゲー
ト領域G2の延在部はゲート領域G1の上方にまで延びて
いる。ゲート領域G1とゲート領域G2,G3とは絶縁材
料層IFによって隔てられている。
【0174】また、図71あるいは図74に模式的な一
部断面図を示し、原理図を図68の(B)に示す半導体
メモリセルにおいては、第1の領域SC1の表面領域に
設けられ、整流接合を形成して接するダイオード構成領
域SCDを更に有し、該ダイオード構成領域SCDと第1
の領域SC1とによって多数キャリア・ダイオードDS
が構成され、第1の領域SC1は、該ダイオード構成領
域SCDを介して書き込み情報設定線WISLに接続さ
れている構成とすることができる。この場合、第2の配
線をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定
線WISLをビット線と兼用させ、第2の配線に第2の
所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0175】図70及び図72に示す半導体メモリセル
は、図69及び図71に示した半導体メモリセルの変形
であり、ゲート領域の構造が異なっている。即ち、第1
のトランジスタTR1のゲート領域G1はメモリセル選択
用の第1Aの配線(例えば、第1のワード線)に接続さ
れ、第2のトランジスタTR2のゲート領域G2はメモリ
セル選択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード線)
に接続され、第3のトランジスタTR3のゲート領域G3
はメモリセル選択用の第1Cの配線(例えば、第3のワ
ード線)に接続されているが、メモリセル選択用の第1
Bの配線と第1Cの配線は共通である。即ち、メモリセ
ル選択用の第1Bの配線と第1Cの配線とは一体に形成
されている。図70及び図72に示す半導体メモリセル
は、第2のトランジスタTR2を構成するゲート領域G2
と第3のトランジスタTR3を構成するゲート領域G3
が、絶縁材料層IFを介して、第1のトランジスタTR
1を構成するゲート領域G1を覆うような構成を有する。
【0176】図75及び図76に示す半導体メモリセル
は、図73及び図74に示した半導体メモリセルの変形
であり、ゲート領域の構造が異なっている。即ち、第2
のトランジスタTR2を構成するゲート領域G2は、絶縁
材料層IFを介して第1のトランジスタTR1を構成す
るゲート領域G1と平行に設けられており、しかも、ゲ
ート領域G2の延在部はゲート領域G1の上方にまで延び
ている。一方、第3のトランジスタTR3を構成するゲ
ート領域G3も、絶縁材料層IFを介して第1のトラン
ジスタTR1を構成するゲート領域G1と平行に設けられ
ており、しかも、ゲート領域G3の延在部はゲート領域
1の上方にまで延びている。ゲート領域G1とゲート領
域G2,G3とは絶縁材料層IFによって隔てられてい
る。尚、図77及び図78に示すように、第2のトラン
ジスタTR2を構成するゲート領域G2と第3のトランジ
スタTR3を構成するゲート領域G3とを繋ぎ、第2のト
ランジスタTR2を構成するゲート領域G2と第3のトラ
ンジスタTR3を構成するゲート領域G3とが、絶縁材料
層IFを介して、第1のトランジスタTR1を構成する
ゲート領域G1を覆うような構成とすることもできる。
この場合には、メモリセル選択用の第1Bの配線と第1
Cの配線を共通とすることができる。即ち、メモリセル
選択用の第1Bの配線と第1Cの配線とを一体に形成す
ることができる。
【0177】(実施の形態6)実施の形態6は、本発明
の第4の態様及び第11の態様に係る半導体メモリセル
に関する。実施の形態6の半導体メモリセルは、第2の
接合型トランジスタJF2が設けられている点が、実施
の形態2の半導体メモリセルと相違する。即ち、図80
の(A)にその原理図を示すように、実施の形態6の半
導体メモリセルは、(1)ソース/ドレイン領域、該ソ
ース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイ
ン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域CH1
及び、該チャネル形成領域CH1と容量結合したゲート
領域G1を有する第1導電形(例えば、nチャネル形)
の読み出し用の第1のトランジスタTR1、(2)ソー
ス/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域に接触し、
且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半導体性のチ
ャネル形成領域CH2、及び、該チャネル形成領域CH2
と容量結合したゲート領域G2を有する第2導電形(例
えば、pチャネル形)のスイッチ用の第2のトランジス
タTR2、(3)ソース/ドレイン領域、チャネル領域
CHJ1及びゲート領域を有する電流制御用の第1の接合
型トランジスタJF1、並びに、(4)ソース/ドレイ
ン領域、チャネル領域CHJ2及びゲート領域を有する電
流制御用の第2の接合型トランジスタJF2、から成
る。
【0178】そして、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域は、第2のトランジスタTR2
のチャネル形成領域CH2に相当し、且つ、第1の接合
型トランジスタJF1の一方のソース/ドレイン領域に
相当し、第1のトランジスタTR1の他方のソース/ド
レイン領域は、第2の接合型トランジスタJF2の一方
のソース/ドレイン領域に相当し、第2のトランジスタ
TR2の一方のソース/ドレイン領域は、第1のトラン
ジスタTR1のチャネル形成領域CH1に相当し、且つ、
第1の接合型トランジスタJF1の一方のゲート領域に
相当し、且つ、第2の接合型トランジスタJF2の一方
のゲート領域に相当し、第1のトランジスタTR1を構
成するゲート領域G1の導電形は、第2のトランジスタ
TR2を構成するゲート領域G2の導電形と異なる。
【0179】実施の形態6の半導体メモリセルにおいて
は、第1のトランジスタTR1のゲート領域G1はメモリ
セル選択用の第1Aの配線(例えば、第1のワード線)
に接続され、第2のトランジスタTR2のゲート領域G2
はメモリセル選択用の第1Bの配線(例えば、第2のワ
ード線)に接続されている。そして、第1のトランジス
タTR1の他方のソース/ドレイン領域は第2の接合型
トランジスタJF2を介して第2の配線に接続され、第
2の接合型トランジスタJF2の他方のゲート領域は第
3の配線に接続され、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域は第1の接合型トランジスタJ
1及びダイオードDを介して書き込み情報設定線WI
SLに接続され、第1の接合型トランジスタJF1の他
方のゲート領域は、書き込み情報設定線WISLに接続
され、第2のトランジスタTR2の他方のソース/ドレ
イン領域は書き込み情報設定線WISLに接続されてい
る。尚、第2の配線をビット線とする構成、あるいは、
書き込み情報設定線WISLをビット線と兼用させ、第
2の配線に第2の所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。
【0180】あるいは又、図83あるいは図87に模式
的な一部断面図を示すように、実施の形態6の半導体メ
モリセルは、(1)ソース/ドレイン領域、チャネル形
成領域CH1、及びゲート領域G1を有する第1導電形
(例えば、nチャネル形)の読み出し用の第1のトラン
ジスタTR1、(2)ソース/ドレイン領域、チャネル
形成領域CH2、及びゲート領域G2を有する第2導電形
(例えば、pチャネル形)のスイッチ用の第2のトラン
ジスタTR2、(3)ソース/ドレイン領域、チャネル
領域CHJ1及びゲート領域を有する電流制御用の第1の
接合型トランジスタJF1、並びに、(4)ソース/ド
レイン領域、チャネル領域CHJ2及びゲート領域を有す
る電流制御用の第2の接合型トランジスタJF2、から
成り、(a)第1導電形(例えば、n形)を有する半導
体性の第1の領域SC1、(b)第1の領域SC1と接
し、第2導電形(例えば、p+形)を有する半導体性の
第2の領域SC2、(c)第1の領域SC1の表面領域に
設けられ、整流接合を形成して接する、第2導電形(例
えばp+形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、
金属化合物等の導電性の第3の領域SC3、(d)第2
の領域SC2の表面領域に設けられた、第1導電形(例
えば、n+形)を有する半導体性の第4の領域SC4、並
びに、(e)第4の領域SC4の表面領域に設けられ、
整流接合を形成して接する、第2導電形(例えばp
+形)の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化
合物等の導電性の第5の領域SC5、を有する。
【0181】尚、第1の領域SC1と第2の領域SC2
は接しているが、図83あるいは後述する図84〜図8
6、図91に示す半導体メモリセルにおいては、具体的
には、第1の領域SC1の表面領域に第2の領域SC2
設けられている。一方、図87あるいは後述する図88
〜図90、図92に示す半導体メモリセルにおいては、
第2の領域SC2の表面領域に第1の領域SC1が設けら
れている。
【0182】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1
の領域SC1の表面領域から構成され、(A−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4の表面領
域から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH
1は、第1の領域SC1の該表面領域と第4の領域SC4
の該表面領域とで挟まれた第2の領域SC2の表面領域
から構成され、(A−4)ゲート領域G1は、第1のト
ランジスタTR1のチャネル形成領域CH1の上方に絶縁
膜を介して設けられている。
【0183】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2の
領域SC2の該表面領域から構成され、(B−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3から構成
され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、第1の領
域SC1の該表面領域から構成され、(B−4)ゲート
領域G2は、第2のトランジスタTR2のチャネル形成領
域CH2の上方に絶縁膜を介して設けられている。
【0184】ここで、第2のトランジスタTR2を構成
するゲート領域G2の導電形は、第1のトランジスタT
1を構成するゲート領域G1の導電形と異なっている。
第1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1の導
電形を例えばn形、第2のトランジスタTR2を構成す
るゲート領域G2の導電形を例えばp形とすることがで
きる。
【0185】更に、第1の接合型トランジスタJF1
関しては、(C−1)ゲート領域は、第3の領域S
3、及び、該第3の領域SC3と対向する第2の領域S
2の部分から構成され、(C−2)チャネル領域CH
J1は、第2の領域SC2と第3の領域SC3の該部分とで
挟まれた第1の領域SC1の一部から構成され、(C−
3)一方のソース/ドレイン領域は、第1の接合型トラ
ンジスタJF1のチャネル領域CHJ1の一端から延び、
且つ、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレ
イン領域を構成する第1の領域SC1の該表面領域から
構成され、(C−4)他方のソース/ドレイン領域は、
第1の接合型トランジスタJF1のチャネル領域CHJ1
の他端から延びる第1の領域SC1の部分から構成され
ている。
【0186】また、第2の接合型トランジスタJF2
関しては、(D−1)ゲート領域は、第5の領域S
5、及び、該第5の領域SC5と対向する第2の領域S
2の部分から構成され、(D−2)チャネル領域CH
J2は、第5の領域SC5と第2の領域SC2の該部分とで
挟まれた第4の領域SC4の一部から構成され、(D−
3)一方のソース/ドレイン領域は、第2の接合型トラ
ンジスタJF2のチャネル領域CHJ2の一端から延び、
且つ、第1のトランジスタTR1の他方のソース/ドレ
イン領域を構成する第4の領域SC4の該表面領域から
構成され、(D−4)他方のソース/ドレイン領域は、
第2の接合型トランジスタJF2のチャネル領域CHJ2
の他端から延びる第4の領域SC4の部分から構成され
ている。
【0187】そして、(E−1)第1のトランジスタT
1のゲート領域G1はメモリセル選択用の第1Aの配線
(例えば、第1のワード線)に接続され、(E−2)第
2のトランジスタTR2のゲート領域G2はメモリセル選
択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード線)に接続
され、(F)第3の領域SC3は、書き込み情報設定線
WISLに接続され、(G)第4の領域SC4は、第2
の配線に接続され、(H)第5の領域SC5は、第3の
配線に接続されている。
【0188】更には、第1の領域SC1と第3の領域S
3との間でpn接合ダイオードDが形成され、第1の
領域SC1は、第3の領域SC3を介して書き込み情報設
定線WISLに接続されている。この場合、第2の配線
をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線
WISLをビット線と兼用させ、第2の配線に第2の所
定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0189】図83に示す半導体メモリセル(具体的に
は、第1の領域SC1)は、例えばp形半導体基板に設
けられた第1導電形(例えばn形)のウエル構造内に形
成されている。そして、第2の領域SC2の直下に、第
1導電形(例えばn++形)の高濃度不純物含有層SC10
を形成すれば、読み出し用の第1のトランジスタTR 1
のチャネル形成領域CH1に蓄積される電位あるいは電
荷の増加を図ることができる。一方、図87に示す半導
体メモリセル(具体的には、第2の領域SC2)は、例
えばn形半導体基板に設けられた第2導電形(例えばp
形)のウエル構造内に形成されている。そして、第1の
領域SC1の直下に、第1導電形(例えばn++形)の高
濃度不純物含有層SC10を形成すれば、読み出し用の第
1のトランジスタTR1のチャネル形成領域CH1に蓄積
される電位あるいは電荷の増加を図ることができる。
【0190】第1の接合型トランジスタJF1は、対
向するゲート領域(第3の領域SC3及びこの第3の領
域SC3に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離
(チャネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対
向するそれぞれのゲート領域(第3の領域SC3及びこ
の第3の領域SC3に対向する第2の領域SC2の部分)
における不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純
物濃度とを最適化することによって、形成されている。
また、第2の接合型トランジスタJF2は、対向する
ゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域SC5
に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離(チャ
ネル領域CHJ2の厚さ)を最適化し、且つ、対向する
それぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5
の領域SC5に対向する第2の領域SC2の部分)におけ
る不純物濃度とチャネル領域CHJ2における不純物濃度
とを最適化することによって、形成されている。
【0191】尚、図83及び図87に示した半導体メモ
リセルにおいて、原理図を図79に示すように、pn接
合ダイオードDの形成を省略し、第1のトランジスタT
1の一方のソース/ドレイン領域に該当する第1の領
域SC1を第4の配線(図83及び図87には図示せ
ず)に接続してもよい。これらの場合、第2の配線をビ
ット線とし、第4の配線に第2の所定の電位を加える構
成、あるいは、第4の配線をビット線とし、第2の配線
に第2の所定の電位を加える構成とすることが好まし
い。ここで、図83に示した半導体メモリセルにおいて
は、第1の領域SC 1の下部に、第4の配線として機能
する第1導電形(例えばn++形)の高濃度不純物含有層
(図示せず)を設ければよい。
【0192】あるいは又、原理図を図80の(B)に示
し、模式的な一部断面図を図84及び図88に示す半導
体メモリセルにおいては、第1の領域SC1の表面領域
に設けられ、整流接合を形成して接するダイオード構成
領域SCDを更に有し、該ダイオード構成領域SCDと第
1の領域SC1とによって多数キャリア・ダイオードD
Sが構成され、第1の領域SC1は、該ダイオード構成
領域SCDを介して書き込み情報設定線WISLに接続
されている。この場合、第2の配線をビット線とする構
成、あるいは、書き込み情報設定線WISLをビット線
と兼用させ、第2の配線に第2の所定の電位を加える構
成とすることが好ましい。
【0193】更には、原理図を図82の(A)に示し、
模式的な一部断面図を図85及び図89に示す半導体メ
モリセルにおいては、第2の接合型トランジスタJF2
の他方のゲート領域に該当する第5の領域SC5は、第
3の配線に接続される代わりに、第2の接合型トランジ
スタJF2の一方のゲート領域に該当する第2の領域S
2に接続されている。
【0194】尚、図85及び図89に示した半導体メモ
リセルにおいて、原理図を図81に示すように、pn接
合ダイオードDの形成を省略し、第1のトランジスタT
1の一方のソース/ドレイン領域に該当する第1の領
域SC1を第4の配線(図85及び図89には図示せ
ず)に接続してもよい。これらの場合、第2の配線をビ
ット線とし、第4の配線に第2の所定の電位を加える構
成、あるいは、第4の配線をビット線とし、第2の配線
に第2の所定の電位を加える構成とすることが好まし
い。ここで、図85に示した半導体メモリセルにおいて
は、第1の領域SC 1の下部に、第4の配線として機能
する第1導電形(例えばn++形)の高濃度不純物含有層
(図示せず)を設ければ、配線の簡素化を図ることがで
きる。
【0195】また、原理図を図82の(B)に示し、模
式的な一部断面図を図86及び図90に示す半導体メモ
リセルにおいては、第1の領域SC1の表面領域に設け
られ、整流接合を形成して接するダイオード構成領域S
Dを更に有し、該ダイオード構成領域SCDと第1の領
域SC1とによって多数キャリア・ダイオードDSが構
成され、第1の領域SC1は、該ダイオード構成領域S
Dを介して書き込み情報設定線WISLに接続されて
いる。この場合、第2の配線をビット線とする構成、あ
るいは、書き込み情報設定線WISLをビット線と兼用
させ、第2の配線に第2の所定の電位を加える構成とす
ることが好ましい。
【0196】図83〜図86に示した半導体メモリセル
においては、第1のトランジスタTR1を構成するゲー
ト領域G1は、サイドウオール形状を有し、第2のトラ
ンジスタTR2を構成するゲート領域G2の側面であっ
て、第2の領域SC2の上方に形成されている。一方、
図87〜図90に示した半導体メモリセルにおいては、
第2のトランジスタTR2を構成するゲート領域G2は、
サイドウオール形状を有し、第1のトランジスタTR1
を構成するゲート領域G1の側面であって、第1の領域
SC1の上方に形成されている。また、ゲート領域G1
ゲート領域G2とは絶縁材料層IFによって隔てられて
いる。
【0197】図91に示す半導体メモリセルは、図83
に示した半導体メモリセルの変形である。この半導体メ
モリセルが、図83に示した半導体メモリセルと相違す
る点は、第1のトランジスタTR1を構成するゲート領
域G1の構造にある。図91に示す半導体メモリセルに
おいては、第1のトランジスタTR1を構成するゲート
領域G1は、絶縁材料層IFを介して第2のトランジス
タTR2を構成するゲート領域G2と平行に設けられてお
り、しかも、ゲート領域G1の延在部はゲート領域G2
上方まで延びている。尚、ゲート領域G1の構成を、図
31あるいは図33に示したと同様の構成とすることも
できる。
【0198】図92に示す半導体メモリセルは、図87
に示した半導体メモリセルの変形である。この半導体メ
モリセルが、図87に示した半導体メモリセルと相違す
る点は、第2のトランジスタTR2を構成するゲート領
域G2の構造にある。図92に示す半導体メモリセルに
おいては、第2のトランジスタTR2を構成するゲート
領域G2は、絶縁材料層IFを介して第1のトランジス
タTR1を構成するゲート領域G1と平行に設けられてお
り、しかも、ゲート領域G2の延在部はゲート領域G1
上方まで延びている。尚、ゲート領域G1の構成を、図
32あるいは図34に示したと同様の構成とすることも
できる。
【0199】更には、これらのゲート領域の構成を実施
の形態6における他の半導体メモリセルに適用すること
ができる。
【0200】(実施の形態7)実施の形態7は、本発明
の第5の態様及び第12の態様に係る半導体メモリセル
に関する。実施の形態7の半導体メモリセルは、電流制
御用の第3のトランジスタTR3が設けられている点
が、実施の形態6の半導体メモリセルと相違する。即
ち、図94にその原理図を示すように、実施の形態7の
半導体メモリセルは、(1)ソース/ドレイン領域、該
ソース/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレ
イン領域を離間する半導体性のチャネル形成領域C
1、及び、該チャネル形成領域CH1と容量結合したゲ
ート領域G1を有する第1導電形(例えば、nチャネル
形)の読み出し用の第1のトランジスタTR1、(2)
ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域に接触
し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半導体性
のチャネル形成領域CH2、及び、該チャネル形成領域
CH2と容量結合したゲート領域G2を有する第2導電形
(例えば、pチャネル形)のスイッチ用の第2のトラン
ジスタTR2、(3)ソース/ドレイン領域、該ソース
/ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領
域を離間する半導体性のチャネル形成領域CH3、及
び、該チャネル形成領域CH3と容量結合したゲート領
域G3を有する第2導電形(例えば、pチャネル形)の
電流制御用の第3のトランジスタTR3、(4)ソース
/ドレイン領域、チャネル領域CHJ1及びゲート領域を
有する電流制御用の第1の接合型トランジスタJF1
並びに、(5)ソース/ドレイン領域、チャネル領域C
J2及びゲート領域を有する電流制御用の第2の接合型
トランジスタJF2、から成る。
【0201】そして、第1のトランジスタTR1の一方
のソース/ドレイン領域は、第2のトランジスタTR2
のチャネル形成領域CH2に相当し、且つ、第1の接合
型トランジスタJF1の一方のソース/ドレイン領域に
相当し、第1のトランジスタTR1の他方のソース/ド
レイン領域は、第2の接合型トランジスタJF2の一方
のソース/ドレイン領域に相当し、第2のトランジスタ
TR2の一方のソース/ドレイン領域は、第1のトラン
ジスタTR1のチャネル形成領域CH1に相当し、且つ、
第1の接合型トランジスタJF1の一方のゲート領域に
相当し、且つ、第2の接合型トランジスタJF2の一方
のゲート領域に相当し、且つ、第3のトランジスタTR
3の一方のソース/ドレイン領域に相当し、第3のトラ
ンジスタTR3の他方のソース/ドレイン領域は、第2
の接合型トランジスタJF2の他方のゲート領域に相当
し、第1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1
の導電形は、第2のトランジスタTR2を構成するゲー
ト領域G2の導電形と異なり、第2のトランジスタTR2
を構成するゲート領域G2の導電形は、第3のトランジ
スタTR3を構成するゲート領域G3の導電形と同じであ
る。
【0202】更には、第1のトランジスタTR1のゲー
ト領域G1はメモリセル選択用の第1Aの配線(例え
ば、第1のワード線)に接続され、第2のトランジスタ
TR2のゲート領域G2はメモリセル選択用の第1Bの配
線(例えば、第2のワード線)に接続され、第3のトラ
ンジスタTR3のゲート領域G3はメモリセル選択用の第
1Cの配線(例えば、第3のワード線)に接続されてい
る。また、第1のトランジスタTR1の他方のソース/
ドレイン領域は第2の接合型トランジスタJF2を介し
て第2の配線に接続され、第1のトランジスタTR1
一方のソース/ドレイン領域は第1の接合型トランジス
タJF1及びダイオードDを介して書き込み情報設定線
WISLに接続され、第2のトランジスタTR2の他方
のソース/ドレイン領域は書き込み情報設定線WISL
に接続され、第1の接合型トランジスタJF1の他方の
ゲート領域は書き込み情報設定線WISLに接続されて
いる。尚、第2の配線をビット線とする構成、あるい
は、書き込み情報設定線WISLをビット線と兼用さ
せ、第2の配線に第2の所定の電位を加える構成とする
ことが好ましい。
【0203】あるいは又、図96、図97、図100、
図102及び図104に模式的な一部断面図を示すよう
に、実施の形態7の半導体メモリセルは、(1)ソース
/ドレイン領域、チャネル形成領域CH1、及びゲート
領域G1を有する第1導電形(例えば、nチャネル形)
の読み出し用の第1のトランジスタTR1、(2)ソー
ス/ドレイン領域、チャネル形成領域CH2、及びゲー
ト領域G2を有する第2導電形(例えば、pチャネル
形)のスイッチ用の第2のトランジスタTR2、(3)
ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域CH3、及び
ゲート領域G3を有する第2導電形(例えば、pチャネ
ル形)の電流制御用の第3のトランジスタTR3
(4)ソース/ドレイン領域、チャネル領域CHJ1及び
ゲート領域を有する電流制御用の第1の接合型トランジ
スタJF1、並びに、(5)ソース/ドレイン領域、チ
ャネル領域CHJ2及びゲート領域を有する電流制御用の
第2の接合型トランジスタJF2、から成り、(a)第
1導電形(例えば、n形)を有する半導体性の第1の領
域SC1、(b)第1の領域SC1と接し、第2導電形
(例えば、p+形)を有する半導体性の第2の領域S
2、(c)第1の領域SC1の表面領域に設けられ、整
流接合を形成して接する、第2導電形(例えばp+形)
の半導体性の、又は、シリサイドや金属、金属化合物等
の導電性の第3の領域SC3、(d)第2の領域SC2
表面領域に設けられた、第1導電形(例えば、n+形)
を有する半導体性の第4の領域SC4、並びに、(e)
第4の領域SC4の表面領域に設けられ、整流接合を形
成して接する、第2導電形(例えばp+形)の半導体性
の、又は、シリサイドや金属、金属化合物等の導電性の
第5の領域SC5、を有する。
【0204】尚、第1の領域SC1と第2の領域SC2
は接しているが、図96〜図99に示す半導体メモリセ
ルにおいては、具体的には、第2の領域SC2の表面領
域に第1の領域SC1が設けられている。一方、図10
0〜図105に示す半導体メモリセルにおいては、第1
の領域SC1の表面領域に第2の領域SC2が設けられて
いる。
【0205】そして、第1のトランジスタTR1に関し
ては、(A−1)一方のソース/ドレイン領域は、第1
の領域SC1の表面領域から構成され、(A−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第4の領域SC4の表面領
域から構成され、(A−3)チャネル形成領域CH
1は、第1の領域SC1の該表面領域と第4の領域SC4
の該表面領域とで挟まれた第2の領域SC2の表面領域
から構成され、(A−4)ゲート領域G1は、第1のト
ランジスタTR1のチャネル形成領域CH1の上方に絶縁
膜を介して設けられている。
【0206】また、第2のトランジスタTR2に関して
は、(B−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2の
領域SC2の該表面領域から構成され、(B−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第3の領域SC3から構成
され、(B−3)チャネル形成領域CH2は、第1の領
域SC1の該表面領域から構成され、(B−4)ゲート
領域G2は、第2のトランジスタTR2のチャネル形成領
域CH2の上方に絶縁膜を介して設けられている。
【0207】更に、第3のトランジスタTR3に関して
は、(C−1)一方のソース/ドレイン領域は、第2の
領域SC2の該表面領域から構成され、(C−2)他方
のソース/ドレイン領域は、第5の領域SC5から構成
され、(C−3)チャネル形成領域CH3は、第4の領
域SC4の該表面領域から構成され、(C−4)ゲート
領域G3は、第3のトランジスタTR3のチャネル形成領
域CH3の上方に絶縁膜を介して設けられている。
【0208】ここで、第2のトランジスタTR2を構成
するゲート領域G2の導電形は、第1のトランジスタT
1を構成するゲート領域G1の導電形と異なっている。
第1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1の導
電形を例えばn形、第2のトランジスタTR2を構成す
るゲート領域G2の導電形を例えばp形とすることがで
きる。また、第3のトランジスタTR3を構成するゲー
ト領域G3の導電形は、第2のトランジスタTR2を構成
するゲート領域G2の導電形と同じである。
【0209】また、第1の接合型トランジスタJF1
関しては、(D−1)ゲート領域は、第3の領域S
3、及び、該第3の領域SC3と対向する第2の領域S
2の部分から構成され、(D−2)チャネル領域CH
J1は、第2の領域SC2と第3の領域SC3の該部分とで
挟まれた第1の領域SC1の一部から構成され、(D−
3)一方のソース/ドレイン領域は、第1の接合型トラ
ンジスタJF1のチャネル領域CHJ1の一端から延び、
且つ、第1のトランジスタTR1の一方のソース/ドレ
イン領域を構成する第1の領域SC1の該表面領域から
構成され、(D−4)他方のソース/ドレイン領域は、
第1の接合型トランジスタJF1のチャネル領域CHJ1
の他端から延びる第1の領域SC1の部分から構成され
ている。
【0210】更に、第2の接合型トランジスタJF2
関しては、(E−1)ゲート領域は、第5の領域S
5、及び、該第5の領域SC5と対向する第2の領域S
2の部分から構成され、(E−2)チャネル領域CH
J2は、第5の領域SC5と第2の領域SC2の該部分とで
挟まれた第4の領域SC4の一部から構成され、(E−
3)一方のソース/ドレイン領域は、第2の接合型トラ
ンジスタJF2のチャネル領域CHJ2の一端から延び、
且つ、第1のトランジスタTR1の他方のソース/ドレ
イン領域を構成し、そして、第3のトランジスタTR3
のチャネル形成領域CH3を構成する第4の領域SC4
該表面領域から構成され、(E−4)他方のソース/ド
レイン領域は、第2の接合型トランジスタJF2のチャ
ネル領域CHJ2の他端から延びる第4の領域SC4の部
分から構成されている。
【0211】そして、(F−1)第1のトランジスタT
1のゲート領域G1はメモリセル選択用の第1Aの配線
(例えば、第1のワード線)に接続され、(F−2)第
2のトランジスタTR2のゲート領域G2はメモリセル選
択用の第1Bの配線(例えば、第2のワード線)に接続
され、(F−3)第3のトランジスタTR3のゲート領
域G3はメモリセル選択用の第1Cの配線(例えば、第
3のワード線)に接続され、(G)第3の領域SC
3は、書き込み情報設定線に接続され、(H)第4の領
域SC4は、第2の配線に接続されている。
【0212】また、第1の領域SC1と第3の領域SC3
との間でpn接合ダイオードDが形成され、第1の領域
SC1は、第3の領域SC3を介して書き込み情報設定線
WISLに接続されている。この場合、第2の配線をビ
ット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定線WI
SLをビット線と兼用させ、第2の配線に第2の所定の
電位を加える構成とすることが好ましい。
【0213】図96及び図97に示す半導体メモリセル
(具体的には、第1の領域SC1)は、例えばn形半導
体基板に設けられた第2導電形(例えばp形)のウエル
構造内に形成されている。そして、第1の領域SC1
直下に、第1導電形(例えばn++形)の高濃度不純物含
有層SC10を形成すれば、読み出し用の第1のトランジ
スタTR1のチャネル形成領域CH1に蓄積される電位あ
るいは電荷の増加を図ることができる。一方、図10
0、図102及び図104に示す半導体メモリセル(具
体的には、第2の領域SC2)は、例えばp形半導体基
板に設けられた第1導電形(例えばn形)のウエル構造
内に形成されている。そして、第2の領域SC2の直下
に、第1導電形(例えばn++形)の高濃度不純物含有層
SC10を形成すれば、読み出し用の第1のトランジスタ
TR1のチャネル形成領域CH1に蓄積される電位あるい
は電荷の増加を図ることができる。
【0214】第1の接合型トランジスタJF1は、対
向するゲート領域(第3の領域SC3及びこの第3の領
域SC3に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離
(チャネル領域CHJ1の厚さ)を最適化し、且つ、対
向するそれぞれのゲート領域(第3の領域SC3及びこ
の第3の領域SC3に対向する第2の領域SC2の部分)
における不純物濃度とチャネル領域CHJ1における不純
物濃度とを最適化することによって、形成されている。
また、第2の接合型トランジスタJF2は、対向する
ゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5の領域SC5
に対向する第2の領域SC2の部分)の間の距離(チャ
ネル領域CHJ2の厚さ)を最適化し、且つ、対向する
それぞれのゲート領域(第5の領域SC5及びこの第5
の領域SC5に対向する第2の領域SC2の部分)におけ
る不純物濃度とチャネル領域CHJ2における不純物濃度
とを最適化することによって、形成されている。
【0215】尚、図96、図97、図100、図102
及び図104に示した半導体メモリセルにおいて、原理
図を図93に示すように、pn接合ダイオードDの形成
を省略し、第1のトランジスタTR1の一方のソース/
ドレイン領域に該当する第1の領域SC1を第3の配線
(図96、図97、図100、図102及び図104に
は図示せず)に接続してもよい。これらの場合、第2の
配線をビット線とし、第3の配線に第2の所定の電位を
加える構成、あるいは、第3の配線をビット線とし、第
2の配線に第2の所定の電位を加える構成とすることが
好ましい。ここで、例えば図96に示した半導体メモリ
セルにおいては、第1の領域SC1の下部に、第3の配
線として機能する第1導電形(例えばn++形)の高濃度
不純物含有層(図示せず)を設ければ、配線の簡素化を
図ることができる。
【0216】あるいは又、原理図を図95に示し、模式
的な一部断面図を図98、図99、図101、図103
及び図105に示す半導体メモリセルにおいては、第1
の領域SC1の表面領域に設けられ、整流接合を形成し
て接するダイオード構成領域SCDを更に有し、該ダイ
オード構成領域SCDと第1の領域SC1とによって多数
キャリア・ダイオードDSが構成され、第1の領域SC
1は、該ダイオード構成領域SCDを介して書き込み情報
設定線WISLに接続されている。この場合、第2の配
線をビット線とする構成、あるいは、書き込み情報設定
線WISLをビット線と兼用させ、第2の配線に第2の
所定の電位を加える構成とすることが好ましい。
【0217】図96及び図98に示した半導体メモリセ
ルにおいては、第2のトランジスタTR2を構成するゲ
ート領域G2、及び第3のトランジスタTR3を構成する
ゲート領域G3は、サイドウオール形状を有し、第1の
トランジスタTR1を構成するゲート領域G1の側面であ
って、第1の領域SC1の上方及び第4の領域SC4の上
方に形成されている。一方、図97及び図99に示す半
導体メモリセルにおいては、第2のトランジスタTR2
を構成するゲート領域G2と第3のトランジスタTR3
構成するゲート領域G3とが、絶縁材料層IFを介し
て、第1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1
を覆うような構成を有する。
【0218】また、図100及び図101に示した半導
体メモリセルにおいては、第3のトランジスタTR3
構成するゲート領域G3は、サイドウオール形状を有
し、第1のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1
の側面であって、第1の領域SC 1の上方に形成されて
いる。更に、第2のトランジスタTR2を構成するゲー
ト領域G2は、絶縁材料層IFを介して第1のトランジ
スタTR1を構成するゲート領域G1と平行に設けられて
おり、しかも、ゲート領域G2の延在部はゲート領域G 1
の上方にまで延びている。ゲート領域G1とゲート領域
2,G3とは絶縁材料層IFによって隔てられている。
【0219】図102及び図103に示す半導体メモリ
セルは、図100及び図101に示した半導体メモリセ
ルの変形であり、ゲート領域の構造が異なっている。即
ち、第2のトランジスタTR2を構成するゲート領域G2
は、絶縁材料層IFを介して第1のトランジスタTR1
を構成するゲート領域G1と平行に設けられており、し
かも、ゲート領域G2の延在部はゲート領域G1の上方に
まで延びている。一方、第3のトランジスタTR3を構
成するゲート領域G3も、絶縁材料層IFを介して第1
のトランジスタTR1を構成するゲート領域G1と平行に
設けられており、しかも、ゲート領域G3の延在部はゲ
ート領域G1の上方にまで延びている。ゲート領域G1
ゲート領域G2,G3とは絶縁材料層IFによって隔てら
れている。尚、図104及び図105に示すように、第
2のトランジスタTR2を構成するゲート領域G2と第3
のトランジスタTR3を構成するゲート領域G3とを繋
ぎ、第2のトランジスタTR2を構成するゲート領域G2
と第3のトランジスタTR3を構成するゲート領域G3
が、絶縁材料層IFを介して、第1のトランジスタTR
1を構成するゲート領域G1を覆うような構成とすること
もできる。この場合には、メモリセル選択用の第1Bの
配線と第1Cの配線を共通とすることができる。即ち、
メモリセル選択用の第1Bの配線と第1Cの配線とを一
体に形成することができる。
【0220】(半導体メモリセルの製造方法)以下、図
106〜図108を参照して、図20に示した実施の形
態2の半導体メモリセルを例にとり、本発明の半導体メ
モリセルの製造方法を説明する。
【0221】[工程−10]先ず、公知の方法に従い、
p形シリコン半導体基板10に素子分離領域(図示せ
ず)、第1導電形のウエル(例えばn形ウエル)、n形
の半導体の第1の領域SC1、第1導電形(例えばn++
形)の高濃度不純物含有層SC10(図示せず)や、絶縁
膜に相当するゲート絶縁膜11を形成した後、例えばp
形不純物を含有するポリシリコンから成り、あるいは
又、ポリサイド構造を有するゲート領域G 2を形成す
る。こうして、図106の(A)に示す構造を得ること
ができる。尚、n形の第1の領域SC1の不純物含有濃
度を、1.0×1017/cm3とした。また、ゲート領
域G2のゲート長を0.28μmとした。
【0222】[工程−20]次いで、レジスト材料から
イオン注入用マスク12を形成した後、第2導電形(例
えば、p形)の不純物をイオン注入し、第1の領域SC
1の表面領域に設けられ且つ整流接合を形成して接する
第3の領域SC3を形成する(図106の(B)参
照)。イオン注入の条件を以下の表1に例示する。
【0223】[表1] イオン種 :BF2 加速エネルギー:20keV ドーズ量 :1×1013cm-2 イオン入射角 :7度
【0224】[工程−30]その後、イオン注入用マス
ク12を除去し、ゲート領域G2を被覆するように絶縁
材料層IFを形成する。その後、レジスト材料からイオ
ン注入用マスク13を形成した後、第2導電形(例え
ば、p形)の不純物をイオン注入法にてイオン注入し、
第1の領域SC1の表面領域に設けられ、且つ第3の領
域SC3とは離間して設けられた第2導電形の第2の領
域SC2を形成する(図107の(A)参照)。
【0225】[表2] イオン種 :ホウ素 加速エネルギー:30keV ドーズ量 :2.0×1013cm-2 イオン入射角 :7度
【0226】[工程−40]次いで、イオン注入用マス
ク13を除去し、全面にn形不純物を含有するポリシリ
コン層を堆積させ、かかるポリシリコン層をエッチバッ
クすることによって、サイドウオール形状を有するゲー
ト領域G1をゲート領域G2の側面であって、第2の領域
SC2の上方に形成する(図107の(B)参照)。ゲ
ート領域G1とゲート領域G2とは、絶縁材料層IFによ
って隔てられている。
【0227】[工程−50]その後、イオン注入用マス
ク14を形成し、第1導電形(例えば、n形)の不純物
をイオン注入し、第2の領域SC2の表面領域に設けら
れ且つ整流接合を形成して接する第4の領域SC4を形
成する(図108の(A)参照)。イオン注入の条件を
以下の表3に例示する。尚、第4の領域SC4の不純物
濃度を1019〜1020cm-3程度まで高くすることによ
って、第4の領域SC4の低抵抗化を図る。
【0228】[表3] イオン種 :ヒ素 加速エネルギー:30keV ドーズ量 :5×1015cm-2 イオン入射角 :7度
【0229】[工程−60]その後、イオン注入用マス
ク14を除去し、CVD法に全面にSiO2層を成膜
し、かかるSiO2層をエッチバックすることによっ
て、ゲート領域G2の側壁にゲートサイドウオール15
を形成する。その後、レジスト材料からイオン注入用マ
スク16を形成した後、第2導電形(例えば、p形)の
不純物をイオン注入し、第3の領域SC3の不純物濃度
を1019〜1020cm-3程度まで高くすることによっ
て、第3の領域SC3の低抵抗化を図る(図108の
(B)参照)。イオン注入の条件を以下の表4に例示す
る。
【0230】[表4] イオン種 :BF2 加速エネルギー:30keV ドーズ量 :3×1015cm-2 イオン入射角 :7度
【0231】[工程−70]その後、従来のMOSトラ
ンジスタの製造方法に従い、半導体メモリセルを完成さ
せる。
【0232】以上のイオン注入条件により、第2の領域
SC2及び第3の領域SC3の不純物含有濃度は以下の表
5のとおりとなった。
【0233】[表5] 第2の領域SC2 :1.5×1018/cm3 第3の領域SC3 :2.1×1019/cm3 チャネル領域CHJ1:5.0×1017cm-3
【0234】尚、半導体メモリセルの製造工程は、上記
の方法に限定されない。例えば、[工程−20]を省略
することができる。[工程−30]、[工程−50]、
[工程−60]の順序は任意の順序することができる。
ゲート領域G1,G2や素子分離領域IRの形成を、[工
程−60]の後に行ってもよい。イオン注入の条件も例
示であり、適宜変更することができる。
【0235】ショットキ接合形の多数キャリア・ダイオ
ードDSを設ける場合には、例えば、第1の領域SC1
の表面領域に、例えばチタンシリサイド層から成る導電
性のダイオード構成領域を形成する。かかるチタンシリ
サイド層の形成は、例えば、以下の方法で行うことがで
きる。即ち、例えば、全面に層間絶縁層を形成し、チタ
ンシリサイド層を形成すべきシリコン半導体基板10の
領域の層間絶縁層を除去する。次いで、露出したシリコ
ン半導体基板10の表面を含む層間絶縁層の上にチタン
層をスパッタ法にて形成する。その後、第1回目のアニ
ール処理を施し、チタン層とシリコン半導体基板とを反
応させて、シリコン半導体基板の表面にチタンシリサイ
ド層を形成する。次いで、層間絶縁層上の未反応のチタ
ン層を、例えばアンモニア過水(NH4OHとH22
2Oの混合溶液)で除去した後、第2回目のアニール
処理を行うことによって、安定なチタンシリサイド層を
得ることができる。多数キャリア・ダイオードDSを形
成するための材料はチタンシリサイドに限定されず、コ
バルトシリサイド、タングステンシリサイド等の材料を
用いることもできる。
【0236】ショットキ接合形の多数キャリア・ダイオ
ードDSを形成するための方法、あるいは又、各種の領
域の表面領域に導電性の領域を形成する方法は、上述の
方法に限定されない。例えば書き込み情報設定線WIS
Lを形成する際、例えば、チタンシリサイドやTiNか
ら成るバリア層やグルーレイヤーを形成するが、かかる
バリア層やグルーレイヤーを第1の領域SC1の表面に
も形成する。これによって、書き込み情報設定線WIS
Lの一部分(より具体的には、バリア層やグルーレイヤ
ーの一部分)と共通であるダイオード構成領域を第1の
領域SC1の表面に形成することができる。同様にし
て、各種の領域の表面領域に導電性の領域を形成するこ
ともできる。
【0237】その他の実施の形態の半導体メモリセル
も、実質的には同様の方法で製造することができるの
で、詳細な説明は省略する。
【0238】以下、実施の形態1の半導体メモリセルを
参照して、本発明の半導体メモリセルの動作を説明する
が、他の半導体メモリセルの動作原理も実質的には同じ
である。また、第1Aの配線と第1Bの配線を総称して
第1の配線と呼ぶ。尚、書き込み情報設定線が第2の配
線(例えばビット線)を兼用している場合には、以下の
説明において、原則として、書き込み情報設定線を第2
の配線(例えばビット線)と読み替えればよい。
【0239】書き込み時、各部位における電位を以下の
表6のとおりとする。また、読み出し時、各部位におけ
る電位を以下の表7のとおりとする。
【0240】[表6] メモリセル選択用の第1の配線:VW 書き込み情報設定線 ”0”の書き込み時 :V0 ”1”の書き込み時 :V1
【0241】[表7] メモリセル選択用の第1の配線:VR 第2の配線 :V2
【0242】読み出し時、ゲート領域から見た読み出し
用の第1のトランジスタTR1のスレッショールド値を
以下の表8のとおりとする。また、読み出し用の第1の
トランジスタTR1における電位の関係を以下の表8の
ように設定する。尚、”0”の読み出し時と、”1”の
読み出し時とでは、チャネル形成領域CH1の電位が異
なる。この影響を受けて、”0”の読み出し時、及
び、”1”の読み出し時において、ゲート領域から見た
読み出し用の第1のトランジスタTR1のスレッショー
ルド値が変化する。但し、従来のDRAMが必要とする
ような大きなキャパシタを必要としない。尚、電流制御
用の接合型トランジスタJF1のオン/オフ電流比が大
きい場合には、|VR|≧|VTH_11|でも、誤読み出し
無く、読み出しを行うことができる。
【0243】[表8] ”0”の読み出し時:VTH_10 ”1”の読み出し時:VTH_11 |VTH_11|>|VR|>|VTH_10
【0244】[情報の書き込み時]”0”(書き込み情
報設定線の電位:V0)又は”1”(書き込み情報設定
線の電位:V1)の情報の書き込み時、メモリセル選択
用の第1の配線の電位をVW(<0)とする。その結
果、スイッチ用の第2のトランジスタTR2のゲート領
域G2の電位もVW(<0)となる。従って、スイッチ用
の第2のトランジスタTR2はオンの状態である。それ
故、読み出し用の第1のトランジスタTR1のチャネル
形成領域CH1の電位は、V0(”0”の情報の場合)又
はV1(”1”の情報の場合。尚、|VW|<|V1+V
TH2|の場合VW−VTH2)となる。
【0245】情報の書き込み後、読み出し前の情報保持
状態においては、読み出し用の第1のトランジスタTR
1及びスイッチ用の第2のトランジスタTR2が導通しな
いように、各トランジスタの各部分における電位を設定
する。このためには、例えば、メモリセル選択用の第1
Aの配線の電位を−0.3ボルト程度とし、メモリセル
選択用の第1Bの配線の電位を0.7ボルト程度とし、
書き込み情報設定線の電位をV1とすればよい。
【0246】情報の書き込み時、読み出し用の第1のト
ランジスタTR1のゲート領域の電位はVW(<0)であ
る。従って、読み出し用の第1のトランジスタTR1
オフ状態である。こうして、”0”又は”1”の情報の
書き込み時、読み出し用の第1のトランジスタTR1
チャネル形成領域CH1の電位は、V0(”0”の情報の
場合)、又は、V1あるいはVW−VTH2(”1”の情報
の場合)となり、この状態は情報の読み出し時まで、漏
洩電流(第1のトランジスタTR1のチャネル形成領域
CH1と例えば半導体基板間、第2のトランジスタTR2
のオフ電流等)のために経時変化するが、許容範囲内に
保持される。尚、読み出し用の第1のトランジスタTR
1のチャネル形成領域CH1の電位の経時変化が読み出し
動作に誤りを与える程大きくなる前に、所謂リフレッシ
ュ動作を行う。
【0247】[情報の読み出し時]”0”又は”1”の
情報の読み出し時、メモリセル選択用の第1の配線の電
位はVR(>0)である。その結果、スイッチ用の第2
のトランジスタTR2のゲート領域の電位はVR(>0)
となり、スイッチ用の第2のトランジスタTR2はオフ
の状態である。
【0248】読み出し用の第1のトランジスタTR1
ゲート領域の電位はVR(>0)である。また、ゲート
領域から見た読み出し用の第1のトランジスタTR1
スレッショールド値は、VTH_10又はVTH_11である。こ
の読み出し用の第1のトランジスタTR1のスレッショ
ールド値は、チャネル形成領域CH1の電位の状態に依
存する。これらの電位の間には、 |VTH_11|>|VR|>|VTH_10| という関係がある。従って、蓄積された情報が”0”の
場合、読み出し用の第1のトランジスタTR1はオン状
態となる。また、蓄積された情報が”1”の場合、読み
出し用の第1のトランジスタTR1はオフ状態となる。
但し、電流制御用の接合型トランジスタJF1のオン/
オフ電流比が大きい場合には、|VR|≧|VTH_11|で
も、誤読み出し無く、読み出しを行うことができる。
【0249】更には、電流制御用の接合型トランジスタ
JF1のゲート領域を構成する第5の領域SC5及び第1
の領域SC1に対するバイアス条件に基づき、読み出し
用の第1のトランジスタTR1は電流制御用の接合型ト
ランジスタJF1によって制御される。即ち、蓄積され
た情報が”0”の場合、電流制御用の接合型トランジス
タJF1をオン状態とし、蓄積された情報が”1”の場
合、電流制御用の接合型トランジスタJF1をオフ状態
とする。
【0250】こうして、蓄積された情報に依存して読み
出し用の第1のトランジスタTR1は、確実にオン状態
又はオフ状態となる。第4の領域SC4はメモリセル選
択用の第2の配線(例えばビット線)に接続されている
ので、蓄積された情報(”0”あるいは”1”)に依存
して、読み出し用の第1のトランジスタTR1に電流が
流れ、あるいは流れない。こうして、蓄積された情報を
読み出し用の第1のトランジスタTR1によって読み出
すことができる。
【0251】以上に説明した読み出し用の第1のトラン
ジスタTR1及びスイッチ用の第2のトランジスタTR2
の動作状態を表9に纏めた。尚、表9中、各電位の値は
例示であり、上記の条件を満足する値ならば如何なる値
をとることも可能である。
【0252】[表9]
【0253】以上、好ましい発明の実施の形態に基づき
本発明の半導体メモリセルを説明したが、本発明はこれ
らの発明の実施の形態に限定されない。発明の実施の形
態にて説明した半導体メモリセルの構造や電圧、電位等
の数値は例示であり、適宜変更することができる。ま
た、例えば、各発明の実施の形態にて説明した本発明の
半導体メモリセルにおいて、第1のトランジスタTR1
や接合型トランジスタJF1,JF2をpチャネル形と
し、第2のトランジスタTR2や第3トランジスタTR3
をnチャネル形とすることができる。各トランジスタに
おける各要素の配置は例示であり、適宜変更することが
できる。更には、図9や図24に示したSOI構造やT
FT構造を、各種の本発明の半導体メモリセルに適用す
ることができる。また、各種の領域への不純物の導入は
イオン注入法だけでなく、拡散法にて行うこともでき
る。また、シリコン半導体のみならず、例えばGaAs
系等の化合物半導体から構成されたメモリセルにも本発
明を適用することができる。更には、本発明の半導体メ
モリセルを、MIS型FET構造を有する半導体メモリ
セルにも適用することができる。
【0254】
【発明の効果】本発明の半導体メモリセルにおいては、
第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と、
第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形とが
異なるので、それぞれのトランジスタの閾値電位を下げ
ることができ、半導体メモリセルの低電圧化に容易に対
処することができる。また、第1Aの配線と第1Bの配
線に異なる電位を加えることが可能となるため、半導体
メモリセルの設計自由度を高めることができる。
【0255】しかも、読み出し用の第1のトランジスタ
のチャネル形成領域に蓄積された電位あるいは電荷(情
報)に依存して、読み出し用の第1のトランジスタの動
作が規定され、リフレッシュ時間内に読み出されるトラ
ンジスタの電流としての情報は、付加的に追加されたと
してもそのコンデンサ容量(例えば、ゲート領域の容量
+付加容量等)の大きさに依存することがない。従っ
て、従来の半導体メモリセルにおけるキャパシタ容量の
問題を解決することができるし、リフレッシュ時間調整
のために付加的なキャパシタを加えることがあっても、
従来のDRAMのような著しく大きなキャパシタを必要
としない。そして、半導体メモリセルの最大面積は2つ
のトランジスタの面積に等しいかそれ以下である。
【0256】また、トランジスタを一体化すれば、半導
体メモリセルの面積を一層小さくすることができる。
【0257】更には、電流制御用の接合型トランジスタ
が備えられており、この接合型トランジスタは、情報の
読み出し時、オン/オフ制御されるので、第1のトラン
ジスタを流れる電流のマージンを非常に大きくとれる結
果、ビット線に接続される半導体メモリセルの数に制限
を受け難い。また、トランジスタを一体化すれば、半導
体メモリセルの面積を一層小さくすることができる。
【0258】本発明の半導体メモリセルのプロセスは、
図106〜図108に示したように、MOSロジック回
路形成プロセスとコンパチブルである。従って、半導体
メモリセルの構成にも依るが、ほぼ1トランジスタの面
積で半導体メモリセルを実現することができ、しかも、
MOSロジック回路内にSRAM機能をほんの僅かの工
程の増加のみで組み込むことができる。また、必ずしも
SOI技術を用いることなく、従来の半導体メモリセル
の製造技術で、ほぼ1トランジスタ分の面積の半導体メ
モリセルを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
原理図である。
【図2】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
変形例の原理図である。
【図3】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
変形例の原理図である。
【図4】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
変形例の原理図である。
【図5】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
変形例の原理図である。
【図6】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
変形例の原理図である。
【図7】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセルの
変形例の原理図である。
【図8】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの模式
的な一部断面図である。
【図9】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変形
例の模式的な一部断面図である。
【図10】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図11】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図12】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図13】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図14】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図15】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図16】図15に示した発明の実施の形態1の半導体
メモリセルの変形例を別の平面で切断した模式的な一部
断面図である。
【図17】発明の実施の形態1の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図18】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図19】本発明の第1の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図20】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図21】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図22】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図23】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図24】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図25】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図26】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図27】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図28】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図29】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図30】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図31】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図32】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図33】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図34】発明の実施の形態2の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図35】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の原理図である。
【図36】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図37】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図38】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図39】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図40】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図41】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図42】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図43】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図44】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図45】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図46】発明の実施の形態3の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図47】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図48】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図49】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図50】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図51】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図52】本発明の第2の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図53】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図54】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図55】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図56】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図57】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図58】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図59】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図60】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図61】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図62】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図63】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図64】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図65】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図66】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図67】本発明の第3の態様に係る半導体メモリセル
の原理図である。
【図68】本発明の第3の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図69】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図70】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図71】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図72】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図73】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図74】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図75】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図76】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図77】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図78】発明の実施の形態5の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図79】本発明の第4の態様に係る半導体メモリセル
の原理図である。
【図80】本発明の第4の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図81】本発明の第4の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図82】本発明の第4の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図83】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図84】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図85】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図86】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図87】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図88】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図89】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図90】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図91】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図92】発明の実施の形態6の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図93】本発明の第5の態様に係る半導体メモリセル
の原理図である。
【図94】本発明の第5の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図95】本発明の第5の態様に係る半導体メモリセル
の変形例の原理図である。
【図96】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの模
式的な一部断面図である。
【図97】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図98】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図99】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの変
形例の模式的な一部断面図である。
【図100】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの
変形例の模式的な一部断面図である。
【図101】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの
変形例の模式的な一部断面図である。
【図102】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの
変形例の模式的な一部断面図である。
【図103】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの
変形例の模式的な一部断面図である。
【図104】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの
変形例の模式的な一部断面図である。
【図105】発明の実施の形態7の半導体メモリセルの
変形例の模式的な一部断面図である。
【図106】図20に示した発明の実施の形態2の半導
体メモリセルの製造方法を説明するための半導体基板等
の模式的な一部断面図である。
【図107】図106に引き続き、図20に示した発明
の実施の形態2の半導体メモリセルの製造方法を説明す
るための半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図108】図107に引き続き、図20に示した発明
の実施の形態2の半導体メモリセルの製造方法を説明す
るための半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図109】従来の1トランジスタメモリセルの概念
図、及び、従来のトレンチキャパシタセル構造を有する
メモリセルの断面を概念的に示す図である。
【符号の説明】
TR1・・・第1のトランジスタ、TR2・・・第2のト
ランジスタ、TR3・・・第3のトランジスタ、JF1
・・接合型トランジスタあるいは第1の接合型トランジ
スタ、JF2・・・第2の接合型トランジスタ、D,D
S・・・ダイオード、SC0・・・半導体層、SC1・・
・第1の領域、SC2・・・第2の領域、SC3・・・第
3の領域、SC4・・・第4の領域、SC5・・・第5の
領域、SCD・・・ダイオード構成領域、SC10,SC
11・・・高濃度不純物含有層、SC12・・・第1導電形
領域、CH1,CH2,CH3・・・チャネル形成領域、
CHJ1,CHJ2・・・チャネル領域、G1,G2,G3
・・ゲート領域、IF・・・絶縁膜、IR・・・素子分
離領域、IL・・・層間絶縁層、IL0・・・支持基板
上の絶縁層、10・・・シリコン半導体基板、11・・
・絶縁膜、12,13,14,16・・・イオン注入用
マスク、15・・・サイドウオール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 豊 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5B015 HH01 HH03 JJ02 JJ37 KA13 QQ03 QQ08 5F083 AD70 GA05 GA09 HA02 JA35 JA53 KA01 LA16 PR36 PR37 ZA12

Claims (69)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)ソース/ドレイン領域、該ソース/
    ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域
    を離間する半導体性のチャネル形成領域、及び、該チャ
    ネル形成領域と容量結合したゲート領域を有する第1導
    電形の読み出し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のスイッ
    チ用の第2のトランジスタ、並びに、 (3)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の接合型トランジスタ、から成
    り、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、接合型トランジスタの一方のソース/ドレイン領域
    に相当し、 第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、接合型トランジスタの一方のゲート領域に相当し、 第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電形は、
    第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と異
    なることを特徴とする半導体メモリセル。
  2. 【請求項2】第1のトランジスタのゲート領域はメモリ
    セル選択用の第1Aの配線に接続され、第2のトランジ
    スタのゲート領域はメモリセル選択用の第1Bの配線に
    接続され、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    第2の配線に接続され、 接合型トランジスタの他方のゲート領域は、第3の配線
    に接続され、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタを介して第4の配線に接続され、 第2のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする
    請求項1に記載の半導体メモリセル。
  3. 【請求項3】ダイオードを更に備え、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタを介して第4の配線に接続される代
    わりに、接合型トランジスタ及び該ダイオードを介して
    書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする
    請求項2に記載の半導体メモリセル。
  4. 【請求項4】接合型トランジスタの他方のゲート領域
    は、第3の配線に接続される代わりに、書き込み情報設
    定線に接続されていることを特徴とする請求項2に記載
    の半導体メモリセル。
  5. 【請求項5】ダイオードを更に備え、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタを介して第4の配線に接続される代
    わりに、接合型トランジスタ及び該ダイオードを介して
    書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする
    請求項4に記載の半導体メモリセル。
  6. 【請求項6】ダイオードを更に備え、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタを介して第4の配線に接続される代
    わりに、接合型トランジスタ及び該ダイオードを介して
    第3の配線に接続されていることを特徴とする請求項2
    に記載の半導体メモリセル。
  7. 【請求項7】接合型トランジスタの他方のゲート領域
    は、第3の配線に接続される代わりに、接合型トランジ
    スタの一方のゲート領域に接続されていることを特徴と
    する請求項2に記載の半導体メモリセル。
  8. 【請求項8】ダイオードを更に備え、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタを介して第4の配線に接続される代
    わりに、接合型トランジスタ及び該ダイオードを介して
    書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする
    請求項7に記載の半導体メモリセル。
  9. 【請求項9】(1)ソース/ドレイン領域、該ソース/
    ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域
    を離間する半導体性のチャネル形成領域、及び、該チャ
    ネル形成領域と容量結合したゲート領域を有する第1導
    電形の読み出し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のスイッ
    チ用の第2のトランジスタ、並びに、 (3)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の接合型トランジスタ、から成
    り、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタの一方のソース/ドレイン領域に相
    当し、 第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、接合型トランジスタの一方のゲート領域に相当し、 第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電形は、
    第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と異
    なることを特徴とする半導体メモリセル。
  10. 【請求項10】第1のトランジスタのゲート領域はメモ
    リセル選択用の第1Aの配線に接続され、第2のトラン
    ジスタのゲート領域はメモリセル選択用の第1Bの配線
    に接続され、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタを介して第2の配線に接続され、 接合型トランジスタの他方のゲート領域は、第3の配線
    に接続され、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第4の配線に接続され、 第2のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする
    請求項9に記載の半導体メモリセル。
  11. 【請求項11】ダイオードを更に備え、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第4の配線に接続される代わりに、該ダイオードを介し
    て書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とす
    る請求項10に記載の半導体メモリセル。
  12. 【請求項12】接合型トランジスタの他方のゲート領域
    は、第3の配線に接続される代わりに、書き込み情報設
    定線に接続されていることを特徴とする請求項10記載
    の半導体メモリセル。
  13. 【請求項13】ダイオードを更に備え、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第4の配線に接続される代わりに、該ダイオードを介し
    て書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とす
    る請求項12に記載の半導体メモリセル。
  14. 【請求項14】接合型トランジスタの他方のゲート領域
    は、第3の配線に接続される代わりに、接合型トランジ
    スタの一方のゲート領域に接続されていることを特徴と
    する請求項10に記載の半導体メモリセル。
  15. 【請求項15】ダイオードを更に備え、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第4の配線に接続される代わりに、該ダイオードを介し
    て書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とす
    る請求項14に記載の半導体メモリセル。
  16. 【請求項16】(1)ソース/ドレイン領域、該ソース
    /ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領
    域を離間する半導体性のチャネル形成領域、及び、該チ
    ャネル形成領域と容量結合したゲート領域を有する第1
    導電形の読み出し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のスイッ
    チ用の第2のトランジスタ、 (3)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形の電流制
    御用の第3のトランジスタ、並びに、 (4)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の接合型トランジスタ、から成
    り、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタの一方のソース/ドレイン領域に相
    当し、 第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、接合型トランジスタの一方のゲート領域に相当し、
    且つ、第3のトランジスタの一方のソース/ドレイン領
    域に相当し、 第3のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタの他方のゲート領域に相当し、 第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電形は、
    第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と異
    なり、 第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形は、
    第3のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と同
    じであることを特徴とする半導体メモリセル。
  17. 【請求項17】第1のトランジスタのゲート領域はメモ
    リセル選択用の第1Aの配線に接続され、第2のトラン
    ジスタのゲート領域はメモリセル選択用の第1Bの配線
    に接続され、第3のトランジスタのゲート領域はメモリ
    セル選択用の第1Cの配線に接続され、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    接合型トランジスタを介して第2の配線に接続され、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第3の配線に接続され、 第2のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする
    請求項16に記載の半導体メモリセル。
  18. 【請求項18】ダイオードを更に備え、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第3の配線に接続される代わりに、該ダイオードを介し
    て書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とす
    る請求項17に記載の半導体メモリセル。
  19. 【請求項19】(1)ソース/ドレイン領域、該ソース
    /ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領
    域を離間する半導体性のチャネル形成領域、及び、該チ
    ャネル形成領域と容量結合したゲート領域を有する第1
    導電形の読み出し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のスイッ
    チ用の第2のトランジスタ、 (3)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の第1の接合型トランジスタ、
    並びに、 (4)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の第2の接合型トランジスタ、
    から成り、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、第1の接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域に相当し、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    第2の接合型トランジスタの一方のソース/ドレイン領
    域に相当し、 第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、第1の接合型トランジスタの一方のゲート領域に相
    当し、且つ、第2の接合型トランジスタの一方のゲート
    領域に相当し、 第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電形は、
    第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と異
    なることを特徴とする半導体メモリセル。
  20. 【請求項20】第1のトランジスタのゲート領域はメモ
    リセル選択用の第1Aの配線に接続され、第2のトラン
    ジスタのゲート領域はメモリセル選択用の第1Bの配線
    に接続され、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    第2の接合型トランジスタを介して第2の配線に接続さ
    れ、 第2の接合型トランジスタの他方のゲート領域は、第3
    の配線に接続され、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1の接合型トランジスタを介して第4の配線に接続さ
    れ、 第1の接合型トランジスタの他方のゲート領域は、書き
    込み情報設定線に接続され、 第2のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    書き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする
    請求項19に記載の半導体メモリセル。
  21. 【請求項21】ダイオードを更に備え、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1の接合型トランジスタを介して第4の配線に接続さ
    れる代わりに、第1の接合型トランジスタ及び該ダイオ
    ードを介して書き込み情報設定線に接続されていること
    を特徴とする請求項20に記載の半導体メモリセル。
  22. 【請求項22】第2の接合型トランジスタの他方のゲー
    ト領域は、第3の配線に接続される代わりに、第2の接
    合型トランジスタの一方のゲート領域に接続されている
    ことを特徴とする請求項20に記載の半導体メモリセ
    ル。
  23. 【請求項23】ダイオードを更に備え、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1の接合型トランジスタを介して第4の配線に接続さ
    れる代わりに、第1の接合型トランジスタ及び該ダイオ
    ードを介して書き込み情報設定線に接続されていること
    を特徴とする請求項22に記載の半導体メモリセル。
  24. 【請求項24】(1)ソース/ドレイン領域、該ソース
    /ドレイン領域に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領
    域を離間する半導体性のチャネル形成領域、及び、該チ
    ャネル形成領域と容量結合したゲート領域を有する第1
    導電形の読み出し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形のスイッ
    チ用の第2のトランジスタ、 (3)ソース/ドレイン領域、該ソース/ドレイン領域
    に接触し、且つ、該ソース/ドレイン領域を離間する半
    導体性のチャネル形成領域、及び、該チャネル形成領域
    と容量結合したゲート領域を有する第2導電形の電流制
    御用の第3のトランジスタ、 (4)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の第1の接合型トランジスタ、
    並びに、 (5)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の第2の接合型トランジスタ、
    から成り、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第2のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、第1の接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域に相当し、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    第2の接合型トランジスタの一方のソース/ドレイン領
    域に相当し、 第2のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1のトランジスタのチャネル形成領域に相当し、且
    つ、第1の接合型トランジスタの一方のゲート領域に相
    当し、且つ、第2の接合型トランジスタの一方のゲート
    領域に相当し、且つ、第3のトランジスタの一方のソー
    ス/ドレイン領域に相当し、 第3のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    第2の接合型トランジスタの他方のゲート領域に相当
    し、 第1のトランジスタを構成するゲート領域の導電形は、
    第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と異
    なり、 第2のトランジスタを構成するゲート領域の導電形は、
    第3のトランジスタを構成するゲート領域の導電形と同
    じであることを特徴とする半導体メモリセル。
  25. 【請求項25】第1のトランジスタのゲート領域はメモ
    リセル選択用の第1Aの配線に接続され、第2のトラン
    ジスタのゲート領域はメモリセル選択用の第1Bの配線
    に接続され、第3のトランジスタのゲート領域はメモリ
    セル選択用の第1Cの配線に接続され、 第1のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    第2の接合型トランジスタを介して第2の配線に接続さ
    れ、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1の接合型トランジスタを介して第3の配線に接続さ
    れ、 第2のトランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、
    書き込み情報設定線に接続され、 第1の接合型トランジスタの他方のゲート領域は、書き
    込み情報設定線に接続されていることを特徴とする請求
    項24に記載の半導体メモリセル。
  26. 【請求項26】ダイオードを更に備え、 第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、
    第1の接合型トランジスタを介して第3の配線に接続さ
    れる代わりに、第1の接合型トランジスタ及び該ダイオ
    ードを介して書き込み情報設定線に接続されていること
    を特徴とする請求項25に記載の半導体メモリセル。
  27. 【請求項27】(1)ソース/ドレイン領域、チャネル
    形成領域、及びゲート領域を有する第1導電形の読み出
    し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及び
    ゲート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のト
    ランジスタ、並びに、 (3)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の接合型トランジスタ、から成
    り、 (a)第2導電形を有する半導体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第2の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
    合を形成して接する第3の領域、 (d)第1の領域の表面領域に第2の領域と離間して設
    けられ、且つ、整流接合を形成して接する第4の領域、
    並びに、 (e)第2の領域の表面領域に第3の領域と離間して設
    けられ、且つ、第2の領域と整流接合を形成して接する
    第5の領域、 を有する半導体メモリセルであって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の表面領域の一部から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第2の領域の表面領域の該一部と第4の領域とで挟まれ
    た第1の領域の表面領域の一部から構成され、 (A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域の他の部分から構成さ
    れ、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の表面領域の該他の部分と第3の領域とで挟
    まれた第2の領域の表面領域の他の部分から構成され、 (B−4)第2のトランジスタのゲート領域は、第2の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、第2のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形は、第1のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形と異なっており、 (C−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の
    領域、及び、該第5の領域と対向する第1の領域の部分
    から構成され、 (C−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
    の領域と第1の領域の該部分とで挟まれた第2の領域の
    一部から構成され、 (C−3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端か
    ら延び、且つ、第1のトランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域を構成する第2の領域の表面領域の該一部か
    ら構成され、 (C−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他端か
    ら延びる第2の領域の部分から構成され、 (D−1)第1のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Aの配線に接続され、 (D−2)第2のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Bの配線に接続され、 (E)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (F)第4の領域は、第2の配線に接続され、 (G)第5の領域は、第3の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  28. 【請求項28】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項27に記載の
    半導体メモリセル。
  29. 【請求項29】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第2の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第2の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項2
    7に記載の半導体メモリセル。
  30. 【請求項30】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第2の領域とによってダイオー
    ドが構成され、 第2の領域は、該ダイオード構成領域を介して第3の配
    線に接続されていることを特徴とする請求項27に記載
    の半導体メモリセル。
  31. 【請求項31】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、第1の領域に接続されていることを特徴とす
    る請求項27に記載の半導体メモリセル。
  32. 【請求項32】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項31に記載の
    半導体メモリセル。
  33. 【請求項33】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第2の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第2の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項3
    1に記載の半導体メモリセル。
  34. 【請求項34】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、書き込み情報設定線に接続されていることを
    特徴とする請求項27に記載の半導体メモリセル。
  35. 【請求項35】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項34に記載の
    半導体メモリセル。
  36. 【請求項36】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第2の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第2の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項3
    4に記載の半導体メモリセル。
  37. 【請求項37】(1)ソース/ドレイン領域、チャネル
    形成領域、及びゲート領域を有する第1導電形の読み出
    し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及び
    ゲート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のト
    ランジスタ、並びに、 (3)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の接合型トランジスタ、から成
    り、 (a)第1導電形を有する半導体性の第1の領域、 (b)第1の領域と接し、第2導電形を有する半導体性
    の第2の領域、 (c)第1の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
    合を形成して接する第3の領域、並びに、 (d)第2の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
    合を形成して接する第4の領域、 を有する半導体メモリセルであって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域と第4の領域とで挟まれた第2
    の領域の表面領域から構成され、 (A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1のトランジスタのチャネル形成領域を構
    成する第2の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域を構
    成する第1の領域の該表面領域から構成され、 (B−4)第2のトランジスタのゲート領域は、第2の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、第2のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形は、第1のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形と異なっており、 (C−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第3の
    領域、及び、該第3の領域と対向する第2の領域の部分
    から構成され、 (C−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第3
    の領域と第2の領域の該部分とで挟まれた第1の領域の
    一部から構成され、 (C−3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端か
    ら延び、且つ、第1のトランジスタの一方のソース/ド
    レイン領域を構成する第1の領域の該表面領域から構成
    され、 (C−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他端か
    ら延びる第1の領域の部分から構成され、 (D−1)第1のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Aの配線に接続され、 (D−2)第2のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Bの配線に接続され、 (E)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (F)第4の領域は、第2の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  38. 【請求項38】第1の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、第1の領域は、第3の領域を介して書
    き込み情報設定線に接続されていることを特徴とする請
    求項37に記載の半導体メモリセル。
  39. 【請求項39】第1の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第1の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第1の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項3
    7に記載の半導体メモリセル。
  40. 【請求項40】(1)ソース/ドレイン領域、チャネル
    形成領域、及びゲート領域を有する第1導電形の読み出
    し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及び
    ゲート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のト
    ランジスタ、並びに、 (3)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の接合型トランジスタ、から成
    り、 (a)第2導電形を有する半導体性の第1の領域、 (b)第1の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第2の領域、 (c)第2の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第3の領域、 (d)第1の領域の表面領域に第2の領域と離間して設
    けられた、第1導電形を有する半導体性の第4の領域、
    並びに、 (e)第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第5の領域、 を有する半導体メモリセルであって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の表面領域の一部から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第2の領域の表面領域の該一部と第4の領域の該表面領
    域とで挟まれた第1の領域の表面領域の一部から構成さ
    れ、 (A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域の他の部分から構成さ
    れ、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の表面領域の該他の部分と第3の領域とで挟
    まれた第2の領域の表面領域の他の部分から構成され、 (B−4)第2のトランジスタのゲート領域は、第2の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、第2のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形は、第1のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形と異なっており、 (C−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の
    領域、及び、該第5の領域と対向する第1の領域の部分
    から構成され、 (C−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
    の領域と第1の領域の該部分とで挟まれた第4の領域の
    一部から構成され、 (C−3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端か
    ら延び、且つ、第1のトランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域を構成する第4の領域の該表面領域から構成
    され、 (C−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他端か
    ら延びる第4の領域の部分から構成され、 (D−1)第1のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Aの配線に接続され、 (D−2)第2のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Bの配線に接続され、 (E)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (F)第4の領域は、第2の配線に接続され、 (G)第5の領域は、第3の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  41. 【請求項41】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項40に記載の
    半導体メモリセル。
  42. 【請求項42】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第2の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第2の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項4
    0に記載の半導体メモリセル。
  43. 【請求項43】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、書き込み情報設定線に接続されていることを
    特徴とする請求項40に記載の半導体メモリセル。
  44. 【請求項44】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項43に記載の
    半導体メモリセル。
  45. 【請求項45】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第2の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第2の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項4
    3に記載の半導体メモリセル。
  46. 【請求項46】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、第1の領域に接続されていることを特徴とす
    る請求項40に記載の半導体メモリセル。
  47. 【請求項47】第2の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第2の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項46に記載の
    半導体メモリセル。
  48. 【請求項48】第2の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第2の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第2の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項4
    6に記載の半導体メモリセル。
  49. 【請求項49】(1)ソース/ドレイン領域、チャネル
    形成領域、及びゲート領域を有する第1導電形の読み出
    し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及び
    ゲート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のト
    ランジスタ、並びに、 (3)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の接合型トランジスタ、から成
    り、 (a)第1導電形を有する半導体性の第1の領域、 (b)第1の領域と接し、第2導電形を有する半導体性
    の第2の領域、 (c)第1の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
    合を形成して接する第3の領域、 (d)第2の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第4の領域、並びに、 (e)第4の領域の表面領域に設けられ、且つ、整流接
    合を形成して接する第5の領域、 を有する半導体メモリセルであって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域と第4の領域とで挟まれた第2
    の領域の表面領域から構成され、 (A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1のトランジスタのチャネル形成領域を構
    成する第2の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1のトランジスタの一方のソース/ドレイン領域を構
    成する第1の領域の該表面領域から構成され、 (B−4)第2のトランジスタのゲート領域は、第2の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、第2のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形は、第1のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形と異なっており、 (C−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の
    領域、及び、該第5の領域と対向する第2の領域の部分
    から構成され、 (C−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
    の領域と第2の領域の該部分とで挟まれた第4の領域の
    一部から構成され、 (C−3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端か
    ら延び、且つ、第1のトランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域を構成する第4の領域の該表面領域から構成
    され、 (C−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他端か
    ら延びる第4の領域の部分から構成され、 (D−1)第1のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Aの配線に接続され、 (D−2)第2のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Bの配線に接続され、 (E)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (F)第4の領域は、第2の配線に接続され、 (G)第5の領域は、第3の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  50. 【請求項50】第1の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第1の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項49に記載の
    半導体メモリセル。
  51. 【請求項51】第1の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第1の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第1の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項4
    9に記載の半導体メモリセル。
  52. 【請求項52】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、書き込み情報設定線に接続されていることを
    特徴とする請求項49に記載の半導体メモリセル。
  53. 【請求項53】第1の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第1の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項52に記載の
    半導体メモリセル。
  54. 【請求項54】第1の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第1の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第1の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項5
    2に記載の半導体メモリセル。
  55. 【請求項55】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、第2の領域に接続されていることを特徴とす
    る請求項49に記載の半導体メモリセル。
  56. 【請求項56】第1の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第1の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項55に記載の
    半導体メモリセル。
  57. 【請求項57】第1の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第1の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第1の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項5
    5に記載の半導体メモリセル。
  58. 【請求項58】(1)ソース/ドレイン領域、チャネル
    形成領域、及びゲート領域を有する第1導電形の読み出
    し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及び
    ゲート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のト
    ランジスタ、 (3)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及び
    ゲート領域を有する第2導電形の電流制御用の第3のト
    ランジスタ、並びに、 (4)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の接合型トランジスタ、から成
    り、 (a)第1導電形を有する半導体性の第1の領域、 (b)第1の領域と接し、第2導電形を有する半導体性
    の第2の領域、 (c)第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第3の領域、 (d)第2の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第4の領域、並びに、 (e)第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第5の領域、 を有する半導体メモリセルであって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域の表面領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域と第4の領域の該表面領域とで
    挟まれた第2の領域の表面領域から構成され、 (A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域から構成され、 (B−4)第2のトランジスタのゲート領域は、第2の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、第2のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形は、第1のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形と異なっており、 (C−1)第3のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の該表面領域から構成され、 (C−2)第3のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第5の領域から構成され、 (C−3)第3のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第4の領域の該表面領域から構成され、 (C−4)第3のトランジスタのゲート領域は、第3の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、第3のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形は、第2のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形と同じであり、 (D−1)接合型トランジスタのゲート領域は、第5の
    領域、及び、該第5の領域と対向する第2の領域の部分
    から構成され、 (D−2)接合型トランジスタのチャネル領域は、第5
    の領域と第2の領域の該部分とで挟まれた第4の領域の
    一部から構成され、 (D−3)接合型トランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の一端か
    ら延び、且つ、第1のトランジスタの他方のソース/ド
    レイン領域を構成し、そして、第3のトランジスタのチ
    ャネル形成領域を構成する第4の領域の該表面領域から
    構成され、 (D−4)接合型トランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、接合型トランジスタのチャネル領域の他端か
    ら延びる第4の領域の部分から構成され、 (E−1)第1のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Aの配線に接続され、 (E−2)第2のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Bの配線に接続され、 (E−3)第3のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Cの配線に接続され、 (F)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (G)第4の領域は、第2の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  59. 【請求項59】第1の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第1の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項58に記載の
    半導体メモリセル。
  60. 【請求項60】第1の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第1の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第1の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項5
    8に記載の半導体メモリセル。
  61. 【請求項61】(1)ソース/ドレイン領域、チャネル
    形成領域、及びゲート領域を有する第1導電形の読み出
    し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及び
    ゲート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のト
    ランジスタ、 (3)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の第1の接合型トランジスタ、
    並びに、 (4)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の第2の接合型トランジスタ、
    から成り、 (a)第1導電形を有する半導体性の第1の領域、 (b)第1の領域と接し、第2導電形を有する半導体性
    の第2の領域、 (c)第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第3の領域、 (d)第2の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第4の領域、並びに、 (e)第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第5の領域、を有する半導体メモリセルで
    あって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域の表面領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域と第4の領域の該表面領域とで
    挟まれた第2の領域の表面領域から構成され、 (A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域から構成され、 (B−4)第2のトランジスタのゲート領域は、第2の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、第2のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形は、第1のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形と異なっており、 (C−1)第1の接合型トランジスタのゲート領域は、
    第3の領域、及び、該第3の領域と対向する第2の領域
    の部分から構成され、 (C−2)第1の接合型トランジスタのチャネル領域
    は、第2の領域と第3の領域の該部分とで挟まれた第1
    の領域の一部から構成され、 (C−3)第1の接合型トランジスタの一方のソース/
    ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタのチャネル
    領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタの一方
    のソース/ドレイン領域を構成する第1の領域の該表面
    領域から構成され、 (C−4)第1の接合型トランジスタの他方のソース/
    ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタのチャネル
    領域の他端から延びる第1の領域の部分から構成され、 (D−1)第2の接合型トランジスタのゲート領域は、
    第5の領域、及び、該第5の領域と対向する第2の領域
    の部分から構成され、 (D−2)第2の接合型トランジスタのチャネル領域
    は、第5の領域と第2の領域の該部分とで挟まれた第4
    の領域の一部から構成され、 (D−3)第2の接合型トランジスタの一方のソース/
    ドレイン領域は、第2の接合型トランジスタのチャネル
    領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタの他方
    のソース/ドレイン領域を構成する第4の領域の該表面
    領域から構成され、 (D−4)第2の接合型トランジスタの他方のソース/
    ドレイン領域は、第2の接合型トランジスタのチャネル
    領域の他端から延びる第4の領域の部分から構成され、 (E−1)第1のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Aの配線に接続され、 (E−2)第2のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Bの配線に接続され、 (F)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (G)第4の領域は、第2の配線に接続され、 (H)第5の領域は、第3の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  62. 【請求項62】第1の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第1の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項61に記載の
    半導体メモリセル。
  63. 【請求項63】第1の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第1の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第1の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項6
    1に記載の半導体メモリセル。
  64. 【請求項64】第5の領域は、第3の配線に接続される
    代わりに、第2の領域に接続されていることを特徴とす
    る請求項61に記載の半導体メモリセル。
  65. 【請求項65】第1の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第1の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項64に記載の
    半導体メモリセル。
  66. 【請求項66】第1の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第1の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第1の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項6
    4に記載の半導体メモリセル。
  67. 【請求項67】(1)ソース/ドレイン領域、チャネル
    形成領域、及びゲート領域を有する第1導電形の読み出
    し用の第1のトランジスタ、 (2)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及び
    ゲート領域を有する第2導電形のスイッチ用の第2のト
    ランジスタ、 (3)ソース/ドレイン領域、チャネル形成領域、及び
    ゲート領域を有する第2導電形の電流制御用の第3のト
    ランジスタ、 (4)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の第1の接合型トランジスタ、
    並びに、 (5)ソース/ドレイン領域、チャネル領域及びゲート
    領域を有する電流制御用の第2の接合型トランジスタ、
    から成り、 (a)第1導電形を有する半導体性の第1の領域、 (b)第1の領域と接し、第2導電形を有する半導体性
    の第2の領域、 (c)第1の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第3の領域、 (d)第2の領域の表面領域に設けられた、第1導電形
    を有する半導体性の第4の領域、並びに、 (e)第4の領域の表面領域に設けられ、整流接合を形
    成して接する第5の領域、を有する半導体メモリセルで
    あって、 (A−1)第1のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第1の領域の表面領域から構成され、 (A−2)第1のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第4の領域の表面領域から構成され、 (A−3)第1のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域と第4の領域の該表面領域とで
    挟まれた第2の領域の表面領域から構成され、 (A−4)第1のトランジスタのゲート領域は、第1の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、 (B−1)第2のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の該表面領域から構成され、 (B−2)第2のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第3の領域から構成され、 (B−3)第2のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第1の領域の該表面領域から構成され、 (B−4)第2のトランジスタのゲート領域は、第2の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、第2のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形は、第1のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形と異なっており、 (C−1)第3のトランジスタの一方のソース/ドレイ
    ン領域は、第2の領域の該表面領域から構成され、 (C−2)第3のトランジスタの他方のソース/ドレイ
    ン領域は、第5の領域から構成され、 (C−3)第3のトランジスタのチャネル形成領域は、
    第4の領域の該表面領域から構成され、 (C−4)第3のトランジスタのゲート領域は、第3の
    トランジスタのチャネル形成領域の上方に絶縁膜を介し
    て設けられており、第3のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形は、第2のトランジスタを構成するゲー
    ト領域の導電形と同じであり、 (D−1)第1の接合型トランジスタのゲート領域は、
    第3の領域、及び、該第3の領域と対向する第2の領域
    の部分から構成され、 (D−2)第1の接合型トランジスタのチャネル領域
    は、第2の領域と第3の領域の該部分とで挟まれた第1
    の領域の一部から構成され、 (D−3)第1の接合型トランジスタの一方のソース/
    ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタのチャネル
    領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタの一方
    のソース/ドレイン領域を構成する第1の領域の該表面
    領域から構成され、 (D−4)第1の接合型トランジスタの他方のソース/
    ドレイン領域は、第1の接合型トランジスタのチャネル
    領域の他端から延びる第1の領域の部分から構成され、 (E−1)第2の接合型トランジスタのゲート領域は、
    第5の領域、及び、該第5の領域と対向する第2の領域
    の部分から構成され、 (E−2)第2の接合型トランジスタのチャネル領域
    は、第5の領域と第2の領域の該部分とで挟まれた第4
    の領域の一部から構成され、 (E−3)第2の接合型トランジスタの一方のソース/
    ドレイン領域は、第2の接合型トランジスタのチャネル
    領域の一端から延び、且つ、第1のトランジスタの他方
    のソース/ドレイン領域を構成し、そして、第3のトラ
    ンジスタのチャネル形成領域を構成する第4の領域の該
    表面領域から構成され、 (E−4)第2の接合型トランジスタの他方のソース/
    ドレイン領域は、第2の接合型トランジスタのチャネル
    領域の他端から延びる第4の領域の部分から構成され、 (F−1)第1のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Aの配線に接続され、 (F−2)第2のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Bの配線に接続され、 (F−3)第3のトランジスタのゲート領域はメモリセ
    ル選択用の第1Cの配線に接続され、 (G)第3の領域は、書き込み情報設定線に接続され、 (H)第4の領域は、第2の配線に接続されていること
    を特徴とする半導体メモリセル。
  68. 【請求項68】第1の領域と第3の領域との間でダイオ
    ードが形成され、 第1の領域は、第3の領域を介して書き込み情報設定線
    に接続されていることを特徴とする請求項67に記載の
    半導体メモリセル。
  69. 【請求項69】第1の領域の表面領域に設けられ、整流
    接合を形成して接するダイオード構成領域を更に有し、 該ダイオード構成領域と第1の領域とによって多数キャ
    リア・ダイオードが構成され、 第1の領域は、該ダイオード構成領域を介して書き込み
    情報設定線に接続されていることを特徴とする請求項6
    7に記載の半導体メモリセル。
JP11124040A 1999-04-30 1999-04-30 半導体メモリセル Pending JP2001024161A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11124040A JP2001024161A (ja) 1999-04-30 1999-04-30 半導体メモリセル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11124040A JP2001024161A (ja) 1999-04-30 1999-04-30 半導体メモリセル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001024161A true JP2001024161A (ja) 2001-01-26

Family

ID=14875535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11124040A Pending JP2001024161A (ja) 1999-04-30 1999-04-30 半導体メモリセル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001024161A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009544166A (ja) * 2006-07-17 2009-12-10 マイクロン テクノロジー, インク. キャパシタレス1トランジスタdramセル、キャパシタレス1トランジスタdramセルのアレイを含む集積回路、ならびに、キャパシタレス1トランジスタdramセルのラインを形成する方法
US8389363B2 (en) 2006-02-02 2013-03-05 Micron Technology, Inc. Methods of forming field effect transistors, methods of forming field effect transistor gates, methods of forming integrated circuitry comprising a transistor gate array and circuitry peripheral to the gate array, and methods of forming integrated circuitry comprising a transistor gate array including first gates and second grounded isolation gates
US8394699B2 (en) 2006-08-21 2013-03-12 Micron Technology, Inc. Memory arrays and methods of fabricating memory arrays
US8399920B2 (en) 2005-07-08 2013-03-19 Werner Juengling Semiconductor device comprising a transistor gate having multiple vertically oriented sidewalls
US8426273B2 (en) 2005-08-30 2013-04-23 Micron Technology, Inc. Methods of forming field effect transistors on substrates
US8446762B2 (en) 2006-09-07 2013-05-21 Micron Technology, Inc. Methods of making a semiconductor memory device
US10515801B2 (en) 2007-06-04 2019-12-24 Micron Technology, Inc. Pitch multiplication using self-assembling materials

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8399920B2 (en) 2005-07-08 2013-03-19 Werner Juengling Semiconductor device comprising a transistor gate having multiple vertically oriented sidewalls
US8916912B2 (en) 2005-07-08 2014-12-23 Micron Technology, Inc. Semiconductor device comprising a transistor gate having multiple vertically oriented sidewalls
US9536971B2 (en) 2005-07-08 2017-01-03 Micron Technology, Inc. Semiconductor device comprising a transistor gate having multiple vertically oriented sidewalls
US8426273B2 (en) 2005-08-30 2013-04-23 Micron Technology, Inc. Methods of forming field effect transistors on substrates
US8877589B2 (en) 2005-08-30 2014-11-04 Micron Technology, Inc. Methods of forming field effect transistors on substrates
US8389363B2 (en) 2006-02-02 2013-03-05 Micron Technology, Inc. Methods of forming field effect transistors, methods of forming field effect transistor gates, methods of forming integrated circuitry comprising a transistor gate array and circuitry peripheral to the gate array, and methods of forming integrated circuitry comprising a transistor gate array including first gates and second grounded isolation gates
JP2009544166A (ja) * 2006-07-17 2009-12-10 マイクロン テクノロジー, インク. キャパシタレス1トランジスタdramセル、キャパシタレス1トランジスタdramセルのアレイを含む集積回路、ならびに、キャパシタレス1トランジスタdramセルのラインを形成する方法
US8551823B2 (en) 2006-07-17 2013-10-08 Micron Technology, Inc. Methods of forming lines of capacitorless one transistor DRAM cells, methods of patterning substrates, and methods of forming two conductive lines
US9129847B2 (en) 2006-07-17 2015-09-08 Micron Technology, Inc. Transistor structures and integrated circuitry comprising an array of transistor structures
US8394699B2 (en) 2006-08-21 2013-03-12 Micron Technology, Inc. Memory arrays and methods of fabricating memory arrays
US8446762B2 (en) 2006-09-07 2013-05-21 Micron Technology, Inc. Methods of making a semiconductor memory device
US10515801B2 (en) 2007-06-04 2019-12-24 Micron Technology, Inc. Pitch multiplication using self-assembling materials

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100497708B1 (ko) 반도체메모리셀 및 그 제조방법
KR100286087B1 (ko) 반도체메모리셀
US7485513B2 (en) One-device non-volatile random access memory cell
KR100450683B1 (ko) Soi 기판에 형성되는 에스램 디바이스
US20230157033A1 (en) Semiconductor structure and forming method therefor
US20050280001A1 (en) Memory cell using silicon carbide
JP2001024161A (ja) 半導体メモリセル
KR100688314B1 (ko) 반도체 메모리 셀
US6501110B1 (en) Semiconductor memory cell
KR100536928B1 (ko) 반도체 메모리 셀 및 그 제조방법
JP2000349171A (ja) 半導体メモリセル
JPH11204661A (ja) 半導体メモリセル及びその製造方法
JP2000294657A (ja) 半導体メモリセル
US20050230764A1 (en) Method for forming 1 TRAM cell and structure formed thereby
JP2000299392A (ja) 半導体メモリセル
JP2000323588A (ja) 半導体メモリセル
JP3873396B2 (ja) 半導体メモリセル及びその製造方法
JP2000269360A (ja) 半導体メモリセル
JP2000299391A (ja) 半導体メモリセル
JP2000311954A (ja) 半導体メモリセル
JPH11238811A (ja) 半導体メモリセル
JP2001024067A (ja) 半導体メモリセル
JPH11251456A (ja) 半導体メモリセル
JP2621820B2 (ja) スタティック型メモリセル
JP2000269359A (ja) 半導体メモリセル